JP5971792B2 - 変速機操作装置および変速機操作方法 - Google Patents
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Description
前記チェンジレバーの前記ホールド位置で前記チェンジレバーの前記シフト位置が保持されることを特徴としている。
更に、本発明に係る変速機操作装置は、前記第1および第2タイマが、それぞれ前記時間を前記第1および第2設定時間値からカウントダウン方式でカウントすることを特徴と
している。
ーの操作によりチェンジレバーが第2位置に操作された後、ドライバーが意図することなくチェンジレバーが保持位置を通過して第1位置へ操作された場合であっても、チェンジレバーが第2位置から保持位置へ操作されたときから第1タイマによる時間がカウントされることになる。したがって、チェンジレバーが保持位置を通過する時点で第1タイマによりカウントされた時間が第1設定時間値を経過していなければ、位置検出部からの第1位置のシフト位置信号が無効となる。これにより、変速機の操作をより高精度に行うことが可能となる。ドライバーの操作によりチェンジレバーが第1位置に操作された後、ドライバーが意図することなくチェンジレバーが保持位置を通過して第2位置へ操作された場合も同様である。
図1(A)は、本発明に係る変速機操作装置および変速機操作方法の実施の形態の一例が用いられる変速のためのシフトパターンの一例を示す図、図1(B)はHOLD位置からのUP位置またはDOWN位置へのチェンジレバーの動作を説明する図、図2はこの例の変速機操作装置の一部を模式的に示すブロック図である。なお以下の説明において、シフトアップ位置(UP位置)は本発明の第1位置に相当し、HOLD位置は本発明の保持位置に相当し、シフトダウン位置(DOWN位置)は本発明の第2位置に相当する。
図1(A)に示すように、この例のシフトパターンは、それぞれ平行な直線状に形成される2つの第1および第2シフト列1,2と、これらの第1および第2シフト列1,2と直交して直線状に形成される1つのセレクト列3とを有している。第1シフト列1には、後進位置(R位置)、ニュートラル位置(N位置)、およびドライブ位置(D位置)の各シフト位置がこれらの順に配置されている。
、第2シフト列2のDOWN位置はセレクト列3の位置からのシフト方向のチェンジレバー4の操作角がシフトアップ(UP)のシフト位置と絶対値(チェンジレバー4の操作方向が互いに逆方向)で実質的に同じとなる位置に設定されている。
号に基づいて、チェンジレバー4のシフトされたシフト位置を判定するとともにこのシフト位置を内蔵されている記憶部(不図示)に記憶する。
のDOWN位置からのHOLD位置が検出されたとき、この第1設定時間値t1(msec)
からカウントダウン方式で時間のカウントを開始する。その場合、第1HOLDタイマ8はそのタイマ値が0(msec)になったとき時間のカウントを停止し、このとき、第1HOLDタイマ8のタイマ値は0(msec)に保持される。第1設定時間値t1(msec)は、第
1HOLDタイマ8のタイマ値がこの第1設定時間値t1(msec)から0(msec)になっ
た以後にチェンジレバー4がHOLD位置からUP位置に操作されたときに、このチェンジレバー4のシフトUP操作がドライバーの意図による操作であると判断する基準となる時間である。また、第1HOLDタイマ8は チェンジレバー4がHOLD位置から脱出したとき時間のカウントを停止し、このときの第1HOLDタイマ8のタイマ値が保持される。
P位置からのHOLD位置が検出されたとき、この第2設定時間値t2(msec)からカウ
ントダウン方式で時間のカウントを開始する。その場合、第2HOLDタイマ9はそのタイマ値が0(msec)になったとき時間のカウントを停止し、このとき、第2HOLDタイマ9のタイマ値は0(msec)に保持される。第2設定時間値t2(msec)は、第2HOL
Dタイマ9のタイマ値がこの第2設定時間値t2(msec)から0(msec)になった以後に
チェンジレバー4がHOLD位置からDOWN位置に操作されたときに、このチェンジレバー4のシフトDOWN操作がドライバーの意図による操作であると判断する基準となる時間である。また、第2HOLDタイマ9は チェンジレバー4がHOLD位置から脱出したとき時間のカウントを停止し、このときの第2HOLDタイマ9のタイマ値が保持される。
る。しかし、これに限定されることはなく、第1および第2設定時間値t1(msec),t2
(msec)は互いに異なるように設定することもできる。
が0(msec)であるか否かを判定して、そのタイマ値判定信号をチェンジレバー位置判定部7に出力する。
ジレバー4がHOLD位置からUP位置に操作されたときには、このチェンジレバー4のシフトUP操作がドライバーの意図による操作であると判断して、変速制御信号出力部12へシフトUP信号を出力する。また、チェンジレバー位置判定部7は、第2HOLDタイマ9のタイマ値が0(msec)である状態でチェンジレバー4がHOLD位置からDOWN位置に操作されたときには、このチェンジレバー4のシフトDOWN操作がドライバーの意図による操作であると判断して、変速制御信号出力部12へシフトDOWN信号を出力する。
以降の各処理が実施される。
含むチェンジレバー4の位置判定処理が終了する。更に、ステップS1でシフトUPの入力がないと判断されると、ステップS5に移行してステップS5以降の各処理が実施され
る。更に、ステップS5でシフトDOWNの入力がないと判断されると、シフト位置無効判定制御を含むチェンジレバー4の位置判定処理が終了する。
る。これらの時間のカウント動作は、いずれも前述の図3に示すシフト位置無効判定制御を含むチェンジレバー4の位置判定処理とは独立して予め設定された所定時間間隔で行われる。その場合、図3に示すチェンジレバー4の位置判定処理で第1および第2HOLDタイマ8,9のタイマ値が改められて設定されたときは、第1および第2HOLDタイマ
8,9のタイマ値は、この改められて設定されたタイマ値となる。
まずステップS21でチェンジレバー4の位置がHOLD位置であるか否かがが判断される。チェンジレバー4の位置がHOLD位置である判断されると、ステップS22で第1HOLDタイマ8のタイマ値が0(msec)でないか否かが判断される。第1HOLDタイマ8のタイマ値が0(msec)でないと判断されると、ステップS23で第1HOLDタイマ8のタイマ値がデクリメントされる。つまり、第1HOLDタイマ8により時間がそのときの第1HOLDタイマ8のタイマ値からカウントダウン方式でカウントされる。
カウント動作が終了する。
、チェンジレバー4のHOLD位置以外の位置では、第1および第2HOLDタイマ8,
9は時間をカウントしない。
ウント動作が終了する。すなわち、第2HOLDタイマ9による時間のカウント処理は行われない。
理が行われ、ステップS3、S4、S6、S7、S8、S11、およびS12の各処理は行われない。これにより、ECU11は、ドライバーの意図したシフトUP操作により、変速機の変速段を一段シフトUPする。
からカウントダウン方式でカウントされるとともに、チェンジレバー4がUP位置から操作されてチェンジレバー4のHOLD位置が検出されたときから第2HOLDタイマ9により時間が第2設定時間値t2(msec)からカウントダウン方式でカウントされる。つま
り、第1および第2HOLDタイマ8,9による時間のカウントがチェンジレバー4のH
OLD位置を検出した時点を基準として行われる。このようにチェンジレバー4のHOLD位置を検出した時点から時間をカウントすることで、例えば、ドライバーによりチェンジレバー4がUP位置に操作された後、ドライバーが意図することなくチェンジレバー4がHOLD位置を通過してDOWN位置の方へ移動した場合であっても、チェンジレバー4のHOLD位置が検出されたときから第2HOLDタイマ9による時間がカウントされることになる。したがって、チェンジレバー4がHOLD位置を通過する時点で第2HOLDタイマ9により第2設定時間値t2(msec)からカウントされた時間(第2HOLD
タイマ9のタイマ値)が0(msec)になっていなければ、このチェンジレバー4のDOWN位置への移動による操作を無効とすることができる。これにより、変速機の操作をより高精度に行うことが可能となる。
また他側にDOWN位置がそれぞれ配設され、かつこれらの3つの位置が直線上に設けられるとともに、チェンジレバー4がリタースプリングの付勢力でHOLD位置の方へ常時付勢されている変速操作装置について説明しているが、保持位置を挟んで一側に第1シフト位置が、また他側に第2シフト位置がそれぞれ配設され、かつこれらの3つの位置が直線上に設けられるとともに、チェンジレバー4がリタースプリングの付勢力で保持位置の方へ常時付勢されている変速操作装置であれば、どのような変速操作装置にも、本発明は適用することができる。要は、本発明は、特許請求の範囲に記載されている技術的事項の範囲で種々の設計変更が可能である。
Claims (9)
- 保持位置と前記保持位置の一側に位置する第1シフト位置と前記保持位置の他側に位置する第2シフト位置とが直線上に少なくとも設けられたシフトパターンに沿って操作されるとともに付勢手段で前記保持位置の方へ常時付勢されるチェンジレバーと、
前記チェンジレバーのシフト位置を検出して位置検出信号を出力するシフト位置検出部と、
前記シフト位置検出部からの前記位置検出信号に基づいて判定した前記チェンジレバーのシフト位置に対応した変速制御信号を出力するとともに、前記チェンジレバーの前記保持位置で前記判定したチェンジレバーの前記シフト位置を保持する制御部とを備え、
前記制御部は、
時間をカウントする第1タイマと、
時間をカウントする第2タイマと、
前記シフト位置検出部からの前記位置検出信号に基づいて、前記第2位置からの前記チェンジレバーの前記保持位置を検出したとき前記第1タイマに時間をカウントさせるとともに前記第1位置からの前記チェンジレバーの前記保持位置を検出したとき前記第2タイマに時間をカウントさせ、前記チェンジレバーが前記保持位置から前記第1位置に操作されたとき前記第1タイマがカウントしたタイマ値が予め定められた第1設定時間値を経過したと判断したときは前記第1シフト位置のシフト位置信号を出力し、前記チェンジレバーが前記保持位置から前記第1位置に操作されたとき前記第1タイマがカウントしたタイマ値が前記第1設定時間値を経過していないと判断したときは前記保持位置で保持されていたシフト位置のシフト位置信号を出力し、前記チェンジレバーが前記第2位置に操作されたとき前記第2タイマがカウントしたタイマ値が予め定められた第2設定時間値を経過したと判断したときは前記第2シフト位置のシフト位置信号を出力し、前記チェンジレバーが前記第2位置に操作されたとき前記第2タイマがカウントしたタイマ値が前記第2設定時間値を経過していないと判断したときは前記保持位置で保持されていたシフト位置のシフト位置信号を出力するチェンジレバー位置判定部と、
前記チェンジレバー位置判定部からの前記シフト位置信号に基づいた変速制御信号を出力する変速制御信号出力部とを有し、
前記予め定められた第1設定時間値は、チェンジレバーのシフトUP操作がドライバーの意図による操作であると判断する時間であり、
前記予め定められた第2設定時間値は、チェンジレバーのシフトDOWN操作がドライバーの意図による操作であると判断する基準となる時間である
ことを特徴とする変速機操作装置。 - 前記保持位置はホールド位置であり、前記第1シフト位置はシフトアップ位置であり、前記第2シフト位置はシフトダウン位置であり、
前記チェンジレバーの前記ホールド位置で前記チェンジレバーの前記シフト位置が保持されることを特徴とする請求項1に記載の変速機操作装置。 - 前記第1および第2タイマは、それぞれ前記チェンジレバーが前記ホールド位置であると判断されたとき、前記時間をカウントすることを特徴とする請求項2に記載の変速機操作装置。
- 前記第1および第2タイマは、それぞれ前記時間を前記第1および第2設定時間値からカウントダウン方式でカウントすることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1に記載の変速機操作装置。
- 前記第1設定時間値と第2設定時間値とは、互いに同じに設定されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1に記載の変速機操作装置。
- 保持位置と前記保持位置の一側に位置する第1シフト位置と前記保持位置の他側に位置する第2シフト位置とが直線上に少なくとも設けられたシフトパターンに沿って操作されるとともに付勢手段で前記保持位置の方へ常時付勢されるチェンジレバーのシフト位置をシフト位置検出部で検出して位置検出信号を出力し、
前記チェンジレバーの前記第2シフト位置からの前記保持位置が検出されたとき時間を第1タイマでカウントし、
前記チェンジレバーの前記第1シフト位置からの前記保持位置が検出されたとき時間を第2タイマでカウントし、
前記チェンジレバーが前記保持位置から前記第2シフト位置に移動したときで、前記第2タイマで計測された時間が予め定められた第2設定時間値を経過したときは、前記第2シフト位置のシフト位置信号を出力し、
前記チェンジレバーが前記保持位置から前記第2シフト位置に移動したときで、前記第2タイマで計測された時間が前記第2設定時間値を経過していないときは、前記保持位置で保持されていたシフト位置信号を出力し、
前記チェンジレバーが前記保持位置から前記第1シフト位置に移動したときで、前記第1タイマで計測された時間が予め定められた第1設定時間値を経過したときは、前記第1シフト位置のシフト位置信号を出力し、
前記チェンジレバーが前記保持位置から前記第1シフト位置に移動したときで、前記第1タイマで計測された時間が前記第1設定時間値を経過していないときは、前記保持位置で保持されていたシフト位置信号を出力し、
前記シフト位置信号に対応した変速制御信号を出力することで変速機を操作する変速機操作方法であって、
前記予め定められた第1設定時間値は、チェンジレバーのシフトUP操作がドライバーの意図による操作であると判断する時間であり、
前記予め定められた第2設定時間値は、チェンジレバーのシフトDOWN操作がドライバーの意図による操作であると判断する基準となる時間である
ことを特徴とする変速機操作方法。 - 前記保持位置はホールド位置であり、前記第1シフト位置はシフトアップ位置であり、
前記第2シフト位置はシフトダウン位置であり、前記チェンジレバーの前記ホールド位置で前記チェンジレバーの前記シフト位置を保持することを特徴とする請求項6に記載の変速機操作方法。 - 前記第1および第2タイマは、それぞれ前記時間を前記第1および第2設定時間値からカウントダウン方式でカウントすることを特徴とする請求項6または7に記載の変速機操作方法。
- 前記第1設定時間値と第2設定時間値とは、互いに同じに設定されていることを特徴とする請求項6ないし8のいずれか1に記載の変速機操作方法。
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