JP5982985B2 - パンク修理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、パンク修理方法に関し、更に詳しくは、容器を安定に固定することを可能にしたパンク修理方法に関する。
近年、車両に装着されたタイヤがパンクした際に、タイヤバルブを介してタイヤ内にパンク修理液を注入することにより、パンクを応急的に修理すると同時にタイヤ内に空気を充填することが行われている。
このようにしてパンク修理を行う装置として、例えば特許文献1は、パンク修理液を耐圧性を有する容器に収容し、タイヤ空気圧充填用のコンプレッサーから供給される圧縮空気を利用してパンク修理液をタイヤ内に注入することを提案している。
上述のパンク修理装置を用いてパンク修理作業を行うとき、パンク修理液をタイヤ内に注入している間は、パンク修理液を収容する容器は、転倒したり、傾斜したりしないように安定な姿勢に固定されている必要がある。そのため、例えば、パンク修理液を収容する容器とコンプレッサーとに一対の面ファスナを設けて、パンク修理作業時にこれら容器とコンプレッサーとを面ファスナを介して固定すること(例えば、特許文献2を参照)や、パンク修理液を収容する容器に吸盤を設けて、パンク修理時に吸盤を用いて容器をコンプレッサーの外面に設けた平滑面に固定すること(例えば、特許文献3を参照)が提案されている。
しかしながら、このような方法で容器を固定する場合、容器を固定する対象(特に、コンプレッサー)に対して容器を固定するための加工を施すこと(容器側と対になる面ファスナや、外面に設けられた平滑面を設けること)が必要であるという問題があった。
特開2010−069847号公報 特許第4466777号公報 特許第4466778号公報
本発明の目的は、容器を固定する対象を特定することなく容器を安定に固定することを可能にしたパンク修理方法を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明のパンク修理方法は、少なくとも1本の固定バンドをパンク修理液を収容する液体収容部の外側面に取り付けられると共に、前記少なくとも1本の固定バンドの少なくとも1つの端部に該固定バンドを環状に係止可能な係止手段設けられ、前記固定バンドを係止したときに前記固定バンドにより形成される環状部分の内周長が200mm〜600mmであることを特徴とするパンク修理液収容容器を用い、前記固定バンドにより形成される環状部分の内側に前記パンク修理液収容容器とコンプレッサーとが入るようにして前記固定バンドを巻き付けることで前記パンク修理液収容容器を前記固定バンドによってコンプレッサーに固定する一方で、前記パンク修理液収容容器をコンプレッサーとタイヤとに接続し、該コンプレッサーから供給される圧縮空気によって前記パンク修理液を前記タイヤ内に注入することを特徴とする。
本発明においては、少なくとも1本の固定バンドをパンク修理液を収容する液体収容部の外側面に取り付けると共に、少なくとも1本の固定バンドの少なくとも1つの端部に固定バンドを環状に係止可能な係止手段を設けているので、他物体に対して固定バンドを巻き付けて係止手段によって固定バンドを環状に係止することで、パンク修理液収容容器を他物体に対して固定することが出来、容器を安定に固定した状態でパンク修理作業を行うことが出来る。
本発明のパンク修理方法においては、固定バンドの幅が10mm〜30mmであると共に、固定バンドを係止したときに固定バンドにより形成される環状部分の内周長が200mm〜600mmであることが好ましい。このように、固定バンドの寸法を特定することで、容器をより安定して固定することが出来る。
本発明のパンク修理方法では、固定バンドの本数を2本にすることが出来、その場合、係止手段を一対の係合部から構成し、2本の固定バンドのそれぞれの一方の端部に一対の係合部をそれぞれ設けると共に、2本の固定バンドのそれぞれの他方の端部を前記液体収容部の外側面にそれぞれ取り付けるか、或いは、係止手段を固定バンドの端部を係止可能な1つの係合部から構成し、2本の固定バンドのうちの一方の固定バンドの一方の端部に係合部を設けると共に、一方の固定バンドの他方の端部を液体収容部の外側面に取り付けることが好ましい。
また、本発明のパンク修理方法では、固定バンドの本数を1本にすることが出来、その場合、係止手段を一対の係合部から構成し、1本の固定バンドの一方の端部と他方の端部の両方に一対の係合部をそれぞれ設けると共に、1本の固定バンドの一部を液体収容部の外側面に取り付けるか、或いは、係止手段を固定バンドの端部を係止可能な1つの係合部から構成し、1本の固定バンドの一方の端部に係合部を設けると共に、1本の固定バンドの一部を液体収容部の外側面に取り付けることが好ましい。
、本発明のパンク修理方法における他物体とはコンプレッサーである。
本発明の実施形態からなるパンク修理液収容容器を用いたパンク修理液の注入装置の一例を示す説明図である。 本発明の実施形態からなるパンク修理液収容容器の斜視図である。 本発明の他の実施形態からなるパンク修理液収容容器の斜視図である。 図2のパンク修理液収容容器の側面図である。 本発明の更に他の実施形態からなるパンク修理液収容容器の斜視図である。 図5のパンク修理液収容容器を上面から見た説明図である。 本発明の更に他の実施形態からなるパンク修理液収容容器の側面図である。 本発明の更に他の実施形態からなるパンク修理液収容容器の側面図である。 本発明の更に他の実施形態からなるパンク修理液収容容器の側面図である。 本発明の更に他の実施形態からなるパンク修理液収容容器の側面図である。 本発明のパンク修理液収容容器の係止手段の一例を示す説明図である。 本発明のパンク修理液収容容器の係止手段の他の例を示す説明図である。 図12の係止手段を係合した状態を示す説明図である。 本発明のパンク修理液収容容器の係止手段の更に他の例を示す説明図である。 本発明のパンク修理液収容容器の係止手段の更に他の例を示す説明図である。 図15の係止手段の他の態様を示す説明図である。 図15の係止手段の更に他の態様を示す説明図である。 本発明のパンク修理液収容容器の係止手段の更に他の例を示す説明図である。 図18の係止手段を係合した状態を示す説明図である。 本発明のパンク修理液収容容器の係止手段の更に他の例を示す説明図である。 本発明のパンク修理液収容容器の係止手段の更に他の例を示す説明図である。 本発明のパンク修理液収容容器の係止手段の更に他の例を示す説明図である。 図22の係止手段を係合した状態を示す説明図である。 本発明のパンク修理液収容容器の係止手段の更に他の例を示す説明図である。 図24の係止手段を用いて固定バンドを係止した状態を示す説明図である。 本発明のパンク修理液収容容器の係止手段の更に他の例を示す説明図である。 図25の係止手段を示す断面図である。 本発明のパンク修理液収容容器の係止手段の更に他の例を示す説明図である。 図28の係止手段を示す側面図である。 本発明のパンク修理液収容容器を固定した状態を示す説明図である。
以下、本発明の構成について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の実施形態からなるパンク修理液収容容器10を用いたパンク修理液の注入装置の一例を示す。図1において、1は空気入りタイヤであり、2はホイールであり、3はホイールに取り付けられたタイヤバルブである。
図1に示す本発明の実施形態からなるパンク修理液収容容器10を用いたパンク修理液の注入装置は、パンク修理液を収容する液体収容部11及び該液体収容部11の開口部に螺合するキャップ12からなり、該キャップ12にパンク修理液を吐出するための吐出管13及び圧縮空気を取り入れるための取入管14を設けたパンク修理液収容容器10と、タイヤ1に組み付けられたホイール2のタイヤバルブ3とパンク修理液収容容器10の吐出管13との間に接続される注入用ホース20と、圧縮空気を供給するためのコンプレッサー30とを備えている。コンプレッサー30は、装置本体31と、圧縮空気を供給するための加圧用ホース32と、外部電源に接続されるコード33及びプラグ34とを備えている。
本発明の実施形態からなるパンク修理液収容容器10を用いたパンク修理液の注入装置は、後述するパンク修理液収容容器10を用いていれば、図1の構成に限定されない。
図2において、本発明のパンク修理液収容容器10には、2本の固定バンド40が外側面に取り付けられており、この固定バンド40の端部には固定バンド40を環状に係止可能な係止手段50が設けられている。図2の例では、係止手段50は、一対の係合部51,51から構成されている。言い換えれば、2本の固定バンド40,40のそれぞれの一方の端部に一対の係合部51,51を設けると共に、この2本の固定バンド40,40のそれぞれの他方の端部が液体収容部11の外側面にそれぞれ取り付けられている。このように固定バンド40及び係止手段50を設けることで、図1に示すように、他物体(図1の場合、コンプレッサー30)に対して固定バンド40を巻き付けて係止手段50によって固定バンド40を環状に係止することで、パンク修理液収容容器10を他物体(コンプレッサー30)に対して固定することが出来、パンク修理液収容容器10を安定に固定した状態でパンク修理作業を行うことが出来る。
尚、図2に示すパンク修理液収容容器10では、液体収容部11の開口部にキャップ12’が螺合されている。このキャップ12’は、パンク修理液収容容器10を保管する際に、液体収容部11の開口部を保護するためのものであり、液体収容部11の開口部に着脱可能に螺合されている。このキャップ12’は、パンク修理作業時に、例えば前述のように吐出管13及び取入管14を備えるキャップ12と交換される。
図2の例では、係止手段50は一対の係合部51,51から構成されるが、図3に示すように、固定バンド40の端部41を係止することが出来る1つの係合部51から構成しても良い。言い換えれば、2本の固定バンド40,40のうちの一方の固定バンドの一方の端部に係止手段50(固定バンド40の端部41を係止することが出来る1つの係合部51)を設け、この固定バンドの他方の端部を液体収容部11の外側面に取り付けても良い。
固定バンド40の幅wは10mm〜30mmにすることが好ましい。このように固定バンド40の幅wを規定することで、パンク修理液収容容器10を固定するための充分な強度が得られる。このとき、固定バンド40の幅wが10mmより小さいと、固定バンド40が細すぎるため、充分な強度が得られず、また、捩れに対して弱くなるため、パンク修理液収容容器10を安定して固定することが難しくなる。逆に、固定バンド40の幅wが30mmより大きいと、固定バンド40を他物体に巻き付け難くなる。
また、図3に示すように、固定バンド40を係止手段50で係止したときに固定バンド40により形成される環状部分の内周長Lは、パンク修理液収容容器10を固定する対象の寸法に対応した長さに設定する。この内周長Lはパンク修理液収容容器10の固定対象として想定される他物体(コンプレッサー)の寸法に応じて適宜設定すれば良く、汎用性と収納性を考慮して、内周長Lを200mm〜600mmにする。但し、図1に示すようにパンク修理液収容容器10をコンプレッサー30に対して固定する場合には、固定バンド40を係止したときに固定バンド40により形成される環状部分の内周長Lを370mm〜440mmにすることが好ましい。
内周長Lが200mmより小さいと、固定対象として想定される他物体として、その外周長が200mm以下の小さいものしか利用できなくなるため、パンク修理液収容容器10を固定したときの安定性が低下する。内周長Lが600mmより大きいと、固定バンドが長くなり過ぎて、保管時の収納性が低下する。
本発明において、固定バンド40はパンク修理液収容容器10の外側面に、どのように設けても構わない。例えば、図2に示すように、2本の固定バンド40を固定バンド40の長手方向がパンク修理液収容容器10の縦方向(図の上下方向)を向くようにパンク修理液収容容器10の縦方向(図の上下方向)に並べて配置し、図4に示すように、パンク修理液収容容器10の側面から見たときに固定バンド40が環状部分を形成するようにすることが出来る。また、図5に示すように、2本の固定バンド40を固定バンド40の長手方向がパンク修理液収容容器10の横方向(図の左右方向)に向くようにパンク修理液収容容器10の横方向(図の左右方向)に並べて配置し、図6に示すように、パンク修理液収容容器10の上面から見たときに固定バンド40が環状部分を形成するようにすることが出来る。或いは、図7に示すように、2本の固定バンド40を固定バンド40の長手方向がパンク修理液収容容器10の縦方向(図の上下方向)を向くようにする一方で、2本の固定バンド40をパンク修理液収容容器10の横方向(図の左右方向)に並べて配置して、パンク修理液収容容器10の側面から見たときに固定バンド40がパンク修理液収容容器の底側に環状部分を形成するようにすることが出来る。
上述の実施形態では、いずれの場合も2本の固定バンド40を設けていたが、固定バンド40の本数を1本にすることも可能である。この場合、例えば、図8に示すように、端部に係止手段50を有する1本の固定バンド40に対して、パンク修理液収容容器10の外側面に別途係止手段50を設けたり、図9に示すように、パンク修理液収容容器10の外側面に取り付けられた側の端部に係止手段50を設けると良い。つまり、1本の固定バンド40の一方の端部に一対の係合部51の一方を設けると共に、この固定バンド40の他方の端部を液体収容部11の外側面に取り付け、且つ、一対の係合部51の他方を液体収容部11の外側面上、又は液体収容部11の外側面に取り付けた他方の端部上に取り付けると良い。或いは、1本の固定バンド40の一方の端部に固定バンド40の端部41を係止することが出来る1つの係合部51を設けると共に、この係合部51を設けた一方の端部を液体収容部11の外側面に取り付け、固定バンド40の他方の端部を前述の係合部51で係止するようにしても良い。更に、図10に示すように固定バンド40の両端部に係止手段50を設ける一方で、固定バンド40の端部以外の一部を液体収容部11の外側面に取り付けても良い。
言い換えれば、本発明においては、固定バンド40を1本設ける場合であっても、2本設ける場合であっても、1つのパンク修理液収容容器10に対して容器10に取り付けられない固定バンド40の端部が2つあり、そのそれぞれに係止手段50が設けられているか、1つのパンク修理液収容容器10に対して容器10に取り付けられない固定バンド40の端部が1つあり、その端部と容器10上の箇所(固定バンド40の取り付け側の端部を含む)とにそれぞれ係止手段50が設けられているようにしている。
尚、固定バンド40は図2〜10に示すように液体収容部11の外側面に取り付けずに、液体収容部11の上面や底面に取り付けても構わない。
本発明において、係止手段50としてはどのようなものを用いても構わない。上述の一対の係合部51,51からなる係止手段50としては、例えば、図11に示すようなバックル60、図12,13に示すようなバックル70aと係止穴71を有する端部70bとからなる係止手段70、図14に示すような面ファスナ80、図15〜17に示すような所謂ナスカン或いはカラビナと呼ばれる連結環90、図18,19に示すような所謂ヒネリ錠100aと所謂サガリ100bとからなる留め具100、図20に示すような所謂ホック或いはスナップと呼ばれる機械的留め具110,図21に示すようなボタン111’とボタン穴112’とからなる留め具110’、図22,23に示すような一対の紐状部120を例示することが出来る。また、上述の固定バンド40の端部41を係止することが出来る1つの係合部51としては、例えば、図24,25に示すようなセンターバックル130、図26,27に示すようなカムバックル140、図28,29に示すようなクリップ150を例示することが出来る。以下、これら具体的な係止手段について説明する。
尚、本発明において、係止手段は上述の図11〜29に示す例に限定されず、固定バンド40を環状に係止することが出来るものであれば、一般的な各種係止部材を用いることが出来る。尚、図示の例の内では、パンク修理液収容容器10をより安定して固定するためには、特に、図11のバックル、図14の面ファスナ、図24、25のセンターバックル、図26、27のカムバックルを用いることが好ましい。
図11に示すバックル60は、プラグ61と、このプラグ61が差込係止されるソケット62とを備えている。プラグ61は、プラグ本体61aと、このプラグ本体61aの両側に互いに平行に形成された一対の差込片61bとを備える。各差込片61bの先端部分には、差込ガイド面61cが形成されていると共に、この差込ガイド面61cより差込片基端側に操作部61dおよび被係止面61eがそれぞれ形成されている。ソケット62は、ソケット本体62aと、このソケット本体62aに形成されプラグ61が差し込まれる差込孔62bとを備える。差込孔62bの内側には、入口側に差込片61bの差込ガイド面61cと当接して差込片61bを差込方向に対して略直角方向(互いに内側)へ弾性変位させる当接部が形成されている。また、この当接部より差込方向奥側に被係止面61eを係止する係止面62cおよび差込片61bの操作部61dを露出する開口部62dがそれぞれ形成されている。そして、プラグ61の差込片61bをソケット62の差込孔62bに差し込むと、各差込片61bの先端に形成された差込ガイド面61cがソケット62の当接部に当接するため、各差込片61bが互いに内側へ弾性変形されながら差し込まれ、各差込片61bの被係止面61eがソケット62に形成された係止面62cを越えると、内側に弾性変形されていた各差込片61bが外側へ弾性復帰するため、各差込片61bの被係止面61eがソケット62に形成された係止面62cに係止される。尚、この状態では、プラグ61の操作部61dがソケット62の開口部62dより外表面に露出されている。逆に、係止された状態において、ソケット62の開口部62dから外表面に露出したプラグ61の操作部61dを互いに内側へ押圧して、差込片61bを内側へ弾性変形させると、各差込片61bの被係止面61eがソケット62に形成された係止面62cから外れた状態になるため、この状態において、プラグ61をソケット62から引き抜くと、プラグ61がソケット62から外れる。
図12,13に示すバックル71と係止穴72aを有する端部72とからなる係止手段70において、バックル71は係止部材71aと回動軸71bと型枠部材71cとを有する。回動軸71bは係止部材71aが回動する中心軸となると共に、対となる係止穴72aが設けられた固定バンド40の端部を固定するものである。係止部材71aは回動軸71bを中心として回動し、係止部材71aの先端部が型枠部材71cの先端部の表面中央に係止される。そのため、係止部材71aが型枠部材71cの裏面側まで回動することはない。そして、図13に示すように、固定バンド40に設けられる係止穴72aに係止部材71aの先端部を挿入し、その係止部材71aの先端部を型枠部材71cの先端部の表面中央に当接させることで固定バンド40を環状に係止する。尚、このような係止手段70を設ける場合、固定バンド40の長手方向に係止孔72aを多数設けておくと、バックル71の係止部材71aを通す係止穴72aを選択することで、固定バンド40により形成される環状部分の周長を調節することが可能になる。
図14に示す面ファスナ80は、固定バンド40の一方の面に複数本の係合素子を設けた構造を有し、対となる係合素子を有する面同士を着脱自在に係合するようにしている。具体的には、図示するように、フック状の係合素子81とループ状の係合素子82とからなる面ファスナ80を例示することが出来る。また、このような面ファスナ80を設ける場合、固定バンド40の全長に亘って面ファスナ80を設けると、固定バンド40の任意の箇所で係止することが可能になるため、固定バンド40により形成される環状部分の周長を容易に調節することが可能になる。尚、面ファスナ80を構成する係合素子の形状は、上述のフック状及びループ状に限定されず、一般的な面ファスナに用いられる係合素子であればどのようなものを用いても構わない。
図15に示す所謂ナスカン或いはカラビナと呼ばれる連結環90は、C字形の本体91の一端に設けたピン固定部92に、ピン93で揺動体94が回動自在に軸支され、揺動体94の閉塞時には、揺動体94は内部のスプリング(不図示)の弾発力により、図15のA位置から矢印方向に回動し、先端が本体91のストッパ95に嵌合して回動が止まり、図15のB位置になるように構成される。この連結環90と対になり固定バンドを環状に固定する部材は、同様の所謂ナスカン或いはカラビナと呼ばれる連結環であっても、図15に示すような単なる金属製の環96であっても良い。
図16,17に示す連結環90’,90”は、図15に示す連結環90と同様に内部のスプリングの弾発力により開口部を閉じるように構成される。図16に示す連結環(所謂鉄砲ナスカン)90’においては、図15の揺動体94に相当しトリガー97と連動して動く可動体94’が内部のスプリング(不図示)の弾発力によりC字形の本体91’の開口部分を閉塞するようになっている。また、図17に示す連結環(所謂レバーナスカン)90”においては、揺動体94がレバー98と連動して動くようになっている。
図18,19に示す所謂ヒネリ錠101と所謂サガリ102とからなる留め具100は、図18に示すように、中央に縦軸で枢止され90度の回転角度ごとに回転位置が弾止される方形の摘み体101aを突出してなる所謂ヒネリ錠101と、前記方形の摘み体101aが貫出する窓孔102aを段状に設けてなる所謂サガリ102とからなり、図19に示すように、該摘み体101aを適宜な窓孔102aより貫出して、該摘み体101aを90度回転させることで互いを係止することを可能にしている。このとき、所謂サガリ102に段状に設けられる窓孔102aを多数設け、摘み体101aを貫出する窓孔102aを選択することで、固定バンド40により形成される環状部分の周長を調節することが可能になる。
図20に示す所謂ホック或いはスナップと呼ばれる機械的留め具110は、2つの留め具111,112に分離することができ、且つそれらを再度、物理的に係合させることができ、この係合と分離を繰返して自在に行える一対の留め具で構成される。尚、図示の例では、固定バンド40に対して、各留め具111,112は、その構成部材111a及び111b,112a及び112bにより固定バンド40を挟み込むようにして取り付けられる。具体的には、衣料業界等で一般に、スナップボタン、リングスナップ、リングホック、アメリカンスナップ、アメリカンホック、アイレットホック、バネホックおよびジャンパーホックと呼ばれるものが例示できる。また、類似の態様として、図21に示すボタン111’とボタン穴112’とからなる留め具110を用いても良い。これら図20,21に示すような留め具を用いる場合、固定バンド40の長手方向に複数対の留め具を設けることで、より強固に係止することが可能になる。また、複数対の同じ形の留め具を等間隔で配置した場合、対として組み合わせる留め具をずらすことで固定バンド40により形成される環状部分の周長を調節することが可能になる。
図22,23に示す一対の紐状部120は、図22に示すように、バンド40の端部を先細りにして紐状にして構成され、図23に示すように、この紐状部120を結び合わせることでバンドを環状に固定する。
図24,25に示すセンターバックル130は、締結ベルト固定バンド40一端が係止されるとともに他方の固定バンド40の端部を引っ掛けることが出来る固定軸131を備えたハウジング132と、前記他方の固定バンド40の端部が巻き付けられて反転する揺動軸133を備えた回動体134とを、一対の支点(センター)135、135により連結した構造を有する。他方の固定バンド40の端部は、固定軸131の背後を挿通させて揺動軸133を巻き、反転させて更に固定軸131の背後を挿通させて使用される。回動体134をハウジング132の前面に重ねたときは、固定バンド40は引っ張られて締結状態となり、回動体134をハウジング132の前面から離したときは固定バンド40は緩められて開放状態となる。
図26,27に示すカムバックル140は、図20に示すように、レバー部材141と一体的に形成され、且つバックル歯142を有するカム車143、カム車143を回転自在に且つ偏心状に軸支するカム軸144、ベースプレート145、カム車を一定方向に常時付勢するスプリング手段146、カム軸とベースプレートを支持するフレーム147とからなる。そして、他方の固定バンド40の端部をベースプレート145に巻き込み、カム車143とベースプレート145との間に固定バンド40の端部を挟んで、バックル歯142により噛みこむことで固定バンド40を係止する。
図28,29に示すクリップ150は、本体151と、その本体に起倒可能に添着した挟着体152と、本体151に付設されて挟着体152を起倒させる操作板153の3点の部品から構成され、操作板153によって挟着体152を本体151へ倒すと、挟着体152に形成した把持歯形154と本体151の間において固定バンド40の端部が把持され、操作板153によって挟着体152を起こすと、本体151と挟着体152の間に把持されていた固定バンド40の端部が解放される。
以下、上述したパンク修理液収容容器10を用いてパンク修理液をタイヤ1内に注入する方法について説明する。
作業者が、パンク修理液の注入作業を行う場合、先ず、パンク修理液収容容器10に取り付けられた固定バンド40を他物体に巻き付け、固定バンド40の端部に設けられた係止手段50により固定バンド40を係止し、パンク修理液修理容器10を他物体に固定する。次いで、タイヤバルブ3と容器10の吐出管13との間に注入用ホース20を接続し、容器10の取入管14にコンプレッサー30の加圧用ホース32を接続する。そして、コンプレッサー30を作動させ、コンプレッサー30から供給される圧縮空気により容器10内を加圧してパンク修理液をタイヤ1内に注入する。
このように、固定バンド40と係止手段50とにより、パンク修理液収容容器10を他物体に対して固定することが出来るので、パンク修理作業時に、パンク修理液をタイヤ1内に注入している間、パンク修理液収容容器10を、転倒したり、傾斜したりしないように安定な姿勢に固定することが出来る。
特に、従来のように、容器を固定する他物体(特に、コンプレッサー)に対して容器を固定するための加工を施すこと(例えば、容器側と対になる面ファスナや、吸盤を貼りつけることが出来る平滑面を設けること)が不要になるので、パンク修理液収容容器10を固定する他物体は限定されない。例えば、タイヤ、リム、車体、コンプレッサー等、パンク修理作業時にタイヤの周囲に存在し、且つ固定バンド40を巻付けることが出来るものであれば、容器を固定する他物体として何を選択しても構わない。
上述した他物体のなかでは、特にコンプレッサー30を用いることが好ましい。パンク修理作業に使用するために車両に搭載されるコンプレッサー30は寸法が制限されるので、様々な寸法の他物体に対応するために固定バンドの長さを大きくせずに、固定バンド40の長さを特定の範囲に収めることが出来、パンク修理液収容容器10の収納性を高めることが出来る。
本発明では、容器を固定する際に、固定バンド40は以下のように巻き付け。即ち、図1に示す実施形態のように、固定バンド40により形成される環状部分の内側に他物体のみが入るように固定バンド40を他物体に巻き付けるのではなく、図30に示すように、固定バンド40により形成される環状部分の内側にパンク修理液収容容器10と他物体とが共に入るように、固定バンドをパンク修理液収容容器10及び他物体の両方に巻き付ける。
1 空気入りタイヤ
2 ホイール
3 タイヤバルブ
10 パンク修理液収容容器
11 液体収容部
12 キャップ
13 吐出管
14 取入管
20 注入用ホース
30 コンプレッサー
40 固定バンド
50 係止手段

Claims (8)

  1. 少なくとも1本の固定バンドをパンク修理液を収容する液体収容部の外側面に取り付けられると共に、前記少なくとも1本の固定バンドの少なくとも1つの端部に該固定バンドを環状に係止可能な係止手段設けられ、前記固定バンドを係止したときに前記固定バンドにより形成される環状部分の内周長が200mm〜600mmであることを特徴とするパンク修理液収容容器を用い、前記固定バンドにより形成される環状部分の内側に前記パンク修理液収容容器とコンプレッサーとが入るようにして前記固定バンドを巻き付けることで前記パンク修理液収容容器を前記固定バンドによってコンプレッサーに固定する一方で、前記パンク修理液収容容器をコンプレッサーとタイヤとに接続し、該コンプレッサーから供給される圧縮空気によって前記パンク修理液を前記タイヤ内に注入することを特徴とするパンク修理方法
  2. 前記固定バンドの幅が10mm〜30mmであることを特徴とする請求項1に記載のパンク修理方法
  3. 前記固定バンドの本数を2本にしたことを特徴とする請求項1又は2に記載のパンク修理方法
  4. 前記係止手段を一対の係合部から構成し、前記2本の固定バンドのそれぞれの一方の端部に前記一対の係合部をそれぞれ設けると共に、前記2本の固定バンドのそれぞれの他方の端部を前記液体収容部の外側面にそれぞれ取り付けたことを特徴とする請求項3に記載のパンク修理方法
  5. 前記係止手段を前記固定バンドの端部を係止可能な1つの係合部から構成し、前記2本の固定バンドのうちの一方の固定バンドの一方の端部に前記係合部を設けると共に、前記一方の固定バンドの他方の端部を前記液体収容部の外側面に取り付けたことを特徴とする請求項3に記載のパンク修理方法
  6. 前記固定バンドの本数を1本にしたことを特徴とする請求項1又は2に記載のパンク修理方法
  7. 前記係止手段を一対の係合部から構成し、前記1本の固定バンドの一方の端部と他方の端部の両方に前記一対の係合部をそれぞれ設けると共に、前記1本の固定バンドの一部を前記液体収容部の外側面に取り付けたことを特徴とする請求項6に記載のパンク修理方法
  8. 前記係止手段を前記固定バンドの端部を係止可能な1つの係合部から構成し、前記1本の固定バンドの一方の端部に前記係合部を設けると共に、前記1本の固定バンドの一部を前記液体収容部の外側面に取り付けたことを特徴とする請求項6に記載のパンク修理方法
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