JP5970741B2 - 内視鏡手術用システム - Google Patents

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Description

本発明は、内視鏡手術用システムに関する。
従来、内視鏡手術用システムとして、特許文献1に記載の如く、内視鏡である腹腔鏡部及び手術器具を患者の身体に設けた極めて小さな切開部から体腔内に挿入し、腹腔鏡部により撮影された患者の体腔内の映像をモニターに表示し、このモニター画面を見ながら手術器具を操作する施術者によって手術を行なうものが提案されている。
この内視鏡手術によれば、患者の身体内にかなりの大きさの切開部を作ることなく体腔を見ることができ、それによって侵襲性を小さくし、患者に小さな外傷、短い回復時間、及び優れた美容的効果を得ることができる。
特表2004-524865
従来の内視鏡手術用システムでは、手術台の上に横たわっている患者を挟む一方側に主たる施術者が位置し、他方側に補助施術者が位置し、更に主たる施術者の主として向かい側の上部にモニターを設置している。
従って、主たる施術者は顔を上げて患者の向こう側上部の遠くに位置するモニター画面を見ながら、手元の手術器具を操作しなければならず、器用さ及び視力の両方で多大な困難を伴う。
また、補助施術者は主たる施術者とは異なる位置からモニター画面を見るために身体をよじりながら手元の手術器具を操作する必要があるし、モニターに映し出される補助施術者の手術器具の位置がモニター画面の上部側又は左右側にあって、このようなモニター画面を見ながら行なう手術には多大な難儀がある。
本発明の課題は、モニター画面を見ながら手術器具を操作する施術者の施術作業性を向上することにある。
請求項1に係る発明は、内視鏡及び手術器具を患者の体腔内に挿入し、内視鏡により撮影された患者の体腔内の映像をモニターが有するモニター部のモニター画面に表示し、このモニター部のモニター画面を見ながら手術器具を操作する施術者によって手術を行なう内視鏡手術用システムにおいて、前記モニターが、横たわっている患者の体腔内に挿入されている手術器具を中心とする一定範囲である体外術野に対し、水平方向に沿う側方に配置され、かつ上記体外術野を注視する施術者の視野の範囲内に位置決めされて設置されるモニター部からなるとともに、前記モニターが、主たる施術者の左側方から視た体腔内の映像を表示する左副モニター部と、主たる施術者の右側方から視た体腔内の映像を表示する右副モニター部とを有し、左副モニター部が主たる施術者を基準位置として患者の体外術野に対する左側に配置され、右副モニター部が主たる施術者を基準位置として患者の体外術野に対する右側に配置されてなるようにしたものである。
請求項2に係る発明は、内視鏡及び手術器具を患者の体腔内に挿入し、内視鏡により撮影された患者の体腔内の映像をモニターが有するモニター部のモニター画面に表示し、このモニター部のモニター画面を見ながら手術器具を操作する施術者によって手術を行なう内視鏡手術用システムにおいて、前記モニターが、横たわっている患者の体腔内に挿入されている手術器具を中心とする一定範囲である体外術野に対し、水平方向に沿う側方に配置され、かつ上記体外術野を注視する施術者の視野の範囲内に位置決めされて設置されるモニター部からなるとともに、前記モニターが、主たる施術者の正面方向に視た体腔内の映像を表示する主モニター部と、主たる施術者の左側方から視た体腔内の映像を表示する左副モニター部と、主たる施術者の右側方から視た体腔内の映像を表示する右副モニター部とを有し、主モニター部が主たる施術者を基準位置として患者の体外術野に対する手前側又は奥側に配置され、左副モニター部が主たる施術者を基準位置として患者の体外術野に対する左側に配置され、右副モニター部が主たる施術者を基準位置として患者の体外術野に対する右側に配置されてなるようにしたものである。
請求項3に係る発明は、請求項に係る発明において更に、前記患者の体腔内に挿入される複数の内視鏡を有し、各内視鏡は、当該内視鏡の撮影方向が主たる施術者を基準として視た正面方向視、左側方視、右側方視のいずれに相当するものであるかに応じて切換操作される撮影方向切換スイッチを備え、各内視鏡が備える撮影方向切換スイッチの切換操作に基づいて出力される当該内視鏡の撮影方向に相当する撮影方向信号としての正面方向視信号、左側方視信号又は右側方視信号が制御部に伝達可能にされ、制御部は、各内視鏡により撮影された患者の体腔内の映像を、当該内視鏡について伝達された撮影方向信号が正面方向視信号であれば主モニター部に表示し、当該内視鏡について伝達された撮影方向信号が左側方視信号であれば左副モニター部に表示し、当該内視鏡について伝達された撮影方向信号が右側方視信号であれば右副モニター部に表示するように制御するようにしたものである。
請求項4に係る発明は、請求項1乃至3のいずれかに係る発明において更に、前記モニターが、手術台の側傍に設けた支持部材に支持されてなるようにしたものである。
請求項5に係る発明は、請求項4に係る発明において更に、前記モニターが、手術台の上の患者の体腔まわりの外部表面に対し一定の間隙を介するように設置されてなるようにしたものである。
本発明によれば、モニターが、横たわっている患者の体腔内に挿入されている手術器具を中心とする一定範囲である体外術野に対し、水平方向に沿う側方に配置され、かつ上記体外術野を注視する施術者の視野の範囲内に位置決めされて設置されるモニター部からなる。従って、施術者は患者の体外術野を注視して手術器具を操作している視野の範囲内において、モニター画面を見ることができる。主たる施術者は顔を上げて患者の向こう側上部の遠くに位置するモニター画面を見ながら手術することがないし、補助施術者は身体をよじってモニター画面を見ながら手術する等がなく、施術作業性が向上する。
図1は実施例1の内視鏡手術用システムを示す模式平面図である。 図2はモニターを示す模式図である。 図3はモニターの制御回路を示すブロック図である。 図4は内視鏡手術用システムの変形例を示す模式平面図である。 図5は実施例2の内視鏡手術用システムを示す模式平面図である。 図6はモニターを示す模式図である。 図7はモニターの制御回路を示すブロック図である。
(実施例1)(図1〜図4)
図1に示した内視鏡手術用システム10は、手術台Aの上に横たわっている患者Mを挟んで、一方側に主たる施術者1が位置し、他方側に左右2名の補助施術者2、3が位置し、例えば子宮筋腫、卵巣腫瘍、胃がん、大腸がん、その他の手術を行なう。但し、本発明は、主たる施術者だけによる単独手術にも適用できるし、3名以上の補助施術者を配置する手術にも適用できる。
内視鏡手術用システム10では、主たる施術者1が手術器具11を、補助施術者2が内視鏡である腹腔鏡部12を、補助施術者3が手術器具13を持ち、それらの各機器を操作する。補助施術者2が腹腔鏡部12を患者Mの身体に設けた極めて小さな切開部から体腔内に挿入する。そして、腹腔鏡部12により撮影された患者Mの体腔内(体腔内部位)の映像(手術対象臓器を中心とする一定範囲である体内術野Eの映像)をモニター20に表示する。主たる施術者1と補助施術者3は、手術器具11、13を患者Mの身体に設けた極めて小さな切開部から体腔内に挿入し、モニター20の画面を見ながら手術器具11、13を操作して手術を行なう。患者Mの身体に設ける切開部は、手術器具11、13と腹腔鏡部12をへそ部の1ヵ所のみに設けた孔に挿入する単孔式とすることもできる。
ここで、モニター20は、図1に示す如く、手術器具11、13、腹腔鏡部12が挿入された患者Mの体腔まわりの外部表面に近接し、かつ患者Mの該体腔内に挿入されている手術器具11、13、腹腔鏡部12を中心とする一定範囲である体外術野Fを注視する主たる施術者1、補助施術者2、3の視野の範囲内に位置決めされて設置される。モニター20は、手術台Aの側傍の床上に立設された(手術台Aの上方の天井から吊り下げられても可)不図示の支持部材に支持され、手術台Aの上の患者Mの体腔まわりの外部表面に対し一定の間隙を介するように設置される。
モニター20は、図2に示す如く、主たる施術者1を基準位置として、患者Mの体外術野Fに対する左右2カ所に左右のモニター部21、22を配置し、腹腔鏡部12が撮影した同一の映像を左右のモニター部21、22に同一向きで表示する。主たる施術者1は左右のモニター部21、22の何れかを観察でき、左側の補助施術者2は主として左モニター部21を観察し、右側の補助施術者3は主として右モニター部22を観察する。
図3に示す如く、腹腔鏡部12により撮影された映像信号は、画像処理部23によって画像処理されて制御部24に伝達される。制御部24は、画像処理部23によって画像処理された信号をモニター部21、22に伝達し、腹腔鏡部12が撮影した体腔内の映像をそれらのモニター部21、22のモニター画面21A、22Aに表示する。主たる施術者1、補助施術者2、3は、モニター部21、22のモニター画面21A、22Aを見ながら体腔内の体内術野Eの映像を観察し、手術する。
本実施例によれば以下の作用効果を奏する。
モニター20が、患者Mの体腔まわりの外部表面に近接し、かつ患者Mの体腔内に挿入されている手術器具11、13、腹腔鏡部12を中心とする体外術野Fを注視する施術者1〜3の視野の範囲内に位置決めされて設置される。従って、施術者1〜3は患者Mの体外術野Fを注視して手術器具11、13、腹腔鏡部12を操作している視野の範囲内において、モニター画面21A、22Aを見ることができる。主たる施術者1は顔を上げて患者Mの向こう側上部の遠くに位置するモニター画面を見ながら手術することがないし、補助施術者2、3は身体をよじってモニター画面を見ながら手術する等がなく、施術作業性が向上する。
図4は図1〜図3に示した内視鏡手術用システム10の変形例であり、手術台Aの上に横たわっている患者Mを挟んで、一方側に手術器具11を持つ主たる施術者1が位置し、他方側に腹腔鏡部12を持つ1名の補助施術者2だけを位置させた。本変形例のモニター20は、主たる施術者1を基準位置として、患者Mの体外術野Fに対する手前側と奥側の2カ所にモニター部21、22を配置し、腹腔鏡部12が撮影した同一の映像をモニター部21、22に同一向きで表示する。主たる施術者1は手前側のモニター部21を観察し、補助施術者2は奥側のモニター部22を観察する。
(実施例2)(図5〜図7)
図5に示した実施例2の内視鏡手術用システム10が図1に示した実施例1の内視鏡手術用システム10と異なる点は、補助施術者2が2本の腹腔鏡部12A、12Bを持ち、モニター20に代わるモニター30を採用したことにある。
モニター30は、モニター20と同様に、図5に示す如く、手術器具11、13、腹腔鏡部12A、12Bが挿入された患者Mの体腔まわりの外部表面に近接し、かつ患者Mの該体腔内に挿入されている手術器具11、13、腹腔鏡部12A、12Bを中心とする一定範囲である体外術野Fを注視する主たる施術者1、補助施術者2、3の視野の範囲に位置決めされて設置される。モニター30は、手術台Aの側傍の床上に立設された(手術台Aの上方の天井から吊り下げられても可)不図示の支持部材に支持され、手術台Aの上の患者Mの体腔まわりの外部表面に対し一定の間隙を介するように設置される。
モニター30は、図6に示す如く、3個の主モニター部31と左副モニター部32と右副モニター部33を有する。主モニター部31は、主たる施術者1の正面方向に視た体腔内の映像、換言すれば患者Mの体腔内に挿入された腹腔鏡部12A又は12Bが主たる施術者1の正面方向視で体内術野Eを撮影した映像を表示する。左副モニター部32は、主たる施術者1の左側方向から視た体腔内の映像、換言すれば患者Mの体腔内に挿入された腹腔鏡部12A又は12Bが主たる施術者1の左側方視で体内術野Eを撮影した映像を表示する。右副モニター部33は、主たる施術者1の右側方向から視た体腔内の映像、換言すれば患者Mの体腔内に挿入された腹腔鏡部12A又は12Bが主たる施術者1の右側方視で体内術野Eを撮影した映像を表示する
このとき、図7に示す如く、各腹腔鏡部12A、12Bにより撮影された映像信号は、画像処理部34A、34Bによって画像処理されて制御部35に伝達される。各腹腔鏡部12A、12Bはそれらに対応する撮影方向切換スイッチSを備えている。撮影方向切換スイッチSは、各腹腔鏡部12A、12Bのグリップ部に設けられる指操作式スイッチでも良く、補助施術者2の足元に設けられる足踏み式スイッチでも良い。各腹腔鏡部12A、12Bのそれぞれに備えられている撮影方向切換スイッチSは補助施術者2が操作している当該腹腔鏡部12A、12Bの現時点の撮影方向が主たる施術者1を基準として視た正面方向視、左側方視、右側方視のいずれに相当するものであるかに応じて補助施術者2により切換操作され、この撮影方向切換スイッチSの切換操作信号が印加された撮影方向出力部Rは当該腹腔鏡部12A、12Bの現時点の撮影方向(上述の正面方向視、左側方視、右側方視)の信号を制御部35に伝達する。これにより、制御部35は、腹腔鏡部12A、12Bの撮影方向出力部Rの撮影方向信号を得るとともに、画像処理部34A、34Bの画像処理信号を得て、画像処理部34A、34Bによって画像処理された信号を、当該信号が表示されるべきいずれかのモニター部31〜33に伝達する。
例えば一方の腹腔鏡部12Aが主たる施術者1を基準として視た正面方向視で撮影している映像信号は、腹腔鏡部12Aの撮影方向出力部Rが出力する正面方向視信号、及び画像処理部34Aの画像処理信号に基づく制御部35の制御によって主モニター部31に伝達され、当該正面方向視の映像が主モニター部31のモニター画面31Aに表示される。同時に、他方の腹腔鏡部12Bが主たる施術者1の左側方視(又は右側方視)で撮影している映像信号は、腹腔鏡部12Bの撮影方向出力部Rが出力する左側方視信号(又は右側方視信号)、及び画像処理部34Bの画像処理信号に基づく制御部35の制御によって左副モニター部32(又は右副モニター部33)に伝達され、当該左側方視(又は右側方視)の映像が左副モニター部32(又は右副モニター部33)のモニター画面32A(又は33A)に表示される。主たる施術者1、補助施術者2、3は、主モニター部31、左副モニター部32(又は右副モニター部33)のモニター画面31A、32A(又は33A)を併せ見ながら、体腔内の体内術野Eの映像を三次元的に観察し、手術する。
更に、モニター30にあっては、前述の如くに患者Mの体腔まわりの外部表面に近接し、患者Mの体外術野Fを注視する主たる施術者1、補助施術者2、3の視野の範囲内に位置決めされて設置されるに際し、図5、図6に示す如く、主モニター部31が主たる施術者1を基準位置として患者Mの体外術野Fに対する手前側又は奥側に配置され、左副モニター部32が主たる施術者1を基準位置として患者Mの体外術野Fに対する左側に配置され、右副モニター部33が主たる施術者1を基準位置として患者Mの体外術野Fに対する右側に配置される。尚、施術者1〜3による体内術野Eの観察の直感性を向上するために、左副モニター部32は主モニター部31の斜め左側(図6の実線)でなく、主モニター部31の横左側(図6の二点鎖線)に配置するのが良く、右副モニター部33は主モニター部31の斜め右側(図6の実線)でなく、主モニター部31の横右側(図6の二点鎖線)に配置するのが良い。
本実施例によれば以下の作用効果を奏する。
(a)モニター30が、患者Mの体腔まわりの外部表面に近接し、かつ患者Mの体腔内に挿入されている手術器具11、13、腹腔鏡部12A、12Bを中心とする体外術野Fを注視する施術者1、2、3の視野の範囲内に位置決めされて設置される。従って、施術者1、2、3は患者Mの体外術野Fを注視して手術器具11、13、腹腔鏡部12A、12Bを操作している視野の範囲内において、モニター画面31A〜33Aを見ることができる。主たる施術者1は顔を上げて患者Mの向こう側上部の遠くに位置するモニター画面を見ながら手術することがないし、補助施術者2、3は身体をよじってモニター画面を見ながら手術する等がなく、施術作業性が向上する。
(b)モニター30が、主たる施術者1の正面方向に視た体腔内の映像を表示する主モニター部31と、主たる施術者1の左側方から視た体腔内の映像を表示する左副モニター部32と、主たる施術者1の右側方から視た体腔内の映像を表示する右副モニター部33とを有するものとされる。主モニター部31だけでは二次元的にしか見えない体内術野Eが、主モニター部31と左副モニター部32又は右副モニター部33との同時併用によって奥行きを加えられ、三次元的表示に近づき、施術者1、2、3による施術作業性を向上し、施術精度を向上し得る。
(c)主モニター部31が主たる施術者1を基準位置として患者Mの体外術野Fに対する手前側又は奥側に配置され、左副モニター部32が主たる施術者1を基準位置として患者Mの体外術野Fに対する左側に配置され、右側モニター30部が主たる施術者1を基準位置として患者Mの体外術野Fに対する右側に配置される。主モニター部31により表示される体内術野Eと、左副モニター部32により表示される体内術野Eと、右副モニター部33により表示される体内術野Eのそれぞれを、施術者1、2、3が患者Mの体外術野Fを注視する方向に対して実際にあるべき位置関係に配置して観察でき、施術者1、2、3による施術作業性を向上できる。
このとき、モニター30の中央に位置する主モニター部31を水平面上に配置し、主モニター部31の左側に位置する左副モニター部32のモニター画面32Aがその右側縁部(患者Mの体外術野Fに近い側)から右側縁部(患者Mの体外術野Fから遠い側)に向けて下り勾配をなすように傾斜配置し、主モニター部31の右側に位置する右副モニター部33のモニター画面33Aがその左側縁部(患者Mの体外術野Fに近い側)から右側縁部(患者Mの体外術野Fから遠い側)に向けて下り勾配をなすように傾斜配置することもでできる。これによれば、モニター30のモニター画面31A〜33Aを併せ見ることによる体内術野Eの三次元的観察の立体感を高め、実感性を向上できる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、内視鏡は、患者の身体に設けた切開部から体腔内に挿入されるものに限らず、患者の口、肛門等から体腔内に挿入されるものであっても良い。
本発明によれば、内視鏡手術用システムにおいて、モニター画面を見ながら手術器具を操作する施術者の施術作業性を向上することができる。
1 主たる施術者
2、3 補助施術者
10 内視鏡手術用システム
11、13 手術器具
12 腹腔鏡部
20 モニター
21、22 モニター部
21A、22A モニター画面
30 モニター
31 主モニター部
32 左副モニター部
33 右副モニター部
31A〜33A モニター画面

Claims (5)

  1. 内視鏡及び手術器具を患者の体腔内に挿入し、内視鏡により撮影された患者の体腔内の映像をモニターが有するモニター部のモニター画面に表示し、このモニター部のモニター画面を見ながら手術器具を操作する施術者によって手術を行なう内視鏡手術用システムにおいて、
    前記モニターが、横たわっている患者の体腔内に挿入されている手術器具を中心とする一定範囲である体外術野に対し、水平方向に沿う側方に配置され、かつ上記体外術野を注視する施術者の視野の範囲内に位置決めされて設置されるモニター部からなるとともに、
    前記モニターが、主たる施術者の左側方から視た体腔内の映像を表示する左副モニター部と、主たる施術者の右側方から視た体腔内の映像を表示する右副モニター部とを有し、
    左副モニター部が主たる施術者を基準位置として患者の体外術野に対する左側に配置され、右副モニター部が主たる施術者を基準位置として患者の体外術野に対する右側に配置されてなる内視鏡手術用システム。
  2. 内視鏡及び手術器具を患者の体腔内に挿入し、内視鏡により撮影された患者の体腔内の映像をモニターが有するモニター部のモニター画面に表示し、このモニター部のモニター画面を見ながら手術器具を操作する施術者によって手術を行なう内視鏡手術用システムにおいて、
    前記モニターが、横たわっている患者の体腔内に挿入されている手術器具を中心とする一定範囲である体外術野に対し、水平方向に沿う側方に配置され、かつ上記体外術野を注視する施術者の視野の範囲内に位置決めされて設置されるモニター部からなるとともに、
    前記モニターが、主たる施術者の正面方向に視た体腔内の映像を表示する主モニター部と、主たる施術者の左側方から視た体腔内の映像を表示する左副モニター部と、主たる施術者の右側方から視た体腔内の映像を表示する右副モニター部とを有し、
    主モニター部が主たる施術者を基準位置として患者の体外術野に対する手前側又は奥側に配置され、左副モニター部が主たる施術者を基準位置として患者の体外術野に対する左側に配置され、右副モニター部が主たる施術者を基準位置として患者の体外術野に対する右側に配置されてなる内視鏡手術用システム。
  3. 前記患者の体腔内に挿入される複数の内視鏡を有し、
    各内視鏡は、当該内視鏡の撮影方向が主たる施術者を基準として視た正面方向視、左側方視、右側方視のいずれに相当するものであるかに応じて切換操作される撮影方向切換スイッチを備え、
    各内視鏡が備える撮影方向切換スイッチの切換操作に基づいて出力される当該内視鏡の撮影方向に相当する撮影方向信号としての正面方向視信号、左側方視信号又は右側方視信号が制御部に伝達可能にされ、
    制御部は、各内視鏡により撮影された患者の体腔内の映像を、当該内視鏡について伝達された撮影方向信号が正面方向視信号であれば主モニター部に表示し、当該内視鏡について伝達された撮影方向信号が左側方視信号であれば左副モニター部に表示し、当該内視鏡について伝達された撮影方向信号が右側方視信号であれば右副モニター部に表示するように制御する請求項に記載の内視鏡手術用システム。
  4. 前記モニターが、手術台の側傍に設けた支持部材に支持されてなる請求項1乃至のいずれかに記載の内視鏡手術用システム。
  5. 前記モニターが、手術台の上の患者の体腔まわりの外部表面に対し一定の間隙を介するように設置されてなる請求項に記載の内視鏡手術用システム。
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