JP5968498B2 - レンズ装置及びレンズ装置を有する撮像装置 - Google Patents

レンズ装置及びレンズ装置を有する撮像装置 Download PDF

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Description

本発明は、レンズ装置に関し、該レンズ装置の設定項目毎の設定値を確認できるレンズ装置および該レンズ装置を有する撮像装置に関する。
従来、レンズシステム個体毎の設定値を確認するために、レンズシステム本体にディスプレイ等の表示手段を設ける方法が知られている。
例えば、特許文献1では、情報を表示する表示手段を設けたテレビレンズが開示されている。また、特許文献2では、機能の有効/無効が切換った際、ズームレンズを自動的に所定の位置に駆動するレンズ装置が開示されている。
特開2004−294685号公報 特開2005−018035号公報
特許文献1に開示されテレビレンズは、設定値表示のための特別な機能を設ける必要があり、レンズ装置の主操作のためには使用することがなく、比較的使用頻度の低い、設定値表示・確認のために使用するための特別な装置構成を設けることは、レンズシステムの構成の複雑化・大型化を招き、好ましくない。また、特許文献2に開示された従来技術では、操作により機能の有効/無効が切り換ってしまうため、今現在、機能が有効に設定されているか否かの確認をすることができない。
本発明の目的は、レンズシステムの通常の撮影に使用される機能を用いて、レンズシステムの個体毎の設定値を確認及び設定することを可能にしたレンズ装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明のレンズ装置は、前記レンズ装置を制御する制御手段と、前記制御手段に指令を入力する指令入力手段と、前記制御手段に接続された通信手段であって、前記レンズ装置に取り付け可能なカメラ装置と通信する通信手段と、前記レンズ装置の設定項目に対する設定値を記憶する記憶手段と、を有し、前記制御手段は、前記指令入力手段からの指令に従い、通常の撮影機能を維持したままで、前記通信手段を制御する通常モードと、前記指令入力手段からの指令に従い、通常の撮影機能を機能させない状態で、前記記憶手段に記憶されている設定項目の設定値に基づいて、前記レンズ装置の設定を確認するための情報を前記カメラ装置に出力するように前記通信手段を制御し、また、前記指令入力手段からの指令によって前記設定値を変更することができる、設定確認モードと、で、前記レンズ装置を制御することが可能である、ことを特徴とする。

本発明によれば、レンズシステムの通常の撮影に使用される機能を用いて、個体毎の設定値を確認することを可能にしたレンズ装置を提供することができる。
実施例1を示すブロック図 実施例1の設定項目αの設定値と、絞り位置の関係を示す表 実施例1を示すフローチャート 実施例2を示すブロック図 実施例2の各設定項目に対する設定値の関係を示す文字列の表 実施例2を示すフローチャート 実施例2の各設定項目に対する設定値の関係を示す数値の表 実施例3を示すブロック図 実施例3の各設定項目に対する設定値の関係を示す端子の表
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態のレンズ装置の構成を示すブロック図である。
以下、図1を参照して、本発明の第1の実施例による、レンズ装置の構成を示すブロック図について説明する。
本発明のレンズ装置は、カメラ本体に着脱可能なレンズシステム10と、レンズ別体型カメラ40から構成され、レンズ別体型カメラ40は、レンズシステム10を接続した状態で、映像の撮影を行うことができる。レンズシステム10は絞り部11を有し、絞り部11の位置を変更することで、レンズ別体型カメラ40で撮影する光の光量を調整することができる。
レンズシステム10は、レンズシステム10の制御を行うレンズ演算部16を含む。
レンズ別体型カメラ40は、レンズ演算部16と通信できるカメラ演算部41を含む。カメラ演算部41は、レンズ演算部16に対し、レンズシステム10の制御要求や、状態取得要求を行うことができる。
位置検出部12は、絞り部11の位置の検出を行う。位置検出部12はレンズ演算部16に接続され、レンズ演算部16は絞り部11の位置を取得することができる。ここで、この絞り部11は、複数の遮光羽根を持ち、開口径が可変な光彩絞りの開口径可変機構と連動する(機械的に連結されている、又はギア等で駆動機構が連結されている)ことが望ましい。また、この絞り部11は、絞り部を手動で駆動する際に操作するアイリスリングとも連動していることが望ましい。
絞り部11の位置は、ギア15を介して接続されている駆動部13によって変更することが可能である。駆動部13はレンズ演算部16に接続されており、レンズ演算部16は駆動部13の駆動を制御することができる。通常モードでは、レンズ演算部16はレンズ別体型カメラ40の制御要求に従い、絞り部11の位置を変更する。ここでいう通常モードとは、通常通り撮影を行うことができるモードのことである。
ユーザーはサーボ・マニュアル切換え部14を用いて、駆動部13とギア15の接続/解除を行うことができる。サーボ・マニュアル切換え部14がサーボ状態では、駆動部13とギア15が接続され、レンズ演算部16は駆動部13を駆動制御して絞り部11の位置を変更することができる。サーボ・マニュアル切換え部14がマニュアル状態では、駆動部13とギア15の接続が解除され、ユーザーが絞り部11を手動で操作することができる。
レンズ演算部16に接続されている記憶部17は、レンズシステム10の設定値を記憶する。
レンズシステム10は、レンズ演算部16に接続されているスイッチ(指令入力手段)である、RET SW19及びVTR SW20を有する。レンズ演算部16はこれら各スイッチのON/OFF状態を確認することが可能である。通常モードでは、レンズ演算部16は各スイッチのON/OFF状態を、カメラ演算部41からの状態取得要求に対して返信する。本発明の説明においては、放送用レンズ装置に比較的一般的に備えられている、撮影開始・終了を指令するVTR SW20と、オンエア中の画面や他のカメラで撮影している画面のビューファインダへの表示を切り替えるRET SW19を例示した。しかし、本発明は基本的にはスイッチに付与されている主目的とは関係なく、スイッチ機能のような入力機能があればよい。
なお、本発明において、レンズシステムが「通常モード」である状態とは、レンズシステムが通常の撮影機能の操作を行える状態のことを示す。また、設定確認モードは、ある特定の操作によって通常モードから移行するモードであって、設定確認モードにおいては、レンズシステムは通常の撮影機能は機能せず、レンズシステムの設定項目の設定値の設定・確認操作が行える状態のことを示す。また、この設定確認モードは、上述の設定項目の設定値を確認する確認モードと、その設定項目の設定値を変更する(設定し直す)設定モードとを含んでおり、この2つのモードのいずれか一方のみを実行することも可能である。以下の実施例においても、同様とする。
図2に示す表は、設定確認モードで使用する、記憶部17に記憶されている設定項目αの設定値と、絞り位置の関係を示す。以下に示す設定・確認モード処理では、この表に従い絞り部11の位置を駆動制御することで、設定項目αの設定値の確認を行うことが可能である。例えば、絞り部11の位置がF8の場合、設定項目αの設定値は、設定値Bとなる。
以下、図3を参照して、本発明の第1の実施例による、設定確認モードの設定・確認モード処理を示すフローチャートについて説明する。
この処理は、レンズ演算部16に格納されたコンピュータプログラムに従って行われる。ステップS100にてレンズ演算部16の設定・確認モード処理が開始される。なお、この設定・確認モード処理は、電源ON時に開始する。
ステップS101では、確認モードへの遷移が有効か否かの確認を行う。特に限定はしないが、例えばサーボ・マニュアル切換え部14がサーボ状態で、かつRET SW19が押されている場合は確認モードへ移行することが有効(選択されている)と判断する。確認モードへの遷移が有効な場合はステップS102に進み、それ以外の場合はステップS103に進む。
ステップS102では、図2に示す表に従い、記憶部17に記憶した設定項目αの設定値に対応する絞り部11の規定位置に、絞り部11を駆動する。この動作により、絞り部11を目視することにより、現在の設定項目αの設定値を確認することが可能となる。つまり、この時、絞り部は、もはやレンズ装置の絞り部としての機能ではなく、設定項目αの設定値を絞り位置で間接的に表現する表示部として機能させていることになる(確認モード)。
ステップS103では、設定モードへの遷移が有効か否かの確認を行う。特に限定はしないが、例えばサーボ・マニュアル切換え部14がマニュアル状態で、かつRET SW19が押されている場合は設定モードへ移行することが有効(選択されている)と判断する。設定モードへの遷移が有効な場合はステップS104に進み、それ以外の場合はステップS106に進む。
ステップS104では、図2に示す表に従い、絞り部11を規定位置に手動で移動することにより設定項目αの設定値を選択し、その設定値に設定する設定操作を実行すると、ステップS105に進む。設定操作は特に規定はしないが、例えばRET SW19とVTR SW20を同時に押した時、設定操作実行と判断する。
ステップS105では、図2に示す表に従い、絞り部11の位置に対応する設定値を、設定項目αの設定値として記憶部17に記憶し、ステップS104に進む。この操作により、設定項目αの設定値を所望の値に設定することが可能となる(設定モード)。
ステップS106では、設定・確認モード処理を終了し、通常モードへ移行する。
このように制御することで、通常モードでは、絞り部11はレンズ別体型カメラ40の制御要求に従い駆動する。また、設定・確認モード処理が実行される設定確認モードでは、絞り部11は記憶部17に記憶した設定項目αの設定値と、サーボ・マニュアル切換え部14、RET SW19の操作に従い駆動する。
なお、本実施例では、電源ON時に設定・確認モード処理を開始したが、別途設定・確認モードに入るスイッチを設け、そのスイッチのON時に設定・確認モード処理を開始しても良い。
また、本実施例では、設定項目の設定値を確認することができるようにするための、レンズ演算部16によって制御される被制御手段として絞り部11を用いたが、不図示の焦点距離を調整するズーム部や、焦点状態を調整するフォーカス部を該被制御手段としても良い。
このように、本実施例のレンズ装置は、絞り等の光学部材と、この光学部材に連結され、光学部材を駆動するために操作する操作部材とを備えている。操作部材は、例えば、レンズ装置の外周に配置されたリング状の部材である。ここで、このレンズ装置は、レンズ装置の特定の設定値を確認するための確認モードでの動作が可能である。前述の実施例においては、通常モード(通常の撮影モード等)においては可変絞りを操作する、或いは絞りの値(Fナンバー)を確認するために用いていた操作部材(アイリスリング)が、確認モードにおいては別の設定項目を示している。ここでは、この操作部材が通常モードにおいて行う機能とは異なり、特定の設定値に対応した位置に移動することによって、特定の設定値(特定の項目に対して設定されている値)を表示している。
また、本実施例1においては、可変絞りを操作するための操作部材を用いて特定の項目に対する設定値を表示したがこの限りではない。例えば、前述したように変倍に際して移動する変倍レンズ群(ズーム部)を駆動するために操作するズームリングや、ピント調整(合焦動作)を行う際にフォーカスレンズ群を移動させるために操作するフォーカスリング等を操作部材として用いて、これらの操作部材を用いて、ズーム位置やフォーカス位置以外の設定値(検出値)を表示させても構わない。
このような本発明によれば、レンズシステムの通常の撮影に必要な最小限の機能を果たす部材を用いて、レンズシステムの個体毎の設定値を確認及び設定する(別の機能を果たさせる)ことを可能にしたレンズ装置を提供することができる。
以下、図4を参照して、本発明の第2の実施例による、レンズ装置の構成を示すブロック図について説明する。特に詳細に記載しない点に関しては実施例1と同様である。
本実施例のレンズ装置は、レンズシステム10及びレンズ別体型カメラ40を含み、レンズ別体型カメラ40は、レンズシステム10を接続した状態で、映像の撮影を行うことができる。
レンズシステム10は、レンズシステム10の制御を行うレンズ演算部16を有する。
レンズ別体型カメラ40は、レンズ演算部16との間で、例えば、シリアル通信等により、通信することが可能であるカメラ演算部41を含む。この通信は、カメラ演算部41又はレンズ演算部16から、自由に切断することが可能である。カメラ演算部41は、レンズ演算部16に対し、レンズシステム10の状態や、決められた文字列(例えばレンズシステム10の名称等)の取得要求を行うことができる。
レンズ別体型カメラ40は、カメラ演算部41に接続されている、表示部42を有する。通常モードでは、カメラ演算部41は、レンズシステム10から取得した決められた文字列(例えばレンズシステム10の名称等)を、表示部42に表示する。
レンズシステム10は、レンズ演算部16に接続されている記憶部17を有する。記憶部17はレンズシステム10の設定値を記憶する。
レンズシステム10は、指令入力手段として、レンズ演算部16に接続されているスイッチであるRET SW19及びVTR SW20を有し、レンズ演算部16はこれら各スイッチのON/OFF状態を確認することができる。通常モードでは、レンズ演算部16は各スイッチのON/OFF状態を、カメラ演算部41の状態取得要求に対して返信する。
さらに、レンズシステム10は、指令入力手段の一つとして、レンズ演算部16に接続されているスイッチであるIRIS SW18を有し、レンズ演算部16はスイッチのON/OFF状態を確認することが可能である。通常モードでは、レンズ演算部16に接続した不図示の絞り部は、IRIS SW18がON状態ではサーボで駆動し、OFF状態ではマニュアルで操作可能となる。
また、レンズシステム10は、指令入力手段の一つとして、レンズ演算部16に接続されているスイッチであるShot SW21を有し、レンズ演算部16はスイッチのON/OFF状態を確認することが可能である。通常モードでは、レンズ演算部16に接続した不図示のズーム部は、Shot SW21がONになると、特定のズーム位置に移動するように駆動制御される。
図5に示す表は、設定確認モードで使用する、記憶部17に記憶されている各設定項目に対する設定値の関係を示す。例えば、設定項目αには、設定値A,B,Cの3種類の設定値があり、何れかの設定値が記憶されている。
以下に示す設定・確認モード処理では、カメラ演算部41の決められた文字列の取得要求に対し、設定・確認モード文字列を返信する。設定・確認モード文字列とは、図5の表に示すNo.の中から、特定のNo.を表示対象として生成する文字列である。例えば、現在No.1で設定項目αが選択され、設定項目αの設定値が設定値Aの場合、設定・確認モード文字列は、「設定項目α:設定値A」、と生成される。例えば、設定項目の具体例として、絞り、ズーム、フォーカス等であり、それぞれに対応する、絞り値、ズーム位置、フォーカス位置が設定値である。
設定・確認モード文字列は決められた文字列として表示部42に表示されるため、各設定項目に対する設定値の確認を行うことが可能となる。
以下、図6を参照して、本発明の第2の実施例による、設定確認モードの設定・確認モード処理を示すフローチャートについて説明する。
この処理は、レンズ演算部16に格納されたコンピュータプログラムに従って行われる。ステップS200にてレンズ演算部16の設定・確認モード処理が開始される。なお、この設定・確認モード処理は、電源ON時に開始する。またこの時、設定確認モード設定を有効に設定する。
ステップS201では、カメラとの通信を一度切断した後、再接続し、ステップS202に進む。
ステップS202では、設定・確認モード設定が有効かの確認を行う。設定・確認モード設定が有効な場合はステップS203に進み、それ以外の場合はステップS211に進む。
ステップS203では、IRIS SW18がONかの確認を行う。ONの場合はステップS204に進み、それ以外の場合はステップS205に進む。 ステップS204では、レンズ演算部16は図5の表に示す設定項目No.をインクリメントする。例えば、現在No.2で設定項目βが選択されていた場合、No.3となり設定項目γが選択され、設定・確認モード文字列の表示する設定項目は設定項目γとなる。その後、ステップS201に進む。
ステップS205では、RET SW19がONかの確認を行う。ONの場合はステップS206に進み、それ以外の場合はステップS207に進む。
ステップS206では、レンズ演算部16は図5の表に示す設定項目No.をデクリメントする。例えば、現在No.2で設定項目βが選択されていた場合、No.1となり設定項目αが選択され、設定・確認モード文字列の表示する設定項目は設定項目αとなる。その後、ステップS201に進む。
ステップS207では、Shot SW21がONかの確認を行う。ONの場合はステップS208に進み、それ以外の場合はステップS209に進む。
ステップS208では、レンズ演算部16は、現時点で選択されている設定項目No.に対応する設定項目に設定されている設定値をインクリメントする。例えば、現在No.1で設定項目αが選択され、現設定値が設定値Bの場合、設定値はインクリメントされて設定値Cに設定される(図5参照)。その後、ステップS201に進む。
ステップS209では、VTR SW20がONかの確認を行う。ONの場合はステップS210に進み、それ以外の場合はステップS203に進む。
ステップS210では、レンズ演算部16は、現時点で選択されている設定項目No.に対応する設定項目に設定されている設定値をデクリメントする。例えば、現在No.1で設定項目αが選択され、現設定値が設定値Bの場合、設定値はデクリメントされて設定値Aに設定される(図5参照)。その後、ステップS201に進む。
ステップS211では、設定・確認モード処理を終了し、通常モードへ移行する。
なお、レンズ別体型カメラ40のカメラ演算部41は、通常モードにおいては、列属されているレンズ装置の名称等、表示部42に表示する文字列の取得を、レンズシステム10との通信開始時の1回のみ行うことが想定できる。本実施例は、この機能を利用して、レンズ装置の諸設定値を確認するものである。そのため、表示部42に表示させる文字列を更新するため、ステップS201では、カメラとの通信を一度切断した後、再接続を行う。ステップS201を行う事で、カメラ演算部41は、レンズシステム10に対し表示部42に表示するための文字列の取得要求を行う。この要求に応じて、レンズシステム10のレンズ演算部16はステップS204、S206、S208、S210で選択された設定項目No. 対応する設定項目及びその設定項目に設定された設定値からなる設定・確認モード文字列を生成してカメラ演算部41に送信し、その文字列が表示部42に表示されることになる。
また、図5の表に示すNo.4は、設定・確認モード処理を終了させる時に設定する設定項目である。設定・確認モード設定を無効に設定すると、ステップS202からステップS211に処理が進み、設定・確認モード処理が終了する。
このように制御することで、表示部42には、通常モードでは決められた文字列(例えばレンズシステム10の名称等)が表示され、設定・確認モード処理が実行される設定確認モードでは、IRIS SW18、RET SW19、VTR SW20、Shot SW21の操作に従い、記憶部17に記憶した設定項目と設定値から生成した設定・確認モード文字列が、表示部42に表示される。
本実施例では、設定項目の設定値を確認することができるようにするための、レンズ演算部16によって制御される被制御手段として、レンズ演算部16が有する通信手段(不図示)を使用した。表示部42に決められた文字列を表示する機能を利用したが、図7の表に示すように、表示部42にレンズ位置を表示する機能を利用しても良い。ここでは不図示のZoom部とFocus部の位置を数値で表示する機能を利用している。この場合、設定・確認モードの時、Zoom部に「1」と表示され、Focus部に「1」と表示された場合は、現在No.1で設定項目αが選択され、設定値が設定値Aということになる。また、この場合、カメラ演算部41は、随時レンズ位置の情報を取得して表示を更新すると想定できるため、ステップS201ではカメラとの通信一度切断する動作を行わなくても良い。
本発明によれば、レンズシステムの通常の撮影に私用される機能を用いて、レンズシステムの個体毎の設定値を確認及び設定することを可能にしたレンズ装置を提供することができる。
以下、図8を参照して、本発明の第3の実施例による、レンズ装置の構成を示すブロック図について説明する。特に詳細に記載しない点に関しては実施例1と同様である。
本実施例のレンズ装置は、レンズシステム10及び不図示のレンズ別体型カメラからなり、レンズ別体型カメラは、レンズシステム10を接続した状態で、映像の撮影を行うことができる。
レンズシステム10は、レンズシステム10の制御を行うレンズ演算部16を有する。
また、レンズシステム10はレンズ演算部16に接続されている記憶部17を含み、記憶部17はレンズシステム10の設定値を記憶する。
レンズシステム10は、レンズ演算部16に接続されているスイッチであるRET SW19、VTR SW20、IRIS SW18、Shot SW21を有し、実施例2で説明した動作と同等の動作を行う。つまり、設定項目の指定については、設定項目No,はIRIS SW18でインクリメントされ、RET SW19でデクリメントされ、指定された設定項目に対する設定値については、Shot SW21でインクリメントされ、VTR SW20でデクリメントされる。
レンズシステム10は、レンズ演算部16に接続されている端子であるRET出力部51、VTR出力部52を有する。通常モードでは、RET SW19とVTR SW20各々のスイッチON/OFF状態に連動し、RET出力部51とVTR出力部52の端子の出力電圧のHigh/Lowの状態が変更される。このRET出力部51とVTR出力部52の端子の出力電圧により、不図示のレンズ別体型カメラは、レンズシステムの各スイッチ状態を判断することができる。
レンズシステム10はさらに、レンズ演算部16に接続されている端子である絞り位置出力部53を有する。通常モードでは、絞り位置出力部53は、不図示の絞り部の位置に連動して電圧が変更される。例えば絞り位置がF2.8の場合は6.2[V]、F16の場合は3.4[V]となる。この端子により、不図示のレンズ別体型カメラは、レンズシステムの絞り部の位置を判断することができる。
図9に示す表は、設定確認モードで使用する、記憶部17に記憶されている各設定項目に対する設定値の関係を示す。例えば、設定項目αには、設定値A,B,Cの設定値を設定することができ、何れかの設定値が記憶されている。
ここでは、設定項目No.をRET出力部51とVTR出力部52の出力電圧の組合せで表すとともに、その設定項目No.に対応する設定項目に設定されている設定値を絞り位置出力部53で表している。例えば、RET出力部51がLow、VTR出力部52がLow、絞り位置出力部53が3[V]の場合、現在の設定項目No.は1が選択され、対応する設定項目は「設定項目α」であって、設定項目αに設定されている設定値が設定値Aということになる。
第2の実施例においては、レンズシステム10とレンズ別体型カメラ40との通信が成立した時に、レンズ別体型カメラ40は初期情報として、接続されたレンズシステム10を認識する文字列をレンズシステム10から受信し表示部42にその情報を表示する機能を利用して、レンズシステム10の諸設定項目に設定されている設定値を表示した。本実施例においては、設定項目の設定値を確認することができるようにするための、レンズ演算部16によって制御される被制御手段として、RET出力部51、VTR出力部52、絞り位置出力部53を使用した。つまり、実施例3においては、レンズシステム10からレンズ別体型カメラ40に出力する情報として、RET出力部51とVTR出力部52のHighまたはLowの電圧の組合せにより設定項目を表す情報を出力し、絞り位置出力部53の電圧によって該設定項目に対応する設定値を表す情報を出力する。
したがって、本発明の第3の実施例による、設定確認モードの設定・確認モード処理を示すフローチャートは、図6に示す本発明の第2の実施例によるものと同一であるが、この場合ステップS201ではカメラとの通信を一度切断する動作を行う必要はない。
このように制御することで、通常モードではRET出力部51、VTR出力部52及び絞り位置出力部53の各出力端子には、通常の撮影機能の状態が反映される。また、設定・確認モード処理が実行される設定確認モードでは、IRIS SW18、RET SW19、VTR SW20、Shot SW21の操作に従い、記憶部17に記憶した設定項目と設定値を反映した状態が各端子の状態となる。
本発明によれば、レンズシステムの通常の撮影に使用する機能を用いて、レンズシステムの個体毎の設定値を確認及び設定することを可能にしたレンズ装置を提供することができる。
さらに、撮像素子と、被写体からの光を該撮像素子に導く本発明のレンズ装置と、を備える撮像装置(カメラ装置)は、本発明の効果である、レンズ装置の通常の撮影に使用する機能を用いて、レンズ装置の個体毎の設定値を確認及び設定することができる、撮像装置を実現することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
10 レンズシステム
11 絞り部
17 記憶部
18 IRIS SW
19 RET SW
20 VTR SW
21 Shot SW
51 RET出力部
52 VTR出力部
53 絞り位置出力部

Claims (5)

  1. レンズ装置は、
    前記レンズ装置を制御する制御手段と、
    前記制御手段に指令を入力する指令入力手段と、
    前記制御手段に接続された通信手段であって、前記レンズ装置に取り付け可能なカメラ装置と通信する通信手段と、
    前記レンズ装置の設定項目に対する設定値を記憶する記憶手段と、
    を有し、
    前記制御手段は、
    前記指令入力手段からの指令に従い、通常の撮影機能を維持したままで、前記通信手段を制御する通常モードと、
    前記指令入力手段からの指令に従い、通常の撮影機能を機能させない状態で、前記記憶手段に記憶されている設定項目の設定値に基づいて、前記レンズ装置の設定を確認するための情報を前記カメラ装置に出力するように前記通信手段を制御し、また、前記指令入力手段からの指令によって前記設定値を変更することができる、設定確認モードと、
    で、前記レンズ装置を制御することが可能である
    ことを特徴とするレンズ装置。
  2. 前記通信手段はシリアル通信手段であり、
    前記設定確認モードにおいて、前記シリアル通信手段の通信の切断と接続を行う、ことを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
  3. 前記カメラ装置は表示手段を有し、前記通信手段を用いて前記レンズ装置から取得した情報を該表示手段に表示する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズ装置。
  4. 設定確認モードにおいて、前記制御手段は、前記指令入力手段の操作によって、前記記憶手段に記憶されている設定項目を選択し、前記選択された設定項目の設定値に基づいて前記通信手段を制御し、また、前記指令入力手段の操作によって前記選択された設定項目の設定値を変更することができる、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のレンズ装置。
  5. 撮像素子と、被写体からの光を前記撮像素子に導く請求項1乃至4のいずれか1項に記載のレンズ装置と、を有する撮像装置。
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