JP5972770B2 - 粉体の圧縮成型装置 - Google Patents
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鉛直方向に延びる貫通口を有する臼体と、該貫通口に鉛直方向の下方側から挿入され且つ該貫通口内を上下動可能に配され且つ前記容器の下面の一部と接触した状態で該容器を下方から支持する容器支持体とを備え、該貫通口と該容器支持体とによって該容器の収容空間が画成可能になされており、
更に、前記容器支持体によって支持されている前記容器の下方において鉛直方向に上下動可能に配され且つ該容器内の前記粉体に超音波振動を付与する下杵と、該容器を挟んで該下杵と相対向する位置に鉛直方向に上下動可能に配された上杵とを備え、該下杵と該上杵とによって該粉体を該容器ごと圧縮可能になされており、
前記容器支持体に、該容器支持体の鉛直方向の全長に亘って前記下杵の移動路が形成されており、該下杵が該移動路を移動して、該容器支持体によって支持されている前記容器の下面の前記一部以外の部位に接触可能になされており、
前記容器支持体は、該容器支持体が前記貫通口に挿入された状態において該貫通口の壁面から突出し且つその突出方向の先端部が自由端部である、突出部を複数有し、複数の該突出部が前記収容空間内の前記容器の下面と接触して該容器を下方から支持可能になされており、
前記下杵は、前記容器の下面と接触する該下杵の上端から該下杵の長さ方向に延び且つ前記突出部を収容可能な切り込み深さを有する、切り込み部を該下杵の周縁部に有し、該切り込み部は、該周縁部よりも内方には存しておらず、
前記下杵が前記収容空間を移動しているときに、前記突出部が前記切り込み部を通過可能になされている粉体の圧縮成型装置。
<3> 前記容器支持体は、前記移動路の鉛直方向下方側の開口端部を形成し、前記臼体の前記貫通口と同じかこれよりも大きい移動路形成用貫通口を有するベース部と、該ベース部から鉛直方向上方側に立設し、上端部に前記突出部を有する複数の容器支持部とを備え、
前記容器支持体が前記貫通口内を移動しているときに、前記突出部が該貫通口の壁面から突出した状態で、前記容器支持部が前記スリットを通過するようになされている前記<2>記載の粉体の圧縮成型装置。
<5> 前記ベース部は平面視円環状の板状部材からなり、円環状の該ベース部の上面(前記臼体との対向面)の内周縁に沿って、前記容器支持部が該ベース部の周方向に等間隔に突出形成されている前記<3>又は<4>記載の粉体の圧縮成型装置。
<6> 前記移動路は、前記ベース部の移動路形成用貫通口と、複数の前記容器支持部によって包囲された空間部とからなり、両者は同一軸線上に位置している前記<3>〜<5>の何れか一項に記載の粉体の圧縮成型装置。
<7> 前記突出部(前記容器支持部の上端部)は、前記容器の下面と接触する上面と、該上面に連接され、前記容器支持体の内方から外方に向かって斜め下方に延びる傾斜面とを有しており、該上面と該傾斜面との交差部分が、該突出部の突出方向の先端部であり、前記自由端部である前記<3>〜<6>の何れか一項に記載の粉体の圧縮成型装置。
<8> 鉛直方向に真っ直ぐに延びる前記スリットに対し、該スリットを通過する前記容器支持部における、該スリットの壁面との対向面に、周辺部よりも外方に突出した凸部を設け、該容器支持部が該スリットを通過中に、該凸部と該スリットの壁面とが接触するようになされている前記<3>〜<7>の何れか一項に記載の粉体の圧縮成型装置。
<10> 前記切り込み部は、前記容器支持体の複数の前記突出部と同数設けられており、複数の該切り込み部は、複数の該突出部と1対1で対応するように配されており、
前記下杵に前記切り込み部が設けられていることにより、該下杵の上端部が前記容器支持体の前記突出部よりも鉛直方向の上方に突出し、該突出部上に載置されていた前記容器を該下杵の上端部によって持ち上げ可能になされており、
前記切り込み部の鉛直方向に沿った長さは、前記下杵が前記突出部よりも上方にて鉛直方向に移動可能な距離に略等しい前記<1>〜<9>の何れか一項に記載の粉体の圧縮成型装置。
<11> 前記下杵の周縁部は、該下杵の側面(前記臼体の前記貫通口の壁面との対向面)及びその近傍であり、より具体的には、該下杵の側面から内方に5mm以内の領域である前記<1>〜<10>の何れか一項に記載の粉体の圧縮成型装置。
<12>前記下杵の周縁部よりも内方に位置する該下杵の中央部には、該下杵の形成材料(金属等)が隙間無く充填されていて、該形成材料の存在しない空間部は存していない前記<1>〜<11>の何れか一項に記載の粉体の圧縮成型装置。
<13> 前記収容空間内の前記容器を支持する前記容器支持体(前記容器支持部)の前記突出部の突出方向の先端部が、他の部材と接合されていない前記自由端部となっていて、該容器支持体(該容器支持部)が前記移動路を横断していない前記<1>〜<12>の何れか一項に記載の粉体の圧縮成型装置。
<14> 前記突出部が多数配置されており、それによって前記収容空間内の前記容器の支持性が高められている前記<1>〜<13>の何れか一項に記載の粉体の圧縮成型装置。
<16> 前記容器支持体を鉛直方向に上下動させる昇降手段を備え、該昇降手段によって該容器支持体を前記臼体の前記貫通口内で上下動させることにより前記収容空間の容積が可変可能になされており、これにより前記粉体の前記容器への充填量が調整可能になされている前記<1>〜<15>の何れか一項に記載の粉体の圧縮成型装置。
<17> 前記<1>〜<16>の何れか一項に記載の粉体の圧縮成型装置を用いた固形粉体成型体の製造方法であって、前記収容空間に前記容器を収容し、該容器内に粉体を充填する工程と、前記下杵と前記上杵とによって前記粉体を前記容器ごと圧縮しつつ該粉体に超音波振動を付与する工程とを有する固形粉体成型体の製造方法。
<18> 超音波振動を停止した後に粉体に対する圧力を一定時間保持する保圧時間を設ける前記<17>記載の固形粉体成型体の製造方法。
図2〜図7に示すものと同様の構成の圧縮成型装置を実施例とした(図11参照)。また、臼体、容器支持体及び下杵がそれぞれ図12に示すものと同様の構成の圧縮成型装置を比較例とした。尚、実施例と比較例とで各構成部材の材質は同じあり、下杵は何れも超々ジュラルミン(A7075)製であった。
実施例及び比較例の圧縮成型装置について、以下の方法により、圧縮対象の粉体に付与する超音波振動の振幅の均一性を評価した。圧縮成型装置における下杵の上面(粉体が収容される容器の下面との接触部)に容器を載せない状態で、下杵の下端に取り付けられた超音波振動素子(図示せず)を動作させて該下杵を超音波振動させ、該上面の複数箇所(図11及び図12(a)中、○を付した4箇所。下記表1では符号A〜Dで示す。)にてその振幅を測定した。その結果を下記表1に示す。尚、超音波振動素子として、精電舎電子工業株式会社製の周波数15kHz、出力1.5kWのものを用いた。測定条件等は次の通り。振幅の測定は、ネオアーク株式会社製のファイバー式振動計FVD−211を用いた。測定原理は、投受光用2種類の光ファイバーを接近して束ね、投光ファイバーの光が測定対象物表面で反射、又は散乱して受光ファイバーに入射する時、その入射光量がファイバー端面と測定対象物表面との相対的な距離により変化することを利用したものである。測定振幅は最大±100μm、応答周波数は最大330kHzであり、周波数15kHzの振動を測定するには充分である。ファイバーのセッティング方法や測定の詳しい手順に関してはネオアーク社の取り扱い説明書に従って実施した。振幅の測定は振幅の設定値を50%、75%、100%とし、図11及び図12(a)中○を付した4箇所において、1箇所に付き3回行ない、その平均値を測定値とした。4箇所の振幅の最大値と最小値の差を振幅差として求めた。
2 ターンテーブル
3,3A,3B,3C 容器
4 ベース体
4a ベース体におけるターンテーブルとの対向面
7 レール(昇降手段)
7a 容量調整用レール
7b 上昇排出用レール
10 貫通口
11,91 臼体
12,92 容器支持体
12a ベース部
12b,95 容器支持部
15,94 移動路
16 突出部(容器支持部の上端部)
17 スリット
18,96 切り込み部
19 下杵の周縁部
20a,93 下杵
20b 上杵
40 粉体
50 成型体
S 容器の収容空間
Claims (6)
- 皿状の容器内に収容された粉体に超音波振動を付与しながら該粉体を圧縮成型する粉体の圧縮成型装置であって、
鉛直方向に延びる貫通口を有する臼体と、該貫通口に鉛直方向の下方側から挿入され且つ該貫通口内を上下動可能に配され且つ前記容器の下面の一部と接触した状態で該容器を下方から支持する容器支持体とを備え、該貫通口と該容器支持体とによって該容器の収容空間が画成可能になされており、
更に、前記容器支持体によって支持されている前記容器の下方において鉛直方向に上下動可能に配され且つ該容器内の前記粉体に超音波振動を付与する下杵と、該容器を挟んで該下杵と相対向する位置に鉛直方向に上下動可能に配された上杵とを備え、該下杵と該上杵とによって該粉体を該容器ごと圧縮可能になされており、
前記容器支持体に、該容器支持体の鉛直方向の全長に亘って前記下杵の移動路が形成されており、該下杵が該移動路を移動して、該容器支持体によって支持されている前記容器の下面の前記一部以外の部位に接触可能になされており、
前記容器支持体は、該容器支持体が前記貫通口に挿入された状態において該貫通口の壁面から突出し且つその突出方向の先端部が自由端部である、突出部を複数有し、複数の該突出部が前記収容空間内の前記容器の下面と接触して該容器を下方から支持可能になされており、
前記下杵は、前記容器の下面と接触する該下杵の上端から該下杵の長さ方向に延び且つ前記突出部を収容可能な切り込み深さを有する、切り込み部を該下杵の周縁部に有し、該切り込み部は、該周縁部よりも内方には存しておらず、
前記下杵が前記収容空間を移動しているときに、前記突出部が前記切り込み部を通過可能になされている粉体の圧縮成型装置。 - 前記臼体の前記貫通口の壁面に、前記容器支持体の一部を収容可能なスリットが鉛直方向に延びて形成されており、該容器支持体が該貫通口内を移動しているときに、該容器支持体の一部が該スリットを通過可能になされている請求項1記載の粉体の圧縮成型装置。
- 前記容器支持体は、前記移動路の鉛直方向下方側の開口端部を形成し、前記臼体の前記貫通口と同じかこれよりも大きい移動路形成用貫通口を有するベース部と、該ベース部から鉛直方向上方側に立設し、上端部に前記突出部を有する複数の容器支持部とを備え、
前記容器支持体が前記貫通口内を移動しているときに、前記突出部が該貫通口の壁面から突出した状態で、前記容器支持部が前記スリットを通過するようになされている請求項2記載の粉体の圧縮成型装置。 - 前記容器の下面の平面視形状は非線対称形状であり、前記臼体の前記貫通口及び前記下杵の平面視形状は、該容器の下面の平面視形状と略同じである請求項1〜3の何れか一項に記載の粉体の圧縮成型装置。
- 前記容器支持体を鉛直方向に上下動させる昇降手段を備え、該昇降手段によって該容器支持体を前記臼体の前記貫通口内で上下動させることにより前記収容空間の容積が可変可能になされており、これにより前記粉体の前記容器への充填量が調整可能になされている請求項1〜4の何れか一項に記載の粉体の圧縮成型装置。
- 請求項1〜5の何れか一項に記載の粉体の圧縮成型装置を用いた固形粉体成型体の製造方法であって、前記収容空間に前記容器を収容し、該容器内に粉体を充填する工程と、前記下杵と前記上杵とによって前記粉体を前記容器ごと圧縮しつつ該粉体に超音波振動を付与する工程とを有する固形粉体成型体の製造方法。
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