実施例1によるコンテンツ管理システムの構成例を図1を参照して説明する。
コンテンツ管理システムは、コンテンツ処理装置100、および携帯端末200からなる。
コンテンツ処理装置100は、例えば録画機能付きテレビジョン装置やレコーダー装置などであり、放送局440からの放送信号を受信し、放送番組などのコンテンツを視聴、蓄積(録画)可能なものである。さらに、コンテンツ処理装置100は、IEEE802.3イーサネット(登録商標)などで構築されたLAN(Local Area Network)であるホームネットワーク300に接続されている。
携帯端末200は、携帯電話やスマートフォンなどであり、ルーター460とIEEE802.11a/b/nなどの無線LANにより接続される。ルーター460は、ホームネットワーク450に接続されており、携帯端末200は、ルーター460を介してホームネットワーク450に接続される。携帯端末200は、ホームネットワーク450に接続されているコンテンツ処理装置100と通信を行う。携帯端末200は、リモコン制御信号をコンテンツ処理装置100に送信することにより、コンテンツ処理装置100をリモコン制御することができる。
点線で囲まれた領域400は、宅内を示している。図に示すように、ルーター460は、インターネットなどの外部ネットワーク410と接続されており、宅内400に配置されたコンテンツ処理装置100、携帯端末200などは、ルーター460を介して外部ネットワーク410と相互通信を行うことができる。
また、携帯端末200は、基地局420とW−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)やGSM(登録商標)(Global System for Mobile communications)などによる無線通信を行うこともできる。携帯端末200は、基地局420を介して、外部ネットワーク410と相互通信を行うこともできる。
コンテンツ処理装置100は、外部ネットワーク410を経由して、コンテンツサーバー430が配信するコンテンツをストリーミング視聴あるいはダウンロードすることもできる。
図1に示すように、携帯端末200a〜200dは複数(ここでは、4台)あり、携帯端末200a〜200dをユーザーが個人毎に持つことにより、ユーザーと携帯端末200a〜200dが1対1で対応するようになっている。以下、コンテンツ処理装置100を使用するユーザーが4人、それぞれのユーザーが1台の携帯端末200を使用する場合について説明する。なお、ここでは、携帯端末200aの機器名称を「AA」、機器IDを「192.168.1.3」とする。同様に、携帯端末200bの機器名称を「BB」、機器IDを「192.168.1.4」とし、携帯端末200cの機器名称を「CC」、機器IDを「192.168.1.5」とし、携帯端末200dの機器名称を「DD」、機器IDを「192.168.1.6」とする。機器名称は、例えば機種名などが用いられ、これは使用者が設定変更可能なものである。機器IDは、ネットワーク上で機器を区別する際に用いられるもので、MACアドレス(Media Access Control address)や、シリアル番号、IPアドレス(Internet Protocol address)などであり、ここでは、IPアドレスを用いた場合について説明する。なお、ルーター460の機器IDは「192.168.1.1」であるものとし、コンテンツ処理装置100の機器名称は「ZZ」、機器IDは「192.168.1.2」であるものとする。
図2は、本発明の一実施例によるコンテンツ処理装置100の内部構成例を示すブロック図である。ここでは、録画機能付きテレビジョン装置の場合を例にして説明する。
コンテンツ処理装置100は、CPU(Central Processin Unit)101、メモリ102、ストレージ103、チューナ104、操作入力部105、リモコン受信部106、通信部107、表示部108、映像処理部109、音声処理部110、スピーカ111、入出力I/F112を備え、それぞれはバス150に相互に接続されている。
メモリ102は、フラッシュメモリなどであり、各種プログラムが格納されている。ストレージ103は、HDD(Hard disk drive)などの記録媒体であり、コンテンツなどを記録することができる。CPU101は、メモリ102に格納されている各種プログラムなどを実行することによって、後述する各構成ブロックを制御し、各種の処理を行っている。
チューナ104は、接続されているアンテナ120にて、放送局440が送信するデジタル放送などの放送信号を受信し、選局及び復調を行う。チューナ104にて選局・復調した後、映像信号と音声信号に分離する。分離された映像信号は、映像処理部109にて映像処理され、表示部108に表示する。ここで、表示部108は、PDP(Plasma Display Panel)や、LCD(Liquid Crystal Display)、有機EL(Electroluminescence)などである。また分離された音声信号は、音声処理部110にて音声処理されスピーカ111から出力する。また、チューナ104にて選局・復調したデータを、ストレージ103に記録(録画)することもできる。録画したコンテンツを視聴する際は、ストレージ103に記録されたコンテンツデータを読み出し、映像信号と音声信号に分離し、映像信号は映像処理部109にて映像処理し、表示部108に表示する。音声信号は、音声処理部110にて音声処理しスピーカ111から出力する。なお、ここでは、ストレージ103はコンテンツ処理装置100に内蔵されているが、取り外し可能のリムーバブルタイプや、別体の外付けタイプでもよい。
操作入力部105は、ユーザーからの各種操作を受け付けるユーザーインターフェイスであり、例えば電源のON/OFF、チューナ104の選局、音量のUP/DOWNなどの操作ボタンである。また、携帯端末200からのリモコン制御信号を受信し、ユーザーからの各種操作を受け付けることもできる。さらには、ユーザーが操作するリモコン(図示せず)からのリモコン制御信号を、リモコン受信部106により受信することでも、ユーザーからの各種操作を受け付けることもできる。
通信部107は、他機器と通信を行うインターフェイスであり、LANケーブル451によりホームネットワーク450とで接続される。また、ホームネットワーク450に接続されているルーター460を介して外部ネットワーク410とも接続可能である。
入出力I/F112は、他の電子機器と接続する例えばHDMI(High-Definition Multimedia Interface)などの接続インターフェイスである。
また、コンテンツサーバー430が配信するコンテンツデータを外部ネットワーク410、ホームネットワーク450を介して、通信部107にて受信することもできる。受信したコンテンツデータを、上記と同様に映像信号と音声信号に分離し、映像処理部109、音声処理部110にて映像/音声処理され、表示部108、スピーカ111より出力する。また、通信部107にて受信したコンテンツデータをストレージ103に保存(ダウンロードという)することもできる。再生(視聴)時は、ストレージ103に保存されたコンテンツデータを読み出し、映像処理部109、音声処理部110にて映像/音声処理され、表示部108、スピーカ111にて出力する。
なお、上記は、録画機能付きテレビジョン装置の例を説明したが、レコーダー装置の場合は、表示部108、スピーカ111が存在しない構成となり、映像信号や音声信号は入出力I/F112より出力され、入出力I/F112に接続される他の機器(例えばテレビジョン装置)にて視聴することが可能となる。
次に携帯端末200の構成について説明する。
図3は、本発明の一実施例による携帯端末200の内部構成例を示すブロック図である。
ここでは、スマートフォンの場合を例にして説明する。携帯端末200は、基地局通信部201、CPU202、メモリ203、ストレージ204、GPS(Global Positioning System)受信部205、地磁気センサ206、加速度センサ207、ジャイロセンサ208、無線通信部209、マイク210、音声処理部211、スピーカ212、表示部213、映像処理部214、映像入力部215、操作入力部216、入出力I/F217を備え、それぞれはバス250に相互に接続されている。
基地局通信部201は、W−CDMAやGSMなどの基地局420と遠距離の無線通信を行う通信インターフェイスである。
CPU202は、メモリ203に記憶したプログラムを実行することによって、各構成部を制御し、各種の処理を行っている。
メモリ203は、フラッシュメモリなどであり、プログラム、データなどを記憶している。上記した機器名称や機器IDはメモリ203に保存されている。
さらに携帯端末200はメモリーカードなどのストレージ204を備えており、ストレージ204にもデータなどを保存することができる。メモリ203に記憶されるプログラムは、基地局通信部201が基地局420と無線通信を行い、図示しない外部サーバーなどからダウンロードすることにより、随時更新・追加することが可能である。
GPS受信部205は、上空にあるGPS衛星からの信号を受信するものである。これにより、携帯端末200の現在位置を検出することができる。
地磁気センサ206は携帯端末200の向いている方向を検出するセンサである。
加速度センサ207は携帯端末200の加速度を検出するセンサ、ジャイロセンサ208は、携帯端末200の角速度を検出するセンサである。これらにより、携帯端末200の傾き、動きを詳細に検出することができる。
無線通信部209は、ルーター460と無線LANなどによる無線通信を行う通信インターフェイスである。
マイク210は、外部の音声を入力するものであり、スピーカ212は、外部に対して音声を出力するものである。入出力される音声は、音声処理部211にて音声処理される。
表示部213はLCDなど映像や画像を表示するものであり、その表示面にタッチパネルである操作入力部216を有する。
操作入力部216は、表示部213の表示画面より、ユーザーが所望の機能を選択し指先などでタッチすることで、各種の操作コマンドを受け付けるものである。
映像入力部215は、カメラなどである。表示部213に表示される映像や、映像入力部215から入力された映像は、映像処理部214にて処理される。
入出力I/F217は、例えばUSB(Universal Serial Bus)などであり、外部機器(図示せず)とデータの送受信を行うインターフェイスである。
上記したように、携帯端末200は、ホームネットワーク450を経由して、コンテンツ処理装置100にリモコン制御信号を送信し、コンテンツ処理装置100をリモコン制御することができる。表示部213に操作コマンド等を表示させて、ユーザーは所望の操作コマンドをタッチ操作する。タッチ操作は、操作入力部216によって受け付けられ、ユーザーがタッチ操作した操作コマンドは、CPU202に送られる。CPU202は、受け付けた操作コマンドに対応したリモコン制御信号を生成する。このとき、各種操作コマンドとリモコン制御信号の対応テーブルデータは、メモリ203に格納されている。CPU202は、生成したリモコン制御信号を、無線通信部209よりコンテンツ処理装置100に送信する。このようにして、携帯端末200は、コンテンツ処理装置100をリモコン制御することができる。
本実施例のコンテンツ管理システムにおいては、最初に、使用する携帯端末200をコンテンツ処理装置100に登録する必要がある。これは、未登録の携帯端末200からのリモコン制御信号を受け付けないようにすることと、リモコン制御信号を受け付けた際に、リモコン制御信号を送信した携帯端末200を判別することで、その携帯端末200を使用しているユーザーを特定するためである。
図4は、携帯端末200をコンテンツ処理装置100に初期登録使用する場合の動作例を示す。なお、ここでは、携帯端末200aにおける登録の動作について説明する。
コンテンツ処理装置100においては、装置用登録プログラムをストレージ103より読み込み起動させる(S421)。装置用登録プログラムは、製品の出荷時点でストレージ103に格納しておいてもよく、通信部107またはデジタル放送波を介してダウンロードしてもよい。装置用登録プログラムを起動させた後、認証コードを設定する(S422)。装置用登録プログラムの起動(S421)と認証コードの設定(S422)は、最初の1回のみでよい。
携帯端末200aにおいては、機器用登録プログラムをメモリ203より読み込み起動させる(S411)。これは、ユーザーが、表示部213に表示されたメニューから選択し、操作入力部216を介して操作し選択することで、メモリ203に格納されている機器用登録プログラムが起動する。なお、機器用登録プログラムは、製品の出荷時にメモリ203に格納しておいてもよく、あるいは、基地局通信部201または無線通信部209を介して外部プログラムサーバー(図示せず)よりダウンロードしてもよい。
次に携帯端末200aは、ホームネットワーク450に接続されているコンテンツ処理装置100に問合せ信号を送信する(S401)。問合せ信号を受信したコンテンツ処理装置100は、回答信号を返信する(S402)。回答信号には、コンテンツ処理装置100の機器名称、機器IDなどが含まれる。回答信号を受信した携帯端末200aは、コンテンツ処理装置100の機器名称(例えば、機種名など)を表示部213に表示する。複数のコンテンツ処理装置100が存在する場合は、複数の機器名称が表示される。ユーザーは表示された機器名称から、目的のコンテンツ処理装置100を選択する(S412)。
次に、ユーザーはS422にて設定した認証コードを操作入力部216にて入力する(S413)。携帯端末200aは、入力された認証コードをS412にて選択されたコンテンツ処理装置100に送信する(S403)。コンテンツ処理装置100は、受信した認証コードとS422にて設定された認証コードが一致するかを確認する(S423)。認証コードが一致した場合は、認証完了信号を携帯端末200aに送信する(S404)。次に、携帯端末200aは、コンテンツ処理装置100に、携帯端末200aの機器名称「AA」と機器ID「192.168.1.3」を送信する(S405)。コンテンツ処理装置100は、受信が完了したことを通知する(S406)。
受信完了信号を受信した携帯端末200aは、ユーザー名入力モードとなり、ユーザーは、操作入力部216にてユーザー名を入力する(S414)。ここでは、ユーザー名として「お父さん」を入力した場合について説明する。携帯端末装置200aは、入力されたユーザー名をコンテンツ処理装置100に送信する(S407)。コンテンツ処理装置100は、受信したユーザー名と、先に取得した機器名称、機器IDを登録する(S424)。登録完了信号を携帯端末200aに送信する(S408)。携帯端末200aは、登録完了信号を受信すると、登録が完了した旨を表示し(S415)、機器用登録プログラムの動作を終了する。
他の携帯端末200を登録する場合は、同様の操作を繰り返す。なお、コンテンツ処理装置100における、装置用登録プログラムの起動(S421)と認証コードの設定(S422)は省略される。
図5は、コンテンツ処理装置100の機器管理テーブル500を示す。機器管理テーブル500は、上記の登録処理を行った携帯端末200が記録されたテーブルである。機器管理テーブル500は、機器番号501、機器名称502、機器ID503、ユーザー名504からなる。図5に示すように、機器番号(1)には、携帯端末200aが登録されていることがわかる。機器番号(2)〜(4)には、それぞれ携帯端末200b〜200dが登録されており、それぞれのユーザー名は「お母さん」「太郎」「花子」であることを示す。このように、ユーザー名504を設けているため、ユーザーの識別が容易になり、使い勝手がよくなる。なお、本機器管理テーブル500は、最初に一度設定するだけでよく、メモリ102に保存されており、適宜読み込んで使用する。また、携帯端末200の増減に伴い、容易に機器管理テーブル500を変更できるようにしている。
上記したように、携帯端末200は、リモコン制御信号をコンテンツ処理装置100に送信することで、コンテンツ処理装置100をリモコン制御することができる。
図6は携帯端末200とコンテンツ処理装置100の通信動作の説明図であり、図7はリモコン制御時の携帯端末200の表示例を示す。
まず、携帯端末200において、メニューなどから選択し、リモコン制御モードにする(S611)。このとき、携帯端末200の表示部213は、図7(a)あるいは図7(b)、図7(c)の状態となる。図7(a)、図7(b)、図7(c)は自由に切り替えることができ、ユーザーはこの表示画面より、所望のリモコン制御するコマンドをタッチ選択する(S612)。例えば、音量を上げる場合は、図7(a)の表示画面にし、音量ボタン223の上側をタッチ選択する。また、電子番組表を表示する場合は、図7(b)の表示画面に切り替え、番組表ボタン230をタッチ選択する。操作入力部216は、タッチされた座標より、そのタッチされた位置に対応するリモコン制御信号をコンテンツ処理装置100に送信する(S601)。例えば、音量ボタン223の上側がタッチ選択された場合は、音量UPのリモコン制御信号を送信する。このとき、携帯端末200の機器IDも一緒に送信する。他のボタンが選択された場合も同様である。
コンテンツ処理装置100は、受信した機器IDが管理テーブル500に登録されているかを確認する(S621)。管理テーブル500に登録されていない機器IDの場合は、受信したリモコン制御信号を無視する。受信した機器IDが管理テーブル500に登録された機器IDと一致した場合は、受信したリモコン制御信号に対応する動作(リモコン制御)を行う(S622)。例えば、音量UPのリモコン制御信号を受信した場合は、コンテンツ処理装置100の音量を上げる動作をする。コンテンツ処理装置100は、制御完了信号を携帯端末200に送信する(S602)。
上記したように、コンテンツ処理装置100は、チューナ104にて受信した放送信号より、コンテンツをデータとしてストレージ103に保存(録画)することができる。これは、事前に録画予約を設定し、その時刻になった時に、放送信号から目的のコンテンツ(放送番組)を自動で録画するものである。また、録画したい放送信号を受信しているときに、携帯端末200において、図7(c)の表示画面にし、録画ボタン241をタッチ選択しても、コンテンツを録画することができる。
次に、放送番組の録画予約の設定について説明する。
図8は、コンテンツ処理装置100の表示部108に電子番組表(EPG:Electronic Program Guide)700を表示した例である。電子番組表700は、番組配列情報(イベント情報)を含むデジタル放送波を受信し、受信した番組配列情報に基づいて作成したものである。ここでは、携帯端末200aのタッチ操作により電子番組表700が表示された例を示している。
携帯端末200aにおいて、図7(b)の表示画面とし、番組表ボタン230をタッチ選択することにより、電子番組表表示に関するリモコン制御信号と機器ID「192.168.1.3」をコンテンツ処理装置100に送信する。電子番組表表示のリモコン制御信号を受信すると、番組配列情報に基づいて電子番組表データを作成し、表示部108に電子番組表700を表示する。コンテンツ処理装置100は、機器管理テーブル500を参照し、受信した機器ID「192.168.1.3」より、リモコン制御信号を送信した端末の機器番号501が(1)、ユーザー名504が「お父さん」である携帯端末200aであることが判別できる。よって表示部108に、ユーザー名720を表示するようにしている。
電子番組表700上には、カーソル710が表示されている。これは、携帯端末200aの表示画面を図7(b)の上下左右のカーソルキー232と対応して上下左右に移動するようにしている。すなわち、上のカーソルキー232をタッチ選択すると、カーソル710は上に移動する。このようにして、カーソル710を所望の番組タイトルまで移動させて、決定キー233をタッチ選択すると、カーソル710にて選択された番組情報を、後述する録画予約管理テーブルに記録し、録画予約の設定が行われる。このとき、上記操作を行った携帯端末200aの機器番号(1)も一緒に記録するようにしている。
次に、上記した操作等により録画予約された番組を管理する録画予約管理テーブルについて説明する。
図9は、録画予約管理テーブル800の内容を示したものである。録画予約管理テーブル800は、録画管理番号801、チャンネル(Ch)番号、日時、番組名称などのコンテンツ情報802、および、録画予約の設定を行った録画ユーザー803を有する。録画ユーザー803は、上記したように録画予約設定を行った携帯端末200の機器IDより判別している。コンテンツ処理装置100は、録画予約管理テーブル800より、所定の時刻になると録画を開始する。録画を開始した番組の情報は、録画予約管理テーブル800から削除する。
図10は、コンテンツ処理装置100に記録(録画)されたコンテンツ(番組)を管理するコンテンツ管理テーブル900の内容を示す。コンテンツ管理テーブル900は、コンテンツ管理番号901、チャンネル(Ch)番号、日時、番組名称などのコンテンツ情報902、録画ユーザー903、視聴予約ユーザー904、視聴済ユーザー905、削除ユーザー906からなる。録画ユーザー903は、録画を行ったユーザーであり、録画予約管理テーブル800の録画ユーザー803より設定する。視聴済ユーザー905は、そのコンテンツを視聴したユーザーであり、コンテンツを選択し、再生のリモコン制御コマンドを送信した機器IDより判別する。視聴予約ユーザー904は、そのコンテンツの視聴予約を行ったユーザーであり、削除ユーザー906は、そのコンテンツの削除処理を行ったユーザーである。それぞれの詳細な説明は後述する。
図11は、コンテンツ処理装置100の表示部108に、録画コンテンツの一覧(コンテンツリスト)をリスト表示した例を示す。図11(a)は、携帯端末200aの録画一覧ボタン231をタッチ操作した場合のリスト表示を行った例、図11(b)は、携帯端末200bの録画一覧ボタン231をタッチ操作した場合のリスト表示を行った例を示している。
図11(a)に示すように、番組名称、チャンネル番号、日時などのコンテンツ情報1010の一覧を表示し、携帯端末200aにおいて録画予約を行ったコンテンツ(ここでは、「タイトル22」「タイトル27」)には、予約マーク1011を表示することで、自身がどの番組を録画予約したのかを容易に確認することができる。
また、携帯端末200aにて視聴予約を行ったコンテンツ(ここでは、「タイトル22」「タイトル25」「タイトル26」「タイトル27」)に視聴予約マーク1012を表示することで、自身がどの番組を視聴予約したのかを容易に確認することができる。なお、録画予約を行ったコンテンツ(「タイトル22」「タイトル27」)については、自動で視聴予約のコンテンツになるように設定してもよい。さらには、一度も視聴していないコンテンツすなわち視聴済番組以外のコンテンツ(ここでは、「タイトル22」「タイトル23」「タイトル26」)に未視聴マーク1013を表示することで、自身がどの番組を視聴していないのかを容易に確認することができる。なお、削除処理を行ったコンテンツ(ここでは、「タイトル21」「タイトル24」)については、表示しないようにしている。また、表示部108には、ユーザー名1020を表示するようにしている。
このとき、操作する携帯端末200aにおいて、カーソルキー232をタッチ操作して、録画コンテンツ一覧のリスト表示のカーソル1021を目的のコンテンツに移動させて、再生ボタン1030を選択すると、選択したコンテンツの再生を開始する。また、携帯端末200aの再生ボタン235をタッチ操作して、コンテンツの再生を開始することもできる。例えば、図11に示すように「タイトル26」をカーソル1021にて選択し、再生ボタン1030を選択すると、「タイトル26」のコンテンツの再生を開始する。このとき、コンテンツ管理テーブル900の「タイトル26」の視聴済ユーザー905に、携帯端末200aの機器番号である(1)が登録される。なお、以前に途中で再生を終了(中断)したコンテンツを再生する場合は、レジュームポイントから再生を開始する。レジュームポイントの詳細については、後述する。
上記したように、再生を開始すると視聴済みユーザー905に登録されるため、次に録画コンテンツの一覧リスト表示を行うと、視聴したコンテンツである「タイトル26」には未視聴マーク1013が表示されない。
録画コンテンツ一覧のリスト表示で、カーソル1021で選択したコンテンツを、視聴予約ボタン1031を選択すると、視聴予約することができる。これは、後で視聴したい場合に選択するものである。なお、これは携帯端末200aの視聴予約ボタン236のタッチ操作でも視聴予約することができる。視聴予約されたコンテンツには、コンテンツ管理テーブル900の視聴予約ユーザー904に、機器番号(1)が登録される。同時に、そのコンテンツに視聴予約マーク1012が表示される。このように、視聴予約を行うことにより、そのコンテンツが他のユーザーによって削除されることを防止することができる。なお、録画予約した携帯端末200を視聴予約ユーザーに自動で登録するようにしてもよい。
録画コンテンツ一覧のリスト表示で、カーソル1021で選択したコンテンツを、削除ボタン1032を選択することで、削除処理を行うことができる。また、削除処理は、カーソル1021で選択した後に、携帯端末装置200aの削除ボタン237をタッチ選択することでも実現できる。削除処理は、視聴が終了したコンテンツや、今後視聴する予定のないコンテンツに行う処理である。削除処理を行うことで、そのコンテンツに対して、コンテンツ管理テーブル900の削除ユーザー906に機器番号(1)が登録される。削除処理を行ったコンテンツの情報は、録画コンテンツ一覧のリスト表示を行っても、そのユーザーには表示されない。なお、上記削除ユーザー906に機器番号(1)を登録する際に、視聴予約ユーザー904に機器番号(1)が登録されていた場合は、視聴予約ユーザー904から機器番号(1)を削除する。
なお、上記削除処理は、削除ユーザー906に登録されるだけであり、コンテンツ処理装置100には、そのコンテンツは保存されたままである。当該コンテンツは、携帯端末200aのユーザーにとっては不要なものである。携帯端末200aのユーザーが録画コンテンツ一覧のリスト表示を行ったときに、不要なコンテンツのタイトルが表示されないため、容易に目的のコンテンツを探すことができて、使い勝手がよい。一方、携帯端末200aのユーザーにとっては不要なコンテンツであっても、他のユーザーにとっては、視聴したい場合もある。本実施例のコンテンツ処理装置100においては、そのコンテンツは保存したままであるため、他のユーザーは視聴することができる。
上記削除処理の結果、視聴予約ユーザー904に登録された機器が存在しなくなった場合は、そのコンテンツは今後視聴を予定しているユーザーが存在しないため、そのコンテンツをストレージ103から削除する。これにより、ストレージ103の空き容量を最大限に確保することが出来る。
なお、視聴を終了したにも関わらず削除処理を忘れた場合は、そのコンテンツは削除されないため、その分ストレージ103の空き容量が少なくなってしまう可能性がある。よって、コンテンツを最後まで視聴した場合(視聴済の場合)、あるいは、残り時間が所定時間以下(例えば5分以下)で視聴終了した場合に、視聴予約ユーザー904からその機器番号(1)を削除して、そのコンテンツを自動で削除するようにしてもよい。
図11(b)は、携帯端末200bの操作によって、コンテンツ処理装置100の表示部108に、録画コンテンツの一覧をリスト表示された例を示す。
番組名称、チャンネル番号、日時などのコンテンツ情報1010の一覧を表示し、携帯端末200bにおいて録画予約を行ったコンテンツ(ここでは、「タイトル25」)には、予約マーク1011を表示し、携帯端末200bにて視聴予約を行ったコンテンツ(ここでは、「タイトル25」)には視聴予約マーク1012を表示し、一度も視聴していないコンテンツ(ここでは、「タイトル22」「タイトル25」)には未視聴マーク1013を表示している。また、携帯端末200bにおいて削除処理を行ったコンテンツ(ここでは、「タイトル21」「タイトル23」「タイトル26」「タイトル27」)については、表示しない。コンテンツの再生(視聴)、予約視聴、削除処理の操作については、上記した携帯端末200aと同様であり、詳細な説明は省略する。
ここで、特許文献1に記載の従来技術では、ユーザーモードにて録画コンテンツの一覧をリスト表示させた場合、自分自身が録画したコンテンツと共用モードで録画したコンテンツのみが表示される。また、共用モードにて録画コンテンツの一覧をリスト表示させた場合、共用モードで録画したコンテンツしか表示されない。ユーザーはリスト表示されたコンテンツ以外は視聴できないため、ユーザーモードで録画予約したコンテンツは、ユーザーモードでしか視聴できず、録画したユーザーであっても共用モードでは視聴することができない。また、視聴したいコンテンツの録画を忘れた場合、他のユーザーがそのコンテンツを録画してあっても、そのコンテンツは共用モードで録画されていた場合は視聴できるが、ユーザーモードで録画されていた場合は視聴することができない。よって、従来技術では、録画を忘れたコンテンツを視聴できない可能性がある。
一方、本実施例によれば、上記したように、他のユーザーによって録画されたコンテンツも、録画コンテンツ一覧に表示されるため、録画を忘れたコンテンツであっても、他のユーザーによって録画されていればそのコンテンツを視聴することができる。
また、特許文献1に記載の従来技術では、共用ユーザーと個別ユーザーを別ユーザーとして管理しているため、使用するユーザーは、ユーザーモードと共用モードとを状況に応じて使い分ける必要があった。一方、本実施例によれば、モードを意識する必要はない。また、不要と判断したコンテンツは削除処理を行い、視聴を希望するコンテンツは視聴予約を行う等、他のユーザーを意識することなく、自身の判断で操作をすることができる。
図12は、レジュームポイント管理テーブル1100を示す。レジュームポイント管理テーブル1100は、コンテンツ管理番号1101と、機器のレジュームポイント1102からなる。コンテンツ管理番号1101は、コンテンツ管理テーブル900のコンテンツ管理番号901と対応している。レジュームポイント1102は、そのコンテンツの再生を停止(中断)した時間を示している。次回、再生をする際は、レジュームポイントから再生すると、続きを視聴することができる。
本実施例のコンテンツ処理装置100においては、図12に示すように、各コンテンツに対して、各機器それぞれにレジュームポイントを管理している。例えば、コンテンツ管理番号No.4(「タイトル24」)においては、機器番号(2)のレジュームポイントは、「0h25m20s(開始から25分20秒の位置)」であることを示している。機器番号(3)および機器番号(4)においては、視聴済ユーザーでない(未視聴である)ため、「0h00m00s(開始位置)」であることを示している。また、機器番号(1)においては、削除処理を行っている、または視聴済のため、レジュームポイントデータは削除している。
また、本実施例のコンテンツ処理装置100におては、管理モードを設けている。この管理モードは、登録された携帯端末200からのみ実行できるようにしている。管理モードを実行できる機器の管理は、機器管理テーブル500にて行えばよい。ここでは、携帯端末200aを、管理モードの実行可能な機器に登録している場合について説明する。
図13は、携帯端末200aにおいて管理モードを実行させたときの、コンテンツ処理装置100の表示画面の例を示す。
図13に示すように、コンテンツ管理テーブル900の情報を一覧表示したとする。番組名称、チャンネル番号、日時などのコンテンツ情報1010の一覧と、それぞれのコンテンツにおいて、録画予約を行った機器を示す録画ユーザー1041、視聴予約を行った機器を示す視聴予約ユーザー1042、過去に視聴を行ったことのある機器を示す視聴済ユーザー1043、削除処理を行った機器を示す削除ユーザー1044が表示されている。ここで、カーソル1021にてコンテンツを選択し、削除ボタン1050を選択すると、そのコンテンツをストレージ103から削除することができる。
このように、本実施例のコンテンツ処理装置100においては、視聴予約ユーザーがいるコンテンツを削除することができる管理モードを設けている。これにより、視聴予約をしていながら視聴していないコンテンツや、視聴終了しているが削除処理を行わなかったコンテンツが増えた場合、ストレージ103の空き容量が不足する可能性がある。強制的にコンテンツを削除可能な管理モードを設けることにより、ストレージ103の空き容量が不足した場合にも対応できる。
なお、管理モードにてコンテンツを削除する際に、削除処理をしていない視聴予約ユーザーに問い合わせるようにしてもよい。例えば、管理モードにおいて「タイトル24」のコンテンツを削除する処理を行った場合について説明する。「タイトル24」のコンテンツにおいては、視聴予約ユーザー1042に登録されている機器番号(4)のユーザーは、削除処理を行った削除ユーザー1044に登録されていない。すなわち、機器番号(4)のユーザーは、視聴予約をしているが、削除処理を行っていないことになる。このように、削除処理をしていない視聴予約ユーザーに削除可否の問い合わせを行う。この場合、コンテンツ処理装置100は、機器番号(4)である携帯端末200dに対して、削除可否の問い合わせを行う。図14は、問い合わせを受けた携帯端末200dの画面表示例を示したものである。図14に示すように、コンテンツ情報1210を表示し、削除の可否を問い合わせている。携帯端末200dの使用者(ここでは、「花子」)は、画面を確認し、削除に同意する場合はYesボタン1230をタッチ選択し、削除に同意できない場合はNoボタン1231をタッチ選択してコンテンツ処理装置100に回答する。削除に同意の回答が得られた場合は、「タイトル24」のコンテンツを削除し、同意が得られなかった場合は削除しない。管理モードでの削除時に、強制削除するか、あるいは削除可否を問い合わせするかは、選択できるようにすればよい。また、図14に示すように再生ボタン1232を設け、再生ボタン1232をタッチ選択した場合は、コンテンツ処理装置100に、コンテンツ情報1210に表示されている「タイトル24」のコンテンツを再生するリモコン制御信号を送信し、「タイトル24」のコンテンツを再生開始するようにしてもよい。
なお、上記の削除可否の問い合わせは、管理モードにて削除処理を行った時に、行うようにしているが、ストレージ103の空き容量が所定値以下になった場合や、録画してから所定期間以上経過した場合に、削除可否の問い合わせをするようにしてもよい。
また、上記においては、図8に示すように、コンテンツ処理装置100の表示部108に電子番組表700を表示して録画予約を設定していたが、携帯端末200に表示させて録画予約するようにしてもよい。図15は、携帯端末200aに電子番組表1300を表示させた例である。これは、携帯端末200aより、コンテンツ処理装置100に対して、番組配列情報の送信要求のリモコン制御信号を送信し、コンテンツ処理装置100は、そのリモコン制御信号に対応し、携帯端末200aに番組配列情報を送信する。携帯端末200aは、受信した番組配列情報から電子番組表1300を作成し表示を行う。このとき、表示部213には、ユーザー名1320を表示するようにしている。
ユーザーは表示された電子番組表1300から、所望の番組タイトルをタッチして選択する。操作入力部216は、タッチした座標を検出することで、どの番組タイトルがタッチされたかを判別する。このとき、選択された番組タイトルにカーソル1460を重ねて表示する。これにより、ユーザーは、所望の番組タイトルが正しく検出されたかを確認することができる。次に予約ボタン1330をタッチ選択すると、操作入力部216は、予約ボタン1330が選択されたことを検出する。そして、カーソル1310にて選択された番組タイトルの番組情報、及び録画予約のリモコン制御信号をコンテンツ処理装置100に送信する。受信したコンテンツ処理装置100は、その番組情報と、情報を送信した携帯端末200aの機器番号(1)を、後述する録画予約管理テーブルに記録することで、録画予約設定が行われる。このように、携帯端末200の表示部213にて、録画予約処理ができるため、コンテンツ処理装置100の表示部108に別の映像を表示することできる。すなわち、別のユーザーがコンテンツ処理装置100において、コンテンツの再生などを行っている状態でも、そのユーザーの視聴を妨げることなく、録画予約を設定することができる。なお、上記では、番組配列情報をコンテンツ処理装置100から送信してもらい電子番組表1300を作成しているが、番組配列情報を外部サーバー(図示せず)から、外部ネットワーク410を介して受信してもよい。
また、上記においては、図11に示すように、コンテンツ処理装置100の表示部108に、録画コンテンツの一覧をリスト表示させて各種処理を行っていたが、携帯端末200に表示させて行ってもよい。図16は、携帯端末200に録画コンテンツの一覧をリスト表示させた例である。図16(a)は、携帯端末200aの録画一覧ボタン231をタッチ操作した場合のリスト表示を行った例、図16(b)は、携帯端末200bの録画一覧ボタン231をタッチ操作した場合のリスト表示を行った例を示している。
携帯端末200aの録画一覧ボタン231をタッチ操作すると、コンテンツ処理装置100に対して、録画コンテンツ管理情報の送信要求のリモコン制御信号を送信する。コンテンツ処理装置100は、受信したリモコン制御信号に対応し、携帯端末200aに録画コンテンツ管理情報を送信する。携帯端末200aは、受信した録画コンテンツ管理情報から録画コンテンツ一覧リストを作成し表示を行う。
図16(a)に示すように、番組名称、チャンネル番号、日時などのコンテンツ情報1410の一覧を表示し、携帯端末200aにおいて録画予約を行ったコンテンツ(ここでは、「タイトル22」「タイトル27」)には、予約マーク1451を表示することで、自身がどの番組を録画予約したのかを容易に確認することができる。
表示部213に表示されているコンテンツ情報をタッチ操作すると、そのコンテンツにカーソル1441が表示される。図16(a)においては、「タイトル23」のコンテンツ情報が選択されていることを示す。
目的のコンテンツ(ここでは、「タイトル23」)をカーソル1441で選択し、再生ボタン1460をタッチ操作すると、選択したコンテンツの再生を開始する。これは、「タイトル23」の再生要求のリモコン制御コマンドをコンテンツ処理装置100に送信することで実行される。コンテンツ処理装置100は、「タイトル23」のコンテンツのデータをストレージ106より読み出し、表示部108に表示(再生)する。
なお、レジュームポイント管理テーブル1100を参照し、レジュームポイントが存在した場合は、そのレジュームポイントから再生を開始する。
このとき、コンテンツ管理テーブル900の「タイトル23」の視聴済ユーザー905に、携帯端末200aの機器番号である(1)が登録される。
また、図16(a)に示すように一度も視聴していないコンテンツに未視聴マーク1453を表示している。これは、コンテンツ管理テーブル900の視聴済ユーザー905に、携帯端末200aの機器番号(1)がないコンテンツ(ここでは、「タイトル22」「タイトル23」「タイトル26」)を検出することで未視聴のコンテンツを判別することができる。このように未視聴マーク1453を表示することで、自身がどの番組を視聴していないのかを容易に確認することができる。
録画コンテンツ一覧のリスト表示で、カーソル1441で選択し、視聴予約ボタン1461を選択すると、その選択したコンテンツを視聴予約することができる。これは、後で視聴したい場合に選択するものである。視聴予約されたコンテンツには、コンテンツ管理テーブル900の視聴予約ユーザー904に、携帯端末200aである機器番号(1)が登録される。図16(a)に示すように、携帯端末200aにて視聴予約を行ったコンテンツ(ここでは、「タイトル22」「タイトル25」「タイトル26」「タイトル27」)に視聴予約マーク1452を表示している。このように視聴予約マーク1452を表示することで、自身がどの番組を視聴予約したのかを容易に確認することができる。なお、録画予約を行ったコンテンツ(「タイトル22」「タイトル27」)については、自動で視聴予約のコンテンツになるように設定してもよい。このように、視聴予約を行うことにより、そのコンテンツが他のユーザーによって削除されることを防止することができる。
録画コンテンツ一覧のリスト表示で、カーソル1441で選択し、削除ボタン1462を選択ことで、選択したコンテンツの削除処理を行うことができる。削除処理は、視聴が終了したものや、今後視聴する予定のないときに行う処理である。削除処理を行うことで、そのコンテンツに対して、コンテンツ管理テーブル900の削除ユーザー906に携帯端末200aである機器番号(1)が登録される。図16(a)に示すように、削除ユーザー906に機器番号(1)が登録されているコンテンツ(ここでは、「タイトル21」「タイトル24」)については、録画コンテンツ一覧のリスト表示を行っても、表示されないようにしている。これは、自身の機器番号(1)が削除ユーザーとして登録されているコンテンツ(「タイトル21」「タイトル24」)を携帯端末200aが判断して、表示しないよう処理してもよいし、コンテンツ処理装置100が上記コンテンツの情報を除いて、携帯端末200aに表示させるコンテンツ情報のみを送信してもよい。削除処理を行ったコンテンツは、携帯端末200aのユーザーにとっては、不要なものである。録画コンテンツ一覧のリスト表示を行ったときに、不要なコンテンツのタイトルが表示されないため、容易に目的のコンテンツを探すことができて、使い勝手がよい。
また、表示部213には、ユーザー名1440を表示するようにしている。
図16(b)は、携帯端末200bに、録画コンテンツの一覧をリスト表示された例を示す。
番組名称、チャンネル番号、日時などのコンテンツ情報1410の一覧を表示し、携帯端末200bにおいて録画予約を行ったコンテンツ(ここでは、「タイトル25」)には、予約マーク1451を表示し、携帯端末200bにて視聴予約を行ったコンテンツ(ここでは、「タイトル25」)には視聴予約マーク1452を表示し、一度も視聴していないコンテンツ(ここでは、「タイトル22」「タイトル25」)には未視聴マーク1453を表示している。また、削除処理を行ったコンテンツ(ここでは、「タイトル21」「タイトル23」「タイトル26」「タイトル27」)については、表示しない。コンテンツの再生(視聴)、予約視聴、削除処理の操作については、上記した携帯端末200aと同様であり、詳細な説明は省略する。
このように、携帯端末200の表示部213にて、視聴予約等の各種設定ができるため、コンテンツ処理装置100の表示部108に別の映像を表示することできる。すなわち、別のユーザーがコンテンツ処理装置100において、コンテンツの再生などを行っている状態でも、そのユーザーの視聴を妨げることなく、視聴予約等の設定をすることができる。
以上のように、本実施例によれば、操作を行う携帯端末200、すなわち操作を行うユーザーに応じて、動作・表示内容を変更する。例えば、携帯端末200aで操作した場合は、「タイトル22」「タイトル27」に予約マーク1011が表示され、携帯端末200bで操作した場合は、「タイトル25」に予約マーク1011が表示される。これにより、自分が録画予約した番組を容易に確認することができるので、使い勝手がよい。
また、携帯端末200aで操作した場合は、「タイトル22」「タイトル23」「タイトル26」に未視聴マーク1013が表示され、携帯端末200bで操作した場合は、「タイトル22」「タイトル25」に未視聴マーク1013が表示される。従来技術においは、視聴したユーザーを判別することが出来ないため、誰かが視聴すると、自分は未視聴でも未視聴マークは表示されず、未視聴のコンテンツを判別することができなかった。本実施例のコンテンツ処理装置100においては、自分が未視聴の番組を容易に確認することができるので、使い勝手がよい。
また、視聴をしたいと思ったコンテンツを視聴予約することができる。視聴予約することで、そのコンテンツが他のユーザーによって削除されることを防ぐことができる。
さらには、携帯端末200aで操作した場合は、削除処理を行った「タイトル21」「タイトル24」が表示されず、携帯端末200bで操作した場合は、削除処理を行った「タイトル21」「タイトル23」「タイトル26」「タイトル27」は表示されない。従来技術においては、ユーザー個別の表示をすることが出来なかった。例えば、携帯端末200aを操作するユーザーにとっては、削除の操作をした番組である「タイトル21」「タイトル24」は、不要な情報である。一般的なコンテンツ処理装置のように、全てのコンテンツを一覧表示すると、一画面に表示できるコンテンツの情報の数は限界があるため、録画したコンテンツの数に比例してスクロールする量が多くなり目的の番組を探しにくいという問題がある。本実施例の実施の形態のコンテンツ処理装置100においては、操作するユーザーにとっては、不要な情報を表示されないため、目的の番組を探しやすいという特徴がある。
また、一般的なコンテンツ処理装置のおいては、削除処理を行うと、他のユーザーの意図に関係なく、ストレージからコンテンツのデータが削除されてしまう。他のユーザーが視聴を予定していたコンテンツを削除してしまう可能性があった。また、視聴を予定していたコンテンツが、他のユーザーに削除されてしまう可能性もあった。この問題を起こさないようにするため、例えば特許文献1に記載の技術においては、複数のユーザーから録画予約されたコンテンツに対して削除要求をした場合、録画予約した他のユーザーに削除の確認通知を送信し、削除許可の応答があった場合に削除するようにしている。しかし、確認通知は、登録されたユーザーにしか送信されないため、他のユーザーに誤って削除されないようにするためには、ユーザー登録する必要がある。すなわち、コンテンツ処理装置を使用するユーザーは、ほとんどがユーザー登録された状態で使用することになる。共用ユーザーモードで録画予約したコンテンツを共用ユーザーモードで削除要求した場合、自分自身に削除の確認通知が送信され、そこで削除許可の応答をするという二度手間となっていまうため、共用モードは使い勝手が良いとは言えない。
本実施例のコンテンツ処理装置100においては、コンテンツ毎に、視聴予定ユーザーと削除ユーザーを管理しているため、視聴予定ユーザーが存在するコンテンツが、誤って削除されることはない。よって、使用しているユーザーは、他のユーザーのことを考慮せず、自分が不要と思ったコンテンツの削除処理をしても問題が起こることはないため、自身の都合でコンテンツ削除処理を行うことがでる。また、視聴を予定しているユーザーが存在しなくなったコンテンツは、ストレージ103から削除されるので、ストレージ103の空き容量を最大限確保することができる。
以上のように、本発明の実施例においては、非常に使い勝手のよいコンテンツ処理技術を提供することができる。
実施例2によるコンテンツ管理システムの構成例を図17を参照して説明する。
コンテンツ管理システムは、コンテンツ処理装置100、コンテンツ再生装置300、および、携帯端末200からなる。
コンテンツ処理装置100は、携帯端末200においては、実施例1と同じ構成であるため、詳細説明は省略する。
コンテンツ再生装置300は、例えばネットワーク再生対応のテレビジョン装置などであり、ホームネットワーク450に接続されている。放送局440からの放送信号を受信し、放送番組などのコンテンツを表示(視聴)する。また、コンテンツ処理装置100とコンテンツ再生装置300は、ホームネットワーク450を介してデータの送受信を行うことで、コンテンツ処理装置100にて録画したコンテンツデータを表示することもできる。コンテンツ処理装置100とコンテンツ再生装置300の間において、コンテンツデータの送受信は、例えばDLNA(Digital Living Network Alliance)やDTCP−IP(Digital Transmission Content Protection over Internet Protocol)などが用いられる。
携帯端末200は、ホームネットワーク450に接続されているコンテンツ再生装置300と通信を行い、リモコン制御信号コンテンツ再生装置300に送信することにより、コンテンツ再生装置300をリモコン制御する。
点線で囲まれた領域400は、実施例1と同様に宅内を示している。コンテンツ再生装置300は、ルーター460を介して外部ネットワーク410と相互通信を行うことができる。
コンテンツ再生装置300は、外部ネットワーク410を経由して、コンテンツサーバー430が配信するコンテンツデータを、視聴あるいはダウンロードすることもできる。
また、コンテンツ再生装置300は複数の場合がある。ここでは、2台のコンテンツ再生装置300a、300bがある場合について説明する。コンテンツ再生装置300aの機器名称を「XX」、機器IDを「192.168.1.7」とする。また、コンテンツ再生装置300bの機器名称を「YY」、機器IDを「192.168.1.8」とする。
図18は、実施例2によるコンテンツ再生装置300の内部構成例を示すブロック図である。コンテンツ再生装置300は、CPU301、メモリ302、チューナ303、リモコン受信部304、操作入力部305、通信部306、表示部307、映像処理部308、音声処理部309、スピーカ310、入出力I/F311を備え、それぞれはバス350に相互に接続されている。
メモリ302は、フラッシュメモリなどであり、各種プログラムが格納されている。CPU301は、メモリ302に格納されている各種プログラムなどを実行することによって、後述する各構成ブロックを制御し、各種の処理を行っている。チューナ303は、接続されているアンテナ320にて、放送局440が送信するデジタル放送などの放送信号を受信し、選局及び復調を行う。操作入力部305は、ユーザーからの各種操作を受け付けるユーザーインターフェイスであり、例えば電源のON/OFF、チューナ104の選局、音量のUP/DOWNなどの操作ボタンである。また、携帯端末200からのリモコン制御信号を受信し、ユーザーからの各種操作を受け付けることもできる。さらには、ユーザーが操作するリモコン(図示せず)からのリモコン制御信号を、リモコン受信部304により受信することでも、ユーザーからの各種操作を受け付けることもできる。
通信部306は、ホームネットワーク450とLANケーブル452で接続され、ホームネットワーク450に接続されている他機器と通信を行うインターフェイスである。また、ルーター460を介して外部ネットワーク410とも接続可能である。受信した放送信号に対して、チューナ303にて選局・復調した後、映像信号と音声信号に分離する。分離された映像信号は、映像処理部308にて映像処理され、表示部307に表示する。ここで、表示部307は、PDPや、LCD、有機ELなどである。また分離された音声信号は、音声処理部309にて音声処理されスピーカ310から出力される。これらの処理により、チューナ303にて受信した放送信号を視聴することができる。また、上記したコンテンツ処理装置100が送信するコンテンツデータを通信部306により受信し、映像信号と音声信号に分離した後、映像信号は映像処理部308にて映像処理し、表示部307に表示する。音声信号は、音声処理部309にて音声処理しスピーカ310から出力する。これらの処理により、コンテンツ処理装置100が送信するコンテンツデータを視聴することができる。入出力I/F311は、他の電子機器と接続する例えばHDMIなどの接続インターフェイスである。また、コンテンツサーバー430が配信するコンテンツデータを外部ネットワーク410、ホームネットワーク450を介して、通信部306にて受信することもできる。受信したコンテンツデータは、映像信号と音声信号に分離し、映像処理部308、音声処理部309にて映像/音声処理され、表示部307、スピーカ310より出力する。これらの処理により、コンテンツサーバー430が配信するコンテンツを視聴することができる。
なお、上記では、音声信号と映像信号の分離をコンテンツ再生装置300にて行っているが、コンテンツ処理装置100において音声信号と映像信号の分離を行い、分離したデータを送信してもよい。
上記したように、携帯端末200は、ホームネットワーク450を経由して、コンテンツ処理装置100、コンテンツ再生装置300をリモコン制御することができる。コンテンツ再生装置300をリモコン制御する場合は、表示部213にコンテンツ再生装置300用の操作コマンド等を表示させて、ユーザーは所望の操作コマンドをタッチ操作する。CPU202は、受け付けた操作コマンドに対応したリモコン制御信号を生成する。このとき、各種操作コマンドとリモコン制御信号の対応テーブルデータは、メモリ203に格納されている。CPU202は、生成したリモコン制御信号を、無線通信部209よりコンテンツ再生装置300に対して送信する。このようにして、携帯端末200は、コンテンツ再生装置300をリモコン制御することができる。
本実施例に係るコンテンツ管理システムにおいては、最初に、使用する携帯端末200をコンテンツ処理装置100、コンテンツ再生装置300に登録する必要がある。コンテンツ処理装置100への登録方法等については、実施例1と同様であるため、詳細説明は省略する。
図19は、携帯端末200にコンテンツ再生装置300を初期登録する場合の動作例を示す。これは、リモコン操作する際に、複数のコンテンツ再生装置300から目的コンテンツ再生装置300を選択可能とするためである。
最初に、携帯端末200において、再生装置登録プログラムをメモリ203より読み込み起動させる(S1911)。これは、ユーザーが、表示部213に表示されたメニューから選択し、操作入力部216を介して操作し選択することで、メモリ203に格納されている再生装置登録プログラムが起動する。なお、再生装置登録プログラムは、上記機器用登録プログラムと同様に、製品の出荷時にメモリ203に格納しておいてもよく、あるいは、基地局通信部210または無線通信部209を介して外部プログラムサーバー(図示せず)よりダウンロードしてもよい。
次に、携帯端末200は、ホームネットワーク450に接続されているコンテンツ再生装置300aに対して問合せ信号を送信する(S1901)。問合せ信号は、無線通信部209よりホームネットワーク450を介して送信する。なお、ここでは、コンテンツ再生装置300a、300bの順に問合せ信号を送信した場合について説明する。
問合せ信号を受信したコンテンツ再生装置300aは、問合せ信号を確認し(S1921)、機器名称「XX」、機器ID「192.168.1.7」を携帯端末200に送信する(S1902)。機器名称と機器IDを受信した携帯端末200は、これをメモリ203に登録する(S1912)。
次に、携帯端末200は、コンテンツ再生装置300bに対して問合せ信号を送信する(S1903)。問合せ信号を受信したコンテンツ再生装置300bは、問合せ信号を確認し(S1931)、機器名称「YY」、機器ID「192.168.1.8」を携帯端末200に送信する(S1904)。機器名称と機器IDを受信した携帯端末200は、これをメモリ203に登録する(S1913)。
ホームネットワーク450に接続されているコンテンツ再生装置300が他にもある場合は、そのコンテンツ再生装置300に対して問合せ信号を送信し、同様にメモリに登録していくい。
すべてのコンテンツ再生装置300を登録した後、表示部213に登録したコンテンツ再生装置300のリスト表示する(S1914)。
図20は、携帯端末200の再生装置管理テーブル550を示す。再生装置管理テーブル550は、上記の登録処理を行った携帯端末200に記録されたテーブルであり、メモリ203に保存されている。再生装置管理テーブル550は、機器番号551、機器名称552、機器ID553、場所554からなる。図20に示すように、機器番号(1)には、コンテンツ再生装置300aが登録されている。機器番号(2)には、コンテンツ再生装置300bが登録されている。場所554は、例えばコンテンツ再生装置300が設置されている場所を登録するもので、ここでは、「リビング」「寝室」が登録されている。なお、この場所の名称は、上記の図19の再生装置を登録するステップ(S1912、S1913)にて行っている。このように、場所554を登録していることで、コンテンツ再生装置300が複数ある場合でも、識別が容易になり、使い勝手がよくなる。なお、再生装置管理テーブル550は、最初に一度設定するだけでよく、メモリ203より適宜読み込んで使用する。また、コンテンツ再生装置300の増減に伴い、容易に再生装置管理テーブル550を変更できるようにしている。
実施例1と同様に、コンテンツ処理装置100は、チューナ104にて受信した放送信号より、コンテンツデータをストレージ103に保存(録画)することができる。これは、事前に録画予約を設定し、その時刻になった時に、放送信号から目的のチャンネル(放送番組)を自動で録画するものである。コンテンツの録画予約する際の携帯端末200における操作方法については、実施例1と同様であるため詳細説明は省略する。
図21は、コンテンツ再生装置300aを携帯端末200aにてリモコン制御する際の通信動作の説明図である。図22は、そのリモコン制御時の携帯端末200aの表示例である。
まず、携帯端末200aにおいて、メニューなどから選択し、コンテンツ再生装置300をリモコン制御するモードにする(S2111)。携帯端末200の表示部213には、図22に示すようなコンテンツ再生装置300をリモコン制御するコマンド一覧が表示される。表示部213には、図22に示すように、コンテンツ再生装置300の選択ボタン216が表示されている。これは、再生装置管理テーブル550の場所554を表示したものである。ここでは、コンテンツ再生装置300aの「リビング」とコンテンツ再生装置300bの「寝室」の2つが表示されている。ここで、リモコン制御を行うコンテンツ再生装置300aである選択ボタン216の「リビング」をタッチ選択する(S2112)。次に、ユーザーは、所望のコマンドをタッチ選択する(S2113)。例えば、チャンネルの選局の場合は、チャンネル番号ボタン222をタッチ選択する。操作入力部216は、タッチされた座標より、そのタッチされた位置に対応するリモコン制御信号をコンテンツ再生装置300aに送信する(S2101)。コンテンツ再生装置300aは、受信したリモコン制御信号に対応する動作(リモコン制御)を行う(S2121)。コンテンツ再生装置300aは、制御完了信号を携帯端末200aに送信する(S2102)。上記リモコン制御信号が、データ送信に関するコマンドの場合は、所定のデータを携帯端末200aに送信した後に制御完了信号を送信する。なお、上記コンテンツ再生装置300の選択操作(S2112)は省略してもよい。この場合は、前回に選択したコンテンツ再生装置300が継続して選択されるものとする。
次に、コンテンツ処理装置100とコンテンツ再生装置300を連携させてリモコン制御を行う動作について説明する。
図23は、コンテンツ処理装置100とコンテンツ再生装置300を連携させて携帯端末200にてリモコン制御する際の通信動作の説明図である。図24は、そのリモコン制御時の携帯端末200の表示例である。ここで、使用する機器は、携帯端末200a、コンテンツ処理装置300aとする。
まず、携帯端末200aにおいて、メニューなどから選択し、コンテンツ処理装置100とコンテンツ再生装置300を連携してリモコン制御するモードにする(S2311)。携帯端末200aの表示部213には、図24に示すようなコンテンツ処理装置100とコンテンツ再生装置300aを連携してリモコン制御するコマンド一覧が表示される。ユーザーはこの表示画面より、所望のコマンドをタッチ選択する(S2312)。操作入力部216は、タッチされた座標より、そのタッチされた位置に対応するリモコン制御信号をコンテンツ再生装置300aに送信する(S2301)。このとき、携帯端末200aの機器IDも一緒に送信する。他のボタンが選択された場合も同様である。コンテンツ再生装置300aは、受信したリモコン制御信号と機器IDをコンテンツ処理装置100に送信する(S2302)。コンテンツ処理装置100は、受信した機器IDが管理テーブル500に登録されているかを確認する(S2331)。管理テーブル500に登録されていない機器IDの場合は、受信したリモコン制御信号を無視する。受信した機器IDが管理テーブル500に登録された機器IDと一致した場合は、受信したリモコン制御信号に対応する動作(リモコン制御)を行う(S2332)。コンテンツ処理装置100は、制御完了信号をコンテンツ再生装置300aに送信する(S2303)。上記リモコン制御信号が、データ送信に関するコマンドの場合は、所定のデータをコンテンツ再生装置300aに送信した後に制御完了信号を送信する。次に、コンテンツ再生装置300aにおいてもS2302にて受信したリモコン制御信号に対応する動作(リモコン制御)を行う(S2321)。コンテンツ再生装置300aは、制御完了信号を携帯端末200に送信する(S2304)。上記リモコン制御信号が、データ送信に関するコマンドの場合は、所定のデータを携帯端末100aに送信した後に制御完了信号を送信する。
なお、以上の説明では、携帯端末200にてリモコン制御を行う際にモードの選択(S611、S2111、S2311)を行っていたが、選択された操作コマンドに応じて、自動でモードを切り替えてもよい。
次に、携帯端末200aにより、電子番組表をコンテンツ再生装置300aに表示させて録画予約の設定を行う操作について、自動でモードを切り替える場合を説明する。
図25は、コンテンツ再生装置300aの表示部307に電子番組表700を表示した例を示す図である。また図26は、コンテンツ処理装置100、コンテンツ再生装置300a、携帯端末200aの通信動作の説明図である。なお、ここでは、事前に、コンテンツ再生装置300のうち、コンテンツ再生装置300aを選択していることとする。
携帯端末200aにおいて、図24(a)の表示画面とし(S2511)、番組表ボタン230をタッチ選択する(S2512)。番組表ボタン230が選択されると、携帯端末200aは、番組配列情報の送信要求のリモコン制御信号と機器ID「192.168.1.3」をコンテンツ再生装置300aに送信する(S2501)。コンテンツ再生装置300aは、コンテンツ処理装置100に、受信した番組配列情報の送信要求のリモコン制御信号と機器ID「192.168.1.3」をコンテンツ処理装置100に送信する(S2502)。
コンテンツ処理装置100は、機器ID「192.168.1.3」が管理装置管理テーブル500に存在することを確認する(S2531)。このとき、機器ID「192.168.1.3」より、ユーザー名が「お父さん」であることがわかる。次に、コンテンツ処理装置100は、チューナ103にて受信した番組配列情報を取得する(S2532)。この番組配列情報は、事前に受信してストレージ103に保存していたものを読み込むことで取得できる。コンテンツ処理装置100は、番組配列情報、ユーザーの名称データ「お父さん」をコンテンツ再生装置300aに送信し、制御完了信号を送信する(S2503)。番組配列情報を受信したコンテンツ再生装置300aは、番組配列情報より図25に示すような電子番組表700を作成し、表示部307に表示する(S2521)。このとき、電子番組表700上にカーソル710を表示し、携帯端末200aに制御完了信号を送信する(S2504)。なお、上記では、番組配列情報をコンテンツ処理装置100より受信しているが、コンテンツ再生装置300aのチューナ303にて受信した番組配列情報を用いてもよい。この場合は、コンテンツ処理装置100よりステップS2503にて送信するデータは、ユーザー名称データとなる。
次に、カーソル710を移動させて予約録画する番組を選択する。これは、携帯端末200aにて上下左右のカーソルキー232をタッチ選択する(S2513)と、それに対応するカーソル制御のリモコン制御信号がコンテンツ再生装置300aに送信される(S2505)。コンテンツ再生装置300aにおいては、カーソル制御のリモコン制御信号に応じてカーソル710が上下左右に移動する(S2522)。すなわち、上のカーソルキー232をタッチ選択すると、カーソル710は上に移動することになる。移動後は、制御完了信号が携帯端末200aに送信される(S2506)。このとき、カーソル710にて選択されている番組の情報も送信するようにしている。
上記を繰り返し、カーソル710を所望の番組タイトルまで移動させると、選択された番組の録画予約設定を決定する決定キー233をタッチ選択する(S2514)。携帯端末200aは、番組情報、予約録画設定のリモコン制御信号、機器IDをコンテンツ再生装置300aに送信する(S2507)。コンテンツ再生装置300aは、受信した番組情報、予約録画設定のリモコン制御信号、機器IDをコンテンツ処理装置100に送信する(S2508)。コンテンツ処理装置100は、機器IDが管理装置管理テーブル500に存在することを確認し(S2533)、受信した番組情報を録画予約管理テーブル800に記録し、予約録画を設定する(S2534)。コンテンツ処理装置100は、制御完了信号をコンテンツ再生装置300aに送信する(S2509)。制御完了信号を受信したコンテンツ再生装置300aにおいては、予約録画設定された番組情報を確認画面として表示部307に表示し(S2523)、携帯端末200aに制御完了信号を送信し(S2510)、予約録画の設定が完了する。
上記したように、番組表ボタン230や決定キー233が選択されたときは、コンテンツ処理装置100とコンテンツ再生装置300aを連携して制御するモードとなり、カーソルキー232が選択されたときは、コンテンツ再生装置300aを制御するモードに切り替わるようにしている。
また、コンテンツ再生装置300とコンテンツ処理装置100と連携して制御するモードの際は、携帯端末200が送信するリモコン制御信号と機器IDは、コンテンツ再生装置300を介してコンテンツ処理装置100に受信される。すなわち、コンテンツ再生装置300は、受信したリモコン制御信号と機器IDをコンテンツ処理装置100に転送している。これにより、コンテンツ処理装置100は、操作している携帯端末200の機器IDを確認することが可能となる。
コンテンツ処理装置100に記録(録画)されたコンテンツを管理方法等については、実施例1と同様であるため詳細説明は省略する。
図27は、コンテンツ再生装置300に録画コンテンツの一覧をリスト表示させた例である。
携帯端末200aより、コンテンツ再生装置300を介してコンテンツ処理装置100に、録画コンテンツ管理情報の送信要求のリモコン制御信号を送信し、コンテンツ処理装置100は、そのリモコン制御信号に対応し、コンテンツ再生装置300に録画コンテンツ管理情報を送信する。コンテンツ再生装置300は、受信した録画コンテンツ管理情報から録画コンテンツ一覧リストを作成し表示を行う。
実施例1と同様に、番組名称、チャンネル番号、日時などのコンテンツ情報1010の一覧を表示し、携帯端末200aにおいて録画予約を行ったコンテンツには、予約マーク1011を表示し、携帯端末200aにて視聴予約を行ったコンテンツに視聴予約マーク1012を表示し、一度も視聴していないコンテンツに未視聴マーク1013を表示している。また、削除処理を行ったコンテンツ(「タイトル21」「タイトル24」)については、表示しないようにしている。また、表示部307には、ユーザー名1020を表示するようにしている。
録画コンテンツ一覧のリストには、カーソル1021が表示されており、携帯端末200aの上下のカーソルキー232をタッチ選択すると、それに合わせてカーソル1021が移動する。所望のコンテンツにカーソル1021がある状態で再生ボタン1030を選択すると、選択したコンテンツ情報と再生要求のリモコン制御信号をコンテンツ処理装置100に送信し、コンテンツ処理装置100は、そのコンテンツデータをコンテンツ再生装置300に送信する。コンテンツ再生装置300は、受信したコンテンツデータを再生する。このとき、コンテンツ管理テーブル900の視聴済ユーザー905に、携帯端末200aの機器番号である(1)が登録される。録画コンテンツの一覧リスト表示から、上記視聴したコンテンツの未視聴マーク1013は削除される。
録画コンテンツ一覧のリスト表示から、視聴予約ボタン1031を選択すると、カーソル1021で選択されているコンテンツ情報と視聴予約コマンドをコンテンツ処理装置100に送信する。情報を受信したコンテンツ処理装置100は、コンテンツ管理テーブル900の視聴予約ユーザー904に、機器番号(1)を登録する。同時に、そのコンテンツに視聴予約マーク1012が表示される。
録画コンテンツ一覧のリスト表示から、削除ボタン1032を選択すると、カーソル1021で選択されているコンテンツ情報と削除コマンドをコンテンツ処理装置100に送信する。情報を受信したコンテンツ処理装置100は、コンテンツ管理テーブル900の削除ユーザー906に機器番号(1)を登録する。さらに、一覧表示されたコンテンツ情報1010から、そのコンテン番組を削除する。なお、録画コンテンツ一覧のリスト表示から削除されるだけであり、コンテンツ処理装置100には、そのコンテンツデータは保存されたままである。
また、本発明のコンテンツ管理システムにおては、実施例1と同様に管理モードを設けている。この管理モードは、登録された携帯端末200からのみ実行できるようにしている。管理モードを実行できる機器の管理は、機器管理テーブル500にて行えばよい。ここでは、携帯端末200aを、管理モードの実行可能な機器に登録している場合について説明する。
図28は、携帯端末200aにおいて管理モードを実行させたときの、コンテンツ再生装置300の表示画面の例を示す。
図28に示すように、コンテンツ管理テーブル900の情報を一覧表示したものである。なお、表示するコンテンツ管理テーブル900のデータは、コンテンツ処理装置100より受信することで取得する。番組名称、チャンネル番号、日時などのコンテンツ情報1010の一覧と、それぞれのコンテンツにおいて、録画予約を行った機器を示す録画ユーザー1041、視聴予約を行った機器を示す視聴予約ユーザー1042、過去に視聴を行ったことのある機器を示す視聴済ユーザー1043、削除処理を行った機器を示す削除ユーザー1044が表示されている。ここで、カーソル1021にてコンテンツを選択し、削除ボタン1050を選択すると、そのコンテンツのコンテンツデータをストレージ106から削除することができる。
以上のように、本実施例のコンテンツ処理装置100においては、視聴予約ユーザーがいるコンテンツデータを削除することができる管理モードを設けている。これにより、視聴予約をしていながら視聴していないコンテンツや、視聴終了しているが削除処理を行わなかったコンテンツが増えた場合、ストレージ103の空き容量が不足する可能性がある。強制的にコンテンツデータを削除可能な管理モードを設けることにより、ストレージ106の空き容量が不足した場合にも対応できる。
なお、管理モードにてコンテンツデータを削除する際に、実施例1と同様に、削除処理をしていない視聴予約ユーザーに問合せるようにしてもよい。
以上説明した本実施例によれば、コンテンツ処理装置100において保存しているコンテンツを、コンテンツ再生装置300にて視聴するコンテンツ管理システムにおいても、実施例1と同様の効果を得ることができる。
以上のように、実施例2においては、実施例1と同様に、非常に使い勝手のよいコンテンツ処理技術を提供することができる。