JP2021015589A - 現金補充管理システム及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】専門業者の現金輸送などの現金の補充に関する様々なコスト(時間、費用及び労力)を抑制することが可能な貨幣補充管理システムなどを提供する。【解決手段】貨幣補充管理システムにおいて、現金配送管理用サーバ装置30は、補充依頼対象者の通信端末装置10−1〜10−3に、該当する現金補充対象引出端末装置への現金の補充依頼を含む補充依頼情報を送信する。補充依頼情報が送信された補充依頼者の通信端末装置から、補充依頼情報に基づき、通信端末装置の登録ユーザが該当する現金自動預払機20への現金の補充を実行する意思を示す補充意思情報が受信された場合に、登録ユーザの通信端末装置に対して、該当する現金自動預払機に現金を補充させるため登録ユーザに対する入金行動をサポートするサポート処理を実行する。【選択図】図1

Description

本発明は、現金補充管理システム及びプログラムなどに関する。
従来、ATM(Automatic Teller Machine:現金自動預払機)やCD(Cash Dispenser:現金自動支払機)などのへの現金配送と現金補充(すなわち、不足した額の入金又は過剰な額の出金)は、銀行などからの委託により現金輸送会社などの専門業者によって行われている。
また、現金配送するには、現金輸送車やガードマンを用いるために、1回あたり数十万円の費用が発生するなど、現金補充コストが高くなる傾向がある。
その一方で、現金補充作業には、ATM本体を開閉するなど専門的で機密的な操作を必要とする。このため、コストの低さに基づいて自由に現金輸送会社を選択できる訳ではなく、委託先は、金融機関の信用に足る大企業でなければならないという制約があることが実情である。
従来では、このような制約の下、現金補充のコストを低減するために、様々な工夫がなされており、例えば、ATMの現金カセットを増やし、保有紙幣の容量を増大させることによって、現金の補充等にかかるコストを抑制しているものが知られている(例えば、非特許文献1)。
セブン銀行ニュースリリース「利便性と環境性能を追求した新型ATMを開発 セブン銀行」(URL:https://www.sevenbank.co.jp/corp/news/2010/pdf/2010101803.pdf)
しかしながら、非特許文献1に開示されたATMでは、委託先である現金輸送会社に支払う回数を低減でき、コストの削減については期待できるものの、現金輸送費用の値上げなどにより、容易にコストが増加してしまうなど、コストの削減については、未だ改善の余地がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、ATMやキャッシュディスペンサなどの少なくとも現金の預け入れ機能及び引き出し機能を有する現金自動預払機への現金輸送(現金の補充)に誰でも参加させること、及び、その結果、専門業者の現金輸送などの現金の補充に関する様々なコスト(時間、費用及び労力)を抑制することが可能な貨幣補充管理システムなどを提供する。
(1)上記課題を解決するため、本発明は、
少なくとも現金を格納し、現金の預け入れ及び引き出しが可能な機能を有する複数の現金自動預払機、及び、当該現金自動預払機を利用して所与の金融機関に対する口座を有し、かつ、予め登録された登録者が用いる複数の通信端末装置と、ネットワークを介して接続され、当該現金自動預払機に現金を補充するための管理を行う現金補充管理システムであって、
前記現金自動預払機の実空間内の位置を示す第1位置情報が記憶されている記憶手段を管理する記憶管理手段と、
各登録者の通信端末装置の実空間内の所在地を第2位置情報として少なくとも含む通信端末装置の登録者に関する情報を登録者情報として前記記憶手段に登録する登録者情報登録手段と、
特定の現金自動預払機における現金の補充指示が受信された場合に、当該特定の現金自動預払機の位置を示す第1位置情報と、前記記憶手段に登録されている登録者情報の少なくとも第2位置情報と、に基づいて、各登録者が所与の条件を具備して当該特定の現金自動預払機に現金を補充する補充依頼対象者として特定可能か否かを判定する補充依頼対象者判定処理を実行する判定処理手段と、
前記補充依頼対象者判定処理によって特定された補充依頼対象者の通信端末装置に、該当する現金補充対象現金自動預払機への現金の補充依頼を含む補充依頼情報を送信する補充依頼処理を実行する補充依頼処理手段と、
前記補充依頼情報が送信された補充依頼対象者の通信端末装置から当該補充依頼情報に基づく補充意思の有無を示す補充意思情報であって、当該補充依頼対象者が該当する現金補充対象現金自動預払機への現金の補充を実行する意思を示す前記補充意思情報が受信された場合に、当該補充依頼対象者の通信端末装置と連動して、該当する現金補充対象現金自動預払機に現金を補充させるための入金行動をサポートするサポート処理を実行するサポート処理手段と、
を備える、構成を有している。
この構成により、本発明は、専門業者に依頼することなく、現金自動預払機を利用して所与の金融機関に対する口座を有する登録者であれば誰でもATMやキャッシュディスペンサなどの現金自動預払機への現金補充(すなわち、現金の輸送)に参加することができるので、専門業者の現金輸送など現金補充に関する様々なコスト(費用、時間、労力など)を抑制することができる。
特に、本発明は、例えば、1000万円をATMなどの現金自動預払機に補充する場合に、1回の補充金額を100万円の場合程度にすれば、10回程度で済むとともに、たとえ補充毎に報酬(例えば、1回1000円)も支払ったとしても、専門業者(1台あたりの費用約36000円)に比べて低コストを実現することができる。
また、本発明は、現金自動預払機の通常の入金方法を用いて当該現金自動預払機に現金を補充することができるので、専門業者における現金の補充タイミングを襲われる犯罪を回避することができるとともに、登録者としては自己の現金を口座間で移動させることになるので、登録者自体の持ち逃げなどの犯罪も防止し、かつ、手軽に現金の郵送に参加することができる。
なお、「現金自動預払機」は、固定設置されていてもよいし、移動可能に設置されていてもよい。
そして、「登録者の通信端末装置の実空間内の所在地」としては、固定設置されている位置であってもよいし、通信端末装置が携帯用端末装置の場合には、所定のタイミング毎に更新される現在位置であってもよい。
また、「特定の現金自動預払機における現金の補充指示」には、外部から送信された指示及び内部処理によって実行された指示の双方を含む。
例えば、当該指示には、特定の現金自動預払機における現金の補充指示を当該現金自動預払機20から直接的に又は間接的に受信した場合、又は、各現金自動預払機から送信された、該当する現金自動預払機に格納されている現金の容量を示す現金格納容量に基づいて補充が必要と判定された場合が含まれる。
さらに、「補充依頼対象者判定処理」としては、基本的には、現金補充対象現金自動預払機を利用して入金可能な金融機関の登録口座を既に有している登録者の中から特定される。ただし、現金自動預払機によっては入金不能な金融機関と入金可能な金融機関の登録口座を有する登録者も存在するので、この場合には、入金可能な金融期間の登録口座を既に有している登録者の中から補充依頼対象者を特定する。
そして、「現金自動預払機の位置から予め定められた範囲内に存在する通信端末装置を少なくとも特定し」とは、最低限、現金自動預払機から一定の範囲内に存在する通信端末装置を特定することを示すが、その他の特定するための条件(以下、「特定条件」という。)が含まれていていてもよい。
例えば、その他の特定条件としては、現金自動預払機が利用可能な金融機関が規定されている場合には、当該利用可能な金融機関に登録者の口座を有していることなどが含まれる。
上記に加えて、「補充依頼情報」には、現金補充対象現金自動預払機の位置などの属性情報、及び、補充する現金容量に関する情報が含まれる。
また、「サポート処理」としては、通信端末装置と連動して
(A1)登録者(すなわち、通信端末装置)の所在地から現金補充対象現金自動預払機までの経路を示す経路提示サポート、
(A2)(A1)で提示された経路に沿って誘導を行う誘導サポート、
(A3)補充する現金を保有していない場合に、当該補充する現金を取得するためのサポート(例えば、他の現金自動預払機までの経路提示やそこまでの誘導、補充する現金以上の残高を有している登録者の口座の提示、及び、補充する現金以上の残高を有している登録者の口座から現金を引き出すことができる他の現金自動預払機までの経路提示やそこまでの誘導)、及び、
(A4)現金を補充する期限までのカウントダウンを表示する表示サポート、
などが含まれる。
そして、「補充依頼対象者判定処理」としては、登録者の通信端末装置の所在地と現金補充対象現金自動預払機の位置とを比較して補充依頼対象者を特定してもよいし、登録者の通信端末装置の所在地と現金補充対象現金自動預払機の位置とを含む複数の要素と、予め定められた関数と、に基づいて、AI(人工知能)などの手法を用いて補充依頼対象者を特定してもよい。
さらに、上記の現金補充管理システムにおいては、補充依頼対象者判定処理の結果を受信して補充依頼処理を実行してもよく、補充依頼対象者判定処理の双方の結果を受信して補充依頼処理を実行してもよい。
(2)また、本発明は、
前記判定処理手段が、
前記補充依頼対象者判定処理として、前記記憶手段に登録されている各登録者の第2位置情報によって示される所在地が、前記現金補充対象現金自動預払機の第1位置情報によって示される位置より所定の範囲にあるか否かを判定する、構成を有している。
この構成により、本発明は、実空間において現金補充対象現金自動預払機の付近に存在する登録者を補充依頼対象者として特定することができるので、迅速に、現金補充対象現金自動預払機への現金の補充を実行することができる。
(3)また、本発明は、
前記記憶手段には各通信端末装置を有する登録者に関する登録者関連情報が記憶されており、
前記判定処理手段が、
前記補充依頼対象者判定処理として、前記第2位置情報の他に、各登録者の登録者関連情報に基づいて、各登録者が所与の条件を具備して前記補充依頼対象者として特定可能か否かを判定する、構成を有している。
この構成により、本発明は、実空間において現金補充対象現金自動預払機の付近に存在する登録者だけでなく、信頼性の高い登録者などを補充依頼対象者に特定することができるので、該当する現金自動預払機への現金の補充の成功率などを向上させることができる。
なお、登録者関連情報には、例えば、
(B1)登録者が所有する口座及び当該口座が属する銀行などの金融機関の情報、及び、
(B2)登録者の今までの現金補充対象現金自動預払機に現金を補充させた実績を示す情報(以下、「補充実績情報」という。)、
などが含まれる。
特に、補充実績情報には、現金の補充に成功したか否か、補充を実行した日時、及び、補充した金額(紙幣や硬貨の種別も含む。)などを含む。
また、登録者関連情報は、予め登録されて記憶されていてもよいし、補充依頼対象者判定処理の実行時に登録者などによって登録された情報であってもよい。
(4)また、本発明は、
前記判定処理手段が、
予め定められた条件に基づいて、前記補充依頼対象者による前記現金補充対象現金自動預払機へ補充が成功したか否かを判定する成功判定処理を実行し、
前記成功判定処理の成功の可否を該当する登録者に対応付けて登録者関連情報として前記記憶手段に登録し、
前記補充依頼対象者判定処理として、前記第2位置情報の他に、各登録者の成功判定処理の結果に基づいて、前記所与の条件を有する補充依頼対象者として特定可能か否かを判定する、構成を有している。
この構成により、本発明は、実空間において現金補充対象現金自動預払機の付近に存在する登録者だけでなく、信頼性の高い登録者などを補充依頼対象者に特定することができるので、該当する現金自動預払機への現金の補充の成功率などを向上させることができる。
(5)また、本発明は、
前記サポート処理手段が、
(C1)前記補充依頼対象者の所在地から前記現金補充対象現金自動預払機までの経路に関する情報、
(C2)前記経路に沿って該当する補充依頼対象者を前記現金補充対象現金自動預払機の位置まで誘導を行う誘導に関する情報、
(C3)前記補充依頼対象者の登録者が補充するための現金を保有していない場合に、当該補充する現金を取得するためのサポートに関する情報、及び、
(C4)前記現金補充対象現金自動預払機に現金を補充するまでの残り時間などの時間情報、
のうち少なくともいずれか1の情報を、該当する補充依頼対象者に提供する前記サポート処理を実行する、構成を有している。
この構成により、本発明は、配達者における現金自動預払機に現金を補充する際の成功率を向上させること、又は、慣れていない登録ユーザであっても確実に現金の補充を行うことができるとともに、制限時間を設ければ迅速に補充が実行されるだけでなく、成功率も高くすることができる。
(6)また、本発明は、
前記補充依頼対象者の口座に関する情報を示す口座情報が前記記憶手段に予め記憶されている場合に、
前記補充依頼情報に従った現金の補充が該当する登録者によって実行された場合に、当該現金の補充を行った登録者の口座情報に基づいて、当該登録者の口座に報酬の送金を指示する送金指示手段を更に備える、構成を有している。
この構成により、本発明は、該当する現金自動預払機への現金の補充に対する報酬を容易にかつ確実に実行することができる。
(7)また、本発明は、
予め定められたタイミングに、各現金自動預払機から送信された、該当する現金自動預払機に格納されている現金の容量を示す現金格納容量の情報を現金格納容量情報として受信すると、予め定められた現金格納容量と、前記受信された現金格納情報によって示される各現金自動預払機の現金格納容量と、に基づいて、各現金自動預払機における現金の補充の有無を判定し、当該現金の補充が必要と判定した現金自動預払機を、現金補充対象現金自動預払機に決定する現金補充判定処理を実行し、前記現金補充判定処理によって現金の補充が必要な現金補充対象現金自動預払機に対する前記現金の補充指示を前記判定処理手段に実行する補充指示手段を更に備える、構成を有している。
この構成により、本発明は、金融機関のシステムなどを用いることなく独自に現金の補充が必要な現金補充対象現金自動預払機を特定することができる。
なお、「現金格納容量」には、例えば、格納されている現金の総量(すなわち、残高)、紙幣の種別毎の枚数、及び、硬貨の種別毎の枚数が含まれる。
(8)また、本発明は、
前記判定処理手段が、
前記現金自動預払機から送信された現金格納情報を受信した場合に、当該現金自動預払機の現金格納容量として、格納されている現金の総量、紙幣の種別毎の枚数、及び、硬貨の種別毎の枚数のうち、少なくともいずれか1を、予め定められた現金格納容量と比較し、当該現金自動預払機における現金の補充の有無を判定する前記現金補充判定処理を実行する、構成を有している。
この構成により、本発明は、金融機関のシステムなどを用いることなく独自に現金の補充が必要な現金補充対象現金自動預払機を特定することができる。
(9)また、本発明は、
前記判定処理手段が、
前記補充意思情報を受信した補充依頼対象者の登録者の中から、所与の条件を具備する登録者を、該当する現金補充対象現金自動預払機への現金の補充を実行する配達者として決定する、構成を有している。
この構成により、本発明は、多くの登録者の中から配達者を決定することができるので、現金の補充に対する登録者の行動を活性化し、多くの現金自動預払機の現金補充について当該システムによって実現することができる。
(10)上記課題を解決するため、本発明は、
少なくとも現金を格納し、現金の預け入れ及び引き出しが可能な機能を有する複数の現金自動預払機、及び、当該現金自動預払機を利用して所与の金融機関に対する口座を有し、かつ、予め登録された登録者が用いる複数の通信端末装置と、ネットワークを介して接続され、当該現金自動預払機に現金を補充するための管理を行うプログラムであって、
前記現金自動預払機の実空間内の位置を示す第1位置情報が記憶されている記憶手段を管理する記憶管理手段、
各登録者の通信端末装置の実空間内の所在地を第2位置情報として少なくとも含む通信端末装置の登録者に関する情報を登録者情報として前記記憶手段に登録する登録者情報登録手段、
特定の現金自動預払機における現金の補充指示が受信された場合に、当該特定の現金自動預払機の位置を示す第1位置情報と、前記記憶手段に登録されている登録者情報の少なくとも第2位置情報と、に基づいて、各登録者が所与の条件を具備して当該特定の現金自動預払機に現金を補充する補充依頼対象者として特定可能か否かを判定する補充依頼対象者判定処理を実行する判定処理手段、
前記補充依頼対象者判定処理によって特定された補充依頼対象者の通信端末装置に、該当する現金補充対象現金自動預払機への現金の補充依頼を含む補充依頼情報を送信する補充依頼処理を実行する補充依頼処理手段、及び、
前記補充依頼情報が送信された補充依頼対象者の通信端末装置から当該補充依頼情報に基づく補充意思の有無を示す補充意思情報であって、当該補充依頼対象者が該当する現金補充対象現金自動預払機への現金の補充を実行する意思を示す前記補充意思情報が受信された場合に、当該補充依頼対象者の通信端末装置と連動して、該当する現金補充対象現金自動預払機に現金を補充させるための入金行動をサポートするサポート処理を実行するサポート処理手段、
としてコンピュータを機能させる、構成を有している。
この構成により、本発明は、専門業者に依頼することなく、現金自動預払機を利用して所与の金融機関に対する口座を有する登録者であれば誰でもATMやキャッシュディスペンサなどの現金自動預払機への現金補充(すなわち、現金の輸送)に参加することができるので、専門業者の現金輸送など現金補充に関する様々なコスト(費用、時間、労力など)を抑制することができる。
また、本発明は、現金自動預払機の通常の入金方法を用いて当該現金自動預払機に現金を補充することができるので、専門業者における現金の補充タイミングを襲われる犯罪を回避することができるとともに、登録者としては自己の現金を口座間で移動させることになるので、登録者自体の持ち逃げなどの犯罪も防止し、かつ、手軽に現金の郵送に参加することができる。
本発明に係る現金配送管理システムにおける一実施形態の構成を示すシステム構成図である。 一実施形態に現金配送管理システムにおける動作を説明するための図である。 一実施形態における現金配送管理用サーバ装置の構成を示すブロック図である。 一実施形態の現金配送システムの動作を説明するためフローチャートである。
以下、本発明に係る実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、ユーザが利用するユーザ用端末装置と、ATMやキャッシュディスペンサなどの複数の現金自動預払機を有し、各銀行などの金融機関によって管理運営される金融機関管理システムと、現金自動預払機への現金の補充を管理する現金補充管理用サーバ装置と、を備えたネットワークを利用した現金配送管理システムに対して本願の現金補充管理システムなどを適用した場合の実施形態である。
[1]現金配送管理システム
[1.1]システム概要
まず、図1を用いて本実施形態の現金配送管理システム1の概要について説明する。
なお、図1は、本実施形態における現金配送管理システム1の構成を示すシステム構成図である。また、図が煩雑になることを防止するために、図1においては、一部のユーザによって利用されるユーザ用端末装置10、現金自動預払機20及び一部の金融機関管理システム40のみを示している。すなわち、実際の現金配送管理システム1においては、図1に示しているよりも多数のユーザ、ユーザ用端末装置10、多数の現金自動預払機20及び金融機関管理システム40が存在している。
本実施形態の現金配送管理システム1は、銀行、信用金庫又はその他の金融機関(以下、単に「金融機関」という。)を含む、1又は複数の金融機関における相互ネットワークであって、各ユーザの資金を管理する口座間における直接的な送金処理を実行するための送金ネットワーク(例えば、全銀ネットワーク、以下、「金融機関系ネットワーク」ともいう。)N1と、インターネットなどのネットワークN2と、を利用するシステムである。
特に、本実施形態の現金配送管理システム1は、金融機関によって提供される口座であって金融機関系ネットワークN1上に設定されている金融機関系の口座(以下、「銀行系口座」という。)の送金及び着金を管理するとともに、各現金自動預払機20の現金格納容量を管理するためのシステムである。
そして、本実施形態の現金配送管理システム1は、各現金自動預払機20の現金格納容量を管理するために、所与の金融機関に対する口座を有し、かつ、予め登録されたユーザ(登録者)によって利用される複数のユーザ用端末装置10と、少なくとも現金を格納し、引出者によって格納された現金を引き出すための機能を有する複数の現金自動預払機20と、各現金自動預払機20に現金を補充するための管理を行う現金配送管理用サーバ装置30と、を有しており、金融機関系ネットワークN1とネットワークN2を介して各金融機関(例えば、銀行)において管理運営される金融機関管理システム40と、接続されている。
また、本実施形態の現金配送管理システム1は、公衆電話網や専用線などの各金融機関管理システム40を通信網(以下、「金融機関用通信網」という。)を介して相互に接続するための金融機関系ネットワーク(例えば、全銀ネットワーク)N1と、公衆通信網を介してネットワークが構築されているネットワークN2と、を用いて構成される。ただし、ネットワークN2は、現金配送管理用サーバ装置30内において完結されたネットワークであってもよいし、他のサーバ装置(図示しない)と専用線などの通信回線によって相互に接続されて形成されている物理的なネットワークであってもよい。
ユーザ用端末装置10は、ユーザによって利用されるPC(パーソナルコンピュータ)、タブレット型情報通信端末装置、スマートフォン、携帯型電話機等の通信端末装置である。
特に、ユーザ用端末装置10は、キーボード、マウス、テンキー等の操作機能、液晶パネル、有機EL(Electro Luminescence)パネル等の表示素子によって構成される表示機能、及び、GPS(Global Positioning System)やWi−Fiを利用した自機の実空間内の位置を示す位置情報を検出し、かつ、現金配送管理用サーバ装置30に登録する位置検出機能を有している。
また、ユーザ用端末装置10は、所定のアプリケーション(以下、「クライアントアプリ」ともいう。)を実行するCPUなどによって構成されている。
現金自動預払機20は、例えば、ATM又はキャッシュディスペンサによって構成され、基本的には、ユーザの指示に基づいて現金の引き出し、及び、現金の預け入れが実行な可能な機能を有していればよい。
特に、現金自動預払機20は、自機が格納する現金の残高(すなわち、現金格納容量)、券種毎の枚数、及び、硬貨種別毎の枚数を管理して、予め定められた条件を具備した場合に、現金の補充を依頼する情報を現金配送管理用サーバ装置30に送信してもよいし、予め定められたタイミング毎に、現金格納容量、券種毎の枚数、及び、硬貨種別毎の枚数の情報を現金配送管理用サーバ装置30に送信してもよい。
また、現金自動預払機20は、原則、固定設置されているが、移動可能に設置されていてもよい。この場合には、現金自動預払機20は、ユーザ用端末装置10と同様に、GPSやWi−Fiを利用した自機の実空間内の位置を示す位置情報を検出し、かつ、現金配送管理用サーバ装置30に登録する位置検出機能を有している。
なお、現金自動預払機20のその他の機能は、ATM又はキャッシュディスペンサと同じであるので、その説明を省略する。
現金配送管理用サーバ装置30は、各種のデータベース(以下、「DB」という。)を有するコンピュータシステムであり、各現金自動預払機20の現金の補充管理、又は、各現金自動預払機20における現金格納容量及び現金の補充管理を行う構成を有している。
また、現金配送管理用サーバ装置30は、現金自動預払機20への現金補充を希望するユーザを登録し、当該登録したユーザ(以下、「登録ユーザ」ともいう。)に対して現金の補充を実行させるためのサポートを行う構成を有している。
特に、現金配送管理用サーバ装置30は、
(A1)現金自動預払機20の実空間内の位置を示す位置情報(以下、「自動預払機位置情報」という。)を管理し、
(A2)各登録ユーザのユーザ用端末装置10の実空間内の所在地をユーザ位置情報として少なくとも含むユーザ用端末装置10に関する情報を登録ユーザ情報として管理し、
(A3)特定の現金自動預払機20における現金の補充が必要であると判断された場合に、当該特定の現金自動預払機の位置を示す自動預払機位置情報と、前記記憶手段に登録されている端末情報の少なくともユーザ位置情報と、に基づいて、各登録者が所与の条件を具備して当該特定の現金自動預払機20に現金を補充する補充依頼対象者として特定可能か否かを判定する補充依頼対象者判定処理を実行し、
(A4)対象端末判定処理によって特定された補充依頼対象者のユーザ用端末装置10に、該当する現金自動預0への現金の補充依頼を含む補充依頼情報を送信する補充依頼処理を実行し、
(A5)補充依頼情報が送信されたユーザ用端末装置10から当該補充依頼情報に基づく補充意思の有無を示す補充意思情報であって、当該ユーザ用端末装置10の登録ユーザが該当する現金自動預払機20への現金の補充を実行する意思を示す補充意思情報が受信された場合に、当該登録ユーザのユーザ用端末装置10と連動して、該当する現金自動預払機20に現金を補充させるため入金行動をサポートするサポート処理を実行するサポート処理手段を実行する構成を有している。
金融機関管理システム40は、銀行、信用金庫又はその他の金融機関(以下、「銀行等」ともいう。)によって管理運営される銀行等のバンキングシステムであり、他の金融機関管理システム40と物理的又は仮想的な専用線等の金融機関系ネットワークN1によって相互接続されて構築されている。
そして、金融機関管理システム40は、ファームバンキングサービス(以下、「FBサービス」ともいう。)を管理する銀行FB管理機能と、メインフレームを有し、銀行系口座間の送金管理を行う送受信管理機能と、銀行系口座管理DBと、現金自動預払機20の管理を行う端末管理機能と、を有し、銀行系口座間の振込を実行するための処理を実行する。
特に、金融機関管理システム40は、現金配送管理用サーバ装置30の依頼に応じて、登録ユーザへの報酬を支払うための送金を、特定の口座から当該登録ユーザの口座に実行する。
金融機関管理システム40は、銀行FB管理機能として、各ユーザ用端末装置10とネットワークN2を介して接続され、ユーザ用端末装置10からの要求に応じて、銀行FBサービスへのログイン管理及び残高照会や振込指示の受付などの銀行FBサービスの提供を行う。
また、金融機関管理システム40は、送受信管理機能として、銀行の社内システムを統括管理するコンピュータシステムであり、例えば、入出金確認処理を行う構成を有している。
なお、金融機関管理システム40は、単独のコンピュータによって構成してもよく、Webサーバ用のコンピュータと、メインフレーム用コンピュータを含む複数のコンピュータによって構成してもよい。
銀行系口座管理DBは、対応する銀行などの金融機関において開設された口座を管理するための情報がデータとして記録されるDBである。
例えば、銀行系口座管理DBには、
(B1)各ユーザに割り当てられ、当該ユーザを銀行内において識別するためのユーザIDと、
(B2)当該ユーザの名義人名、住所、電話番号、メールアドレス等の各種属性に対応する情報を含むユーザ情報と、
(B3)当該ユーザによって保有される銀行系口座に対応する支店名、支店コード、法人又は個人の別、預金科目、及び、口座番号の他に、当該銀行系口座に対する入出金記録を示す履歴情報を少なくとも含む銀行系口座情報と、
(B4)当該銀行系口座の残高を示す残高情報と、
が対応付けて記憶される。
さらに、金融機関管理システム40は、端末管理機能として、各現金自動預払機20から直接現金の補充要請を受信し、現金配送管理用サーバ装置30にその旨を送信する。
なお、本実施形態においては、金融機関の管理者が、現金配送管理用サーバ装置30に直接補充要請を実行してもよい。
この構成により、本実施形態においては、専門業者に依頼することなく、現金引出端末装置を利用して所与の金融機関に対する口座を有する登録者であれば誰でもATMやキャッシュディスペンサなどの現金引出端末装置への現金補充(すなわち、現金の輸送)に参加することができるので、専門業者の現金輸送など現金補充に関する様々なコスト(費用、時間、労力など)を抑制することができるようになっている。
特に、本実施形態においては、例えば、1000万円をATMなどの現金引出端末装置に補充する場合に、1回の補充金額を100万円の場合程度にすれば、10回程度で済むとともに、たとえ補充毎に報酬も支払ったとしても、専門業者に比べて低コストを実現することができるようになっている。
例えば、現状、週1回で1000万程度の現金輸送が専門業者で行われており、年間175万から200万程度のコストが発生しており、1回100万あたりの輸送コストは、3600円となるが、本実施形態の場合には、1回の報酬を1000円とすれば、半額以下のコストで運営することができるようになっている。
また、本実施形態においては、現金引出端末装置の通常の入金方法を用いて当該現金引出端末装置に現金を補充することができるので、専門業者における現金の補充タイミングを襲われる犯罪を回避することができるとともに、登録者としては自己の現金を口座間で移動させることになるので、登録者自体の持ち逃げなどの犯罪も防止し、かつ、手軽に現金の郵送に参加することができるようになっている。
[1.2]現金配送管理システムの動作原理
次に、図2を用いて本実施形態の現金配送管理システム1の動作原理について説明する。
なお、図2は、本実施形態の現金配送管理システム1を用いて該当する現金自動預払機20に現金の補充が実行される際の各動作を説明するための図である。
まず、各ユーザ用端末装置10は、所定のアプリケーションを実行しつつ、ユーザの指示に基づいて、現金配送管理システム1が提供する現金自動預払機20への現金を補充するサービスにおいて、各現金自動預払機20に現金を配達する配達者(すなわち、登録ユーザ)として登録する(図2の[1])。
このとき、各ユーザ用端末装置10は、ユーザの指示に基づいて、登録ユーザ情報として、ユーザやユーザ用端末装置の所在地及び金融機関の口座などの各種の情報を登録する。
そして、現金配送管理用サーバ装置30は、現金自動預払機20から、又は、金融機関管理システム40から特定の現金自動預払機20のIDとともに当該現金自動預払機20における現金の補充要請を受信すると(図2の[2])、各種のデータベースを参照し、予め登録されている当該特定の現金自動預払機の位置を示す現金自動預払機位置情報と、登録ユーザとして登録した際の、又は、随時更新された所在地を示す各登録ユーザのユーザ位置情報(具体的には、登録ユーザが使用するユーザ用端末装置10の位置を示す情報)と、に基づいて、各登録ユーザが所与の条件(以下、「特定条件」ともいう。)を具備して当該特定の現金自動預払機に現金を補充する補充依頼対象者として特定可能か否かを判定する補充依頼対象者判定処理を実行する(図2の[3])。
なお、このとき、現金配送管理用サーバ装置30は、特定条件を具備していれば、2以上の登録ユーザを補充依頼対象者として特定してもよい。また、現金配送管理用サーバ装置30は、位置情報の他に、登録ユーザの現金自動預払機20への現金の補充実績などに基づいて補充依頼対象者判定処理を実行してもよい。
次いで、現金配送管理用サーバ装置30は、特定した補充依頼対象者のユーザ用端末装置10に該当する現金補充対象現金自動預払機としての現金自動預払機20への現金の補充依頼を含む補充依頼情報を送信する補充依頼処理を実行する(図2の[4])。
次いで、ユーザ用端末装置10は、補充依頼情報を受信し、配達者として該当する現金自動預払機20への現金の補充を実行するか否かを登録ユーザに問合せ(図2の[5])、当該問合せに基づいて、配達者になることを示す指示を受け付けると(図2の[6])、現金配送管理用サーバ装置30に、現金の補充を実行する意思を示す補充意思情報を送信する(図2の[7])。
次いで、現金配送管理用サーバ装置30は、各補充依頼対象者のユーザ用端末装置10から送信された現金の補充を実行する意思を示す補充意思情報を受信すると、当該補充意思情報を受け付けた登録ユーザの中から1又は必要な人数の配達者を特定する(図2の[8])。
そして、現金配送管理用サーバ装置30は、特定した登録ユーザのユーザ用端末装置10と連動して、該当する現金自動預払機20に現金を補充させるための登録ユーザ(すなわち、配達者)に対する入金行動をサポートするサポート処理を実行する(図2の[9])。
次いで、本実施形態において、サポート処理の実行後において、配達者が該当する現金自動預払機20に現金の補充が実行され(図2の[10])、該当する現金自動預払機20から、又は、金融機関管理システム40から現金の補充が完了した通知が送信されると(図2の[11])、現金配送管理用サーバ装置30は、該当する現金自動預払機20又は金融機関管理システム40と連動して、該当する登録ユーザによる該当する現金自動預払機20へ補充が成功したか否かを判定する成功判定処理を実行する(図2の[12])。
そして、現金配送管理用サーバ装置30は、成功判定処理によって成功したと判定した場合には、該当する登録ユーザへの報酬の送金指示(図2の[13])、又は、失敗した場合には、再度、補充依頼者の決定する補充依頼対象者判定処理を実行する(図2の[3])。
なお、登録ユーザへの報酬の送金が完了すると、金融機関管理システム40は、電子メールなどを用いて該当する登録ユーザのユーザ用端末装置10に報酬の送金が完了した通知(すなわち、着金通知)を行う(図2の[14])。
[2]現金配送管理用サーバ装置
[2.1]現金配送管理用サーバ装置の構成
次に、図3を用いて本実施形態の現金配送管理用サーバ装置30の構成について説明する。なお、図3は、本実施形態の現金配送管理用サーバ装置30の構成を示すブロック図である。
本実施形態の現金配送管理用サーバ装置30は、図6に示すように、ネットワークN2に通信接続され、ネットワークN2における通信を実行する通信制御部310と、各種のメモリとして機能するROM/RAM320と、各種のDBを有するデータ記憶部330と、全体を制御する管理制御部340と、各種の振込指示及び振込処理、並びに、それらに関する処理を実行するデータ処理部350と、現在時刻を特定するためのタイマ360と、を有し、上記の各部は、バスBによって相互に接続され、各構成要素間におけるデータの転送が実行される。
通信制御部310は、所定のネットワークインターフェースであり、ネットワークN2を介して、ユーザ用端末装置10及び金融機関管理システム40に通信接続され、各種データの授受を行う。
ROM/RAM320には、現金配送管理用サーバ装置30の駆動に必要な各種のプログラムが記録されている。また、ROM/RAM320は、各種の処理が実行される際のワークエリアとして用いられる。
データ記憶部330は、HDD(Hard Disc Drive)又はSSD(Solid State Drive)により構成され、登録ユーザに関する情報(すなわち、登録ユーザ関連情報)が記憶される登録ユーザ管理データベース(以下、「登録ユーザ管理DB」という。)331と、各登録ユーザの現金自動預払機への現金補充実績が記憶される実績管理データベース(以下、「実績管理DB」という。)332と、管理対象の現金自動預払機20に関する情報が記憶される現金自動預払機管理データベース(以下、「現金自動預払機管理DB」という。)333と、が構築される。なお、本実施形態のデータ記憶部330は、例えば、本発明の記録手段を構成する。
登録ユーザ管理DB331は、専門業者に代わって各現金自動預払機20に現金の補充を行う登録ユーザとして登録されたユーザの各種情報(以下、「登録ユーザ情報」という。)が記憶されるデータベースである。
例えば、登録ユーザ管理DB331には、登録ユーザ情報として、
(A1)ユーザID、及び、
(A2)登録ユーザの所在地を示す位置情報(以下、「ユーザ位置情報」という。)、
が対応付けて記憶されている。
なお、登録ユーザ管理DB331には、登録ユーザ情報として、登録ユーザが保有する金融機関の口座情報(銀行ID、支店ID、口座種別、口座番号及び、ランクやステージなどの情報)、ネットバンキング用ユーザIDやログインパスワード、本名や職業などの個人情報が記憶さていてもよいし、口座残高や取引記録などの情報が記憶されていてもよい。
また、ユーザ位置情報としては、住所や居所など登録ユーザが一日の大半を過ごす場所であってもよいし、GPSに基づいたリアルタイムに登録ユーザが存在している位置であってもよい。ただし、GPSの位置情報の場合には、予め定められたタイミング毎に更新される。
実績管理DB332は、現金自動預払機20毎、及び、登録ユーザ毎の現金自動預払機20に現金を補充した実績に関する情報が記憶されるデータベースである。
特に、実績管理DB332には、現金自動預払機20毎に、現金が補充された際の実績情報(以下、「現金自動預払機実績情報」という。)と、登録ユーザ毎に現金自動預払機20に現金の補充依頼を受領した際の実績情報(以下、「登録ユーザ実績情報」という。)と、が記憶されている。
例えば、実績管理DB332には、現金自動預払機実績情報として、
(B1)現金自動預払機20のID、
(B2)現金の補充依頼を実行したタイミング、
(B3)現金が補充されたタイミング、
(B4)補充された現金容量、
(B5)補充した登録ユーザに関する情報、及び、
(B6)補充の完了の可否
が記憶される。
また、例えば、実績管理DB332には、登録ユーザ実績情報として、
(C1)登録ユーザのID、
(C2)現金の補充依頼を受領したタイミング、
(C3)現金を現金自動預払機20への補充したタイミング、
(C4)補充された現金容量、
(C5)補充した現金自動預払機のID、
(C6)補充の成否、及び、
(C7)報酬の受領の有無とその時刻
が記憶される。
現金自動預払機管理DB333は、現金の補充が実行される現金自動預払機20に関する情報(以下、「現金自動預払機関連情報」という。)として、
(D1)現金自動預払機20のID、
(D2)現金自動預払機20の位置を示す自動預払機位置情報、及び、
(D3)現金自動預払機20が所属する金融機関の情報、及び、入金又は出金可能な金融機関の情報、
が記憶される。
管理制御部340は、主に中央演算処理装置(CPU)によって構成され、プログラムを実行することによって、現金配送管理用サーバ装置30の各部を統合制御する。
データ処理部350は、独立した中央演算処理装置(CPU)によって構成され、又は、管理制御部340のCPUを用いて実現する。
具体的には、データ処理部350は、所定のプログラムを実行することによって、各データベースを管理するDB管理部351と、特定の現金自動預払機20に現金を補充することが可能なユーザ用端末装置10に対して現金の補充依頼に関する各種の処理を実行する現金補充管理部352と、ユーザ用端末装置10が特定の現金自動預払機20に対する現金の補充を実行する際に、当該ユーザ用端末装置10に対して所与のサポート処理を実行するサポート処理部353と、実現する。
なお、例えば、本実施形態のDB管理部351は、本発明の記憶管理手段及び登録者情報登録手段を構成し、現金補充管理部352は、本発明の判定処理手段、補充依頼処理手段、サポート処理手段、送金支持手段、及び、補充指示手段を構成する。
タイマ360は、現在時刻を特定しつつ、予め設定された時刻までのカウントダウンを実行し、その情報をデータ処理部250などに通知する。
[2.2]データ処理部の各機能
次に、本実施形態の現金配送管理用サーバ装置30のデータ処理部350の機能について説明する。
(DB管理部)
DB管理部351は、登録ユーザ管理DB331、実績管理DB332、及び、現金自動預払機管理DB333を管理する。
具体的には、DB管理部351は、ユーザが現金自動預払機20への現金の補充を行う現金配送者としての登録を希望した場合に、当該配達者としての登録を希望するユーザのユーザ用端末装置10とデータの送受信を実行し、当該ユーザに関する情報を登録ユーザ情報として登録ユーザ管理DB331に登録する。
特に、DB管理部351は、このときに、ユーザ位置情報又はユーザ位置情報が随時更新される場合は当該登録ユーザ管理DB331において該当するユーザ用端末装置10と連動してユーザ位置情報を更新するための各種の情報(ユーザID、ユーザ名やログイン名、パスワード、更新頻度、及び、更新タイミングなど)を登録する。
また、DB管理部351は、このときに、ユーザIDに対応付けて登録ユーザが保有する金融機関の口座情報(銀行ID、支店ID、口座種別、口座番号及び、ランクやステージなどの情報)、ネットバンキング用ユーザIDやログインパスワード、本名や職業などの個人情報が記憶さていてもよいし、口座残高や取引記録などの情報を登録ユーザ管理DB331に登録してもよい。
一方、DB管理部351は、現金自動預払機20への現金の補充が実行される際に、実績管理DB332に、現金自動預払機20毎、及び、登録ユーザ毎に、当該現金自動預払機20に現金を補充した実績に関する情報を、現金自動預払機実績情報、又は、登録ユーザ実績情報として、実績管理DB332に登録する。
特に、DB管理部351は、現金自動預払機実績情報としては、現金自動預払機20への現金の補充が実行される際に、現金自動預払機20のIDに対応付けて、現金の補充依頼を実行したタイミング、現金が補充されたタイミング、補充された現金容量、補充した登録ユーザに関する情報、及び、補充の完了の可否の各種の情報を実績管理DB332に登録する。
また、DB管理部351は、登録ユーザ実績情報として、現金自動預払機20への現金の補充が実行される際に、登録ユーザIDに対応付けて、現金の補充依頼を受領したタイミング、現金を現金自動預払機20への補充したタイミング、補充された現金容量(補充した額だけでなく、紙幣や硬貨の種別毎の現金容量を含む。)、補充した現金自動預払機のID、及び、報酬の受領の有無とその時刻を、実績管理DB332に登録する。
他方、DB管理部351は、現金自動預払機20が設置される毎に、現金自動預払機20に関する情報を現金自動預払機管理DB333に登録する。
特に、DB管理部351は、現金自動預払機20に関する情報としては、現金自動預払機20のIDに対応付けて、現金自動預払機20の位置を示す自動預払機位置情報、現金自動預払機20が所属する金融機関の情報、及び、入金又は出金可能な金融機関の情報を現金自動預払機管理DB333に登録する。
(現金補充管理部:補充依頼対象者判定処理)
現金補充管理部352は、特定の現金自動預払機における現金の補充が必要であると判断された場合に、当該特定の現金自動預払機20の位置を示す自動預払機位置情報と、登録ユーザ管理DB331に登録されている登録ユーザ情報の少なくともユーザ位置情報と、に基づいて、登録ユーザが特定条件を具備して当該特定の現金自動預払機に現金を補充する補充依頼対象者として特定可能か否かを判定する補充依頼対象者判定処理を実行する。
特に、現金補充管理部352は、特定の現金自動預払機における現金の補充が必要であると判断された場合として、特定の現金自動預払機における現金の補充要請を各現金自動預払機20から直接的に、又は、金融機関管理システム40を介して間接的に受信した場合に、特定の現金自動預払機における現金の補充が必要であると判断する。
そして、現金補充管理部352は、現金自動預払機20が金融機関管理システム40における全金融機関における口座についての現金の預け入れ(すなわち、入金)及び引き出しが可能な場合には、特定の現金自動預払機20の実空間の位置から所定の範囲内(例えば、半径5km以内)に、所在地を示す、又は、所定のタイミングで更新されるユーザ位置情報によって示される位置が含まれている登録ユーザを、特定条件を具備する補充依頼対象者として特定する。
特に、現金補充管理部352は、補充依頼対象者として、該当する登録ユーザのIDを特定する。
なお、本実施形態の現金補充管理部352は、補充依頼対象者判定処理として、ユーザ位置情報の他に、各ユーザ用端末装置10の登録ユーザ情報に基づいて、特定条件を具備した補充依頼対象者として特定可能か否かを判定してもよい。
具体的には、この場合には、現金補充管理部352は、登録ユーザ情報として、
(A1)登録者が所有する口座及び当該口座が属する銀行などの金融機関の情報、及び、
(A2)登録者の今までの現金補充対象現金自動預払機に現金を補充させた実績を示す情報(以下、「補充実績情報」という。)、
などを用いる。
例えば、現金自動預払機20が金融機関管理システム40における全金融機関における口座について現金の預け入れ及び引き出しが不能な場合には、現金補充管理部352は、上記の位置情報とともに、当該現金自動預払機20によって預け入れが可能な金融機関の登録口座を有する登録ユーザであることも特定条件に加えて、補充依頼対象者判定処理を実行し、該当するユーザ用端末装置10を補充依頼対象者として特定してもよい。
すなわち、この場合には、現金補充管理部352は、特定の現金自動預払機20の実空間の位置から所定の範囲内(例えば、半径5km以内)に、所在地を示す、又は、所定のタイミングで更新されるユーザ位置情報によって示される位置が含まれている登録ユーザであって、当該現金自動預払機20によって預け入れが可能な金融機関の登録口座を有する登録ユーザを、補充依頼対象者として特定する。
また、現金補充管理部352は、ユーザ位置情報の他に、各登録ユーザの実績情報を参照して補充依頼対象者を特定してもよい。
例えば、この場合には、現金補充管理部352は、特定の現金自動預払機20の実空間の位置から所定の範囲内(例えば、半径5km以内)に、所在地を示す、又は、所定のタイミングで更新されるユーザ位置情報によって示される位置が含まれており、補充実績情報によって示される補充実績が100%の登録ユーザ(すなわち、今まで補充ミスをしたことがない登録ユーザ)を、特定条件を具備する補充依頼対象者として特定する。
(現金補充管理部:補充依頼処理)
現金補充管理部352は、補充依頼対象者判定処理によって特定された補充依頼対象者のユーザ用端末装置10に、該当する現金自動預払機20(すなわち、現金補充対象現金自動預払機)への現金の補充依頼を含む補充依頼情報を送信する補充依頼処理を実行する。
このとき、現金補充管理部352は、特定条件を具備した複数の登録ユーザを補充依頼対象者として特定した場合には、当該特定した各登録ユーザのユーザ用端末装置10に補充依頼情報を送信する。
具体的には、現金補充管理部352は、該当する現金自動預払機20の現金自動預払機管理DB333に登録されている現金自動預払機関連情報を参照して、現金自動預払機20の位置を示す自動預払機位置情報、及び、現金自動預払機20が所属する金融機関の情報や入金又は出金可能な金融機関の情報を含む補充依頼情報を生成する。
そして、現金補充管理部352は、補充依頼対象者判定処理によって特定されたユーザ用端末装置10のIDに基づいて、生成した補充依頼情報を該当するユーザ用端末装置10に送信する。
一方、現金補充管理部352は、補充意思情報を受信したユーザ用端末装置10の登録ユーザの中から、所与の条件を具備する登録ユーザを、該当する現金自動預払機20への現金の補充を実行する登録ユーザとして決定する。
具体的には、現金補充管理部352は、補充依頼情報が送信されたユーザ用端末装置10中から補充意思情報をいち早く受信したユーザ用端末装置10の登録ユーザ、又は、現金の補充に複数の登録ユーザが必要な場合には、補充意思情報を受信した順番に従って設定された人数分のユーザ用端末装置10の登録ユーザを、該当する現金自動預払機20への現金の補充をする登録ユーザとして決定する。
そして、現金補充管理部352は、該当する現金自動預払機20への現金の補充をする登録ユーザとして決定すると、サポート処理部353に、該当する登録ユーザのユーザ用端末装置10に対してサポート処理を実行させつつ、現金の補充に関する監視をするための処理(以下、「現金補充実行監視処理」という。)を実行させる。
(サポート処理部)
サポート処理部353は、補充依頼情報が送信された補充依頼対象者のユーザ用端末装置10から当該補充依頼情報に基づく補充意思の有無を示す補充意思情報であって、登録者が該当する現金自動預払機20(すなわち、現金補充対象現金自動預払機)への現金の補充を実行する意思を示す補充意思情報が受信された場合に、該当するユーザ用端末装置10に対して、該当する現金自動預払機20に現金を補充させるための登録者に対する入金行動をサポートするサポート処理を実行する。
具体的には、サポート処理部353は、サポート処理としては、該当するユーザ用端末装置10と連動して
(B1)登録者(すなわち、通信端末装置)の所在地から該当する現金自動預払機20(すなわち、現金補充対象現金自動預払機)までの経路を示す経路提示サポート、
(B2)(B1)で提示された経路に沿って誘導を行う誘導サポート、
(B3)補充する現金を保有していない場合に、当該補充する現金を取得するためのサポート(例えば、他の現金自動預払機までの経路提示やそこまでの誘導、補充する現金以上の残高を有している登録者の口座の提示、及び、補充する現金以上の残高を有している登録者の口座から現金を引き出すことができる他の現金自動預払機までの経路提示やそこまでの誘導)、及び、
(B4)現金を補充する期限までのカウントダウンを表示する表示サポート、
などを実行する。
例えば、サポート処理部353は、経路提示サポートとしては、ユーザ用端末装置10の現在地から該当する現金自動預払機20(すなわち、現金補充対象現金自動預払機)までの経路を地図上に表示させるデータを生成し、生成したデータを当該ユーザ用端末装置10に提供する。
また、例えば、サポート処理部353は、誘導サポートとしては、上記で生成した地図上に、逐次、該当するユーザ用端末装置10の現在地を表示させつつ、目的地としての現金自動預払機20の位置まで時間、道順、及び、現在地などの誘導を行うデータを当該ユーザ用端末装置10に提供する。
さらに、例えば、サポート処理部353は、タイマ360を連動し、補充意思情報を受信したタイミングから所定の時間内に現金の補充を完了させるため、当該補充意思情報を受信したタイミングから対象の現金預払機に現金の補充を完了するまでの残り時間をタイマ360にカウントダウンさせ、当該カウントダウンの情報を該当するユーザ用端末装置10に表示可能に、告知可能に提供する。
なお、サポート処理部353は、現金を補充する期限までのカウントダウンを表示する表示サポートを、現金補充実行監視処理として実行してもよい。
また、サポート処理部353は、現金補充実行監視処理としては、該当するユーザ用端末装置10に対して、該当する現金自動預払機20への現金の補充が完了した際に当該完了した旨を現金配送管理用サーバ装置30に送信する処理を含むアプリケーションを実行させる。
(現金補充の成功判定処理)
現金補充管理部352は、予め定められた条件に基づいて、補充依頼対象者のユーザ用端末装置10の登録ユーザによる現金補充対象現金自動預払機としての現金自動預払機20へ補充が成功したか否かを判定する成功判定処理を実行する。
具体的には、現金補充管理部352は、該当するユーザ用端末装置10から現金の補充が完了した旨を受信した場合に、金融機関管理システム40又は該当する現金自動預払機20へ直接問い合わせを実行し、該当する現金自動預払機20の現金格納容量を確認する。
そして、現金補充管理部352は、該当する現金自動預払機20の現金格納容量が現金補充後であることを示す場合に、現金自動預払機20へ補充が成功したと判定する。
一方、現金補充管理部352は、現金補充期限までに該当するユーザ用端末装置10から現金の補充が完了した旨を受信しなかった場合、又は、当該現金の補充した旨を受信したものの、該当する現金自動預払機20の現金格納容量が現金補充前と変化が無い場合には、現金自動預払機20へ補充が失敗したと判定する。
なお、現金補充管理部352は、当該補充が失敗したと判定した場合には、再度、補充依頼対象者判定処理及び補充依頼処理を実行してもよいし、既に実行した補充依頼対象者判定処理によって特定した特定条件を具備している他のユーザ用端末装置10に対して補充依頼処理を実行してもよい。
また、この場合には、現金補充管理部352は、補充依頼対象者判定処理などの特定条件として利用するために、成功判定処理の成功の可否を該当する登録ユーザに対応付けて登録ユーザ情報として実績管理DB332に記憶する。
さらに、現金補充管理部352は、該当する現金自動預払機20の現金格納容量を検出することによって成功判定処理における現金の補充の成功の可否を判断しているが、該当するユーザ用端末装置10から送信された、該当する現金自動預払機20に現金を補充した際の画像(入金時の画像)を取得し、当該画像を解析することによって成功判定処理における現金の補充の成功の可否を判断してもよい。
この場合には、現金補充管理部352は、登録ユーザのIDや登録番号などの口座を確認することができる情報、補充金額(入金額)、及び、補充した現金自動預払機20を特定する情報が画像化されている入金画像を取得する。
(現金補充成功時の報酬送金処理)
現金補充管理部352は、成功判定処理によって、現金補充対象現金自動預払機としての現金自動預払機20へ補充が成功したと判定された登録ユーザに対して、成功報酬を送金する送金処理を実行する。
具体的には、現金補充管理部352は、成功判定処理によって現金の補充が成功したと判定した場合には、DB管理部351によってユーザが現金の配達者として登録する際などに登録された口座情報を参照し、金融機関管理システム40に所定の口座(すなわち、成功報酬支払い口座)から当該参照した口座情報によって特定される口座に所定の額の成功報酬を送金する送金指示を実行する。
すなわち、現金補充管理部352は、成功判定処理によって補充依頼情報に従った現金の補充が該当する登録ユーザによって実行された場合に、当該現金の補充を行った登録ユーザの口座情報に基づいて、当該登録者の口座に報酬の送金を指示する。
[4]現金自動預払機への現金の補充に関する動作
次に、図4を用いて本実施形態の現金配送管理用サーバ装置30にて実行される現金自動預払機への現金の補充に関する動作について説明する。
なお、図4は、本実施形態の現金配送管理用サーバ装置30にて実行される現金自動預払機への現金の補充に関する動作を示すフローチャートである。
本動作においては、各ユーザは既に登録ユーザ(配達者)として登録されているものとし、当該登録の際に登録ユーザ情報が登録されているものとする。
また、本動作においては、各現金自動預払機20に関する現金自動預払機関連情報が記憶されており、各登録ユーザ及び各現金自動預払機20の実績情報も逐次登録されているものとする。
さらに、本動作は、現金の補充が必要な現金自動預払機20毎に実行される動作であって、補充依頼対象者として、特定される登録ユーザ(すなわち、ユーザ用端末装置10)が一人である場合を用いて説明する。
まず、現金補充管理部352は、特定の現金自動預払機20から、又は、金融機関管理システム40から、特定の現金自動預払機20のIDとともに当該現金自動預払機20における現金の補充要請を受信すると(ステップS101)、登録ユーザ管理DB331及び現金自動預払機管理DB333を参照し、補充依頼対象者判定処理を実行する(ステップS102)。
具体的には、現金補充管理部352は、特定の現金自動預払機20の位置情報と、登録ユーザのユーザ位置情報とを含む、該当する要素が所与の条件(以下、「特定条件」ともいう。)を具備する登録ユーザを、補充依頼対象者として、特定する補充依頼対象者判定処理を実行する。
次いで、現金補充管理部352は、補充依頼対象のユーザ用端末装置10に該当する現金補充対象現金自動預払機としての特定の現金自動預払機20への現金の補充依頼を含む補充依頼情報を送信する補充依頼処理を実行し、当該ユーザ用端末装置10からの返信を待機する(ステップS103)。
なお、補充依頼情報を受信したユーザ用端末装置10は、登録ユーザから配達者になることを示す指示を受け付けると、現金配送管理用サーバ装置30に、現金の補充を実行する意思を示す補充意思情報を送信する。
次いで、現金補充管理部352は、ユーザ用端末装置10から送信された現金の補充を実行する意思を示す補充意思情報を受信すると(ステップS104)、当該補充意思情報を受け付けた登録ユーザの中から1又は必要な人数の配達者を特定する(ステップS105)
次いで、サポート処理部353は、特定した登録ユーザのユーザ用端末装置10と連動して、該当する現金補充対象現金自動預払機に現金を補充させるための配達者に対する入金行動をサポートするサポート処理を実行する(ステップS106)。
次いで、現金補充管理部352は、配達者のユーザ用端末装置10から現金の補充が完了した通知を受領し、又は、サポート処理の実行から所定の時間経過し、現金の補充完了を検出すると(ステップS107)、該当する現金自動預払機20又は金融機関管理システム40に問い合わせて当該現金自動預払機20の現金格納容量が一定以上になっているか否かを判定する成功判定処理を実行する。
(ステップS108)。
このとき、現金補充管理部352は、当該現金自動預払機20の現金格納容量が一定以上になっておらず現金の補充に失敗したと判定した場合には、ステップS102の処理に移行する。
なお、このとき、現金補充管理部352は、現金の補充が完了した通知を受領したユーザ用端末装置10については、現金の補充が失敗した旨の実績を実績管理DB332に登録するとともに、ステップS102の対象のユーザ用端末装置10から排除する処理を実行する。
一方、現金補充管理部352は、当該現金自動預払機20の現金格納容量が一定以上になっており、現金の補充に成功したと判定した場合には、該当する登録ユーザの登録ユーザ情報を参照して特定の口座に一定額の報酬を送金する送金指示を実行する(ステップS109)。
最後に、現金補充管理部352は、現金の補充が成功した旨の実績を実績管理DB332に登録して(ステップS110)本動作を終了させる。
[5]変形例
次に、本実施形態の現金配送管理用サーバ装置30における変形例について説明する。
(現金補充判定処理)
現金補充管理部352は、上記のように、金融機関管理システム40から特定の現金自動預払機20における現金の補充要請を受信することによって、該当する現金自動預払機20への現金の補充に関する各種の処理を実行しているが、各現金自動預払機20から直接現金の補充要請を受信してもよいし、各現金自動預払機20から現金格納容量の情報(以下、「現金格納容量」という。)を受信して現金の補充の有無を判定する処理(以下、「現金補充判定処理」という。)を実行し、その結果、金の補充に関する各種の処理を実行してもよい。
具体的には、現金補充管理部352は、現金補充判定処理としては、
(A1)予め定められたタイミングに、各現金自動預払機から送信された、該当する現金自動預払機20に格納されている現金の容量を示す現金格納容量の情報を現金格納容量情報として受信し、
(A2)予め定められた現金格納容量と、前記受信された現金格納情報によって示される各現金自動預払機の現金格納容量と、に基づいて、各現金自動預払機20における現金の補充の有無を判定し、当該現金の補充が必要と判定した現金自動預払機20を、現金補充対象現金自動預払機に決定する現金補充判定処理を実行する。
なお、現金補充管理部352は、現金格納容量として、例えば、格納されている現金の総量(すなわち、残高)を用いてもよいし、紙幣の種別毎の枚数、及び、硬貨の種別毎の枚数を用いてもよい。
(AIを用いた補充依頼対象者判定処理)
現金補充管理部352は、補充依頼対象者判定処理としては、登録ユーザの所在地と現金補充対象現金自動預払機としての現金自動預払機20の位置とを含む複数の要素と、予め定められた関数と、に基づいて、AI(人工知能)などの手法を用いて補充依頼対象者としてのユーザ用端末装置10を特定してもよい。
具体的には、現金補充管理部352は、例えば、登録ユーザのユーザ用端末装置の所在地と現金補充対象現金自動預払機としての現金自動預払機20の位置の他に、登録ユーザ情報、現金自動預払機20の情報、及び、実績管理DB332に記憶されている登録ユーザ実績情報と現金自動預払機関連情報などの複数の要素のうち、少なくとも1の要素を用いて、機械学習を実行して補充依頼対象者を決定するための関数(以下、「補充依頼対象者特定関数」という。)を生成及び更新する。
そして、現金補充管理部352は、補充依頼対象者特定関数と、補充依頼対象者判定処理を実行する際に収集した各情報と、に基づいて、補充依頼対象者としてのユーザ用端末装置10を特定してもよい。
すなわち、この場合には、現金補充管理部352は、現金補充対象現金自動預払機としての現金自動預払機20の位置と、登録ユーザ情報及び現金自動預払機関連情報と、に基づいて機械学習用の関数の生成及び更新を随時実行し、当該生成及び更新した関数と、補充依頼対象者判定処理を実行する際に収集した各情報と、に基づいて、補充依頼対象者としてのユーザ用端末装置10を特定する。
(サーバシステム)
本実施形態の現金配送管理用サーバ装置30は、ネットワークを介して接続された複数の装置によって構成されたサーバシステムによって実現されてもよいし、各種のデータベースは、ネットワークを介して現金配送管理用サーバ装置30から別個独立して設けられていてもよい。
(登録ユーザ不正対策)
また、利用者がATMから大量の現金を引出し、現金不足状態にして、再度、そのATMに入金するなどにより、報酬額を不正に何度でも得るような不正行為問題が考えられる。
この対策としては、サポート処理部353は、の補充する現金を保有していない場合に当該補充する現金を取得するためのサポートとして、金融機関の窓口もしくは金融機関の店舗内にあるATMなどの現金自動預払機20へ経路提示や誘導を行うこと、又は、補充依頼対象者としての設定された場合には、当該登録ユーザの現金の引き出しが金融機関の窓口もしくは金融機関の店舗内にあるATMなどの現金自動預払機20以外ロックするロック処理を実行してもよい。
例えば、現金補充管理部352は、登録ユーザのユーザ用端末装置10内の、ロック解除しなければ現金自動預払機20から現金の引き出しができないアプリケーションと連動して、当該ロック処理を実現する。
(報酬オークション)
現金補充管理部352は、現金の補充が成功した際に一律に報酬を該当する登録ユーザに送金しているが、登録ユーザが予め設定した報酬金額に基づいて、又は、補修依頼情報を受信した際に入力された報酬額(安い報酬額から順に)に基づいて、該当する現金自動預払機20への現金の補充を行う登録ユーザを決定してもよい。
この場合に、現金補充管理部352は、安い報酬額から順に該当する現金自動預払機20への現金の補充を行う登録ユーザを決定する。
(飲食店などの売上金の回収への応用)
本実施形態の現金配送管理システム1は、飲食店などの売上金の回収にも応用できる。通常、大規模チェーン店などは、閉店時、警備輸送会社が売上金の回収を行う。これに変わり、登録ユーザが、店舗に行き、店員は売上金と店の銀行口座番号を口頭などでつたえ、配達者は同額をネットバンキングで、店の銀行口座に送金する。店員は入金確認後、売上金(現金)を手渡し、当該売上金を現金自動預払機20に補充するための上記の処理を実行すればよい。
1 … 現金配送管理システム
10 … ユーザ用端末装置
20 … 現金自動預払機
30 … 現金配送管理用サーバ装置
40 … 金融機関管理システム
310 … 通信制御部
320 … ROM/RAM
330 … データ記憶部
331 … 登録ユーザ管理DB
332 … 実績管理DB
333 … 現金自動預払機管理DB
340 … 管理制御部
350 … データ処理部
351 … DB管理部
352 … 現金補充管理部
353 … サポート処理部
360 … タイマ

Claims (13)

  1. 少なくとも現金を格納し、現金の預け入れ及び引き出しが可能な機能を有する複数の現金自動預払機、及び、当該現金自動預払機を利用して所与の金融機関に対する口座を有し、かつ、予め登録された登録者が用いる複数の通信端末装置と、ネットワークを介して接続され、当該現金自動預払機に現金を補充するための管理を行う現金補充管理システムであって、
    前記現金自動預払機の実空間内の位置を示す第1位置情報が記憶されている記憶手段を管理する記憶管理手段と、
    各登録者の通信端末装置の実空間内の所在地を第2位置情報として少なくとも含む通信端末装置の登録者に関する情報を登録者情報として前記記憶手段に登録する登録者情報登録手段と、
    特定の現金自動預払機における現金の補充指示が受信された場合に、当該特定の現金自動預払機の位置を示す第1位置情報と、前記記憶手段に登録されている登録者情報の少なくとも第2位置情報と、に基づいて、各登録者が所与の条件を具備して当該特定の現金自動預払機に現金を補充する補充依頼対象者として特定可能か否かを判定する補充依頼対象者判定処理を実行する判定処理手段と、
    前記補充依頼対象者判定処理によって特定された補充依頼対象者の通信端末装置に、該当する現金補充対象現金自動預払機への現金の補充依頼を含む補充依頼情報を送信する補充依頼処理を実行する補充依頼処理手段と、
    前記補充依頼情報が送信された補充依頼対象者の通信端末装置から当該補充依頼情報に基づく補充意思の有無を示す補充意思情報であって、当該補充依頼対象者が該当する現金補充対象現金自動預払機への現金の補充を実行する意思を示す前記補充意思情報が受信された場合に、当該補充依頼対象者の通信端末装置と連動して、該当する現金補充対象現金自動預払機に現金を補充させるための入金行動をサポートするサポート処理を実行するサポート処理手段と、
    を備えることを特徴とする現金補充管理システム。
  2. 請求項1に記載の現金補充管理システムにおいて、
    前記判定処理手段が、
    前記補充依頼対象者判定処理として、前記記憶手段に登録されている各登録者の第2位置情報によって示される所在地が、前記現金補充対象現金自動預払機の第1位置情報によって示される位置より所定の範囲にあるか否かを判定する、現金補充管理システム。
  3. 請求項1又は2に記載の現金補充管理システムにおいて、
    前記記憶手段には各通信端末装置を有する登録者に関する登録者関連情報が記憶されており、
    前記判定処理手段が、
    前記補充依頼対象者判定処理として、前記第2位置情報の他に、各登録者の登録者関連情報に基づいて、各登録者が所与の条件を具備して前記補充依頼対象者として特定可能か否かを判定する、現金補充管理システム。
  4. 請求項3に記載の現金補充管理システムにおいて、
    前記判定処理手段が、
    予め定められた条件に基づいて、前記補充依頼対象者による前記現金補充対象現金自動預払機へ補充が成功したか否かを判定する成功判定処理を実行し、
    前記成功判定処理の成功の可否を該当する登録者に対応付けて登録者関連情報として前記記憶手段に登録し、
    前記補充依頼対象者判定処理として、前記第2位置情報の他に、各登録者の成功判定処理の結果に基づいて、前記所与の条件を有する補充依頼対象者として特定可能か否かを判定する、現金補充管理システム。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の現金補充管理システムにおいて、
    前記サポート処理手段が、
    (1)前記補充依頼対象者の所在地から前記現金補充対象現金自動預払機までの経路に関する情報、
    (2)前記経路に沿って該当する補充依頼対象者を前記現金補充対象現金自動預払機の位置まで誘導を行う誘導に関する情報、
    (3)前記補充依頼対象者の登録者が補充するための現金を保有していない場合に、当該補充する現金を取得するためのサポートに関する情報、及び、
    (4)前記現金補充対象現金自動預払機に現金を補充するまでの残り時間などの時間情報、
    のうち少なくともいずれか1の情報を、該当する補充依頼対象者に提供する前記サポート処理を実行する、現金補充管理システム。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の現金補充管理システムにおいて、
    前記補充依頼対象者の口座に関する情報を示す口座情報が前記記憶手段に予め記憶されている場合に、
    前記補充依頼情報に従った現金の補充が該当する登録者によって実行された場合に、当該現金の補充を行った登録者の口座情報に基づいて、当該登録者の口座に報酬の送金を指示する送金指示手段を更に備える、現金補充管理システム。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の現金補充管理システムにおいて、
    予め定められたタイミングに、各現金自動預払機から送信された、該当する現金自動預払機に格納されている現金の容量を示す現金格納容量の情報を現金格納容量情報として受信すると、予め定められた現金格納容量と、前記受信された現金格納情報によって示される各現金自動預払機の現金格納容量と、に基づいて、各現金自動預払機における現金の補充の有無を判定し、当該現金の補充が必要と判定した現金自動預払機を、現金補充対象現金自動預払機に決定する現金補充判定処理を実行し、前記現金補充判定処理によって現金の補充が必要な現金補充対象現金自動預払機に対する前記現金の補充指示を前記判定処理手段に実行する補充指示手段を更に備える、現金補充管理システム。
  8. 請求項7に記載の現金補充管理システムにおいて、
    前記判定処理手段が、
    前記現金自動預払機から送信された現金格納情報を受信した場合に、当該現金自動預払機の現金格納容量として、格納されている現金の総量、紙幣の種別毎の枚数、及び、硬貨の種別毎の枚数のうち、少なくともいずれか1を、予め定められた現金格納容量と比較し、当該現金自動預払機における現金の補充の有無を判定する前記現金補充判定処理を実行する、現金補充管理システム。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の現金補充管理システムにおいて、
    前記判定処理手段が、
    前記補充意思情報を受信した補充依頼対象者の中から、所与の条件を具備する登録者を、該当する現金補充対象現金自動預払機への現金の補充を実行する配達者として決定する、現金補充管理システム。
  10. 少なくとも現金を格納し、現金の預け入れ及び引き出しが可能な機能を有する複数の現金自動預払機、及び、当該現金自動預払機を利用して所与の金融機関に対する口座を有し、かつ、予め登録された登録者が用いる複数の通信端末装置と、ネットワークを介して接続され、当該現金自動預払機に現金を補充するための管理を行うプログラムであって、
    前記現金自動預払機の実空間内の位置を示す第1位置情報が記憶されている記憶手段を管理する記憶管理手段、
    各登録者の通信端末装置の実空間内の所在地を第2位置情報として少なくとも含む通信端末装置の登録者に関する情報を登録者情報として前記記憶手段に登録する登録者情報登録手段、
    特定の現金自動預払機における現金の補充指示が受信された場合に、当該特定の現金自動預払機の位置を示す第1位置情報と、前記記憶手段に登録されている登録者情報の少なくとも第2位置情報と、に基づいて、各登録者が所与の条件を具備して当該特定の現金自動預払機に現金を補充する補充依頼対象者として特定可能か否かを判定する補充依頼対象者判定処理を実行する判定処理手段、
    前記補充依頼対象者判定処理によって特定された補充依頼対象者の通信端末装置に、該当する現金補充対象現金自動預払機への現金の補充依頼を含む補充依頼情報を送信する補充依頼処理を実行する補充依頼処理手段、及び、
    前記補充依頼情報が送信された補充依頼対象者の通信端末装置から当該補充依頼情報に基づく補充意思の有無を示す補充意思情報であって、当該補充依頼対象者が該当する現金補充対象現金自動預払機への現金の補充を実行する意思を示す前記補充意思情報が受信された場合に、当該補充依頼対象者の通信端末装置と連動して、該当する現金補充対象現金自動預払機に現金を補充させるための入金行動をサポートするサポート処理を実行するサポート処理手段、
    としてコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
  11. 複数の現金自動預払機(A)と管理サーバー(B)と複数の利用者電子端末 (C)とがネットワークを介して接続されたATM現金補充システムであって、 前記現金自動預払機(A)は、現金備蓄情報に基づいて、過不足額および/ または現金残高を含む現金過不足情報を生成して管理サーバー(B)に送信す る現金過不足情報送信手段(A1)を有し、 前記管理サーバー(B)は、利用者の所在地を含む利用者情報を保存する利 用者情報記憶手段(B1)と、前記現金過不足情報を受信する現金過不足情報 受信手段(B2)と、前記利用者情報および現金過不足情報に基づいて、前記 現金自動預払機(1)から一定範囲に所在する利用者を選択し、選択された利 用者の利用者電子端末に出入金依頼を送信する出入金依頼送信手段(B3)と を有し、 前記利用者電子端末(C)は、管理サーバー(B)からの出入金依頼を受信 する出入金依頼受信手段(C1)と、出入金依頼に基づいて入金意思の有無を 管理サーバー(B)に送信する出入金意思送信手段(C2)とを有することを 特徴とするATM現金補充管理システム。
  12. 請求項11において、利用者の所在地の情報を用いず、利用が任意の現金自動預払機(A)を選択する ことを特徴とするATM現金補充管理システム
  13. 請求項11および12において、利用者が現金預払機(A)に現金出入金後、(A)の出入金結果画面もしくはレシートなど(A)を一位に特定できる情報を、 利用者が利用者端末(C)で写真に撮り、これを管理サーバ(B)に送信することにより出入金確認をすることを特徴とするATM現金補充管理システム。
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