JP5985155B2 - 粉体定量供給方法 - Google Patents

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Description

本発明は、コンクリートの連続製造設備において、単位時間ごとに略一定の量の粉体を供給する粉体定量供給方法に関する。
従来、砂や砂利等の骨材と、水と、セメント等の結合剤と、を連続的に供給し、混合して連続的にコンクリートを製造する設備が知られている。このようなコンクリートの連続製造設備では、骨材と、水と、結合剤と、の混合比率を略一定に保つために、それぞれを単位時間ごとに略一定の重量で供給する必要がある。このうち、粉体である結合剤では、貯蔵中に嵩密度が変動し易く、単位時間ごとに供給される重量(供給量)が変動し易い。例えば、セメントの場合、貯蔵中の嵩密度は約1.0g/cmから約1.6g/cmの範囲で大きく変動する。このため、粉体である結合剤の供給量を安定させるのは難しかった。
粉体である結合剤の供給量を安定させるために、例えば、特許文献1には、底部に排出口(ホッパ排出口)を有し、粉体を貯蔵するホッパ(貯蔵容器)と、排出口に設置され、ホッパに貯蔵された粉体を送り出すテーブルフィーダと、を備えた粉体定量供給装置において、空気輸送配管の差圧により、テーブルフィーダの回転数を制御して粉体の供給量を安定させる粉体定量供給方法が開示されている。
また、特許文献2には、底部に排出口を有し、粉体を貯蔵するホッパと、排出口に設置され、ホッパに貯蔵された粉体を送り出すテーブルフィーダと、ホッパの下部に送気し、ホッパに貯蔵された粉体に気体を吹き込むエアレーション装置と、を備えた粉体定量供給装置が開示されている。
特開2002−46863号公報 特開2001−261163号公報
特許文献1に記載の粉体定量供給方法は、空気輸送配管の差圧により、テーブルフィーダの回転数を制御して、供給量を略一定に安定して制御するものである。しかしながら、テーブルフィーダを制御するのは空気輸送配管の圧力を測定した後であるため、粉体の嵩密度の変動への追従が遅れるため、供給量を十分に安定させることができなかった。さらに、結合剤の嵩密度が高くなりすぎると、結合剤が固まり、排出口の手前に所謂ブリッジが形成され、テーブルフィーダの回転数を制御しても粉体の供給量を調整できなくなるおそれがあった。
特許文献2の粉体定量供給装置では、エアレーション装置によって吹き込まれる気体によりブリッジの形成が防止される。しかしながら、単に気体を吹き込むだけでは、結合剤の嵩密度の変動を低減するものではなく、結合剤の供給量を十分に安定させることができなかった。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、粉体である結合剤の供給量を安定させることができる粉体定量供給方法の提供を目的とする。
本発明に係る粉体定量供給方法は、上部に受入口を有すると共に、底部にホッパ排出口を有し、粉体を貯蔵する貯蔵容器と、ホッパ排出口に設置され、貯蔵容器に貯蔵された粉体を送り出す容積型のフィーダと、貯蔵容器の下部に送気し、貯蔵容器に貯蔵された粉体に気体を吹き込むエアレーション装置と、を備えた粉体定量供給装置において、貯蔵容器の内部の状態に基づいて、エアレーション装置を制御することを特徴とする。
このような粉体定量供給方法によれば、貯蔵容器の内部の状態に基づいて、エアレーション装置が制御され、貯蔵容器に貯蔵された粉体の嵩密度の変動を低減できる。嵩密度が一定に保たれた粉体は、容積型のフィーダにより、貯蔵容器のホッパ排出口から一定の嵩ごとに送り出される。これにより、粉体の供給量が安定する。
ここで、本発明に係る粉体定量供給方法は、エアレーション装置の送気量・作用圧・作動時間の少なくとも一つを制御することが好ましい。
また、本発明に係る粉体定量供給方法は、貯蔵容器の内部の状態として、粉体の貯蔵量を計測し、粉体の貯蔵量に基づいて、エアレーション装置を制御することが好ましい。
具体的には、本発明に係る粉体定量供給方法は、粉体の貯蔵量が増えるのに応じて、エアレーション装置の送気量・作用圧・作動時間の少なくとも一つを増やすことが好ましい。この場合、粉体の貯蔵量が増え、貯蔵容器下部の粉体にかかる圧縮力が大きくなったときに、エアレーション装置の送気量・作用圧・作動時間の少なくとも一つが増やされ、嵩密度の上昇を防止できる。
また、本発明に係る粉体定量供給方法は、粉体の貯蔵量について、貯蔵量のレベルを複数の区分に設定し、粉体の貯蔵量がいずれの区分に属するかに基づいて、エアレーション装置の送気量・作用圧・作動時間の少なくとも一つを制御することが好ましい。この場合、エアレーション装置の送気量・作用圧・作動時間のパターンを区分ごとに設定し、粉体の貯蔵量が属する区分に対応するパターンを出力する簡単な方法でエアレーション装置を制御することができる。
また、本発明に係る粉体定量供給方法は、粉体の貯蔵量が、所定の区分内に維持されるように管理することが好ましい。この場合、貯蔵容器下部の粉体にかかる圧縮力が安定し、粉体の嵩密度の変動を低減できる。
また、本発明に係る粉体定量供給方法は、貯蔵容器の内部の状態として、貯蔵容器が定常状態であるかサージ状態であるかを検知し、貯蔵容器がサージ状態であるかに基づいて、エアレーション装置を制御することが好ましい。
具体的には、本発明に係る粉体定量供給方法は、貯蔵容器がサージ状態であるときには、貯蔵容器が定常状態であるときよりも、エアレーション装置の送気量・作用圧・作動時間の少なくとも一つを減らすことが好ましい。貯蔵容器に粉体が圧送されているサージ状態においては、貯蔵容器の内部の圧力が一時的に上昇する。内部の圧力が一時的に変動することにより貯蔵容器の下部の粉体の嵩密度も不安定となる。この場合、エアレーション装置の送気量・作用圧・作動時間の少なくとも一つを減らすことにより、内部の圧力上昇を抑制できる。その結果、貯蔵容器の下部の粉体の嵩密度を安定に保てる。
また、本発明に係る粉体定量供給方法は、貯蔵容器の内部の状態に基づいて、エアレーション装置を制御し、粉体の供給量を計測し、粉体の供給量の変動が所定値以下となった後に、容積型のフィーダを制御して供給量を調節することが好ましい。この場合、容積型のフィーダが制御されるのは、粉体の嵩密度の変動が軽減された後となるため、粉体の供給量を正確に調整できる。
このように、本発明に係る粉体定量供給方法によれば、粉体である結合剤の供給量を安定させることができる。
本発明の粉体定量供給方法を適用したコンクリート連続製造設備の概略を示す側面図である。 図1のコンクリート連続製造設備の概略を示す平面図である。 図1中の第2セメントサイロの断面図である。 図3中のロータリーフィーダの断面図である。 図1のコンクリート連続製造設備の機能を表すブロック図である。 エアレーション装置の制御パターンの一例を示す図である。 エアレーション装置の制御パターンの他の例を示す図である。 エアレーション装置の制御を行わなかった場合における粉体の供給量の変動と、エアレーション装置の制御を行った場合における粉体の供給量の変動を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。本発明者等は、貯蔵容器の下部に設置され、貯蔵容器に貯蔵された粉体に気体を吹き込むエアレーション装置を制御することにより、粉体の嵩密度を変動させることが可能であり、また、内部の状態に応じてエアレーション装置の送気量・作用圧・作動時間等を制御することにより、下部の粉体の嵩密度を安定させることもできるとの知見を得た。本発明はこのような知見に基づくものであり、本発明に係る粉体定量供給方法を適用したコンクリート連続製造設備の好適な実施形態について説明する。
図1及び図2に示すように、コンクリート連続製造設備1は、骨材として砂が貯蔵される骨材サイロ2aと、骨材として砂利が貯蔵される骨材サイロ2bと、単位時間ごとに略一定量の骨材を骨材サイロ2a,2bから送り出すベルトフィーダ3と、ベルトフィーダ3により運搬された骨材を運搬する第1ベルトコンベア4と、セメントを貯蔵する第1セメントサイロ5と、第1セメントサイロ5から送り出されたセメントを一時的に貯蔵し、単位時間ごとに略一定量のセメントを送り出す第2セメントサイロ6と、第2セメントサイロ6から送り出されたセメントを第1ベルトコンベア4上に運搬する第2ベルトコンベア7と、第1ベルトコンベア4により運搬された骨材及びセメントに水を加え混合してコンクリートを製造する連続式ミキサ8と、連続式ミキサ8により製造されたコンクリートを運搬する第3ベルトコンベア9と、第3ベルトコンベア9により運搬されたコンクリートをダンプカー10に積込むための積込装置11と、を備え、本発明に係る粉体定量供給方法は、第2セメントサイロ6に適用される。
骨材サイロ2a,2bは、それぞれの底部に開閉式ゲート12a,12bを有する。ベルトフィーダ3が動作するときは、開閉式ゲート12a,12bは開かれ、骨材がベルトフィーダ3に排出される。ベルトフィーダ3が動作しないときは、開閉式ゲート12a,12bは閉じられ、骨材の排出が停止される。
第1セメントサイロ5は、例えば、800tのセメントを貯蔵可能な容器であり、底部にロータリーフィーダ17を有する。第1セメントサイロ5の内部に貯蔵されたセメントは、ロータリーフィーダ17により切り出され、ブロワ19の圧縮空気により空気と共に圧送ライン13を通って第2セメントサイロ6に圧送される。
図3に示すように、第2セメントサイロ6は、上部に受入口6aを有する貯蔵容器である。第2セメントサイロ6は、例えば30tのセメントを貯蔵可能である。第1セメントサイロ5から排出され、圧送ライン13を通って圧送されたセメントは、受入口6aを通って第2セメントサイロ6内に入り、一時的に貯蔵される。セメントと共に圧送された空気は、フィルタ(不図示)を通して第2セメントサイロ6の外部に排出される。
第2セメントサイロ6の下部には、漏斗状のホッパ部6bが形成されており、ホッパ部6bの底部にホッパ排出口6cが形成されている。ホッパ排出口6cには、セメントを一定の嵩ごとに下方に送り出すロータリーフィーダ14(容積型のフィーダ)が設置されている(図4参照)。ロータリーフィーダ14の下方には、第2ベルトコンベア7が設置され、ロータリーフィーダ14により送り出されたセメントが第2ベルトコンベア7により運搬される。
ホッパ部6bの外部には、ホッパ部6bの内部に通気可能なエアレーションノズル6dが設けられている。エアレーションノズル6dには、例えば、コンプレッサー等のエアレーション装置(不図示)が接続され、ホッパ部6bの内部のセメントに空気が吹き込まれる。ホッパ部6bの内部のセメントに吹き込まれた空気は、フィルタ(不図示)を通して第2セメントサイロ6の外部に排出される。
第2セメントサイロ6には、複数(ここでは4個)のレベルスイッチ6eが設置されている。第2セメントサイロ6に貯蔵されるセメントの嵩量には、そのレベルに応じて複数(ここでは、レベル0〜レベル4の5個)の区分が設定されている。この区分同士の境界となる位置に、各レベルスイッチ6eが設置されている。レベルスイッチ6eにより、第2セメントサイロ6に貯蔵されたセメントの嵩量のレベルが検知される。
図1及び図2に示すように、連続式ミキサ8は、第1ベルトコンベア4により運搬された骨材と、給水ライン16を通して供給された水と、を一時的に収容して混合し、第3ベルトコンベア9上に排出する。
積込設備11は、コンクリート貯留用のホッパ15と開閉式ゲート20とを備えている。第3ベルトコンベア9によりコンクリートがホッパ15に運搬される。この時、開閉式ゲート20は閉じた状態にあり、運搬されたコンクリートはホッパ15に一時貯留される。ダンプカー10がホッパ下部に進入・停車後に開閉式ゲート20が開らかれてダンプカー10にコンクリートが積み込まれる。
図5及び図6に基づいて、コンクリート連続製造設備1における骨材、セメント、及び水の流れを説明する。図5に示すように、骨材サイロ2a,2bの骨材は、ベルトフィーダ3により送り出され、第1ベルトコンベア4により運搬され、連続式ミキサ8に連続的に投入される。単位時間当たりに送り出される骨材の量は、所定の方法によって目標値と一致するように調整される。
第1セメントサイロ5のセメントは、ブロワ19により、空気と共に第2セメントサイロ6に圧送される。第2セメントサイロ6に圧送され、貯蔵されたセメントの嵩量のレベルは、レベルスイッチ6eによって検知される。第2セメントサイロ6に貯蔵されたセメントには、エアレーション装置20によって空気が吹き込まれる。ブロワ19及びエアレーション装置20の動作は、制御装置21によって制御される。
例えば、制御装置21は、ブロワ19及びロータリーフィーダ17のオン・オフ制御を行い、第2セメントサイロ6の貯蔵量を所定のレベルに維持する。この場合、第2セメントサイロ6の下部のセメントにかかる圧縮力が安定し、粉体の嵩密度の変動を低減できる。
また、制御装置21は、第2セメントサイロ6の内部の状態に基づいて、エアレーション装置20を制御する。ここで、エアレーション装置20の出力は、送気量と作用圧の積に比例する。出力を増やすためには、送気量及び作用圧の少なくとも一つを増やす必要があり、出力を減らすためには、送気量及び作用圧の少なくとも一つを減らす必要がある。さらに、作動時間を増やしたり、減らしたりすることにより貯蔵容器の内部の送り込まれる空気量を増減することができる。
例えば、制御装置21は、第2セメントサイロ6の貯蔵量のレベルが上位になるのに従ってエアレーション装置20の出力を大きくし、或いはエアレーション装置20の作動時間を長くする。エアレーション装置20の出力は、送気量及び作用圧の少なくとも一方を増やすことで大きくなる。この場合、セメントの貯蔵量が増え、第2セメントサイロ6の下部のセメントにかかる圧縮力が大きくなったときに、嵩密度の上昇を防止できる。
また、例えば、制御装置21は、ブロワ19のオン・オフを検知し、ブロワ19がオン(サージ状態)であるときには、ブロワ19がオフ(定常状態)であるときよりも、エアレーション装置20の出力を小さくし、或いはエアレーション装置20の作動時間を短くする。エアレーション装置20の出力は、送気量及び作用圧の少なくとも一方を減らすことで小さくなる。ブロア19がオンであるとき、圧送された空気は第2セメントサイロ6の内部の圧力を一時的に上昇させる。内部の圧力が一時的に変動することにより第2セメントサイロ6の下部の粉体の嵩密度も不安定となる。エアレーション装置20の出力を小さくし、或いはエアレーション装置20の作動時間を短くすることにより、内部の圧力上昇を抑制できる。その結果、第2セメントサイロ6の下部の粉体の嵩密度を安定に保てる。
以上に例示したように、本発明に係る粉体定量供給方法を第2セメントサイロ6に適用し、第2セメントサイロ6の内部の状態に基づいてエアレーション装置20を制御することで、第2セメントサイロ6に貯蔵されたセメントの嵩密度の変動を低減できる。
第2セメントサイロ6に貯蔵されたセメントは、ロータリーフィーダ14によって一定の嵩ごとに送り出される。このように、嵩密度の変動が低減されたセメントが、一定の嵩ごとに送り出されるため、セメントの供給量が安定する。
ロータリーフィーダ14により送り出されたセメントは、第2ベルトコンベア7により、第1ベルトコンベア4上に連続的に運搬され、骨材と共に連続式ミキサ8に投入される。第2ベルトコンベア7には、重量計22が設置されており、運搬中のセメントの重量が計測される。重量計22によって計測されたセメントの重量に基づいて、ロータリーフィーダ14の回転数が制御され、単位時間ごとに送り出されるセメントの重量が目標値と一致するように調整される。
なお、ロータリーフィーダ14の回転数の制御は、セメントの供給量の変動が所定値以下となった後に行われることが好ましい。即ち、まずロータリーフィーダ14の回転数を一定に保ち、単位時間ごとに送り出されるセメントの重量の変動が所定値以下となった後に、ロータリーフィーダ14の回転数を制御することが好ましい。所定値以下とは、例えば、平均値に対し2%以下である。この場合、ロータリーフィーダ14を制御するのは、嵩密度の変動が軽減された後となるため、セメントの供給量を正確に調整できる。
骨材及びセメントが投入された連続式ミキサ8には、連続的に水が送り込まれる。単位時間ごとに送り込まれる水の量は、所定の方法によって目標値と一致するように調整される。
このようにして、骨材、セメント、及び水は、互いに均等の比率で連続的に連続式ミキサ8に投入され、混合されてコンクリートとなる。コンクリートは、第3ベルトコンベア9によって運搬され、積込装置11に投入され、ダンプカー10に積込まれる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明してきたが、本発明は必ずしも上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
上述した実施形態では、レベルスイッチ6eにより、セメントの貯蔵量のレベルが検知され、貯蔵量のレベルを一定の範囲に区分してエアレーション装置20を段階的に制御しているが、これに限られない。例えば、超音波式のレベルセンサにより、第2セメントサイロ6のセメントの貯蔵量を連続的に計測し、貯蔵量に基づいてエアレーション装置20を連続的に制御してもよい。レベルセンサで計測された貯蔵量が増えるのに応じ、エアレーション装置20の送気量・作用圧・作動時間の少なくとも一つを増やしてもよい。
また、上述した実施形態では、第1セメントサイロ5に貯蔵されたセメントを、ブロワ19によって空気と共に第2セメントサイロ6に圧送しているが、これに限られない。例えば、粉体に空気を加えながら緩やかな傾斜を流下させるエアスライダ型コンベアにより、第1セメントサイロ5から第2セメントサイロ6にセメントを運搬してもよい。エアスライダ型コンベアを用いた場合でも、第1セメントサイロ5から第2セメントサイロ6にセメントを運搬する際には、第2セメントサイロ6の内部の圧力は一時的に上昇する。エアレーション装置20の送気量・作用圧・作動時間の少なくとも一つを減らすことにより、圧力の上昇を抑制できる。
以下に、本発明の実施例及び比較例を示す。
以下の実施例及び比較例では、30tのセメントを貯蔵可能な第2セメントサイロ6が用いられている。第2セメントサイロ6の貯蔵量のレベル0は、0m〜10m、レベル1は、10m〜15m、レベル2は、15m〜20m、レベル3は、20m〜25m、レベル4は、25m〜30mに設定され、各レベルの境界にレベルスイッチ6eが設置されている(図3参照)。セメントの供給量の目標値は、18t/hである。エアレーション装置20は、作動状態と停止状態とを繰り返すように運転され、一回の作動時間を長くするか、一回の停止時間を短くすることで、トータルの作動時間が長くなる。
比較例では、エアレーション装置20は制御されず、単一の条件で動作する。図8(a)は、比較例を実施したときのセメントの供給量の経時的な変動を示す図である。図8(a)のライン1は目標値、ライン2は目標値プラス5%、ライン3は目標値マイナス5%である。図8(a)に示すように、比較例におけるセメントの供給量P1の変動は、最大で目標値の約5%に達した。
実施例1では、第2セメントサイロ6の貯蔵量のレベルは、レベル1以上となるように管理される。エアレーション装置20の制御パターンは、図6のように設定されている。図6に示すように、実施例1では、貯蔵量のレベルが上位となるのに応じエアレーション装置20の作用圧、送気量、及び作動時間が増やされる。また、第2セメントサイロ6がサージ状態であるときには、第2セメントサイロ6が定常状態であるときよりも、エアレーション装置20の作動時間を短くする。図6に示される平均供給量は実績値である。図8(b)は、実施例1を実施したときのセメントの供給量の経時的な変動を示す図である。図8(b)のライン4は目標値、ライン5は目標値プラス2%、ライン6は目標値マイナス2%である。図8(b)に示すように、実施例1におけるセメントの供給量P2の変動は、2%未満であった。
実施例2では、第2セメントサイロ6の貯蔵量のレベルは、レベル3に維持される。エアレーション装置20の制御パターンは、図7のように設定されている。図7に示すように、実施例2では、第2セメントサイロ6がサージ状態であるときには、第2セメントサイロ6が定常状態であるときよりも、エアレーション装置20の作動時間を短くする。図7に示される平均供給量は実績値である。図8(c)は、実施例2を実施したときのセメントの供給量の経時的な変動を示す図である。図8(c)のライン7は目標値、ライン8は目標値プラス2%、ライン9は目標値マイナス2%である。図8(b)に示すように、実施例2におけるセメントの供給量P3の変動も、2%未満であった。
6…第2セメントサイロ(貯蔵容器)、6a…受入口、6c…ホッパ排出口、6d…エアレーションノズル、6e…レベルスイッチ、14…ロータリーフィーダ(容積型のフィーダ)、20…エアレーション装置、21…制御装置、22…重量計。

Claims (3)

  1. 上部に受入口を有すると共に、底部にホッパ排出口を有し、粉体を貯蔵する貯蔵容器と、
    前記ホッパ排出口に設置され、前記貯蔵容器に貯蔵された粉体を送り出す容積型のフィーダと、
    前記貯蔵容器の下部に送気し、前記貯蔵容器に貯蔵された粉体に気体を吹き込むエアレーション装置と、を備えた粉体定量供給装置において、
    前記貯蔵容器の内部の状態として、前記貯蔵容器に前記粉体が圧送されていない定常状態であるか、前記貯蔵容器に前記粉体が圧送されているサージ状態であるかを検知し、前記貯蔵容器が前記サージ状態であるときには、前記貯蔵容器が前記定常状態であるときよりも、送気量・作用圧・作動時間の少なくとも一つを減らすように前記エアレーション装置を制御することで、前記貯蔵容器の下部における粉体の嵩密度の変動を低減し、当該粉体を前記容積型のフィーダにより送り出すことを特徴とする粉体定量供給方法。
  2. 前記エアレーション装置の制御により、前記粉体の供給量の変動が所定値以下となった後に、前記粉体の供給量が目標値と一致するように、前記容積型のフィーダを制御して、前記容積型のフィーダからの前記粉体の供給量を調節することを特徴とする請求項1記載の粉体定量供給方法。
  3. 前記粉体はセメントである、請求項1又は2記載の粉体定量供給方法。
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