JP5972493B1 - 店舗・atmの利用実績を活用した顧客の在宅曜日・時間帯判定方法 - Google Patents

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【課題】店舗・ATMの利用実績を活用して、勤労顧客の在宅曜日とその時間帯を判定するEBM(Event Based Marketing)の方法を提供する。【解決手段】対象となる勤労顧客を選択する手段と、対象となる勤労顧客の属性情報に基づいて、自宅エリアと自宅外エリアとを設定する手段であって、自宅エリアは、前記勤労顧客の自宅の所在地と金融取引装置の設置場所を含み、自宅外エリアは、勤労顧客の勤務先の所在地と別の金融取引装置の設置場所を含むように構成される設定する手段と、自宅外エリアの金融取引装置の利用実績と勤労顧客の属性情報とに基づいて、勤労顧客の勤労時間帯を判定する手段と、自宅エリアの金融取引装置の利用実績と、判定された勤労時間帯に基づいて、勤労顧客の在宅曜日とその時間帯を判定する手段とを備える勤労顧客の在宅時間帯を判定する方法を提供する。【選択図】図1

Description

本発明は、顧客情報を判定する方法に関し、特に、金融機関のATM(Automatic Teller Machine)等の利用情報を活用して、当該ATMを利用している勤労顧客や当該勤労顧客の関係者の在宅情報(または休日情報など)を判定するEBM(Event Based Marketing)の方法に関する。
金融機関等において営業を支援するため方法のひとつとして、顧客の利用実績の変化を捉えて、その利用実績の変化が生じた原因を分析して、顧客の資金ニーズにあわせた金融商品を適切に提供するEBMと称する手法が用いられている。
金融機関にとって、預金の大半を占める富裕層は、個人戦略上、極めて重要な顧客である。富裕層の大半は、退職金受給によって資産が大きく伸びた勤労顧客(いわゆるサラリーマン)であるので、将来の富裕層となりうる勤労顧客との関係強化は、金融機関の長期戦略において重要なテーマである。一方、勤労顧客は、その大半を就業時間としていることから、金融機関は、勤労顧客が在宅している日時を把握できず、勤労顧客との積極的な接点を図れずにいる。
これまでの金融機関の勤労顧客との接点は、ダイレクトメールを中心とした非対面接点が中心であり、深度ある関係性は図れていない。これに対し、過去の架電履歴や訪問履歴から在宅時間を判定し自宅へ訪問するビジネスモデルは、例えば、特許文献1(特開2003−288442号)に開示されているが、特許文献1が対象としている顧客は、過去の訪問履歴が多い顧客である。しかしながら、金融機関から見ると、勤労顧客のほとんどは、振込などの取引履歴(受動的な接点)は多いが、顧客の自宅への訪問履歴(能動的な接点)は少ない又は皆無であり、それら顧客との接点強化には課題が残っていた。
特開2003−288442号
本発明はかかる従来技術の課題を解決するものであり、本発明の目的のひとつは、店舗やATMでの勤労顧客の利用実績を活用して、勤労顧客の在宅曜日とその時間帯を判定する方法を提供することである。
また、本発明の別の目的のひとつは、在宅曜日とその時間帯が判定された勤労顧客の情報を基に、取引履歴が少ない他の勤労顧客の在宅曜日とその時間帯を判定する方法を提供することである。
本発明の一態様によれば、対象となる勤労顧客を選択する手段と、対象となる勤労顧客の属性情報に基づいて、自宅エリアと自宅外エリアとを設定する手段であって、自宅エリアは、勤労顧客の自宅の所在地と金融取引装置の設置場所を含み、自宅外エリアは、勤労顧客の勤務先の所在地と別の金融取引装置の設置場所を含むように構成される、設定する手段と、自宅外エリアの金融取引装置の利用実績と勤労顧客の属性情報とに基づいて、勤労顧客の勤労時間帯を判定する手段と、自宅エリアの金融取引装置の利用実績と、判定された勤労時間帯に基づいて、勤労顧客の在宅曜日とその時間帯を判定する手段と、を備える勤労顧客の在宅時間帯を判定する方法を提供する。
本発明の一態様によれば、勤労顧客の在宅曜日とその時間帯を判定することが可能になるので、その判定を基に、勤労顧客への訪問や架電などの営業活動を効率的に支援することが可能となる。
本発明の他の目的、特徴及び利点は添付図面に関する以下の本発明の実施例の記載から明らかになるであろう。
図1は、本発明の実施例1を示すシステムの概略図を示す。 図2は、実施例1を示すシステムで使用するEBMシステムの機能ブロック図の一例を示す。 図3は、実施例1を示すシステムで使用するデータ構造の一例を示す。 図4は、実施例1を示すシステムの処理のフローチャートの一例を概略的に示す。 図5は、図4で示したシステムの処理のフローチャートの一部を詳細に示す。 図6は、図4で示したシステムの処理のフローチャートの一部を詳細に示す。 図7は、実施例2におけるシステムの処理のフローチャートの一例を概略的に示す。 図8は、勤労顧客の勤労時間帯、在宅曜日、在宅時間を判定するための表の一例を示す。 図9は、実施例3におけるシステムの処理のフローチャートの一例を概略的に示す。 図10は、実施例4におけるMCIF共同化システムの概略図を示す。 図11は、実施例4におけるMCIF共同化システムの処理のフローチャートの一例を概略的に示す。
図1は、本発明の一実施例を示すA銀行のネットワークシステム100の概略図を示す。
A銀行のネットワークシステム100は、EBMシステム110と、ネットワーク120と、エリア130とからなる。
A銀行のEBMシステム110は、ネットワーク120を介して、A銀行の複数の店舗や複数のATMなどの金融取引装置を直接的または何らかの装置を介して間接的に制御や管理をしている。
ネットワーク120は、ネットワークシステム100において、A銀行のEBMシステム110と、A銀行の複数の店舗や複数のATMとを接続するためのものであり、いわゆるインターネットでもよく、有線や無線などを用いたA銀行の専用ネットワークでもよい。別の実施例として、図1で示したシステムに、他の金融機関のATMなどが接続されてもよい。
エリア130は、対象となる顧客の行動範囲を基準に設定されるエリアである。例えば、図1において、エリア130は、顧客の自宅140などの所在地を基準に設定されるエリアである。ここで、顧客の自宅とは、顧客の住所や居所がある建物などを意味する。このエリア130の地理的範囲は、後述するエリア範囲に基づいて決定され、エリア130内に、店舗150および/またはATM160の設置場所を少なくとも1つを含むように決定される。ここで、エリア130に含まれる少なくとも1つの店舗150および/またはATM160は、A銀行の顧客の口座から資金移動が可能であればA銀行以外の金融機関のATM/店舗でもよい。また、A銀行のATM/店舗と他行のATM/店舗とが1つのエリア130に含まれてもよい。さらに、エリア130が一旦設定された後であっても、顧客の勤労状態の変化や、新たなATMや店舗の設置により、静的または動的にエリア130の範囲が変動してもよいし、ATMや店舗の周りの建物や人々の動線などの環境変化に応じて、静的または動的にエリア130の範囲が変動してもよい。
本実施例においては、図1のエリアAのように顧客の自宅の所在地と少なくともひとつのATMまたは店舗の場所を含むエリアを「自宅エリア」と称す。後述するが、本実施例では、エリアBのように、自宅エリア以外であって、勤務先の場所を含み、且つ顧客が店舗やATMを利用する頻度が高いエリアを「自宅外エリア」と称する。エリアCは、勤務先の所在地を含まず、且つ顧客が店舗やATMを利用する頻度が低いので、「自宅エリア」でも「自宅外エリア」でもない。(エリアCは、設定されなくてもよい。)
なお、「自宅エリア」と「自宅外エリア」の具体的な設定方法については後述するが、例えば、顧客が店舗やATMを利用する時間帯を基準に、「自宅エリア」と「自宅外エリア」が区別されるように設定してもよい。別の実施例として、エリアBやエリアCのように、自宅を含まないエリアの集合を「自宅外エリア」と称してもよく、エリアA以外の全てのエリアを単に「自宅外エリア」と称してもよい。エリアA、Bは、顧客の自宅や会社の所在地やATMの利用時間などを基準にそれぞれ「自宅エリア」と「自宅外エリア」が設定されているが、例えば、「自宅エリア」と「自宅外エリア」の地理的範囲については、顧客毎および/またはエリア毎に異なる基準で設定されてもよい。
店舗150は、銀行に所属する店舗の行員又は顧客の操作により、顧客が保有している銀行口座から預金を入出金できるような金融取引装置を備えている。当該金融取引装置は、少なくとも顧客が保有している銀行口座から預金を引き出せるようなキャッシュ・ディスペンサー(Cash Dispenser)の機能を有している。
ATM160は、顧客の操作により、顧客が保有している銀行口座から預金を入出金できるような金融取引装置である。当該金融取引装置は、少なくとも顧客が保有している銀行口座から預金を引き出せるようなキャッシュ・ディスペンサー(Cash Dispenser)の機能を有している。
ここで、本実施例の金融取引装置は、所定の地理的位置(例えば、番地)の範囲内に設置または固定されている。さらに、本実施例の金融取引装置は、直接的にまたは間接的に顧客の銀行口座から資金移動が実現可能な装置であればよく、例えば、顧客の口座を有する銀行口座と資金移動が可能な他の金融機関のATMやCDでもよく、クレジットカードやデビットカードや電子マネーやポイントカードや仮想通貨などで決済できる装置でもよい。
なお、本願明細書において、ATMと店舗は同義であり、単にATMと称した場合であっても、本願明細書の文脈によっては、店舗を意味する場合もあり、単に店舗と称した場合であっても、ATMを意味する場合もある。
図2は、図1のシステムで使用するEBMシステム110の機能ブロック図の一例を示す。
EBMシステム110は、行内サーバ210、行内端末220、行内DB(DataBase)230を備える。
行内サーバ210は、銀行内のサーバであり、後述するような様々な処理を行う。また、行内サーバ210は、制御部211、勤労顧客判定部212、自宅エリア/自宅外エリア判定部213、勤労時間帯判定部214、在宅曜日時間判定部215を備える。
制御部211は、行内サーバ210の各処理部を制御したり、行内DB230の各DBに記録されているデータを入出力したりする。
勤労顧客判定部212は、勤労顧客を判定する処理部である。
自宅エリア/自宅外エリア判定部213は、自宅エリアや自宅外エリアを判定する処理部である。
勤労時間帯判定部214は、勤労顧客の勤労時間帯を判定する処理部である。
在宅曜日時間判定部215は、勤労顧客が在宅している曜日および時間を判定する処理部である。
行内端末220は、行員が行内サーバ210へデータを入出力したり、後述するような様々な処理や制御をしたりするために用いられる。
行内DB(DataBase)230は、後述するような様々なデータを管理している。また、行内DB230は、顧客口座DB231、顧客属性DB232、決済情報DB233、ATM/店舗DB234、在宅曜日時間DB235を備える。
顧客口座DB231は、顧客が有する銀行口座を管理するデータベースである。
顧客属性DB232は、顧客の属性情報を管理するデータベースである。顧客の属性情報は、例えば、顧客の自宅の所在地、勤務先、顧客の性別や生年月日などの情報を含むが、個別の情報が特定されていない場合(例えば、勤務先が不明の場合)は、その旨(例えば、勤務先が不明である旨)が記録されてもよい。
決済情報DB233は、銀行内外での金融決済を管理するデータベースである。
ATM/店舗DB234は、金融決済が可能なATMや店舗の場所などを管理しているデータベースである。例えば、金融決済が可能なATMや店舗の場所などの設置場所の位置情報(例えば、ATMなどが設置されている番地)を管理している。
在宅曜日時間DB235は、勤労顧客が在宅している日時(または曜日と時間)の情報を管理するデータベースである。
なお、本実施例におけるシステム、若しくは当該システムを構成する一部若しくは全部のユニットには、プロセッサが入っており、当該プロセッサが、本実施例で説明するシステムの処理の一部若しくは全部を担うように構成されてもよい。
図3は、実施例1を示すシステムで使用するデータ構造の一例を示す。
図3(a)は、勤労顧客の判定結果を記録するためのデータ構造である。
図3(b)は、勤労顧客のATM利用回数を基に、在宅曜日と在宅時間を判定するデータ構造である。所定期間において、勤労顧客がATMを利用した回数を計測し、その利用回数が所定の回数を超えているか否かを判定したフラグを記録するためのデータ構造である。
図3(c)は、在宅曜日と在宅時間が不明の勤労顧客に対して、別のデータ項目(本実施例では、依頼人ID)を加えることにより、当該勤労顧客の在宅曜日と在宅時間を判定するためのデータ構造である。
図4は、本発明の一実施例を示すシステムの処理のフローチャートの一例を概略的に示す。
勤労顧客の在宅曜日とその時間帯を判定するプロセスは以下のとおりとなる。
以下に、店舗・ATMの利用実績から顧客の在宅時間を判定するにあたっての各処理の詳細について、説明する。
S1010では、自宅エリア、自宅外エリアともに、店舗・ATMの利用回数が所定以上である顧客を特定(選択)する。該当する顧客の一覧を作成してもよい。
S1020では、S1010の対象顧客から、勤労顧客を選択する。勤労顧客は、口座の利用実績(給与振込実績、ローン審査情報における勤務先情報など)により選択する。例えば、給与振込実績に基づいて選択する場合には、最近1年の間に複数回または最近1〜3ヶ月の間に1回、給与振込と称する通信種目で顧客に振込があった場合には、その顧客を勤労顧客として特定(選択)してもよい。
S1030では、勤労顧客の自宅エリアおよび自宅外エリアを設定する。本実施例においては、自宅エリアと自宅外エリアは地理的に重複しない例を説明する。
まず、自宅エリアの設定方法について説明する。自宅エリアは、自宅の所在地(住所)と少なくとも1つのATMの設置場所を含むように設定される。ここで、勤労顧客の自宅の所在地に関する情報は、顧客属性DB232から取得される。ATMの設置場所に関する情報は、ATM/店舗情報DB234から取得される。
ここで、自宅エリアのエリア範囲が問題となる。エリア範囲は、勤労顧客の自宅の所在地を基準に設定されるが、エリア範囲が大きすぎると、1つのエリアのみで顧客がATMを利用することになり、顧客がATMを利用する時間帯や曜日の偏りが、自宅エリアと自宅外エリアとでどのように異なるのかが確認できない。すなわち、自宅エリアは設定できるが、自宅エリア外エリアが設定できないことになる。一方で、エリア範囲が小さすぎると、自宅エリアに店舗・ATMが存在しないことなり、自宅エリアでの利用がないと見なされてしまう。よって、自宅エリアは、できるだけ小さなエリア範囲に基づいて、すなわち、勤労顧客のほとんどが自宅を含むエリア範囲内に少なくとも1つの店舗・ATMが存在するような、エリア範囲に基づいて決定される。
本実施例では、このエリア範囲を、例えば、顧客毎に最適なエリア範囲を以下のいずれから選択するように構成される。別の実施例では、以下と異なる基準でエリア範囲を設定してもよい。例えば、エリア範囲の選択基準については、エリア範囲1を当初の設定にしておき、エリア範囲1では判定精度が低いと判断されたときは、エリア範囲2または3に変更して、再度判定するように構成されてもよい。または、エリア範囲1、2、3のそれぞれで判定処理を行い、それぞれの結果を重ね合わせたり、平均値を計算したりして、勤労顧客の在宅曜日や時間帯を判定してもよい。
エリア範囲1:自宅と同一地域(例えば、郵便番号が同一である地域。但し、当該同一地域に、店舗やATMが存在しない場合は、隣接する地域も含むように設定する。)
エリア範囲2:自宅からの距離(例えば、自宅を中心に、任意の半径距離(数百メートルから数キロメートル)の範囲であること。但し、当該距離の範囲内に、店舗やATMが存在しない場合は、距離を延長するように設定する。)
エリア範囲3:自宅からの移動時間(例えば、自宅を中心に、任意の移動時間(徒歩数分から数十分の範囲)であること。但し、当該移動時間内に、店舗やATMが存在しない場合は、移動時間を延ばすように設定する。)
勤労顧客の自宅外エリアについても、勤務先の所在地を取得した上で、上述したような自宅エリアと同様の基準で設定される。なお、後述するが、勤務先(の所在地)が不明な顧客などについては、別の基準で、自宅外エリアが設定されてもよい。
以下、図5、図6を参照しながら、ある顧客の勤労時間帯の決定プロセスの一例を以下に示す。
S1040では、勤労顧客の勤労時間帯を判定する。図5は、S1040の詳細を示すフローチャートである。図5において、勤労時間帯は、勤務先の就労条件の違いから顧客により異なるため、顧客ごとに以下のプロセスで判定する。
S1041では、自宅外エリアでの利用が所定回数以上であることを確認する。例えば、所定回数が20回であると設定されている場合は、自宅外エリアでの利用回数が年間20回あれば、所定回数以上であると判定される。
S1042では、自宅外エリアの利用に偏った時間帯・曜日が存在することを確認する。例えば、本実施例において、自宅外エリアで最も利用するのは水曜日の12:00〜13:00の時間帯であることを確認する。
S1043では、自宅エリアでの利用が所定回数以上の基準を満たしていることを確認する。例えば、S1043において、自宅エリアでの利用回数が、例えば年間30回であり、所定回数以上(例えば、20回以上)の基準を満たしていることを確認する。なお、S1043は、オプションの処理であって、実行されなくてもよい。
S1044では、S1042で得られた曜日(本実施例では、水曜日)における自宅エリアの利用時間帯を図6のグラフで確認する。本実施例において、水曜日における自宅エリアの利用は、7:30〜8:30もしくは20:00〜21:00の時間帯であることを確認する。
なお、本実施例では、自宅エリアのATM利用回数と、自宅外エリアのATM利用回数が、それぞれ所定回数の基準を満たしているか否かを判定する例を説明したが、別の実施例においては、S1043の処理をS1041の処理に組み合わせて、自宅エリアと自宅外エリアのATMの利用回数の合計が所定回数の基準を満たしているか否かを一度にまとめて判定するように構成されてもよい。
最後に、S1040では、S1044の時間帯と重ならない時間帯であって、S1042の時間を含む時間帯を、勤労時間帯として判定する。例えば、本実施例では、判定の結果、この顧客の勤労時間帯は、8:30〜20:00までの間(図8の網掛け部分を参照)であると判定される。
図4のフローチャートに戻り、S1050では、勤労顧客の在宅曜日とその時間帯を判定する。図6は、S1050の詳細の処理を示すフローチャートである。
在宅曜日は、顧客ごとにS1045の結果を用いて以下のプロセスで判定する。例えば、本実施例における勤労顧客の在宅曜日とその時間帯の決定プロセスを以下に示す。
S1051では、利用回数はS1043で所定以上であることは確認済みの勤労顧客の中で、自宅エリアにおいて、S1042で得られた勤労時間帯での利用が最も偏った曜日を確認する。S1051において、自宅エリアにおいて、8:30〜20:00の間の利用が最も多い曜日は木曜日であることがわかる。
S1052では、S1051で確認された曜日の偏りが所定の設定された割合以上であることを確認する。本実施例では、自宅エリアにおいて、8:30〜20:00の間の利用を曜日別に見ると、木曜日が8割程度を占めることがわかる。例えば、本実施例において、所定の設定された割合が7割であると仮定すると、本実施例の8割は条件を満たす。
S1053では、S1052で得られた曜日において、S1045で得られた時間帯では、自宅外エリアでの利用頻度が、自宅エリアよりも相対的に少ないことを確認する。本実施例では、自宅外エリアでの中で最も利用の多いエリアにおいて、木曜日の8:30〜20:00の利用は年間一度もない(0割)ことがわかる。すなわち、S1052の8割に比べて低いことがわかる。なお、S1053は、オプションの処理であって、実行されなくてもよい。
最後に、S1050では、S1051〜S1053の処理結果に基づいて、勤労顧客の在宅曜日とその時間帯を判定する。なお、本実施例では、在宅の曜日が1曜日であることを前提に説明したが、本実施例で説明した処理を複数回実行することにより、在宅の曜日が2曜日以上であっても適用可能である。
なお、勤労時間帯の計算においては、勤労顧客の自宅と勤務先との通勤時間を考慮してもよい。例えば、自宅エリアの任意の地点と自宅外エリアの任意の地点に基づき、勤労顧客の通勤時間を計算して、当該計算された時間を、勤労顧客の勤務時間帯に加算してもよい。
本実施例によれば、上述したプロセスを満たした顧客は、勤労時間帯と在宅曜日が判定され、その判定結果に基づいて、その顧客の在宅曜日とその時間帯が判定される。それが金融機関の営業時間内であれば、営業時間延長・土日営業など、新たなコストを支払うことなく、従来では存在しなかった、顧客との新たな関係強化を図ることが可能となる。
図4のフローチャートに戻り、S1060では、自宅エリア及び/または自宅外エリアの再設定が必要か否かを判定する。例えば、自宅エリアでも自宅エリア外エリアでもないエリアにあるATMや店舗での利用が多く、在宅時間の判定ができないまたは判定精度が低いと思われる顧客がいた場合、自宅エリア及び/または自宅外エリアを再設定して、あらためて、勤労顧客の在宅時間等を判定してもよい。
例えば、エリア範囲1の自宅と同一地域という視点(自動車等の住所コードや郵便番号など)で自宅エリアを判定したが、同一地域で判定すると、この顧客に関しては勤労時間帯などが判定できないなどの不都合が生じる場合には、別のエリア範囲であるエリア範囲2の自宅からの距離という視点(自宅を中心に、半径数百メートルから数キロメートルの範囲)で自宅エリアを再設定してもよい。また、エリア範囲2の自宅からの距離(自宅を中心に、半径100メートル)という視点で自宅エリアを設定したが、この顧客に関しては勤労時間帯などが判定できないなどの不都合が生じる場合には、同じエリア範囲2でも、半径100メートルではなく、半径50メートル(半径を短くする)か200メートル(半径を長くする)に変更して、自宅エリアを再設定してもよい。
実施例2では、実施例1の結果を活用し、「店舗・ATMの利用回数が所定以上」でない顧客の在宅曜日・時間帯を以下の処理で判定する例を説明する。
例として、ある顧客の勤労時間帯の決定プロセスを以下に示す。
S2010において、実施例1で得られた顧客群を、属性情報が互いに一致する項目を抽出して、1つにまとめる。本実施例では、顧客の属性情報の中の項目である「勤務先」(給与振込元などから判定可能)が共通していたので、その項目でまとめる。本実施例においては、S2010において、実施例1において在宅曜日とその時間帯が判定された顧客のうち、給与振込元が「ハマギンソウケン」であった2名であるとする。
S2020において、勤務先が同一である各顧客において、実施例1で判定された在宅曜日・時間帯のバラつきが所定以下であることを確認する。本実施例において、S2010で得られた、その2名は、全員、判定された在宅曜日は月曜日であり、時間帯は9:00〜20:00の間であった。ここで、勤労顧客全体のデータを重ね合わせた結果、実施例1で判定された勤労顧客の在宅曜日において、利用割合が所定以上(例えば、7割以上)であるような閾値を設けることにより、バラツキが所定以下であることを確認することができる。なお、この閾値は、給与振込元(会社等)毎に個別に設定してもよいし、全ての給与振込元に対して同一の値を設定してもよい。
S2030において、「店舗・ATMの利用回数が所定以上」でない顧客を抽出する。
S2040において、(「店舗・ATMの利用回数が所定以上」でない)勤務先がS2020と同一の顧客を抽出する。本実施例においては、年間ATMが5回程度の、給与振込元「ハマギンソウケン」の顧客(ATMの利用回数上、少なくとも実施例1の判定対象外となった顧客)がいることがわかる。
S2050において、ここで抽出された顧客における在宅曜日・時間帯もS2020で得られた結果と同じであると判定する。本実施例においては、この顧客の在宅曜日とその時間帯は月曜日9:00〜20:00だと判定する。
上述した処理により、店舗・ATMの利用回数が条件を満たさない顧客に対しても、在宅曜日とその時間帯の判定が可能となり、新たな接点強化を図ることが可能な顧客数が増加する。
なお、本実施例では、実施例1で得られた顧客群の共通する項目を基に、別の顧客の在宅曜日とその時間帯を判定する例を説明したが、別の実施例では、任意の顧客1名の属性情報が基に、金融機関の操作者が、実施例1で得られた任意の顧客の属性情報から任意の項目を指定することによって、当該任意の項目が一致する別の顧客の在宅曜日とその時間帯を判定するように構成されてもよい。
退職や転勤などの顧客の勤労状態の変化を検知する実施例について、図9のフローチャートを用いて、説明する。
ある所定期間(本実施例では、以下、期間Aと称する。)の勤労時間帯においては、自宅外エリアのATMや店舗を利用していたが、期間Aより以後の期間(本実施例では、以下、期間Bと称する。)の勤労時間帯においては、当該自宅外エリアのATMや店舗を利用してないこと、または、自宅エリアのATMや店舗を利用していることが検知されたとする。当該検知により、勤務先が変わった可能性や、勤務先を退職した可能性を判定することができる。(S3010−S3040を参照)
例えば、図1において、勤労時間帯が判定された勤労顧客が、期間Aでは、自宅外エリアBのATMや店舗の利用頻度が高かったが、期間Bでは、自宅外エリアCのATMや店舗の利用頻度が高くなったとする。このときに、顧客属性DB232を参照し、例えば、勤労顧客の年齢が40代であった場合には、転勤や転職をしたと判定する。すなわち、当該判定結果は、顧客の勤労状態の変化が生じた可能性を示唆する情報になる。転勤や転職と判定された場合は、図4のフローチャートで示したような処理に従って、あらためて、勤労顧客の在宅曜日などを判定してもよい。(S3070−S3080を参照)
また、期間Aでは、自宅外エリアBのATMや店舗の頻度が高かったが、期間Bでは、自宅エリアAのATMや店舗の利用が高くなったとする。このときに、例えば、顧客属性DB232を参照し、勤労顧客の年齢が閾値以上(例えば、50代や60代以上。別の実施例として、顧客が勤務する企業等の情報に基づいて、顧客毎に閾値を変更してもよい。)の場合には、退職をしたと判定する。すなわち、当該判定結果は、顧客の勤労状態の変化が生じた可能性を示唆する情報になる。特に、退職をした場合には、勤労顧客は退職金を受け取っている可能性が高いので、金融機関の営業担当者は、当該顧客に対して、訪問や架電をするなどの営業活動をすることができる。(S3050を参照)
上述した処理で判定した情報の中で任意のものについては、必要に応じて、顧客属性DBに書き込んで更新処理をしてもよい。(S3090を参照)
実施例1、実施例2の実施例を更に発展させて、MCIFシステム共同化システムと称する実施例について以下に説明する。ここで、MCIFシステム共同化システムは、特定の情報(MCIF)を複数の銀行などで共同管理するためのシステムを意味する。そして、MCIFとは、Marketing Customer Information Fileの略称であり、マーケティング用の顧客情報のファイルを意味する。本実施例によれば、顧客の情報を自動的に構築することができるので、効率の良いマーケティングができ、顧客の接点強化を効率的に行う支援をすることができる。
図10は、本実施例におけるMCIF共同化システムの概略図を示す。図10のMCIF共同化システムは、ネットワーク120に、A銀行のEBMシステム110と、B銀行のEBMシステム900と、共同MCIFセンター1000を含む。図10では省略されているが、更に別の銀行のEBMシステムなどがネットワーク120経由で接続されてもよい。
図10は、図1で示したA銀行のEBMシステム110の内部構成の一部が異なる。具体的には、リスト送受信部216が追加されている一方で、在宅曜日判定部や在宅曜日時間DBが配置されていない。これら在宅曜日判定部や在宅曜日時間DBは、本実施例においては、共同CIFセンター1000に配置されている。
リスト送受信部216は、後述するように、各銀行が作成した勤務先休日情報リストを送受信する。勤務先休日情報リストには、例えば、勤務先と、当該勤務先の休日や時間帯(または、当該勤務先に勤務している従業員の在宅曜日や時間帯など)との関係が示された情報が含まれていてもよい。
B銀行のEBMシステム900の内部構成は図示されていないが、A銀行のEBMシステム110の内部構成と同じでもよい。
共同MCIFセンター1000は、DB管理サーバ1010と、A銀行用在宅曜日時間DB1020と、B銀行用在宅曜日時間DB1030と、在宅曜日時間判定部1040とを含む。
DB管理サーバ1010は、A銀行用在宅曜日時間DB1020と、B銀行用在宅曜日時間DB1030と、在宅曜日時間判定部1040を制御する。本実施例においては、DB管理サーバ1010が全ての在宅曜日時間DBを制御しているが、別の実施例においては、在宅曜日時間DB毎に管理サーバを設けてもよい。
A銀行用在宅曜日時間DB1020とB銀行用在宅曜日時間DB1030とは、銀行毎の勤労顧客が在宅している日時(または曜日と時間)の情報を管理するデータベースである。銀行毎にそれぞれの在宅曜日時間DBを設けることにより、各銀行で適切な情報を管理することができる。なお、図10では、A銀行とB銀行のEBMが接続されているので、在宅曜日時間DBの数は2つであるが、在宅曜日時間DBの数は、ネットワーク120に接続されている銀行のEBMシステムの数に応じて、変動する。
在宅曜日時間判定部1040は、勤労顧客が在宅している曜日および時間を判定する処理部である。
本実施例においては、勤務先休日情報リストを相互に共有する複数の銀行を、共同化システムの管理下におくことができる。
なお、共同MCIFセンター1000は、説明の便宜上、個々の構成要素1010〜1040がひとつの構成として配置されているものとして説明をするが、本実施例で説明できるような機能が実現できるのであれば、個々の構成要素1010〜1040がそれぞれ物理的に異なる場所(例えば、A銀行やB銀行のEBMシステム)に配置されてもよい。
図10において、図1と同じ参照符号の構成についての説明は、省略する。
図11は、図10で示したシステムの処理のフローチャートを示す。
図11は、実施例4の共同化システム1000の処理の一例を示すフローチャートである。本実施例では、特に、A銀行の顧客の在宅曜日時間を判定したい場合に、A銀行またはB銀行で在宅曜日時間が判定された勤労顧客の情報(勤務先休日情報リスト)を用いて、A銀行の顧客の在宅曜日時間を判定する一例を示す。別の実施例として、勤務先休日情報リストの代わりに、勤務先勤労時間帯情報リスト(勤務先の勤労曜日や時間帯)を用いてもよい。
S4010において、共同化システム1000のDB管理サーバ1010は、各銀行(本実施例では、A銀行、B銀行)から、勤務先休日情報リストを取得する。勤務先休日情報リストには、例えば、勤務先と、当該勤務先の休日の曜日や時間帯(または、当該勤務先に勤務している従業員の在宅曜日や時間帯など)との関係が示された情報が含まれていてもよい。
S4020において、DB管理サーバ1010は、A銀行から取得した勤務先休日情報を、A銀行用在宅曜日時間DB1020に送信し、当該DB内の情報を更新するように指示する。同様に、DB管理サーバ1010は、B銀行から取得した勤務先休日情報をB銀行用在宅曜日時間DB1030に送信し、当該DB内の情報を更新するように指示する。ここで、S4020で取得する勤務先休日情報は、各銀行において図4で判定されたような手順に基づいて、勤務先休日情報リストを生成してもよい。
S4030において、A銀行は、例えば、実施例2のS2030において、A銀行のATMの年間利用回数が所定回数以下であることを理由に、在宅曜日とその時間帯の判定が保留された顧客について、その判定を共同化システム1000に依頼する。共同化システム1000のDB管理サーバ1010は、A銀行から、A銀行の顧客の在宅曜日時間の判定を依頼する信号を受信する。
S4040において、DB管理サーバ1010は、A銀行用在宅曜日時間DB1020にアクセスをして、勤務先休日情報を照会する。もし、該当する勤務先休日情報があれば、S4050へ進む。該当する勤務先休日情報がなければ、S4060へ進む。
S4050において、DB管理サーバ1010は、A銀行用在宅曜日時間DB1030から勤務先休日情報を取得する。
S4060において、A銀行用在宅曜日時間DB1020に、該当する勤務先休日情報がない場合は、別の銀行用の勤務先休日情報DB(本実施例においては、B銀行用在宅曜日時間DB1030)にアクセスして、該当する勤務先休日情報を取得する。別の銀行用の在宅曜日時間DBにも、該当する勤務先休日情報がない場合は、DB管理サーバ401が、取得不可能であることを示す信号を生成してもよい。
S4070において、DB管理サーバ1010は、取得した勤務先休日情報を基に、判定したい顧客の在宅曜日時間を判定する。
例えば、S4010、S4020において、A銀行で、実施例2で示した情報を基に、勤務先休日情報リストを作成する。S4040において、A銀行で実施例1のS1020で選択された勤労顧客の給与振込元が「ハマギンソウケン」であることが顧客属性DBに記録されていれば、S4070において、「ハマギンソウケン」に勤務する他の顧客の在宅曜日とその時間帯も、勤労顧客と同じ在宅曜日と時間帯であると判断でき、例えば、月曜日9:00〜20:00であると判断できる。
一方で、例えば、B銀行にS4010の情報を得る(B銀行が作成した実施例1のS1020を満たす中に給与振込元「ハマギンソウケン」の顧客はいなかった)場合には、S4060において、B銀行で、A銀行が作成したS4010の勤務先休日情報リストを受領する。
そして、S4070において、B銀行で、S4020の勤務先休日情報リストを元に、実施例2のS2030以降の処理を行うことで、「店舗・ATMの利用回数が所定以上」でないB行顧客の在宅曜日・時間帯を判定する。例えば、S4070において、B銀行における年間ATM利用回数が7回であって、給与振込元「ハマギンソウケン」である顧客の在宅曜日とその時間帯は月曜日9:00〜20:00だと判定する。
S4080において、DB管理サーバ1010は、S4070の判定結果を、A銀行の在宅曜日時間DB1020に送信して、在宅曜日時間DB1020の情報を更新するように指示する。
S4090において、DB管理サーバ1010は、S4070の判定結果を、A銀行へ送信する。なお、S4090は、S4080よりも前に実行してもよい。
S4100において、DB管理サーバ1010は、S4070における判定結果を基に、勤務先休日情報リストを更新してもよい。また、更新した勤務先休日情報リストを任意の銀行に送信してもよい。
別の実施例として、S4030で、DB管理サーバ1010は、A銀行またはB銀行から、勤務先休日情報リストを依頼する信号を受信した場合に、DB管理サーバ1010は、A銀行用在宅曜日時間DB1020および/またはB銀行用在宅曜日時間DB1030にアクセスして、必要な勤務先休日情報リストを生成し、当該依頼をした銀行へ返信するような構成でもよい。
本実施例によれば、複数の金融機関で共同してシステムを使用して勤務先休日情報を取り扱うことで、対象となる勤労顧客数を増やすことができる。すなわち、自行からは実施例1、実施例2でも判定ができなかった顧客に対しても、MCIF共同化システムの利点を活かすことで、在宅曜日とその時間帯の判定が可能となり、新たな接点強化を図ることが可能な顧客数が増加する。
本実施例によれば、共同システムで顧客の情報を把握するため、自行の営業エリア外であっても、共同システム参加金融機関と取引がある企業であれば、対象となる顧客の在宅曜日時間を、より精度よく判定できる。
他の実施例として、自宅外エリアを、勤務している会社(職場)のエリア(図1のエリアB)と、自宅と会社以外のエリア(図1のエリアC)に分けて、勤労顧客の在宅曜日とその時間帯を更に精度良く判定できるように構成されてもよい。
更に他の実施例として、勤労顧客の家族に関する情報を、顧客属性DBから取得して、勤労顧客の家族が、ATMや店舗における取引履歴を反映させて、勤労顧客の在宅曜日とその時間帯を更に精度良く判定できるように構成されてもよい。
以上のように本発明の実施態様について説明したが、上述の説明に基づいて当業者にとって種々の代替例、修正又は変形が可能であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で前述の種々の代替例、修正又は変形を包含するものである。例えば、本実施例で示した処理は、任意のプロセッサで実行されてもよく、任意の処理をハードウェアに置き換えて、ハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせで実現してもよい。
本発明は、実施例で示した以外の様々な産業や技術分野に利用することが可能である。例えば、IoT(Internet of Things、モノのインターネット)にも適用できる。例えば、本実施例のATMなどから得られる固有の情報に加えて、ATMに付随して設置されたIoTのセンサーから得られた情報や顧客自身と連動するIoTのセンサーから得られた勤労顧客の位置や動きに関する情報を加えることにより、勤労顧客の勤労時間帯や休日曜日の時間帯の判定精度を向上させることも可能である。
100 ネットワークシステム
110 A銀行EBMシステム
120 ネットワーク
130 エリア
140 顧客の自宅
150 店舗
160 ATM
210 行内サーバ
211 制御部
212 勤労顧客判定部
213 自宅エリア/自宅外エリア判定部
214 勤労時間帯判定部
215 在宅曜日時間判定部
216 リスト送受信部
220 行内端末
230 行内DB(DataBase)
900 B銀行EBMシステム
1000 共同MCIFセンター
1010 DB管理サーバ
1020 A銀行用在宅曜日時間DB
1030 B銀行用在宅曜日時間DB
1040 在宅曜日時間判定部

Claims (5)

  1. 勤労顧客の在宅時間帯を判定するシステムにおいて、
    口座の利用実績に基づいて、対象となる勤労顧客を選択する手段と、
    前記対象となる勤労顧客の属性情報に基づいて、自宅エリアと自宅外エリアとを設定する手段であって、前記自宅エリアは、前記勤労顧客の自宅の所在地と金融取引装置の設置場所を含み、前記自宅外エリアは、前記勤労顧客の勤務先の所在地と別の金融取引装置の設置場所を含むように構成される、前記設定する手段と、
    前記自宅外エリアの金融取引装置の利用実績と前記勤労顧客の属性情報とに基づいて、前記勤労顧客の勤労時間帯を判定する手段と、
    前記自宅エリアの金融取引装置の利用実績と、前記判定された勤労時間帯に基づいて、前記勤労顧客の在宅曜日とその時間帯を判定する手段と、
    を備えることを特徴とするシステム。
  2. 請求項1に記載のシステムにおいて、
    更に、前記判定された勤労顧客の属性情報と前記選択されなかった顧客の属性情報との所定の項目が一致する場合には、前記判定された勤労顧客の在宅曜日とその時間帯の情報とに基づいて、前記選択されなかった顧客の在宅曜日とその時間帯を判定することを特徴とするシステム。
  3. 請求項2に記載のシステムにおいて、
    前記判定された勤労顧客の自宅エリアの金融取引装置と自宅外エリアの金融取引装置との少なくとも1つの利用実績の変化に基づいて、顧客の勤労状態の変化が生じた可能性を判定することを特徴とするシステム。
  4. 勤労顧客の在宅時間帯を判定するシステムにおいて、複数のEBMシステムと、共同化システムとを備えており、
    前記EBMシステムの一方は、
    口座の利用実績に基づいて、対象となる勤労顧客を選択する手段と、
    前記対象となる勤労顧客の属性情報に基づいて、自宅エリアと自宅外エリアとを設定する手段であって、前記自宅エリアは、前記勤労顧客の自宅の所在地と金融取引装置の設置場所を含み、前記自宅外エリアは、前記勤労顧客の勤務先の所在地情報と別の金融取引装置の設置場所を含むように構成される、前記設定する手段と、
    前記自宅外エリアの金融取引装置の利用実績に基づいて、前記勤労顧客の勤労時間帯を判定する手段と、
    前記自宅エリアの金融取引装置の利用実績と、前記判定された勤労時間帯に基づいて、前記勤労顧客の在宅曜日とその時間帯を判定する手段と、
    を備え、
    前記共同化システムは、前記EBMシステムの一方または他方から、前記選択されなかった顧客の在宅曜日とその時間帯を判定することを要求する信号を受信すると、
    前記判定された勤労顧客の属性情報と前記選択されなかった顧客の属性情報との所定の項目が一致する場合には、前記判定された勤労顧客の在宅曜日とその時間帯の情報とに基づいて、前記選択されなかった顧客の在宅曜日とその時間帯を判定することを特徴とするシステム。
  5. 勤労顧客の在宅時間帯を判定するプログラムにおいて、
    口座の利用実績に基づいて、対象となる勤労顧客を選択する手段と、
    前記対象となる勤労顧客の属性情報に基づいて、自宅エリアと自宅外エリアとを設定する手段であって、前記自宅エリアは、前記勤労顧客の自宅の所在地と少なくとも1つの金融取引装置の設置場所を含み、前記自宅外エリアは、前記勤労顧客の勤務先の所在地と別の金融取引装置の設置場所を少なくとも1つ含むように構成される、前記設定する手段と、
    前記自宅外エリアの金融取引装置の利用実績と前記勤労顧客の属性情報とに基づいて、前記勤労顧客の勤労時間帯を判定する手段と、
    前記自宅エリアの金融取引装置の利用実績と、前記判定された勤労時間帯に基づいて、前記勤労顧客の在宅曜日とその時間帯を判定する手段と、
    してコンピュータを機能させるためのプログラム。
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