JP5971158B2 - 電子天秤 - Google Patents
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Description
電子天秤201は、計量皿40と秤量機構(図示せず)と制御部(図示せず)と入力部41と表示部42と感度校正用の内蔵分銅(図示せず)とを有する電子天秤本体210と、気流の影響を防止する風防220と、時刻を計測するタイマ(時計、図示せず)とを備える。
4本のガイド柱部30cには、上側開口部開閉部材21と右側開口部開閉部材22と左側開口部開閉部材23とを前後方向にスライドさせることができる溝が形成されており、この溝に、上側開口部開閉部材21の左右端部が挿入されることで、上側開口部開閉部材21が前後方向に移動可能となるように枠体30の上面に取り付けられ、右側開口部開閉部材22の上下端部が挿入されることで、右側開口部開閉部材22が前後方向に移動可能となるように枠体30の右側面に取り付けられ、左側開口部開閉部材23の上下端部が挿入されることで、左側開口部開閉部材23が前後方向に移動可能となるように枠体30の左側面に取り付けられる。
なお、上側開口部開閉部材21が、枠体30の上面に取り付けられることにより、上壁として働くことになる。
よって、静電気の影響を避けるために、除電機能を用いて帯電した被測定物にイオンを吹き付けることで、静電気を中和して低減させることが実施されている(例えば、特許文献1参照)。
ここで、「所定時間」とは、測定者等によって予め決められた任意の時間であり、例えば、30秒〜10分等となる。
また、本発明の電子天秤は、計量皿と秤量機構と制御部と入力部と表示部とを有する電子天秤本体と、風防とを備え、前記風防が上方から電子天秤本体に配置されることにより、前記風防の内部に計量皿が配置される電子天秤であって、除電器と、前記電子天秤本体の内部情報を検出するセンサと、感度校正用の内蔵分銅とを備え、前記風防の内部に取り付けられた前記除電器が、前記制御部によって制御されることが可能となっており、前記制御部は、前記センサで検出された内部情報に基づいて、前記除電器を作動させた後、前記内蔵分銅を用いて感度校正を行うようにしている。
ここで、「センサ」とは、電子天秤本体の内部情報を検出するものであり、例えば、電子天秤本体の内部の温度を検出する温度センサや、電子天秤本体の内部の湿度を検出する湿度センサや、電子天秤本体の内部の帯電状態を検出する帯電センサ等が挙げられる。
本発明の電子天秤によれば、除電器によって風防内部の静電気を低減することができる。また、制御部によって自動的に除電器を作動させることができるため、測定者は除電器を操作する手間と時間とを省くことができる。さらに、制御部によって適切な時期に除電器を作動させることができるため、正確で再現性のよい感度校正を行うことができる。
本発明の電子天秤によれば、使用していないとき(例えば休憩時間等)に除電を行うことができるので、計量作業をスムーズに開始することができる。なお、除電終了予定時刻に代えて、除電器を作動させる所定時間が入力されるようにしてもよい。
また、上記の発明において、前記除電器が前記風防の内部から取り外し可能となっているようにしてもよい。
そして、上記の発明において、前記除電器は、電圧発生器と、前記電圧発生器により電圧が印加されることにより、イオンを生成するイオン生成用電極とを備えるようにしてもよい。
さらに、上記の発明において、前記イオン生成用電極は、正イオンと負イオンとを生成するようにしてもよい。
図1は、本発明の一実施形態である電子天秤の一例を示す平面図であり、図2は、図1に示す側面図である。また、図3は、図1に示す電子天秤のブロック図である。なお、上述した従来の電子天秤201と同様のものについては、同じ符号を付している。
電子天秤1は、計量皿40と秤量機構80と制御部50と入力部41と表示部42と感度校正用の内蔵分銅(図示せず)とを有する電子天秤本体10と、気流の影響を防止する風防20と、時刻を計測するタイマ(時計)45と、イオナイザ(除電器)60とを備える。
高電圧発生器は、+入力リード線と−入力リード線との間に印加された入力電圧を、圧電トランスで昇圧し、交流化して出力する。
後側壁30bの前面中央部には、イオナイザ60が脱着可能な凹部となる除電器取付部31が形成されている。これにより、測定者は、イオナイザ60のハウジング70の上面を、後側壁30bの前面に向かって差し込むことにより、除電器取付部31にイオナイザ60を取り付けることができるようになっている。そして、イオナイザ60が除電器取付部31に取り付けられたきには、電子天秤本体10の制御部50はスイッチ73のON/OFFを制御できるようになっている。スイッチ73がONにされると、イオナイザ60で生成したイオンは、帯電した風防20等に吸い寄せられることで、風防20等の静電気を中和して低減させることができる。また、測定者は、イオナイザ60を除電器取付部31から引き抜くことにより、除電器取付部31からイオナイザ60を取り外すことができるようになっている。
図6は、本発明の他の実施形態である電子天秤の一例を示すブロック図である。なお、上述した電子天秤1と同様のものについては、同じ符号を付している。電子天秤101は、計量皿40と秤量機構80と制御部150と入力部41と表示部42とを有する電子天秤本体110と、気流の影響を防止する風防20と、時刻を計測するタイマ(時計)45と、イオナイザ(除電器)60とを備える。
除電器制御部151aは、入力部41で入力された入力信号に基づいてイオナイザ60のスイッチ73のON/OFFを制御する。具体的には、入力部41から除電開始予定時刻信号(例えば12時45分)と除電終了予定時刻信号(例えば12時55分)とを受信したときには、除電開始予定時刻(例えば12時45分)にイオナイザ60のスイッチ73をONにし、除電終了予定時刻(例えば12時55分)にイオナイザ60のスイッチ73をOFFにする。このとき、イオナイザ60が作動する時間は、オゾン濃度が高くなると、腐食と環境基準とに適合できなくなるため、上限(例えば10分)を設けるとよい。
(1)上述した電子天秤101において、内蔵分銅を有する構成としたが、内蔵分銅を有さず外部分銅で感度校正を行うような構成としてもよい。
(2)上述した電子天秤1において、1組の除電開始予定時刻信号と除電終了予定時刻信号とが入力される構成としたが、複数組の除電開始予定時刻信号と除電終了予定時刻信号とが入力されるような構成としてもよい。
(3)上記イオン生成用電極は、正イオンと負イオンとが別々の放電電極で生じる(放電針を偶数本備え、各針で+イオン、−イオンのみを放出する)DC方式、正イオンと負イオンとを同じ電極から生成する(1本の針から+、−イオンを放出する)AC方式のどちらでもよい。
(4)上述した電子天秤101において、イオナイザ60はファンを備える構成としたが、ファンを備えない構成としてもよい。
(5)上述した電子天秤101において、感度校正自動実行部51bは、温度センサ44で検出された温度変化に基づいて感度校正する構成としたが、レバー84の温度を検出する温度センサで検出された温度変化に基づいて感度校正するような構成としてもよい。
10 電子天秤本体
20 風防
21 上壁、開口部開閉部材
22、23 開口部開閉部材
30 側壁
40 計量皿
41 入力部
42 表示部
50 制御部
60 イオナイザ(除電器)
80 秤量機構
Claims (6)
- 計量皿と秤量機構と制御部と入力部と表示部とを有する電子天秤本体と、
風防とを備え、
前記風防が上方から電子天秤本体に配置されることにより、前記風防の内部に計量皿が配置される電子天秤であって、
除電器を備え、
前記風防の内部に取り付けられた前記除電器が、前記制御部によって制御されることが可能となっており、
前記制御部は、前記入力部で感度校正を行うことが入力されると、感度校正が行われる前に前記除電器を所定時間、作動させることを特徴とする電子天秤。 - 計量皿と秤量機構と制御部と入力部と表示部とを有する電子天秤本体と、
風防とを備え、
前記風防が上方から電子天秤本体に配置されることにより、前記風防の内部に計量皿が配置される電子天秤であって、
除電器と、
前記電子天秤本体の内部情報を検出するセンサと、
感度校正用の内蔵分銅とを備え、
前記風防の内部に取り付けられた前記除電器が、前記制御部によって制御されることが可能となっており、
前記制御部は、前記センサで検出された内部情報に基づいて、前記除電器を作動させた後、前記内蔵分銅を用いて感度校正を行うことを特徴とする電子天秤。 - 前記風防は、上壁と当該上壁の周縁部から下方に向かって下設された側壁とを有し、当該上壁又は側壁には開口部と当該開口部を開閉可能とする開口部開閉部材とが形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子天秤。
- 前記除電器が前記風防の内部から取り外し可能となっていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の電子天秤。
- 前記除電器は、電圧発生器と、
前記電圧発生器により電圧が印加されることにより、イオンを生成するイオン生成用電極とを備えることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の電子天秤。 - 前記イオン生成用電極は、正イオンと負イオンとを生成することを特徴とする請求項5に記載の電子天秤。
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