JP5974667B2 - 電子装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数個のアイランドを有するハーフモールドタイプのパッケージを、接着剤を介して基材上に接着してなる電子装置に関する。
従来より、この種のハーフモールドタイプのモールドパッケージとしては、一面と他面とが表裏の板面の関係にある板状をなし、平面的に離間して配置された複数個のアイランドと、各アイランドの一面に搭載された電子部品と、接合面にて各アイランドの他面が露出するように、各アイランド、電子部品および各アイランド間を封止するモールド樹脂と、を有するものが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
このようなモールドパッケージは、モールドパッケージにおけるアイランドの他面側、すなわち、モールド樹脂の接合面を基材に対向させ、モールドパッケージと基材との間に電気絶縁性の接着剤を介在させることにより、基材に接合される。
特開2006−66559号公報
ところで、近年、装置の体格の小型化の点で、隣り合うアイランド同士の間隔を小さくすることが要望されている。ここで、隣り合うアイランドの他面同士は、モールド樹脂の接合面より露出するが、それぞれのアイランドは互いに異電位を持つものであるから、この隣り合うアイランドの他面間にて発生する短絡を防止することが必要となる。
しかし、従来の電子装置では、上記のように接着剤を介してモールドパッケージと基材とを接合するときに、モールド樹脂の接合面において、隣り合うアイランドの他面同士に跨って接着剤中のボイドが形成されることがある。この場合、当該ボイドの部分では、隣り合うアイランドの他面間に位置するモールド樹脂の接合面にて沿面リークが発生し、当該アイランド同士で短絡が発生しやすくなる。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、複数個のアイランドを有するハーフモールドタイプのパッケージを、接着剤を介して基材上に接着してなる電子装置において、モールド樹脂における基材との接合面にて露出し隣り合うアイランドの他面同士の間で、当該アイランドの他面同士に跨って接着剤中にボイドが形成されるのを防止することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、一面(11)と他面(12)とが表裏の板面の関係にある板状をなし、平面的に離間して配置された複数個のアイランド(10)と、それぞれのアイランドの一面に搭載された電子部品(20)と、一面が接合面(31)とされ、当該接合面にてそれぞれのアイランドの他面が露出するように、それぞれのアイランド、電子部品およびアイランド間を封止するモールド樹脂(30)と、を有するハーフモールドタイプのモールドパッケージ(1)を備え、モールドパッケージにおけるモールド樹脂の接合面と対向して基材(2)が設けられており、モールドパッケージと基材との間には、モールドパッケージと基材とを接合する電気絶縁性の接着剤(3)が、介在しており、モールド樹脂の接合面のうち隣り合うアイランドの他面間に位置する部位は、モールド樹脂を当該隣り合うアイランドの他面よりも基材側に突出させてなる突起(32)として構成されており、
モールド樹脂の接合面のうち隣り合うアイランドの他面間に位置する部位において、突起の両側に位置する部位は、当該隣り合うアイランドの他面よりも凹んだ凹部(33)とされていることを特徴とする。
それによれば、接着剤を介してモールドパッケージと基材とを接合するときに、隣り合うアイランドの他面同士に跨って接着剤中のボイドが形成されようとしても、突起によって当該ボイドが分断される。よって、本発明によれば、モールド樹脂の接合面にて露出し隣り合うアイランドの他面同士の間で、当該アイランドの他面同士に跨って接着剤中にボイドが形成されるのを防止することができる。また、本発明によれば、突起で分断されたボイドが凹部に蓄えられ、アイランドの他面まで移動しにくくなるから、アイランドの他面からの放熱性を確保するという点で好ましい。
ここで、請求項2に記載の発明のように、請求項1に記載の電子装置においては、突起は、突出先端部が鋭利な形状とされたものであることが好ましい。それによれば、突起の突出先端部にてボイドを分断しやすくなる。
ここで、請求項に記載の発明のように、請求項1または2に記載の電子装置においては、モールド樹脂の接合面のうち隣り合うアイランドの他面間に位置する部位以外に、さらに、アイランドの他面の外周に設けてもよいが、この場合、さらに、本発明のように、隣り合うアイランドの他面間に位置する部位を除くアイランドの他面の外周において、突起を断続的に設けることが好ましい。
それによれば、突起が無い部分がボイドの逃げ道となり、ボイドをアイランドの他面の外側に逃がすことができるため、アイランドの他面からの放熱性を確保するという点で好ましい。
また、請求項に記載の発明では、請求項1ないしのいずれか1つに記載の電子装置において、突起の突出先端部が、モールドパッケージのうちの基材に最も近い位置にある部位とされていることを特徴とする。
それによれば、基材上に接着剤を配置した後、モールドパッケージを、接着剤を介して基材上に搭載するときに、モールドパッケージのなかで突起の突出先端部を、最初に接着剤に接触させることができるから、突起によるボイドの分断を、より確実に行える。
なお、特許請求の範囲およびこの欄で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
(a)は本発明の第1実施形態にかかる電子装置を示す概略断面図であり、(b)は(a)中のモールドパッケージにおけるモールド樹脂の接合面の構成を示す概略平面図である。 図1に示される電子装置におけるモールドパッケージのモールド工程を示す概略断面図である。 図1に示される電子装置におけるモールドパッケージの基材への接合工程を示す工程図である。 本発明の第2実施形態にかかるモールドパッケージにおける突起形成工程を示す工程図である。 本発明の第3実施形態にかかるモールドパッケージにおけるモールド樹脂の接合面の構成を示す概略平面図である。 本発明の第4実施形態にかかるモールドパッケージを示す概略断面図である。 本発明の第5実施形態にかかるモールドパッケージを示す概略断面図である。 本発明の第6実施形態にかかるモールドパッケージを示す概略断面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、説明の簡略化を図るべく、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態にかかる電子装置について図1を参照して述べる。本実施形態の電子装置は、大きくは、ハーフモールドタイプのモールドパッケージ1と、このモールドパッケージ1を搭載する基材2と、モールドパッケージ1と基材2との間に介在し当該両部材1、2を接合する接着剤3と、を備えて構成されている。
モールドパッケージ1は、複数個のアイランド10と、電子部品20と、これらアイランド10および電子部品20を封止するモールド樹脂30とを備えている。それぞれのアイランド10は、一面11と他面12とが表裏の板面の関係にある板状をなすもので、ここでは、典型的な矩形板状をなしている。
これら複数個(図1では2個)のアイランド10は、平面的に離間して配置されている。つまり、複数個のアイランド10は、アイランド10の一面11および他面12に水平な方向に沿って間隔を開けて配置されている。ここでは、隣り合う矩形板状のアイランド10における1つの辺同士が平行に対向した状態とされている。
このアイランド10は、Cuや42アロイ等よりなり、典型的にはリードフレームの一部として構成されたものである。本実施形態では、アイランド10は、当該リードフレームの一部として構成され、アイランド10の周囲には、同じリードフレームの一部としてのリード端子13が設けられている。
電子部品20は、それぞれのアイランド10の一面11上に搭載されている。図示しないが、電子部品20は、はんだやAgペースト等のダイボンド材を介してアイランド10の一面11に接続され固定されている。
この電子部品20としては、シリコン半導体等よりなるICチップ、あるいはチップコンデンサ等の表面実装部品が挙げられる。また、図示しないが、モールド樹脂30内にて、各電子部品20とリード端子13との間は、ワイヤボンディング等により電気的に接続されている。
モールド樹脂30は、モールドパッケージ1の本体を区画するものであり、一面31が接着剤3を介して基材2と接合される面としての接合面31とされたものである。図1の例では、モールド樹脂30は、矩形板状をなしている。このモールド樹脂30は、エポキシ樹脂等の典型的なモールド材料よりなるもので、金型を用いたトランスファーモールド法により形成されている。
そして、モールド樹脂30は、それぞれのアイランド10、電子部品20およびアイランド10間を封止している。つまり、モールド樹脂30は、隣り合うアイランド10の間に充填され、当該間を封止している。そして、モールド樹脂30の接合面31にて、それぞれのアイランド10の他面12が露出している。
なお、モールド樹脂30は、リード端子13のインナーリード部分を封止し、アウターリード部分を露出させている。このリード端子13のインナーリード部分にて上記ワイヤボンディング等による接続がなされており、アウターリード部分にて、外部との電気的接続がなされるようになっている。
こうしたモールドパッケージ1に対して、基材2は、当該モールドパッケージ1におけるモールド樹脂30の接合面31と対向して設けられている。この基材2は、モールドパッケージ1を接着して固定および支持できるものであれば、特に限定するものではないが、放熱性に優れたものであることが望ましい。
上述したように、モールドパッケージ1はモールド樹脂30の接合面31にてアイランド10の他面12を露出させた構成を採用することにより、当該アイランド10の他面12から接着剤3を介して基材2に放熱を行うようにしている。そのため、基材2としては、たとえばアルミニウムダイカストやCu等よりなるケース等が採用される。
また、接着剤3としては、エポキシ樹脂やシリコーン樹脂等よりなる樹脂接着材料が採用される。この接着剤3は印刷等により基材2上に塗布し、硬化することで接着機能を発揮するものである。また、接着剤3としては、放熱性を向上させるために、さらに、アルミナやシリカ等のフィラーを含有するものであってもよい。
このような本実施形態の電子装置において、図1に示されるように、モールド樹脂30の接合面31のうち隣り合うアイランド10の他面12間に位置する部位は、モールド樹脂30を当該隣り合うアイランド10の他面12よりも基材2側に突出させてなる突起32として構成されている。
この突起32は、隣り合うアイランド10の他面12間の全体に形成されている。つまり、隣り合うアイランド10の他面12の辺方向の全体に延びるように突起32が設けられており、さらに、突起32の幅W2は、隣り合うアイランド10の他面間の距離W1と同等以上の幅とされている。
本実施形態では、突起32は、当該突起32の突出先端部32aが鋭利な形状とされたものである。具体的には、図1に示されるように、突起32は、幅W2方向の断面がパッケージ1側に底辺を有する三角形となっている。
また、突起32の突出先端部32aは、モールドパッケージ1のうちの基材2に最も近い位置にある部位とされている。つまり、突起32の突出先端部32aと基材2との距離L1が、接着剤3を介して対向するモールドパッケージ1と基材2との間隔のなかで、最短距離L1とされている。
次に、図2、図3を参照して、本電子装置の製造方法について述べる。まず、モールドパッケージについては、それぞれのアイランド10に電子部品20を搭載し、各電子部品20とリード端子13とをワイヤボンディング等により接続する。続いて、図2に示されるように、このものを、モールド樹脂30成型用の金型100に設置する。
この金型100は、典型的なトランスファーモールド法に用いられるもので、上型101と下型102とを合致させることにより、当該上下型101、102の間にキャビティを形成するものである。ここで、金型100のキャビティ内面には、上記突起32に対応した凹部103が形成されている。具体的には、金型100の凹部103は下型102に設けられている。
そして、ワークが設置された金型100のキャビティに、モールド樹脂30を注入し充填することにより、突起32を有するモールド樹脂30が成型される。こうして、モールド工程を行うことで、図1に示されるモールドパッケージ1ができあがる。
次に、図3(a)に示されるように、基材2上に接着剤3を配置しておき、モールドパッケージ1におけるモールド樹脂30の接合面31と接着剤3とを対向させた状態とし、モールドパッケージ1を基材2上に搭載する。
このとき、接着剤3中にボイドBが存在しても、接着剤3を突起32の両側にかき分けるように、突起32が接着剤3に入り込んでいくことで、ボイドBが分断される。そのため、モールドパッケージ1の搭載後には、図3(b)に示されるように、接着剤3中のボイドBは、隣り合うアイランド10の他面12間にて、突起32の両側に分断された状態となる。
特に、本実施形態では、突起32の突出先端部32aが、モールドパッケージ1のうちの基材2に最も近い位置にある部位とされているから、突起32によるボイドBの分断を、より確実に行える。
このことについて、更に述べる。基材2上に配置される接着剤3の厚さは、通常、全体的に均一とされる。また、本実施形態では、突起32の突出先端部32aが、モールドパッケージ1のうちの基材2に最も近い位置にある部位となるように構成されている。そのため、モールドパッケージ1の搭載時には、突起32の突出先端部32aが、最初に接着剤3に接触する。
ここで、この構成については、基材2に生じる反りを考慮することが望ましい。つまり、製造上の誤差等により基材2には、図3に示されるように、反りが生じることがあるが、その反りを考慮して、突起32の突出先端部32aと基材2との距離L1が上記最短距離L1となるように、突起32の高さを決めればよい。
図3(b)では、基材2の反りによって、モールドパッケージ1の周辺部と基材2との距離L2が、反りが生じない平坦な基板2に比べて近いものとなっている。これを考慮して、本実施形態では、突起32の突出先端部32aと基材2との距離L1を、上記距離L2の想定サイズよりも短くなるように突起32の高さを決めている。
それにより、図3(a)に示されるように、モールドパッケージ1の搭載時に、基材2が反っていても、モールドパッケージ1のなかで突起32の突出先端部32aを、最初に接着剤3に接触させることができる。そのため、隣り合うアイランド10の他面12に渡るボイドの形成が防止しやすいものとなる。
こうして、接着剤3上にモールドパッケージ1を搭載した後、接着剤3を加熱等によって硬化することにより、モールドパッケージ1と基材2とが接着される。このようにモールドパッケージ1の搭載および接着剤3の硬化を経て、モールドパッケージ1と基材2とが接合される。
ここで、接着剤3の硬化工程においては、溶剤の揮発等に起因して接着剤3中にボイドが発生することがあるが、このボイドも、突起32に当たって分断されるため、アイランド10間に跨るボイドは発生しない。以上が、本実施形態にかかる電子装置の製造方法であり、これにより図1に示される電子装置ができあがる。
このように、本実施形態によれば、接着剤3を介してモールドパッケージ1と基材2とを接合するときに、隣り合うアイランド10の他面12同士に跨って接着剤3中のボイドBが形成されようとしても、突起32によって当該ボイドBが分断される。
そのため、本実施形態によれば、モールド樹脂30の接合面32にて露出し隣り合うアイランド10の他面12同士の間で、当該アイランド10の他面12同士に跨って接着剤3中にボイドBが形成されるのを防止することができる。その結果、隣り合い且つ異電位であるアイランド10の他面12間にて沿面リークの発生を防止し、当該両アイランド10間の電気的短絡が防止される。
また、本実施形態では、突起32は、突出先端部32aが鋭利な形状とされたものであるから、当該突出先端部32aにてボイドBを分断しやすくなる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態では、上記第1実施形態とは異なる突起32の形成工程を提供する。上記第1実施形態では、図2に示したように、モールド樹脂30成型用の金型100に凹部103を設けることで突起32を形成していた
それに対して、本実施形態の突起形成工程では、まず、図4(a)に示されるように、アイランド10の他面12までも封止するようにモールド樹脂30を形成する。つまり、フルモールドタイプのモールド樹脂30成型を行うが、これについては、トランスファーモールド法により行える。
その後、図4(a)に示されるように、モールド樹脂30のうち突起32を形成するべき面をマスクK1で覆う。このマスクK1は、当該面のうち突起32となる部位を覆い、それ以外の部位を開口させる形状を有するものである。そして、この状態で、レーザ・デキャッパー装置K2により、マスクK1の開口部にてレーザを照射してモールド樹脂30を除去する。
このレーザ・デキャッパー装置K2は、モールド樹脂30を昇華するYAG等のレーザを照射するものである。マスクK1は、突起32の突出先端部32aを覆っており、そこにレーザを照射することで、突出先端部32aを頂点として裾拡がり形状の突起32が形成される。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態は、上記第1実施形態とは異なる突起32の配置パターンを提供するものであり、上記第1実施形態との相違点を中心に述べる。上記第1実施形態では、図1(b)に示したように、突起32は、モールド樹脂30の接合面31のうち隣り合うアイランド10の他面12間に位置する部位のみに設けられていた。
それに対して、図5に示されるように、本実施形態の突起32は、当該隣り合うアイランド10の他面12間に位置する部位に加え、更に、隣り合うアイランド10の他面12間に位置する部位を除くアイランド10の他面12の外周にも、設けられている。具体的には、隣り合うアイランド10の他面12間に位置する部位と対向する部位にも、突起32を設けている。
つまり、平面矩形のアイランド10の他面12のうちの対向する平行な2辺側に突起32を設け、当該2辺に直交する2辺には突起32を設けないものとしている。換言すれば、本実施形態では、隣り合うアイランド10の他面12間に位置する部位を除くアイランド10の他面12の外周において、突起32は断続的に設けられている。
このように、モールド樹脂30の接合面31のうち隣り合うアイランド10の他面12間に位置する部位以外にも、更に突起32を設けてよい。ただし、アイランド10の他面12の全周を突起32で連続的に囲んでしまうと、突起32で分断されたボイドが、アイランド10の他面12の外側へ逃げにくくなり、アイランド10の他面12上に留まりやすくなってしまう。
その点、本実施形態のように、隣り合うアイランド10の他面12間に位置する部位を除くアイランド10の他面12の外周において、突起32を断続的に設ければ、突起32が無い部分がボイドの逃げ道となる。それゆえ、突起32で分断されたボイドをアイランド10の他面12の外側に逃がし、当該他面12上に留まらせないようにすることができるから、アイランド10の他面12からの放熱性を確保しやすくなる。
(第4実施形態)
上記第1および第3実施形態では、図1や図5に示したように、突起32の幅W2は、隣り合うアイランド10の他面間の距離W1と同等以上の幅とされていた。それに対して、図6に示されるように、突起32の幅W2は、隣り合うアイランド10の他面間の距離W1よりも細いものであってもよい。
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態は、上記第4実施形態の突起32構成を一部変形したものであり、ここでは、その変形部分を中心に述べる。図7に示されるように、本実施形態においても、突起32の幅W2は、隣り合うアイランド10の他面間の距離W1よりも細いものとされている。
ここで、本実施形態では、図7に示されるように、さらに、モールド樹脂30の接合面31のうち隣り合うアイランド10の他面12間に位置する部位において、突起32の両側に位置する部位は、当該隣り合うアイランド10の他面12よりも凹んだ凹部33とされている。
この凹部33は、突起32とアイランド10の他面12との間に位置する溝として構成されている。このような突起32および凹部33は、上記した金型100の内面に凹凸を設けてやることで形成することができるし、上記したレーザ照射によっても形成できるものである。
上述したように、アイランド10の他面12をモールド樹脂30の接合面31にて露出させるのは、アイランド10の他面12から放熱を行うためである。ここで、突起32の両側に別れたボイドがアイランド10の他面12上に移動し、そこに留まると、そのボイドの部分では、アイランド10の他面12は接着剤3に接触せず、放熱性が低下するおそれがある。
その点、本実施形態によれば、突起32で分断されたボイドは、凹部33に蓄えられて、アイランド10の他面12まで移動しにくいものとなる。その結果、本実施形態によれば、アイランド10の他面12からの放熱性を確保するという点で好ましい構成を実現できるのである。特に、モールドパッケージ1全体が反った時に一番凹む箇所に凹部33を設ければ、周辺のボイドをトラップしやすくなる。
(第6実施形態)
本発明の第6実施形態は、上記第5実施形態の突起32構成を一部変形したものである。すなわち、上記第5実施形態の突起32が、幅W2方向の断面が三角形となっているものであったのに対し、本実施形態の突起32は、図8に示されるように、四角形とされている。
この場合も、突起32によるボイドの分断効果が発揮される。また、このような断面四角形の突起32は、上記第5実施形態以外の各実施形態に適用してもよいことは、言うまでもない。
(他の実施形態)
なお、上記各実施形態を示す各図においては、モールドパッケージ1中のアイランドは2個であったが、複数個のアイランド10であれば3個以上であってもよいことは、もちろんである。
また、突起32としては、上記各図に示したような、幅W2方向の断面が三角形あるいは四角形であるものに限定されず、たとえば半円形等であってもよい。
また、突起32の突出先端部32aが、モールドパッケージ1のうちの基材2に最も近い位置にある部位となっていない場合でも、突起32が接着剤3中のボイドを押しのけて切断することで、上記同様の効果が得られることはもちろんである。
また、アイランド10としては、上記したようなリード端子13と共通のリードフレームから形成されるものに限定するものではなく、リード端子13とは別材料からなるもの、たとえばヒートシンク等もアイランド10として含むものである。
また、上記した各実施形態同士の組み合わせ以外にも、上記各実施形態は、可能な範囲で適宜組み合わせてもよく、また、上記各実施形態は、上記の図示例に限定されるものではない。
1 モールドパッケージ
2 基材
3 接着剤
10 アイランド
11 アイランドの一面
12 アイランドの他面
20 電子部品
30 モールド樹脂
31 モールド樹脂の接合面
32 突起

Claims (4)

  1. 一面(11)と他面(12)とが表裏の板面の関係にある板状をなし、平面的に離間して配置された複数個のアイランド(10)と、
    それぞれの前記アイランドの一面に搭載された電子部品(20)と、
    一面が接合面(31)とされ、前記接合面にてそれぞれの前記アイランドの他面が露出するように、それぞれの前記アイランド、前記電子部品および前記アイランド間を封止するモールド樹脂(30)と、を有するハーフモールドタイプのモールドパッケージ(1)を備え、
    前記モールドパッケージにおける前記モールド樹脂の接合面と対向して基材(2)が設けられており、
    前記モールドパッケージと前記基材との間には、前記モールドパッケージと前記基材とを接合する電気絶縁性の接着剤(3)が、介在しており、
    前記モールド樹脂の接合面のうち隣り合う前記アイランドの他面間に位置する部位は、前記モールド樹脂を当該隣り合うアイランドの他面よりも前記基材側に突出させてなる突起(32)として構成されており、
    前記モールド樹脂の接合面のうち隣り合う前記アイランドの他面間に位置する部位において、前記突起の両側に位置する部位は、当該隣り合うアイランドの他面よりも凹んだ凹部(33)とされていることを特徴とする電子装置。
  2. 前記突起は、突出先端部が鋭利な形状とされたものであることを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
  3. 前記突起は、前記モールド樹脂の接合面のうち隣り合う前記アイランドの他面間に位置する部位以外に、さらに、前記アイランドの他面の外周にて断続的に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の電子装置。
  4. 前記突起の突出先端部が、前記モールドパッケージのうちの前記基材に最も近い位置にある部位とされていることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載の電子装置。
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