JP5983736B2 - カプセル型医療装置 - Google Patents

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Description

本開示は、カプセル型医療装置および医療システムに関する。
昨今、被検体の体内に投入されるカプセル型医療装置が知られている。このような医療装置は、体内の各部を無作為的に撮影するものや、体内からサンプル等を採取するもの、および薬剤を放出するもの等が知られている。
特に、下記特許文献1および特許文献2では、体内の各部位のうち、所望する位置(所望する患部)に留まって体腔内の所定部位の経過を観察するカプセル型医療装置が開示されている。
特開2007−14634号公報 特開2005−204806号公報
しかしながら、特許文献1、2で開示されているカプセル型医療装置は、所定部位の経過を観察するものの、所定部位(患部)に対して何ら処置は行わなかった。
そこで、本開示では、所定部位に留まって継続的な処置を行うことにより、より効果的な処置を行うカプセル型医療装置および医療システムを提案する。
本開示によれば、体腔内に留まることができるカプセル型医療装置であって、所定の部位に留まって継続的に処置を施す、カプセル型医療装置を提案する。
本開示によれば、制御装置と、体腔内に留まることができるカプセル型医療装置と、を備え、前記カプセル型医療装置は、前記制御装置からの制御信号を受信する受信部と、前記受信部により受信した前記制御信号に従って所定の部位に留まって継続的に処置を施す処置部と、を有する、医療システムを提案する。
以上説明したように本開示によれば、所定部位に留まって継続的な処置を行うことにより、より効果的な処置を行うことが可能となる。
本開示の一実施形態による医療システムの概要を説明するための図である。 第1の実施形態による制御装置の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態によるカプセル型医療装置の外観図である。 第1の実施形態によるカプセル型医療装置の内部構造の遷移図である。 第1の実施形態によるカプセル型医療装置の停止手段の一例を説明するための図である。 第1の実施形態による薬剤放出動作を示すフローチャートである。 第1の実施形態による薬剤散布部位特定画面の一例を示す図である。 第1の実施形態による薬剤散布部位特定画面を用いて特定部位を登録する場合について説明するための図である。 変形例1によるカプセル型医療装置の内部構造および停止手段の一例を説明するための図である。 変形例1による薬剤放出動作を示すフローチャートである。 変形例2によるカプセル型医療装置を説明するための図である。 第2の実施形態によるカプセル型医療装置の構成を示す図である。 本開示による他の停止手段を説明するための図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、説明は以下の順序で行うものとする。
1.本開示の一実施形態による医療システムの概要
2.各実施形態
2−1.第1の実施形態
2−1−1.制御装置の構成
2−1−2.カプセル型医療装置の構造
2−1−3.継続的な薬剤放出動作
2−1−4.薬剤散布部位の特定
2−1−5.変形例1
2−1−6.変形例2
2−2.第2の実施形態
3.まとめ
<1.本開示の一実施形態による医療システムの概要>
まず、本開示の一実施形態による医療システムの概要について図1を参照して説明する。図1に示すように、本開示の一実施形態による医療システムは、カプセル型医療装置1、(以下、カプセル1とも称す)、回転磁界発生装置6、および制御装置2を含む。
カプセル1は、図1に示すように、被検体3の口部から飲み込まれ、体腔内管路を通過する際に体腔内管路内壁面を光学的に撮像した画像信号(撮像画像)を無線で送信する。
また、図1に示すように、被検体3はシールドシャツ4を着る。シールドシャツ4は、シールド機能を持ち、内側には複数のアンテナ11が取り付けられたアンテナユニット5が装着されている。アンテナユニット5は、プセル1から送信され、アンテナ11により受信した撮像画像を、アンテナユニット5に接続されている体外ユニット7に出力する。
体外ユニット7は、例えば被検体3のベルトに着脱自在のフックにより取り付けられ、アンテナユニット5から出力された撮像画像を保存する。また、体外ユニット7は、例えば図1に示すように箱形状であって、前面には制御操作を行うための操作ボタン15および画像表示を行う液晶モニタ16が設けられる。
また、体外ユニット7に保存される撮像画像は、検査中または検査終了後に液晶モニタ16に表示されてもよいし、検査中または検査終了後に制御装置2に送信され、制御装置2の表示部23に表示されてもよい。体外ユニット7と制御装置2は、図1に示すようにUSBケーブル18等の通信ケーブルにより着脱自在に有線接続されていてもよいし、無線接続されていてもよい。
これにより、医療スタッフは、検査中または検査終了後に被検体3の体腔内管路内の撮像画像を体外ユニット7の液晶モニタ16や制御装置2の表示部23で確認することができる。
さらに、図1に示すように、被検体3の腰部等の周囲には、回転磁界発生装置6が配置される。回転磁界発生装置6は、リング状の枠部材13における周方向の複数箇所に、電磁石14がその磁極が対向するように配置され、また、電磁石14に駆動信号を供給する駆動回路12を含む。
また、本実施形態によるカプセル1は、内部に薬剤を収納し、回転磁界の発生によって薬剤を放出する構造を有する。回転磁界は、上述した駆動回路12が動作し、駆動回路12から複数箇所の電磁石14に直流電流が駆動信号として順次供給されることで発生する。
駆動回路12の動作タイミングは、例えば体外ユニット7の液晶モニタ16や制御装置2の表示部23に表示される撮像画像により患部を確認した医療スタッフによる駆動回路12のスイッチ(不図示)操作に基づいてもよい。また、駆動回路12は、制御装置2からの作動信号に応じて動作してもよい。
ここで、上記特許文献1、2に開示されているカプセルは、体内に導入されて所定の部位に留まり、経過を観察するものの、所定部位に対して何ら処置は行っていなかった。
そこで、本開示の一実施形態によれば、所定部位に留まって継続的な処置を行うことにより、より効果的な処置を行うことが可能な医療システムを提供する。
以上、本開示の一実施形態による医療システムの概要を説明した。続いて、本開示による医療システムについて複数の実施形態を挙げて具体的に説明する。
<2.各実施形態>
(2−1.第1の実施形態)
第1の実施形態による医療システムは、図1に示すように、被検体3の体内に導入されるカプセル1および制御装置2を含む。以下、第1の実施形態による制御装置2の構成、カプセル1の構造、および継続的な薬剤放出動作等について順次説明する。
(2−1−1.制御装置の構成)
図2は、第1の実施形態による制御装置2の構成を示すブロック図である。図2に示すように、制御装置2は、制御部21、通信部22、表示部23、操作入力部24、位置検出部25および判断部26を有する。
通信部22は、外部装置と接続し、データの送受信を行う機能を有する。例えば、通信部22は、体外ユニット7と接続し、体外ユニット7を介してカプセル1から、撮像画像や、位置検出用の信号を受信する。また、通信部22は、カプセル1の位置が特定部位付近に到達したことをカプセル1に通知してもよい。また、通信部22は、回転磁界発生装置6と有線または無線により接続し、カプセル1から薬剤を放出させるために、駆動回路12を動作させる作動信号を回転磁界発生装置6に送信してもよい。
表示部23は、制御部21の制御に従って、画像やテキストを含む画面表示を行う機能を有する。また、表示部23は、LCD(Liquid Crystal Display)、OLED(Organic Light−Emitting Diode)またはCRT(Cathode Ray Tube)などにより実現される。
より具体的には、表示部23は、例えば体外ユニット7を介してカプセル1から受信する撮像画像を表示する。これにより、医療スタッフは、被検体3の体内の撮像画像を確認し、カプセル1の位置の認識や、薬剤を放出する特定部位であるか否かを判断することができる。また、表示部23は、所定の薬剤を放出する特定部位の登録を受け付けるための特定用画面を表示してもよい。特定用画面を利用した薬剤散布部位の特定については、「2−2−4.薬剤散布部位の特定」において詳細に説明する。
操作入力部24は、医療スタッフによる操作を検出し、検出した操作入力に基づいて生成した入力信号を制御部21に出力する機能を有する。また、操作入力部24は、マウス、キーボード、およびタッチパネルなどにより実現される。医療スタッフは、操作入力部24を操作することにより、特定部位の登録など各種操作を行なうことができる。
制御部21は、制御装置2全体を制御する機能を有する。例えば、制御部21は、通信部22により受信した撮像画像を表示部23に表示するよう制御する。
また、本実施形態による制御部21は、判断部26から出力された判断結果に基づいて、通信部22を制御し、回転磁界発生装置6に作動信号を送信してもよい。より具体的には、制御部21は、判断部26により、予め特定された薬剤散布部位付近にカプセル1が到達していると判断された場合、通信部22を制御し、作動信号を回転磁界発生装置6に送信する。
位置検出部25は、通信部22がカプセル1から受信した位置検出用の信号に基づいて、カプセル1の位置を検出(算出)する。ここで、位置検出用の信号は、位置情報の他、撮像画像であってもよい。位置検出部25は、カプセル1が撮像した体内の撮像画像を解析し、カプセル1の位置を検出してもよい。また、位置検出部25は、検出したカプセル1の位置を判断部26に出力する。
判断部26は、位置検出部25により検出されたカプセル1の位置が、予め特定された薬剤散布部位付近であるか否かを判断し、判断結果を制御部21に出力する。なお、上述したように、薬剤を散布する体内の特定部位は予め医療スタッフにより登録されていてもよい。
以上、第1の実施形態による制御装置2の構成について詳細に説明した。続いて、第1の実施形態によるカプセル1の構造について、図3〜図4を参照して説明する。
(2−1−2.カプセル型医療装置の構造)
図3は、第1の実施形態によるカプセル1の外観図である。図3に示すように被検体3の体腔管路29内に挿入されるカプセル1は、略円筒形状であって、カプセル1の後端を丸みを付けて閉塞した外装ケース30で覆われている。また、外装ケース30の後端部分には薬剤を放出する開口31が設けられ、外装ケース30の先端部分には半球面形状の透明カバー32が水密的に接続固定されている。
透明カバー32の内側の密閉した容器内には、図3に示すように、透明カバー32に対向するよう撮像光学系34が中央に配置され、撮像光学系34の周囲には白色LED33等の照明部が配置されている。
そして、カプセル1が体内の所定の部位付近に到達した場合、その部位の周囲に配置された回転磁界発生装置6の複数の電磁石14に駆動電流が流されることにより回転磁界が発生し、カプセル1の開口31から薬剤が放出される。
より具体的には、カプセル1内部に回転自在に設けられた移動体52が、回転磁界により移動することで、カプセル1内部の収納部を閉塞していた状態から外部に連通する状態となり、収納部に収納された薬剤が放出される。以下、このようなカプセル1の具体的な内部構造について図4を参照して説明する。
図4は、カプセル1内部の移動体が複数の収納部を閉塞している状態(初期状態)から複数の収納部を各々外部に連通させた状態における内部構造の遷移図である。まず、図4上に示す初期状態の図を参照してカプセル1の内部構造について説明する。
図4上に示すように、透明カバー32に対向する中央部に配置した撮像光学系34の結像位置には、CMOSイメージャ(またはCCD)等の撮像センサ36が配置される。
撮像センサ36の後方上部には、制御部37、記憶&通信部38、および電池39が配置されている。
制御部37は、撮像センサ36を駆動したり、撮像センサ36の出力信号に対する信号処理を行ったり、また、次に説明する記憶&通信部38などその他の回路の制御を行う。また、本実施形態による制御部37は、カプセル1が特定部位付近に到達した場合、停止手段(不図示)を作動させる制御を行う。停止手段を作動させることで、カプセル1は特定部位付近に留まることができる。
記憶&通信部38は、撮像した画像信号(撮像画像)を記憶する機能と、画像信号を無線で送信する等の通信機能を有する。
電池39は、例えばボタン型であって、図示しない配線基板と導通し、配線基板を介して記憶&通信部38と電気的に接続する。
また、図4に示すように、電池39の後方(左側)であって、外装ケース30による壁部により、電池39、記憶&通信部38および制御部37と遮断された部分に、収納部40、41が設けられている。
収納部40、41に各々収納される薬剤は、予め図示しない横孔から加圧気体と共に挿入される。また、横孔は薬剤挿入後にゴム栓等で閉塞される。
図4に示すように、収納部40、41がカプセル1の中心軸から上側に偏芯して設けられる一方、収納部40、41と反対側には、カプセル1の中心軸から下側に偏芯して、各収納部から選択的に薬剤を放出させる薬剤放出部54が設けられる。
第1の実施形態による薬剤放出部54は、図4に示すように、移動体52、および移動体52をカプセル1の長手方向に回転的に移動可能に配置または支持する移動体収納部47により実現される。
移動体収納部47は、開口31が後端となる第1の凹部44、第1の凹部44の前端側に形成されたネジ孔(雌ネジ)45、およびネジ孔45を介して第1の凹部44と連通する第2の凹部46を含む。なお、第1の凹部44の側部には、収納部40、41に各々連通する管路の開口42、43が開口している。
また、移動体収納部47は、移動体52を、移動体52の前端側に設けられネジ部(雄ネジ部)48をネジ孔45に螺合させた状態で収納支持する。
移動体52は、上述したように前端側にネジ部48が設けられ、さらにネジ部48の先端(移動体52の前端)には、例えば円板状のストッパ51が設けられる。ストッパ51は第2の凹部46内に収納される。また、移動体52の後端側には第1の凹部44に嵌合する円柱部49が設けられ、円柱部49の後端付近には、例えばT字形状の孔50が設けられる。
図4上に示す初期状態では、移動体52は、円柱部49により開口42、43を閉塞している。ここで、移動体52は、例えば1点鎖線で示す中心軸の両側(例えば中心軸の上半分と下半分)が、N及びSに着磁された永久磁石で形成されている。したがって、図4上に示す状態において、図3に示す電磁石14により回転磁界が発生すると、移動体52が回転し、図4中央に示すように先端方向(右方向)に移動する。
図4中央に示す状態では、移動体52のT字形状の孔50が開口42と連通し、収納部40に収納された第1の薬剤(以下、薬剤Aと称す)が、開口42からT字形状の孔50を経て、カプセル1の外部に放出される。
また、さらに移動体52が回転し、例えばストッパ51が第2の凹部46の壁面に突き当たる位置まで先端方向(右方向)に移動すると、図4下に示すように、移動体52のT字形状の孔50が開口42と連通する。これにより、収納部41に収納された第2の薬剤(以下、薬剤Bと称す)が、開口43からT字形状の孔50を経て、カプセル1の外部に放出される。
以上図4を参照して説明したように、本実施形態では、カプセル1内部の薬剤放出部54に含まれる移動体52が、外部の回転磁界の発生に応じて回転移動することで、薬剤を収納した収納部40、41に連通する開口42、43を開閉する。これにより、カプセル1は、薬剤A、Bを順次外部に放出することができる。
ここで、本実施形態によるカプセル1は、上述したように制御部37が停止手段を作動させ、特定部位付近に停止することができる。停止手段の実現方法は様々あり、例えば特開2003−325438に記載されているようなバルーンタイプであってもよい。バルーンタイプの場合、カプセル1の長手方向中央の外周面が伸縮自在で気密機能を持つバルーンで覆われ、このバルーンの両端はカプセル1の外周面にベルト状の固定部材で気密的に固定される。カプセル1が特定部位付近に到達した場合、制御部37による制御または外部の回転磁界に応じて、カプセル1に収納していた加圧気体がバルーン側に流れ、バルーンが膨張する。これにより、カプセル1は特定部位付近に留まることができる。
さらに、上記特許文献2(特開2005−204806)に記載されているようなアームタイプであってもよい。以下、図5を参照して具体的に説明する。
図5は、本実施形態によるカプセル1の停止手段の一例を説明するための図である。図5に示すように、カプセル1は、アーム55a、55bおよびピン56a、56bから成る停止手段57を有する。カプセル1の長手方向中央に設けられたアーム55a、55bは、ピン56a、56bに配設されたバネ(不図示)の付勢力によって、カプセル1内部に保持された状態からカプセル1の長手方向に対して略垂直となる状態に回動する。
このように、アーム55a、55bが、ピン56a、56bを支点として回動して、図5に示すように体腔管路29の内壁の粘膜を挟持することにより、カプセル1は特定部位付近に留まることができる。そして、カプセル1は、特定部位付近に留まった状態で、継続的に処置を施すことが可能となる。
以上、本実施形態によるカプセル1の構造について詳細に説明した。続いて、上述した構造を有するカプセル1の動作について、図6を参照して具体的に説明する。なお、本実施形態では、継続的な処置の一例として薬剤を継続的に放出する処置を行う。
(2−1−3.継続的な薬剤放出動作)
図6は、第1の実施形態による薬剤放出動作を示すフローチャートである。図6に示すように、まず、ステップS103において、制御装置2は、薬剤を放出(散布または塗布)する特定部位を登録する。より具体的には、制御装置2は、例えば医療スタッフによる操作入力に基づいて、薬剤を放出する特定部位と、当該特定部位で放出する薬剤を対応付けて記憶する。
次いで、ステップS106において、電源投入され、被検体3に飲み込まれたカプセル1は、体腔内を移動しながら位置検出用信号を制御装置2に送信する。
次に、ステップS109において、制御装置2の位置検出部25は、カプセル1から送信された位置検出用信号の強度に基づいてカプセル1の位置を検出する。なお、カプセル1から位置検出用信号として撮像画像が送信された場合、位置検出部25は、撮像画像を解析してカプセル1の位置を検出してもよい。
次いで、ステップS112において、制御装置2の判断部26は、位置検出部25により検出されたカプセル1の位置が、上記ステップS103で登録された特定部位付近であるか否かを判断する。例えば、判断部26はカプセル1が、予め登録された特定部位から所定の距離以内である場合、カプセル1が特定部位付近に到達したと判断する。
次に、判断部26によりカプセル1が特定部位付近に到達したと判断された場合、ステップS115において、制御装置2は、特定部位付近であることをカプセル1に通知する。
次いで、ステップS118において、カプセル1は、制御装置2から受信した通知に応じて、停止手段を作動させる。具体的には、例えば上述したように、カプセル1はアーム55a、55bを回動させ、体腔内の内壁の粘膜を挟持することにより停止してもよい。
また、ステップS121において、制御装置2は、カプセル1から薬剤Aが放出されるよう、作動信号を回転磁界発生装置6に送信する制御を行う。
次いで、ステップS124において、回転磁界発生装置6は、作動信号に応じて駆動回路12を動作させ、駆動回路12から複数箇所の電磁石14に直流電流を駆動信号として順次供給し、回転磁界を発生させる。
次に、ステップS127において、カプセル1は、薬剤Aを放出する。上述したように、回転磁界が印加されると、カプセル1の移動体52が回転移動し、図4中央に示すように、薬剤Aが収納された収納部40の開口42が移動体52のT字形状の孔50を経て外部と連通する状態となる。これにより、収納部40の薬剤Aはカプセル1の外部に放出され、薬剤Aが特定部位付近に放出される。
次いで、ステップS130において、制御装置2は、薬剤A放出のために作動信号を回転磁界発生装置6に送信してから所定の時間が経過したか否かを判断する。
所定の時間経過後、ステップS133において、制御装置2は、カプセル1から薬剤Bが放出されるよう、作動信号を回転磁界発生装置6に送信する制御を行う。
次いで、ステップS136において、回転磁界発生装置6は、作動信号に応じて駆動回路12を動作させ、駆動回路12から複数箇所の電磁石14に直流電流を駆動信号として順次供給し、回転磁界を発生させる。
次に、ステップS139において、カプセル1は、薬剤Bを放出する。上述したように、回転磁界が印加されると、カプセル1内部の移動体52がさらに回転移動し、図4下に示すように、薬剤Bが収納された収納部41の開口43が移動体52のT字形状の孔50を経て外部と連通する状態となる。これにより、収納部41の薬剤Bはカプセル1の外部に放出され、薬剤Bが特定部位付近に放出される。
そして、ステップS140において、カプセル1は停止手段を解除し、再び体腔内を移動し始め、外部に排出される。
以上説明したように、第1の実施形態によるカプセル1の継続的な薬剤放出動作では、特定部位付近において、複数の薬剤Aおよび薬剤Bを所定の時間間隔を置いて周期的に放出することができる。なお、本開示による複数の薬剤の放出タイミングは周期的なものに限定されず、非周期的なものであってもよい。例えば、本実施形態によるカプセルは、1日のうち、「6時間、6時間、12時間」といった非周期的なタイミングで薬剤を複数回放出してもよい。また、本実施形態によるカプセルは、1日のうち、「5分、5分、7時間50分、5分、5分、7時間50分、5分、5分、7時間50分、5分、5分」といった非周期的なタイミングで薬剤を複数回放出してもよい(8時間おきに5分毎の3回の薬剤放出)。
(2−1−4.薬剤散布部位の特定)
次に、上記図6のステップS103に示す特定部位の登録について説明する。医療スタッフは、制御装置2の表示部23に表示される特定画面に従って、直感的に各々の薬剤を散布する特定の部位を登録することができる。以下、特定画面の一例を図7および図8に示して具体的に説明する。
図7は、第1の実施形態による制御装置2の表示部23に表示される薬剤散布部位特定画面の一例を示す図である。図7に示すように、薬剤散布部位特定画面は、各体内部位を示す部位画像231、患部アイコン233、薬剤アイコン235、および時間間隔選択用チェックボックス239を含む。
部位画像231は、図7に示すように、各部位のイラストと名称が対応付けられた画像であってもよい。なお、図7に示す例では、部位画像231として身体の部位の画一的なイラストを表示しているが、実際の被検体3の身体の位置は略固定され、各臓器(部位)の絶対位置(位置座標)は既に制御装置2の制御部21が認識している。よって、制御部21は、部位画像231に示す各部位に対応する被検体3の部位の位置座標を算出することができる。
患部アイコン233は、薬剤を散布する部位を特定するためのアイコンである。また、薬剤アイコン235は、特定部位付近に散布する薬剤を指定するためのアイコンである。
時間間隔選択用チェックボックス239は、被検体3に導入されるカプセルからどのくらいの時間間隔で薬剤を放出させるかを選択するためのチェックボックスである。図7に示す例では、「10分置き」または「1日置き」の選択、若しくは「時間間隔を指定」を選択して任意の時間間隔を入力することができる。
続いて、図8を参照して特定部位の登録、特定部位に散布する薬剤の指定、および時間間隔の選択について説明する。図8に示すように、医療スタッフは、患部アイコン233aを選択し、ドラッグ&ドロップ操作により所望する特定部位に患部アイコン233aを移動させる。
また、医療スタッフは、特定部位付近で放出する薬剤を指定する。ここでは、例えば特定部位付近で散布したい薬剤A、薬剤Bを示す各薬剤アイコン235a、235bを選択し、ドラッグ&ドロップ操作により患部アイコン233a付近に移動させる。
さらに、医療スタッフは、薬剤放出動作の周期(時間間隔)を選択する。例えば、複数のカプセルから薬剤A、薬剤Bを10分置きに放出させる場合、図8に示すように、医療スタッフはチェックボックス239aをチェックする。
また、医療スタッフによる入力操作に基づいて、制御装置2の制御部21は、患部アイコン233aが移動された部位画像231上の特定部位に対応する実際の被検体3の身体における座標位置を算出する。また、制御部21は、部位画像231上の特定部位付近に移動された薬剤アイコン235a、235bに示される薬剤の種別や、これらの薬剤を収納するカプセルの種別を、算出した特定部位の座標位置に関連付けて記憶する。
このように、医療スタッフは、制御装置2の表示部23に表示される特定画面において患部アイコン233や薬剤アイコン235を選択し、部位画像231上の任意の位置に移動させることで、直感的に特定部位を指定することができる。
以上説明したように、本開示の第1の実施形態では、制御装置2が回転磁界発生装置6に回転磁界を発生させるための作動信号を所定時間毎に送信することで、カプセル1は、所定時間毎に(周期的/非周期的に)薬剤A、Bを特定部位付近に放出することができる。
(2−1−5.変形例1)
上述した第1の実施形態によるカプセル1の構造として、図3〜図4に、外部の回転磁界に応じて移動体52が回転移動する構造を示したが、本実施形態によるカプセル型医療装置の構造はこれに限定されない。
例えば、本開示によるカプセル型医療装置は、薬剤放出口を開閉する弁を有し、これを制御することで薬剤を放出する構成であってもよい。以下、第1の実施形態の変形例として、薬剤放出口を開閉する弁を有するカプセル型医療装置について図9〜図10を参照して具体的に説明する。なお、本変形例による医療システムは、薬剤A、Bを収納するカプセル型医療装置60(以下、カプセル60と称す)および制御装置2を有する。
−構造
図9は、変形例1によるカプセル60の主要部の内部構造と、カプセル60の停止手段の一例を示す図である。図9上に示すように、本実施形態によるカプセル60は、カプセル状の筐体61内であって、壁部61aの左側に、電池73、制御部70、受信部71および送信部72を有する。なお、筐体61は、プラスチック等で内部を密閉するように形成されている。
また、壁部61aの右側には、薬剤を収納する収納部62、63、筐体61の外表面に形成された薬剤放出口64、65、各収納部と各薬剤放出口を各々連通する薬剤放出管路66、67、および各管路66、67を開閉する開閉弁68、69が設けられる。なお、薬剤放出口64、65は、筐体61の一端側に軸回りに各々複数形成されていてもよい。
以下、図9上に示すカプセル60の各構成について説明する。電池73は、例えばボタン型電池であって、制御部70、受信部71および送信部72の各構成に電力を供給する。
制御部70は、カプセル60全体を制御する機能を有する。また、本実施形態による制御部70(薬剤放出部)は、受信部71により受信した放出信号(制御信号)に応じて開閉弁68または69を作動させ、薬剤Aまたは薬剤Bを放出する。また、本実施形態による制御部37は、カプセル60が特定部位付近に到達した場合、停止手段(図9下に示す停止手段77参照)を作動させる制御を行う。停止手段を作動させることで、カプセル60は特定部位付近に留まることができる。
受信部71は、外部装置からデータを受信する機能を有する。例えば、受信部71は、制御装置2から薬剤放出信号を受信する。また、受信部71は、受信した薬剤放出信号を制御部70に出力する。送信部72は、外部装置にデータを送信する機能を有する。例えば、送信部72は、制御装置2に自装置の位置を示す位置情報として電波(位置検出用信号)を送信する。
なお、図9上に示す例では、受信部71および送信部72を別ブロックで示したが、カプセル60の構成は図9上に示す例に限定されず、例えば受信機能および送信機能を有する通信部を有する構成であってもよい。
収納部62は、薬剤Aを収納する。また、図9上に示すように、収納部62には、薬剤放出管路66が接続されている。また、上述したように、薬剤放出管路66を開閉するよう移動可能な開閉弁68が設けられている。
一方、収納部63は、薬剤Bを収納する。また、図9上に示すように、収納部63には、薬剤放出管路67が接続されている。また、上述したように、薬剤放出管路67を開閉するよう移動可能な開閉弁69が設けられている。
このような構造を有するカプセル60は、初期状態においては、両開閉弁68、69が両管路66、67を各々閉塞する位置に設定される。そして、制御部70が、受信部71により制御装置2から受信した放出信号(制御信号)に応じて、管路66、67を各々開放するよう開閉弁68、69を制御すると、各薬剤が放出される。
例えば、受信部71が第1の放出信号を受信した場合、制御部70は、薬剤放出管路66を開放するよう開閉弁68を制御し、薬剤Aを放出させることができる。また、受信部71が第2の放出信号を受信した場合、制御部70は、薬剤放出管路67を開放するよう開閉弁69を制御し、薬剤Bを放出させることができる。
以上図9上に示す図を参照して説明したように、本実施形態では、カプセル60の制御部70が開閉弁68、69を制御することで、薬剤A、Bを外部に放出することができる。
ここで、本変形例によるカプセル60も、上述したように制御部70が停止手段を作動させ、特定部位付近に停止することができる。停止手段の実現方法は様々あり、例えば特開2003−325438に記載されているようなバルーンタイプであってもよいし、上記特許文献2(特開2005−204806)に記載されているようなアームタイプであってもよい。以下、図9下に示す図を参照して具体的に説明する。
図9下に示す図は、本変形例1によるカプセル60の停止手段の一例を説明するための図である。図9下に示すように、筐体61の一端側には、薬剤放出口64、65が軸回りに各々複数形成されている。
また、図9下に示すように、カプセル60は、アーム75a、75b、およびピン76a、76bから成る停止手段77を有する。カプセル60の長手方向中央に設けられたアーム75a、75bは、ピン76a、76bに配設されたバネ(不図示)の付勢力によって、カプセル60内部に保持された状態からカプセル60の長手方向に対して略垂直となる状態に回動する。
このように、アーム75a、75bが、ピン76a、76bを支点として回動して、体腔管路29の内壁の粘膜を挟持することにより、カプセル60は特定部位付近に留まることができる。そして、カプセル60は、特定部位付近に留まった状態で、継続的に処置を施すことが可能となる。
以上、本変形例によるカプセル60の構成について詳細に説明した。続いて、本変形例の動作について、図10を参照して具体的に説明する。なお、本実施形態では、継続的な処置の一例として薬剤を継続的に放出する処置を行う。
−連携動作
図10は、変形例1による薬剤放出動作を示すフローチャートである。図10に示すステップS143、S149、S152は、図6に示すステップS103、S109、S112と同様であるので、ここでの説明は省略する。
また、ステップS146において、電源投入され、被検体3に飲み込まれたカプセル60は、体腔内を移動しながら位置情報を制御装置2に送信する。
次に、制御装置2の判断部26によりカプセル60が特定部位付近に到達したと判断された場合、ステップS155において、制御装置2は、特定部位付近であることをカプセル60に通知する。
次いで、ステップS158において、カプセル60は、制御装置2から受信した通知に応じて、停止手段を作動させる。具体的には、例えば上述したように、カプセル60はアーム75a、75bを回動させ、体腔内の内壁の粘膜を挟持することにより停止してもよい。
また、ステップS161において、制御装置2は、カプセル60から薬剤Aが放出されるよう、第1の放出信号(制御信号)をカプセル60に送信する制御を行う。
次に、ステップS164において、カプセル60は、制御装置2から受信した第1の放出信号に応じて、開閉弁68を制御し、収納部62に収納された薬剤Aを特定部位付近に放出する。
次いで、ステップS167において、制御装置2は、薬剤A放出のために第1の放出信号をカプセル60に送信してから所定の時間が経過したか否かを判断する。
所定の時間経過後、ステップS170において、制御装置2は、カプセル60から薬剤Bが放出されるよう、第2の放出信号(制御信号)をカプセル60に送信する制御を行う。
次いで、ステップS173において、カプセル60は、制御装置2から受信した第2の放出信号に応じて、開閉弁69を制御し、収納部63に収納された薬剤Bを特定部位付近に放出する。
そして、ステップS176において、カプセル60は停止手段を解除し、再び体腔内を移動し始め、外部に排出される。
以上説明したように、変形例1によるカプセル60の継続的な薬剤放出動作では、特定部位付近において、複数の薬剤Aおよび薬剤Bを所定の時間間隔を置いて周期的または非周期的に放出することができる。
(2−1−6.変形例2)
上述した実施形態および変形例1では、継続的な薬剤放出動作として、周期的な(時間間隔を置いた)薬剤放出について説明したが、本開示による継続的な薬剤放出動作はこれに限定されない。例えば、継続的な薬剤放出動作として、薬剤放出口を小さくし、少量の薬剤を連続的に放出し続けてもよい。また、継続的な薬剤放出動作として、薬剤放出口の大きさを制御し、時間経過に応じて放出範囲を狭めてもよい。
以下、第1の実施形態の変形例2として、薬剤放出口の大きさを制御し、連続的に薬剤を放出し続けるカプセル型医療装置について図11を参照して説明する。
図11は、変形例2によるカプセル型医療装置を説明するための図である。図11上に示すように、カプセル型医療装置90(以下、カプセル90とも称す)は、通信部96、制御部97、薬剤放出部98、および停止手段95を有する。
カプセル90は、通信部96により、体腔管路29内を移動しながら制御装置2に位置情報を送信する。
また、制御部97は、制御装置2から特定部位付近に到達した旨の通知を受信すると、停止手段95を作動させ、アーム94a、94bにより体腔管路29内の粘膜を挟持して特定部位付近に停止する。なお、停止手段95の構造は、図5に示すアームタイプのカプセル1において説明した停止手段57の構造と同様である。
次に、制御装置2から薬剤放出信号を受信すると、薬剤放出部98は、収納する薬剤を外装ケース91に設けられた開口92から特定部位付近に出する。ここで、本変形例による開口92は、図11上に示すように、複数の羽根部材93により形成される。
そこで、カプセル90の制御部97は、図11上に示す開口92の状態から図11下に示す開口92の状態のように、複数の羽根部材93により開口92を絞るよう制御することで、薬剤を放出する範囲を徐々に狭くすることができる。
これにより、カプセル90は、薬剤放出開始時は広範囲に薬剤を放出し、時間経過と共に薬剤放出範囲を狭め、ピンポイントで薬剤を放出することができる。
このように、本開示によるカプセル90は、薬剤を放出する量や放出範囲を制御し、連続的に(持続的に)薬剤を特定部位付近に放出することができる。なお、図11に示す例では、複数の羽根部材93により開口92の大きさを制御しているが、これは一例に過ぎず、開口92の大きさを制御する構造は特に限定されない。
以上、第1の実施形態について詳細に説明した。上述した第1の実施形態によれば、カプセル1、60、90は、特定部位付近に留まって継続的に薬剤を放出する処置を行うことができる。
なお、薬剤の放出方法としては、カプセル1、60、90のように、特定部位付近に薬剤を散布する方法の他、例えば特定部位付近に薬剤を直接塗布する方法であってもよい。
また、上述したカプセル1、60、90は、制御装置2において位置が検出され、特定部位付近に到達したか否かを判断され、また、制御装置2による制御(外部の回転磁界発生、放出信号の送信)に応じて薬剤を継続的に放出している。しかし、本開示による医療システムは、このようなセンター管理型に限定されず、カプセルが自律した自律型であってもよい。
自律型のカプセルの場合、カプセル自ら登録された特定部位を記憶し、また、体腔内を移動しながら自装置の位置を検出する。自装置の位置の検出は、例えば体腔内を撮像した撮像画像を解析して検出してもよい。また、自律型のカプセルは、特定部位付近に到達したか否かを判断し、特定部位付近に到達したと判断した場合、停止手段を作動させ、特定部位付近に留まりながら継続的な薬剤放出の処置を行う。
このような自律型のカプセルの場合、例えば1日2回、朝晩に薬を飲む必要がある場合でも、朝に本開示による自律型のカプセルを1回飲むだけでよい。つまり、本開示による自律型のカプセルが、朝、被検体の体腔内に導入され、胃の一部に留まって薬剤Aを散布した後、所定時間経過後の夜に薬剤Bを散布することが可能であるので、被検体は1日1回カプセルを飲むだけで効果的な治療を受けることができる。
(2−2.第2の実施形態)
上述した第1の実施形態では、継続的な処置の一例として、継続的に薬剤を放出する処置について説明したが、本開示による継続的な処置はこれに限定されず、例えば、継続的に刺激を与える処置を行ってもよい。ここで、刺激とは、例えば温熱、冷却、電気、磁気、振動、酸素放出、針刺激等であってもよい。本実施形態では、継続的にこれらの(いずれかの)刺激を行うことで、より効果的な治療を行うことができる。
例えば、特定の細胞の生存率が特定の温度を境に低下する場合、部分的な温熱治療が有効である。より具体的には、例えばがん細胞の生存率は、42.5度を境に低下するので、一定時間(300分〜500分程)、温熱治療を続けることは有効である。
また、特定部位を継続的に刺激することで、免疫機構を発動(キラーT細胞の標識、NK活性その他)させることができ、また、リンパ球等を特定部位付近に集中させることもできる。
そこで、第2の実施形態では、特定部位に留まって継続的に刺激を与える処置(例えば温熱処置)を行うカプセル型医療装置を提案する。これにより、より効果的な治療が可能となり、医療分野における治療方法を飛躍的に向上させることができる。以下、図12を参照して第2の実施形態によるカプセル型医療装置について詳細に説明する。
図12は、第2の実施形態によるカプセル型医療装置の構成を示す図である。図12に示すように、カプセル型医療装置80(以下、カプセル80とも称す)は、制御部81、通信部82、照明部83、撮像部84、停止手段87および刺激部88を有する。照明部83および撮像部84は、透明カバー89の内部に配置され、カプセル80が体内を移動している際に体腔管路内を撮像する。
制御部81は、カプセル80の各構成を制御する。例えば、カプセル80がセンター管理型の場合、制御部81は、通信部82から位置検出用信号を制御装置2に送信させる。また、制御部81は、制御装置2から特定部位付近である旨の通知を受けた場合、停止手段87を作動させ、特定部位付近に停止する。また、制御部81は、制御装置2から受信した制御信号に従って、刺激部88により特定部位付近に刺激を与えるよう制御する。
あるいは、カプセル80が自律型の場合、制御部81は、撮像部84から出力された体内の撮像画像を解析し、予め登録された特定部位に自装置が到達したか否かを判断してもよい。また、制御部81は、自装置が特定部位付近に到達したと判断した場合、停止手段87を作動させ、特定部位付近に停止する。また、制御部81は、特定部位付近に留まりながら刺激部88により刺激を与えるよう制御する。
停止手段87は、アーム85a、85bおよびピン86a、86bから成る。具体的な動作は図5を参照して説明した停止手段57と同様であって、アーム85a、85bは、ピン86a、86bを支点として回動し、体腔管路の内壁の粘膜を挟持する。これにより、カプセル80は特定部位付近に留まることができる。なお、図12に示す停止手段87は、カプセル80が有する停止手段の一例であって、本実施形態によるカプセル80が有する停止手段はこれに限定されない。例えば、カプセル80は、バルーン型の停止手段を有してもよい。
刺激部88は、特定部位に継続的に刺激を与えることができる。より具体的には、刺激部88は、例えば微小な振動を起こす振動部、特定部位を温める発熱部、または特定部位を冷やす冷却部により実現されてもよい。また、刺激部88は、連続的に(一定時間続けて)刺激を与えてもよいし、周期的または非周期的に刺激を与えてもよい。さらに、刺激部88は、指定時間に刺激を与えてもよい。また、本実施形態による刺激部88は、刺激範囲を時間経過に応じて狭めるよう制御してもよいし、刺激強度を時間経過に応じて弱めるよう制御してもよい。
このような構成を有することにより、第2の実施形態によるカプセル80は、特定部位付近に留まって継続的に刺激を与え続けることができる。
<3.まとめ>
上述したように、本実施形態による医療システムでは、所定部位に留まって継続的な処置を行うことにより、より効果的な処置を行うことができる。また、これにより医療分野における治療方法を飛躍的に向上させることができる。
より具体的には、第1の実施形態によるカプセル型医療装置は、例えば特定部位付近に複数の薬剤を継続的に放出してもよい。
また、第2の実施形態によるカプセル型医療装置は、特定部位付近に継続的に刺激を与えることで、特定の細胞を死滅させたり、免疫機構の発動、リンパ球等の集中などを促したりしてもよい。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本技術はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、本開示による各実施形態のカプセルが有する停止手段は、上述したバルーン型またはアーム型に限定されない。例えば、上記特許文献1(特開2007−14634)に記載されているようなクリップタイプであってもよい。
クリップタイプの場合、カプセル1に短めの紐部材が連結され、この紐部材の先にはクリップ(係止部)が取り付けられる。そして、特定部位付近において、内視鏡的なクリッピング処置具によりカプセル1のクリップを体腔内組織に直接係止固定する。なお、カプセル1に2つのクリップが各紐部材により取り付けられている場合、クリッピング処置具により片方を体腔内に係止させた後、他方の係止箇所を調整することでカプセル1の留置姿勢を調整することが可能である。
また、本開示によるカプセル型医療装置が有する他の停止手段として、所定の長さを有する線状部を用いてもよい。例えば、図13に示すように、カプセル型医療装置100(以下、カプセル100と称す)に線状部110が連結され、線状部110の先は被検体3の口部に係止される。また、線状部110が、口部から特定部位付近までの長さを有することにより、カプセル100は特定部位付近で停止することができる。
また、線状部110の先が外部の電源装置に接続している場合、カプセル100は電源装置から線状部110を介して電源供給を受けることができる。
さらに、本開示によるカプセル型医療装置は、外部で発生した磁力に応じて停止してもよい。例えば、制御装置2が、外部の磁力発生装置を作動させることで、特定部位付近に磁力を発生させる。この場合、被検体3の体腔内を移動するカプセル型医療装置は、特定部位付近において外部で発生する磁力により停止することができる。
また、上記各実施形態では、継続的な処置の一例として、薬剤放出や刺激を与える処置について説明したが、本開示による継続的な処置はこれらに限定されない。例えば、本開示によるカプセル型医療装置は、継続的な処置の一例として、特定部位に留まって治癒状態を観察し、治癒状態に応じて薬剤放出や刺激を与える処置を行ってもよい。
このようなカプセル型医療装置は、撮像部により撮像した特定部位付近の撮像画像を解析して治癒状態を観察してもよいし、採取した生体組織に基づいて治癒状態を観察してもよい。また、カプセル型医療装置は、体内の状況を検出するセンサにより検出された所定の値(例えばpHの値)に基づいて治癒状態を観察してもよい。
また、上記実施形態では、図7を参照して説明したように、薬剤放出のタイミングとして時間間隔を指定しているが、本開示による薬剤放出のタイミングの指定はこれに限定されない。例えば、「午前7時、午後1時、午後9時」といった時間指定であってもよい。
また、本開示によるカプセル型医療装置は、食事の時間(食事の有無)に応じて薬剤を放出してもよい。より具体的には、食事の有無が制御装置2から通知されてもよいし、カプセル自身で食事の有無を判断してもよい。また、カプセル自身で食事の有無を判断する場合、例えば胃の撮像画像や、胃液のpH値に基づいて判断してもよい。これにより、食前、食中、食後、食間の薬剤放出を制御することができる。
また、本開示によるカプセル型医療装置は、睡眠時間に応じて薬剤を放出してもよい。睡眠時間は、予め定められたものであってもよいし、制御装置2において被検体3の睡眠開始・終了が判断され、カプセルに通知されてもよいし、医療スタッフにより被検体3の睡眠開始・終了が判断され、制御装置2から通知されてもよい。これにより、就寝前、就寝直後、就寝中の薬剤放出を制御することができる。
また、本開示によるカプセル型医療装置は、時間経過に応じて薬剤の放出量を少なくするよう制御してもよい。
さらに、図1に示す例では、体外ユニット7を介してカプセル1と制御装置2がデータの送受信を行っているが、本開示の実施形態による医療システムはこれに限定されない。例えば、カプセル1と制御装置2が直接データの送受信を行ってもよい。
なお、本技術は以下のような構成も取ることができる。
(1)
体腔内に留まることができるカプセル型医療装置であって、
所定の部位に留まって継続的に処置を施す、カプセル型医療装置。
(2)
所定の部位に対して、継続的に刺激を与える刺激部を備える、前記(1)に記載のカプセル型医療装置。
(3)
前記刺激部は、連続的に刺激を与える、前記(2)に記載のカプセル型医療装置。
(4)
前記刺激部は、周期的または非周期的に刺激を与える、前記(2)に記載のカプセル型医療装置。
(5)
前記刺激部は、指定時間に刺激を与える、前記(2)に記載のカプセル型医療装置。
(6)
前記刺激部は、刺激範囲を時間経過に応じて狭めるよう制御する、前記(2)から(5)のいずれか1項に記載のカプセル型医療装置。
(7)
前記刺激部は、刺激強度を時間経過に応じて弱めるよう制御する、前記(2)から(6)のいずれか1項に記載のカプセル型医療装置。
(8)
所定の部位に留まって、継続的に薬剤を散布ないし塗布する薬剤放出部を備える、前記(1)から(7)のいずれか1項に記載のカプセル型医療装置。
(9)
前記薬剤放出部は、薬剤を連続的に放出する、前記(8)に記載のカプセル型医療装置。
(10)
前記薬剤放出部は、薬剤を周期的または非周期的に放出する、前記(8)に記載のカプセル型医療装置。
(11)
前記薬剤放出部は、薬剤を時間指定して放出する、前記(8)に記載のカプセル型医療装置。
(12)
前記薬剤放出部は、放出範囲を時間経過に応じて狭めるよう制御する、前記(8)から(11)のいずれか1項に記載のカプセル型医療装置。
(13)
前記薬剤放出部は、放出量を時間経過に応じて少なくするよう制御する、前記(8)から(12)のいずれか1項に記載のカプセル型医療装置。
(14)
前記薬剤放出部は、食事または睡眠時間に応じて薬剤を放出する、前記(8)に記載のカプセル型医療装置。
(15)
前記薬剤放出部は、所定の部位の治癒状態に応じて薬剤の放出を制御する、前記(8)に記載のカプセル型医療装置。
(16)
前記カプセル型医療装置は、
制御装置からの制御信号を受信する受信部と、
前記受信部により受信した前記制御信号に従って所定の部位に対して継続的に処置を施す、前記(1)から(15)のいずれか1項に記載のカプセル型医療装置。
(17)
前記カプセル型医療装置は、所定の部位に留まるための線状部を備える、前記(1)から(16)のいずれか1項に記載のカプセル型医療装置。
(18)
前記カプセル型医療装置は、前記線状部を介して外部の電源装置から電源供給を受ける、前記(17)に記載のカプセル型医療装置。
(19)
前記カプセル型医療装置は、磁力により前記所定の部位に留まる、前記(1)から(18)のいずれか1項に記載のカプセル型医療装置。
(20)
制御装置と、
体腔内に留まることができるカプセル型医療装置と、
を備え、
前記カプセル型医療装置は、
前記制御装置からの制御信号を受信する受信部と;
前記受信部により受信した前記制御信号に従って所定の部位に留まって継続的に処置を施す処置部と;を有する、医療システム。
1、60、80、90、100 カプセル型医療装置
2 制御装置
3 被検体
6 回転磁界発生装置
7 体外ユニット
12 駆動回路
14 電磁石
21 制御部
22 通信部
23 表示部
24 操作入力部
25 位置検出部
26 判断部
29 体腔管路
30 外装ケース
31 開口
32 透明カバー
34 撮像光学系
36 撮像センサ
37 制御部
38 記憶&通信部
39 電池
40、62、90 収納部
42 開口
44 第1の凹部
45 ネジ孔(雌ネジ)
46 第2の凹部
47 移動体収納部
48 ネジ部(雄ネジ部)
49 円柱部
50 T字形状の孔
51 ストッパ
52 移動体
54 薬剤放出部
55a、55b、75a、75b、85a、85b、94a、94b アーム
56a、56b、76a、76b、86a、86b ピン
57、77、87、95 停止手段
61 筐体
61a 壁部
64 薬剤放出口
66 薬剤放出管路
68 開閉弁
70 制御部(薬剤放出部)
71 受信部
72 送信部
73 電池
81、97 制御部
82、96 通信部
83 照明部
84 撮像部
88 刺激部
98 薬剤放出部
92 開口
110 線状部

Claims (15)

  1. 体腔内に留まることができるカプセル型医療装置であって、
    所定の部位に留まって継続的に処置を施し、
    所定の部位に対して、継続的に刺激を与える刺激部を備え、
    前記刺激部は、指定時間に刺激を与える、カプセル型医療装置。
  2. 前記刺激部は、刺激範囲を時間経過に応じて狭めるよう制御する、請求項1に記載のカプセル型医療装置。
  3. 前記刺激部は、刺激強度を時間経過に応じて弱めるよう制御する、請求項1または2に記載のカプセル型医療装置。
  4. 所定の部位に留まって、継続的に薬剤を散布ないし塗布する薬剤放出部をさらに備える、請求項1〜3のいずれか1項に記載のカプセル型医療装置。
  5. 前記薬剤放出部は、薬剤を連続的に放出する、請求項に記載のカプセル型医療装置。
  6. 前記薬剤放出部は、薬剤を周期的または非周期的に放出する、請求項に記載のカプセル型医療装置。
  7. 前記薬剤放出部は、薬剤を時間指定して放出する、請求項に記載のカプセル型医療装置。
  8. 前記薬剤放出部は、放出範囲を時間経過に応じて狭めるよう制御する、請求項4〜7のいずれか1項に記載のカプセル型医療装置。
  9. 前記薬剤放出部は、放出量を時間経過に応じて少なくするよう制御する、請求項4〜8のいずれか1項に記載のカプセル型医療装置。
  10. 前記薬剤放出部は、食事または睡眠時間に応じて薬剤を放出する、請求項に記載のカプセル型医療装置。
  11. 前記薬剤放出部は、所定の部位の治癒状態に応じて薬剤の放出を制御する、請求項に記載のカプセル型医療装置。
  12. 前記カプセル型医療装置は、
    制御装置からの制御信号を受信する受信部をさらに備え、
    前記受信部により受信した前記制御信号に従って所定の部位に対して継続的に処置を施す、請求項1〜11のいずれか1項に記載のカプセル型医療装置。
  13. 前記カプセル型医療装置は、所定の部位に留まるための線状部を備える、請求項1〜12のいずれか1項に記載のカプセル型医療装置。
  14. 前記カプセル型医療装置は、前記線状部を介して外部の電源装置から電源供給を受ける、請求項13に記載のカプセル型医療装置。
  15. 前記カプセル型医療装置は、磁力により前記所定の部位に留まる、請求項1〜12のいずれか1項に記載のカプセル型医療装置。
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