JP5975312B1 - 吸水膨張性粘土材料の充填装置および充填方法 - Google Patents
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(1)「緩衝材一体型廃棄体」を地上から斜坑を経由して地下の主要坑道に搬入する。
(2)「緩衝材一体型廃棄体」を主要坑道から処分坑道に搬入する。
(3)「緩衝材一体型廃棄体」を処分坑道に奥から順に複数個を定置する。
(4)1本の処分坑道への定置が終了したら、「緩衝材一体型廃棄体」と坑道内壁とのすき間を埋め戻す。
(5)上記(3)(4)を繰り返し、処分坑道への定置が満杯に達したら、当該処分坑道の入口を閉鎖する。
(6)すべての処分坑道への廃棄体の定置と処分坑道の閉鎖が終了したら、処分の安全性を確認後に地下施設全体を埋設して閉鎖する。
まず、本発明の実施の形態1について説明する。
図1は、本実施の形態1に係る吸水膨張性粘土材料の充填装置を、坑道延長方向の縦断面図として示したものである。この図に示すように、本実施の形態1に係る吸水膨張性粘土材料の充填装置100は、円形断面の坑道10の内壁12と円柱状の廃棄体14(緩衝材一体型廃棄体)との間のすき間空間16に、吸水膨張性粘土材料からなる粒状のペレットを充填する装置であって、坑道10内に定置された廃棄体14の手前側に配置されるアーム保持躯体18と、このアーム保持躯体18からすき間空間16に向けて延在し、廃棄体14の外周に沿ってすき間空間16を移動自在にアーム保持躯体18に保持されたアーム20と、このアーム20に取り付けられ、ペレット22をすき間空間16の奥に搬送して投入可能なペレット搬送装置24とを備える。
次に、本発明の実施の形態2について説明する。
図2は、本実施の形態2に係る吸水膨張性粘土材料の充填装置を、坑道延長方向の縦断面図として示したものである。この図に示すように、本実施の形態2に係る吸水膨張性粘土材料の充填装置200は、坑道内壁12と廃棄体14との間のすき間空間16に、吸水膨張性粘土材料からなる粒状のペレットを充填する装置であって、坑道10内に定置された廃棄体14の手前側に配置されるアーム保持躯体18と、このアーム保持躯体18からすき間空間16に向けて延在し、廃棄体14の外周に沿ってすき間空間16を移動自在にアーム保持躯体18に保持されたアーム20と、このアーム20に取り付けられ、ペレット22をすき間空間16の奥に搬送して投入可能なペレット搬送装置24とを備える。
次に、本発明の実施の形態3について説明する。
図3は、本実施の形態3に係る吸水膨張性粘土材料の充填装置を鳥瞰したものである。この図に示すように、本実施の形態3に係る吸水膨張性粘土材料の充填装置300は、上記の実施の形態において、ペレット搬送装置24を桟付きのベルトコンベア24Aで構成したものである。ベルトコンベア24Aには一定間隔で桟32がついているので、ペレット22は転がって偏ることがなく、順次すき間空間16の奥に搬送、投入される。このペレット搬送装置24をアーム保持躯体18の左右のアーム20に配置することによって、充填速度を増強することが可能になる。
次に、本発明の実施の形態4について説明する。
図4は、本実施の形態4に係る吸水膨張性粘土材料の充填装置を坑道横断面における概念図で示している。この図に示すように、本実施の形態4に係る吸水膨張性粘土材料の充填装置400は、上記の実施の形態において、ペレット搬送装置24(ベルトコンベア24A)を坑道10の横断面方向において水平で、かつ、坑道10の延長方向に水平もしくは若干の傾斜を持たせて保持可能な水平保持機構34を設けたものである。
次に、本発明の実施の形態5について説明する。
図5は、本実施の形態5に係る吸水膨張性粘土材料の充填装置を坑道横断面における概念図で示している。この図に示すように、本実施の形態5に係る吸水膨張性粘土材料の充填装置500は、上記の実施の形態において、ペレット搬送装置24を、大粒径ペレットを充填するための桟付きのベルトコンベア24Aと、小粒径ペレットを充填するためのエアー搬送管24Bとで構成したものである。これによれば、大・小ペレットを別系統で搬送して投入できるので、充填速度が大きくなるメリットがある。なお、ベルトコンベア24Aおよびエアー搬送管24Bをそれぞれスクリューコンベアで構成してもよい。
次に、本発明の実施の形態6について説明する。
図6−1は、本実施の形態6に係る吸水膨張性粘土材料の充填装置を坑道横断面における概念図で示している。この図に示すように、本実施の形態6に係る吸水膨張性粘土材料の充填装置600は、アーム20の先端部付近に、充填状況を観察するための小型のビデオカメラ36(観察装置)を取り付けたものである。このビデオカメラ36はアーム20の先端部付近ではなく、ペレット搬送装置24の先端部付近に取り付けてもよい。
次に、本発明の実施の形態7について説明する。
図7は、本実施の形態7に係る吸水膨張性粘土材料の充填装置を鳥瞰したものである。この図に示すように、本実施の形態7に係る吸水膨張性粘土材料の充填装置700は、ペレット22を坑道10内に搬入するための搬送供給台車44を備えている。搬送供給台車44はペレットを搭載する変形ドラム容器46を有しており、坑道10内を前進および後進可能である。この変形ドラム容器46は軸回転可能なドラムからなり、内側にスクリューコンベアと同じねじり羽根が固定されているため、ドラムを回転することで内部に貯蔵されているペレット22を混合攪拌させることが可能である。また、ドラムの回転を逆にすることで内部に貯蔵されているペレット22は徐々に上方の開口部48に上げられて開口部48から吐き出される。吐き出されたペレット22はスクリューコンベア50によって上方あるいは下方の左右に搬送され、ペレット搬送装置24(例えば桟付きベルトコンベア24A)の受入口52に供給される。このような搬送供給台車44を坑道10内に複数出入りさせることで、すき間空間16へのペレット充填作業を連続的に進めることが可能になる。
次に、本発明の実施の形態8について説明する。
本実施の形態は、粒径の異なる大小2種類のペレットを別々に搬送供給するものである。図8は、本実施の形態8に係る吸水膨張性粘土材料の充填装置を鳥瞰したものである。この図に示すように、本実施の形態8に係る吸水膨張性粘土材料の充填装置800は、大粒径のペレットを搬送供給する搬送供給台車44Aと、小粒径のペレットを搬送供給する搬送供給台車44Bとを備えている。各搬送供給台車44A、44Bの構成は上記の実施の形態7で説明した搬送供給台車44と同様である。搬送供給台車44A、44Bの変形ドラム容器46A、46Bの開口部48A、48Bからから下向きに傾斜している樋状のシュート54A、54Bを介してペレット搬送装置24(例えば桟付きベルトコンベア24A)にペレットを供給する。ここで、ペレット搬送装置24の異なる2箇所には受入口52A、52Bが設けられており、シュート54Aから受入口52Aに、シュート54Bから受入口52Bにそれぞれペレット22を供給する。なお、この例において、シュート54A、54Bの代わりに、上記の実施の形態7で示したようなスクリューコンベア50やベルトコンベアを用いてもよい。また、異なる2箇所に受入口52A、52Bを別々に設ける代わりに、受入口52を1箇所だけ設け、この受入口52に対してそれぞれの搬送供給台車44A、44Bからペレットを供給するようにしてもよい。
12 内壁
14 廃棄体
16 すき間空間
18 アーム保持躯体
20 アーム
22 ペレット
24 ペレット搬送装置
24A ベルトコンベア
24B エアー搬送管
26 走行装置
28 平行移動機構
30 繰り出し機構
32 桟
34 水平保持機構
36 ビデオカメラ(観察装置)
38 空気供給管
40 ノズル(エアー噴射機構)
42 ファイバースコープ(観察装置)
44,44A,44B 搬送供給台車
46,46A,46B 変形ドラム容器
48,48A,48B 開口部
50 スクリューコンベア
52,52A,52B 受入口
54A,54B シュート
100〜800 吸水膨張性粘土材料の充填装置
Claims (8)
- 坑道内壁と廃棄体との間のすき間空間に、吸水膨張性粘土材料からなる粒状のペレットを充填する装置であって、
坑道内に定置された廃棄体の手前側に配置されるアーム保持躯体と、このアーム保持躯体からすき間空間に向けて延在し、廃棄体の外周に沿ってすき間空間を移動自在にアーム保持躯体に保持されたアームと、このアームに取り付けられ、ペレットをすき間空間の奥に搬送して投入可能なペレット搬送装置とを備えることを特徴とする吸水膨張性粘土材料の充填装置。 - アーム保持躯体は円柱状の廃棄体の断面よりも大きくない断面を有し、アーム保持躯体の底部には坑道内を前進および後進可能にする走行装置が設けられ、アーム保持躯体は1ないし複数のアームを坑道延長方向に対して水平もしくは若干の傾斜を持たせて保持可能であることを特徴とする請求項1に記載の吸水膨張性粘土材料の充填装置。
- アームを前後方向に動かす機構をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の吸水膨張性粘土材料の充填装置。
- アームもしくはペレット搬送装置には、充填状況を観察するための観察装置が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の吸水膨張性粘土材料の充填装置。
- アームもしくはペレット搬送装置には、ペレットを均すためのエアー噴射機構がさらに設けられていることを特徴とする請求項4に記載の吸水膨張性粘土材料の充填装置。
- 坑道内壁と廃棄体との間のすき間空間に、吸水膨張性粘土材料からなる粒状のペレットを充填する方法であって、
坑道内に定置された廃棄体の手前側に配置したアーム保持躯体からすき間空間に向けて延在し、廃棄体の外周に沿ってすき間空間を移動自在にアーム保持躯体に保持されたアームに取り付けられ、ペレットをすき間空間の奥に搬送して投入可能なペレット搬送装置を介してペレットをすき間空間の奥に搬送して投入することを特徴とする吸水膨張性粘土材料の充填方法。 - 粒径の異なる複数種類のペレットが一定の重量比で混合したペレットを搭載し、坑道内を移動可能な搬送供給台車を廃棄体の手前側に配置して、この搬送供給台車からペレット搬送装置に粒径の異なる複数種類のペレットを供給することを特徴とする請求項6に記載の吸水膨張性粘土材料の充填方法。
- 粒径の異なる複数種類のペレットを、粒径の種類別に複数台の搬送供給台車に搭載させ、各搬送供給台車を廃棄体の手前側に配置して、各搬送供給台車からペレット搬送装置に設けてある少なくとも1つの受入口を介してペレット搬送装置に各ペレットを別々に供給することにより、ペレット搬送装置の先端で一定の重量比で混合したペレットを投入可能としたことを特徴とする請求項6に記載の吸水膨張性粘土材料の充填方法。
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