JP5979370B2 - 電動工具 - Google Patents

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本発明は、庭木や生垣の刈り込みに用いられるヘッジトリマ(刈込機)等の電動工具に関する。
従来のヘッジトリマは、動力源の回転を歯車で減速し、その歯車と一体に回転する偏芯カムにより、ヘッジトリマ本体に取り付けられたブレードアッセンブリの一対になった2つのブレードを往復動に変換し刈り込み作業を行っている。この変換機構部となる偏芯カムは、円形板状の2つの部材の中心が偏芯カム回転軸芯を挟み同一線上にあり、回転軸周辺部で上下に重なって一体となっている。一方、2つのブレードの一端には長径がブレードの長手方向と直交するように嵌合長穴がそれぞれ設けられている。ブレードの嵌合長穴内側に偏芯カムを取り付けた時、偏芯カムの上下円形部外側面と上下に重なったブレード嵌合長穴内側面が嵌合し、偏芯カムが回転すると上ブレードが前進する時は下ブレードは後退するように、上下のブレードは180°位相がずれて往復運動する。
上述の偏芯カムを用いたヘッジトリマとして、下記特許文献1がある。
特開2012−10665号公報
上記の構成からなる従来のヘッジトリマは、回転動力源と、減速機構部と、減速機構部材と同軸上で一体となって回転する変換機構部となる偏芯カムと、これらを収納するケーシングと、ブレードアッセンブリを備えている。偏芯カムは、略円形板状の2つの部材の中心が偏芯カム回転軸芯を中心に同一線上にあり、回転軸部で上下に重なって一体となっている。一方、2つのブレードの一端には長径がブレードの長手方向と直交するように嵌合長穴がそれぞれ設けられており、ブレードの嵌合長穴内側面と偏芯カム略円形部外側面が嵌合し、偏芯カムが回転すると、偏芯カム回転軸芯と偏芯カム外側面の距離の変化によりブレードは往復運動する。この時ブレードの慣性により反力が発生する。一対のブレードの運動方向は位相が180°ずれているため常に逆方向に向かって運動しており反力は打ち消し合うが、偏芯カムの真円度、同軸度、ブレードの長穴の精度により嵌合部の隙間(ガタ)を無くすことは出来ない。例えば1分間に1,800回往復するような高速で運動する時、この隙間(ガタ)を有する偏芯カムが高速回転するため作業者に振動となって伝わり不快に感じる。
本発明はこうした状況を認識してなされたものであり、その目的は、動作時の振動、騒音を低減可能な電動工具を提供することにある。
本発明のある態様は電動工具である。この電動工具は、ケーシングと、前記ケーシング内に収容されている電動モータと、前記電動モータの回転運動を減速された直線運動に変換する減速伝動機構と、前記ケーシングから延出し、前記減速伝動機構を介して直線運動を行う可動部と、前記電動モータの回転方向を周期的に切り替える制御部とを備えることを特徴とする。
前記態様において、前記減速伝動機構は、前記電動モータで回転駆動されるピニオンギヤと、前記可動部側に設けられて前記ピニオンギヤと噛み合うラックギヤとを有するとよい。
前記態様において、前記電動モータの回転速度は、前記ピニオンギヤが前記ラックギヤの中央部に位置するときよりも端部に位置するときに低くなるように前記制御部で制御されるとよい。
前記態様において、前記可動部が、前記ケーシングから延出した一対のブレードの少なくとも一方であるとよい。
前記態様において、前記一対のブレードと、前記ケーシングに固定されていて、前記一対のブレードを摺動自在に保持するブレードガイドとをブレードアッセンブリは有し、前記ピニオンギヤは前記ブレードアッセンブリの長手方向に直交して配置され、前記ラックギヤは前記ブレードの摺動方向と同一方向となるように前記ブレード端部に固定されている構成であるとよい。
前記態様において、前記電動モータがブラシレスモータであり、PWM制御により回転速度及び回転方向切替時の回転角度を制御する構成であるとよい。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法やシステムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明に係る電動工具によれば、偏芯カム機構を用いず、電動モータの周期的な回転方向の切り替えでブレード等の可動部に往復運動をさせているため、偏芯カム機構のガタに起因する振動や騒音を抑制可能である。また、電動モータの採用により、エンジン駆動の場合に比べて低振動、低騒音を実現でき、操作性に優れている。
本発明に係る電動工具の実施の形態であって、本体部分の側断面図。 図1の断面A−A詳細図。 実施の形態における減速伝動機構の部分拡大図。 電動モータがブラシレスモータである場合の制御系の回路図。
以下、図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態を詳述する。なお、各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理等には同一の符号を付し、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は発明を限定するものではなく例示であり、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
図1乃至図4は本発明に係る電動工具の一実施の形態としてヘッジトリマを構成した場合を示す。図1に全体構成を示すヘッジトリマは電源に蓄電池を用い、動力源として電動モータ、とくにブラシレスモータを用いたものである。ヘッジトリマ本体1は、ブラシレスモータ3と、この回転運動を減速された直線運動に変換する減速伝動機構20と、ブラシレスモータ3の回転方向を周期的に切り替える制御部30(図4のインバータ回路31及び制御回路32)とをケーシング10内に備えている。また、ケーシング10に設けられたハンドル部11にはブラシレスモータ3への通電をオン(ON)、オフ(OFF)するスイッチSW1が設けられている。蓄電池2はケーシング10に対して着脱自在に装着されている。
また、ヘッジトリマ本体1、つまりケーシング10からブレードアッセンブリ40が延出している。ブレードアッセンブリ40はケーシング10に固定されたガイドプレート45と、可動部としての一対のブレード(上ブレード41及び下ブレード42)とを有している。一対のブレード41,42はブレードガイド(ガイドプレート)45によって摺動自在に保持されている。
図2及び図4に示すように、ブラシレスモータ3は永久磁石を有するロータ3aと、ステータ3bと、ロータ3aの回転位置を検出するための回転位置検出素子4a,4b,4cとを有している。ロータ3aと一体の出力軸3cはケーシング10側の軸受12で回転自在に保持されている。図4の場合、ロータ3aは2組のN極とS極とを含み、ステータ3bはスター結線された3相のステータコイルを有し、回転位置検出素子4a,4b,4cは例えば周方向に60度毎に配置される。ブラシレスモータ3には、スイッチSW1がオンのとき、制御部30内のインバータ回路31を介して蓄電池2の電力が供給されるようになっており、制御部30内の制御回路32は回転位置検出素子4a,4b,4cの回転位置検出出力を受けてインバータ回路31内の3相ブリッジ形式に接続された6個のスイッチング素子Q1〜Q6の各ゲートへのスイッチング素子駆動信号H1〜H6を出力し、3相電圧出力Vu,Vv,Vwをそれぞれ3相のステータコイルに印加することで所要の回転方向及び回転速度でブラシレスモータ3を回転させる。ブラシレスモータ3の回転方向、回転速度及び回転方向切り替え時の回転角度制御は、スイッチング素子Q1〜Q6の各ゲートへのスイッチング素子駆動信号H1〜H6をパルス幅変調信号(PWM信号)として供給し、PWM制御で行うことが可能である。
ブラシレスモータ3の回転運動を減速された直線運動に変換する減速伝動機構20は、ブラシレスモータ3で回転駆動されるモータピニオンギヤ21(図示の場合ブラシレスモータ3の出力軸3cに直結)と、一体回転可能に成形あるいは締結されたファーストギヤ22及びセカンドピニオンギヤ23と、ラックギヤ24a,24bとを有している。ファーストギヤ22及びセカンドピニオンギヤ23はケーシング10側の軸受13で回転自在に保持されている。ここで、ピニオンギヤ21,23はブレードアッセンブリ40の長手方向に直交(つまり一対のブレード41,42に直交)して配置され、ラックギヤ24a,24bはブレード41,42の摺動方向と同一方向となるようにブレード41,42端部にそれぞれ固定されている。より詳細に言えば、ラックギヤ24a,24bは、その長手方向がセカンドピニオンギヤ23の回転軸に直交し、且つ回転軸芯を中心に上下ブレード41,42の摺動方向と平行に相対する対称位置に配設され、上下ブレード41,42に各々一体に固着されている。
以上の実施の形態において、ヘッジトリマ本体1のスイッチSW1をオンにすると、制御部30を介してブラシレスモータ3が駆動され、モータ3の回転は減速伝動機構20を成すモータピニオンギヤ21、ファーストギヤ22、セカンドピニオンギヤ23に伝達される。この結果、ラックギヤ24a,24bは互いに逆方向に駆動される。この場合、モータ3が例えば図3の矢印Aの方向に回転する時、減速されたセカンドピニオンギヤ23は矢印Bの方向に回転する。この時、上ブレード41は矢印C、下ブレード42は矢印Dの方向に摺動する。制御部30内の制御回路32は、モータ3の正方向及び逆方向の回転数を、セカンドピニオンギヤ23がラックギヤ24a,24bから外れない範囲内に、かつ正逆回転の切り替え時の回転角度が一定となるようにPWM制御する。また、制御回路32は、ピニオンギヤ23がラックギヤ24a,24bの中央部に位置するときは高速で、端部に位置するときに低速となるようにPWM制御する。このように、モータ3の回転方向を高速で周期的に反転させることで上下ブレード41,42は往復直線運動となり、刈込作業が可能となる。
本実施の形態によれば、下記の効果を奏することができる。
(1) 従来のヘッジトリマの変換機構部は、偏芯カムと嵌合する部材に隙間(ガタ)があるため、偏芯カムが高速回転すると振動の原因となっていたが、本発明の実施の形態によれば、偏芯カムによらず回転運動を直接的に往復直線運動に変換するため振動及び騒音低減が可能である。
(2) 原動機駆動としてエンジン(内燃機関)ではなく電動モータを使用しているため、低振動、低騒音を実現でき、操作性も良い。
(3) 電動モータとしてブラシレスモータ3を用いることで、回転数、回転速度、回転角度をPWM制御可能であり、高精度のモータ制御を実現できる。
以上、実施の形態を例に本発明を説明したが、実施の形態の各構成要素や各処理プロセスには請求項に記載の範囲で種々の変形が可能であることは当業者に理解されるところである。以下、変形例について触れる。
上記実施の形態では一対のブレードの両方が往復動する構成であるが、一方のブレードが固定で、他方のブレードのみが往復動する場合にも本発明は適用できる。この場合、図3における一方のラックを省略してケーシング10に固定すればよい。
なお、本発明は、ヘッジトリマ以外の電動工具、例えばブレードに相当する部材である可動部を往復動させる機構にも適用可能である。
1 ヘッジトリマ本体
2 蓄電池
3 ブラシレスモータ
10 ケーシング
11 ハンドル部
20 減速伝動機構
21,23 ピニオンギヤ
22 ファーストギヤ
24a,24b ラックギヤ
30 制御部
31 インバータ回路
32 制御回路
40 ブレードアッセンブリ
41,42 ブレード
45 ガイドプレート

Claims (6)

  1. ケーシングと、
    前記ケーシング内に収容されている電動モータと、
    前記電動モータの回転運動を減速された直線運動に変換する減速伝動機構と、
    前記ケーシングから延出し、前記減速伝動機構を介して直線運動を行う可動部と、
    前記電動モータの回転方向を周期的に切り替える制御部とを備えることを特徴とする電動工具。
  2. 前記減速伝動機構は、前記電動モータで回転駆動されるピニオンギヤと、前記可動部側に設けられて前記ピニオンギヤと噛み合うラックギヤとを有する、請求項1に記載の電動工具。
  3. 前記電動モータの回転速度は、前記ピニオンギヤが前記ラックギヤの中央部に位置するときよりも端部に位置するときに低くなるように前記制御部で制御される、請求項1又は2に記載の電動工具。
  4. 前記可動部が、前記ケーシングから延出した一対のブレードの少なくとも一方である、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電動工具。
  5. 前記一対のブレードと、前記ケーシングに固定されていて、前記一対のブレードを摺動自在に保持するブレードガイドとをブレードアッセンブリは有し、前記ピニオンギヤは前記ブレードアッセンブリの長手方向に直交して配置され、前記ラックギヤは前記ブレードの摺動方向と同一方向となるように前記ブレード端部に固定されている、請求項4に記載の電動工具。
  6. 前記電動モータがブラシレスモータであり、PWM制御により回転速度及び回転方向切替時の回転角度を制御する請求項1乃至5のいずれか一項に記載の電動工具。
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