JP5976527B2 - 蒸着マスク及びその製造方法 - Google Patents

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本発明は、開口パターンを設けた樹脂製フィルムを薄板状の磁性金属部材で支持する構造の蒸着マスクに関し、特に開口パターンの形状及び位置精度を向上し得る蒸着マスク及びその製造方法に係るものである。
従来の蒸着マスクは、金属板に形成された貫通する複数の開口パターンと、該複数の開口パターンの各々の周りのマスク本体部と、該マスク本体部の周囲に位置するマスク本体部の厚さより大なる厚さを有する周縁部とを備えたものとなっていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−237072号公報
しかし、このような従来の蒸着マスクは、金属板をエッチング処理して該金属板に貫通する複数の開口パターンを形成しているので、高精細な開口パターンを精度よく形成することができなかった。特に、一辺の長さが数10cm以上の大面積の例えば有機EL表示パネル用の蒸着マスクの場合、エッチングむらの発生によりマスク全面の開口パターンを均一に形成することができなかった。
そこで、出願人は、基板に蒸着される薄膜パターンに対応して該薄膜パターンと形状寸法の同じ開口パターンを形成した樹脂製のフィルムと、開口パターンを内包する貫通孔を形成した薄板状の磁性金属部材とを密接させた構造の複合型の蒸着マスクを提案している。
上記複合型の蒸着マスクは、厚みが10μm〜30μm程度の薄い樹脂製フィルムに開口パターンをレーザ加工して形成するものであり、高精細な開口パターンを精度よく形成することができると共に、上述のような大面積の蒸着マスクもマスク全面に亘って均一に開口パターンを形成することができるという特長を有している。
しかしながら、上記複合型の蒸着マスクにおいては、例えばインバー又はインバー合金のような熱膨張係数の小さい磁性金属部材と樹脂製フィルムのような比較的熱膨張係数の大きい部材とを室温以上で密接させた後に、開口パターンをレーザ加工すると両部材間の熱膨張の差により開口パターン及び貫通孔が変形することがあった。
そこで、本発明は、このような問題点に対処し、開口パターンの形状及び位置精度を向上し得る蒸着マスク及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1の発明による蒸着マスクは、基板に蒸着される薄膜パターンに対応して該薄膜パターンと形状寸法の同じ開口パターンを形成した樹脂製のフィルムと、前記開口パターンを内包する大きさの貫通孔を形成した薄板状の磁性金属部材とを密接させた構造の蒸着マスクであって、前記貫通孔を内包する蒸着有効領域外の前記磁性金属部材の部分にダミー貫通孔を設け、該ダミー貫通孔内の前記フィルムに、前記フィルムと前記磁性金属部材との間の熱膨張の差により発生する前記開口パターン及び前記貫通孔の変形を制御するためのダミー開口パターンを設けたものである。
また、第2の発明による蒸着マスクの製造方法は、基板に蒸着される薄膜パターンに対応して該薄膜パターンと形状寸法の同じ開口パターンを形成した樹脂製のフィルムと、前記開口パターンを内包する大きさの貫通孔を形成した薄板状の磁性金属部材とを密接させた構造の蒸着マスクの製造方法であって、蒸着のための有効領域内に貫通孔を設け、前記有効領域外にダミー貫通孔を設けた薄板状の磁性金属部材の一面に樹脂のフィルムを密接させた構造のマスク用部材を形成する第1段階と、前記貫通孔内の前記フィルムを貫通させて前記開口パターンを形成する第2段階と、前記ダミー貫通孔内の前記フィルムを貫通させてダミー開口パターンを形成する第3段階と、含むものである。
本発明によれば、蒸着の有効領域外にダミー開口パターンを形成することにより、磁性金属部材とフィルムとの熱膨張差に基づく開口パターン及び貫通孔の変形を制御することができる。したがって、開口パターンの形状及び位置精度を向上することができる。
本発明による蒸着マスクの実施形態を示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のO−O線断面矢視図である。 本発明による蒸着マスクの製造方法を説明するフローチャートである。 本発明による蒸着マスクの製造方法におけるマスク用部材の形成段階を断面で示す工程図である。 本発明による蒸着マスクの製造方法におけるフレーム接合段階を断面で示す工程図である。 本発明による蒸着マスクの製造方法における開口パターン形成段階を断面で示す工程図である。 本発明による蒸着マスクの製造方法におけるダミー開口パターン形成段階を断面で示す工程図である。 本発明による蒸着マスクの製造方法における開口パターン及び貫通孔の変形制御について示す説明図である。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明による蒸着マスクの実施形態を示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のO−O線断面矢視図である。この蒸着マスクは、開口パターンを設けた樹脂製フィルムを薄板状の磁性金属部材で支持する構造を有するもので、磁性金属部材1と、樹脂製フィルム2と、フレーム3とを備えて構成されている。
上記磁性金属部材1は、厚みが30μm〜50μm程度のニッケル、ニッケル合金、インバー又はインバー合金等の磁性金属材料からなる薄板(シート)状のものであり、例えば基板上に一定の配列ピッチでマトリクス状に並べて形成される複数の薄膜パターンの、例えば縦一列に並んだ複数の薄膜パターンを内包する大きさの複数の貫通孔4を、上記複数の薄膜パターンの横方向の配列ピッチと同じピッチで並べて設けている。なお、以下の説明においては、磁性金属部材1は、熱膨張係数が1×10−6/℃以下のインバー又はインバー合金の場合について述べる。
また、上記複数の貫通孔4を内包する蒸着の有効領域外の磁性金属部材1には、ダミー貫通孔5が設けられている。詳細には、上記ダミー貫通孔5は、上記複数の貫通孔4の並び方向の両側方に設けられている。この場合、磁性金属部材1に一定の配列ピッチで設けた複数の貫通孔4のうち、蒸着の有効領域外に位置する貫通孔4を上記ダミー貫通孔5としてもよい。
上記磁性金属部材1の一面に密接してフィルム2が設けられている。このフィルム2は、厚みが10μm〜30μm程度のポリイミドやポリエチレンテレフタレート(PET)等の可視光を透過する樹脂製のフィルムであり、上記磁性金属部材1の貫通孔4内にて薄膜パターンに対応した位置に該薄膜パターンと形状寸法の同じ貫通する開口パターン6が形成されている。また、上記ダミー貫通孔5内のフィルム2には、フィルム2と磁性金属部材1との間の熱膨張の差により発生する開口パターン6及び貫通孔4の変形を制御するための少なくとも一つのダミー開口パターン7が設けられている。なお、図1においては、一例としてダミー開口パターン7を一つ設けた場合について示している。また、複数の貫通孔4の並び方向(図1のX方向)と交差するY方向の開口パターン6の変形を制御すべく、Y方向の蒸着有効領域外にダミー開口パターン7をX方向に平行に設けてもよい。
上記磁性金属部材1の周縁部に一端面3aを接合して、枠状のフレーム3が設けられている。このフレーム3は、磁性金属部材1を張架して支持するものであり、磁性金属部材1の複数の貫通孔4及びダミー貫通孔5を内包する大きさの開口8を設けたニッケル、ニッケル合金、インバー又はインバー合金等から形成されている。なお、フレーム3は、蒸着時の熱応力の発生を抑えて蒸着マスクの変形を防止するために、磁性金属部材1と同じ磁性材料で形成するのがよい。
次に、このように構成された蒸着マスクの製造方法について説明する。
図2は本発明による蒸着マスクの製造方法を説明するフローチャートである。この蒸着マスクの製造方法は、樹脂性フィルム2の予め定められた位置に貫通する開口パターン6をレーザ加工して形成するもので、マスク用部材12を形成するステップS1と、フレーム3を接合するステップS2と、開口パターン6を形成するステップS3と、ダミー開口パターン7を形成するステップS4とを含んでいる。
上記ステップS1は、フィルム2の一面に開口パターン6を内包する大きさの貫通する貫通孔4及びダミー開口パターン7を内包する大きさのダミー貫通孔5を設けた磁性金属部材1を密接した構造のマスク用部材12を形成する工程である。以下、図3を参照して詳細に説明する。
先ず、図3(a)に示すように、インバー又はインバー合金からなる厚みが30μm〜50μm程度の磁性金属材料の磁性金属シート9を、蒸着対象である基板の表面積に合わせて切り出し、該磁性金属シート9の一面9aに例えばポリイミド等の樹脂液を塗布し、これを200℃〜300℃程度の温度で硬化させて厚みが10μm〜30μm程度の可視光を透過するフィルム2を形成する。
次いで、図3(b)に示すように、磁性金属シート9の他面9bにレジストを例えばスプレー塗布した後、これを乾燥させてレジストフィルムを形成し、次に、フォトマスクを使用してレジストフィルムを露光・現像し、後述のステップS3,4において形成される複数の開口パターン6及びダミー開口パターン7に対応した位置に該開口パターン6及びダミー開口パターン7を内包する大きさの複数の開口10を有するレジストマスク11を形成する。
続いて、図3(c)に示すように、上記レジストマスク11を使用して磁性金属シート9をウェットエッチングし、レジストマスクの開口10に対応した部分の磁性金属シート9を除去して貫通孔4及びダミー貫通孔5を設けて磁性金属部材1を形成した後、レジストマスク11を例えば有機溶剤に溶解させて除去する。これにより、磁性金属部材1と樹脂製のフィルム2とを密接させたマスク用部材12が形成される。なお、磁性金属シート9をエッチングするためのエッチング液は、使用する磁性金属シート9の材料に応じて適宜選択され、公知の技術を適用することができる。
また、磁性金属シート9をエッチングして貫通孔4及びダミー貫通孔5を形成する際に、複数の貫通孔4の形成領域外の予め定められた位置に基板に予め設けられた基板側アライメントマークに対して位置合わせするための図示省略のマスク側アライメントマークを同時に形成してもよい。この場合、レジストマスク11を形成する際に、マスク側アライメントマークに対応した位置にアライメントマーク用の開口を設けるとよい。
上記ステップS2は、磁性金属部材1の複数の貫通孔4及びダミー貫通孔5を内包する大きさの開口8を設けたインバー又はインバー合金等からなる枠状のフレーム3の一端面3aにマスク用部材12を張架して、該フレーム3の一端面3aに磁性金属部材1の周縁部を接合する工程である。以下、図4を参照して詳細に説明する。
先ず、図4(a)に示すように、磁性金属部材1の周縁部に対応したフィルム2の部分に、例えばKrF248nmのエキシマレーザ、又はYAGレーザの第3高調波や第4高調波を使用して、波長が400nm以下のレーザ光Lを照射し、当該部分のフィルム2をアブレーションして除去する。
次に、図4(b)に示すように、マスク用部材12を該マスク用部材12の面に平行な側方(矢印方向)にマスク用部材12が撓まない程度の大きさのテンションをかけた状態でフレーム3の上方に位置付ける。
さらに、図4(c)に示すように、マスク用部材12をその面に平行な側方にテンションをかけた状態でフレーム3の一端面3aに張架し、磁性金属部材1の周縁部とフレーム3とをスポット溶接する。
上記ステップS3は、貫通孔4内の薄膜パターンに対応した位置のフィルム2の部分にレーザ光Lを照射して薄膜パターンと形状寸法の同じ開口パターン6を形成する工程である。以下、図5を参照して詳細に説明する。
先ず、図5(a)に示すように、形成しようとする薄膜パターンに対応した位置にレーザ光Lの照射目標となる基準パターン13を形成した基準基板14の、該基準パターン13を形成した面13aとは反対側の平滑面14bの上方に、フィルム2側を下にしたマスク用部材12を位置付け、基準基板14に予め設けられた基板側アライメントマークとマスク用部材12に設けられたマスク側アライメントマークを使用してマスク用部材12を基準基板14に対してアライメントする。
次いで、図5(b)に示すように、マスク用部材12のフィルム2を基準基板14の平滑面14bに密接させる。このとき、上記フィルム2と基準基板14の平滑面14bとの間に液膜を介在させて液膜のメニスカスを形成し、ラプラス圧力によって発生する吸着力によりフィルム2と基準基板14とを密着させてもよい。この場合、液膜の存在により、後の開口パターン6のレーザ加工工程において、開口パターン6の基準基板14側の縁部に切り残り(バリ)が発生するのを回避することができる。
続いて、図5(c)に示すように、基準基板14とレーザ照射装置とを基準基板14の面に平行な面内をXYの2次元方向に相対的にステップ移動しながら、基準基板14の基準パターン13を狙って、照射面積が薄膜パターンと同じになるように整形されたエネルギー密度が1J/cm〜20J/cmの、例えばKrF248nmのエキシマレーザ、又はYAGレーザの第3高調波や第4高調波のレーザ光Lを照射し、フィルム2をアブレーションして開口パターン6を形成する。この場合、開口パターン6は複数ショットのレーザ照射により行うとよい。
ここで、フィルム2、例えばポリイミドは、熱膨張係数が3〜5×10−5/℃であり、磁性金属部材1のインバー又はインバー合金の熱膨張係数に比べて1桁大きい。したがって、200℃〜300℃で硬化された後、室温まで冷却されたフィルム2には、上記熱膨張係数の差により、面に平行な方向に引張応力が働いている。この場合、マスク用部材12形成時には、フィルム2に働く引張応力が面内でバランスしているため、図7(a)に示すように貫通孔4及びダミー貫通孔5の形状及び位置は、設計値と略同じ状態に維持されている。
しかしながら、フィルム2に上記開口パターン6が形成されると、上記応力バランスが崩れてフィルム2は縮もうとする。特に、開口パターン6が形成されていない周辺領域のフィルム2の収縮量は大きく、中央部よりも周辺部の方が貫通孔4及び開口パターン6の変形量が大きくなる。例えば、図7(a)に示すように、Y方向に長いストライプ状の複数の貫通孔4をその長軸に平行に、X方向に並べて形成したマスク用部材12の場合、同図(b)に示すように上記変形量は、X方向の外寄りに位置する貫通孔4及び開口パターン6ほど大きくなる。
そこで、本発明の蒸着マスクの製造方法においては、ダミー開口パターン7を形成するステップS4が実施される。
図6は上記ステップS4におけるダミー開口パターン7を形成する工程を示す説明図である。このステップS4においては、全ての開口パターン6の形成が終了すると、例えば同図(a)に示す左側のダミー貫通孔5内の予め定められた位置にダミー開口パターン7がレーザ加工される。その後、同図(b)に示すように、右側のダミー貫通孔5内の予め定められた位置にダミー開口パターン7がレーザ加工される。これにより、開口パターン6及び貫通孔4の上記変形が制御される。
より詳細には、図7(c)に示すように、ダミー貫通孔5内のフィルム2にダミー貫通孔5の長軸に平行なストライプ状のダミー開口パターン7が形成される。これにより、マスク用部材12の蒸着に有効な中央領域は、その周辺領域に位置するフィルム2の縮もうとする力から解放され、上記中央領域に位置する複数の貫通孔4及び開口パターン6の変形が抑制される。したがって、上記のようなダミー開口パターン7の形成によって、貫通孔4及び開口パターン6の形状及び位置の調整が可能となる。この場合、ダミー開口パターン7の面積(ストライプの長さ)、位置及び個数の少なくとも一つを適宜制御することにより、上記変形を制御することができる。なお、ダミー開口パターン7の面積(ストライプの長さ)、位置及び個数は、実験により、又は理論解析により決定することができる。このようにして、図1に示す本発明による蒸着マスクが完成する。
以上の説明においては、磁性金属部材1にフレーム3を接合してマスクを支持する場合について述べたが、フレーム3はなくてもよい。
また、以上の説明においては、単位の蒸着マスクについて述べたが、本発明はこれに限られず、大面積の基板に複数のパネルを多面付けして形成するための蒸着マスクにも適用することができる。この場合、基板上に多面付けされた各パネルに対応して本発明による単位の蒸着マスクを配置するとよい。
1…磁性金属部材
2…フィルム
3…フレーム
4…貫通孔
5…ダミー貫通孔
6…開口パターン
7…ダミー開口パターン

Claims (8)

  1. 基板に蒸着される薄膜パターンに対応して該薄膜パターンと形状寸法の同じ開口パターンを形成した樹脂製のフィルムと、前記開口パターンを内包する大きさの貫通孔を形成した薄板状の磁性金属部材とを密接させた構造の蒸着マスクであって、
    前記貫通孔を内包する蒸着有効領域外の前記磁性金属部材の部分にダミー貫通孔を設け、該ダミー貫通孔内の前記フィルムに、前記フィルムと前記磁性金属部材との間の熱膨張の差により発生する前記開口パターン及び前記貫通孔の変形を制御するためのダミー開口パターンを設けたことを特徴とする蒸着マスク。
  2. 前記磁性金属部材には、複数の前記貫通孔が並べて設けられており、該複数の貫通孔の並び方向の両側に前記ダミー貫通孔が設けられていることを特徴とする請求項1記載の蒸着マスク。
  3. 前記ダミー貫通孔内には、少なくとも一つの前記ダミー開口パターンが設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の蒸着マスク。
  4. 前記貫通孔及び前記ダミー貫通孔を内包する大きさの開口を有する枠状のフレームの一端面に前記磁性金属部材を接合したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の蒸着マスク。
  5. 基板に蒸着される薄膜パターンに対応して該薄膜パターンと形状寸法の同じ開口パターンを形成した樹脂製のフィルムと、前記開口パターンを内包する大きさの貫通孔を形成した薄板状の磁性金属部材とを密接させた構造の蒸着マスクの製造方法であって、
    蒸着のための有効領域内に貫通孔を設け、前記有効領域外にダミー貫通孔を設けた薄板状の磁性金属部材の一面に樹脂のフィルムを密接させた構造のマスク用部材を形成する第1段階と、
    前記貫通孔内の前記フィルムを貫通させて前記開口パターンを形成する第2段階と、
    前記ダミー貫通孔内の前記フィルムを貫通させてダミー開口パターンを形成する第3段階と、
    含むことを特徴とする蒸着マスクの製造方法。
  6. 前記ダミー開口パターンの面積、個数及び位置の少なくともいずれか一つを制御して、前記フィルムと前記磁性金属部材との熱膨張の差により発生する前記開口パターン及び前記貫通孔の変形を制御することを特徴とする請求項5記載の蒸着マスクの製造方法。
  7. 前記ダミー貫通孔は、前記磁性金属部材に並べて設けられた複数の前記貫通孔の並び方向の両側に設けられていることを特徴とする請求項5又は6記載の蒸着マスクの製造方法。
  8. 前記第1段階と前記第2段階との間に、前記貫通孔及び前記ダミー貫通孔を内包する大きさの開口を有する枠状のフレームの一端面に、前記マスク用部材の前記磁性金属部材を接合する段階を含むことを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の蒸着マスクの製造方法。
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