JP5972770B2 - 粉体の圧縮成型装置 - Google Patents

粉体の圧縮成型装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5972770B2
JP5972770B2 JP2012264224A JP2012264224A JP5972770B2 JP 5972770 B2 JP5972770 B2 JP 5972770B2 JP 2012264224 A JP2012264224 A JP 2012264224A JP 2012264224 A JP2012264224 A JP 2012264224A JP 5972770 B2 JP5972770 B2 JP 5972770B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
powder
container support
hole
compression molding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012264224A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014108441A (ja
Inventor
郁夫 福田
郁夫 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP2012264224A priority Critical patent/JP5972770B2/ja
Publication of JP2014108441A publication Critical patent/JP2014108441A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5972770B2 publication Critical patent/JP5972770B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Basic Packing Technique (AREA)

Description

本発明は、容器内に収容された粉体化粧料等の粉体に超音波振動を付与しながら該粉体を圧縮成型する粉体の圧縮成型装置に関する。
従来、粉体の圧縮成型法として、粉体を所定の容器等に充填し加圧プレスして成型する、いわゆるプレス成型法が知られている。プレス成型法は、粉体を圧縮することにより、該粉体自体の凝集力及び/又は粉体中に含有されている油剤等の結合剤のバインダー効果を発現させ、これにより粉体を固化・成型する成型法である。しかし、プレス成型法は、粉体自体の物性や形状、複数種の粉体を併用している場合にはその成分組成等によっては、粉体の固化・成型が困難となる場合があった。
このようなプレス成型法の問題を解消すべく、加圧プレスに加えて粉体に超音波振動を付与する方法が提案されている。例えば特許文献1には、鉛直方向に延びる貫通孔が形成されたテーブルと、該貫通孔に鉛直方向の上方側から挿入される上杵及び下方側から挿入される下杵とを備えた圧縮成型装置を用い、該貫通孔と該下杵の上面とで画成される凹部に粉体原料を充填後、該上杵の下面を該凹部内に挿入し、該粉体原料の上下それぞれから超音波振動を与えながら該粉体原料を圧縮成型し、固形粉末化粧料を製造する方法が記載されている。
しかし、特許文献1に記載の圧縮成型装置においては、圧縮成型時に粉体を収容するための容器を使用する場合の該容器の前記貫通孔への挿入、粉体原料の充填、成型等を一箇所で行なうため、生産能力が非常に低いことが課題であった。
また特許文献2には、超音波振動を利用して容器付きの成型体を製造可能な粉体の圧縮成型装置が記載されている。特許文献2に記載の圧縮成型装置は、プレス成型法を利用した全自動的な粉体の圧縮成型装置であり、鉛直方向に延びる貫通口を有する臼体が周方向に所定間隔を置いて複数設けられたターンテーブルと、該貫通口内を上下動可能に配され且つ該貫通口内において粉体が収容された容器を下方から支持する容器支持体と、該貫通口内の粉体に上下方向から超音波振動を付与しつつこれを圧縮する上下一組の杵とを備え、各該貫通口内の容器支持体上に容器を順次配置し、該容器内に粉体を充填し、該圧縮手段によって該粉体に超音波振動を付与しつつこれを容器ごと加圧プレスして成型するように構成されている
図12には、特許文献2に記載の圧縮成型装置と基本構成が同じ装置の要部が示されており、図12(a)は、臼体91の貫通口に容器支持体92及び下杵93が挿入された状態の概略上面図、図12(b)は、図12(a)に示す容器支持体92の概略斜視図、図12(c)は、図12(a)に示す下杵93の概略斜視図である。容器支持体92の内部には、その長さ方向(鉛直方向)の全長に亘って下杵93の移動路94が形成されており、下杵93が移動路94を移動して、容器支持体92によって支持されている容器(図示せず)の下面に接触可能になされている。容器支持体92は、図12(b)に示すように中空の円筒状をなし、その中空部が下杵93の移動路94として機能するところ、該中空部には、前記容器を下方から支持する上面視十字形状の容器支持部95が、容器支持体92の上端から所定長さに亘って設けられており、移動路94における該上端寄りの部分が、上面視十字形状の支持部95によって4つに分割されている。一方、下杵93は、図12(c)に示すように、その上端から下杵93の長さ方向(鉛直方向)に延びる上面視十字形状の切り込み部96(空間部)を有することによって、移動路94の形状に合致した形状をなしており、下杵93が移動路94を移動中に容器支持部95が切り込み部96に挿入可能になされている。特許文献2によれば、下杵93が容器支持体92内の移動路94を移動可能になされていることにより、下杵93からの超音波振動が容器支持体92(容器支持部95)によって下方から支持されている容器内の粉体に伝わり易く、超音波振動の効果が得られ易いため、粉体の種類等によらず高品質の成型体を連続的且つ安定的に効率良く製造できるとされている。
特開2010−53082号公報 国際公開第2010/024399号
特許文献2に記載の粉体の圧縮成型装置の課題として、粉体を収容する容器と接触し該粉体に超音波振動を付与する、下杵の上端部が、切り込み部によって複数(図12(c)の形態では4つ)に分割されていることに起因して、超音波振動の効果が得られ難い場合があることが挙げられる。即ち、下杵の上端部が複数に分割されているため、その複数の分割部分の大きさが均一になっていないと、超音波振動の振幅が各分割部分で異なってしまい、結果として成型体の品質に悪影響を及ぼすおそれがある。また仮に、下杵の上端部を均等に分割したとしても、複数の分割部分が各々バラバラに振動するおそれがあり、成型体の品質への悪影響を完全には払拭できない。また、図12(c)に示すように、下杵の上端部の中央部が切り込まれて空間になっていると、該中央部で超音波振動の振幅を大きくすることができず、やはり成型体の品質に悪影響を及ぼすおそれがある。また、図12(b)に示す如き円筒状の容器支持体の場合、該容器支持体によって下方から支持される容器の下面全域に超音波を均一に印加すべく、該容器支持体の上端の径を大きくすると、該容器の支持性が低下して、該容器が該容器支持体内の中空部(下杵の移動路)に落下するおそれがあり、また、これを恐れて該容器支持体の上端の径を小さくすると、該容器支持体内を移動可能な円筒状の下杵の上端が該容器の下面よりも小さくなるため、該容器の下面全域に超音波を均一に印加できず、成型体の品質に悪影響を及ぼすおそれがある。
従って本発明の課題は、粉体の種類等に応じて適切な圧縮成型を行うことができ、高品質の成型体を安定的に効率良く提供し得る粉体の圧縮成型装置を提供することにある。
本発明は、皿状の容器内に収容された粉体に超音波振動を付与しながら該粉体を圧縮成型する粉体の圧縮成型装置であって、鉛直方向に延びる貫通口を有する臼体と、該貫通口に鉛直方向の下方側から挿入され且つ該貫通口内を上下動可能に配され且つ前記容器の下面の一部と接触した状態で該容器を下方から支持する容器支持体とを備え、該貫通口と該容器支持体とによって該容器の収容空間が画成可能になされており、更に、前記容器支持体によって支持されている前記容器の下方において鉛直方向に上下動可能に配され且つ該容器内の前記粉体に超音波振動を付与する下杵と、該容器を挟んで該下杵と相対向する位置に鉛直方向に上下動可能に配された上杵とを備え、該下杵と該上杵とによって該粉体を該容器ごと圧縮可能になされており、前記容器支持体に、該容器支持体の鉛直方向の全長に亘って前記下杵の移動路が形成されており、該下杵が該移動路を移動して、該容器支持体によって支持されている前記容器の下面の前記一部以外の部位に接触可能になされており、前記容器支持体は、該容器支持体が前記貫通口に挿入された状態において該貫通口の壁面から突出し且つその突出方向の先端部が自由端部である、突出部を複数有し、複数の該突出部が前記収容空間内の前記容器の下面と接触して該容器を下方から支持可能になされており、前記下杵は、前記容器の下面と接触する該下杵の上端から該下杵の長さ方向に延び且つ前記突出部を収容可能な切り込み深さを有する、切り込み部を該下杵の周縁部に有し、該切り込み部は、該周縁部よりも内方には存しておらず、前記下杵が前記収容空間を移動しているときに、前記突出部が前記切り込み部を通過可能になされている粉体の圧縮成型装置を提供することにより、前記課題を解決したものである。
また本発明は、前記圧縮成型装置を用いた固形粉体成型体の製造方法であって、前記収容空間に前記容器を収容し、該容器内に粉体を充填する工程と、前記下杵と前記上杵とによって前記粉体を前記容器ごと圧縮しつつ該粉体に超音波振動を付与する工程とを有する固形粉体成型体の製造方法を提供することにより、前記課題を解決したものである。
本発明の粉体の圧縮成型装置によれば、成型体の原料である粉体の種類等に応じた適切な圧縮成型を行うことができ、粉体の種類等によらず、欠陥が少なく密度が均一な高品質の成型体を安定的に効率良く得ることができる。
図1は、本発明の粉体の圧縮成型装置の一実施態様の全体の概略上面図である。 図2は、図1に示す装置の要部(図1の符合Dの位置における要部)の模式図である。 図3は、図1に示す装置における臼体及び該臼体の貫通口に挿入された容器支持体の概略縦断面図である。 図4は、図3に示す臼体及び容器支持体の概略上面図である。 図5は、図3に示す臼体の概略斜視図である。 図6は、図3に示す容器支持体の概略斜視図である。 図7は、図2に示す下杵の概略斜視図である。 図8(a)、図8(b)及び図8(c)は、それぞれ、本発明の変形例の要部を示す図であり、これら各図において、上段は、粉体が収容される容器の下面側の平面図、下段は、臼体の貫通口に容器支持体及び下杵が挿入された状態の概略上面図である。 図9は、図1に示す装置におけるレール(昇降手段)の配置状態を示す概略上面図である。 図10は、図1に示す装置を用いた成型体の製造工程を示す図である。 図11は、本発明の実施例の粉体の圧縮成型装置の要部(臼体、容器支持体及び下杵)の概略上面図である。 図12は、本発明の範囲外の粉体の圧縮成型装置の要部を示す図であり、図12(a)は、臼体の貫通口に容器支持体及び下杵が挿入された状態の概略上面図(図11相当図)、図12(b)は、図12(a)に示す容器支持体の概略斜視図、図12(c)は、図12(a)に示す下杵の概略斜視図である。
以下、本発明をその好ましい実施態様に基づき図面を参照して説明する。図1には、本実施態様の粉体の圧縮成型装置(以下、圧縮成型装置ともいう)全体の概略上面図が示されている。本実施態様の圧縮成型装置は、皿状の容器3内に収容された粉体に超音波振動を付与しながら該粉体を圧縮成型して容器3付きの成型体50を製造する装置であり、成型体の原料である粉体を圧縮成型する部位1(圧縮成型部)を複数(6個)有し且つ図示しない駆動源によって周方向に回転可能なターンテーブル2を備えている。本実施態様の圧縮成型装置は、ターンテーブル2をその周方向に回転させることによって、これら複数の圧縮成型部1がそれぞれ符号A〜Fの位置を順次通過して所定の工程を経るようになされており、複数の成型体50を連続的に製造することができる。
複数の圧縮成型部1は、平面視して円形形状のターンテーブル2の周縁に沿って等間隔で配されている。ターンテーブル2は、ベース体4上において図1の矢標方向に(時計回りに)回転可能に配されている。ベース体4における図1の符号Aの位置には、粉体が入っていない複数の空の容器3をターンテーブル2へ搬送するコンベア5が接続されている。また、ベース体4における図1の符号Eと符号Fとの中間位置には、ターンテーブル2から排出された容器3付きの成型体50を所定位置へ搬送するコンベア6が接続されている。このように、本実施態様の圧縮成型装置は、ターンテーブル2における複数(6個)の圧縮成型部1に、粉体が入っていない空の容器3を順次搬送するコンベア5と、ターンテーブル2から排出された容器3付きの成型体50を所定位置へ搬送するコンベア6とを更に備えている。
図2には、図1の符号Dの位置における圧縮成型部1の縦断面図が模式的に示されている。本実施態様の圧縮成型装置においては、後述するように図1の符号Dの位置で粉体の圧縮成型が行われる。複数の圧縮成型部1は、それぞれ図2〜図4に示すように、鉛直方向に延びる貫通口10を有する臼体11と、該貫通口10に鉛直方向の下方側から挿入され且つ該貫通口10内を上下動可能に配され且つ容器3の下面の一部と接触した状態で該容器3を下方から支持する容器支持体12とを備えている。貫通口10と容器支持体12とによって容器3の収容空間Sが画成可能になされている。
本実施態様の圧縮成型装置は、図2に示すように、容器支持体12によって支持されている容器3の下方において鉛直方向(図2の上下方向)に上下動可能に配され且つ該容器3内の粉体に超音波振動を付与する下杵20aと、該容器3を挟んで該下杵20aと相対向する位置に鉛直方向に上下動可能に配された上杵20bとを備え、該下杵20aと該上杵20bとによって粉体を容器3ごと圧縮可能になされている。下杵20a及び上杵20bは、図1の符号Dの位置に成型圧縮部1を上下から挟むように配されている。下杵20a及び上杵20bは何れも金属等の剛体からなり、粉体を圧縮成型する際に、該粉体に超音波振動を付与する役割、及び該粉体を圧縮するための成型用杵としての役割を有している。
下杵20aの下端には超音波振動素子21aが取り付けられており、該素子21aはエアシリンダ22aによって支持されており、これら三者は同一軸線上に位置している。エアシリンダ22aは図示しない支持部材に取り付けられている。これによって、下杵20a及び素子21aはそれぞれ上下方向へ移動可能になっている。一方、上杵20bの上端には超音波振動素子21bが取り付けられており、該素子21bはエアシリンダ22bによって支持されており、これら三者は同一軸線上に位置している。エアシリンダ22bは図示しない支持部材に取り付けられ、そこから垂下している。これによって、上杵20b及び素子21bはそれぞれ上下方向へ移動可能になっている。尚、超音波振動素子の移動手段はエアシリンダに限定されず、他に油圧シリンダや、電動モータを用いたボールネジプレス等の機器を用いても良い。また、超音波振動素子の移動手段は、杵及び該超音波振動素子に対して同一線上に位置していなくても良い。
臼体11は、図3〜図5に示すように、略円筒状の金属等の剛体からなり、平面視(上面視)して円形形状をしている。臼体11の上端部は水平方向に張り出してフランジを形成しており、該フランジはターンテーブル2へボルト締め(図示せず)されている。貫通口10は、臼体11の鉛直方向と直交する水平方向の中央に位置し、図4に示すように鉛直方向の上方から見たときに(上面視において)、円形形状をなしている。貫通口10の開口径は、図3に示すように、貫通口10の長さ方向(鉛直方向)の全長に亘って一定である。
臼体11の下端部には、図3に示すように、容器支持体12の位置決め用部材13が貫通口10の壁面10W(後述するスリット17の壁面)に露出するように配されている。本実施態様においては、複数個の位置決め用部材13が貫通口10の壁面10Wに沿って等間隔で配されており、これら複数個の位置決め用部材13によって容器支持体12を貫通口10内の所望の位置で固定できるようになされている。即ち、位置決め用部材13は、その摩擦力により、貫通口10に挿入され固定された容器支持体12が自重により落下することを効果的に防止し得る。尚、位置決め用部材13が配されていても、容器支持体12は、後述する容器押し込み手段30や上昇排出用レール7b等により、貫通口10内を上下に摺動可能である。位置決め用部材13としては、例えばウレタンゴム、ニトリルゴム、エチレンゴム、ブチルゴム、フッ素ゴム、シリコーンゴム等の弾性体、ゴム、スポンジ等を用いることができる。尚、後述する容器支持体12の容器支持部12bの構成を工夫する等の方法により、位置決め用部材13を用いずに容器支持体12を貫通口10内の所望の位置で固定することも可能であり、これについては後述する。
本実施態様においては、図3〜図5に示すように、貫通口10の壁面(臼体11の内面)10Wに、容器支持体12の一部(後述する容器支持部12b)を収容可能なスリット17が鉛直方向に延びて形成されており、容器支持体12が貫通口10内を移動しているときに、容器支持部12bがスリット17を通過可能になされている。スリット17は、後述する容器支持部12bと同数(本実施態様では8本)形成されており、貫通口10の長さ方向(鉛直方向)の全長に亘って連続している。
容器支持体12には、図3及び図6に示すように、該容器支持体12の鉛直方向の全長に亘って下杵20aの移動路15が形成されており、下杵20aが移動路15を移動して、容器支持体12によって支持されている容器3の下面の前記一部(容器3の下面における容器支持体12との接触部)以外の部位に接触可能になされている。
また、容器支持体12は、図3及び図4に示す如く該容器支持体12が貫通口10に挿入された状態において該貫通口10の壁面(臼体11の内面)10Wから突出し且つその突出方向の先端部が自由端部である、突出部16を複数有し、複数の突出部16が収容空間S内の容器3の下面と接触して該容器3を下方から支持可能になされている(図10参照)。
容器支持体12について更に説明すると、容器支持体12は、金属等の剛体からなるもので、図3及び図6に示すように、移動路15の鉛直方向下方側の開口端部を形成し、臼体11の貫通口10と同じかこれよりも大きい移動路形成用貫通口15Sを有するベース部12aと、該ベース部12aから鉛直方向上方側に立設し、上端部に突出部16を有する複数の容器支持部12bとを備え、容器支持体12が貫通口10内を移動しているときに、突出部16が貫通口10の壁面10Wから突出した状態で、容器支持部12bがスリット17を通過するようになされている。
本実施態様においては、ベース部12aは平面視円環状の板状部材からなり、円環状のベース部12aの上面(臼体11との対向面)の内周縁に沿って、8本の容器支持部12bがベース部12aの周方向に等間隔に突出形成されている。移動路15は、ベース部12aの移動路形成用貫通口15Sと、複数の容器支持部12bによって包囲された空間部とからなり、両者は同一軸線上に位置している。
突出部16(容器支持部12bの上端部)は、容器3の下面と接触する上面16Pと、該上面16Pに連接され、容器支持体12bの内方から外方に向かって斜め下方に延びる傾斜面16Qとを有している。上面16Pと傾斜面16Qとの交差部分は、突出部16の突出方向の先端部であり、自由端部である。
尚、本実施態様においては、複数の容器支持部12bは、それぞれ、臼体11のスリット17の形状に合致した形状をなし、両部材12b,17共に鉛直方向に真っ直ぐに延びているが、斯かる構成に代えて敢えて、容器支持部12bをスリット17の形状に合致させない構成とすることもできる。即ち、図3に示す如く鉛直方向(図3の上下方向)に真っ直ぐに延びるスリット17に対し、該スリット17を通過する容器支持部12bにおける、該スリット17の壁面との対向面に、周辺部よりも外方に突出した凸部を設け、容器支持部12bが該スリット17を通過中に、該凸部と該スリット17の壁面とが接触するようにすることもできる。斯かる容器支持部12bの凸部は、鉛直方向に真っ直ぐに延びる容器支持部を僅かに屈曲させた場合のその僅かな屈曲部から構成しても良く、あるいは、鉛直方向に真っ直ぐに延びる容器支持部12bにおける、スリット17の壁面との対向面に、凸部を突出形成しても良い。このように、容器支持部12bにスリット17の壁面と接触する凸部を設けることにより、容器支持部12bがスリット17を通過中に該凸部とスリット17の壁面との間に摩擦力が生じ、この摩擦力を利用して容器支持体12が自重で落下することを防止することが可能となる。従って、容器支持部12bにこのような凸部を設ける場合には、前述した位置決め用部材13を設けなくても、容器支持体12を貫通口10内の所望の位置で固定することができる。尤も、容器支持部12bにこのような凸部を設けると共に、位置決め用部材13を設けても構わない。
下杵20aは、容器支持体12の移動路15の形状に合致した形状をなし、具体的には略円筒形状をなし、移動路15を通って容器支持体12の鉛直方向の全長に亘って移動可能になされている。下杵20aは、図7に示すように、容器3の下面と接触する該下杵20aの上端から該下杵20aの長さ方向(鉛直方向)に延び且つ突出部16を収容可能な切り込み深さを有する、切り込み部18を周縁部19に有している。切り込み部18は、下杵20aが収容空間Sを移動するときに容器支持体12の突出部16が挿入される空隙として機能する部位であり、下杵20aが収容空間Sを移動しているときに、突出部16が切り込み部18を通過可能になされている。切り込み部18は、容器支持体12の複数の突出部16と同数(本実施態様では8個)設けられており、複数の切り込み部18は、複数の突出部16と1対1で対応するように配されている。下杵20aに切り込み部18が設けられていることにより、下杵20aの上端部が容器支持体12の容器支持部12bの上端部(突出部16)よりも鉛直方向の上方に突出し、突出部16上に載置されていた容器3を下杵20aの上端部によって持ち上げることが可能になる(図10(c)参照)。切り込み部18の鉛直方向に沿った長さは、下杵20aが突出部16よりも上方にて鉛直方向に移動可能な距離に略等しい。
図7に示すように、下杵20aにおいて、切り込み部18は周縁部19よりも内方には存していない。ここで、下杵20aの周縁部19は、下杵20aの側面(貫通口10の壁面10Wとの対向面)20S及びその近傍であり、より具体的には、下杵20aの側面20Sから内方に5mm以内の領域である。このように、切り込み部18が下杵20aの周縁部19のみに存している結果として、周縁部19よりも内方に位置する下杵20aの中央部には、下杵20aの形成材料(金属等)が隙間無く充填されていて、該形成材料の存在しない空間部は存していない。下杵20aの斯かる構成は、図12(c)に示す下杵93の如き、「上端部が切り込み部によって複数に分割されている下杵」とは大きく異なるものであり、下杵20aを用いた場合には、下杵93を用いた場合に懸念される前述した不都合が効果的に防止され、超音波振動の振幅が下杵20aの水平面内で略均一になり、結果として、成型体の硬度分布が無くなり成型体の品質が向上する。また、一般に、成型体の硬度は超音波振動の振幅に比例し、該振幅が大きいほど、成型体の硬度が高くなるところ、本実施態様によれば、下杵20aの斯かる構成により、下杵20aの中央部で超音波振動の振幅を大きくすることが可能であるため、全体に亘って均一で高い硬度を有する成型体が得られる。
下杵20aにおいて切り込み部18が周縁部19よりも内方には存していないことは、切り込み部18に挿入される容器支持体12の容器支持部12bの形状と密接に関係する。本実施態様においては、収容空間S内の容器3を支持する容器支持部12bの突出部16の突出方向の先端部が、他の部材と接合されていない自由端部となっていて、図12(b)に示す容器支持部95のように、容器支持部12bが移動路15を横断していないため、「移動路15を移動する下杵20aの上端部に容器支持部95の如き『移動路を横断する容器支持部』に対応する切り込み部を設けて該上端部を複数に分割する必要性」が排除され、超音波振動の効果が得られ易い。特に、本実施態様においては、突出部16の突出方向の先端部が自由端部であることによって、突出部16の大きさが容器3を下方から支持するのに最小限必要な大きさで済むため、突出部16に対応して下杵20aに設けられる切り込み部18の大きさ(切り込み深さ)を、下杵20aの移動路15の移動が突出部16によって妨げられないようにする上で最小限必要な範囲に設定することが可能であり、それを具現化したのが、「切り込み部18が下杵20aの周縁部19よりも内方には存していない」という構成である。またこのような、突出方向の先端部(移動路15側の先端部)が自由端部である突出部16は、多数配置しても超音波振動への影響が少なく、本実施態様のように突出部16を多数配置した場合には、収容空間S内の容器3の支持点が多くなって容器3の支持性が向上するため、容器3が貫通口10(移動路15)に落下することが効果的に防止される。
またこのような、臼体11の貫通口10の壁面10Wから容器支持体12の突出部16の自由端部が突出した構成は、収容空間Sに収容される容器3の形状を選ばないという利点を有し、種々の形状の成型体の製造が可能である。即ち、本発明で適用可能な容器(粉体が収容される容器)には、下面(容器支持体との接触面)の平面視形状が円形形状や正方形形状等の線対称形状の容器のみならず、図8の上段に示す容器3A〜3Cの如き、下面の平面視形状が非線対称形状の容器も含まれる。図8(a)に示す容器3Aは、下面の平面視形状が三角形形状、図8(b)に示す容器3Bは、下面の平面視形状が台形形状、図8(c)に示す容器3Cは、下面の平面視形状が略ハート型形状であり、何れも非線対称形状である。図8の下段には、上段に示す容器3A〜3Cに対応した形状を有する臼体(11A,11B,11C)、容器支持体(12A,12B,12C)及び下杵(20aA,20aB,20aC)が組み合わされた状態で示されている。図8(a)〜図8(c)に示す各形態において、下段に示す臼体11A,11B,11Cの貫通口10及び下杵20aA,20aB,20aCの平面視(上面視)形状は、上段に示す容器3A,3B,3Cの下面の平面視形状と略同じである。ここで、「略同じ」とは、貫通口10については、仮に、その壁面10Wに形成されたスリット17が存していなければ、貫通口10の平面視形状と容器3A,3B,3Cの下面の平面視形状とが互いに相似の関係にある場合を意味し、下杵20aA,20aB,20aCについては、仮に、その周縁部19に切り込み部18が存していなければ、下杵20aA,20aB,20aCの平面視形状と容器3A,3B,3Cの下面の平面視形状とが互いに相似の関係にある場合を意味する。尚、図示していないが、容器支持体12A,12B,12Cそれぞれのベース部(図6参照)の平面視形状(輪郭)と容器3A,3B,3Cの下面の平面視形状とは互いに相似の関係にある。
尚、容器3は、図2及び図10に示すようにバットの如き底の浅い箱形の容器であり、下面(突出部16との接触面)を形成する平らな底板と該底板を包囲し且つ鉛直方向に立設する壁部とを有している。容器3は、その底板と直交する方向(鉛直方向)の上方から見たときに(上面視において)、収容空間Sを画成する貫通口10の上面視における形状と同形状をなしており、本実施形態においては円形形状をなしている(図1参照)。容器3は、収容空間Sに収容された時における該収容空間Sを構成する貫通口10の壁面10Wとのクリアランス(間隙)が50〜150μm程度となるような大きさを有している。容器3は、本実施態様の圧縮成型装置を構成する部材ではなく、該圧縮成型装置とは別体である。
本実施態様の圧縮成型装置は、容器支持体12を鉛直方向に上下動させる昇降手段を備えており、該昇降手段によって容器支持体12を貫通口10内で上下動させることにより収容空間Sの容積が可変可能になされており、これにより粉体の容器3への充填量が調整可能になされている。前記昇降手段は、容器支持体12のベース部12aの下面と摺動するため、固くて磨耗し難い材質のレールや金属板等で形成されている。前記昇降手段の昇降駆動方式としては、該昇降手段(レール7等)にボールネジを取り付けてモーターで回転させる方式、エアシリンダや油圧シリンダで昇降させる方式等を採ることができる。図9には、前記昇降手段としてのレール7が示されている。レール7は、金属等の剛体からなり、図9に示すように、ターンテーブル2を下方から支持するベース体4における該ターンテーブル2との対向面4a上に配されており、対向面4aからターンテーブル2に向かって突出する凸部からなる。該凸部(レール7)は、ターンテーブル2の周縁に沿って配されており、図1の符号Aの位置から符号Dに亘って連続する所定幅の半円状の容量調整用レール7aと、図1の符号Dの位置から符号Fに亘って連続する所定幅の円弧状の上昇排出用レール7bとからなる。容量調整用レール7aは、それ自体が鉛直方向に上下動可能に配されていて、その突出高さ(ベース体4におけるターンテーブル2との対向面4aからの突出高さ)が調整可能になされているのに対し、上昇排出用レール7bは、圧縮成型装置の他の構成部材(ベース体4)に固定されていて、その突出高さは不変である。容量調整用レール7aと上昇排出用レール7bとは、図1の符号Dの位置及び符号Fと符号Aとの間の2箇所において途切れており、連続していない。レール7は、ターンテーブル2の周方向に回転する複数の容器支持体12を下方から支持し且つ所定の位置に誘導するガイドレールとしての役割を有しており、前記凸部の上面に容器支持体12が載置される。
容量調整用レール7aは、容器3のターンテーブル2への供給直後から粉体の圧縮成型直前までの工程に亘って容器支持体12を下方から支持する部材であり、図示しない駆動源によって鉛直方向に上下動可能に配されている。容量調整用レール7aの前記対向面4aからの突出高さはその全長に亘って一定となっている。図示しない駆動源を動作させて容量調整用レール7aを鉛直方向の下方側に移動させる、即ち容量調整用レール7aの対向面4aからの突出高さを低くすると、容量調整用レール7a上に位置している容器支持体12も該下方側に移動するため、容器3の収容空間Sの容積が増加する。粉体の容器3への充填量を増加する場合は、斯かる操作によって容器3の収容空間Sの容積を増加させる。一方、粉体の容器3への充填量を減少する場合は、前述した操作とは逆に容量調整用レール7aを鉛直方向の上方側に移動させ、収容空間Sの容積を減少させる。
上昇排出用レール7bは、粉体を容器3ごと圧縮した直後から粉体の入った容器3をターンテーブル2から排出するまでの工程に亘って容器支持体12を支持する部材であり、容器支持体12の進行方向(ターンテーブル2の回転方向)に従って対向面4aからの突出高さが高くなっている。即ち、上昇排出用レール7bにおける容器支持体12が載置される上面は、その全長に亘って傾斜しており、図1の符号Dから符号Fに向かうにつれて容器支持体12が鉛直方向の上方に移動し、これにより収容空間Sが減少するようになされている。本実施態様においては、図1の符号Eと符号Fとの中間位置において収容空間Sの容積が略ゼロとなるように上昇排出用レール7bの突出高さが調整されており、これにより該中間位置で、容器支持体12によって支持されている容器3がターンテーブル2の表面と同一平面上に押し出されるようになされている。
以下に、前述した構成を有する圧縮成型装置を用いた粉体の圧縮成型方法(固形粉体成型体の製造方法)を図1及び図10を参照しながら説明する。本実施態様の粉体の圧縮成型方法は、収容空間Sに容器3を収容し、該容器3内に粉体40を充填する工程と、下杵20aと上杵20bとによって粉体40を容器3ごと圧縮しつつ粉体40に超音波振動を付与する工程とを有する。
先ず、図示しない駆動源を動作させてターンテーブル2を時計回りに回転させると共に、コンベア5を動作させて複数の空の容器3をターンテーブル2の近傍に搬送させ、回転状態のターンテーブル2の各圧縮成型部1における収容空間Sに、図1の符号Aの位置で、図10(a)に示すように容器押し込み手段30を用いて容器3を1個ずつ収容する。容器3は、前記底板の外面が容器支持体12の容器支持部12bの上端部の突出部16と接触するように収容空間Sに収容される。容器押し込み手段30は、コンベア5上の容器3を吸引又は把持して圧縮成型部1の上方に搬送した後、該圧縮成型部1における収容空間S内に進入して該容器3を押し込む。この容器押し込み手段30による容器3の押し込みにより、容器支持体12を容量調整用レール7aに接触させる。容器押し込み手段30としては、このような機構を有する公知の技術を適宜利用することができる。
次いで、図1の符号Bの位置で、図10(b)に示すように容器3内に粉体40を充填する。粉体40の容器3内への充填は、攪拌翼32を備えたホッパー33を用いて行われる。粉体40は、ホッパー33の上端開口部から投入され、攪拌翼32によって攪拌されながらホッパー33内を自然落下し、収容空間S内の容器3における前記底板の内面上に堆積される。前述したように、粉体40の容器3への充填量は、収容空間Sの容積を調整することにより調整可能であり、また該収容空間Sの容積は、収容空間Sを画成し且つ容器支持体12を下方から支持する容量調整用レール7a(レール7)を上下動させることにより、即ち容量調整用レール7aの前記対向面4aからの突出高さを調整することにより調整可能である。容量調整用レール7aの該突出高さは、図1の符号Bの位置における収容空間Sの容積(容器3への粉体の充填量)が所定値となるように、粉体の充填前に予め調整されている。粉体40の容器3への充填量は、粉体40の種類等に応じて決定される。
次いで、図1の符号Dの位置で、図10(c)に示すように下杵20aと上杵20bとによって粉体40を容器3ごと圧縮する。この圧縮を行うに際し、本実施態様においては、先ずエアシリンダ22bを動作させて上杵20bを所定の待機位置から下降させて所定の押圧位置に待機させる。この状態でエアシリンダ22aを動作させて下杵20aを所定の待機位置から上昇させ且つ移動路15を移動させて粉体40を容器3ごと加圧すると共に、超音波振動素子21bを動作させて上杵20bを、また、超音波振動素子21aを動作させて下杵20aを超音波振動させる。図1の符号Dの位置においては、図9に示すようにレール7が存在しておらず、下杵20aは符号Dの位置で上昇可能になされている。下杵20aを上昇させて、その上端部で容器支持部12bの突出部16上に載置されている容器3を持ち上げ、上方で待機している上杵20bの下面に粉体40を押し付ける。このとき、突出部16は、下杵20aに設けられた切り込み部18に挿入されてこれを通過するので、下杵20aの上昇が突出部16によって妨げられることはない。こうして、容器3内の粉体40は、下杵20aと上杵20bとによって上下から圧縮成型されつつ超音波振動を付与され、成型体50とされる。粉体40は、超音波を受けることで振動し、流動化する。従って、本実施態様によれば、低密度で且つ高強度の成型体が得られる。下杵20a及び上杵20bの振動条件は同じでも良く、あるいは異なっていても良いが、一般的には同条件としておく。粉体40を一定時間圧縮した後、超音波振動を停止する。超音波振動を停止した後には、粉体40に対する圧力を一定時間保持する保圧時間を設けても良い。保圧時間は成形体内部の応力緩和、摩擦熱の冷却や、摩擦熱で軟化又は溶解した結合剤の冷却・固化時間として有効である。その後、エアシリンダ22bを動作させて上杵20bを上昇させて所定の待機位置に戻すと共に、エアシリンダ22aを動作させて下杵20aを下降させて移動路15から後退させ、所定の待機位置に戻す。
尚、本実施態様においては、図10(c)に示すように、上杵への粉体の付着防止や成型体の表面に模様を付す等の目的で、上杵20bによる粉体40の押圧時に該上杵20bと該粉体40との間に、布や紙や樹脂フィルム等からなるシート34を介在させている。シート34は、上杵20bと臼体11(ターンテーブル2)との間において、繰出装置35から繰り出され、巻取装置36によって巻き取られるようになされている。上杵20bが図10(c)に示す状態から上昇すると、シート34は巻取装置36によって容器3の幅でピッチ送りされ、粉体40と接触する面が更新される。
図1の符号Dの位置で粉体40を一定時間圧縮した後、図1の符号Eと符号Fとの中間位置で、図10(d)に示すように、容器排出手段37を用いて成型体50が入った容器3をターンテーブル2上から排出し、コンベア6で所定位置へ搬送する。前述したように、図1の符号Dの位置よりも容器支持体12の進行方向の後方においては、容器支持体12は、該進行方向に従って対向面4aからの突出高さが高くなされている上昇排出用レール7b(レール7)によって下方から支持されており、上昇排出用レール7bは、図1の符号Eと符号Fとの中間位置で収容空間Sの容積が略ゼロとなるように前記突出高さが調整されている。従って、図1の符号Eと符号Fとの中間位置においては、容器支持体12の上端部の突出部16の上面16P(図6参照)は、ターンテーブル2の表面と略同位置にあり、これにより容器排出手段37による容器3のターンテーブル2からの排出がスムーズに行なわれる。容器排出手段37としては、このような機構を有する公知の技術を適宜利用することができる。こうして、目的とする成型体50が、容器3内に収容された状態で得られる。
こうして容器3付きの成型体50が排出された後、圧縮成型部1は再び図1の符号Aの位置に戻り、前述した手順が繰り返される。図1の符号Eと符号Fとの中間位置で略ゼロとなっていた収容空間Sの容積は、容器支持体12がレール7の非存在領域である符号Fと符号Aとの間を進むことによって下方に移動することにより増加し、符合Aの位置においては容器3を収容可能に調整されている。
本実施態様の圧縮成型装置は、容器支持体12の昇降手段であるレール7(容量調整用レール7a)を具備しているため、粉体の種類等に応じて容器3内への粉体の充填量を調整することが可能であり、これにより、粉体の品質や特性等(例えばかさ密度)のばらつき等に起因する、成型体の品質のばらつきや低下を防止することができ、高品質の成型体を連続的に効率良く製造することができる。また、本実施態様の圧縮成型装置は、粉体に超音波振動を付与しながらこれを圧縮成型するため、粉体の種類によらず、欠陥が少なく且つ密度が均一な高品質の成型体を製造することができる。特に本実施態様においては、容器3を下方から支持する容器支持体12に下杵20aの移動路15が形成されていることにより、超音波振動する下杵20aを容器支持体12上に載置されている容器3の下面に直接接触させることができ、しかも、下杵20aは、図12(c)に示す下杵93のように上端部が複数に分割されておらず、超音波振動の振幅が面内で略均一になり得るように構成されているため、下杵20aの超音波振動が容器3内の粉体に効率良く付与され、これにより前述した超音波振動による効果を最大限に発揮させることができる。
本発明の圧縮成型装置は、種々の粉体の圧縮成型に用いることができ、例えば粉体化粧料の圧縮成型に用いることができ、この場合高品質の固形化粧料(固形粉体成型体)が得られる。該固形化粧料は、例えばアイシャドウ、チーク、ファンデーション等のメイクアップ化粧料の形態として好適に用いられる。粉体化粧料は、一般に体質顔料、着色顔料及び光輝性顔料等の各種顔料並びに油性成分を含有する。顔料の含有量は、通常、粉体化粧料中に5〜80質量%程度である。
一方、前記油性成分は、固形粉体化粧料において固形形状を賦形するためのバインダーとしての役割を持つ。また、化粧料を塗布した際の化粧膜の肌への付着性の面でも重要である。油性成分としては、例えば、動物油、植物油、合成油等の起源や、固形油、半固形油、液体油、揮発性油等の性状を問わず、炭化水素、油脂、ロウ、硬化油、エステル油、脂肪酸、高級アルコール、シリコーン油、フッ素系油、ラノリン誘導体、油性ゲル化剤等を用いることができる。油性成分の含有量は、通常、粉体化粧料中に3〜20質量%程度である。
以上、本発明をその好ましい実施態様に基づき説明したが、本発明は前記実施態様に制限されない。例えば前記実施態様では、下杵20a及び上杵20bの両方から粉体に対して超音波振動を付与していたが、下杵20aのみから又は上杵20bのみから超音波振動を付与しても良い。但し、前記実施態様のように粉体の上下から超音波振動を付与した方が、より高品質の成型体が得られる。また、本発明の圧縮成型装置は、前記実施態様のようなターンテーブルを用いたロータリー式の成型体連続製造に制限されず、他の方式(例えばレシプロ式)による成型体連続製造にも適用することができる。また、圧縮成型する部位の数は、前記実施態様では6個であったが、それに制限されるものではない。また、前記実施態様の圧縮成型装置(圧縮成型部1)において、臼体11の貫通口10の鉛直方向上方側の開口端部を開閉するシャッターを設け、ホッパー33による粉体40の充填時(図10(b)参照)に該シャッターを開き、充填終了時に該シャッターを閉じることにより、ホッパー33により容器3内に充填された過剰量の粉体40を該シャッターで摺りきって調整することもできる。
前述した本発明の実施態様に関し、更に以下の付記(粉体の圧縮成型装置及び固形粉体成型体の製造方法)を開示する。
<1> 皿状の容器内に収容された粉体に超音波振動を付与しながら該粉体を圧縮成型する粉体の圧縮成型装置であって、
鉛直方向に延びる貫通口を有する臼体と、該貫通口に鉛直方向の下方側から挿入され且つ該貫通口内を上下動可能に配され且つ前記容器の下面の一部と接触した状態で該容器を下方から支持する容器支持体とを備え、該貫通口と該容器支持体とによって該容器の収容空間が画成可能になされており、
更に、前記容器支持体によって支持されている前記容器の下方において鉛直方向に上下動可能に配され且つ該容器内の前記粉体に超音波振動を付与する下杵と、該容器を挟んで該下杵と相対向する位置に鉛直方向に上下動可能に配された上杵とを備え、該下杵と該上杵とによって該粉体を該容器ごと圧縮可能になされており、
前記容器支持体に、該容器支持体の鉛直方向の全長に亘って前記下杵の移動路が形成されており、該下杵が該移動路を移動して、該容器支持体によって支持されている前記容器の下面の前記一部以外の部位に接触可能になされており、
前記容器支持体は、該容器支持体が前記貫通口に挿入された状態において該貫通口の壁面から突出し且つその突出方向の先端部が自由端部である、突出部を複数有し、複数の該突出部が前記収容空間内の前記容器の下面と接触して該容器を下方から支持可能になされており、
前記下杵は、前記容器の下面と接触する該下杵の上端から該下杵の長さ方向に延び且つ前記突出部を収容可能な切り込み深さを有する、切り込み部を該下杵の周縁部に有し、該切り込み部は、該周縁部よりも内方には存しておらず、
前記下杵が前記収容空間を移動しているときに、前記突出部が前記切り込み部を通過可能になされている粉体の圧縮成型装置。
<2> 前記臼体の前記貫通口の壁面に、前記容器支持体の一部を収容可能なスリットが鉛直方向に延びて形成されており、該容器支持体が該貫通口内を移動しているときに、該容器支持体の一部が該スリットを通過可能になされている前記<1>記載の粉体の圧縮成型装置。
<3> 前記容器支持体は、前記移動路の鉛直方向下方側の開口端部を形成し、前記臼体の前記貫通口と同じかこれよりも大きい移動路形成用貫通口を有するベース部と、該ベース部から鉛直方向上方側に立設し、上端部に前記突出部を有する複数の容器支持部とを備え、
前記容器支持体が前記貫通口内を移動しているときに、前記突出部が該貫通口の壁面から突出した状態で、前記容器支持部が前記スリットを通過するようになされている前記<2>記載の粉体の圧縮成型装置。
<4> 前記スリットは、前記容器支持部と同数形成されており、前記臼体の前記貫通口の長さ方向(鉛直方向)の全長に亘って連続している前記<3>記載の粉体の圧縮成型装置。
<5> 前記ベース部は平面視円環状の板状部材からなり、円環状の該ベース部の上面(前記臼体との対向面)の内周縁に沿って、前記容器支持部が該ベース部の周方向に等間隔に突出形成されている前記<3>又は<4>記載の粉体の圧縮成型装置。
<6> 前記移動路は、前記ベース部の移動路形成用貫通口と、複数の前記容器支持部によって包囲された空間部とからなり、両者は同一軸線上に位置している前記<3>〜<5>の何れか一項に記載の粉体の圧縮成型装置。
<7> 前記突出部(前記容器支持部の上端部)は、前記容器の下面と接触する上面と、該上面に連接され、前記容器支持体の内方から外方に向かって斜め下方に延びる傾斜面とを有しており、該上面と該傾斜面との交差部分が、該突出部の突出方向の先端部であり、前記自由端部である前記<3>〜<6>の何れか一項に記載の粉体の圧縮成型装置。
<8> 鉛直方向に真っ直ぐに延びる前記スリットに対し、該スリットを通過する前記容器支持部における、該スリットの壁面との対向面に、周辺部よりも外方に突出した凸部を設け、該容器支持部が該スリットを通過中に、該凸部と該スリットの壁面とが接触するようになされている前記<3>〜<7>の何れか一項に記載の粉体の圧縮成型装置。
<9> 複数個の位置決め用部材が貫通口の壁面に沿って等間隔で配されており、該位置決め用部材によって前記容器支持体を前記臼体の前記貫通口内の所望の位置で固定できるようになされている前記<1>〜<8>の何れか一項に記載の粉体の圧縮成型装置。
<10> 前記切り込み部は、前記容器支持体の複数の前記突出部と同数設けられており、複数の該切り込み部は、複数の該突出部と1対1で対応するように配されており、
前記下杵に前記切り込み部が設けられていることにより、該下杵の上端部が前記容器支持体の前記突出部よりも鉛直方向の上方に突出し、該突出部上に載置されていた前記容器を該下杵の上端部によって持ち上げ可能になされており、
前記切り込み部の鉛直方向に沿った長さは、前記下杵が前記突出部よりも上方にて鉛直方向に移動可能な距離に略等しい前記<1>〜<9>の何れか一項に記載の粉体の圧縮成型装置。
<11> 前記下杵の周縁部は、該下杵の側面(前記臼体の前記貫通口の壁面との対向面)及びその近傍であり、より具体的には、該下杵の側面から内方に5mm以内の領域である前記<1>〜<10>の何れか一項に記載の粉体の圧縮成型装置。
<12>前記下杵の周縁部よりも内方に位置する該下杵の中央部には、該下杵の形成材料(金属等)が隙間無く充填されていて、該形成材料の存在しない空間部は存していない前記<1>〜<11>の何れか一項に記載の粉体の圧縮成型装置。
<13> 前記収容空間内の前記容器を支持する前記容器支持体(前記容器支持部)の前記突出部の突出方向の先端部が、他の部材と接合されていない前記自由端部となっていて、該容器支持体(該容器支持部)が前記移動路を横断していない前記<1>〜<12>の何れか一項に記載の粉体の圧縮成型装置。
<14> 前記突出部が多数配置されており、それによって前記収容空間内の前記容器の支持性が高められている前記<1>〜<13>の何れか一項に記載の粉体の圧縮成型装置。
<15> 前記容器の下面の平面視形状は非線対称形状であり、前記臼体の前記貫通口及び前記下杵の平面視形状は、該容器の下面の平面視形状と略同じである前記<1>〜<14>の何れか一項に記載の粉体の圧縮成型装置。
<16> 前記容器支持体を鉛直方向に上下動させる昇降手段を備え、該昇降手段によって該容器支持体を前記臼体の前記貫通口内で上下動させることにより前記収容空間の容積が可変可能になされており、これにより前記粉体の前記容器への充填量が調整可能になされている前記<1>〜<15>の何れか一項に記載の粉体の圧縮成型装置。
<17> 前記<1>〜<16>の何れか一項に記載の粉体の圧縮成型装置を用いた固形粉体成型体の製造方法であって、前記収容空間に前記容器を収容し、該容器内に粉体を充填する工程と、前記下杵と前記上杵とによって前記粉体を前記容器ごと圧縮しつつ該粉体に超音波振動を付与する工程とを有する固形粉体成型体の製造方法。
<18> 超音波振動を停止した後に粉体に対する圧力を一定時間保持する保圧時間を設ける前記<17>記載の固形粉体成型体の製造方法。
以下、本発明を実施例により更に具体的に説明するが、本発明は斯かる実施例に限定されるものではない。
〔実施例及び比較例〕
図2〜図7に示すものと同様の構成の圧縮成型装置を実施例とした(図11参照)。また、臼体、容器支持体及び下杵がそれぞれ図12に示すものと同様の構成の圧縮成型装置を比較例とした。尚、実施例と比較例とで各構成部材の材質は同じあり、下杵は何れも超々ジュラルミン(A7075)製であった。
〔試験例〕
実施例及び比較例の圧縮成型装置について、以下の方法により、圧縮対象の粉体に付与する超音波振動の振幅の均一性を評価した。圧縮成型装置における下杵の上面(粉体が収容される容器の下面との接触部)に容器を載せない状態で、下杵の下端に取り付けられた超音波振動素子(図示せず)を動作させて該下杵を超音波振動させ、該上面の複数箇所(図11及び図12(a)中、○を付した4箇所。下記表1では符号A〜Dで示す。)にてその振幅を測定した。その結果を下記表1に示す。尚、超音波振動素子として、精電舎電子工業株式会社製の周波数15kHz、出力1.5kWのものを用いた。測定条件等は次の通り。振幅の測定は、ネオアーク株式会社製のファイバー式振動計FVD−211を用いた。測定原理は、投受光用2種類の光ファイバーを接近して束ね、投光ファイバーの光が測定対象物表面で反射、又は散乱して受光ファイバーに入射する時、その入射光量がファイバー端面と測定対象物表面との相対的な距離により変化することを利用したものである。測定振幅は最大±100μm、応答周波数は最大330kHzであり、周波数15kHzの振動を測定するには充分である。ファイバーのセッティング方法や測定の詳しい手順に関してはネオアーク社の取り扱い説明書に従って実施した。振幅の測定は振幅の設定値を50%、75%、100%とし、図11及び図12(a)中○を付した4箇所において、1箇所に付き3回行ない、その平均値を測定値とした。4箇所の振幅の最大値と最小値の差を振幅差として求めた。
Figure 0005972770
表1から明らかなように、実施例は比較例に比して、超音波振動の振幅差が小さく、圧縮対象の粉体に付与する超音波振動の振幅の均一性が高い。このように、実施例においては、超音波振動の振幅が下杵の水平面内で略均一であるから、実施例によれば、全体に亘って均一で硬度分布が無く、高い硬度を有する成型体が得られることが明らかである。
1 圧縮成型部
2 ターンテーブル
3,3A,3B,3C 容器
4 ベース体
4a ベース体におけるターンテーブルとの対向面
7 レール(昇降手段)
7a 容量調整用レール
7b 上昇排出用レール
10 貫通口
11,91 臼体
12,92 容器支持体
12a ベース部
12b,95 容器支持部
15,94 移動路
16 突出部(容器支持部の上端部)
17 スリット
18,96 切り込み部
19 下杵の周縁部
20a,93 下杵
20b 上杵
40 粉体
50 成型体
S 容器の収容空間

Claims (6)

  1. 皿状の容器内に収容された粉体に超音波振動を付与しながら該粉体を圧縮成型する粉体の圧縮成型装置であって、
    鉛直方向に延びる貫通口を有する臼体と、該貫通口に鉛直方向の下方側から挿入され且つ該貫通口内を上下動可能に配され且つ前記容器の下面の一部と接触した状態で該容器を下方から支持する容器支持体とを備え、該貫通口と該容器支持体とによって該容器の収容空間が画成可能になされており、
    更に、前記容器支持体によって支持されている前記容器の下方において鉛直方向に上下動可能に配され且つ該容器内の前記粉体に超音波振動を付与する下杵と、該容器を挟んで該下杵と相対向する位置に鉛直方向に上下動可能に配された上杵とを備え、該下杵と該上杵とによって該粉体を該容器ごと圧縮可能になされており、
    前記容器支持体に、該容器支持体の鉛直方向の全長に亘って前記下杵の移動路が形成されており、該下杵が該移動路を移動して、該容器支持体によって支持されている前記容器の下面の前記一部以外の部位に接触可能になされており、
    前記容器支持体は、該容器支持体が前記貫通口に挿入された状態において該貫通口の壁面から突出し且つその突出方向の先端部が自由端部である、突出部を複数有し、複数の該突出部が前記収容空間内の前記容器の下面と接触して該容器を下方から支持可能になされており、
    前記下杵は、前記容器の下面と接触する該下杵の上端から該下杵の長さ方向に延び且つ前記突出部を収容可能な切り込み深さを有する、切り込み部を該下杵の周縁部に有し、該切り込み部は、該周縁部よりも内方には存しておらず、
    前記下杵が前記収容空間を移動しているときに、前記突出部が前記切り込み部を通過可能になされている粉体の圧縮成型装置。
  2. 前記臼体の前記貫通口の壁面に、前記容器支持体の一部を収容可能なスリットが鉛直方向に延びて形成されており、該容器支持体が該貫通口内を移動しているときに、該容器支持体の一部が該スリットを通過可能になされている請求項1記載の粉体の圧縮成型装置。
  3. 前記容器支持体は、前記移動路の鉛直方向下方側の開口端部を形成し、前記臼体の前記貫通口と同じかこれよりも大きい移動路形成用貫通口を有するベース部と、該ベース部から鉛直方向上方側に立設し、上端部に前記突出部を有する複数の容器支持部とを備え、
    前記容器支持体が前記貫通口内を移動しているときに、前記突出部が該貫通口の壁面から突出した状態で、前記容器支持部が前記スリットを通過するようになされている請求項2記載の粉体の圧縮成型装置。
  4. 前記容器の下面の平面視形状は非線対称形状であり、前記臼体の前記貫通口及び前記下杵の平面視形状は、該容器の下面の平面視形状と略同じである請求項1〜3の何れか一項に記載の粉体の圧縮成型装置。
  5. 前記容器支持体を鉛直方向に上下動させる昇降手段を備え、該昇降手段によって該容器支持体を前記臼体の前記貫通口内で上下動させることにより前記収容空間の容積が可変可能になされており、これにより前記粉体の前記容器への充填量が調整可能になされている請求項1〜4の何れか一項に記載の粉体の圧縮成型装置。
  6. 請求項1〜5の何れか一項に記載の粉体の圧縮成型装置を用いた固形粉体成型体の製造方法であって、前記収容空間に前記容器を収容し、該容器内に粉体を充填する工程と、前記下杵と前記上杵とによって前記粉体を前記容器ごと圧縮しつつ該粉体に超音波振動を付与する工程とを有する固形粉体成型体の製造方法。
JP2012264224A 2012-12-03 2012-12-03 粉体の圧縮成型装置 Active JP5972770B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012264224A JP5972770B2 (ja) 2012-12-03 2012-12-03 粉体の圧縮成型装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012264224A JP5972770B2 (ja) 2012-12-03 2012-12-03 粉体の圧縮成型装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014108441A JP2014108441A (ja) 2014-06-12
JP5972770B2 true JP5972770B2 (ja) 2016-08-17

Family

ID=51029393

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012264224A Active JP5972770B2 (ja) 2012-12-03 2012-12-03 粉体の圧縮成型装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5972770B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110341231B (zh) * 2019-06-20 2021-08-03 南京理工大学 一种轴向超声辅助压制装置及压制方法
FR3133841A1 (fr) * 2022-03-24 2023-09-29 Laboratoires Paris Dome Dispositif et procédé de compactage d’une poudre

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2118091A (en) * 1981-04-20 1983-10-26 Vysokikh Temperatur Akademii N Device for moulding articles made of powdered materials
JP2001354519A (ja) * 2000-06-16 2001-12-25 Kao Corp 容器詰め固形粉末化粧料
CN102123854B (zh) * 2008-08-28 2014-03-19 花王株式会社 粉体的压缩成型装置以及固形粉体成型体的制造方法
JP5216485B2 (ja) * 2008-08-28 2013-06-19 花王株式会社 粉体の圧縮成型装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014108441A (ja) 2014-06-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2010024399A1 (ja) 粉体の圧縮成型装置及び固形粉体成型体の製造方法
JP4121581B2 (ja) コンクリート製品の成形方法及びコンクリート製品成形装置
JP5972770B2 (ja) 粉体の圧縮成型装置
US11259559B2 (en) Compaction apparatus and related methods
US20220395016A1 (en) Compaction apparatus and related methods
WO2019204913A1 (en) Compaction apparatus and related methods
US8916221B2 (en) Method for producing cheese
EP0684128B1 (en) Powder molded body manufacturing method and powder feeder
CN216028069U (zh) 一种粉料装模装置
US6155028A (en) Method and apparatus for packing material
JP5216485B2 (ja) 粉体の圧縮成型装置
JP6693620B2 (ja) 粉末成形機と粉末充填方法
JP6742577B2 (ja) スポンジファンデーション製造装置及びスポンジファンデーション製造方法
JP2010120082A (ja) 粉体の圧縮成型装置及び圧縮成型方法
JP2654519B2 (ja) 摩擦材の予備成形装置
CN218503344U (zh) 一种锥形模具自动装粉装置
US6758665B2 (en) Concrete block vibrator
JP2012139720A (ja) 固形粉末成型体の製造方法
CN100411837C (zh) 液压异频激振合力成型机
CN210580802U (zh) 一种茶叶连续揉捻装置
JP3656228B2 (ja) 渦巻線香の製造方法と製造装置及び成形型
CN217648581U (zh) 一种刚玉砖生产装置
JP2014004620A (ja) 粉末成形装置と同装置による粉末充填方法
JPS6340842B2 (ja)
JP2017042784A (ja) 粉体化粧料の成形装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150914

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20160107

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160627

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160705

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160713

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5972770

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250