JP5972804B2 - ダイナミックダンパ装置及びトルクコンバータのロックアップ装置 - Google Patents
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図1に、本発明の一実施形態によるトルクコンバータを示す。図1の左側にはエンジンが配置され、図1の右側にはトランスミッションが配置されている。図1に示す線O−Oはトルクコンバータの回転軸線である。なお、トルクコンバータの本体部分については、一部を省略して示している。
図2にロックアップ装置6の一部を拡大して示している。ロックアップ装置6は、エンジン回転数が所定の回転数(ロックアップ回転数)に到達したときに、フロントカバー2とタービン4とを機械的に連結するための装置であり、図1に示すようにフロントカバー2とタービン4との間に配置されている。このロックアップ装置6は、図1及び図2に示すように、ピストン15と、ダイナミックダンパ装置16と、複数の第1トーションスプリング17と、を有している。
ピストン15は、内周部にトランスミッション側に折り曲げられて形成された筒状部15aを有している。そして、この筒状部15aが、タービンハブ10の筒状部10aの外周面に、軸方向及び回転方向に摺動自在に支持されている。また、ピストン15の外周部15bには、フロントカバー2の側面に押し付けられる環状の摩擦部材18が固定されている。
図3にダイナミックダンパ装置16を抽出して示している。図1〜図3に示すように、ダイナミックダンパ装置16は、第1プレート21及び第2プレート22と、ハブフランジ23と、イナーシャ部材24と、複数の第2トーションスプリング25と、ヒステリシストルク発生機構26と、を有している。
第1プレート21は、円板状の部材であって、内周側から順に、固定部21aと、支持部21bと、円板部21cと、複数の係合突起21dと、を有している。
ハブフランジ23は、図3及び図4に示すように、中心部の孔23aを有する円板状の部材である。なお、図4は、第2プレート22を取り外してタービン側から視た図である。ハブフランジ23の外周部は、軸方向においてタービン側にオフセットされており、この外周部の端部に環状のイナーシャ部材24が複数のリベット30により固定されている。
ヒステリシストルク発生機構26は、ハブフランジ23の開口32に収容されている。このヒステリシストルク発生機構26は、第1及び第2プレート21,22とハブフランジ23との間で可変のヒステリシストルクを発生するものである。ヒステリシストルク発生機構26は、ストップピン28(正確にはストップピン28の胴部であるが、以下、単に「ストップピン」と記す)と、スライダ34と、を有している。
複数の第1トーションスプリング17は、図1及び図2に示すように、ピストン15に固定されたドライブプレート40と第1プレート21とを回転方向に弾性的に連結するための部材である。なお、複数の第1トーションスプリング17の外周部及びトランスミッション側の側部を覆うように、中間部材42が設けられている。複数の第1トーションスプリング17は、ピストン15及び中間部材42によって軸方向及び径方向の移動が規制されている。
まず、トルクコンバータ本体の動作について簡単に説明する。
ダイナミックダンパ装置16では、第1及び第2プレート21,22に入力された動力はタービンハブ10に伝達される。このとき、第1及び第2プレート21,22には第2トーションスプリング25を介してハブフランジ23及びイナーシャ部材24が設けられているので、エンジンの回転変動を効果的に抑制することができる。以下。この点について詳細に説明する。
図8及び図9を用いて、回転数域によってヒステリシストルクが変化する動作について説明する。
(1)低回転数域では小さいヒステリシストルクを発生し、中回転数域から高回転数域ではより大きなヒステリシストルクを発生するので、広い回転数域でタービンの回転速度変動を抑えることができる。
本発明は以上のような実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形又は修正が可能である。
2 フロントカバー
3 インペラ
4 タービン
6 ロックアップ装置
10 タービンハブ
15 ピストン
16 ダイナミックダンパ装置
17 第1トーションスプリング
21 第1プレート
22 第2プレート
23 ハブフランジ
24 イナーシャ部材
25 第2トーションスプリング
26 ヒステリシストルク発生機構
28 ストップピン
32 開口
32a スライダ収納部
32b,32c 第1,第2ストップピン摺動部
34 スライダ
34c,34d 第1,第2内周突起(ロック部)
Claims (4)
- ロックアップ装置のピストンとトルクコンバータのタービンハブとの間に配置されたダイナミックダンパ装置であって、
前記ピストンからトルクが入力されるとともに前記タービンハブに連結可能な環状の1対のプレートと、
前記1対のプレートの間に前記1対のプレートに対して相対回転可能に配置され、複数の開口を有する環状のハブフランジと、
前記ハブフランジに固定されたイナーシャ部材と、
前記1対のプレートと前記ハブフランジとを回転方向に弾性的に連結する弾性部材と、
前記ハブフランジの開口に収容され、前記1対のプレートと前記ハブフランジとの間で可変のヒステリシストルクを発生するヒステリシストルク発生機構と、
を備え、
前記ヒステリシストルク発生機構は、低回転数域では第1ヒステリシストルクを発生し、中回転数域から高回転数域では前記第1ヒステリシストルクよりも大きな第2ヒステリシストルクを発生する、
ダイナミックダンパ装置。 - 前記ヒステリシストルク発生機構は、
前記1対のプレートを相対回転不能に連結するストップピンと、
前記ハブフランジの開口に沿って径方向に移動自在であり、前記ハブフランジに対して前記1対のプレートが相対回転した際に前記ストップピンが摺動可能な溝を有するスライダと、
を有している、
請求項1に記載のダイナミックダンパ装置。 - 前記ヒステリシストルク発生機構は、
前記スライダを径方向内方に付勢する付勢部材をさらに有し、
前記スライダは、遠心力で前記付勢部材の付勢力に抗して径方向外方に移動した際に、前記ストップピンに当接して前記1対のプレートと前記ハブフランジとの相対回転を禁止するロック部を有している、
請求項2に記載のダイナミックダンパ装置。 - フロントカバーから流体式動力伝達装置のタービンハブに機械的に動力を伝達するためのロックアップ装置であって、
前記フロントカバーに押し付けられるピストンと、
請求項1から3のいずれかに記載のダイナミックダンパ装置と、
前記ピストンと前記ダイナミックダンパ装置とを回転方向に弾性的に連結する弾性部材と、
を備えた流体式動力伝達装置のロックアップ装置。
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JP2013009184A JP5972804B2 (ja) | 2013-01-22 | 2013-01-22 | ダイナミックダンパ装置及びトルクコンバータのロックアップ装置 |
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Family Applications (1)
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