JP5978537B2 - 歯科用上部構造装着システム、および歯科用上部構造を歯科用インプラントに装着する方法 - Google Patents

歯科用上部構造装着システム、および歯科用上部構造を歯科用インプラントに装着する方法 Download PDF

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Description

本発明は、歯科用インプラントと共に使用するための歯科用上部構造装着システムに関する。より詳細には、本発明は、歯科用インプラントと、歯科用上部構造/外郭構造との間の、その部材間に配置されるシステム、およびこのようなシステムにより歯科用上部構造を歯科用インプラントに装着する方法に関する。
歯科用インプラントシステムの目標は、現在の口腔状態にかかわらず、正常な機能、快適さ、美しさ、会話、および健康へと患者を再建することである。これらのインプラントシステムは、生体適合性のあるチタンから作られる歯科用インプラントなどの歯科用インプラントを、患者の顎骨の中に挿入することにより植え込むことに基づいている。これに関して、生体適合性のあるチタンの使用は、早くも1950年にはスウェーデンで開始され、それ以来、さらに発展し、世界中に広まってきている。1980年代中に、いくつかのインプラントシステムが世界の市場への参入を果たした。
歯科用補綴を患者のあごに固定する場合、オッセオインテグレートされた歯科用インプラントに上部構造(スーパーストラクチャー)を装着することが一般に知られている。しかし、歯科用インプラントの位置および角度は、患者ごとに大きく異なるので、角距離を使用することが一般的である。こうした距離は、歯科用インプラント上に配置され、次いで、上部構造がその距離に接着されることが最も多いが、それは、ねじにより上部構造をこのような距離に保持するのが困難なためである。しかし、別々の距離を使用する場合、こうした別々の距離は、必然的に、少なくともある程度、歯科用インプラントの軸方向に延びることになる。その場合、上部構造をあてがうことは、実質的に距離の平行な配置を必要とするので、このような距離に上部構造をあてがうことは、しばしば非常に困難であるか、また不可能なことさえある。さらに、このような距離を用いる場合の取付け工程は、必要とされる一致を見出すために、膨大な数の様々な距離をインプラントに対して試験する必要があるため、非常に複雑であり、かつ扱いにくいものになる。さらに、距離と上部構造の間の境界面は、衛生上、悪い。
WO01/70127は、インプラントのためのスペーサ要素を備える構成を述べている。スペーサインプラントは、インプラントの長手方向軸に対して、固定された角度のねじ孔を有し、したがって、上部構造を支持するように構成されたホルダを、対応する角度で前記ねじ孔に取り付けることができる。したがって、この種のシステムを用いると、上部構造とスペーサ要素との間の接続チャネルの開口部を、スペーサ要素のねじ孔の角度に従って自由に選択して配置することができる。
しかし、上記で述べたシステムの自由度は、スペーサ要素の所定の角度に限定され、システムには、その構成を組み立てるために、特に適合させた工具が必要である。
したがって、角距離の改良された構成を可能にする新しい装置および方法が求められている。
したがって、本発明は、好ましくは、単独で、または任意の組合せで、当技術分野における上記で特定された不備および不利益のうちの1つまたは複数のものを軽減する、緩和する、または解消することを求め、添付の特許請求の範囲による方法および装置を提供することにより少なくとも上記で述べた問題を解決する。
本発明の目的は、何らかの視認可能な装着手段を使用することなく、上部構造をシステムに接続できるようにする前記システムを提供することである。
本発明の他の目的は、様々な角度で歯科用インプラントに接続できる単一のシステムを提供することである。
本発明のさらなる他の目的は、上部構造を、標準のねじでシステムに接続できるようにする前記システムを提供することである。
本発明による概略的な解決策は、上部構造に接続される距離を形成する二部式上部構造装着システムであり、その距離は、インプラントに対して角度的に変位可能であり、かつこの2つの部分間の相対運動により生じる締付け作用により前記インプランに固定可能である。
本発明の態様では、したがって、歯科用インプラントと共に使用するための歯科用上部構造装着システムが提供され、システムは、少なくとも部分的に湾曲した境界領域を介してインプラントまたはインプラント接続部材と接続可能な長手方向部材を備え、前記長手方向部材が、前記長手方向部材の舌側部分を形成する主部材と、前記長手方向部材の頬側または唇側部分を形成するレバー部材とを備え、前記長手方向部材が、前記長手方向部材を前記インプラントまたはインプラント接続部材に固定するように、前記レバー部材および前記主部材を互いから離れるように強制するための手段をさらに備える。
本発明の他の態様では、球形のインプラント頭部を有する歯科用インプラントに、または球形の遠位部分を有するインプラント接続部材に接続するための歯科用上部構造接続装置が提供され、装置は、前記インプラントまたはインプラント接続部材と接続するために、その近位端に球形状の凹部を有する長手方向部材と、前記球形状の凹部の一部を有する主部材、および前記球形状の凹部の他の部分を有するレバー部材と、球形状の凹部の前記部分が、互いの方向に向けて押されるように、前記レバー部材および前記主部材を、前記球形状の凹部の遠位で互いから離れるように強制するための手段とを備える。
本発明の他の態様では、歯科用上部構造を歯科用インプラントに装着するための方法が提供され、方法は、インプラント接続部材を前記インプラントに取り付けるステップであり、前記インプラント接続部材が、その遠位端に少なくとも部分的に湾曲した領域を有する、ステップと、前記インプラント接続部材の遠位端の形状と係合可能な近位端を有する長手方向部材を提供するステップであり、前記長手方向部材が、前記長手方向部材の舌側部分を形成する主部材、および前記長手方向部材の頬側または唇側部分を形成するレバー部材を備える、ステップと、歯科用上部構造を前記長手方向部材の上に配置するステップと、前記レバー部材および前記主部材を互いから離れるように強制することにより、前記歯科用上部構造を前記長手方向部材に固定するステップとを含む。
本発明の他の態様では、歯科用上部構造を、その遠位端に少なくとも部分的に湾曲した領域を有する歯科用インプラントに装着するための方法が提供され、方法は、前記インプラント接続部材の遠位端の形状と係合可能な近位端を有する長手方向部材を提供するステップであり、前記長手方向部材が、前記長手方向部材の舌側部分を形成する主部材、および前記長手方向部材の頬側または唇側部分を形成するレバー部材を備える、ステップと、歯科用上部構造を前記長手方向部材の上に配置するステップと、前記レバー部材および前記主部材を互いから離れるように強制することにより、前記歯科用上部構造を前記長手方向部材に固定するステップとを含む。
本発明のさらなる有利な特徴は、従属請求項で定義される。
本発明が可能な、これらのおよび他の態様、特徴、ならびに利点は、添付の図面を参照し、本発明の実施形態の以下の説明を読めば明らかであり、明確なものとなろう。
一実施形態によるシステムの概略横断面図である。 図1で示すシステムの長手方向部材の概略横断面図である。
本発明のいくつかの実施形態は、当業者が本発明を実施することができるように、添付の図面を参照して以下でより詳細に述べるものとする。しかし、本発明は、多くの様々な形態で実施することが可能であり、本明細書で述べる諸実施形態に限定されるものと解釈すべきではない。そうではなくて、これらの実施形態は、本開示が、当業者にとって十分かつ完全なものであり、かつ本発明の範囲を完全に伝えるものとなるように提供される。諸実施形態は、本発明を限定するものではなく、本発明は、添付の特許請求の範囲によってのみ限定される。さらに、添付図面で示される特定の実施形態の詳細な説明で使用される専門用語は、本発明を限定することを意図するものではない。
概して、本発明は、咬合面に何らかの形のねじチャネル開口部を含むことなく、歯科用上部構造を取得し、その後に、前記歯科用上部構造および適切な表面仕上げ材料をその上に備える歯科用補綴を取得するためのシステムおよびその装置に関する。システムは、それに代えて、上部構造を歯科用インプラントに締付けねじにより舌側に装着可能であることを保証する。このようにして、より美的価値があり、耐えられる構成を得ることができる。
図1および図2に開示された実施形態によれば、上部構造装着システム100が開示され、前記システムは、歯科用インプラント接続部材101と、上部構造接続部分として働く長手方向部材102とを備える。長手方向部材102は、主部材102aおよびレバー部材102bの2つの部分を備え、それらは、使用時に、対応するねじが切られたねじ孔103に配置されたねじ部材により共に保持される。2つの部材102a、102bは、実質的に長手方向の延長部を有しており、インプラント接続部分101から遠位方向に、したがって、インプラント(図示せず)が固定される顎骨からも遠位方向に延びるように意図されている。ねじ孔103は、2つの部材102a、102bの長手方向延長部に対して実質的に横断方向に延び、かつ少なくとも部分102aを貫通する。
ねじ孔103のねじ山は、部分102aにおけるねじ孔103aの少なくとも一部にねじが切られているようにすることができる。部分102bは、ねじ孔103aに配置され、かつ部分102a上の境界表面105aから突き出ているねじ部材を受け入れるための受入れ座面103bを備えることができる。このようにして、部分102aは、ねじ部材をねじ孔103の中にねじ込み、かつ受入れ座面104へと押し込むことにより、部分102bから離れるように押されうる。部分102bはまた、受入れ座面104の中にねじの切られた部分を有することができる。このようにして、ねじ部材は、ねじ孔中に事前に配置しておき、上部構造をその上にあてがう間、部分102aおよび102bを共に保持することができる。部分102bにおけるねじ孔部分のねじ山は、部分102aのねじ孔103aのねじ山とは反対方向にねじを切ることができる。この方法では、部分102aおよび102bは、ねじ孔103に配置されたねじ部材のあらゆる回転の間、2つのねじ山高さだけ分離されるように、部分102aと102bの間の分離動作を増幅させることができる。
インプラント接続部材101および長手方向部材102は、湾曲した境界領域106で互いに接続されて玉継手を形成する。玉継手は、歯科用インプラント部材101の遠位端に配置された部分的に球形状をした突出し部110と、前記突出し部110に対応する反転させた形状を有し、かつそれに係合するように構成された凹部104a、104bとにより形成される。
上部構造装着システム100の機能を次に述べるものとする。歯科用インプラント接続部材101は、歯科用インプラントとねじで係合可能なねじ109により歯科用インプラントにしっかり装着される。長手方向部材102の主部材102aおよびレバー部材102bは、インプラント接続部材101の部分的に球形状をした遠位端と係合するように適合される。レバー部材102bおよび主部材102aは、その長手方向軸に沿って近接した接触状態にあるので、長手方向部材102を、インプラント接続部材101と長手方向部材102の境界面で形成された玉継手により、インプラント接続部材101の長手方向軸に対して角度的に変位させることができる。
次いで、長手方向部材102を受け入れるように適合された空洞部を備えた上部構造(図示せず)が、長手方向部材(複数可)上に配置される。上部構造の空洞部は、長手方向部材を受け入れるための開口部が、長手方向部材102の近位ゾーンにあるフランジ107に対する座面を備えるような形状とすることができる。2つの間の境界面で明確な支点が形成されるので、フランジ107と上部構造中の対応する座面との間の協動により、主部材102aとレバー部材102bを分離させる分離力のてこの作用を高めることになる。
上部構造が長手方向部分上に摺動し、また長手方向部材102が結果として所望する角度で配置されたとき、主部材102aのねじ孔103の中に挿入されたねじが締め付けられて、主部材102aの外側にねじが突き出し、その結果、レバー部材102bと主部材102aとの間で相対運動を生ずる。レバー部材102bと主部材102aの間の距離が誘起されるので、長手方向部材102の部分的に球形状をした凹部104a、104bは、その結果、長手方向部材102をインプラント接続部材101に締め付けることになり、したがって、長手方向部材102は、インプラント接続部材にしっかりと接続される。
インプラント接続部材101に対する長手方向部材102の位置が固定された後、上部構造をシステム100に装着することができる。上部構造は、長手方向部材102を受け入れるための少なくとも1つの内側チャネルを備えることが好ましい。内側チャネルのそれぞれは、上部構造をさらに、ねじでシステム100に装着することができるように、開口部により口腔から到達可能であることがさらに好ましい。したがって、開口部は、長手方向部材102の主部材102aのねじ孔103と位置合せされる。
歯科用インプラント接続部材101は、ボルトおよび嵌合具で構成される二部式部品であることが好ましい。ボルトは、インプラントの中にしっかりとねじ込めるように、ねじが切られた部分109および工具受入れ部分108を有する。ボルトがインプラント中に嵌合される前に、ボルトは嵌合具の中に挿入され、したがって、ボルトを締め付けると、インプラントに対して嵌合具が固定される。この目的で、嵌合具は、突出し部112および凹部111を備えており、それらは、インプラントに対する嵌合具の回転運動を阻止するために、インプラントおよび/または患者の骨に係合する。
工具受入れ部分108は、球形状の遠位端に円筒形または円錐形の凹部として形成され、前記凹部の長手方向軸は、インプラントの長手方向軸と位置合せされる。したがって、遠位端は、突出し部/凹部111、112と一体に形成された球として形成され、孔が球を貫通して上端から延びる。
図2を参照すると、長手方向部材102がより詳細に説明されている。ここでは、長手方向部材102は、主部材102aおよびレバー部材102bにより形成される。レバー部材102bが、主部材102aと近接した接触状態にあるとき、長手方向部材は、概して長手方向に延びており、円筒形部分、フランジ、および円錐形部分の概略3つの部分から構成される。円筒形部分は、長手方向部材102の遠位端に配置され、フランジ107から遠位方向に延びる。前記フランジ107の近位には、円錐形部分が配置される。円錐形部分は、インプラント接続部材101の遠位端に対応する湾曲を有する近位の凹部を備える。
主部材102aとレバー部材102bは、レバー部材102bと主部材102aの間で長手方向の境界面を形成する表面105a、105bにより互いに向き合っている。表面105a、105bの間の境界面の遠位部分は、実質的に長手方向部材102の長手方向軸と位置合せされていることが好ましく、表面105a、105bの間の境界面の近位部分は、長手方向部材102の長手方向軸に対して角度をなしていることが好ましく、したがって、部材102の長手方向に対して、境界表面105aは、近位方向にかつ横断方向に垂直な向きを有し、また境界表面105bは、遠位方向にかつ横断方向に向いている。この方法では、ねじ孔103のねじ部材がレバー部材102bに圧力を加えることをやめると、上部構造を遠位方向に持ち上げることができるので、上部構造をインプラント接続部材101から、したがって、インプラントから取り外すことが容易になりうる。この位置では、上部構造は、長手方向部材102の中心軸に対する境界表面105a、105bの角度が付いた構成により、主部材102aと共に持ち上げることができる。したがって、少なくとも部分的に角度が付いた境界領域のこの構成は、部材が互いに動かなくなる危険を低減することにより、主部材102aおよびレバー部材102bの分離を容易にする。他の実施形態では、例えば、全体の境界領域を長手方向部材102の長手方向軸に対して角度を付けることができるなど、角度が付いた境界面部分をより長くする。上から見たとき、表面105a、105bにより形成される境界領域はまた、平坦に、または湾曲させることもできる。
表面105a、105bの間の境界面は、長手方向部材102の近位端の球形の凹部104a、104bの中心にある位置で終了することが好ましい。しかし、他の実施形態では、境界端点をわずかに中心からずらして配置することもできる。
図2で示すように、主部材102aの貫通孔103aは、主部材102aの長手方向軸に対して実質的に直角である。レバー部材102bは、前記主部材102aを通して突き出ているねじを受け入れるための対応する座面103bを有する。
他の実施形態では、ねじ孔103a、103bは、別の形で配置することもでき、その場合、係合するねじ部材は、それに対応して適合されうる。例えば、ねじ孔103a、103bは、部分102a、102bの両方を貫通して延びることができるが、部分102aに対応するねじ孔部分は、部分102bに対応するねじ孔部分におけるねじ切り方向とは反対のねじ切り方向を有する。同様に、ねじ部材は、対応するねじ山を有することができ、したがって、ねじ孔103におけるねじ部材に対するねじ込み動作は、増加させた分離作用を生ずることになる。ねじ部材を一回転させると、2つのねじ山高さに相当する、部分102a、102bの分離を生ずることになる。
さらなる実施形態では、ねじ孔103a、103bは、貫通孔103aの開口部が、わずかに遠位方向を指すように異なる角度で配置することができる。
長手方向部材102の直径は、上部構造になお十分な強度と安定性を提供しながら、口腔内に収容されうるように2から5mmの範囲であることが好ましい。長手方向部材の合計長さは、10から15mmの範囲であり、したがって、長手方向部材102のインプラント接続部材101に対する締付けを十分に行えるための、主部材102aに対するレバー部材102bの変位は、最も遠位端で1ミリメートル未満である。
本発明が特定の実施形態を参照して上記で述べられてきたが、本発明は、本明細書に記載された特定の形態に限定されることを意図するものではない。そうではなくて、本発明は、添付の特許請求の範囲によってのみ限定され、上記の特定の実施形態以外の実施形態も同様に、これらの添付の特許請求の範囲に含めることが可能である。
特許請求の範囲では、用語「comprises/comprising(含む/備える)」は、他の要素またはステップの存在を排除するものではない。さらに、個々に列挙されていても、複数の手段、要素、または方法ステップを、例えば、単一のユニットもしくはプロセッサにより実施することができる。加えて、個々の特徴を異なる特許請求の範囲に含めることができるが、これらは、組み合わせると有利になる可能性があることもあり、異なる特許請求の範囲に含めることが、特徴を組み合わせることができない、かつ/または有利ではないことを意味するものではない。さらに、単数形の参照は、複数形を排除するものではない。用語「a(1つの)」、「an(1つの)」、「第1の」、「第2の」などは、複数形を除外するものではない。特許請求の範囲における引用符号は、単に明確な例として提供されているだけであり、決して特許請求の範囲を限定するものと解釈されるべきではない。

Claims (11)

  1. 歯科用インプラントと共に使用するための歯科用上部構造装着システムであって、
    少なくとも部分的に湾曲した境界領域を介してインプラントまたはインプラント接続部材と接続可能な長手方向部材を備え、
    前記長手方向部材は
    前記長手方向部材の舌側部分を形成する主部材と
    前記長手方向部材の頬側または唇側部分を形成するレバー部材と、
    を備え、
    前記長手方向部材は、前記長手方向部材を前記インプラントまたはインプラント接続部材に固定するように、前記レバー部材および前記主部材を互いから離れるように強制するための手段をさらに備え
    前記主部材と前記レバー部材は、前記インプラントまたはインプラント接続部材から遠位方向に延びており、
    前記長手方向部材は、前記長手方向部材の近位端と遠位端との間に配置されたフランジを備え、前記フランジは、前記フランジのための座面を有する上部構造と協動する、システム。
  2. 前記長手方向部材の近位端が、部分的に球形状をした凹部を備え、前記インプラント接続部材の遠位端が、部分的に球形状をした突出し部を備える、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記長手方向部材が、円形の横断面を有する、請求項1または2に記載のシステム。
  4. 前記主部材と前記レバー部材との間の長手方向境界面の第1の部分が、前記長手方向部材の長手方向軸に対して角度をなしている、請求項1からのいずれか一項に記載のシステム。
  5. 前記主部材と前記レバー部材との間の長手方向境界面の第2の部分が、前記長手方向部材の前記長手方向軸に対して平行である、請求項に記載のシステム。
  6. 前記システムが、前記インプラント接続部材を備える、請求項1からのいずれか一項に記載のシステム。
  7. 前記レバー部材および前記主部材を互いから離れるように強制するための前記手段が、前記主部材の貫通孔の中に挿入され、かつ、ねじ山と係合して前記主部材の外側に突き出し、前記主部材から離れるように前記レバー部材を押すねじを備える、請求項1からのいずれか一項に記載のシステム。
  8. 前記レバー部材が、前記主部材の貫通孔と軸方向に位置合せされたねじが切られた凹部を備え、前記凹部および前記貫通孔が、ねじを受け入れるように構成される、請求項1からのいずれか一項に記載のシステム。
  9. 前記ねじが、前記主部材を前記レバー部材と接続するように構成され、前記主部材および前記レバー部材の相対運動を可能にする、請求項に記載のシステム。
  10. 前記貫通孔の前記ねじ山が、前記凹部の前記ねじ山とは反対方向のものである、請求項に記載のシステム。
  11. 球形のインプラント頭部を有する歯科用インプラントに、または球形の遠位部分を有するインプラント接続部材に接続するための歯科用上部構造接続装置であって、
    前記インプラントまたはインプラント接続部材に接続するために、その近位端に球形状の凹部を有する長手方向部材と
    前記球形状の凹部の一部分を有する主部材、および前記球形状の凹部の他の部分を有するレバー部材と
    前記球形状の凹部の前記部分が、互いの方向に向けて押されるように、前記レバー部材および前記主部材を、前記球形状の凹部の遠位で互いから離れるように強制するための手段と、
    を備える、歯科用上部構造接続装置。
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