JP5978987B2 - グロメット - Google Patents
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Description
また、防水容器内と配管との隙間にグロメットを設置したシール構造において、グロメットの形状ではなく、弾性体ではない配管の形状を工夫したものとして、配管外周面上に、グロメットの配管外周面シール部に対する高圧水を遮蔽するフランジを形成したものがある(特許文献3参照。)。
さらに、グロメットではないが、揺動回転軸まわりに相対的に揺動する内側部材及び外側部材間に取り付けられ、環状の芯金に弾性体を被覆してなる、±20°程度までの揺動角度範囲に適用可能な揺動部密封体として、弾性体における、芯金の内周部から径方向内側に延びる円環部の内周側端部を膨大させたシール部とし、前記円環部を軸方向に屈曲させるように弾性変形させた状態で前記シール部を前記内側部材の外周面に圧接させて前記内側部材に対して摺動不能に保持するものがある(特許文献4参照。)。
また、特許文献3のようなグロメットを含むシール構造は、グロメットの配管外周面シール部の側方に位置させる、高圧水を遮蔽するためのフランジが形成された特殊形状の配管を製作する必要があるため製造コストが増大する。
この円環状シール弾性体は、円環板状弾性体よりも膨大した形状をしているので、拡径した円環状シール弾性体がその弾性復元力により配管部材の外周面に圧接され、円環状シール弾性体が前記外周面を強く締め付けた状態が保持される。
したがって、グロメットの密封性能を非常に高くすることができ、高圧水によって捲れ上がることがないため、高圧水の浸入を効果的に阻止することができる。
その上、円環状シール弾性体が配管部材の外周面を締め付ける締め付け力の大きさを大きく設定することができるため、前記外周面の面粗度によるシール性能への影響が小さくなる。
その上さらに、装着部が壁部の被装着部に装着され、円環状シール弾性体が配管部材に対して摺動不能に保持された状態で、壁部の貫通孔と配管部材との偏心を、比較的薄肉に形成された円環板状弾性体の弾性変形により吸収することができる。
その上、簡素な形状により所要のシール性能を確保することができるため、従来品と比較して製造コストを大幅に低減することができる。
このような構成によれば、所定温度環境下における壁部の貫通孔と配管部材との偏心を含む最大歪みが破断歪み未満又は破断歪みよりも小さい所定値以下になるように、偏心及び高温下での強度低下を考慮して円環板状弾性体及び円環状シール弾性体の形状を決定しているので、防水容器内に格納されたハイブリッド車のインバータのように配管部材が高温になる場合であっても、グロメットのシール性能を満足する。
このような構成によれば、被覆弾性体、円環板状弾性体及び円環状シール弾性体の材質が水素化ニトリルゴムである場合において、125℃の温度環境下における壁部の貫通孔と配管部材との偏心を含む最大歪みが破断歪みである92%未満になるように、偏心及び高温下での強度低下を考慮して円環板状弾性体及び円環状シール弾性体の形状を決定しているので、防水容器内に格納されたハイブリッド車のインバータのように配管部材が高温になる場合であっても、前記弾性体が水素化ニトリルゴムであるグロメットのシール性能を満足する。
このような構成によれば、配管部材の外周面に圧接される円環状シール弾性体の圧接面に形成された複数の周溝により、配管部材の外周面と圧接面の接触面圧が向上するので、シール性能がさらに高くなる。
ここで、装着部2は、芯金2A及び芯金2Aを被覆する被覆弾性体2Bからなり、円環板状弾性体3は被覆弾性体2Bに繋がって径方向内側に延びている。
また、円環状シール弾性体4は、比較的薄肉に形成された円環板状弾性体3の内周面に繋がって円環板状弾性体3よりも膨大しており、貫通孔B及び配管部材C間をシールする際に弾性変形した状態で伸び側になる面を平面(圧接面5)とし、前記弾性変形した状態で縮み側になる面を配管部材Cの挿通方向Eに突出させている。
さらに、円環状シール弾性体4の形状は、外部から高圧水の水圧を受けた際に捲れにくいように、配管部材Cの外周面に装着した状態で角部がない丸みを帯びた断面形状をしている(例えば、図2の要部拡大縦断面図を参照。)。
ここで、円環状シール弾性体の圧接面に並設される周溝は、2個に限定されるものではなく、3個以上であってもよい。
また、このように貫通孔B及び配管部材C間をシールするようにグロメット1を装着した状態では、貫通孔B及び配管部材Cの偏心を吸収するように円環板状弾性体3が弾性変形する。
また、ゴム材料の練り加工性、加硫成形性、金属板との接着性を考慮した場合、他種のゴム、例えば、液状NBR、エチレンプロピレンゴム(EPDM)、天然ゴム(NR)、イソプレンゴム(IR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、ブタジエンゴム(BR)等とブレンドして使用することも好ましい使用態様である。
すなわち、グロメット1の材質、グロメット1を使用する箇所の寸法諸元、貫通孔B及び配管部材Cの偏心の最大値並びに温度環境(想定される最高温度)を設定し、円環板状弾性体3及び円環状シール弾性体4の形状を変えながら構造解析を行い、図3に示すような構造解析によるシミュレーション結果を参照して、前記偏心を含む最大歪みが破断歪み未満又は破断歪みよりも小さい所定値以下になるように、円環板状弾性体3及び円環状シール弾性体4の形状を決定すればよい。
このような方法により求めた、材質がニトリルゴム(NBR)及び水素化ニトリルゴム(HNBR)である場合についての破断歪の測定結果を表1に示す。
(劣化・偏心試験条件)
(1)高温放置試験(n=3):125℃で500h放置する。
(2)ヒートサイクル試験(n=3):125℃で30minと−40℃で30minを交互に繰り返して1000サイクル実施する。
(3)偏心試験(n=3):偏心を1mmとする。
(1)試験機:加圧水試験装置
(2)規格:JIS D 5020,IPX6K
(3)水の流量:75L/min±5%
(4)水圧:約1000kPa
(5)距離:2.5〜3m
(6)ノズル:φ6.3mm
(7)試験時間:3min
(1)試験機:高圧洗浄試験機
(2)規格:JIS D 5020,IPX9K
(3)水温:80±5℃
(4)水圧:約8〜10MPa
(5)水の流量:14〜16L/min
(6)噴射角度:0°,30°,60°,90°
(7)噴射距離:100〜150mm
(8)試験時間:各30s
円環状シール弾性体4は、円環板状弾性体3よりも膨大した形状をしているので、拡径した円環状シール弾性体4がその弾性復元力により配管部材Cの外周面に圧接され、円環状シール弾性体4が前記外周面を強く締め付けた状態が保持される。
したがって、グロメット1の密封性能を非常に高くすることができ、高圧水によって捲れ上がることがないため、高圧水の浸入を効果的に阻止することができる。
また、円環状シール弾性体4が配管部材Cの外周面を締め付ける締め付け力の大きさを大きく設定することができるため、前記外周面の面粗度によるシール性能への影響が小さくなる。
さらに、装着部2が壁部Aの被装着部Dに装着され、円環状シール弾性体4が配管部材Cに対して摺動不能に保持された状態で、貫通孔Bと配管部材Cとの偏心を、比較的薄肉に形成された円環板状弾性体3の弾性変形により吸収することができる。
さらにまた、図1に示すような簡素な形状により所要のシール性能を確保することができるため、従来品と比較して製造コストを大幅に低減することができる。
さらに、配管部材Cの外周面に圧接される円環状シール弾性体4の圧接面5に形成された複数の周溝5A,5Aにより、配管部材Cの外周面と圧接面の接触面圧が向上するので、シール性能がさらに高くなる。
B 貫通孔
C 配管部材
D 被装着部
E 挿通方向
1 グロメット
2 装着部
2A 芯金
2B 被覆弾性体
3 円環板状弾性体
4 円環状シール弾性体
5 圧接面
5A 周溝(凹条)
Claims (4)
- 壁部に形成された貫通孔と、前記貫通孔に挿通された配管部材との間に配設され、前記貫通孔及び前記配管部材間をシールするグロメットであって、
前記貫通孔の内径よりも内径が大きく形成された、前記壁部の被装着部に装着される、芯金及び前記芯金を被覆する被覆弾性体からなる装着部と、
前記被覆弾性体に繋がって径方向内側に延びる円環板状弾性体と、
前記円環板状弾性体の内周面に繋がって前記円環板状弾性体よりも膨大した円環状シール弾性体とからなり、
前記円環板状弾性体を前記配管部材の挿通方向に屈曲させるように弾性変形させた状態で、前記円環状シール弾性体を前記配管部材の外周面に圧接させ、前記円環状シール弾性体を前記配管部材に対して摺動不能に保持するとともに、前記貫通孔及び前記配管部材の偏心を吸収するように前記円環板状弾性体が弾性変形することを特徴とするグロメット。 - 前記円環板状弾性体及び前記円環状シール弾性体の形状を、所定温度環境下における前記偏心を含む最大歪みが破断歪み未満又は破断歪みよりも小さい所定値以下になるように決定してなる請求項1記載のグロメット。
- 前記被覆弾性体、前記円環板状弾性体及び前記円環状シール弾性体の材質が水素化ニトリルゴムであり、前記円環板状弾性体及び前記円環状シール弾性体の形状を、125℃の温度環境下における前記偏心を含む最大歪みが92%未満になるように決定してなる請求項1記載のグロメット。
- 前記配管部材の外周面に圧接される前記円環状シール弾性体の圧接面に複数の周溝を並設してなる請求項1〜3の何れか1項に記載のグロメット。
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