JP5980104B2 - 液晶表示装置の製造方法および液晶表示装置の製造システム - Google Patents

液晶表示装置の製造方法および液晶表示装置の製造システム Download PDF

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Description

本発明は液晶表示装置の製造方法に関し、特に、柱状スペーサにより基板間のギャップを保持する液晶表示装置の製造方法に関する。
一般的な液晶表示装置は、互いに対向する一対の基板間がスペーサによって一定に保持されており、その基板間には液晶が満たされている。一方の基板には格子状にソース配線とゲート配線とが交差配置され、その交差部に薄膜トランジスタを配置したアクティブマトリクス基板(TFT基板)である。
他方の基板はカラーフィルター(CF)が配置されたフィルター基板であり、ブラックマトリクス(以下BM)で画素部が規定されており、画素部にR(赤)、G(緑)およびB(青)のカラーフィルターが形成されている。
なお、透過型または半透過型の液晶表示装置は、バックライトなどの光源装置を有するが、説明は省略する。
基板間を保持するスペーサとしては、粒子径が数μm程度の粒子状のビーズスペーサや、基板に柱状の突起を形成して得られる柱状スペーサなどが用いられる。
しかし、ビーズスペーサは基板上にランダムに散布されるため、画素部にも配置される場合がある。その場合には、ビーズスペーサ周辺の液晶の配向の乱れにより光が漏れる光抜けが発生し、画像のコントラストが低下するなど、画像品質を低下させるという問題が特許文献1に開示されている。
そこで、良好な表示品位を求められる液晶表示装置については柱状スペーサが使用される傾向にある。
しかし、柱状スペーサを用いた場合、液晶表示装置を高温にすると液晶の熱膨張に柱状スペーサの弾性変形が追従できず、重力により液晶がパネル下辺側に溜まり、パネル下辺側のギャップが大きくなるギャップムラ(重力ムラ、高温ギャップムラ、高温下膨れ)が発生する。また、低温下では、例えば特許文献2に開示されるように、液晶の熱収縮に柱状スペーサの弾性変形が追従できず、液晶セル内の内圧が急激に低下して気泡が発生する低温発泡という現象が生じるという問題がある。
これに対し、特許文献1および2では、初期設計値として、柱状スペーサの弾性変形率を規定し、柱状スペーサの高さを測定し、それに合せて最適な液晶量を決定するような管理を行う技術や、高温ギャップムラ、低温発泡などに対するマージンを広くすべく弾性変形範囲の大きな柱状スペーサを用いる技術が開示されている。しかし、製造時の柱状スペーサの高さのバラツキや、実際の液晶量のバラツキなどの影響も考慮しなければならず、現実には、これらバラツキを吸収できるほどに十分なマージンを確保できていない。
特開2005−258422号公報 特開2008−65077号公報
上述した低温発泡や高温ギャップムラなどの不良については、製品出荷後の製品使用時に発生するものであり、製品の信頼性に係る問題であって、根絶すべき問題である。
このため、実際の製品の量産時においては、仕上がり管理として、実際に製造される液晶表示装置の全数に対して高温および低温試験を行い、高温ギャップムラや低温発泡が発生しないかを確認することとなっている。
その結果、製造工期が長く、作業に手間がかかるためコストアップの要因となっている。また、上述したように、マージンを広げるべく弾性変形範囲の大きな柱状スペーサを用いることは、柱状スペーサの開発や材料費の増加などで製造コストの増加を招き、また、通常の基板ギャップの状態では弾性変形が容易となるので、基板間の保持を安定して行うことができず、振動などによって表示ムラが発生するなどの新たな問題を抱えている。
本発明は上記のような問題点を解消するためになされたものであり、柱状スペーサにより基板間のギャップを保持する液晶表示装置において、高温ギャップムラや低温発泡の発生を防止した液晶表示装置の製造方法および液晶表示装置の製造システムを提供することを目的とする。
本発明に係る液晶表示装置の製造方法は、映像を表示する液晶パネルを備えた液晶表示装置の製造方法であって、前記液晶パネルは、互いに対向して配置された第1および第2の基板と、前記第1の基板の前記第2の基板に対向する側の主面上に配置され、前記第1の基板と前記第2の基板との間のギャップを保持する柱状スペーサと、前記第1および第2の基板間に挟持された液晶とを有し、前記液晶パネルの製造において、前記第1の基板の前記主面上に前記柱状スペーサを形成した後、前記柱状スペーサの高さを測定するステップ(a)と、前記第1および第2の基板を貼合わせた後、前記第1および第2の基板間のギャップを測定するステップ(b)と、測定された前記柱状スペーサの高さと、測定された前記ギャップとの差に基づいて、前記液晶パネルの良否を判定するステップ(c)とを備えている。
測定された柱状スペーサの高さと、測定されたギャップとの差に基づいて、液晶パネルの良否を判定することで、高温ギャップムラおよび低温発泡の発生を防止した液晶表示装置を、高歩留まりで製造することができ、良好な表示特性、および良好な信頼性を有する液晶表示装置を得ることができる。
また、実際に製造される液晶表示装置の全数に対して高温および低温試験を行い、高温ギャップムラや低温発泡が発生するか否かを確認する必要がなくなるので、製造工期が短縮されると共に、コスト削減が可能となる。
TFT基板の構成を示す部分平面図である。 CF基板の構成を示す部分平面図である。 液晶パネルの構成を示す断面図である。 本発明に係る液晶表示装置の製造方法を説明するフローチャートである。 柱状スペーサの面積占有率の定義を説明する図である。 突起部を有する液晶表示装置の構成を示す断面図である。 突起部の配置の一例を示す図である。 柱状スペーサの高さが一種類の液晶表示装置における高温ギャップムラおよび低温発泡が起こるか否かを測定した結果を示す図である。 柱状スペーサの高さが一種類の場合の高温ギャップムラおよび低温発泡の発生原因を説明する図である。 柱状スペーサの高さが一種類の場合の高温ギャップムラおよび低温発泡の発生原因を説明する図である。 柱状スペーサの高さが一種類の場合の高温ギャップムラおよび低温発泡の発生原因を説明する図である。 高さの異なる2種類の柱状スペーサを有する場合の高温ギャップムラおよび低温発泡の発生原因を説明する図である。 高さの異なる2種類の柱状スペーサを有する場合の高温ギャップムラおよび低温発泡の発生原因を説明する図である。 高さの異なる2種類の柱状スペーサを有する場合の高温ギャップムラおよび低温発泡の発生原因を説明する図である。 突起部を有する場合の高温ギャップムラおよび低温発泡の発生原因を説明する図である。 突起部を有する場合の高温ギャップムラおよび低温発泡の発生原因を説明する図である。 突起部を有する場合の高温ギャップムラおよび低温発泡の発生原因を説明する図である。
<始めに>
実施の形態の説明に先立って、図9〜図17を用いて高温ギャップムラおよび低温発泡の発生原因について説明する。
<柱状スペーサの高さが一種類の場合>
まず、図9〜図11を用いて柱状スペーサの高さが一種類の場合について説明する。図9は、液晶注入後の室温での液晶表示装置の状態を示す断面図であり、基板SB1と基板SB2との間に液晶層LCLが挟持されている。
なお、液晶の注入は、配向膜を形成しラビングなどの配向処理を施した2枚の基板に、貼り合わせのためのシール材を形成した後、液晶を必要量滴下し、真空状態で2枚の基板を貼り合わせる滴下注入法(ODF)を用いて行う。なお、対向配置された2枚の基板とシール材とで規定される空間を「セル」と呼称し、基板間隔を「セルギャップ」と呼称する。
ここで、基板SB1と基板SB2との間には初期の高さH0の柱状スペーサPSが配置されるが、図9に示されるように、柱状スペーサPSは、液晶の熱膨張により生ずるギャップの変化に追従できるように、セルを作製する際に予め圧縮された状態で配置されており、セル作製後、室温での高さはH1となっている。なお、図9では、柱状スペーサPSの圧縮による弾性変形量をEDとして示し、室温でのセルギャップをCG1として示す。
図10には、液晶表示装置の温度上昇につれ液晶層LCLが膨張した状態を示している。セルギャップが広がって柱状スペーサPSの初期の高さH0より広いセルギャップCG2になると、柱状スペーサPSの弾性変形が追従できなくなり、柱状スペーサPSの先端と基板SB1との間に隙間が生じる。こうなると基板間のギャップが柱状スペーサPSによって保持されなくなる。その結果、柱状スペーサPSによって保持されなくなった体積分の液晶が重力によりパネル下辺側に溜まり、パネルの下辺側のギャップが局所的に広くなることによって高温ギャップムラとなる。
図11には、液晶表示装置の温度低下につれ液晶層LCLが収縮した状態を示している。液晶層LCLが収縮してセルギャップが狭くなると柱状スペーサPSが弾性変形し、柱状スペーサPSの高さは収縮したセルギャップCG3の広さに合わせて低くなるが、柱状スペーサPSの反発力が大気圧と等しくなるとそれ以上変形しなくなる。
一方、液晶層LCLがさらに収縮すると、液晶表示装置のセル内部の圧力が低くなり、セル内に真空気泡(低温発泡)が発生する。
<複数の高さを有する柱状スペーサの場合>
次に、図12〜図14を用いて高さの異なる2種類の柱状スペーサを有する場合について説明する。
図12は、液晶注入後の室温での液晶表示装置の状態を示す断面図であり、基板SB1と基板SB2との間に、メイン柱状スペーサMPSとサブ柱状スペーサSPSが配置されている。メイン柱状スペーサMPSはサブ柱状スペーサSPSよりも初期の高さが高く、メイン柱状スペーサMPSは、液晶の熱膨張により生ずるギャップの変化に追従できるように、セルを作製する際に予め圧縮された状態で配置されており、図12に示すようにメイン柱状スペーサMPSのみが弾性変形している。なお、図12では、メイン柱状スペーサMPSの圧縮による弾性変形量をEDとして示し、室温でのセルギャップをCG1として示す。
図13には、液晶表示装置の温度上昇につれ液晶層LCLが膨張した状態を示している。セルギャップが広がってメイン柱状スペーサMPSの初期の高さH0より広いセルギャップCG2になると、メイン柱状スペーサMPSの弾性変形が追従できなくなり、メイン柱状スペーサMPSの先端と基板SB1との間に隙間が生じる。こうなると重力により液晶がパネル下辺側に溜まり、パネル下辺側のギャップがさらに広くなって高温ギャップムラとなる。
図14には、液晶表示装置の温度低下につれ液晶層LCLが収縮した状態を示している。液晶層LCLが収縮してセルギャップが狭くなると、まずメイン柱状スペーサMPSが弾性変形し、メイン柱状スペーサMPSの高さは収縮したセルギャップCG3の広さに合わせて低くなる。やがてサブ柱状スペーサSPSが基板SB1に接触すると、基板SB1に対する反発力が強くなり、メイン柱状スペーサMPSおよびサブ柱状スペーサSPSの反発力が大気圧と等しくなるとそれ以上変形しなくなる。
一方、液晶層LCLがさらに収縮すると、液晶表示装置のセル内部の圧力が低くなり、セル内に真空気泡(低温発泡)が発生する。
サブ柱状スペーサSPSは、メイン柱状スペーサMPSよりも多く配設されるか、占有面積が広く配設されるため、メイン柱状スペーサMPSだけの場合よりも反発力が強くなり、反発力が大気圧と等しくなる時間が早く到来する。
<対向基板に突起部を設ける場合>
次に、図15〜図17を用いて対向基板に突起部を設ける場合について説明する。図15は、液晶注入後の室温での液晶表示装置の状態を示す断面図であり、対向基板基板である基板SB1側に突起部DPが設けられ、そこに柱状スペーサPSが当接する構成となっている。ここで、図15に示されるように、柱状スペーサPSの1つは、液晶の熱膨張により生ずるギャップの変化に追従できるように、セルを作製する際に予め圧縮された状態で突起部DPの当接している。なお、図15では、柱状スペーサPSの圧縮による弾性変形量をEDとして示し、室温でのセルギャップをCG1として示す。
図16には、液晶表示装置の温度上昇につれ液晶層LCLが膨張した状態を示している。セルギャップが広がって柱状スペーサPSの初期の高さと突起部DPの高さとの合計より広いセルギャップCG2になると、柱状スペーサPSの弾性変形が追従できなくなり、柱状スペーサPSの先端と基板SB1との間に隙間が生じる。こうなると重力により液晶がパネル下辺側に溜まり、パネル下辺側のギャップがさらに広くなって高温ギャップムラとなる。
図17には、液晶表示装置の温度低下につれ液晶層LCLが収縮した状態を示している。液晶層LCLが収縮してセルギャップが狭くなると、まず突起部DP直下のスペーサPSが弾性変形し、当該スペーサPSの高さは収縮したセルギャップCG3から突起部DPの高さを差し引いた広さに合わせて低くなる。やがて残りの柱状スペーサPSが基板SB1に接触すると、基板SB1に対する反発力が強くなり、全ての柱状スペーサPSによる反発力が大気圧と等しくなるとそれ以上変形しなくなる。
一方、液晶層LCLがさらに収縮すると、液晶表示装置のセル内部の圧力が低くなり、セル内に真空気泡(低温発泡)が発生する。
以上説明したように、液晶の熱膨張および収縮に柱状スペーサの変化を追従させることができれば高温ギャップムラや低温発泡の発生を抑制できる。
そこで、発明者は、液晶の熱膨張および収縮を考慮した上で、柱状スペーサの高さに対して最適なセルギャップとなるように液晶量を調整するという技術思想に到達した。以下、当該技術思想に基づく本発明についての実施の形態を説明する。
なお、本発明に係る液晶表示装置は、薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)で駆動するアクティブマトリクス型の液晶表示装置であるものとして説明する。
<実施の形態1>
<装置構成>
図1および図2は、液晶表示装置の液晶パネルを対向基板側から見た場合の部分平面図であり、図1はTFT基板100の構成を示す平面図であり、図2は対向基板であるカラーフィルター(CF)基板200の構成を示す平面図である。図3は、図1および図2のA−A線における断面図である。
図1に示すように、TFT基板100は、透明基板1上にゲート配線2とソース配線3とが格子状に交差配置され、その交差部に液晶パネルを駆動するスイッチング素子である、薄膜トランジスタ5が配設されている。なお、隣接するゲート配線2および隣接するソース配線3に囲まれた領域が画素領域となり、TFT基板100では、画素領域がマトリクス状に配列された構成となる。そして、当該画素領域内には画素電極4が配設されている。
また、図2に示すように、CF基板200は、ガラス基板11上にR(赤)、G(緑)およびB(青)の色材層12がX方向およびY方向にマトリクス状に配置され、色材層12の間にはブラックマトリクス(BM)13が配設され、柱状スペーサPSはBM13下に配設される。
また、図3に示されるように、BM13の下方における色材層12の突出部121上に形成される柱状スペーサPSは、ゲート配線2の上部に当接して弾性変形し、突出部121の高さ分だけ柱状スペーサPSの初期の高さH0より圧縮され、その高さはH1となる。
また、柱状スペーサPSが配置されるゲート配線2の上面(柱状スペーサが当接する面)は、基準面である画素電極4の上面との間に段差Dが存在し、当該段差Dは0.1μmである。なお、基準面は画素電極4の上面に限定されるものではない。
<液晶表示装置の製造フロー>
本発明に係る実施の形態1の液晶表示装置の製造方法として、上記のような構成の液晶パネルを有する液晶表示装置の製造フローを、図4に示すフローチャートを用いて説明する。
通常、液晶パネルは最終形状よりも大きなマザー基板から、液晶パネルを1枚あるいは複数枚(多面取り)切り出して製造され、図4におけるステップS1〜S10のプロセスは、マザー基板の状態でのプロセスである。
まず、ステップS1においてマザーTFT基板およびマザーCF基板に対して配線等の転写を行う。すなわち、マザーTFT基板においては、図1に示したゲート配線2、ソース配線3および画素電極4などを作り込む工程を行うが、これらの作り込みは一般的な液晶パネルにおけるTFT基板の製造方法と同様であるので、製造方法に関する詳細な説明は省略する。
また、マザーCF基板においては、図2に示した色材層12やBM13などを作り込む工程を行うが、これらの作り込みは一般的な液晶パネルにおけるCF基板の製造方法と同様であるので、製造方法に関する詳細な説明は省略する。
次に、ステップS2のラビング工程において、マザーTFT基板およびマザーCF基板の互いに向かい合う主面に配向膜材料を塗布する。この工程は、例えば、印刷法により有機材で構成される配向膜材料を塗布し、ホットプレートなどにより焼成処理し乾燥させる工程を含んでいる。
その後、配向膜材料にラビングを行い、配向膜材料の表面を配向処理して配向膜を形成する。なお、図3では便宜的に配向膜の図示を省略している。柱状スペーサPSは配向膜の形成に先立って感光性樹脂等を用いてマザーCF基板上に形成されることから、実際には、柱状スペーサPS上もそれ以外の領域も配向膜で覆われ、柱状スペーサPSの高さは図示を省略された配向膜表面を基準としたものとなる。
次に、ステップS3において柱状スペーサPSの高さを測定する。本実施の形態1では、柱状スペーサの高さが一種類の場合を前提としており、ステップS3ではその一種類の柱状スペーサPSの高さを測定すれば良い。すなわち、柱状スペーサPSは、マザーCF基板上に形成されるので、マザーCF基板上において初期の高さを測定すれば良い。また、測定するタイミングは、液晶滴下前であればいつでも良い。ただし、以下で用いる柱状スペーサPSの高さは、上述したように配向膜表面を基準として説明を行っていることから、配向膜の形成前に測定する場合は、柱状スペーサPS上とそれ以外の領域に形成される配向膜の厚みのデータなどにより、適宜、配向膜表面を基準とした柱状スペーサPSの高さに変換する補正を行うと良い。
次に、ステップS4のシール剤塗布工程において、ディスペンサー方式により、マザーTFT基板あるいはマザーCF基板の主面に、シール剤を印刷ペーストとして塗布する。シール剤は、液晶パネルの表示領域を囲うように塗布され、シールパターンを形成する。
次に、ステップS5の液晶滴下工程において、シールパターンが形成された方の基板のシールパターンで囲まれた領域内に液晶を滴下する。この液晶の滴下量は、ステップS3において測定した柱状スペーサPSの高さに基づいて決定される。
次に、ステップS6の真空貼り合わせ工程において、マザーTFT基板とマザーCF基板とを真空状態で貼り合わせてマザーセル基板を形成する。
次に、ステップS7のUV(紫外線)照射工程でマザーセル基板に紫外線を照射し、シール剤を仮硬化させる。
その後、ステップS8において加熱によりアフターキュアを行い、シール剤を完全に硬化させて、硬化したシールパターンを得る。
次に、ステップS9のギャップ測定工程でセルギャップ(GAP)を測定する。すなわち、シールパターンによりマザーTFT基板とマザーCF基板とが貼合されているマザーセル基板の、シールパターンにより囲まれるそれぞれのセルの中央部のセルギャップを測定する。なお、セルギャップを測定するタイミングはパネル分断工程後でも良い。ただし、偏光板貼り付け後はセルギャップを測定することができないことから、少なくとも偏光板貼り付け前までに行う必要がある。すなわち、ステップS9のギャップ測定工程は、滴下注入後から偏光板貼り付け前までの間で実施できれば良い。
次に、ステップS10において、ステップS3で得られた柱状スペーサPSの高さの実測データおよびステップS9で得られたセルギャップの実測データに基づいて、マザーセル基板内の個々のパネル単位でOK/NG判定を行う。
すなわち、予め定めた判定基準に基づいて、マザーセル基板内の個々のパネル単位で高温ギャップムラおよび低温発泡が起きるか否かの判定(OK/NG判定)を行い(ステップS101)、その判定結果をパネル単位で記録する(ステップS102)。なお、上記判定基準については後に説明する。
次に、ステップS11のパネル分断工程において、マザーセル基板をスクライブラインに沿って切断し、個々の液晶パネルに分断する。
次に、ステップS12において、ステップS11で分断された個々の液晶パネルに対して、ステップS10で得られたOK/NG判定の結果を付き合わせ、NGと判定された液晶パネルについては、製造工程から脱落させる処理を行う(ステップS15)。
一方、ステップS12においてOKと判定された液晶パネルについては、製造工程を続行し、ステップS13の偏光板貼り付け工程、ステップS14の制御基板実装工程などを実行し、一連の製造工程を終了する。
<OK/NGの判定基準>
上述したステップS10における高温ギャップムラおよび低温発泡が起こるか否かの判定基準について以下に説明する。
ここで、セルギャップの設計値(GAPm)は3μmであり、柱状スペーサPSの面積占有率は1%であるものとする。なお、柱状スペーサPSの面積占有率は、図5に示すように定義される。
すなわち、図5に破線で囲んで示すように、R、G、Bの3つの画素領域と、当該3つの画素領域を囲むBM13のうち、1つの短辺と、1つの長辺とを含む領域を繰り返し単位と呼称し、当該繰り返し単位RUの全面積のうち柱状スペーサPSが占める面積を柱状スペーサPSの面積占有率と定義する。
図5においては、1つの繰り返し単位RU中に1つの柱状スペーサPSが設けられているので、面積占有率は、繰り返し単位RUのX方向の長さをX、Y方向の長さをYとし、柱状スペーサPSの端面の面積をSとすると、以下の数式で表される。
面積占有率=S/(X×Y)×100[%]
また、図3を用いて説明したように、ゲート配線2の上面と基準面である画素電極4の上面との間の段差Dは0.1μmであるものとする。
上記の条件において、以下の数式(1)および(2)を満たす場合には、高温ギャップムラおよび低温発泡が起こらない液晶パネルであるものと判定する。
PS−GAPm≧GAPc×a×ΔTh−D・・・(1)
PS−GAPm≦9.8/(k×c)−ΔTl×a×GAPc−D・・・(2)
ここで、「PS」は測定した柱状スペーサPSの高さ[m]、「GAPm」は測定したセルギャップ[m]、「GAPc」はセルギャップの設計値[m]、「D」はゲート配線2の上面と基準面である画素電極4の上面との間の段差[m]であり、「a」は液晶の熱膨張係数[1/K]、「k」は柱状スペーサのバネ定数[N/m]、「c」は柱状スペーサの密度[個/cm]である。
また、高温側の保証温度をTH[℃]とし、低温側の保証温度をTL[℃]とした場合、それぞれの製造時の室温(20度℃)との差を、ΔTh=TH−20、ΔTl=20−TLとして表す。
以下、上記数式(1)および(2)の導出過程を説明する。柱状スペーサの初期値からの変形量ΔGAPは以下の数式(3)で定義される。
ΔGAP=PS+D−GAPm・・・(3)
ここで、高温ギャップムラの発生を防止するには、以下の条件式(4)を満たせば良い。
ΔGAP≧GAPc×a×ΔTh・・・(4)
上記数式(4)に数式(3)を代入することで、数式(1)を導くことができる。
一方、低温発泡の発生を防止するには、以下の条件式(5)を満たせば良い。
1[kg/cm]≧(ΔGAP+ΔTl×a×GAPc)×(k/9.8)×c・・・(5)
上記において、ΔTl×a×GAPcは液晶の熱収縮によるセルギャップ変化を表し、(ΔGAP+ΔTl×a×GAPc)×kは、このときの1個の柱状スペーサの反発力を表す。
また、k/9.8により、バネ定数kの単位を[N/m]からMKS単位[kg/m]に変換している。
そして、(ΔGAP+ΔTl×a×GAPc)×(k/9.8)×cは1cm当たりの反発力を表し、これが大気圧1kg/cmより大きいと低温発泡が発生することを数式(5)が表している。
上記数式(5)より、以下の数式(6)を得る。
ΔGAP≦9.8/(k×c)−ΔTl×a×GAPc・・・(6)
上記数式(6)に数式(3)を代入することで、数式(2)を導くことができる。
以上説明したような判定基準を用いることで、柱状スペーサの高さが一種類の液晶表示装置における高温ギャップムラおよび低温発泡が起こるか否かを判定でき、高温ギャップムラおよび低温発泡の発生を防止した液晶表示装置を、高歩留まりで製造することができるので、良好な表示特性、および良好な信頼性を有する液晶表示装置を得ることができる。
また、実際に製造される液晶表示装置の全数に対して高温および低温試験を行い、高温ギャップムラや低温発泡が発生するか否かを確認する必要がなくなるので、製造工期が短縮されると共に、コスト削減が可能となる。
<柱状スペーサの熱膨張の考慮>
上記数式(1)および(2)には柱状スペーサPSの熱膨張は考慮していなかったが、熱膨張を考慮すると、数式(1)および(2)は、それぞれ以下の数式(7)および(8)で表すことができる。
PS−GAPm≧GAPc×α×ΔTh−D・・・(7)
PS−GAPm≦9.8/(k×c)−ΔTl×α×GAPc−D・・・(8)
ここで、「α」は液晶の熱膨張係数「a」と柱状スペーサPSの熱膨張係数「b」との差(a−b)を表している。
上記の判定基準を用いることで、柱状スペーサの熱膨張を考慮した上での液晶パネルの良否を判定することが可能となる。
<実施の形態2>
以上説明した実施の形態1に係る液晶表示装置の製造方法においては、柱状スペーサの高さが一種類の液晶表示装置における高温ギャップムラおよび低温発泡が起こるか否かの判定基準について説明したが、実施の形態2に係る液晶表示装置の製造方法においては、高さの異なる2種類の柱状スペーサを有する場合の判定基準について説明する。
なお、図4を用いて説明した液晶表示装置の製造フローは本実施の形態2においても同じであり、ステップS10における高温ギャップムラおよび低温発泡が起こるか否かの判定基準のみが異なる。
ここで、柱状スペーサは、メイン柱状スペーサと、メイン柱状スペーサよりも初期の高さが低いサブ柱状スペーサを有するものとし、メイン柱状スペーサの面積占有率は0.1%、サブ柱状スペーサの面積占有率は3%であるものとする。また、セルギャップの設計値(GAPm)は3μmである。
なお、メイン柱状スペーサは常時、基板間を保持するスペーサであり、サブ柱状スペーサは、外力などの作用により基板間距離が狭くなった際にのみ、基板間を保持するスペーサであるので、メイン柱状スペーサは、通常状態では図3用いて説明した柱状スペーサPSのようにゲート配線2の上面に当接するが、サブ柱状スペーサはTFT基板200のどこにも当接していない状態となる。
また、図3を用いて説明したように、ゲート配線2の上面と基準面である画素電極4の上面との間の段差Dは0.1μmであるものとする。
上記の条件において、以下の数式(9)および(10)を満たす場合には、高温ギャップムラおよび低温発泡が起こらない液晶パネルであるものと判定する。
MPS−GAPm≧GAPc×a×ΔTh−D・・・(9)
GAPm−SPS≧GAPc×a×ΔTl+D・・・(10)
ここで、「MPS」は測定したメイン柱状スペーサの高さ[m]、「SPS」は測定したサブ柱状スペーサの高さ[m]、「GAPm」は測定したセルギャップ[m]、「GAPc」はセルギャップの設計値[m]、「D」はゲート配線2の上面と基準面である画素電極4の上面との間の段差[m]であり、「a」は液晶の熱膨張係数[1/K]である。
また、高温側の保証温度をTH[℃]とし、低温側の保証温度をTL[℃]とした場合、それぞれの製造時の室温(20度℃)との差を、ΔTh=TH−20、ΔTl=20−TLとして表す。
以下、上記数式(9)および(10)の導出過程を説明する。メイン柱状スペーサの初期値からの変形量ΔMGAPは以下の数式(11)で定義される。
ΔMGAP=MPS+D−GAPm・・・(11)
ここで、高温ギャップムラの発生を防止するには、以下の条件式(12)を満たせば良い。
ΔMGAP≧GAPc×a×ΔTh・・・(12)
上記数式(12)に数式(11)を代入することで、数式(9)を導くことができる。
また、サブ柱状スペーサの初期値からの変形量ΔSGAPは以下の数式(13)で定義される。
ΔSGAP=GAPm−SPS−D・・・(13)
低温発泡の発生を防止するには、以下の条件式(14)を満たせば良い。
ΔSGAP≧GAPc×a×ΔTl・・・(14)
上記数式(14)に数式(13)を代入することで、数式(10)を導くことができる。
ここで、液晶の熱膨張係数「a」を6.5×10−4(1/K)とし、温度保証範囲Tl〜THを−40度〜+80度とした場合、数式(9)より、測定したメイン柱状スペーサの高さ(MPS)と測定したセルギャップ(GAPm)との差が、3×(6.5×10−4)×(80−20)−0.1=0.017μm以上であれば高温ギャップムラの発生を防止することができる。
また、数式(10)より、測定したサブ柱状スペーサの高さ(SPS)と測定したセルギャップ(GAPm)との差が、3×(6.5×10−4)×(20−(−40))+0.1=0.217μm以上であれば低温発泡の発生を防止することができる。
以上説明したような判定基準に基づいて液晶パネルの良否を判定することで、高さが異なる柱状スペーサを有する液晶表示装置における高温ギャップムラおよび低温発泡が起こるか否かを判定でき、高温ギャップムラおよび低温発泡の発生を防止した液晶表示装置を、高歩留まりで製造することができるので、良好な表示特性、および良好な信頼性を有する液晶表示装置を得ることができる。
また、実際に製造される液晶表示装置の全数に対して高温および低温試験を行い、高温ギャップムラや低温発泡が発生するか否かを確認する必要がなくなるので、製造工期が短縮されると共に、コスト削減が可能となる。
<柱状スペーサの熱膨張の考慮>
上記数式(9)および(10)にはメイン柱状スペーサおよびサブ柱状スペーサの熱膨張は考慮していなかったが、熱膨張を考慮すると、数式(9)および(10)は、それぞれ以下の数式(15)および(16)で表すことができる。
MPS−GAPm≧GAPc×α×ΔTh−D・・・(15)
GAPm−SPS≧GAPc×α×ΔTl+D・・・(16)
上記の判定基準を用いることで、柱状スペーサの熱膨張を考慮した上での液晶パネルの良否を判定することが可能となる。
ここで、「α」は液晶の熱膨張係数「a」と柱状スペーサMPS、SPSの熱膨張係数「b」との差(a−b)を表しており、液晶の熱膨張係数「a」を6.5×10−4(1/K)とし、柱状スペーサMPS、SPSの熱膨張係数「b」を0.5×10−4(1/K)とする。また、温度保証範囲Tl〜THを−40度〜+80度とした場合、数式(15)より、測定したメイン柱状スペーサの高さ(MPS)と測定したセルギャップ(GAPm)との差が、3×((6.5×10−4)−(0.5×10−4))×(80−20)−0.1=0.008μm以上であれば高温ギャップムラの発生を防止することができる。
また、数式(16)より、測定したサブ柱状スペーサの高さ(SPS)と測定したセルギャップ(GAPm)との差が、3×((6.5×10−4)−(0.5×10−4))×(20−(−40))+0.1=0.208μm以上であれば低温発泡の発生を防止することができる。
<実施の形態3>
実施の形態3に係る液晶表示装置の製造方法においては、柱状スペーサの高さが一種類の液晶表示装置において、CF基板200側に柱状スペーサPSを設け、TFT基板100側の柱状スペーサPSに対向する位置に高さ0.5μmの突起部を設けた構成とし、当該液晶表示装置において高温ギャップムラおよび低温発泡が起こるか否かの判定基準について説明する。
図6に上記突起部を有する液晶表示装置の断面構成を示す。図6に示すように、柱状スペーサPSは、BM13の下方における色材層12の突出部121上に設けられ、対向するゲート配線2の上部に配設される突起部DPに当接している。この突起部DPの上面と基準面である画素電極4の上面との間の段差DHは0.5μmであるものとする。
また、ゲート配線2の上面と基準面である画素電極4の上面との間の段差Dは0.1μmであるものとする。
突起部DPは全ての柱状スペーサPSに対応して設けられるものではなく、図6に示されるように突起部DPが設けられない部分では、柱状スペーサPSの端面とゲート配線2との間には間隙GPが生じることとなる。
なお、突起部DPは、例えば、柱状スペーサPSの12個に1個の割合で設けられる。図7には、その一例を示す。
図7は、液晶パネルにおける画素の配列を示す平面図であり、R、GおよびBのサブ画素で1つの画素が構成される場合、X方向12画素、Y方向6画素で構成される領域PRにおいて、6個のサブ画素のみに突起部DPを設けている。なお、図7の例では、Bのサブ画素に柱状スペーサPSを設けるものとし、その中で突起部DPを設けるものについてはハッチングを付している。
なお、図4を用いて説明した液晶表示装置の製造フローは本実施の形態3においても同じであり、ステップS10における高温ギャップムラおよび低温発泡が起こるか否かの判定基準のみが異なる。
ここで、セルギャップの設計値(GAPm)は3μmであり、柱状スペーサPSの面積占有率は1%であるものとする。
上記の条件において、以下の数式(17)および(18)を満たす場合には、高温ギャップムラおよび低温発泡が起こらない液晶パネルであるものと判定する。
PS−GAPm≧GAPc×a×ΔTh−DH・・・(17)
GAPm−PS≧GAPc×a×ΔTl+D・・・(18)
ここで、「PS」は測定した柱状スペーサPSの高さ[m]、「GAPm」は測定したセルギャップ[m]、「GAPc」はセルギャップの設計値[m]、「DH」は突起部DPの上面と基準面である画素電極4の上面との間の段差[m]、「D」はゲート配線2の上面と基準面である画素電極4の上面との間の段差[m]であり、「a」は液晶の熱膨張係数[1/K]である。
また、高温側の保証温度をTH[℃]とし、低温側の保証温度をTL[℃]とした場合、それぞれの製造時の室温(20度℃)との差を、ΔTh=TH−20、ΔTl=20−TLとして表す。
以下、上記数式(17)および(18)の導出過程を説明する。突起部DPに当接する柱状スペーサPSの初期値からの変形量ΔGAPHは以下の数式(19)で定義される。
ΔGAPH=PS+DH−GAPm・・・(19)
ここで、高温ギャップムラの発生を防止するには、以下の条件式(20)を満たせば良い。
ΔGAPH≧GAPc×a×ΔTh・・・(20)
上記数式(20)に数式(19)を代入することで、数式(17)を導くことができる。
また、突起部DPに当接しない柱状スペーサPSの初期値からの変形量ΔGAPJは以下の数式(21)で定義される。
ΔGAPJ=GAPm−PS−D・・・(21)
そして、低温発泡の発生を防止するには、以下の条件式(22)を満たせば良い。
ΔGAPJ≧GAPc×a×ΔTl・・・(22)
上記数式(22)に数式(21)を代入することで、数式(18)を導くことができる。
ここで、液晶の熱膨張係数「a」を6.5×10−4(1/K)とし、温度保証範囲Tl〜THを−40度〜+80度とした場合、数式(17)より、測定した柱状スペーサの高さ(PS)と測定したセルギャップ(GAPm)との差が、3×(6.5×10−4)×(80−20)−0.5=−0.383μm以上であれば高温ギャップムラの発生を防止することができる。
また、数式(18)より、測定したサブ柱状スペーサの高さ(PS)と測定したセルギャップ(GAPm)との差が、3×(6.5×10−4)×(20−(−40))+0.1=0.217μm以上であれば低温発泡の発生を防止することができる。
以上説明したような判定基準に基づいて液晶パネルの良否を判定することで、柱状スペーサに対向する位置に突起部を有し、高さが異なる柱状スペーサを有した場合と同様の機能を有する液晶表示装置における高温ギャップムラおよび低温発泡が起こるか否かを判定でき、高温ギャップムラおよび低温発泡の発生を防止した液晶表示装置を、高歩留まりで製造することができるので、良好な表示特性、および良好な信頼性を有する液晶表示装置を得ることができる。
また、実際に製造される液晶表示装置の全数に対して高温および低温試験を行い、高温ギャップムラや低温発泡が発生するか否かを確認する必要がなくなるので、製造工期が短縮されると共に、コスト削減が可能となる。
<柱状スペーサの熱膨張の考慮>
上記数式(17)および(18)には柱状スペーサPSの熱膨張は考慮していなかったが、熱膨張を考慮すると、数式(17)および(18)は、それぞれ以下の数式(23)および(24)で表すことができる。
PS−GAPm≧GAPc×α×ΔTh−DH・・・(23)
GAPm−PS≧GAPc×α×ΔTl+D・・・(24)
ここで、「α」は液晶の熱膨張係数「a」と柱状スペーサPSの熱膨張係数「b」との差(a−b)を表している。
上記の判定基準を用いることで、柱状スペーサの熱膨張を考慮した上での液晶パネルの良否を判定することが可能となる。
<判定基準の検証>
以上説明した実施の形態1〜3においては、高温ギャップムラおよび低温発泡の発生の可能性を判定する判定基準に基づいて説明したが、当該判定基準の妥当性について以下の検証を行った。
すなわち、柱状スペーサの高さが一種類の液晶表示装置における高温ギャップムラおよび低温発泡が起こるか否かを測定した柱状スペーサの高さ(PS)、および測定したセルギャップ(GAPm)をパラメータとして実験した結果を図8に示す。
なお、実験条件として、液晶の熱膨張係数を6.5×10−4(1/K)とし、温度保証範囲Tl〜THを−40度〜+80度とし、柱状スペーサの面積占有率を0.1%とした。
図8においては、横軸に柱状スペーサの高さ(μm)を示し、縦軸にセルギャップ値(μm)を示しており、高温ギャップムラが発生した条件については四角マークでプロットし、低温発泡が発生した条件については三角マークでプロットし、どちらも発生しなかった条件(OK条件)については菱形マークでプロットしている。図8より、OK条件は以下の数式(25)を満たす領域に集中していることが判る。
0.32≧GAPm−PS≧0.2・・・(25)
なお、GAPm=0.2+PSで表される直線が図8中の直線L1であり、GAPm=PS+0.32で表される直線が図8中の直線L2である。
このように、数式(25)を満たす柱状スペーサの高さおよびセルギャップであれば、高温ギャップムラおよび低温発泡のどちらも発生せず、実施の形態1〜3において説明した判定基準が妥当であると言える。
<製造システムの自動化>
図4を用いて説明した液晶表示装置の製造フローについては、個々の処理装置間をコンベアなどで連結し、自動化することが好ましい。その際には、柱状スペーサPSの高さ測定(ステップS3)を行う高さ測定装置と、セルギャップ測定(ステップS9)を行うギャップ測定装置と、OK/NG判定(ステップS10)を行うパーソナルコンピュータなどのコンピュータシステム(良否判定システム)との間を通信経路でつなぎ、測定結果データを授受する構成とする。
さらに、上記のコンピュータシステムと、NG製品(NGと判定された液晶パネル)の分別工程(ステップS12)を自動で行う分別装置との間についても通信経路でつなぎ、判定結果データを授受する構成とすれば、液晶表示装置の製造フローを全て自動化しシステム化することができる。
この結果、良好な表示特性、および良好な信頼性を有する液晶表示装置を得ることのできる製造フローを迅速に処理できる製造システムを構築することができる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略したりすることが可能である。
100 TFT基板、200 CF基板、PS 柱状スペーサ、MPS メイン柱状スペーサ、SPS サブ柱状スペーサ。

Claims (9)

  1. 映像を表示する液晶パネルを備えた液晶表示装置の製造方法であって、
    前記液晶パネルは、
    互いに対向して配置された第1および第2の基板と、
    前記第1の基板の前記第2の基板に対向する側の主面上に配置され、前記第1の基板と前記第2の基板との間のギャップを保持する柱状スペーサと、
    前記第1および第2の基板間に挟持された液晶と、を有し、
    前記液晶パネルの製造において、
    (a)前記第1の基板の前記主面上に前記柱状スペーサを形成した後、前記柱状スペーサの高さを測定するステップと、
    (b)前記第1および第2の基板を貼合わせた後、前記第1および第2の基板間のギャップを測定するステップと、
    (c)測定された前記柱状スペーサの高さと、測定された前記ギャップとの差に基づいて、前記液晶パネルの良否を判定するステップと、を備える、液晶表示装置の製造方法。
  2. 測定した前記柱状スペーサの高さをPS、
    測定した前記ギャップをGAPm、
    前記ギャップの設計値をGAPc、
    前記柱状スペーサが当接する前記第2の基板部分の前記第2の基板の基準面からの高さをD、
    前記液晶の熱膨張係数をa、
    前記柱状スペーサのバネ定数をk、
    前記柱状スペーサの配設密度をc、
    前記液晶パネルの高温側の保証温度と室温との差をΔTh、
    前記液晶パネルの低温側の保証温度と室温との差をΔTlとした場合に、
    前記ステップ(c)は、
    PS−GAPm≧GAPc×a×ΔTh−D・・・(1)
    PS−GAPm≦9.8/(k×c)−ΔTl×a×GAPc−D・・・(2)
    前記数式(1)および(2)を満たす場合に、前記液晶パネルを良品として判定する、請求項1記載の液晶表示装置の製造方法。
  3. 前記液晶の熱膨張係数と前記柱状スペーサの熱膨張係数との差をαとした場合に、
    前記ステップ(c)は、
    前記数式(1)および(2)に替えて、
    PS−GAPm≧GAPc×α×ΔTh−D・・・(3)
    PS−GAPm≦9.8/(k×c)−ΔTl×α×GAPc−D・・・(4)
    前記数式(3)および(4)を満たす場合に、前記液晶パネルを良品として判定する、請求項2記載の液晶表示装置の製造方法。
  4. 前記柱状スペーサは、
    第1の柱状スペーサと、前記第1の柱状スペーサよりも低い第2の柱状スペーサと、を含み、
    測定した前記第1の柱状スペーサの高さをMPS、
    測定した前記第2の柱状スペーサの高さをSPS、
    測定した前記ギャップをGAPm、
    前記ギャップの設計値をGAPc、
    前記第1の柱状スペーサが当接する前記第2の基板部分の前記第2の基板の基準面からの高さをD、
    前記液晶の熱膨張係数をa、
    前記液晶パネルの高温側の保証温度と室温との差をΔTh、
    前記液晶パネルの低温側の保証温度と室温との差をΔTlとした場合に、
    前記ステップ(c)は、
    MPS−GAPm≧GAPc×a×ΔTh−D・・・(5)
    GAPm−SPS≧GAPc×a×ΔTl+D・・・(6)
    前記数式(5)および(6)を満たす場合に、前記液晶パネルを良品として判定する、請求項1記載の液晶表示装置の製造方法。
  5. 前記液晶の熱膨張係数と前記柱状スペーサの熱膨張係数との差をαとした場合に、
    前記ステップ(c)は、
    前記数式(5)および(6)に替えて、
    MPS−GAPm≧GAPc×α×ΔTh−D・・・(7)
    GAPm−SPS≧GAPc×α×ΔTl+D・・・(8)
    前記数式(7)および(8)を満たす場合に、前記液晶パネルを良品として判定する、請求項4記載の液晶表示装置の製造方法。
  6. 前記柱状スペーサは、前記第1の基板上に複数配置され、
    前記第2の基板は、前記柱状スペーサに対面する複数の部分のうちの一部に、前記複数の部分の他の部分よりも前記第2の基板の基準面からの高さが高くなった突起部を有し、
    測定した前記柱状スペーサの高さをPS、
    測定した前記ギャップをGAPm、
    前記ギャップの設計値をGAPc、
    前記突起部の前記基準面からの高さをDH、
    前記突起部以外で、前記柱状スペーサに対面する部分の前記基準面からの高さをD、
    前記液晶の熱膨張係数をa、
    前記液晶パネルの高温側の保証温度と室温との差をΔTh、
    前記液晶パネルの低温側の保証温度と室温との差をΔTlとした場合に、
    前記ステップ(c)は、
    PS−GAPm≧GAPc×a×ΔTh−DH・・・(9)
    GAPm−PS≧GAPc×a×ΔTl+D・・・(10)
    前記数式(9)および(10)を満たす場合に、前記液晶パネルを良品として判定する、請求項1記載の液晶表示装置の製造方法。
  7. 前記液晶の熱膨張係数と前記柱状スペーサの熱膨張係数との差をαとした場合に、
    前記ステップ(c)は、
    前記数式(9)および(10)に替えて、
    PS−GAPm≧GAPc×α×ΔTh−DH・・・(11)
    GAPm−PS≧GAPc×α×ΔTl+D・・・(12)
    前記数式(11)および(12)を満たす場合に、前記液晶パネルを良品として判定する、請求項6記載の液晶表示装置の製造方法。
  8. 映像を表示する液晶パネルを備えた液晶表示装置の製造システムであって、
    前記液晶パネルは、
    互いに対向して配置された第1および第2の基板と、
    前記第1の基板の前記第2の基板に対向する側の主面上に配置され、前記第1の基板と前記第2の基板との間のギャップを保持する柱状スペーサと、
    前記第1および第2の基板間に挟持された液晶と、を有し、
    前記第1の基板の前記主面上に形成された前記柱状スペーサの高さを測定する柱状スペーサ高さ測定装置と、
    前記第1および第2の基板を貼合わせた後の前記第1および第2の基板間のギャップを測定するギャップ測定装置と、
    前記柱状スペーサ高さ測定装置および前記ギャップ測定装置でそれぞれ測定された前記柱状スペーサの高さおよび前記ギャップとの差に基づいて、前記液晶パネルの良否を判定する良否判定システムと、を備える、液晶表示装置の製造システム。
  9. 前記良否判定システムは、
    請求項2〜7記載の液晶表示装置の製造方法の、前記ステップ(c)に基づいて、前記液晶パネルの良否を判定する、請求項8記載の液晶表示装置の製造システム。
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