JP5972705B2 - 標的核酸の検出方法、検出キット - Google Patents
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Description
(1)標的核酸を検出する方法であって、
前記標的核酸の増幅工程と、標識化工程と、検出工程と、
を含み、
前記増幅工程、前記標識化工程、および前記検出工程は、同一の閉空間内で実施される、方法。
(2)前記標的核酸の抽出工程をさらに含み、
前記抽出工程、前記増幅工程、前記標識化工程、および前記検出工程は、同一の閉空間内で実施される、(1)に記載の方法。
(3)標的核酸を検出するキットであって、
前記標的核酸を増幅する増幅剤と、
前記標的核酸を標識化する標識剤と、
前記増幅剤および前記標識剤を収容して封止された容器と、を備える、キット。
(4)前記容器内を区画する隔壁をさらに備え、
前記封止された容器内で、前記隔壁によって前記増幅剤と前記標識剤が隔離される初期状態から、前記増幅剤と前記標識剤の少なくとも一部が混合される混合状態に移行可能な、(3)に記載のキット。
(5)前記初期状態において前記隔壁の少なくとも一部が開放されて前記混合状態に移行可能な、(4)に記載のキット。
(6)前記封止された容器の外側からの圧力によって前記隔壁の少なくとも一部を開放可能な、(5)に記載のキット。
(7)前記容器内に、前記隔壁の前記増幅剤が収容されている側と前記標識剤が収容されている側の双方に連通する空間が設けられており、
前記封止された容器内で、前記増幅剤と前記標識剤の少なくともいずれか一方の少なくとも一部が前記隔壁を超えて、前記混合状態に移行可能な、(4)に記載のキット。
(8)前記標的核酸を検出可能な検出子を前記容器内にさらに備える、(3)〜(7)のいずれかに記載のキット。
(9)前記検出子の少なくとも一部は、前記増幅剤と前記標識剤の少なくともいずれか一方に浸漬している、(8)に記載のキット。
(10)前記容器内に収容された前記標的核酸を検出可能な検出子と、
前記容器内を区画する隔壁をさらに備え、
前記封止された容器内で、前記隔壁によって前記増幅剤および前記標識剤の混合物と、前記検出子が隔離される第1状態から、前記混合物に前記検出子の少なくとも一部が浸漬される第2状態に移行可能な、(3)に記載のキット。
(11)前記第1状態において前記隔壁の少なくとも一部が開放されて前記第2状態に移行可能な、(10)に記載のキット。
(12)前記封止された容器の外側からの圧力によって前記隔壁の少なくとも一部を開放可能な、(5)に記載のキット。
(13)前記容器内に、前記隔壁の前記増幅剤および前記標識剤が収容されている側と前記検出子が収容されている側の双方に連通する空間が設けられており、
前記封止された容器内で、前記増幅剤および前記標識剤の少なくとも一部が前記隔壁を超えて前記検出子の少なくとも一部を浸漬し、前記第2状態に移行可能な、(10)に記載のキット。
(14)前記検出子は、目視で検出可能な発光又は発色を提示する発光物質又は発色物質を含む標識剤である、(8)〜(13)のいずれかに記載のキット。
(15)前記検出子は、前記容器の内壁に取り付けられる、(14)のいずれかに記載のキット。
(16)前記検出子は、前記容器の内壁と一体化している、(14)に記載のキット。
(17)前記検出子は、透過性材料の検出片である、(15)または(16)に記載のキット。
(18)前記容器内に前記標的核酸を抽出する抽出用カラムをさらに備え、
前記抽出用カラムは、前記容器内を、前記標的核酸を含む試料を注入する注入部と、前記増幅剤および前記標識剤が収容された収容部とに区画する、(3)〜(17)のいずれかに記載のキット。
(19)前記抽出用カラムは、前記標的核酸の増幅を阻害する物質を吸着する、(18)に記載のキット。
(20)前記抽出用カラムは、ゼオライト、活性炭、アルミナ、シリカ、アセチルセルロース、セロファンからなる群から選ばれる少なくともいずれか1つを材料とし、平均孔径が0.1nm以上かつ2nm以下である膜を含む、(18)または(19)に記載のキット。
(21)前記抽出用カラムと前記収容部との間に、前記抽出用カラム側から前記収容部側に向かって窄むテーパー部が設けられている、(18)〜(20)のいずれかに記載のキット。
(22)前記テーパー部は、少なくともその表面が断熱性である、(21)に記載のキット。
[標的核酸を検出する方法]
担体として日本ポール社製ポリエーテルスルホンメンブレン用い、5‘末端または3‘末端側に、以下の塩基配列からなる20塩基長のオリゴヌクレオチド鎖を有する合成オリゴDNA(株式会社日本遺伝子研究所製)を溶かした水溶液を検出用プローブとし、日本ガイシ株式会社にてGENESHOT(登録商標)スポッターを用いてスポットした。
検出用プローブの塩基配列: ACAAGAGACTGGTTACTTAGACG
増幅するゲノムDNAとして、コスモバイオ社 ヒト正常組織ゲノムDNA(Cat.No. D1234148)を準備した。PCR増幅試薬として、日本ジェネティクス社の KAPA2G Fast HotStart PCR Kit (Cat.No.KK5502)を準備した。STH増幅プライマーとして、下記の配列を有する日本遺伝子研究所の合成品を準備した。なお、このプライマーセットによる核酸増幅産物は、プローブACAAGAGACTGGTTACTTAGACGに対応している。
<STH増幅プライマー配列>
修飾基:X=SpacerC3
プライマー(Forward):
5'-(TGTTCTCTGACCAATGAATCTGCXACCAAAGAATATGGCTGAATTTAGTAGTGTTTTAAATAATTTTAA)-3'
プライマー(Reverse):
5'-(TTTTTTTTTTTTTTTTTTTTXACCTGCTAATGAGATGATCCCTTATTTTGAAAACAACTATTCCTA)-3'
<PCR反応液1>
5xKAPA2B Buffer :3.0μl
STH増幅プライマー(500nM,each):0.5μl
dNTP Mixture(各10mM) :0.2μl
MgCl2(25mM) :0.9μl
DNAポリメラーゼ(5U/μl) :0.08μl
RNaseフリー水 :2.82μl
ゲノムDNA(10ng/μl) :2.5μl
図3に示すような隔壁のあるチューブ型の容器(内容積200μl)と、加圧用の管を備えた蓋とを準備し、隔壁の一方側に実施例1で用いたPCR溶液1を10.0μl入れ、他方側に、実施例1で用いたラテックスビーズ溶液1μlおよび検出片を入れて蓋をし、実施例1と同様にサーマルサイクル反応を実施した。サーマルサイクル終了後、蓋に取り付けた管からポンプによって圧力を加えて、隔壁を破壊した。破壊後の10分後に検出片上の上記プライマーセットによる増幅産物に対応する検出用プローブのスポット領域に青色の発色がみられた。隔壁によって増幅剤および標識剤の混合物(PCR溶液)と検出子が隔離された状態でPCR反応を行って標的核酸を増幅させた後、隔壁を破壊して、核酸増幅産物を含むPCR反応液に検出子を浸漬し、標的核酸を検出することができた。
実施例1と同様の検出用メンブレンを2mm×4mmに裁断し、検出片とした。また、目視で検出可能な発色を提示する物質を含む標識剤として、青色に発色する標識剤と赤色に発色する標識剤を準備した。これらの標識剤はいずれも、表面にカルボキシル基を介してサンプルDNAと反応するオリゴDNA(polyA(20A))を付けたラテックスビーズ溶液である。青色に発色する標識剤と赤色に発色する標識剤は、それぞれ異なる核酸増幅産物に対して発色するように調整されている。
増幅するゲノムDNAとして、コスモバイオ社 ヒト正常組織ゲノムDNA(Cat.No.D1234148)を準備した。PCR増幅試薬として、QIAQEN社の Multiplex PCR Master Mixを準備した。STH増幅プライマーとして、下記の配列を有する日本遺伝子研究所の合成品を準備した。なお、下記のプライマー1による核酸増幅産物は青色に発色する標識剤によって検出され、下記のプライマー2による核酸増幅産物は赤色に発色する標識剤によって検出されるようにした。これらのプライマーセットによる増幅産物は、プローブACAAGAGACTGGTTACTTAGACG及びTCCAAAAAGATCTCACCTGTGCCに対応している。
<STH増幅プライマー配列>
修飾基:X=SpacerC3
プライマー(Forward):
1(青色)
5'-(TGTTCTCTGACCAATGAATCTGCXACCAAAGAATATGGCTGAATTTAGTAGTGTTTTAAATAATTTTAA)-3'
2(赤色)
5-AGGTTTTTCTAGAGTGGACACGGXAGCCTAGATTCATTATTCAAAGATATGAAATTTTAAAATGCATA-3’
プライマー(Reverse):
1(青色)
5'-(TTTTTTTTTTTTTTTTTTTTXACCTGCTAATGAGATGATCCCTTATTTTGAAAACAACTATTCCTA)-3'
2(赤色)
5'-CATCTAAAGCGTTCCCAGTTCCAXCTAGAGATACTACAGAGCCTGTCCGTCCAAGGTCATA-3'
<PCR反応液2>
2x Multiplex PCR Master Mix :5.0μl
STH増幅プライマー(500nM,each) :0.5μl
RNaseフリー水 :2.0μl
ゲノムDNA(10ng/μl) :2.5μl
実施例1と同様の検出用メンブレンを5mm×3mmに裁断し、検出片とした。
図1に示すような単一の収容室を有し、容積および形状が同じチューブ型の容器を3つ用意した。10nMの検出サンプル溶液(実施例1と同様のオリゴDNA溶液)を準備した。第1の容器には予め検出片の入れた後で、検出サンプル溶液を10μl入れて蓋をした。第2の容器には、検出片を入れた。第3の容器には検出用メンブレンの入っていない状態で検出サンプル溶液を10μl入れた。そして、第3の容器の溶液を第2の容器に移し替えて、第2の容器に蓋をした。第1、第2の容器について、サンプル溶液を加えてから10分後に蓋を開けて検出用メンブレンを取り出し、クロマトリーダー(浜松ホトニクス社製)を用いて検出ラインの濃さを吸光度により比較評価した。吸光度は、第1の容器の検出片(溶液の移し替えなし)で0.30であり、第2の容器の検出片(溶液の移し替えあり)で0.28であった。溶液の移し替えを行わない方が、高い検出感度を得られることがわかった。
図1に示すような単一の収容室を有し、容積および形状が同じチューブ型の容器を2つ用意した。10ng/μlの実施例1と同様のゲノムDNA)を準備した。第1の容器にはゲノムDNA液を10μl入れた後、蓋をし、ボルテックスミキサーを用いて5分間激しく攪拌した。その後、蓋を開けて検出片、および下記のPCR反応液3を入れ、再度蓋をして、実施例1と同様の温度サイクルで増幅工程を行った。第2の容器には、ゲノムDNA液を10μl、検出片および下記のPCR反応液3を入れて蓋をし、実施例1と同様の温度サイクルで増幅工程を行った。増幅工程終了後、第1および第2の容器を室温で10分間静置した後、それぞれ蓋を開けて検出片を取り出し、クロマトリーダー(浜松ホトニクス社製)を用いて検出ラインの濃さを吸光度により比較評価した。吸光度は、第1の容器の検出片(攪拌あり)で0.33であり、第2の容器の検出片(攪拌なし)で0.35であった。本評価により、攪拌を行わない方が、高い検出感度を得られることがわかった。DNAを含む溶液を移し替えるためにピペッティング操作等を行うと、液を攪拌し、DNAの切断等を引き起こして検出感度の低下の要因となり得る。溶液の移し替えを行わない場合には、DNAを含む溶液の攪拌を回避でき、検出感度を低下させることを抑制できる。
<PCR反応液3>
2x Multiplex PCR Master Mix :20.0μl
STH増幅プライマー(500nM,each) :2.0μl
RNaseフリー水 :8.0μl
ゼオライト製のDNA精製カラムの付いたDNA抽出専用のチューブ型の容器を用意した。10nMの検出サンプル溶液(実施例1に記載の検出用プローブと相補のオリゴDNA溶液)を10μl入れた後、室温で10分間静置した。DNA精製カラムを通過した溶液を検出片、および上記PCR反応液3の入ったチューブ型の容器に入れて、実施例1と同様の温度サイクルで増幅工程を行った。増幅工程終了後、室温で10分間静置した後、検出片を取り出し、クロマトリーダー(浜松ホトニクス社製)を用いて検出ラインの濃さを吸光度により比較評価した。吸光度は、0.22であった。
図8に示すように、3種類のカラム装着チューブ(チューブ530、チューブ540、チューブ550)を準備した。チューブ530,540,550の上端からゼオライト製のDNA精製カラム512の下端までの部分である、上部531,541,551は、同様の形状かつ材料である。チューブ530の下部532は、図5のカラム装着チューブ510と同様にテーパー形状を有し、その表面に断熱剤がコーティングされている。チューブ540の下部542は、チューブ530の下部532と同様のテーパー形状を有しており、上部541と同じ材料が用いられている。チューブ550は、下部を有していない。
実施例1と同様の検出用メンブレンを2mm×2mmに裁断し、検出片とした。
また、青色に発色する標識剤として、実施例1と同様のラテックスビーズ溶液を準備した。
増幅するゲノムDNA、PCR増幅試薬、STH増幅プライマーとしては、実施例1と同様のものを準備した。
<PCR反応液>
5xKAPA2B Buffer :3.0μl
STH増幅プライマー(500nM,each) :0.5μl
dNTP Mixture(各10mM) :0.2μl
MgCl2(25mM) :0.9μl
DNAポリメラーゼ(5U/μl) :0.08μl
RNaseフリー水 :2.82μl
110,120,520 容器
111,121,123,524 収容室
112,122,132,142,514 蓋
124 空間
127 増幅剤
128 標識剤
117,157 混合液
119 検出子
125 隔壁
133 加圧用の管
143 蛇腹構造部
510,530,540,550 カラム装着チューブ
512 DNA精製カラム
516,532,542 テーパー部
522 上方の空間
524 下方の空間
配列番号2,3,5,6:プライマー
Claims (22)
- 標的核酸を検出する方法であって、
前記標的核酸の増幅工程と、標識化工程と、増幅工程における増幅産物と固相体に固定化されたプローブとのハイブリダイゼーションによる検出工程と、
を含み、
前記増幅工程、前記標識化工程、および前記検出工程を、同一の閉空間内で封止した状態を維持して実施する、方法。 - 前記標的核酸の抽出工程をさらに含み、
前記抽出工程、前記増幅工程、前記標識化工程、および前記検出工程は、前記同一の閉空間内で封止した状態を維持して実施される、請求項1に記載の方法。 - 標的核酸を検出するキットであって、
前記標的核酸を増幅する増幅剤と、
前記標的核酸を標識化する標識剤と、
前記標的核酸を検出可能なプローブを固定化した固相担体である検出子と、
前記増幅剤および前記標識剤を収容して封止された容器と、を備え、
前記容器は、前記増幅剤による前記標的核酸の増幅産物の合成、前記標識剤による前記増幅産物の標識、前記検出子による前記増幅産物の検出を、同一の閉空間内で封止した状態を維持して実施可能に構成されている、キット。 - 前記容器内を区画する隔壁をさらに備え、
前記封止された容器内で、前記隔壁によって前記増幅剤と前記標識剤が隔離される初期状態から、前記増幅剤と前記標識剤の少なくとも一部が混合される混合状態に移行可能な、請求項3に記載のキット。 - 前記初期状態において前記隔壁の少なくとも一部が開放されて前記混合状態に移行可能な、請求項4に記載のキット。
- 前記封止された容器の外側からの圧力によって前記隔壁の少なくとも一部を開放可能な、請求項5に記載のキット。
- 前記容器内に、前記隔壁の前記増幅剤が収容されている側と前記標識剤が収容されている側の双方に連通する空間が設けられており、
前記封止された容器内で、前記増幅剤と前記標識剤の少なくともいずれか一方の少なくとも一部が前記隔壁を超えて、前記混合状態に移行可能な、請求項4に記載のキット。 - 前記標的核酸を検出可能な検出子を前記容器内にさらに備える、請求項3〜7のいずれか一項に記載のキット。
- 前記検出子の少なくとも一部は、前記増幅剤と前記標識剤の少なくともいずれか一方に浸漬している、請求項8に記載のキット。
- 前記容器内に収容された前記標的核酸を検出可能な検出子と、
前記容器内を区画する隔壁をさらに備え、
前記封止された容器内で、前記隔壁によって前記増幅剤および前記標識剤の混合物と、前記検出子が隔離される第1状態から、前記混合物に前記検出子の少なくとも一部が浸漬される第2状態に移行可能な、請求項3に記載のキット。 - 前記第1状態において前記隔壁の少なくとも一部が開放されて前記第2状態に移行可能な、請求項10に記載のキット。
- 前記封止された容器の外側からの圧力によって前記隔壁の少なくとも一部を開放可能な、請求項5に記載のキット。
- 前記容器内に、前記隔壁の前記増幅剤および前記標識剤が収容されている側と前記検出子が収容されている側の双方に連通する空間が設けられており、
前記封止された容器内で、前記増幅剤および前記標識剤の少なくとも一部が前記隔壁を超えて前記検出子の少なくとも一部を浸漬し、前記第2状態に移行可能な、請求項10に記載のキット。 - 前記検出子は、目視で検出可能な発光又は発色を提示する発光物質又は発色物質を含む標識剤である、請求項8〜13のいずれか一項に記載のキット。
- 前記検出子は、前記容器の内壁に取り付けられる、請求項14に記載のキット。
- 前記検出子は、前記容器の内壁と一体化している、請求項14に記載のキット。
- 前記検出子は、透過性材料の検出片である、請求項15または16に記載のキット。
- 前記容器内に前記標的核酸を抽出する抽出用カラムをさらに備え、
前記抽出用カラムは、前記容器内を、前記標的核酸を含む試料を注入する注入部と、前記増幅剤および前記標識剤が収容された収容部とに区画する、請求項3〜17のいずれか一項に記載のキット。 - 前記抽出用カラムは、前記標的核酸の増幅を阻害する物質を吸着する、請求項18に記載のキット。
- 前記抽出用カラムは、ゼオライト、活性炭、アルミナ、シリカ、アセチルセルロース、セロファンからなる群から選ばれる少なくともいずれか1つを材料とし、平均孔径が0.1nm以上かつ2nm以下である膜を含む、請求項18または19に記載のキット。
- 前記抽出用カラムと前記収容部との間に、前記抽出用カラム側から前記収容部側に向かって窄むテーパー部が設けられている、請求項18〜20のいずれか一項に記載のキット。
- 前記テーパー部は、少なくともその表面が断熱性である、請求項21に記載のキット。
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