JP5974730B2 - ガス化ガス生成システム、および、ガス化ガス生成方法 - Google Patents
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Description
上記課題を解決するために、本発明のガス化ガス生成方法は、触媒を利用してガス化原料をガス化し、ガス化ガスを生成する工程と、水を用いて、生成したガス化ガスを洗浄、精製して、精製ガス化ガスを生成する工程と、精製ガス化ガスを生成する工程において生じた排水と酸性ガスとを接触させることで、排水に含まれる触媒由来物質を沈殿させる工程と、精製ガス化ガスから酸性ガスを分離する工程と、を有し、沈殿させる工程において、酸性ガスとして、分離する工程において精製ガス化ガスから分離された酸性ガスを排水と接触させることを特徴とする。
図1は、ガス化ガス生成システム100を説明するための説明図である。図1に示すように、ガス化ガス生成システム100は、ガス化ガス生成装置110と、ガス化ガス精製装置200と、排水処理装置300とを含んで構成される。図1中、ガスの流れを実線の矢印で、砂の流れを一点鎖線の矢印で、ガス化原料、触媒由来物質等の固体や、水、油等の液体の流れを白抜きの矢印で示す。
図1に示すようにガス化ガス生成装置110は、燃焼炉112と、媒体分離装置(サイクロン)114と、ガス化炉116と、ボイラ118とを含んで構成される。
図2は、ガス化ガス精製装置200および排水処理装置300を説明するための説明図である。図2に示すようにガス化ガス精製装置200は、改質炉(酸化改質炉)210と、第1熱交換器212と、スプレー塔214と、ミストセパレータ216と、第2熱交換器218と、昇圧器220と、分離部222とを含んで構成される。図2中、ガスの流れを実線の矢印で、ガス化原料、触媒由来物質等の固体や、水、油等の液体の流れを白抜きの矢印で、信号の流れを破線の矢印で示す。
図2に示すように、排水処理装置300は、沈降分離部310と、バッファタンク312と、第1ポンプ314aと、第2ポンプ314bと、第1の返送部320と、沈殿部330と、導入量調整部340と、第2の返送部350と、排水処理部360とを含んで構成される。
Ca(OH)2+CO2→CaCO3+H2O
…反応式(1)
そうすると、排水Y6中の触媒由来物質である水酸化カルシウム(Ca(OH)2)が、炭酸カルシウム(CaCO3)となって沈殿する。こうして、排水Y6から触媒由来物質(水酸化カルシウム)が除去されて排水Y7が生成される。
CaCO3+CO2+H2O→Ca(HCO3)2
…反応式(2)
続いて、ガス化ガス生成システム100を用いたガス化ガス生成方法について説明する。図3は、ガス化ガス生成方法の処理の流れを説明するためのフローチャートである。
燃焼炉112によって加熱された流動媒体が流動層を形成しているガス化炉116に、ガス化原料および触媒が導入され、ガス化ガスX1が生成される。初めて、ガス化ガス生成工程S410を遂行する場合、触媒C1として、新たな炭酸カルシウムがガス化炉116に導入される。しかし、後述する返送工程S440が遂行されると、ガス化炉116には、新たな触媒C1に加えて、第2の返送部350が返送した沈殿物C2が導入されることとなる。
ガス化ガス生成工程S410において生成されたガス化ガスX1を、水を用いて、洗浄、精製して、精製ガス化ガスX7を生成する。
沈殿部330は、排水Y6(排水Y3、排水Y4、処理水Y5)と、分離部222が分離した二酸化炭素、および、ガス化ガス生成工程S410において燃焼炉112で生じた燃焼排ガスEXとを接触させることで、排水Y6に含まれる触媒由来物質(水酸化カルシウム)を沈殿させる。
第2の返送部350は、沈殿工程S430において生じた沈殿物C2(炭酸カルシウム)をガス化炉116に返送する。
112 …燃焼炉
116 …ガス化炉
214 …スプレー塔(洗浄精製部)
216 …ミストセパレータ(洗浄精製部)
218 …第2熱交換器(洗浄精製部)
220 …昇圧器(洗浄精製部)
222 …分離部
310 …沈降分離部
320 …第1の返送部
330 …沈殿部
340 …導入量調整部
350 …第2の返送部(返送部)
Claims (5)
- 触媒を利用してガス化原料をガス化し、ガス化ガスを生成するガス化炉と、
水を用いて、生成された前記ガス化ガスを洗浄、精製して、精製ガス化ガスを生成する洗浄精製部と、
前記洗浄精製部において生じた排水と酸性ガスとを接触させることで、該排水に含まれる触媒由来物質を沈殿させる沈殿部と、
前記触媒由来物質を前記ガス化炉に返送する返送部と、
を備えたことを特徴とするガス化ガス生成システム。 - 触媒を利用してガス化原料をガス化し、ガス化ガスを生成するガス化炉と、
水を用いて、生成された前記ガス化ガスを洗浄、精製して、精製ガス化ガスを生成する洗浄精製部と、
前記洗浄精製部において生じた排水と酸性ガスとを接触させることで、該排水に含まれる触媒由来物質を沈殿させる沈殿部と、
前記精製ガス化ガスから酸性ガスを分離して前記沈殿部に送出する分離部と、
を備えたことを特徴とするガス化ガス生成システム。 - 前記沈殿部に導入する酸性ガスの導入量を調整して、前記沈殿部におけるpHを8以上に維持する導入量調整部をさらに備えたことを特徴とする請求項1または2に記載のガス化ガス生成システム。
- ガス化炉において触媒を利用してガス化原料をガス化し、ガス化ガスを生成する工程と、
水を用いて、生成した前記ガス化ガスを洗浄、精製して、精製ガス化ガスを生成する工程と、
前記精製ガス化ガスを生成する工程において生じた排水と酸性ガスとを接触させることで、該排水に含まれる触媒由来物質を沈殿させる工程と、
前記沈殿させる工程において沈殿させた前記触媒由来物質を前記ガス化炉に返送する工程と、
を有することを特徴とするガス化ガス生成方法。 - 触媒を利用してガス化原料をガス化し、ガス化ガスを生成する工程と、
水を用いて、生成した前記ガス化ガスを洗浄、精製して、精製ガス化ガスを生成する工程と、
前記精製ガス化ガスを生成する工程において生じた排水と酸性ガスとを接触させることで、該排水に含まれる触媒由来物質を沈殿させる工程と、
前記精製ガス化ガスから酸性ガスを分離する工程と、
を有し、
前記沈殿させる工程において、前記酸性ガスとして、前記分離する工程において前記精製ガス化ガスから分離された酸性ガスを前記排水と接触させることを特徴とするガス化ガス生成方法。
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