JP5974552B2 - 現像剤収容器 - Google Patents

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Description

本発明は、現像剤収容器に関する。
電子写真方式のプリンタとして、静電潜像が形成される感光体と、感光体にトナーを供給する現像剤収容器とを備えるプリンタが知られている。
このようなプリンタに備えられる現像剤収容器として、例えば、トナーを収容するトナー収容室と、トナー収容室内のトナーを撹拌するアジテータと、トナー収容室内のトナーを感光ドラムに供給する現像ローラとを備える現像カートリッジが知られている(特許文献1参照。)。また、アジテータは、回転軸と、回転軸に固定された攪拌板とを備え、攪拌板によってトナーを攪拌している。
特開2008−203533号公報
上記のような現像カートリッジは、輸送時の振動や長時間使用されず、放置された時に、トナー粒子が、自重によって互いの隙間に入り込み、凝集する場合がある。また、高温条件下に放置された場合に、トナー粒子が互いに凝集してしまう場合がある。
このような場合、トナーの流動性が低くなっているため、凝集したトナーによりアジテータの回転が妨げられる場合がある。また、アジテータの攪拌板は、回転軸に固定されているため、凝集したトナーによりかかる負荷が増大すると、変形する場合がある。
そこで、本発明の目的は、アジテータを円滑に回転させることができる現像剤収容器を提供することにある。
(1)前記した目的を達成するために、本発明の現像剤収容器は、第1方向に延びる回転軸と、回転軸に対して変位可能であるとともに現像剤を攪拌する攪拌板と、を有する撹拌部材を備える。攪拌板は、第1方向と直交する面に対して第1の角度を有する通常位置と、第1の角度よりも小さい第2の角度を有する回動位置と、の間を回動可能である。
これによれば、攪拌板は、凝集した現像剤によって負荷を受けたとき、当該負荷よりも小さい負荷になる方向に回動できる。
よって、凝集した現像剤を攪拌する場合でも、攪拌部材を円滑に回転させることが出来る。
(2)また、攪拌板は、第1方向と直交する第2方向を回動中心として回動可能であることが好ましい。
これによれば、現像剤が凝集している場合に、回転方向における攪拌板と現像剤との接触面積を減らすことが出来る。
よって、より攪拌板が受ける負荷を減らすことが出来る。
(3)また、攪拌部材は、攪拌板を回動位置から通常位置に向けて付勢する付勢部材を有することが好ましい。
これによれば、容易な構成で、攪拌板の角度を変化させることが出来る。
(4)また、攪拌板は、複数の第1の攪拌板および複数の第2の攪拌板から構成されることが好ましい。
これによれば、攪拌板が単数の場合よりも、現像剤を効率よく攪拌できる。
(5)また、付勢部材は、第1方向と平行な方向である第3方向に延び、複数の第1の攪拌板の攪拌部材の回転方向における上流端を支持する第1支持部材と、第3方向に延び、複数の第2の攪拌板の攪拌部材の回転方向における上流端を支持する第2支持部材と、第1支持部材および第2支持部材を第3方向内側に向かって付勢するばねと、を有することが好ましい。
これによれば、容易な構成で、攪拌板を回動させることが出来る。
(6)また、ばねは、第1支持部材および前記第2支持部材の間に設けられることが好ましい。
これによれば、複数の攪拌板を1つの付勢部材によって回動させることができる。
よって、より少ない部材で複数の攪拌板を回動させることが可能である。
(7)また、ばねは、複数の第1の攪拌板のうち少なくとも1つの第1の攪拌板と、複数の第2の攪拌板のうち少なくとも1つの第2の攪拌板と、に設けられることが好ましい。
これによれば、複数の第1の攪拌板と、複数の第2の攪拌板とが別々に回動可能である。
よって、第1の攪拌板側のトナーの凝集具合と、第2の攪拌板側のトナーの凝集具合とが異なるときに、より攪拌板が受ける負荷をより減らすことができる。
(8)また、付勢部材は、複数の第1の攪拌板および複数の第2の攪拌板における全ての攪拌板にそれぞれ設けられることが好ましい。
これによれば、複数の攪拌板が個々に回動可能である。
よって、トナーの凝集具合がトナーの収容位置によって異なるときに、攪拌板が受ける負荷をより減らすことができる。
(9)また、攪拌部材は、第1方向と平行な方向に延びる第3支持部材を有し、第3支持部材は、攪拌板の攪拌部材の回転方向における下流端を回動可能に支持することが好ましい。
これによれば、攪拌板の下流側を固定しているので、攪拌板の下流側を中心に回動可能である。
よって、攪拌板の上流側が固定されて下流側が回動する場合よりも、攪拌板の回動が容易である。
(10)また、第3支持部材には、複数の第1の攪拌板および複数の第2の攪拌板に対応する位置にそれぞれ突起が設けられ、複数の第1の攪拌板および複数の第2の攪拌板は、突起が嵌合される貫通孔をそれぞれ有することが好ましい。
これによれば、容易な構成で、攪拌板と支持部材を結合することができる。
(11)また、第3支持部材は、その両端部において回転軸と連結されることが好ましい。
これによれば、第3支持部材の中央付近が回転軸と連結される場合と比べると、現像剤の攪拌への影響が小さい。
(12)また、攪拌部材の回転軸は、攪拌板の第1方向内側への移動を規制する規制部を有することが好ましい。
これによれば、回転軸によって攪拌板の可動範囲を規定することが可能である。
よって、攪拌板の可動範囲を規定するための別の部材が必要ない。
攪拌板は、凝集した現像剤によって負荷を受けたとき、当該負荷よりも小さい負荷になる方向に回動できるので、攪拌部材を円滑に回転させることが出来る。
レーザプリンタの断面図である。 現像カートリッジの断面図である。 現像カートリッジの上壁を取り外したときの現像カートリッジの斜視図である。 第1の実施形態におけるアジテータを前後方向から見たときの図である。 第2の実施形態におけるアジテータを前後方向から見たときの図である。 第3の実施形態におけるアジテータを前後方向から見たときの図である。
<第1の実施形態>
1.レーザプリンタの全体構成
本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るレーザプリンタの断面図である。尚、以下の説明において、図1における右側を前、左側を後とする。また、レーザプリンタを前側から見たときを左右の基準とする。すなわち、図1の紙面手前側が左側であり、紙面奥側が右側である。
図1に示すように、レーザプリンタ1は、本体ケーシング2内に用紙3を給紙するためのフィーダ部4と、給紙された用紙3に画像を形成するための画像形成部5とを備えている。また、本体ケーシング2の前側には、開閉自在なフロントカバー2aが設けられており、フロントカバー2aを開いたときにできる開口から、後述するプロセスカートリッジ30が着脱自在となっている。
フィーダ部4は、本体ケーシング2内の底部に着脱可能に装着される給紙トレイ11と、給紙トレイ11の下部において前方が持ち上がるように揺動自在に設けられた用紙押圧板12と、用紙押圧板12を下側から持ち上げるリフトレバー12aを備えている。また、給紙トレイ11の前方の上方には給紙ローラ13および給紙パット14が設けられ、給紙ローラ13に対向してピンチローラ15が設けられている。さらに、給紙ローラ13の上縁の後方にはレジストローラ16が設けられている。
そして、このように構成されるフィーダ部4では、給紙トレイ11内の用紙3が、リフトレバー12aおよび用紙押圧板12によって持ち上げられて給紙ローラ13側に寄せられ、この給紙ローラ13および給紙パット14で送り出されて各種ローラ13〜16を通った後一枚ずつ画像形成部5に搬送される。
画像形成部5は、スキャナ部20と、プロセスカートリッジ30と、定着部40とを備えている。
スキャナ部20は、本体ケーシング2内の上部に設けられ、図示しないレーザ発光部と、回転駆動されるポリゴンミラー21と、レンズ22,23と、反射鏡24,25とを備えている。レーザ発光部から発光される画像データに基づくレーザビームは、鎖線で示すように、ポリゴンミラー21、レンズ22、反射鏡24、レンズ23、反射鏡25の順に通過あるいは反射して、プロセスカートリッジ30の感光ドラム32の表面上に高速走査にて照射される。
プロセスカートリッジ30は、スキャナ部20の下方に配設され、本体ケーシング2に対して着脱自在に装着される構造となっている。このプロセスカートリッジ30は、感光ドラム32を支持した感光体カートリッジ30Aと、この感光体カートリッジ30Aに着脱自在に装着され、内部に現像剤としてのトナーを収容した現像カートリッジ30Bとからなる。
感光体カートリッジ30Aは、外枠を構成する感光体ケース31内に、感光ドラム32、スコロトロン型帯電器33および転写ローラ34が主に設けられている。
現像カートリッジ30Bは、現像剤収容器の一例であり、感光体カートリッジ30Aに対して着脱自在に装着されており、現像ケース35に、現像ローラ36、供給ローラ38、ブレード組立体39およびアジテータ70を備えている。このうち、現像ローラ36、供給ローラ38およびアジテータ70は、現像ケース35に回転可能に支持されている。そして、現像ケース35内のトナーTは、供給ローラ38の矢印方向(反時計方向)への回転により、現像ローラ36に供給され、このとき、供給ローラ38と現像ローラ36との間で正に摩擦帯電される。現像ローラ36上に供給されたトナーTは、現像ローラ36の矢印方向(反時計方向)への回転に伴って、層厚規制のためのブレード組立体39と現像ローラ36との間に進入し、一定厚さの薄層として現像ローラ36上に担持される。
感光ドラム32は、現像カートリッジ30Bと結合する感光体ケース31に、矢印方向(時計方向)へ回転可能に支持されている。
スコロトロン型帯電器33は、感光ドラム32の上方に、感光ドラム32に接触しないように、所定間隔を隔てて対向して配置されている。このスコロトロン型帯電器33は、感光ドラム32の表面を一様に正極性に帯電させるように構成されている。
転写ローラ34は、感光ドラム32の下方において、この感光ドラム32に対向して接触するように配置され、感光体ケース31に、矢印方向(反時計方向)へ回転可能に支持されている。
そして、感光ドラム32の表面は、スコロトロン型帯電器33により一様に正帯電された後、スキャナ部20からのレーザビームの高速走査により露光される。これにより、露光された部分の電位が下がって、画像データに基づく静電潜像が形成される。次いで、現像ローラ36の回転により、現像ローラ36上に担持されているトナーが、感光ドラム32に対向して接触する時に、感光ドラム32の表面上に形成される静電潜像に供給される。そして、トナーTは、感光ドラム32の表面上で選択的に担持されることによって可視像化され、これによって反転現像によりトナー像が形成される。
その後、感光ドラム32と転写ローラ34とは、用紙3を両者間で挟持して搬送するように回転駆動され、感光ドラム32と転写ローラ34との間を用紙3が搬送されることにより、感光ドラム32の表面に担持されているトナー像が用紙3上に転写される。
定着部40は、プロセスカートリッジ30の下流側に配設され、加熱ローラ41と、この加熱ローラ41に対向して配置され加熱ローラ41との間で用紙3を挟持する加圧ローラ42を備えている。そして、このように構成される定着部40では、用紙3上に転写されたトナーを、用紙3が加熱ローラ41と加圧ローラ42との間を通過する間に熱定着させ、その後、その用紙3を、排紙パス44に搬送するようにしている。排紙パス44に送られた用紙3は、排紙ローラ45によって排紙トレイ46上に排紙される。
2.現像カートリッジの詳細な構成
次に、現像カートリッジ30Bの詳細について説明する。図2は、現像カートリッジ30Bの断面図である。図3は、現像カートリッジ30Bの上壁を取り外したときの現像カートリッジ30Bの斜視図である。図4は、アジテータ70を前後方向から見たときの図である。また、各図においてアジテータ70の回転方向を矢印で示している。
図2に示すように、現像カートリッジ30Bは、現像ケース35と、攪拌部材としてのアジテータ70と、を備えている。現像カートリッジ30Bは、現像ケース35内を、現像剤収容室61と、現像室62とに区画され、現像剤収容室61と現像室62とは、連通部63により連通している。
現像剤収容室61は、トナーを収容している。現像剤収容室61の形状は、その底壁65が、ほぼアジテータ70の回転軌跡に沿うように円筒状の表面をなしている。現像室62には、現像ローラ36と、供給ローラ38と、ブレード組立体39とが収容されている。
アジテータ70は、図3に示すように、現像ケース35の両側壁35A、35Bに回転可能に支持され、図示しないモータから回転駆動力が付与されることで、トナーを撹拌するようになっている。また、アジテータ70は、回転軸71と、第3支持部材77と、第1の攪拌板72と、第2の攪拌板73と、付勢部材85とを備えている。
回転軸71は、左右方向(第1方向)に沿って延びる軸であり、両端が現像ケース35の側壁35A、35Bに支持されている。また、回転軸71は、規制部90を有している。規制部90は、第1の攪拌板72および第2の攪拌板73の回動範囲を規定するものであり、回転軸71から突出している。また、規制部90は、第1の攪拌板72および第2の攪拌板73に対応するように、左右方向において6つ設けられ、開口91を有している。
第3支持部材77は、図4に示すように、左右方向に真直ぐに延びており、その両端部77Aが回転軸71に連結されている。また、第3支持部材77は、第1の攪拌板72および第2の攪拌板73に対応する箇所に突起79を有している。
第1の攪拌板72および第2の攪拌板73は、トナーを撹拌しつつ搬送する板状の部材である。第1の攪拌板72は、図3に示すように、現像ケース35内の左方において、互いに一定の間隔を隔てて3枚配置されている。同様に、第2の攪拌板73は、現像ケース35内の右方において、互いに一定の間隔を隔てて3枚配置されている。
第1の攪拌板72は、図2に示すように、攪拌部72Aと、攪拌部72Aから突出し、第1支持部材74に支持される第1被支持部72Bと、第3支持部材77に支持される第2被支持部72Cと、から構成され、さらに、図3に示すように、突出部72Dを有している。攪拌部72Aは、トナーを攪拌する部分である。第1被支持部72Bは、図2に示すように、第1支持部材74にねじ78によって回動可能な状態で保持されている。貫通孔としての第2被支持部72Cは、円筒形状であり、第3支持部材77の突起79が嵌合される。そして、この嵌合により、第1の攪拌板72および第2の攪拌板73は、第3支持部材77に回動可能な状態で保持されている。また、突起79と第2被支持部72Cとの嵌合部分が、第1の攪拌板72および第2攪拌板73の回動中心となっている。すなわち、第1の攪拌板72および第2攪拌板73は、左右方向と直交する方向(第2方向)を回動中心としている。突出部72Dは、図3に示すように、規制部90の開口91に嵌められ、規制部90に案内されながら左右方向に移動可能である。尚、第2の攪拌板73は、第1の攪拌板72と同じ形状をしているので、説明を省略するものとする。
付勢部材85は、図3に示すように、第1支持部材74と、第2支持部材75と、ばねの一例としてのつるまきばね76とを有している。第1支持部材74は、現像ケース35内の左方に配置され、左右方向(第3方向)に真直ぐ延びている。また、第1支持部材74は、第1の攪拌板72の回転方向上流端を支持している。同様に、第2支持部材75は、現像ケース35内の右方に配置され、左右方向(第3方向)に真直ぐ延びている。また、第2支持部材75は、第2の攪拌板73の回転方向上流端を支持している。つるまきばね76は、第1支持部材74および第2支持部材75の間に配置され、第1支持部材74および第2支持部材75を連結している。
このように構成されたアジテータ70において、第1の攪拌板72および第2の攪拌板73は、図4に示すように、回転軸71と直交する直交面Nに対して回動する。また、第1の攪拌板72(または第2の攪拌板73)と直交面Nとの角度θは、トナーの負荷によって変化する。具体的には、アジテータ70は、通常時、配置される通常位置(図4(a)参照)と、通常位置から回動した回動位置(図4(b)参照)との間を回動可能である。
3.アジテータの動作
次に、図4を用いて、アジテータ70の動作について説明する。
図4(a)に示すように、第1の攪拌板72および第2の攪拌板73は、通常、回動可能な範囲において、直交面Nに対して最も傾いた通常位置にある。このとき、第1の攪拌板72(または第2の攪拌板73)と直交面Nとのなす角度が、第1の角度であり、ここでは、30°とする。そして、アジテータ70は、図示しないモータから回転駆動力が付与されると、第3支持部材77側を先端として回転する。トナーがほぐれている場合、すなわち、トナーの流動性がよい場合、アジテータ70は、第1の攪拌板72および第2の攪拌板73が通常位置にある状態で回転し、トナーを攪拌する。
次にトナーが凝集している場合のアジテータ70の回転について説明する。
凝集したトナーを攪拌しようとすると、第1の攪拌板72および第2の攪拌板73には、ほぐれた状態のトナーを攪拌する場合にかかる負荷よりも大きい負荷がかかる。そのため、第1の攪拌板72および第2の攪拌板73は、図4(b)に示すように、受ける負荷が小さくなる方向に回動する。具体的には、第1の攪拌板72および第2の攪拌板73は、突起79と第2被支持部72Cとの嵌合部分を回動中心として、直交面Nに対する角度が小さくなる方向へ回動する。回動したときに、第1の攪拌板72(または第2の攪拌板73)と直交面Nとなす角度が、第2の角度であり、トナーの凝集具合によって異なる。尚、ここでは、0°である。このとき、つるまきばね76は、トナーの第1の攪拌板72および第2の攪拌板73への押圧力(負荷)によって伸びている。そして、トナーがほぐれてくると、第1の攪拌板72および第2の攪拌板73にかかる負荷が徐々に小さくなり、図4(a)に示す状態になる。
4.作用効果
(1)本発明の現像カートリッジ30Bは、左右に延びる回転軸71と、回転軸71に対して変位可能であるとともにトナーを攪拌する第1の攪拌板72(第2の攪拌板73)と、を有するアジテータ70を備え、第1の攪拌板72(第2の攪拌板73)は、左右方向と直交する直交面Nに対して第1の角度を有する通常位置と、第1の角度よりも小さい第2の角度を有する回動位置と、の間を回動可能である。
この結果、第1の攪拌板72(第2の攪拌板73)は、凝集したトナーによって負荷を受けたとき、当該負荷よりも小さい負荷になる方向に回動できる。
よって、凝集したトナーを攪拌する場合でも、アジテータ70を円滑に回転させることが出来る。
(2)第1の攪拌板72(第2の攪拌板73)は、左右方向と直交する第2方向を回動中心として回動可能である。
この結果、トナーが凝集している場合に、アジテータ70の回転方向における第1の攪拌板72(第2の攪拌板73)とトナーとの接触面積を減らすことが出来る。
よって、第1の攪拌板72(第2の攪拌板73)が受ける負荷をより減らすことが出来る。
(3)アジテータ70は、第1の攪拌板72(第2の攪拌板73)を回動位置から通常位置に向けて付勢する付勢部材85を有する。
この結果、容易な構成で、第1の攪拌板72(第2の攪拌板73)の角度を変位させることが出来る。
(4)第1の攪拌板72および第2の攪拌板73は、複数の第1の攪拌板72および複数の第2の攪拌板73から構成される。
この結果、第1の攪拌板72および第2の攪拌板73が単数の場合よりも、トナーを効率よく攪拌できる。
(5)付勢部材85は、左右方向に延び、複数の第1の攪拌板72のアジテータ70の回転方向における上流端を支持する第1支持部材74と、左右方向に延び、複数の第2の攪拌板73のアジテータ70の回転方向における上流端を支持する第2支持部材75と、第1支持部材74および第2支持部材75を左右方向内側に向かって付勢するつるまきばね76と、を有する。
この結果、容易な構成で、第1の攪拌板72および第2の攪拌板73を回動させることが出来る。
(6)つるまきばね76は、第1支持部材74および第2支持部材75の間に設けられる。
この結果、複数の第1の攪拌板72および複数の第2の攪拌板73を、1つのつるまきばね76によって回動させることができる。
よって、より少ない部材で、複数の第1の攪拌板72および複数の第2の攪拌板73を回動させることが可能である。
(7)アジテータ70は、左右方向に延びる第3支持部材77を有し、第3支持部材77は、第1の攪拌板72および第2の攪拌板73のアジテータ70の回転方向における下流端を回動可能に支持する。
この結果、第1の攪拌板72および第2の攪拌板73の下流側を固定しているので、第1の攪拌板72および第2の攪拌板73の下流側を中心に回動可能である。
よって、上流側が固定される場合よりも、第1の攪拌板72および第2の攪拌板73の回動が容易である。
(8)第3支持部材77には、複数の第1の攪拌板72および複数の第2の攪拌板73に対応する位置にそれぞれ突起79が設けられ、複数の第1の攪拌板72および複数の第2の攪拌板73は、突起79が嵌合される第2被支持部72Cをそれぞれ有する。
この結果、容易な構成で、複数の第1の攪拌板72および複数の第2の攪拌板73と第3支持部材77を結合することができる。
(9)第3支持部材77は、その両端部において回転軸71と連結される。
この結果、第3支持部材77の中央付近が回転軸71と連結される場合と比べると、トナーの攪拌への影響が小さい。
(10)アジテータ70の回転軸71は、第1の攪拌板72および第2の攪拌板73の左右方向内側への移動を規制する規制部90を有する。
この結果、回転軸71によって、第1の攪拌板72および第2の攪拌板73の可動範囲を規定することが可能である。
よって、第1の攪拌板72および第2の攪拌板73の可動範囲を規定するための他の部材を設ける必要がない。
<第2の実施形態>
図5は、第2の実施形態におけるアジテータ70を前後方向から見たときの図である。尚、第1の実施形態と同様な部分は、詳細な説明は省略するものとする。
図5に示すように、第2の実施形態におけるアジテータ70は、ねじりばね80、81を有している。ねじりばね80は、複数の第1の攪拌板72のうち最も左側に位置する第1の攪拌板72を内側に押圧するように設けられている。また、ねじりばね80の一端は、第1の攪拌板72に配置され、ねじりばね80の他端は、第3支持部材77に配置されている。同様に、ねじりばね81は、複数の第2の攪拌板73のうち最も右側に位置する第2の攪拌板73を内側に押圧するように設けられている。また、ねじりばね81の一端は、第2の攪拌板73に配置され、ねじりばね81の他端は、第3支持部材77に配置されている。
また、第1の実施形態と同様に、複数の第1の攪拌板72は、第1支持部材74によって連結され、複数の第2の攪拌板73は、第2支持部材75によって連結されている。
よって、ねじりばね80の押圧によって、全ての第1の攪拌板72を通常位置に配置させることが出来る。同様に、ねじりばね81の押圧によって、全ての第2の攪拌板73を通常位置に配置させることができる。
第2の実施形態におけるアジテータ70の動作について説明する。
アジテータ70は、第1の実施形態と同様に、通常、図5(a)に示すように、第1の攪拌板72および第2の攪拌板73が、直交面Nに対して最も傾いた通常位置にある。そして、凝集したトナーを攪拌すると、第1の攪拌板72および第2の攪拌板73は、図5(b)に示すように、負荷が小さくなる回動位置へと回動する。
上記のような構成により、トナーの負荷によって、左側に配置される第1の攪拌板72と直交面Nとがなす角度θ1と、右側に配置される第2の攪拌板73と直交面Nとがなす角度θ2をそれぞれ変更することができる。例えば、右方にあるトナーの方が左方にあるトナーよりも凝集している場合、θ1>θ2となる。よって、第1の攪拌板72と第2の攪拌板73が同じ角度だけ回動する場合と比べると、第1の攪拌板72および第2の攪拌板73の受ける負荷をより小さくすることができる。
<第3の実施形態>
図6は、第2の実施形態におけるアジテータを前後方向から見たときの図である。
尚、第1の実施形態と同様な部分は、詳細な説明は省略するものとする。
第3の実施形態におけるアジテータ70は、第1の攪拌板72および第2の攪拌板73に対応するように、複数のねじりばね82を有している。ねじりばね82の一端は、第1の攪拌板72(または第2の攪拌板73)に配置され、ねじりばね82の他端は、第3支持部材77に配置されている。
第3の実施形態におけるアジテータ70の動作について説明する。
アジテータ70は、第1の実施形態と同様に、通常、図6(a)に示すように、第1の攪拌板72および第2の攪拌板73が、直交面Nに対して最も傾いた通常位置にある。そして、凝集したトナーを攪拌すると、第1の攪拌板72および第2の攪拌板73は、図6(b)に示すように、負荷が小さくなる回動位置へと回動する。
上記のような構成により、トナーの負荷によって、複数の第1の攪拌板72の角度および複数の第2の攪拌板73の角度をそれぞれ変更することができる。
この結果、トナーの凝集具合がトナーの位置によって異なる場合に、第1の攪拌板72および第2の攪拌板73の角度を、その凝集具合に応じてそれぞれ変更できる。よって、複数の第1の攪拌板72の角度および複数の第2の攪拌板73が同じ角度だけ回動する場合と比べると、第1の攪拌板72および第2の攪拌板73の受ける負荷をより小さくすることができる。
<変形例>
以上に本発明の実施形態について説明したが、本発明は、前記実施形態に限定されることなく適宜変形して実施することができる。
前記実施形態においては、付勢部材85として、つるまきばね76およびねじりばね80、81、82を使用したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、線ばね、圧縮ばね、板ばねであってもよい。また、ばねに限らずゴムや樹脂等を使用してもよい。
前記第2の実施形態においては、ねじりばね80は、複数の第1の攪拌板72のうち最も左側に位置する第1の攪拌板72を内側に押圧するように設け、ねじりばね81は、複数の第2の攪拌板73のうち最も右側に位置する第2の攪拌板73を内側に押圧するように設けたが、本発明はこれに限定されるものではない。ねじりばね80は、複数の第1の攪拌板72のうち、真ん中もしくは最も内側に位置する第1の攪拌板72を内側に押圧するように設けてもよい。同様に、ねじりばね81は、複数の第2の攪拌板73のうち、真ん中もしくは最も内側に位置する第2の攪拌板73を内側に押圧するように設けてもよい。
前記実施形態においては、現像剤収容器の一例として現像ローラ36と、現像剤収容室61とを備えた現像カートリッジ30Bを例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、現像剤収容器は、現像ローラを備えていなくてもよい。
前記実施形態では、画像形成装置としてレーザプリンタ1を例示したが、カラープリンタや複合機、コピー機に本発明を適用することもできる。
1 レーザプリンタ
2 本体ケーシング
5 画像形成部
30B 現像カートリッジ
32 感光ドラム
36 現像ローラ
70 アジテータ
71 回転軸
72 第1の攪拌板
73 第2の攪拌板
74 第1支持部材
75 第2支持部材
76 つるまきばね
77 第3支持部材
80 ねじりばね
81 ねじりばね
82 ねじりばね
85 付勢部材
90 規制部

Claims (8)

  1. 第1方向に延びる回転軸と、前記回転軸に対して変位可能であるとともに現像剤を攪拌する攪拌板と、を有する攪拌部材を備え、
    前記攪拌板は、前記第1方向と直交する面に対して第1の角度を有する通常位置と、前
    記第1の角度よりも小さい第2の角度を有する回動位置と、の間を回動可能であり、
    前記攪拌板は、複数の第1の攪拌板および複数の第2の攪拌板から構成され、
    前記攪拌部材は、前記複数の第1の攪拌板および前記複数の第2の攪拌板を前記回動位置から前記通常位置に向けて付勢する付勢部材を有し、
    前記付勢部材は、
    前記第1方向と平行な方向である第3方向に延び、前記複数の第1の攪拌板の前記攪拌部材の回転方向における上流端を支持する第1支持部材と、
    前記第3方向に延び、前記複数の第2の攪拌板の前記回転方向における上流端を支持する第2支持部材と、
    前記第1支持部材および前記第2支持部材を前記第3方向内側に向かって付勢するばねと、を有することを特徴とする現像剤収容器。
  2. 前記攪拌板は、前記第1方向と直交する第2方向を回動中心として回動することを特徴とする、請求項1に記載の現像剤収容器。
  3. 前記ばねは、前記第1支持部材および前記第2支持部材の間に設けられることを特徴とする、請求項1または2に記載の現像剤収容器。
  4. 前記ばねは、前記複数の第1の攪拌板のうち少なくとも1つの前記第1の攪拌板と、前記複数の第2の攪拌板のうち少なくとも1つの前記第2の攪拌板と、に設けられることを特徴とする、請求項1または2に記載の現像剤収容器。
  5. 前記攪拌部材は、前記第1方向と平行な方向に延びる第3支持部材を有し、
    前記第3支持部材は、前記攪拌板の前記攪拌部材の回転方向における下流端を回動可能に支持することを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の現像剤収容器。
  6. 前記第3支持部材には、前記複数の第1の攪拌板および前記複数の第2の攪拌板に対応する位置にそれぞれ突起が設けられ、
    前記複数の第1の攪拌板および前記複数の第2の攪拌板は、前記突起が嵌合される貫通孔をそれぞれ有することを特徴とする、請求項に記載の現像剤収容器。
  7. 前記第3支持部材は、その両端部において前記回転軸と連結されることを特徴とする、請求項5または6に記載の現像剤収容器。
  8. 前記攪拌部材の前記回転軸は、前記複数の第1攪拌板および前記複数の第2攪拌板の前記第1方向内側への移動を規制する規制部を有することを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載の現像剤収容器。
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