JP5974718B2 - 車両走行支援装置及び車両走行支援方法 - Google Patents

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Description

本発明は、車両走行支援装置及び車両走行支援方法に関する。
従来より、外界を画像として認識し、外界の認識結果に基づいて車両の速度や横位置を制御する走行支援装置が知られている。この走行支援装置としては、例えば、下記の特許文献1に記載されているように、逆光の撮像環境下においてもドライバの感覚にあうように運転支援制御の一時停止を開始し解除する機能を備えたものが知られている。
この特許文献1の運転支援装置は、自車両の向きが急速に変化して逆光の撮像環境から逆光の撮像環境ではなくなることが予見できる状況では運転支援制御を一時停止させない。また、この運転支援装置は、一旦運転支援制御が一時停止されても自車両の向きが十分に変化した場合に一時停止を解除する。
特開2009−241648号公報
しかし、カメラ画像を用いて車両の走行制御を行う際に、逆光状態を検出して運転支援制御を一時停止した後では、大きな車両挙動が発生しないと、運転支援制御の一時停止を解除できない。このため、直進走行時に逆光状態を検出して走行支援制御の一時停止をした場合には、走行支援制御の一時停止を解除できない場合がある。
そこで、本発明は、上述した実情に鑑みて提案されたものであり、車両に対する光環境に対して安定して走行路を認識することができる車両走行支援装置及び車両走行支援方法を提供することを目的とする。
本発明は、車両の前方を撮像した画像から、車両が走行可能な道路に生じている影領域と、当該影領域のエッジ部である影エッジを検出し、影領域及び影エッジの方向に基づいて、車両に対する影を形成している光源の方向に対して車両の進行方向をずらすように車両の挙動を制御する。
本発明によれば、影領域及び影エッジの方向に基づいて光源の方向を推定するので、画像の中心に直射が入らないよう車両の挙動を制御でき、車両に対する光環境に対して安定して走行路を認識することができる。
本発明の実施形態として示す車両走行支援装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態として示す車両走行支援装置の機能的な構成を示すブロック図である。 カメラにより計測される車両状態量を説明する図である。 車両の走行シーンを説明する図である。 走行路に対して斜めに影領域が伸びている場合における車両の挙動を説明する図である。 (a)は影領域が走行路に沿って伸びている場合において車両によって影領域内を走行する車両の挙動、(b)は影領域が走行路に沿って伸びている場合において車両によって影領域外を走行する車両の挙動、を示す図である。 (a)は影領域が横方向に伸びている場合において車両によって影エッジのないスペースを走行する車両の挙動、(b)は影領域が横方向に伸びている場合において車両によって隣接車線を走行する車両の挙動、を示す図である。 本発明の実施形態として示す車両走行支援装置における画像処理部の処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態として示す車両走行支援装置の機能的な他の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態として示す車両走行支援装置におけるコントローラの処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態として示す車両走行支援装置におけるコントローラによる影エッジ回避補正処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
本発明は、例えば図1及び図2に示すような車両走行支援装置に適用される。この車両走行支援装置は、図1に示すように、車両に搭載された複数のカメラ1f,1s,1r(以下、総称する場合には単に「カメラ1」と呼ぶ。)、画像処理部(IP)2、コントローラ(C)3、速度制御部(B,M)7、操舵制御部(S)8を含む。また、車両走行支援装置は、図2に示すように、車速センサ4、操舵角センサ5、警報部(W)6、及び、地図データ記憶部9を含む。
カメラ1fは、車両10のフロントウィンドウ上部に取り付けられた前方カメラである。カメラ1fは、車両10の前方を撮像し、前方画像データを画像処理部2に出力する。カメラ1sは、車両10のドアミラー端部に取り付けられた側方カメラである。カメラ1sは、車両10の側方を撮像し、側方画像データを画像処理部2に出力する。カメラ1rは、車両10の後部に取り付けられた後方カメラである。カメラ1rは、車両10の後方を撮像し、後方画像データを画像処理部2に出力する。
画像処理部2は、車両10の走行位置及び周囲物体を認識する。画像処理部2は、コントローラ3に自車位置、及び、周囲物体位置と属性等の外界認識信号を送信する。画像処理部2は、例えば白線検出や画像特徴点抽出といった処理を行って、外界情報を抽出する。画像処理部2は、抽出した外界情報を、車両10内のデータベース等に保持してある特徴点情報と照合する。画像処理部2は、抽出した外界情報と一致した特徴点情報の位置情報に基づいて、自車位置を特定する。
コントローラ3は、画像処理部2により特定された自車位置と、地図データ記憶部9に保持してある走路境界情報から、車両10の走行車線内での走行位置を算出する。コントローラ3は、操舵角センサ5により検出された操舵角を参照し、車両10の走行車線内での走行位置が、車線中央付近を維持するように操舵角度指令値を計算する。
操舵角度指令値θrは、具体的には、図3に示す車両状態量に対して、下記の式1によって算出される。
θr=K1ρ−K2(y−yofs)−K3(φ−φofs) (式1)
上記式1において、ρは走行中の走行路20の曲率である。yは走行路20の中央からの車両10の横変位である。φは走行路20の中央線に対する車両10の姿勢角である。yofsは横変位のオフセット補正量である。φofsは姿勢角のオフセット補正量である。K1〜K3はフィードバックゲインである。
また、コントローラ3は、画像処理部2による周囲物体の認識結果、車速センサ4により検出された車速に基づいて、車両10が適切な車間距離やTTC(time-to-collision)を維持するように速度指令値又は加減速指令値を計算する。
更に、コントローラ3は、車線中央付近を走行するよう車両10の挙動を制御しているときに、走行路20に影が発生している場合には、当該影を生じさせている光源の方向を推定する。また、コントローラ3は、コントローラ3は、走行路20に発生している影を避けるよう車両10の挙動を制御する。なお、これらの制御については、後に詳しく説明する。
なお、本実施形態は、カメラ1を用いて自車位置を推定しているが、他の手法を用いてもよい。例えば、カメラ1を用いて走行路20上の白線や停止線の有無及び当該白線等までの距離を直接的に計測してもよい。また、速度及び操舵制御を行う制御システムなど、他のいかなる類似システムを採用しても良い。更に、カメラ1に代えて又は併用して、レーダーやソナーで周囲物体を認識してもよい。
速度制御部7は、例えばモータ(M)、モータの制御回路、ブレーキアクチュエータ(B)等を含む。速度制御部7は、コントローラ3により計算された速度指令値に応じた目標速度を達成するようモータトルク指令及び摩擦ブレーキ圧力指令を計算する。速度制御部7は、モータトルク指令に応じてモータを駆動する。また、速度制御部7は、摩擦ブレーキ圧力指令に応じてブレーキアクチュエータを駆動する。
操舵制御部8は、コントローラ3により計算された操舵角指令値に応じた目標操舵角を達成するよう操舵トルク指令を算出し、操舵アクチュエータを駆動する。
警報部6は、例えばスピーカやディスプレイ等、ドライバに各種の警報を通知する。警報部6は、例えば、車両10が走行路20の白線から逸脱する可能性がある場合に、コントローラ3からの制御信号によって警報を発する。また、警報部6は、車両10の周囲の他車両等の情報がコントローラ3から供給されたときに、他車両の存在を警報する。
このような車両走行支援装置における走行シーンは、例えば図4に示すように、車両10の略進行方向に太陽Sが存在し、太陽Sからの日光が建物40によって遮られることによって、走行路20上に影領域40aが発生している状況が想定される。このような走行シーンにおいて、車両走行支援装置は、影領域40a及び影エッジ40bの方向に基づいて、車両10に対する影領域40aを形成している光源としての太陽Sの方向を推定する。
影領域40a内を車両10が走行している状態から、一定速度で走行すると車両10は、影領域40aの中から影エッジ40bを横切って影領域40aの外に進行する走行位置10’となる。このとき、車両走行支援装置は、推定された太陽Sの方向に対して車両10の進行方向をずらすよう車両10の挙動を制御する。
具体的には、図5に示すように、走行路20に対して斜め形状に影領域40aが存在する場合において影エッジ40bを通過する走行位置10’では、影エッジ40bがカメラ1の中心から外れる方向にヨー角を発生させる。これにより、車両走行支援装置は、車両10の姿勢を変化させる。このとき、車両走行支援装置のコントローラ3は、速度制御部7及び操舵制御部8を制御して、車両10にヨーモーメントを発生させる。その後、車両10が影領域40a外の走行位置10”となった場合には、車両走行支援装置は、走行路20の中央を走行するよう制御する。
他の具体例としては、図6(a)、(b)に示すように、影領域40aが走行路20に平行して発生している場面がある。このとき、車両走行支援装置は、図6(a)に示すように、車両10が影領域40a内に収まるように横位置を制御する。又は、車両走行支援装置は、図6(b)に示すように、車両10が影領域40aから外に出るように横方向を制御する。
更に他の具体例としては、図7(a)、(b)に示すように、影領域40aが走行路20に断続的に発生する場面がある。このとき、車両走行支援装置は、図7(a)に示すように、同じ車線内であって、走行路20上の照度変化が少ない横位置となるように制御する。又は、車両走行支援装置は、図7(b)に示すように、隣接する車線であって、影領域40aの影エッジ40bを通過しないよう走行するよう制御する。
つぎに、上述したように車両10の走行を支援する車両走行支援装置における画像処理部2の処理を図8を参照して説明する。
先ずステップS1において、車両走行支援装置は、各種の情報を入力処理する。このとき、車両走行支援装置は、車速センサ4により車速を取得し、操舵角センサ5により操舵角を取得する。更に、車両走行支援装置は、ヨーレートなどの車両状態量を取得してもよい。
次のステップS2において、車両走行支援装置は、カメラ1f,1s,1rから周囲画像を取得する画像入力処理を行う。
次のステップS3において、画像処理部2は、ステップS2にて入力した画像に対してエッジ抽出処理を行うことにより、走行路20上の白線等のエッジ情報を抽出する。
次のステップS4において、画像処理部2は、ステップS3にて得られたエッジ情報と、地図データ記憶部9に記憶された地図データとを照合して、車両10の位置を認識する自己位置認識処理を行う。この自己位置認識処理は、ナビゲーションにおけるENU座標系での自己位置として取得しても良いし、緯度経度の値を取得しても良い。
次のステップS5において、画像処理部2は、ステップS2にて入力した画像から影領域40a及び影エッジ40bを検出する影領域抽出処理を行う(エッジ検出手段)。この影領域抽出処理は、走行路20のうち輝度が高い日向領域と、輝度が低い日陰領域を認識し、日陰領域を影領域40aとし、日陰領域と日向領域との境界を影エッジ40bとする。
次のステップS6において、画像処理部2は、ステップS5にて抽出した影エッジ40bの傾きを認識する影エッジ方向認識処理を行う。このとき、画像処理部2は、例えば、車両10の進行方向であってカメラ1fにより取得した画像の縦方向に対する影エッジ40bの傾きを認識する。この影エッジ40bの傾きを認識する動作が、光源の方向を推定する光源方向推定手段に相当する。
次のステップS7において、画像処理部2は、ステップS2にて入力した画像内のエッジ情報に基づいて、パターンマッチングにより車両10の走行路20上に存在する他車両や物体の位置を抽出する。周囲物体を求める他の手法としては、図9に示すように、レーダーやソナーなどの測距センサ60による2D平面又は3D空間上の距離データ分布に基づいて周囲物体の属性抽出と距離計測を行うような構成としても良い。
このように、画像処理部2は、白線等の位置、自己位置、影領域40a及び影エッジ40b、影エッジ40bの方向、周囲物体を認識する処理を、所定の時間ごとに繰り返す。
つぎに、上述したように車両10の走行を支援する車両走行支援装置におけるコントローラ3の処理を図10を参照して説明する。
先ずステップS11において、コントローラ3は、車速センサ4からの車速、操舵角センサ5からの操舵角といった車両情報、及び、白線等の位置、画像処理部2により検出された周囲物体の形状や車両10との距離といった情報を読み込む。
次のステップS12において、コントローラ3は、画像処理部2により求められた車両10の自己位置に基づいて地図データ記憶部9の地図データを参照して、走行路20の形状や車線情報、停止線情報、制限速度情報、リンク情報などを読み込む。
次のステップS13において、コントローラ3は、影領域40a及び影エッジ40bの位置、影エッジ40bの傾きの情報に基づき、車両10が走行するための横位置の補正量を算出する影エッジ回避補正処理を行う。例えば、図5乃至図7のように影領域40a及び影エッジ40bに対して車両10が走行するよう車両10の横方向を補正する量を求める。なお、この影エッジ回避補正処理の詳細については後述する。
次のステップS14において、コントローラ3は、ステップS11にて入力した車速や操舵角、白線等の位置、周囲物体の形状や車両10との距離に基づいて、走行路20の境界と車両10との距離を一定に保持する目標横位置を算出する。また、コントローラ3は、算出した目標横位置に、ステップS13にて算出された補正量を加算して、最終的な車両10の目標横位置を算出する。
次のステップS15において、コントローラ3は、ステップS14にて算出された目標横位置を車両10がトラッキングするために必要な操舵角である目標操舵角を算出する。
次のステップS16において、コントローラ3は、ステップS12にて取得した周囲物体の形状や距離の情報や、道路形状の情報に基づいて、旋回加速度が大きくなり過ぎないような推奨速度などに基づいて計算される基本目標車速を算出する。また、コントローラ3は、画像処理部2により取得した周囲物体の情報に基づいて、TTCを所定値以上(例えば3s以上)に保持できる車速を求める。コントローラ3は、TTCを所定値以上に保持できる車速と基本目標車速とを比較し、小さい方の車速を車両10の目標車速として算出する。
以上のように、コントローラ3は、影領域40a及び影エッジ40bに基づいて車両10の目標横位置、目標操舵角、目標車速を算出する処理を、所定の時間ごとに繰り返す。
この車両走行支援装置において、速度制御部7及び操舵制御部8は、操舵角及び車速のサーボ演算を行っている。速度制御部7及び操舵制御部8は、操舵トルク及び制駆動トルクを制御して、コントローラ3で算出された目標操舵角及び目標車速に追従させる。これにより、車両走行支援装置は、例えば図5乃至図7に示した車両の走行支援運動を実現することができる。
つぎに、上述したコントローラ3の処理において、影エッジ回避補正処理について、図11を参照して説明する。
先ずステップS21において、コントローラ3は、ステップS5の処理結果を参照して、走行中の車線上に建物等の影領域40aが存在するか否かを判定する。車線上に影領域40aが存在しない場合、車両10の横位置の補正量を計算することなく処理を終了する。この場合、コントローラ3は、車線中央付近を車両10が走行するよう通常の走路認識結果に基づいた走行制御を行う。一方、車線上に影領域40aが存在する場合には、ステップS22に処理を進める。
ステップS22において、コントローラ3は、ステップS6の処理結果を参照して、影領域40a及び影エッジ40bが進行方向に対して斜めに伸びているか否かを判定する。これによりコントローラ3は、車両10の進行方向に対する光源の方向を推定する。影領域40a及び影エッジ40bが進行方向に対して斜めに伸びている場合にはステップS32に処理を進め、影領域40a及び影エッジ40bが斜めではない場合にはステップS24に処理を進める。
ステップS23において、コントローラ3は、影エッジ40bの傾きに応じて、影エッジ40bを通過する時の影エッジ40bに対する車両10の姿勢角の補正量を算出する。この車両10の姿勢角補正量は、カメラ1が影領域40aから日向領域に出ることが予測できる場合に、カメラ1の中心に直射日光が入らないよう算出される。
すなわち、ステップS22において、影領域40a及び影エッジ40bの方向に基づいて、影を形成している光源の方向が推定できる。そして、ステップS23において、コントローラ3は、推定された光源の方向と影領域40aの影エッジ40bの方向とに基づいて、車両10が影領域40aの中から影エッジ40bを横切って影領域40aの外に進行するときに推定された光源の方向に対して車両の進行方向をずらす。
このステップS23の後、コントローラ3は、姿勢角の補正量に基づき、ステップS14にて目標横位置を算出し、ステップS15にて当該目標横位置を車両10がトラッキングするために必要な操舵角を算出する。これらの処理により、例えば図4及び図5のように、日陰から日向に車両10が移動する場合であっても、カメラ1の中心に直射日光が入らないよう車両10の挙動を制御できる。これにより、車両走行支援装置は、走行路20の認識処理を安定して行うことができる。また、夕方など太陽の高さの低い時間帯では、直射日光によって走行路20の認識処理がロストしにくくなり、ロバスト性が向上する。
ステップS24において、コントローラ3は、影エッジ40bのうち横方向エッジが前方の走行路20において繰り返し出現するか否かを判定する。この横方向エッジは、走行路20の幅方向である横方向の成分を含む影エッジ40bであって、車両10が略垂直に横切る影エッジ40bである。横方向エッジとしての影エッジ40bが走行路20において繰り返し現れる場合にはステップS25に処理を進め、そうでない場合にはステップS29に処理を進める。例えば図7のような場面においてはステップS24は肯定判断となる。
例えば図6のような走行場面においては影エッジ40bの横成分が前方の走行路20で繰り返し出現しない。この場合、ステップS29において、コントローラ3は、影領域40aの幅が車両10の幅より大きいか否かを判定する。影領域40aの幅が車両10の幅より十分に大きい場合にはステップS30に処理を進める。
ステップS30において、コントローラ3は、影領域40aの外側へ出ることなく車両10が走行を続けられるよう車線中央からのオフセット量を横位置の補正量として算出する。例えば図6(a)に示すように、車両10が走行する前方の車線における影領域40aの幅は車両10の幅よりも大きい。したがって、コントローラ3は、ステップS30において、車両10が走行している車線内において、影領域40a内を走行するよう横位置を補正できる。
一方、影領域40aの幅が車両10の幅より十分に大きくない場合には処理を終了する。コントローラ3は、車両10が走行する車線のうち影領域40aの幅が狭く、日向の幅が大きい場合には、図6(b)に示すように影領域40aの影エッジ40bを避けるように横位置を補正してもよい。
横方向エッジとしての影エッジ40bが走行路20において繰り返し現れる場合のステップS25において、コントローラ3は、車両10が走行する同一の車線上に影エッジ40bの無いスペースが存在するか否かを判定する。このとき、コントローラ3は、走行路20のうち輝度(照度)変化が少ない領域が存在するか否かを判定する。走行車線上に影エッジ40bの無いスペースが存在する場合にはステップS26に処理を進め、存在しない場合にはステップS27に処理を進める。
ステップS26において、コントローラ3は、影エッジ40bを横切らないように車両10が走行を続けられるよう車線中央からのオフセット量を横位置の補正量として算出する。これにより、横方向エッジとしての影領域40aがある場合であっても、横方向エッジが無い領域を走行するよう車両10の挙動を制御できる。
ステップS27において、コントローラ3は、車両10が走行する車線に隣接する車線に影エッジ40bのないスペースが存在するか否かを判定する。車両10の隣接車線上に影エッジ40bの無いスペースが存在する場合、ステップS28に移行する。
ステップS28において、コントローラ3は、影エッジ40bを横切らないように車線を変更して走行を続けられるように、変更先の車線中央までのオフセット量を横位置の補正量として算出する。これにより、車両10が走行している車線に影エッジ40bのないスペースがなくても、横方向エッジが無い車線を走行するよう車両の挙動を制御することができる。
このように、走路上に影エッジが繰り返し出現するような場合であっても、輝度変化の少ない走行路20を選択しながら走行するように走行制御を行う。これにより、車両走行支援装置は、走行路20の認識性能を安定させることができる。
以上説明したように、本実施形態として示した車両走行支援装置によれば、走行路20上の影領域及び影エッジの方向に基づいて、車両10に対する光源の方向を推定できる。これにより、この車両走行支援装置によれば、日陰から日向に車両10が移動する場合に、カメラ画像の中心に直射日光が入るか否かを判定することができ、車両の挙動を制御できる。したがって、この車両走行支援装置によれば、光環境に対して安定して走行路20を認識することができる。
また、この車両走行支援装置によれば、光源の方向と影領域40aの影エッジ40bの方向とに基づいて、車両10が影領域40aの中から影エッジ40bを横切って影領域40aの外に進行するときに光源の方向に対して車両10の進行方向をずらすことができる。したがって、この車両走行支援装置によれば、日陰から日向に出るときでも安定して走行路20を認識することができる。
更に、この車両走行支援装置によれば、車両10の進行方向に沿った影領域40aを検出した場合に、影領域40a内又は影領域40a外を走行するよう車両10の挙動を制御するので、走行路20上の輝度変化が少ない位置やレーンを選択して走行制御できる。このため、走行路20を安定して認識することができる。
更にまた、この車両走行支援装置によれば、車両10の前方に生じている影により現れる横方向エッジを検出した場合に、当該横方向エッジが無い領域又は車線を走行するよう車両の挙動を制御するので、走行路20上に影エッジ40bが繰り返し出現するような場合であっても、走行路20を安定して認識することができる。
なお、上述の実施の形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
1f,1s,1r カメラ
1r カメラ
2 画像処理部
3 コントローラ
4 車速センサ
5 操舵角センサ
6 警報部
7 速度制御部
8 操舵制御部
9 地図データ記憶部

Claims (7)

  1. 車両の外界を撮像した画像に基づいて車両の挙動を制御する車両走行支援装置であって、
    車両の外界を撮像した画像から、車両が走行可能な道路に生じている影領域と、当該影領域のエッジ部である影エッジを検出するエッジ検出手段と、
    前記エッジ検出手段により検出された影領域及び影エッジの方向に基づいて、車両に対する前記影を形成している光源の方向を推定する光源方向推定手段と、
    前記光源方向推定手段により推定された光源の方向に対して車両の進行方向をずらすように車両の挙動を制御する車両走行制御手段と
    を備えることを特徴とする車両走行支援装置。
  2. 前記車両走行制御手段は、前記光源方向推定手段により推定された光源の方向と前記エッジ検出手段により検出された影領域及び影エッジの方向とに基づいて、車両が前記影領域の中から前記影エッジを横切って前記影領域の外に進行するときに前記推定された光源の方向に対して車両の姿勢を変化させるよう車両の挙動を制御することを特徴とする請求項1に記載の車両走行支援装置。
  3. 前記走行制御手段は、前記エッジ検出手段により車両の進行方向に沿った影を検出した場合に、前記影領域内を走行するよう車両の挙動を制御することを特徴とする請求項1に記載の車両走行支援装置。
  4. 前記走行制御手段は、前記エッジ検出手段により車両の進行方向に沿った影を検出した場合に、前記影領域外を走行するよう車両の挙動を制御することを特徴とする請求項1に記載の車両走行支援装置。
  5. 前記走行制御手段は、前記エッジ検出手段により車両の前方に生じている影により現れる横方向成分を含む横方向エッジを検出した場合に、当該横方向エッジが無い領域を走行するよう車両の挙動を制御することを特徴とする請求項1に記載の車両走行支援装置。
  6. 前記走行制御手段は、前記エッジ検出手段により車両の前方に生じている影により現れる横方向成分を含む横方向エッジが有る車線と当該横方向エッジが無い車線とを検出した場合に、当該横方向エッジが無い車線を走行するよう車両の挙動を制御することを特徴とする請求項1に記載の車両走行支援装置。
  7. 車両の前方を撮像した画像から、車両が走行可能な道路に生じている影領域と、当該影領域のエッジ部である影エッジを検出し、
    前記影領域及び影エッジの方向に基づいて、前記車両に対する前記影を形成している光源の方向を推定し、
    前記推定された光源の方向に対して車両の進行方向をずらすように車両の挙動を制御すること
    を特徴とする車両走行支援方法。
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