JP5984963B2 - 通信ネットワークの作動方法、及び、ネットワークシステム - Google Patents

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Description

本発明は、通信ネットワークの作動方法、及び、当該方法にしたがって動作するネットワークシステムに関する。本発明の作動方法は、特にイーサネット環境において利用される。
通信ネットワークは、複雑な技術システムの測定及び開制御及び閉ループ制御に、ますます広汎に利用されるようになっている。例えば、車両制御システムを形成するために、車両内ネットワークの利用が増大している。相応に、安全性に関わる複雑な技術装置において、ネットワーク装置として設けられる制御エレメントの利用可能性には高い要求が課される。個々の要素、例えば個々のセンサもしくは制御装置が故障した場合、システム全体の故障に至ってはならないからである。特に、安全性に関わるステアバイワイヤなどのドライブバイワイヤシステムでは、センサ装置、制御装置、アクチュエータ装置などのネットワーク結合体を介して操舵動作がモータによって車輪位置へ変換される。
過去には、特にクリティカルな要素については冗長構成が利用され、エラーの場合にはそのつどバックアップ要素もしくは冗長要素がそれぞれのタスクを引き継いでいた。ただし、複数の冗長要素が存在する場合、2つ以上の制御装置のうち1つのみが内部でのそのつどの制御上位性を有することが保証されていなければならない。また、同じ制御機能に対して互いに矛盾する制御命令が生じないようにしなければならない。したがって、ネットワーク内の全ての制御要素に対して、同じ情報もしくは同じデータが供給される必要がある。
例えば使用されているネットワークを介したデータ伝送時にデータ破損が起こった場合、データの不完全性の形態のエラーを識別しなければならない。広域に延在している標準ネットワーク環境はイーサネットプロトコルを基礎としている。イーサネットインフラストラクチャの利用には、標準化されたネットワーク装置及びプロセスを利用できるという利点がある。ただし、以前には、内部の冗長制御要素(2重に構成された機能を有する制御要素)を相互に接続するために、プロプリエタリデータバスが使用されていた。
また、ネットワークで使用されるノードにエラーが生じることもある。よく知られているのは、例えば、或るネットワーク装置が高い周波数でデータをネットワークへ送信するものの、当該データは他の制御装置で利用可能なデータを含んでいないというタイプのエラーである。このエラーは「バブリングイディオット」と称される。この場合、高いデータレートによってネットワークインフラストラクチャに過負荷がかかり、正常に動作しているネットワーク装置間での本来の制御データもしくはセンサデータの交換が不可能になってしまう。特に安全性に関するネットワークでは、ネットワーク内の他の装置の動作の信頼性を保証するために、こうしたエラー特性を除去し、形成されたデータを適切に処理できるようにすることが望ましい。
以前には、設定された通信パートナー間でのデータ交換の帯域幅を制限する方法が提案されたこともある。しかし、故障したネットワークノードは不適切なアドレスデータを含むデータパケットを形成することがあるので、個別の帯域幅制限を行っても、ネットワークトポロジによっては(特にリング状のネットワークトポロジでは)充分な処理を行うことができない。
さらに、複数のネットワークノードの同期通信に基づくプロセスも知られている。この場合、設定された通信パートナー間のデータ交換に対して所定のタイムスロットが定められる。ただし、こうしたタイムスロット法は、特別なハードウェア装置による複雑な同期を要する。
先行技術文献:EP1548992A1,WO2005/053223A2,US2009/122812A1
したがって、本発明の課題は、改善されたネットワークの作動方法及び/又はネットワークシステムを提供することである。
すなわち、本発明では、複数のネットワーク装置が接続されている通信ネットワークの作動方法を提案する。各ネットワーク装置は、少なくとも1つのスイッチ装置と、スイッチ装置に接続された少なくとも1つの制御装置とを含む。スイッチ装置は、通信ネットワークを介してデータを送受信するための少なくとも1つの受信ポートと少なくとも1つの送信ポートとを有しており、受信ポートには、データ伝送レートを制限するためのフューズ装置が割り当てられている。ここで、本発明の方法は、
・データ送信時の最大データ伝送レートを設定し、設定された最大データ伝送レートよりも低いデータレートでデータが送信されるように各ネットワーク装置を構成するステップと、
・各ネットワーク装置の受信ポートで受信されるデータのデータ伝送レートを監視するステップと、
・到来するデータが設定された最大データ伝送レートよりも高いデータ伝送レートを有する場合、受信ポートでのデータ受信を阻止するステップと
を含む。
なお、送信ポートと受信ポートとの結合とは、各ネットワーク装置に1つの通信ポートが設けられていることであると理解されたい。
本発明の方法の有利な実施形態では、各ネットワーク装置が、少なくとも1つのスイッチ装置と、スイッチ装置に接続された第1の制御装置及び第2の制御装置とを含む。第1の制御装置及び第2の制御装置に対するスイッチ装置は、通信ネットワークを介してデータを送受信するために、それぞれ1つずつ受信ポートと送信ポートとを有している。各受信ポートにはデータ伝送レートを制限するためのフューズ装置が割り当てられている。
ここで、本発明の方法は、さらに、
・第1の制御装置によって第1のデータを形成し、第2の制御装置によって第2のデータを形成し、第1のデータ及び第2のデータを所定の符号化法によって相互に結合するステップと、
・第1のデータを第1の制御装置から1つもしくは複数のスイッチ装置を介して第2の制御装置へ送信し、第2のデータを第2の制御装置から1つもしくは複数のスイッチ装置を介して第1の制御装置へ送信するステップと、
・第1のデータ及び第2のデータを、第1の通信経路を介して、第1の制御装置に対するスイッチ装置の送信ポートから第2の制御装置に対するスイッチ装置の受信ポートへ送信するステップと、
・第1のデータ及び第2のデータを、第2の通信経路を介して、第2の制御装置に対するスイッチ装置の送信ポートから第1の制御装置に対するスイッチ装置の受信ポートへ送信するステップと、
を含む。なお、第1の通信経路のデータと第2の通信経路のデータとは同じネットワーク装置を相互に反対方向で通過する。
データ伝送レートの監視及びデータ受信の潜在的阻止により、特に、いわゆる「バブリングイディオット」の処理、つまり、故障のためにネットワーク内の他のネットワーク装置で解釈できない「無意味な」データを送信しているネットワーク装置の処理が可能となる。こうした無意味なデータはエラーを起こしている装置から高い周波数で送信されることが多いので、ネットワークインフラストラクチャ及び通信経路が過負荷となる。該当する受信ポートを不活性化し、乃至、過度に高いデータレートでのデータ受信を阻止することにより、バブリングイディオットがあっても信頼性の高いデータ通信を行うことができる。
データ伝送レートとは、1つの時間単位内で1つのデータ伝送チャネルもしくは1つの通信経路を介して伝送されるディジタルデータセットのことであると理解されたい。データ伝送レートは、データレート、伝送速度、接続速度、帯域幅、キャパシティなどとも称される。なお、データ伝送レートは1秒当たりのビット数(bit/s)で表される。
最大データ伝送レートは、有利には、通信ネットワークの帯域幅に依存して定められる。ネットワークノード間もしくはネットワーク装置間又はその送受信ポート間の適切な全てのデータ伝送レートがネットワークトポロジから既知である場合、各フューズ装置を相応に高感度に構成できる。
有利な実施形態では、本発明の方法はさらに、到来するデータが設定された最大データ伝送レートよりも低いデータ伝送レートを有する場合に、受信ポートでのデータ受信を許可するステップを含む。
あらためての許可により、短い中断後に、ネットワーク内で、故障したネットワーク装置から出力されていないデータが交換可能となる通信経路が再び形成される。よって、正常のデータ伝送がつねに保証される。
また、送信ポートと受信ポートとの間の各通信経路に対して、最大リンク伝送レートを設定することもできる。例えば、通信ネットワークの投入時に、どの程度のリンク伝送レートが生じるかが推定される。相応に、最大リンク伝送レートの超過時にデータ受信が中断されるように、フューズ装置の感度が定められる。
これに代えてもしくはこれに加えて、データに少なくとも2つの優先度クラスを割り当て、選択された優先度クラスのデータについてのみ、データ伝送レートを監視する、及び/又は、データ受信を阻止することもできる。例えば、第1の優先度クラスは特に安全性に関するデータに該当し、第2の優先度クラスは非クリティカルなデータに該当する。通信ネットワークの投入時には最大リンク伝送レートが定められ、フューズ装置が相応に設定される。フューズ装置では種々の優先度クラスが検出され、これに基づいてデータのフィルタリングの要否が判別される。
通信ネットワークそのものがイーサネットインフラストラクチャを含んでいてよい。スイッチ装置はブリッジ装置もしくはルータ装置とも称される。ネットワーク装置はネットワークノードもしくはネットワーク要素もしくはネットワークエレメントとも称される。
ネットワーク装置内に設けられている制御装置として、例えば、CPUもしくはマイクロプロセッサもしくはその他のプログラミング可能な回路が用いられる。さらに、センサ装置もしくはアクチュエータ装置も本発明の制御装置に該当すると理解されたい。
通信ネットワーク又はネットワークプロトコルは、有利には、加入者装置相互間もしくはネットワーク装置相互間のポイントツーポイント接続を定めている。この場合、双方向通信又はデュプレクス通信が可能である。
所定の符号化法によって相互に結合された第1のデータ及び第2のデータは、例えばビット変換によって形成される。所定の符号化法により、2つのデータの完全性検査が可能となる。例えば、ネットワークを介したデータ伝送によってデータもしくはデータパケットの一部が障害を受けた場合、そのつどの符号化法を考慮した他のデータもしくはデータパケットとの比較によって、この障害を識別することができる。
特に、イーサネットベースの通信ネットワークでは、双方向通信(いわゆるデュプレクス通信)が可能である。この場合、第1の通信経路は第1の制御装置のスイッチ装置の送信ポートから第2の制御装置のスイッチ装置の受信ポートへ通じており、第2の通信経路は第2の制御装置のスイッチ装置の送信ポートから第1の制御装置のスイッチ装置の受信ポートへ通じている。例えば、第1の通信経路は、通信ネットワークの別のスイッチ装置又は別のネットワーク装置を介してリング状に延在している。第2の通信経路は反対方向で各ネットワーク装置を接続している。このようにして、関与する全てのネットワーク装置での冗長送信と機能正常性の検査とが可能となる。有利には、第1のデータ及び第2のデータは、ネットワーク装置内で、専らスイッチ装置を介して、第1の制御装置から第2の制御装置へ、又は、第2の制御装置から第1の制御装置へ伝送される。
通信ネットワーク、特にイーサネットベースの通信ネットワークの作動方法では、通信ネットワークはリング構造を有しており、イーサネットリングで生じる複数の通信方向が利用される。ここで、ネットワーク装置の制御装置に接続されたスイッチ装置のいずれかにエラーが発生しても、このエラーは一方向にしか該当しないので、引き続き完全なデータを送信可能である。種々の通信経路で送信されたデータ、特に同じ符号化法で相互に結合されたデータを比較することによって、フレキシブルで信頼性の高いエラー分析を行うことができる。これにより、エラーを起こした制御要素又はネットワーク装置を簡単に特定することができ、有利にはこれを不活性化もしくは遮断できる。
そのほか、バブリングイディオットのエラーが生じた場合には、データ伝送を検査して場合により受信を阻止することにより、故障したネットワーク装置から送信された障害のないデータに対してエラーなしで伝送を行える少なくとも1つの通信経路が生じるように、処理が行われる。
別の有利な実施形態では、本発明の方法はさらに、
・第1のデータ及び第2のデータを、第1の制御装置に対するスイッチ装置の送信ポートから、別の第1の制御装置及び別の第2の制御装置を含む別のネットワーク装置の少なくとも1つの別のスイッチ装置を介して、第2の制御装置に対するスイッチ装置の受信ポートへ送信するステップと、
・第1のデータ及び第2のデータを、第2の制御装置に対するスイッチ装置の送信ポートから、別の第1の制御装置及び別の第2の制御装置を含む別のネットワーク装置の少なくとも1つの別のスイッチ装置を介して、第1の制御装置に対するスイッチ装置の受信ポートへ送信するステップと
を含む。ここで、それぞれの別のスイッチ装置では、別のスイッチ装置の別の第2の制御装置に対する受信ポートで受信されたデータが、別のスイッチ装置の別の第1の制御装置に対する送信ポートへ転送され、別のスイッチ装置の別の第1の制御装置に対する受信ポートで受信されたデータが、別のスイッチ装置の別の第2の制御装置に対する送信ポートへ転送される。なお、各受信ポートには対応のフューズ装置が配置されている。
このように、符号化されていないデータもしくは符号化されたデータが、第1の制御装置から出る第1のチャネルから、第2の制御装置へ通じる第2のチャネルへ送信される。この送信は逆方向でも可能であり、送信側の制御要素は、そのつど、冗長的な第2の制御装置に対応する別のチャネルが同じデータ結果を有するか否かを確認できる。こうして、対応するイーサネットスイッチ装置が正常に動作しているか否かが検査される。制御装置に割り当てられたスイッチ装置の応答にエラーがあることが識別された場合、有利には、送信側の制御装置は不活性化される。
また、本発明の方法は、さらに、
・第1の制御装置及び/又は第2の制御装置において、第1のデータと第2のデータとを比較して、比較結果を形成するステップと、
・比較結果に基づいて、ネットワーク装置を不活性化するステップと
を含む。
第1のデータと第2のデータとが相互に一致しないことが検出された場合、つまり、これらのデータが設定された符号化法で結合されていないことが検出された場合、データ伝送時のエラー又はデータ形成時のエラーが識別される。
本発明の方法は、さらに、第1の通信経路及び第2の通信経路を介して、第1のデータ及び第2のデータをあらためて送信するステップを含む。
例えば、データが1通信サイクル内で送信側の制御装置によって認識もしくは受信されなかった場合、複数回送信を行って正しい受信を検査することにより、通信経路に存在するエラーを有するネットワークの要素を推定することができる。
本発明の方法は、さらに、別のネットワーク装置において、種々の制御装置に対する受信ポートで第1のデータ及び第2のデータを受信するステップと、受信されたデータを相互に比較するステップとを含む。
有利には、ネットワークシステムの作動方法は、さらに、比較された第1のデータと第2のデータとが設定された符号化法によって相互に結合されていない場合に、エラーメッセージを表示するステップを含む。
別の有利な実施形態では、少なくとも2つのネットワーク装置の各フューズ装置に、データ伝送レートに対するそれぞれ異なる閾値が割り当てられており、各閾値は設定された最大データ伝送レート以下の値である。ここで、少なくとも2つのネットワーク装置の受信ポートに到来するデータが割り当てられた閾値よりも高いデータ伝送レートを有する場合には、当該受信ポートでのデータ受信が阻止される。
したがって、種々のネットワーク装置の少なくとも2つのフューズ装置(フューズ、保護部)には、それぞれ異なるデータ伝送レート閾値が割り当てられる。各閾値は通信ネットワークにおける設定された最大データ伝送レート以下の値である。当該データ伝送レート閾値は帯域幅限界値とも称される。
種々の閾値を使用することにより、通信ネットワークにおいて種々のセグメント(ネットワークセグメント)を形成することができる。ネットワークセグメントは、システム全体、例えば複数のネットワークセグメントと共通の電流供給部との全体を危機的状態に陥らせることなく、個々のセグメントのみが故障しうるように構成されている。なお、複数の電流供給部から給電されるシステムの全体は、個々の電流供給部の故障が影響しないように構成されていなければならない。
ここで特に、ネットワーク装置が帯域幅限界値をぎりぎり下回っているところでバブリングを起こした場合、低い帯域幅限界値を有する保護部がセグメントを制限することによって、阻止状態の継続が所期の通りに特定のセグメントに限定されるとよい。
各閾値は、例えば、ネットワークシステムで設定された最大データ伝送レートの所定のパーセンテージとして定められる。例えば、各閾値は、設定された最大データ伝送レートの80%,50%,35%,20%,10%に設定される。各閾値は、例えばそれぞれのリンクを介して設けられた目標データ伝送レートに基づき、場合により安全余裕量を加えた値として定められる。
フューズ装置のコンセプトの利用に対して、標準スイッチ要素のハードウェアへの変更は特に必要ない。高度なフィーチャを有するスイッチハードウェアを利用することもできるし、スイッチハードウェアに比較的単純なバラスト装置を補充して利用することもできる。利用可能な帯域幅は実施形態に応じて変化するが、全くもしくは殆ど損なわれない。
また、有利な実施形態では、各ネットワーク装置が複数のネットワークセグメントに分割されて配置され、各ネットワークセグメントに各ネットワーク装置のサブセットが割り当てられる。この場合、少なくとも2つのネットワーク装置を含む全てのネットワークセグメントで、ネットワークセグメントの縁領域に配置されたフューズ装置に、ネットワークセグメントの中間領域に配置されたフューズ装置よりも低い閾値が割り当てられる。
各ネットワークセグメントは、外部へ向かっては、ネットワークセグメントの中間領域もしくは内側空間において必要となるよりも低いデータ伝送レート閾値によって良好に保護される。したがって、ネットワークシステムの縁領域のフューズ装置は、中間領域のフューズ装置に比べて、低いデータ伝送レート閾値を有する。
各ネットワークセグメントは、低い閾値によって、つまり、許容される帯域幅の狭い保護部によって、外部に対して保護されている。これにより、バブリングイディオット(故障したネットワーク装置)がフューズ装置の作動する帯域幅よりもわずかに低い帯域幅で送信を行っている場合、擬似的にランダムにいずれかのフューズ装置が作動されるのでなく、より低い閾値(低い帯域幅)を有するフューズ装置が意図的に作動されるので、該当するネットワークセグメントが通信ネットワークの他の部分から切り離される。
この実施形態では、セグメントの中間領域の大きな許容帯域幅を有する保護部(フューズ装置)を除外することができる。これにより、きわめて高い帯域幅でバブリングしているバブリングイディオットが直接に隣のノードから分離され、当該隣のノードは損なわれない。中間領域の保護部が除外されると、そのセグメントはつねに全体的に故障することになるが、システム全体が危機的状態に陥ることはない。
特に、サブセットとして個別のサブセットが形成される。
この実施形態では、各ネットワーク装置は機能の点で冗長的な少なくとも2つのネットワーク装置を含む。ここで、サブセットは、複数の冗長ネットワーク装置のうち最大1つのネットワーク装置がそれぞれのサブセットに割り当てられるように形成される。
機能の点で冗長的な冗長ネットワーク装置は、種々のネットワークセグメントに配置される。これにより、或るネットワークセグメントが故障しても、他のネットワークセグメントに配置されている少なくとも1つの冗長ネットワーク装置が動作するので、システム全体の機能が危機的状態に陥ることはなくなる。
有利な別の実施形態では、通信ネットワークに複数の仮想ネットが構成されており、別のネットワークセグメントからのデータ受信に基づいてネットワークセグメントのフューズ装置でデータ伝送レート閾値が超過されてしまうことが回避される。仮想ネットは特には仮想ローカルエリアネットワークVLANとして構成される。
この場合、種々の仮想ネット、例えば種々のVLANが考慮されることにより、セグメントの外部から供給されるパケットに基づいて当該セグメントが切り離されてしまわないことが保証される。このことは、VLANが意図的にセグメント(特に外部リング)を通してパケットを転送しないことによって達成される。
通信ネットワークで複数の仮想ネットを使用することにより、特に個々のネットワーク装置の縁領域の個々のフューズ装置の閾値を最大にすることができる。このようにすれば、通信ネットワークのシステム全体が故障にいたるおそれが最小化される。なお、VLANに代えて、他の適切な仮想化トポロジを用いることもできる。
有利な実施形態によれば、各フューズ装置の各データ伝送レート閾値は、各フューズ装置の配置された仮想ネットに依存して調整及び監視される。
この実施形態では、各閾値が特に仮想ネットに関して設定される。例えば、或るネットワーク装置が隣のネットワークセグメントに全く到達不能であるか又は個別の経路を介して到達できないせいで、当該ネットワークセグメントを通して転送を行わざるをえない場合、相応のネットワークセグメントを通して転送を行う際の閾値(帯域幅)は特別に、特にVLAN固有の値に、制限される。これにより、バブリングイディオットがネットワークセグメントの外側で形成したデータパケットに基づいて故障していない本来のネットワークセグメントが切り離されてしまう事態が回避される。
さらに、本発明では、通信ネットワーク、特にイーサネットインフラストラクチャに接続された複数のネットワーク装置を含むネットワークシステムが提案される。各ネットワーク装置は、少なくとも1つのスイッチ装置と、このスイッチ装置に接続された少なくとも1つの制御装置とを含む。ここで、スイッチ装置は、通信ネットワークを介してデータを送受信するための少なくとも1つの受信ポートと少なくとも1つの送信ポートとを有している。本発明のネットワークシステムには、受信ポートに割り当てられた、データ伝送レートを制限するためのフューズ装置が設けられている。なお、各ネットワーク装置は、上述した方法を実行するように構成されている。
ネットワーク装置は、特には車両の要素である。
各ネットワーク装置は、センサ装置又はアクチュエータ装置であってよい。センサ装置として、ブレーキ制御装置又はシフト制御装置で用いられる回転数センサが考えられる。制御装置として、例えばドライブバイワイヤを可能にする複数の制御装置が挙げられる。ここでは、例えば、操舵信号又は加速インパルスがネットワークを介して電子的に相応のアクチュエータへ伝送され、これにより車両の所望の応働が開始される。
フューズ装置はネットワーク保護部又はフューズ装置として構成される。各フューズ装置を通るデータのデータ伝送レートが設定閾値に達すると、フューズ装置によって、それ以上のデータ通信は阻止される。データレートが設定閾値を下回ると直ちにデータがフューズ装置を通して再び伝送されるようになる。
閾値は特に最大データ伝送レートとして定められる。
全体として、特に、通信チャネルの障害時にも確実に動作する信頼性の高いネットワーク装置が得られる。通信経路の装置が冗長的にリング状に用意されるので、低コストのエラー分析及び補正、さらに低コストのバブリングイディオットエラーの除去によって、制御機器間の完全な通信が可能となる。
ネットワークシステムの有利な実施形態では、少なくとも1つのネットワーク装置は第1のスイッチ装置と第2のスイッチ装置とを含み、第1のスイッチ装置は第1の制御装置に割り当てられており、第2のスイッチ装置は第2の制御装置に割り当てられている。ここで、各スイッチ装置は、それぞれ少なくとも2つのポートを含み、相互に通信可能に接続されている。当該接続はネットワーク装置内部で行ってもよいし、各スイッチ装置の送信ポート及び受信ポートを用いて行ってもよい。
なお、各スイッチ装置は、複数の入力ポート及び複数の出力ポートを有する1つのスイッチ装置に統合することができる。
ネットワークシステムの別の有利な実施形態では、それぞれ1つの制御装置及び1つのスイッチ装置を含む単純な別のネットワーク装置がネットワークシステム内に設けられる。ここでの単純なネットワーク装置は冗長的な制御装置を有さず、安全性への関連が薄い機能のために設けられる。
有利には、ネットワーク装置及び/又はフューズ装置はそれぞれ個々のFPGA,ASIC,ICチップ、又は、固定に接続されたマイクロ回路として実現される。例えば、本発明のネットワークシステムを形成する各フューズ装置は、スイッチ装置の受信ポートもしくは入力ポートの上流に接続される。
フューズ装置は特にはスイッチ装置の要素として構成することができる。また、いずれかのスイッチ装置を駆動させるためのプログラムコードもしくはプログラムを構成することもできる。
さらに、本発明は、プログラム制御される1つもしくは複数の装置上で上述したネットワークシステムの作動方法を実行するコンピュータプログラム製品にも関する。
コンピュータプログラム手段などのコンピュータプログラム製品は、例えば、メモリカード、USBスティック、CD‐ROM、DVDなどの記憶媒体として、又は、ネットワーク内のサーバからダウンロード可能なデータファイルとして用意される。これらは例えば無線通信ネットワークにおいて、コンピュータプログラム製品もしくはコンピュータプログラム手段を含む相応のファイルを伝送することにより得られる。プログラム制御される装置として、特に上述したネットワーク装置が挙げられる。
本発明のさらに別の実現形態として、明示されていなくても、上述した実施形態及び後述する実施例の個々の方法ステップや、ネットワークシステム又はネットワーク装置もしくはネットワークノードの個々の特徴又は形状などの組み合わせが可能である。当業者であれば、本発明の基本形態にしたがって、個々の特徴を追加、補充、置換、変更することができるはずである。
上述した本発明の特徴及び利点、その実現方式をより良く理解してもらうために、図示の実施例に則して本発明を以下に詳細に説明する。
ネットワークシステムの第1の実施例を示す概略図である。 エラー処理方法を説明するための通信フローを示すネットワークシステムの第1の実施形態を示す図である。 エラー処理方法を説明するための通信フローを示すネットワークシステムの第2の実施形態を示す図である。 ネットワークシステムの第2の実施例を示す概略図である。 ネットワークシステムの第3の実施例を示す概略図である。 ネットワークシステムの第4の実施例を示す概略図である。 ネットワークシステムの第5の実施例を示す概略図である。 ネットワークシステムの第6の実施例を示す概略図である。 ネットワークシステムの第7の実施例を示す概略図である。
図中、各別のことわりないかぎり、同じ要素又は同様の機能を有する要素には同じ参照番号を付してある。
図1には、ネットワークシステムの第1の実施例の概略図が示されている。以下に、図に即して、ネットワークシステムの作動方法を説明する。
図1には、例えば車両内のイーサネットネットワークとして利用可能なネットワークシステム1が示されている。ここには例えば3個のネットワーク装置100,200,300が示されており、これらは例えば制御要素であってよい。ネットワーク装置100,200,300(以下ではネットワークノードもしくは制御要素とも称する)はそれぞれ冗長的に制御装置2,3,202,203,302,303を含む。ネットワーク装置100,200,300はネットワークの加入者装置とも称される。
各制御装置2,3,202,203,302,303は、所定のタスクもしくは機能を実行できるように適合化されている。当該タスクもしくは機能とは、センサでの検出もしくはアクチュエータ動作などである。制御装置はCPUもしくはマイクロプロセッサとして実現できる。例えば、制御要素100は、車両でのペダル位置もしくは操舵動作を検出するように構成可能である。例えば、制御要素もしくはネットワーク装置100は制御信号もしくは制御データをネットワーク内の別の制御要素へ送信することができる。この場合、特に、ドライブバイワイヤシステムなどの車両の安全性に関する適用分野では、制御データが全てのネットワークノードに完全性を保って供給されることが保証されなければならない。
制御要素もしくはネットワークノードもしくはネットワーク装置100,200,300には、冗長的にイーサネットスイッチ装置4,5,204,205,304,305が設けられている。各イーサネットスイッチ装置4,5,204,205,304,305は、それぞれ、通信ネットワーク6への接続を行うための、送信ポートもしくは出力ポート9,13,209,213,309,313と、受信ポートもしくは入力ポート10,14,210,214,310,314とを含む。各受信ポート10,14,210,214,310,314には、その時点で生じているデータ伝送レートを検出するフューズ装置20,21,220,221,320,321が割り当てられている。設定された最大データ伝送レートが上方超過されると、フューズ装置が作動されてデータ伝送を阻止する。
ネットワーク装置100は、ここでは、CPU2とこれに割り当てられたイーサネットスイッチ装置4とを含む。イーサネットスイッチ装置4は、CPU2と通信可能に接続された受信ポート7及び送信ポート8を有する。データ送受信のために別の送信ポート9及び別の受信ポート10も通信ネットワーク6へ接続されている。通信ネットワーク6と受信ポート10との間にはフューズ装置20が配置されている。同様に、CPU3にはイーサネットスイッチ装置5が割り当てられており、このイーサネットスイッチ装置5はCPU3への接続のための受信ポート11及び送信ポート12を有する。また、イーサネットスイッチ装置5は、通信ネットワーク6への接続のための送信ポート13及び受信ポート14も有する。通信ネットワーク6と受信ポート14との間にはフューズ装置21が配置されている。さらに、イーサネットスイッチ装置4,5には、双方のスイッチ装置4,5を相互に接続するための送信ポート及び受信ポート15−18も設けられている。2つのスイッチ装置4,5はここでは分離されており、例えばそれぞれFPGAもしくはASICもしくはマイクロチップとして構成されている。
同様に、制御要素200,300は相互に分離されたスイッチ装置204,205,304,305を含み、これらのスイッチ装置は通信ネットワーク6への接続のための送信ポート及び受信ポート204,210,213,214,215,219,304,310,313,314,315,319を有する。なお、受信ポート210,214,310,314と通信ネットワーク6との間にはフューズ装置220,221,320,321が配置されている。
各ネットワークの要素内部では、冗長的に形成され送信された制御データD1,D2の補償が行われる。CPU2はデータD1を送出し、CPU3はデータD2を送出する。ここで、各データは所定の符号化法によって相互に結合されている。つまり、所定の数学演算によって、データD1をデータD2から取得でき、また、データD2をデータD1から取得できる。例えば、簡単なビット反転により、データD1をデータD2の逆数として取得でき、また、データD2をデータD1の逆数として取得できる。
制御要素100における内部の完全性検査は、形成されたデータD1をイーサネットスイッチ装置4のポート7で受信し、ポート16,17間での転送を経て、イーサネットスイッチ装置5ひいてはCPU3へ伝送し、同様に、形成されたデータD2を、ポート11,18,15,8を介してCPU2へ伝送することによって行われる。この場合、内部の完全性検査は、データD1,D2相互の符号化法の一致の判別によって行うことができる。データが相互に一致していれば、つまり、所定の符号化法(例えばビット変換法)のモジュロが一致していれば、ポート7,11でのデータ受信、及び、ポート8,12からのデータ送信、ひいては、これらのポート間のデータ交換を行っているスイッチ装置4,5及びCPU2,3が、正確に動作していることになる。対して、比較結果によりデータD1,D2の不一致が示された場合、このことはCPU2,3又はスイッチ装置4,5のエラーを意味するので、データ完全性を保証するための可能な応働として、制御要素100が不活性化すなわちディアクティベートされる。
同様の完全性検査が、ネットワーク装置200,300においても行われる。図1では、2つのスイッチ装置204,205間又はスイッチ装置304,305間で伝送されるデータには参照番号が付されていない。上方から下方へ向かって、ポート218からポート207へはデータD2B,D1Bが伝送され、ポート216からポート211へはデータD1R,D2Rが伝送される。相応に、ポート307では、データD2B,D1Bに対応するポート318からのデータが受信され、ポート311では、データD1R,D2Rに対応するポート316からのデータが受信される。
ネットワークシステム1はリング状の通信経路を形成するように構成されている。特に、イーサネットインフラストラクチャに存在する、加入者装置相互又はネットワーク装置相互のポイントツーポイント接続手段により、互いに分離された2つのリング状通信経路が形成される。これら2つの通信経路はスイッチ装置のみを共有しており、受信側でも送信側でも共通のポートは使用していない。図1の実施例では、セグメントCB1,CB2,CB3から成る第1の通信経路が生じている。各セグメントCB1,CB2,CB3を介して送信されるデータD1,D2は矢印D1B,D2Bで示されている。ここでの添え字Bは通信経路Bを表している。
さらに、反対の通信方向では、セグメントCR1,CR2,CR3から成る第2の通信経路が生じている。この経路を介して送信されるデータD1,D2は矢印D2R,D1Rで示されている。ここでの添え字Rは通信経路Rを表している。
したがって、データD1,D2は、分離された通信経路を介して、ネットワーク内に存在する全ての制御要素200,300へ伝送される。各CPU202,203,302,303は、それぞれ異なる通信経路を介して、すなわち、互いに反対の通信方向を有する2つのロジックリングを介して、符号化されたデータ及び符号化されていないデータD1,D2を受け取る。この場合、ケーブルで接続されているのは1つのリングである。各CPU202,203,302,303は、通信経路を介して受信されたデータD1,D2の値を比較する。
例えば、CPU303は通信経路CB1を介してデータD1B,D2Bを受け取る。これらのデータはフューズ装置321を介してスイッチ装置305の入力ポート314で受け取られる。さらに、スイッチ装置305が入力ポート314で受信したデータD1B,D2Bを送信ポート312からCPU303へ転送され、そこでデータD1B,D2Bの比較が行われる。これらのデータが一致している場合には、通信経路CB1にエラーがないということになる。
CPU303はさらに、セグメントCR1,CR2から成る第2の通信経路を介して、データD1R,D2Rを受け取る。データD1R,D2Rはスイッチ装置304からフューズ装置320を介して受信ポート310で受信され、送信ポート312から対応するCPU303へ出力される。ここであらためて完全性検査が行われる。さらに、CPU303は、リング状経路CB1を介して受け取られたデータと、リング状経路CR1,CR2を介して受け取られたデータとの比較もしくは「ヴォーティング」を行う。障害がなければ、データD1R,D2Rは相互に一致し、データD1B,D2Bも相互に一致し、また、個々には一致が確認されている、経路CB1を介して受信されたデータと経路CR1,CR2を介して受信されたデータも相互に一致する。ここから、CPU2,3で形成された基礎となるデータD1,D2が正しいことがわかる。個々には一致が確認されている、経路CB1及び経路CR1,CR2を介してCPU2,3,302,303で受信されたデータの比較もしくはヴォーティングにおいて不一致が生じた場合には、通信エラーが推定される。
同様の完全性検査が制御要素200又はCPUもしくは制御装置202,203においても行われる。関与しているスイッチ装置4,5,204,205,304,305がエラー動作を起こしている場合又は故障した場合に、データD1,D2が反復送信されると、相応のネットワークエラーが識別される。通常、種々の制御装置の種々のデータが、複数の通信サイクルでネットワーク6へ送信される。図1には示されていない別のデータに基づいて、各制御要素200,300は、自身のスイッチ装置204,205,304,305が故障しているか否かを確認できる。このため、種々のエラーシナリオを識別して処理することができる。
分離されているデータ経路CB1,CB2,CB3;CR1,CR2,CR3により、伝送時のエラーは相互に個別にしか生じない。複数のネットワークノードもしくは複数の制御要素100,200,300をイーサネットリングとして構成することにより、特に冗長的な制御装置2,3を含む各制御機器の通信完全性が一貫して保証される。
使用されているフューズ装置20,21,220,221,320,321は、図1に示されているネットワークシステム1の動作状況では導通している。つまり、データは阻止されていない。このことは図では2本の平行線によって示されている。
解釈不能な不要データが形成されてネットワークへ送信される場合などには、ネットワーク装置の一部が損なわれることがある。不要なデータを形成してネットワークへ送信するネットワーク装置は「バブリングイディオット」と呼ばれるが、こうした無意味なデータパケットはインフラストラクチャに過負荷がかかる。この場合、データパケットは誤ったアドレスデータによって送信されるので、専らデータ通信が妨害される。また、バブリングイディオットでは、相応のデータパケットを形成及び送信する際のデータレートが著しく高くなる。
バブリングイディオットのエラーシナリオを適切に処理するために、ネットワークシステム1内の各ネットワーク装置100,200,300は、設定された最大データ伝送レートで送信を行えるように構成されている。例えば、最大データ伝送レートは、通信ネットワークにおいて物理的に可能な最大データ伝送レートの所定のパーセンテージとなるように定められる。これにより、正常に動作しているエラーの無いネットワーク装置もしくはネットワークエレメントにおいて、送信ポート9,13,209,213,309,313から、設定された最大データ伝送レートを上回るデータレートで送信が行われることはなくなる。このことは、ネットワーク装置100,200,300の相応のプログラミングにより行われる。
ネットワーク保護部として構成されているフューズ装置20,21,220,221,320,321は、その時点のデータレートが設定された最大データ伝送レートよりも大きくなった場合に作動される。当該措置によりバブリングイディオットのエラーシナリオも処理可能となる。
図2には、スイッチ装置205が、非制限のデータレートで、すなわち、ネットワークにおける最大可能なデータレートで、無意味なデータパケットを形成して送信する例が示されている。この場合、ネットワーク装置200がバブリングイディオットとして捉えられる。なお、図2,図3には、図1に関連して説明したネットワークシステム1が示されている。故障しているスイッチ装置205の送信ポート213,218から無意味なデータパケットが送信されているため、ネットワークにはこうした無意味なデータが充満している。
ここで、フューズ装置20,21,320,321は、データ伝送レートが設定された最大データ伝送レートを上回っていることを識別する。つまり、フューズ装置20,21,320,321が作動され、それぞれに割り当てられている受信ポート10,14,310,314でのデータ通信を阻止する。ネットワーク装置200のフューズ装置220,221は関与しない。作動されているフューズ装置20,21,320,321は図では×印によって示されている。関与していないフューズ装置220,221は−印によって示されている。
図2に示されているエラー動作状況では、正常に動作可能なネットワーク装置100,300はデータを受信しない。ただし、これらのネットワーク装置が自身の形成したデータを送信することはありうる。例えば、ネットワーク装置100が引き続き送信ポート9,13を介してデータD1B,D2B;D1R,D2Rをネットワーク6へ送信するケースなどである。
保護部20,21,320,321の作動に基づくデータ受信の阻止によって、バブリングイディオット200に直接に接続されていないフューズ装置20,321でのデータ伝送レートは低下し、設定された最大データ伝送レートを再び下回る。その結果、保護部もしくはフューズ装置20,321では、割り当てられている受信ポート10,314でのデータ受信が再び許可される。この状況が図3に示されている。ただし、保護部もしくはフューズ装置21,320は作動されたままであり、阻止を行っている。
図3には、あらためてネットワーク装置100,300間の確実なデータ伝送が可能となった状況が示されている。ここでは、通信経路CB1,CR3は、バブリングイディオット200が形成した無意味なデータパケットから分離されている。このように、ネットワーク装置もしくはネットワークエレメントが高いデータレートでネットワークへ無意味なデータを送信するエラーが発生していても、処理を行うことができる。しかも、完全に故障したのでない全てのネットワーク装置間での確実な通信の続行が保証される。
図4には、ネットワークシステム101の第2の実施例が示されている。図1−図3の実施例とは異なり、中央のネットワーク装置に代えて、相互に直列に接続された3つの単純なスイッチ装置404,504,604が設けられている。3つのスイッチ装置404,504,604は、不確定のネットワーク装置として捉えることができる。例えば、スイッチ装置404はこうした不確定のネットワーク装置400の一部である。特に車両内の安全性への関連薄い適用分野では、相応に単純な、冗長性を有さない複数のネットワーク装置が用いられる。
これらの単純なスイッチ装置404,504,604は、送信ポート及び受信ポート407,416,504,511,507,516,611,618を介して相互に接続されている。スイッチ装置404は、通信ネットワーク6すなわちイーサネットに接続された送信ポート409と受信ポート410とを有する。スイッチ装置604は、同様に通信ネットワーク6に接続された送信ポート609と受信ポート610とを有する。ここで、図1−図3に関連して説明した通信経路のセグメントCB1,CB2,CB3;CR1,CR2,CR3が形成される。ネットワーク装置100,200のスイッチ装置4,5,304,305に属する受信ポート10,14,310,314は、フューズ装置20,21,320,321を介して通信ネットワーク6に接続されている。
これらの単純なスイッチ装置404,504,604のいずれかがバブリングイディオットとなった場合、まずネットワーク全体におけるデータレートが上昇し、受信ポートで設定された最大データ伝送レートが超過される。この場合、フューズ装置21,320が受信ポート14,310でのデータ受信を阻止する。その結果、スイッチ装置404,504,604から成るラインがデータ通信から切り離される。ただし、受信ポート310,314へのデータ伝送を監視しているフューズ装置20,321は導通している。このようにすれば、不確定のネットワーク装置4又はスイッチ装置504がバブリングイディオットであっても、データ交換が保証される。正常に動作可能な安全性に関するネットワーク装置100,300間で引き続き送信ポート及び受信ポート9,10,313,314を介した通信を行えるからである。
図5には、ネットワークシステムの別の実施例が示されている。ここでのネットワークシステム102には、それぞれ1つの制御装置2及び1つのスイッチ装置4を含む単純なネットワーク装置400が含まれている。スイッチ装置4は、通信ネットワーク6に接続された、データDの出入力のための受信ポート10及び送信ポート9を有している。さらに、制御装置2もしくはCPU2は送信ポート8及び受信ポート7を介してスイッチ装置4に通信可能に接続されている。受信ポート10には、設定されている最大受信データレートが上方超過された場合にデータ伝送を完全に阻止するフューズ装置20が割り当てられている。この場合にもネットワークシステムは上述した実施例と同様に動作する。
つまり、本発明の方法及びネットワークシステムは、システムのリング構造と、各ネットワーク装置の各受信ポートでのデータ伝送レートの監視とにより、安全性に関わる適用分野において、最大限の完全性で信頼性の高い制御機器間通信を行うことができる。どのようなタイプのエラーが生じても、1つもしくは複数のネットワーク装置において不完全なデータが形成されず、又は、1通信サイクル内でエラー位置を特定できる。さらに、いずれかのネットワーク装置がバブリングイディオットとなって障害を起こし、ひいては、高いデータレートの非制御状態でネットワークへデータ送信を行ったとしても、通信故障にいたらない。
本発明のネットワークシステムにより、特に、サポートされていない、それぞれ少なくとも1つの制御装置及び少なくとも1つのスイッチ装置を含むネットワーク装置をネットワークシステム内に設けることができる。サポートされていないネットワーク装置とは、例えば受信ポートにフューズ装置が設けられていない従来のイーサネット機器である。しかし、サポートされていないネットワーク装置がバブリングイディオットとなった場合にも、サポートされている(フューズ装置を備えた)最も近いネットワーク装置のフューズ装置を介して当該サポートされていないネットワーク装置が切り離されるので、信頼性の高い通信が妨害されることはない。
別の実施例として、任意のネットワークトポロジを有するネットワークにおいても、当該ネットワーク内のトラフィックパターンが既知であれば、上述した実施例を適用することができる。
代替実施例では、入力ポートの帯域幅を測定することに代えて、ネットワーク装置内で高い優先度を有するパケットの待機時間が測定される。当該待機時間が計算された最大値を上回る場合には、許容帯域幅が超過されたことになり、フューズ装置(保護部)が作動される。
上述したフューズ装置(保護部もしくはネットワーク保護装置)は、レート制限乃至レート監視もしくはストリームセンシティブレートモニタリングをサポートしている場合、スイッチ装置ASIC内に直接に実現することもできる。これにより、ネットワーク保護装置を付加的なハードウェアなしに実現することができる。
これに代えて、ネットワーク保護装置を、ネットワーク装置の外部入力側の上流に接続された付加的な要素、例えばFPGA内に実現することもできる。これにより単純なスイッチを使用でき、同時に、独立したハードウェアにおけるネットワーク保護装置の実現及び場合によりその認証を簡単化できる。
図6には、ネットワークシステム102の第4の実施例の概略図が示されている。ネットワークシステム102は4つのネットワーク装置400を有している。各ネットワーク装置400は図1−図5の実施例に基づいて動作できる。なお、各ネットワーク装置400はそれぞれ異なる機能を有してもよい。例えば、上方の2つのネットワーク装置400を制御コンピュータとして構成し、下方の2つのネットワーク装置400をアクチュエータとして構成することができる。図6では、左方の2つのネットワーク装置400が第1のネットワークセグメント701の要素であり、対して、右方の2つのネットワーク装置400が第2のネットワークセグメント702の要素である。
ネットワークセグメント701,702の中間領域(内部領域)には第1のフューズ装置F1が配置されており、この第1のフューズ装置F1は、ネットワークセグメント701,702の縁領域に配置されたフューズ装置F2よりも大きいデータ伝送レート閾値を有する。つまり、高い閾値を有する第1のフューズ装置F1はネットワークセグメント701,702における内部通信のために設けられており、これに対して、低い閾値を有する第2のフューズ装置F2はネットワークセグメント701,702間での外部通信のために設けられている。
図7には、ネットワークシステム102の第5の実施例の概略図が示されている。
図7のネットワークシステム102は、それぞれ機能の異なる12個のネットワーク装置811−814,821−822,831−832,841−842,851−852を有している。ネットワーク装置811−814は制御コンピュータとして構成されており、ネットワーク装置821−822は第1のタイプのノードとして構成されており、ネットワーク装置831−832は第2のタイプのノードとして構成されており、ネットワーク装置841−842は第3のタイプのノードとして構成されており、ネットワーク装置851−852はカップリングスイッチとして構成されている。
また、ネットワークシステム102は4つの仮想ネットV1−V4を含む。ここで、図7では、仮想ネットに属する仮想の接続線路に参照番号V1−V4を付して示してある。
さらに、ネットワークシステム102では、それぞれ異なる閾値を有する5個のフューズ装置F1−F5が用いられている。例えば、ネットワークシステム102で設定されている最大データ伝送レートを基準として、第1のフューズ装置F1は80%の閾値、第2のフューズ装置F2は50%の閾値、第3のフューズ装置F3は35%の閾値、第4のフューズ装置F4は20%の閾値、第5のフューズ装置F5は10%の閾値を有する。
ネットワークシステム102は3重のリング状ネットワークとして構成されており、内側の1つのリングと外側の2つのリング(ループ)とが存在する。制御コンピュータ811−814が内側のリングを形成しており、ノード821−822,831−832,841−842が外側の2つのリングを形成している。仮想の接続線路V1−V4により、リング状トポロジに基づき、全制御コンピュータ811−814間と、制御コンピュータ及びノード間とで、ループのない分離された2つの経路が形成される。
図7の実施例では、全ネットワーク装置が冗長性を有するように構成されており、例えば、ノード822に対してノード821が冗長的に、ノード832に対してノード831が冗長的に、ノード842に対してノード841が冗長的に設けられている。これらのノード対の一方が故障しても、ネットワークシステム102のシステム全体は正常に動作しつづける。ネットワーク装置811−814,821−822,831−832,841−842,851−852の3桁の参照番号の一の位の桁が、電源に対するそれぞれの回路を示している。電源が故障した場合には、同じタイプの冗長ノードの各対の一方に電流が供給され、ネットワークシステム102に接続される。したがって、セグメント701−707は、これらのセグメントの1つが切り離されたときに、冗長ノードの各対の少なくとも一方が通信ネットワーク102に接続されたままとなるように選択される。
つまり、2つの冗長ノード、例えばノード821,822が外側のリングに組み込まれている場合、これらのノード間にはなるべく低い閾値を有するフューズ装置が組み込まれなければならない。この場合、組み込まれるフューズ装置は、通信ネットワーク102で設定された最大データ伝送レートの10%に相当する閾値を有する第5のフューズ装置F5である。
4つの仮想ネットV1−V4を使用することにより、一方のカップリングスイッチ851,852を介して外側のリング又は内側のリングへ供給されたデータパケットが他方のカップリングスイッチ852,851から再び同じリングへ送出されるおそれがなくなる。しかも、上述した4つの仮想ネットV1−V4を使用することにより、全ノードを接続する分離された2つの経路を形成できる。
図7の実施例でのフューズ装置F1−F5の機能を、下記の3つの例によって示す。
第1の例ではノード822がバブリングイディオットとなっている。この例をケース1からケース4に分けて説明する。
ケース1)ノード822が9%−εまでの帯域幅でバブリングしているケース。こうした狭い帯域幅でのバブリングはいずれのフューズ装置F1−F5にも識別されない。ノード822が上方のノード841へ送信したデータパケットには、ノード841によって例えば1%の設定帯域幅が加えられる。しかし、閾値は超過されない。使用されている9%の帯域幅によって、ネットワークシステム102のシステム全体が損なわれることはない。
ケース2)ノード822が9%+εから20%−εまでの帯域幅でバブリングしているケース。ノード841が設定成分1%を加え、これによりノード831のフューズ装置F5が作動される。この場合、ノード822が故障していると見なされる。ノード841は故障していないが、通信から切り離されるのでロストする。経路V1を介した接続はフューズ装置F5によって遮断され、経路V2を介した接続は故障したノード822によって遮断される。
ケース3)ノード822が20%から80%−εまでの帯域幅でバブリングしているケース。ノード831のフューズ装置F5に加えて、カップリングスイッチ852のフューズ装置F4も作動される。この場合、ノード822,841から成るセグメント707が通信から切り離される。通信ネットワーク102の残りの部分は損なわれない。右方の外側リングの冗長部分のみがロストする。
ケース4)ノード822が80%以上の帯域幅でバブリングしているケース。下方のカップリングスイッチ852のフューズ装置F4とノード841のフューズ装置F1とが作動される。これにより、ノード822が通信から切り離されるが、通信ネットワーク102の残りの部分は損なわれず、右方の外側リングの冗長部分のみがロストする。ノード841のフューズ装置F1が除外された場合には、ケース3と同じ状態が生じる。セグメントの中間領域のフューズ装置は個々のノードの利用可能性を改善する。ただしこの措置は必須というわけではない。
第2の例では、制御コンピュータ811がバブリングイディオットとなっている。この例もケース1からケース4に分けて説明する。
ケース1)制御コンピュータ811が約22.5%−εまでの帯域幅でバブリングしているケース。制御コンピュータ813が自身に設定された帯域幅として例えば12.5%を加える。カップリングスイッチ851,852のフューズ装置F3,F4,F5は作動されない。ノード831,841間のフューズ装置F5には、狭い許容帯域幅が設定されているため、このフューズ装置は作動されるかもしれない。ただし、この作用によってノードのロストは生じない。外側リングへ送信されたデータパケットはVLANV1又はVLANV2に属するため、対向するカップリングスイッチから外側リングを切り離すフューズ装置は作動されないのである。一方のカップリングスイッチ851,852を介して送信されたデータパケットが他方のカップリングスイッチ852,851によって受信されることはいずれの場合にもありえない。なぜなら、それぞれのカップリングスイッチはつねに異なるVLAN(V1又はV2)に属するからである。よって、ノード及び制御コンピュータ811−814はいずれも通信ネットワークから除外されない。
ケース2)制御コンピュータ811が約22.5%から35%−εまでの帯域幅でバブリングしているケース。制御コンピュータ813が自身に設定された帯域幅として例えば12.5%を加える。カップリングスイッチ852のフューズ装置F3が作動され、対向するカップリングスイッチ851のフューズ装置F3は作動されない。最悪の場合には、制御コンピュータ811はこの方向のVLANV4でバブリングする。この場合、制御コンピュータ812,814がそれぞれのデータを追加した後に、制御コンピュータ814とカップリングスイッチ852との接続経路にあるフューズ装置F2が作動される。制御コンピュータ812,814はいまだ利用可能であるが、外側リングにはもはや冗長ノードが接続されないことになる。ただし、全てのノードについて非冗長性の接続はまだ存在している。この場合、内側リングのVLANV3,V4に対する帯域幅を付加的に制限すれば、カップリングスイッチ852のフューズ装置F3の作動が阻止されるので、制御コンピュータ811−814の冗長接続を維持でき、いっそう有利である。
ケース3)制御コンピュータ811が35%以上の帯域幅でバブリングしているケース。カップリングスイッチ851,852のフューズ装置F3が作動され、制御コンピュータ811,813がロストするが、制御コンピュータ812,814は冗長的に接続されたままである。
ケース4)制御コンピュータ811が80%以上の帯域幅でバブリングしているケース。制御コンピュータ811,813間のフューズ装置F1が作動される。これにより、制御コンピュータ811,813は除外されるが、別の制御コンピュータ812,814は完全に接続されたままである。
第3の例では、カップリングスイッチ851がバブリングイディオットとなっている。この例もケース1からケース4に分けて説明する。
ケース1)カップリングスイッチ851が8%より低い帯域幅でバブリングしているケース。ノード821,831がそれぞれ自身の設定帯域幅、例えば1%ずつを加える。ノード841のフューズ装置F5は作動されない。上方のカップリングスイッチ851はVLANV1のみでバブリングしているので、下方のカップリングスイッチ852のフューズ装置F4,F5も同様に作動されない。ただし、下方のカップリングスイッチ852ではデータパケットは受け取られない。内側のリングではフューズ装置は作動されないが、約8%の帯域幅が消費されている。
ケース2)カップリングスイッチ851が8%から10%−εまでの帯域幅でバブリングしているケース。ノード821,831がそれぞれ自身の設定帯域幅を加える。ノード841のフューズ装置F5が作動され、ノード821,832が通信ネットワーク102から切り離される。上方のカップリングスイッチ851がVLANV1のみでバブリングしているので、下方のカップリングスイッチ852のフューズ装置F4,F5は作動されない。ただし、上方のカップリングスイッチ851からのデータパケットは下方のカップリングスイッチ852では受け取られない。内側のリングではフューズ装置は作動されないが、約10%の帯域幅が消費されている。
ケース3)上方のカップリングスイッチ851が10%から50%−εまでの帯域幅でバブリングしているケース。ノード841のフューズ装置F5が作動され、ノード821,831が通信ネットワーク102の残りの部分から切り離される。上方のカップリングスイッチ851がVLANV1のみでバブリングしているので、下方のカップリングスイッチ852のフューズ装置F4,F5は作動されない。ただし、下方のカップリングスイッチではデータパケットは受け取られない。
制御コンピュータ811−814はそれぞれ自身の設定帯域幅12.5%を追加する。上方のカップリングスイッチ851が右方のVLANV3のポートと左方のVLANV4のポートとでバブリングしている場合には、下方のカップリングスイッチ852で双方のフューズ装置F3が作動される。きわめて稀であるが、この場合には全ての制御コンピュータ811−814がロストする。
この場合、上方のカップリングスイッチ851で形成され、セグメント704を通して転送されるデータパケットによって、カップリングスイッチ852の右方のフューズ装置F3が作動され、これにより、正常に動作している本来のセグメント704が切り離されてしまう。こうした好ましくないケースを回避するために、VLANV3,V4に対する帯域幅は制限されている。制御コンピュータ811−814を通してデータパケットが転送されなくなるため、上方のカップリングスイッチ851からVLANV1,V2を介して下方のカップリングスイッチ852のフューズ装置F3が作動されることはない。
これに代えて、制御機能を各制御コンピュータ811−814に適切に分散させることが許容されるのであれば、VLANV3,V4を省略することにより、全制御コンピュータ811−814を接続する個別の経路が存在しないようにすることもできる。ただし、この場合、制御コンピュータのセグメント703,704を通してデータパケットを転送することはできない。
ケース4)カップリングスイッチ851が50%以上の帯域幅でバブリングしているケース。ノード841のフューズ装置F5が作動され、ノード821,831が通信ネットワーク102から切り離される。上方のカップリングスイッチ852はVLANV1のみでバブリングしているので、下方のカップリングスイッチ852のフューズ装置F4,F5は作動されない。ただし、下方のカップリングスイッチ852ではデータパケットは受け取られない。
制御コンピュータ811,812のフューズ装置F2が作動される。セグメント703,704から成る内側のリングでは通信のバブリングは生じない。
図8にはネットワーク装置102の第6の実施例の概略図が示されている。図8の実施例は、特にネットワークトポロジに関して、図7の実施例と異なっている。特に、図8の実施例では、2つのVLANV1,V2のみが構成されている。2つのVLANV1,2により、一方のカップリングスイッチ851,852を介して外側リングへ供給されたパケットが他方のカップリングスイッチ852,851によって同じリングへ再び送出されることはない。つまり、当該データパケットは外側リングを介しては転送されない。なお、通信ネットワーク102の全ノードを2つの個別の経路によって接続できるようにするために、上述した2つのVLANV1,V2が用いられる。
フューズ装置F1−F5の機能を、下記の3つの例によって示す。
第1の例ではノード822がバブリングイディオットとなっている。この例をケース1からケース4に分けて説明する。
ケース1)ノード822が9%−εまでの帯域幅でバブリングしているケース。こうした狭い帯域幅でのバブリングはいずれのフューズ装置F1−F5によっても識別されない。ノード841は、上方のノード822への送信の際に、設定帯域幅、例えば1%を加える。しかし、フューズ装置F1−F5の閾値は超過されない。使用されている9%の帯域幅によって、ネットワークシステム102のシステム全体が損なわれることはない。
ケース2)ノード822が9%+εから20%−εまでの帯域幅でバブリングしているケース。ノード841が設定成分1%を加え、ノード831のフューズ装置F5が作動される。ノード822は故障していると見なされる。ノード841は故障していないが、通信から切り離されるのでロストする。経路V1を介した接続はフューズ装置F5によって遮断され、経路V2を介した接続は故障したノード822によって遮断される。
ケース3)ノード822が20%から80%−εまでの帯域幅でバブリングしているケース。フューズ装置F5に加えて、下方のカップリングスイッチ852のフューズ装置F4も作動される。この場合、ノード822,841から成るセグメント708が通信から切り離され、通信ネットワーク102の残りの部分は損なわれない。右方の外側リングの冗長部分のみがロストする。
ケース4)ノード822が80%以上の帯域幅でバブリングしているケース。下方のカップリングスイッチ852のフューズ装置F4とノード841のフューズ装置F1とが作動される。これにより、ノード822が通信から切り離されるが、通信ネットワーク102の残りの部分は損なわれない。右方の外側リングの冗長部分のみがロストする。ただし、ノード841はロストしない。
第2の例ではノード811がバブリングイディオットとなっている。この例を2つのケースで説明する。
ケース1)制御コンピュータ811が約35%−εまでの帯域幅でバブリングしているケース。カップリングスイッチ851,852のフューズ装置F3は作動されない。ノード831,841間のフューズ装置F5では、狭い許容帯域幅10%が設定されているため、その一方もしくは双方が作動されるかもしれない。この作用は望ましくないが、ノードのロストは生じない。
外側リングへ送信されたデータパケットはVLANV1又はVLANV2に属するため、対向するカップリングスイッチ851から外側リングを切り離すフューズ装置は作動されない。一方のカップリングスイッチ851,852を介して送信されたデータパケットが他方のカップリングスイッチ852,851によって受信されることはいずれの場合にもありえない。なぜなら、それぞれのカップリングスイッチはつねに異なるVLAN(V1又はV2)に属するからである。よって、ノード及び制御コンピュータ811−813はいずれも通信ネットワークから除外されない。
ケース2)制御コンピュータ811が35%より高い帯域幅でバブリングしているケース。制御コンピュータ811に接続されているカップリングスイッチ851,852のフューズ装置F3が作動される。これにより制御コンピュータ811が通信ネットワーク102から切り離される。ただし、他の全てのノードに対する接続は非冗長的にではあるがまだ存在している。
第3の例ではカップリングスイッチ851がバブリングイディオットとなっている。この例を3つのケースに分けて説明する。
ケース1)カップリングスイッチ851が8%より低い帯域幅でバブリングしているケース。ノード821,831はそれぞれ自身の設定帯域幅、例えば1%ずつを加える。ノード841のフューズ装置F5は作動されない。上方のカップリングスイッチ851はVLANV1のみでバブリングしているので、下方のカップリングスイッチ852のフューズ装置F2,F1は作動されず、また、下方のカップリングスイッチ852ではデータパケットは受け取られない。VLANV1のデータパケットは制御コンピュータ811−813から下方のカップリングスイッチ852へ転送されないので、下方のカップリングスイッチ852のフューズ装置F3も同様に作動されない。これにより全てのノードはVLANV2を介して相互に接続された状態を保持できる。
ケース2)カップリングスイッチ851が8%から50%−εまでの帯域幅でバブリングしているケース。ノード821,831がそれぞれ自身の設定帯域幅を加える。ノード841のフューズ装置F5が作動され、ノード821,831が通信ネットワーク102から切り離される。上方のカップリングスイッチ851はVLANV1のみでバブリングしているので、下方のカップリングスイッチ852のフューズ装置F2,F5は作動されず、ただし、下方のカップリングスイッチ852ではデータパケットは受け取られない。VLANV1のデータパケットは制御コンピュータ811−813から下方のカップリングスイッチ852へ転送されないので、下方のカップリングスイッチ852のフューズ装置F3も同様に作動されない。
ケース3)上方のカップリングスイッチ851が50%以上の帯域幅でバブリングしているケース。ノード821,832のフューズ装置F2が作動され、さらに、制御装置811−813のフューズ装置F2も作動される。これにより、上方のカップリングスイッチ851が通信ネットワーク102から切り離される。ただし、全てのノードがVLANV2を介して非冗長的にではあるが接続されたままとなる。この場合、カップリングスイッチ851,852はノードとしては数えない。
図9には、ネットワークシステム102の第7の実施例の概略図が示されている。
フューズ装置F1−F5によって、ネットワークシステム102の1つもしくは複数のリングに無意味なデータが溢れるおそれが回避される。このために、フューズ装置F1−F5は、特にプラットフォームコンピュータ811−814の外部接続(すなわち、制御コンピュータ811−814の外側リングの接続)へ向かう優先度の高いデータ伝送を監視する。
よって、セグメント701,704,705から成る外側リングでのバブリングイディオットは、セグメント702,703から成る内側リングでの通信を妨害しない。少なくとも通信に関して高度に利用可能な冗長的ネットワーク装置、例えばアセンブリ装置が外側リングに組み込まれている場合、これらの間にも同様にフューズ装置F1−F5を双方向で設けなければならない。このことの例として、ネットワーク装置831,832のフューズ装置F5が挙げられる。
同様に、制御コンピュータ811−814がそれぞれ異なる電流供給部に接続されたセグメント702,703から成る内側リングの接続も監視される。ここでは、例えば、制御コンピュータ811,812は第1の電流供給部から給電されており、制御コンピュータ813,814は第2の電流供給部から給電されている。全体で見ると、第1の電流供給部はネットワーク装置811,812,821,831,822へ給電しており、第2の電流供給部はネットワーク装置823,824,813,814,832へ給電している。このため、最悪のケースでは、バブリングしている制御コンピュータが同じ電流供給部から給電されている制御コンピュータを損ない、電流供給部の故障と同等の状態を引き起こすことがある。この場合、第2の電流供給部ひいてはこれに接続されている各ネットワーク装置は不通のままとなってしまう。
当該接続に該当する重要な通信は、手動で、又は、オートコンフィグレーション機構によって、求められる。この場合、フューズ装置F1−F5で許容可能な最大帯域幅は所定の余裕量を見込んだ値に設定され、この余裕量は慎重を期せば100%と見積もられる。セグメント702,703から成る内側リングの通信の設定量と、外側リングのポートを通して内側リングへ入力される通信の最大量との和は、制御コンピュータ811−814間のフューズ装置F2で設定されている値(最大データ伝送レートの50%)を超えてはならない。なぜなら、そうしないと、外部から到来するデータ通信が内側リングの通信を中断させてしまうからである。例えば、図9には、制御コンピュータ811から制御コンピュータ812への通信に帯域幅25%が設定されている。制御コンピュータ812のフューズ装置F4は外側リングから最大20%を入力されることがある。つまり、制御コンピュータ814のフューズ装置F2は少なくとも25%+20%の負荷を許容しなくてはならない。図9の実施例では、安全余裕量50%を考慮して、制御コンピュータ814のフューズ装置F2に対する帯域幅が設定される。
さらに、フューズ装置F3−F5(F3で35%、F4で20%、F5で10%)は、フューズ装置F1,F2(F1で80%、装置F2で50%)に比べて格段に高い値の帯域幅を制限している。バブリングイディオットがきわめて高い帯域幅でバブリングする場合、バブリングイディオットは局所的に切り離され、他のネットワーク装置の機能を損なわない。
図9の実施例のフューズ装置F1−F5の機能を以下に2つの例に即して示す。
第1の例では、ネットワーク装置832がバブリングイディオットとなっている。この例を4つのケースに分けて説明する。
ケース1)ネットワーク装置832が9%までの帯域幅でバブリングしているケース。こうした狭い帯域幅でのバブリングはいずれのフューズ装置F1−F5によっても識別されない。消費されている8%の帯域幅によって、ネットワークシステム102のシステム全体が損なわれることはない。
ケース2)ネットワーク装置832が9%+εから20%−εまでの帯域幅でバブリングしているケース。同じセグメント705のネットワーク装置822が設定成分1%を加えるため、ネットワーク装置831のフューズ装置F5が作動される。制御コンピュータ814の外側リングのポートのフューズ装置F4はまだ作動されない。こうして、ネットワーク装置832が故障していると見なされる。ネットワーク装置822は故障していないが、制御コンピュータ811−814による通信から切り離されるのでロストする。経路V1を介した接続はフューズ装置F5によって遮断され、経路V2を介した接続は故障したネットワーク装置832によって遮断される。このように、ネットワーク装置832は、非クリティカルなデータ伝送を犠牲にして、20%までの帯域幅を消費している。
ケース3)ネットワーク装置832が20%から80%−εまでの帯域幅でバブリングしているケース。ネットワーク装置831のフューズ装置F5に加えて、制御コンピュータ814の外側リングのポートのフューズ装置F4が作動される。この場合、ネットワーク装置832,822が通信から切り離される。通信ネットワーク102の残りの部分は損なわれない。ネットワークセグメント705の冗長部分のみがロストする。
ケース4)ネットワーク装置832が80%以上の帯域幅でバブリングしているケース。制御コンピュータ814のフューズ装置F4とネットワーク装置822のフューズ装置F5とが作動される。これにより、ネットワーク装置832が通信から切り離されるが、通信ネットワーク102の残りの部分は損なわれない。右方の外側リングの冗長部分のみがロストする。当該ケース4ではネットワーク装置822もロストしない。
第2の例では、制御コンピュータ811がバブリングイディオットとなっている。この例を3つのケースに分けて説明する。
ケース1)制御コンピュータ811が狭い帯域幅でバブリングしているケース。ネットワーク装置831,822間のフューズ装置F5では、狭い許容帯域幅(F5で10%)が設定されているので、これは作動されるかもしれない。こうした作用は望ましくないが、ネットワーク装置のロストは生じず、セグメント704,705から成る右方の外側リングの冗長部分のみがロストする。外側リングへ送信されたデータパケットはVLANV1又はVLANV2に属するため、対向する制御コンピュータの外側リングのポートF5から外側リングを切り離すフューズ装置は作動されない。いずれの場合にも、一方のVLANの制御コンピュータ811から送信されたデータパケットが他方のVLANに属する制御コンピュータ813によって受信されることはない。よって、ネットワーク装置及び制御コンピュータはいずれも通信ネットワークから除外されず、非クリティカルな通信の犠牲によって帯域幅が消費される。
ケース2)制御コンピュータ811が80%−εの高い帯域幅でバブリングしているケース。VLANV1−V4では制御コンピュータ811がバブリングしており、残りの通信に対して制御コンピュータ812,813,814のフューズ装置F2が作動される。この場合、次のサブケースi),ii)が区別される。
・サブケースi)制御コンピュータ813のフューズ装置F2のみが作動されるサブケース。制御コンピュータ812,813,814は非冗長的にではあるが接続されており、セグメント704,705から成る右方の外側リングが冗長接続されている。セグメント701から成る左方の外側リングは非冗長的にではあるが接続されている。帯域幅の50%までがVLANV1もしくはVLANV3で消費される。VLANV2は機能の点で制御コンピュータ812,813,814を外側リングのネットワーク装置へ接続している。
・サブケースii)制御コンピュータ813のフューズ装置F2、及び付加的に、制御コンピュータ812のフューズ装置F2及び/又は制御コンピュータ814のフューズ装置F2が作動されるサブケース。正常に機能している制御コンピュータ812が内側リングから切り離される。制御コンピュータ813,814は外側リングの全てのネットワーク装置に対しては非冗長的に接続される。最悪の場合、帯域幅の50%が消費される。
ケース3)制御コンピュータ811が80%以上の帯域幅でバブリングしているケース。制御コンピュータ813のフューズ装置F2と制御コンピュータ812のフューズ装置F1とが作動される。故障している制御コンピュータ811が通信から除外される。他の全ての制御コンピュータ812−814と外側リングのネットワーク装置とが少なくとも非冗長的に接続されている。しかも、セグメント704,705から成る右方の外側リングは冗長性を保っている。この場合、バブリングイディオットである制御コンピュータ811が切り離されるため、完全な帯域幅を利用可能である。
本発明の個々の特徴を有利な実施例に則して詳細に説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されない。当業者であれば、本発明の権利範囲から離れることなく、他のバリエーションを実現することができるはずである。特に、ネットワークシステムの実施例には、バブリングイディオットとなりうる別のネットワークエレメントが含まれる。

Claims (30)

  1. 通信ネットワーク(6)へ接続された複数のネットワーク装置(100,200,300)に対する通信ネットワーク(1,101)の作動方法であって、
    前記各ネットワーク装置(100,200,300)が、少なくとも1つのスイッチ装置(4,5)と、該スイッチ装置(4,5)に接続された第1の制御装置及び第2の制御装置(2,3)とを含み、
    前記スイッチ装置(4,5)は、それぞれ1つずつ、前記通信ネットワーク(6)を介してデータを送受信するために信ポート(10,14)と送信ポート(9,13)とを有しており、
    前記受信ポート(10,14)のそれぞれに、データ伝送レートを制限するフューズ装置(20,21)が割り当てられており、
    前記方法は
    前記第1の制御装置(2)を介して第1のデータ(D1)を形成し、前記第2の制御装置(3)を介して第2のデータ(D2)を形成するステップであって、前記第1のデータ(D1)及び前記第2のデータ(D2)所定の符号化法によって相互に結合しているステップと、
    前記第1のデータ(D1)を前記第1の制御装置(2)から前記スイッチ装置(4)を介して前記第2の制御装置(3)へ送信し、前記第2のデータ(D2)を前記第2の制御装置(3)から前記スイッチ装置(4)を介して前記第1の制御装置(2)へ送信するステップと、
    前記第1のデータ(D1)及び前記第2のデータ(D2)を、第1の通信経路(CB1,CB2,CB3)を介して、前記第1の制御装置(2)に対する前記スイッチ装置(4)の前記送信ポート(9)から前記第2の制御装置(3)に対する前記スイッチ装置(4)の前記受信ポート(14)へ送信するステップと、
    前記第1のデータ(D1)及び前記第2のデータ(D2)を、第2の通信経路(CR1,CR2,CR3)を介して、前記第2の制御装置(3)に対する前記スイッチ装置(4)の前記送信ポート(13)から前記第1の制御装置(2)に対する前記スイッチ装置(4)の前記受信ポート(10)へ送信するステップと、
    を含み、
    前記第1の通信経路(CB1,CB2,CB3)のデータと前記第2の通信経路(CR1,CR2,CR3)のデータとは同じネットワーク装置(200,300)を相互に反対方向で通過し、
    前記方法は、さらに
    データ送信時の最大データ伝送レートを設定し、設定された前記最大データ伝送レートよりも低いデータレートでデータが送信されるように前記複数のネットワーク装置(100,200,300)を構成するステップと、
    前記複数のネットワーク装置(100,200,300)の前記受信ポート(10,14)で受信されるデータのデータ伝送レートを監視するステップと、
    到来するデータが設定された前記最大データ伝送レートよりも高いデータ伝送レートを有する場合に、前記フューズ装置(20,21)を介してデータ伝送レートを制限することによって、受信ポート(10,14)でのデータ受信を阻止するステップと
    を含むことを特徴とする方法
  2. 前記方法は、さらに、到来するデータが設定された前記最大データ伝送レートよりも低いデータ伝送レートを有する場合に、受信ポート(10,14)でのデータ受信を許可するステップを含む、請求項記載の方法。
  3. 送信ポート(9,13)と受信ポート(10,14)との間の各通信経路に対して、最大リンク伝送レートを設定する、請求項1または2記載の方法。
  4. 前記データに少なくとも2つの優先度クラスを割り当て、選択された優先度クラスのデータについてのみ、前記データ伝送レートを監視する、及び/又は、データ受信を阻止する、請求項1からまでのいずれか1項記載の方法。
  5. 前記データに少なくとも2つの優先度クラスを割り当て、選択された優先度クラスのデータのデータ伝送レートを評価する際に、前記選択された優先度クラスのデータのスイッチ装置(4,5)における待機時間を検出する、請求項1からまでのいずれか1項記載の方法。
  6. 前記方法は、さらに、
    前記第1のデータ(D1)及び前記第2のデータ(D2)を、前記第1の制御装置(2)に対する前記スイッチ装置(4)の前記送信ポート(9)から、別の第1の制御装置及び別の第2の制御装置(202,203)を含む別のネットワーク装置(200)の少なくとも1つの別のスイッチ装置(204)を介して、前記第2の制御装置(3)に対する前記スイッチ装置(4)の前記受信ポート(14)へ送信するステップと、
    前記第1のデータ(D1)及び前記第2のデータ(D2)を、前記第2の制御装置(3)に対する前記スイッチ装置(4)の前記送信ポート(13)から、別の第1の制御装置及び別の第2の制御装置(202,203)を含む別のネットワーク装置(200)の少なくとも1つの別のスイッチ装置(204)を介して、前記第1の制御装置(2)に対する前記スイッチ装置(4)の前記受信ポート(10)へ送信するステップと
    を含み、
    それぞれの前記別のスイッチ装置(204)では、該別のスイッチ装置(204)の前記別の第2の制御装置(203)に対する受信ポート(214)で受信されたデータを、該別のスイッチ装置(204)の前記別の第1の制御装置(202)に対する送信ポート(209)へ転送し、該別のスイッチ装置(204)の前記別の第1の制御装置(202)に対する受信ポート(210)で受信されたデータを、該別のスイッチ装置(204)の前記別の第2の制御装置(203)に対する送信ポート(213)へ転送する、
    請求項からまでのいずれか1項記載の方法。
  7. 前記方法はさらに、
    前記第1の制御装置(2)及び/又は前記第2の制御装置(3)において、前記第1のデータ(D1)と前記第2のデータ(D2)とを比較して、比較結果を形成するステップと、
    該比較結果に基づいて、前記ネットワーク装置(100,200,300)を不活性化するステップと
    を含む、
    請求項からまでのいずれか1項記載の方法。
  8. 前記方法はさらに、前記別のネットワーク装置(200)において、それぞれ異なる制御装置(202,203)に対する複数の受信ポート(210,214)で前記第1のデータ(D1)及び前記第2のデータ(D2)を受信するステップと、受信された各データを比較するステップとを含む、請求項6又は請求項6に従属する請求項7記載の方法。
  9. 前記通信ネットワーク(6)はイーサネットネットワークである、請求項1からまでのいずれか1項記載の方法。
  10. 少なくとも2つのネットワーク装置(811−814,821−822,831−832,841−842,851−852)の前記フューズ装置(F1−F5)には、前記データ伝送レートに対するそれぞれ異なる閾値が割り当てられており、該各閾値は、前記設定された最大データ伝送レート以下の値であり、前記少なくとも2つのネットワーク装置(811−814,821−822,831−832,841−842,851−852)の受信ポート(7,10,11,14,15,17)に到来するデータが、前記割り当てられた閾値よりも高いデータ伝送レートを有する場合には、当該受信ポート(7,10,11,14,15,17)でのデータ受信を阻止する、請求項1からまでのいずれか1項記載の方法。
  11. 前記少なくとも2つのネットワーク装置(811−814,821−822,831−832,841−842,851−852)を複数のネットワークセグメント(701−707)に分割して配置し、
    前記ネットワークセグメント(701−707)のそれぞれに、前記少なくとも2つのネットワーク装置(811−814,821−822,831−832,841−842,851−852)のサブセットを割り当て、
    前記少なくとも2つのネットワーク装置(811−814,821−822,831−832,841−842,851−852)を含む前記各ネットワークセグメント(701−707)において、前記各ネットワークセグメント(701−707)の縁領域に配置されたフューズ装置(F1−F5)に、前記各ネットワークセグメント(701−707)の中間領域に配置されたフューズ装置(F1−F5)よりも低い閾値を、前記データ伝送レートに対して割り当てる、
    請求項10記載の方法。
  12. 前記サブセットを分離されたサブセットとして形成する、請求項11記載の方法。
  13. 前記少なくとも2つのネットワーク装置(811−814,821−822,831−832,841−842,851−852)は、機能の点で冗長的な少なくとも2つのネットワーク装置(811−814,821−822,831−832,841−842,851−852)を含み、前記サブセットのそれぞれに、最大で前記冗長的な少なくとも2つのネットワーク装置(811−814,821−822,831−832,841−842,851−852)のうちの1つが割り当てられるように、前記サブセットを形成する、請求項11から12までのいずれか1項記載の方法。
  14. 前記通信ネットワーク(102)には、別のネットワークセグメント(701−707)からのデータ受信に基づくネットワークセグメント(701−707)のフューズ装置(F1−F5)で前記データ伝送レート閾値上方超過回避するように、複数の仮想ネット(V1−V5)が構成されている、請求項11から13までのいずれか1項記載の方法。
  15. 各フューズ装置(F1−F5)の前記データ伝送レート閾値を、該各フューズ装置(F1−F5)の配置された前記仮想ネット(V1−V4)に依存して調整する、請求項14記載の方法。
  16. 請求項1から15までのいずれか1項記載の方法を1つもしくは複数のプログラム制御される装置(100,200,300)上で実行するためのコンピュータプログラ
  17. 請求項1から15までのいずれか1項記載の方法を1つもしくは複数のプログラム制御される装置(100,200,300)上で実行するための命令を有するコンピュータプログラムを記憶したデータ担体。
  18. 通信ネットワーク(6)に接続された複数のネットワーク装置(100,200,300)を含むネットワークシステム(1,101)であって、
    各ネットワーク装置(100,200,300)は、少なくとも1つのスイッチ装置(4)と、該スイッチ装置(4)に接続された制御装置(2)とを含み、
    前記スイッチ装置(4)は、前記通信ネットワーク(6)を介してデータを送受信するための受信ポート(10)と送信ポート(9)とを有しており、
    データ伝送レートを制限する少なくとも1つのフューズ装置(20)が、前記受信ポート(10)に割り当てられて設けられており、
    前記ネットワーク装置(100,200,300)は、請求項1から15までのいずれか1項記載の方法を実行するように構成されている、
    ことを特徴とするネットワークシステム(1,101)。
  19. 少なくとも1つのネットワーク装置(100,200,300)が第1の制御装置(2)と第2の制御装置(3)と第1のスイッチ装置(4)と第2のスイッチ装置(5)とを含み、
    前記第1のスイッチ装置(4)は前記第1の制御装置(2)に割り当てられており、前記第2のスイッチ装置(5)は前記第2の制御装置(3)に割り当てられており、
    前記スイッチ装置(4,5)はそれぞれ、前記通信ネットワーク(6)を介してデータを送受信するための受信ポート(10,14)と送信ポート(9,13)とを1つずつ有しており、
    前記スイッチ装置(4,5)は相互に通信可能に接続されている、
    請求項18記載のネットワークシステム(1,101)。
  20. 前記ネットワーク装置(100,200,300)及び/又は前記フューズ装置(20,21,220,221,320,321)はそれぞれ個々のFPGA,ASIC,ICチップ、又は、固定に接続されたマイクロ回路として実現されている、請求項18又は19記載のネットワークシステム(1,101)。
  21. 通信ネットワーク(6)へ接続されるネットワーク装置(100)であって、
    前記ネットワーク装置(100)が、少なくとも1つのスイッチ装置(4,5)と、該スイッチ装置(4,5)に接続された第1の制御装置及び第2の制御装置(2,3)とを含み、
    前記スイッチ装置(4,5)は、それぞれ1つずつ、前記通信ネットワーク(6)を介してデータを送受信するために信ポート(10,14)と送信ポート(9,13)とを有しており、
    前記受信ポート(10,14)のそれぞれに、データ伝送レートを制限するフューズ装置(20,21)が割り当てられており、
    前記ネットワーク装置(100)は
    前記第1の制御装置(2)を介して第1のデータ(D1)を形成し、前記第2の制御装置(3)を介して第2のデータ(D2)を形成し、ここで、前記第1のデータ(D1)及び前記第2のデータ(D2)所定の符号化法によって相互に結合しており
    前記第1のデータ(D1)を前記第1の制御装置(2)から前記スイッチ装置(4)を介して前記第2の制御装置(3)へ送信し、前記第2のデータ(D2)を前記第2の制御装置(3)から前記スイッチ装置(4)を介して前記第1の制御装置(2)へ送信し、
    前記第1のデータ(D1)及び前記第2のデータ(D2)を、第1の通信経路(CB1)を介して、前記第1の制御装置(2)に対する前記スイッチ装置(4)の前記送信ポート(9)から前記第2の制御装置(3)に対する前記スイッチ装置(4)の前記受信ポート(14)へ送信し、
    前記第1のデータ(D1)及び前記第2のデータ(D2)を、第2の通信経路(CR3)を介して、前記第2の制御装置(3)に対する前記スイッチ装置(4)の前記送信ポート(13)から前記第1の制御装置(2)に対する前記スイッチ装置(4)の前記受信ポート(10)へ送信し、
    前記第1の通信経路(CB1)のデータと前記第2の通信経路(CR3)のデータとは前記ネットワーク装置(100)へのデータの伝送流に関して相互に反対方向で通過し、
    前記ネットワーク装置(100)は、さらに、
    データ送信時の最大データ伝送レートを設定し、設定された前記最大データ伝送レートよりも低いデータレートでデータを送信し、
    前記受信ポート(10,14)で受信されるデータのデータ伝送レートを監視し、
    到来するデータが設定された前記最大データ伝送レートよりも高いデータ伝送レートを有する場合に、前記フューズ装置(20,21)を介してデータ伝送レートを制限することによって、受信ポート(10,14)でのデータ受信を阻止する、
    ことを特徴とするネットワーク装置(100)。
  22. 前記ネットワーク装置(100)は、さらに、到来するデータが設定された前記最大データ伝送レートよりも低いデータ伝送レートを有する場合に、受信ポート(10,14)でのデータ受信を許可する、
    請求項21記載のネットワーク装置(100)。
  23. 前記ネットワーク装置(100)は、さらに、送信ポート(9,13)と受信ポート(10,14)との間の各通信経路に対して、最大リンク伝送レートを設定する、請求項21または22記載のネットワーク装置(100)。
  24. 前記ネットワーク装置(100)は、さらに、前記データに少なくとも2つの優先度クラスを割り当て、選択された優先度クラスのデータについてのみ、前記データ伝送レートを監視する、及び/又は、データ受信を阻止する、請求項21から23までのいずれか1項記載のネットワーク装置(100)。
  25. 前記ネットワーク装置(100)は、さらに、前記データに少なくとも2つの優先度クラスを割り当て、選択された優先度クラスのデータのデータ伝送レートを評価する際に、前記選択された優先度クラスのデータのスイッチ装置(4,5)における待機時間を検出する、請求項21から24までのいずれか1項記載のネットワーク装置(100)。
  26. 通信ネットワーク(6)へ接続されるネットワーク装置(100)に設置されたコンピュータのためのコンピュータプログラムであって、
    前記ネットワーク装置(100)が、少なくとも1つのスイッチ装置(4,5)と、該スイッチ装置(4,5)に接続された第1の制御装置及び第2の制御装置(2,3)とを含み、
    前記スイッチ装置(4,5)は、それぞれ1つずつ、前記通信ネットワーク(6)を介してデータを送受信するために信ポート(10,14)と送信ポート(9,13)とを有しており、
    前記受信ポート(10,14)のそれぞれに、データ伝送レートを制限するフューズ装置(20,21)が割り当てられており、
    前記プログラムは前記コンピュータに対し下記ステップを実行させる、すなわち、
    前記第1の制御装置(2)を介して第1のデータ(D1)を形成し、前記第2の制御装置(3)を介して第2のデータ(D2)を形成するステップであって、前記第1のデータ(D1)及び前記第2のデータ(D2)所定の符号化法によって相互に結合しているステップと、
    前記第1のデータ(D1)を前記第1の制御装置(2)から前記スイッチ装置(4)を介して前記第2の制御装置(3)へ送信し、前記第2のデータ(D2)を前記第2の制御装置(3)から前記スイッチ装置(4)を介して前記第1の制御装置(2)へ送信するステップと、
    前記第1のデータ(D1)及び前記第2のデータ(D2)を、第1の通信経路(CB1)を介して、前記第1の制御装置(2)に対する前記スイッチ装置(4)の前記送信ポート(9)から前記第2の制御装置(3)に対する前記スイッチ装置(4)の前記受信ポート(14)へ送信するステップと、
    前記第1のデータ(D1)及び前記第2のデータ(D2)を、第2の通信経路(CR3)を介して、前記第2の制御装置(3)に対する前記スイッチ装置(4)の前記送信ポート(13)から前記第1の制御装置(2)に対する前記スイッチ装置(4)の前記受信ポート(10)へ送信するステップと
    を実行させ、
    前記第1の通信経路(CB1)のデータと前記第2の通信経路(CR3)のデータとは前記ネットワーク装置(100)へのデータ伝送流に関して相互に反対方向で通過し、
    前記プログラムは前記コンピュータに対し下記ステップをさらに実行させる、すなわち、
    データ送信時の最大データ伝送レートを設定し、設定された前記最大データ伝送レートよりも低いデータレートでデータを送信するステップと、
    前記ネットワーク装置(100)の前記受信ポート(10,14)で受信されるデータのデータ伝送レートを監視するステップと、
    到来するデータが設定された前記最大データ伝送レートよりも高いデータ伝送レートを有する場合に、前記フューズ装置(20,21)を介してデータ伝送レートを制限することによって、受信ポート(10,14)でのデータ受信を阻止するステップと
    を実行させる
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
  27. 前記プログラムは、前記コンピュータに対し、到来するデータが設定された前記最大データ伝送レートよりも低いデータ伝送レートを有する場合に、受信ポート(10,14)でのデータ受信を許可するステップをさらに実行させる、
    請求項26記載のコンピュータプログラム。
  28. 前記プログラムは、前記コンピュータに対し、送信ポート(9,13)と受信ポート(10,14)との間の各通信経路に対して、最大リンク伝送レートを設定するステップをさらに実行させる、
    請求項26または27記載のコンピュータプログラム。
  29. 前記プログラムは、前記コンピュータに対し、前記データに少なくとも2つの優先度クラスを割り当てるステップと、選択された優先度クラスのデータについてのみ、前記データ伝送レートを監視する、及び/又は、データ受信を阻止するステップとを、さらに実行させる、
    請求項26から28までのいずれか1項記載のコンピュータプログラム。
  30. 前記プログラムは、前記コンピュータに対し、前記データに少なくとも2つの優先度クラスを割り当てるステップと、選択された優先度クラスのデータのデータ伝送レートを評価する際に、前記選択された優先度クラスのデータのスイッチ装置(4,5)における待機時間を検出するステップとを、さらに実行させる、
    請求項26から29までのいずれか1項記載のコンピュータプログラム。
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