JP5962165B2 - 脱硝装置および脱硝方法 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンの排気ガス中に含まれる窒素酸化物を、還元剤を用いて窒素に還元する脱硝装置および脱硝方法に関する。
例えば、自動車のエンジンにおいて、ガソリンや、軽油、液化石油ガス(LPG:Liquefied Petroleum Gas)等の燃料を燃焼させると、その結果生じる排気ガスには、窒素酸化物(NOx)や粒子状物質(PM: Particulate Matter)が含まれることとなる。このようなNOxやPMは、有害物質であるため、「自動車から排出される窒素酸化物及び粒子状物質の特定地域における総量の削減等に関する特別措置法」等において、排出量が規制されている。
そこで、排気ガスからNOxを除去する技術として、エンジンから排出された排気ガスが通過する排気ガス配管にNOxの還元を促進する脱硝触媒を備えておき、脱硝触媒の上流側にNOxを還元するための還元剤(例えば、アンモニアや、還元剤の前駆体としての尿素水)を導入することで、脱硝触媒においてNOxを還元する技術(選択式触媒還元(Selective Catalytic Reduction))が普及している。
また、排気ガスからPMを除去する技術として、排気ガス配管にDPF(Diesel Particulate Filter)を備えておき、DPFにおいて排気ガスに含まれるPMを除去する技術が普及している。また、DPFにおけるPMの分解効率を向上させるために、排気ガス配管におけるDPFの上流側にオゾンを導入する技術も開示されている(例えば、特許文献1)。
特開2010−209854号公報
一般的に、自動車のエンジンが排出する排気ガスに含まれるNOxは、大部分をNO(一酸化窒素)が占め、NO(二酸化窒素)はほとんど含まれない。したがって、特許文献1に示すように、DPFの上流側にオゾンを導入することにより、NOをNOに酸化することができる。
このように、NOをNOに酸化することで、DPFにおけるPMの分解の効率は向上するものの、脱硝触媒において問題が生じるおそれがある。具体的に説明すると、エンジンの起動時等、脱硝触媒が活性温度未満である場合、オゾンの導入によって生成されたNOが還元剤であるアンモニア(NH)で還元されず、硝酸アンモニウム(NHNO)が生成され、脱硝触媒に析出し固着する。
そして、エンジンが定格運転等になり、脱硝触媒の温度が上昇すると、脱硝触媒に固着した硝酸アンモニウムが熱分解して一酸化二窒素(NO)が生成される。一酸化二窒素は、二酸化炭素と比較して310倍といった高い温暖化係数を有し、またオゾン層破壊物質でもあるため、大気に流出すると地球温暖化が進行してしまったり、オゾン層の破壊が進行してしまったりする。
本発明は、このような課題に鑑み、簡易な構成で、一酸化二窒素の大気への流出を防止することが可能な脱硝装置および脱硝方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の脱硝装置は、エンジンから排出された排気ガスに含まれる窒素酸化物の還元を促進する第1の脱硝触媒と、エンジンから排出された排気ガスに含まれる窒素酸化物を捕捉する捕捉部と、第1の脱硝触媒および捕捉部の上流側において、エンジンから排出された排気ガスに酸化剤を導入する酸化剤導入部と、第1の脱硝触媒の温度および捕捉部の温度を測定する温度測定部と、第1の脱硝触媒の温度が第1の脱硝触媒の活性温度未満である場合、排気ガスを捕捉部に流通させ、第1の脱硝触媒の温度が第1の脱硝触媒の活性温度以上になると、排気ガスを第1の脱硝触媒に流通させる触媒切換部と、を備えたことを特徴とする。
捕捉部および第1の脱硝触媒の上流側に設けられ、エンジンから排出された排気ガス中の粒子状物質を捕集するダスト除去器と、捕捉部を加熱する加熱部と、捕捉部が加熱されることで生成されたNOをダスト除去器の上流側に導入するガス導入部と、をさらに備えるとしてもよい。
加熱部は、第1の脱硝触媒であり、第1の脱硝触媒の温度が第1の脱硝触媒の活性温度以上になり、エンジンから排出された排気ガスを第1の脱硝触媒に流通させることによって昇温された第1の脱硝触媒で捕捉部を加熱するとしてもよい。
捕捉部は、排気ガスに含まれる窒素酸化物の還元を促進する第2の脱硝触媒であり、触媒切換部は、第1の脱硝触媒によって加熱されることで捕捉部の温度がNHNOの分解温度以上になり、かつ、予め定められた時間が経過すると、エンジンから排出された排気ガスを、第1の脱硝触媒に流通させるとともに、捕捉部にも流通させるとしてもよい。
酸化剤は、オゾンであるとしてもよい。
上記課題を解決するために、本発明の脱硝方法は、エンジンから排出された排気ガスに含まれる窒素酸化物の還元を促進する第1の脱硝触媒と、エンジンから排出された排気ガスに含まれる窒素酸化物の還元を促進する第2の脱硝触媒と、第1の脱硝触媒および第2の脱硝触媒の上流側に設けられ、エンジンから排出された排気ガスに酸化剤を導入する酸化剤導入部とを用いた脱硝方法であって、第1の脱硝触媒の温度が第1の脱硝触媒の活性温度未満である場合、排気ガスを第2の脱硝触媒に流通させ、第1の脱硝触媒の温度が第1の脱硝触媒の活性温度以上になると、エンジンから排出された排気ガスを前記第1の脱硝触媒に流通させることを特徴とする。
本発明は、簡易な構成で、一酸化二窒素の大気への流出を防止することが可能となる。
脱硝システムを説明するための説明図である。 第1の脱硝触媒および第2の脱硝触媒の構成例を説明するための図である。 第1バルブ、第2バルブ、第3バルブ、第4バルブの開閉状態、および昇圧ポンプの稼働状態を説明するための図である。 脱硝方法の処理の流れを説明するためのフローチャートである。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、本実施形態にかかる脱硝システム100を説明するための図である。図1中、物質(排気ガス、酸化剤、還元剤)の流れを実線の矢印で示し、信号の流れを破線の矢印で示す。
図1に示すように、脱硝システム100において、エンジン110(例えば、自動車に搭載されるディーゼルエンジン)から排出された排気ガスX1は、脱硝装置200を通過することで、PM(粒子状物質)やNOx(窒素酸化物)が除去されて排気ガスX2となり、外部へ放出される。なお、自動車に搭載されるディーゼルエンジンから排出される排気ガスに含まれるNOxの大半をNO(一酸化窒素)が占めるため、ここでは、エンジン110から排出される排気ガスX1に含まれるNOxが、ほとんどNOである場合について説明する。
(脱硝装置200)
本実施形態にかかる脱硝装置200では、排気ガスX1に還元剤を導入し、還元剤の導入位置の下流に配した脱硝触媒で、排気ガスX1中のNOxの還元を促進して窒素を生成する選択式触媒還元方式を採用している。
図1に示すように、脱硝装置200は、第1排気ライン202と、第2排気ライン204と、第3排気ライン206と、合流ライン208と、ダスト除去器(DPF)210と、第1の脱硝触媒220と、第2の脱硝触媒(捕捉部)222と、NOx検出部230と、導入量調整部232と、酸化剤導入部234と、還元剤導入部236と、温度測定部250と、第1バルブ260と、第2バルブ262と、第3バルブ264と、ガス導入部270と、触媒切換部280とを含んで構成される。
第1排気ライン202は、エンジン110から排出された排気ガスX1が流通する排気路であって、後述するダスト除去器210が内設されている。また、第1排気ライン202におけるダスト除去器210の下流側において、第1排気ライン202は2つの排気路(第2排気ライン204、第3排気ライン206)に分岐されている。
第2排気ライン204は、後述する第1の脱硝触媒220が内設されており、第3排気ライン206は、第2排気ライン204と並行して設けられた排気路であって、後述する第2の脱硝触媒222が内設されている。
合流ライン208は、第2排気ライン204および第3排気ライン206を合流する排気路であって、エンジン110から排出され、ダスト除去器210によってPMが除去され、第1の脱硝触媒220および第2の脱硝触媒222のいずれか一方または両方によってNOxが除去された排気ガスX2を外部に排出する。
ダスト除去器210は、DPF(Diesel Particulate Filter)とも呼ばれ、排気ガスX1中のPMを捕集する。
第1の脱硝触媒220および第2の脱硝触媒222は、バナジウム、タングステン、モリブデン等の金属またはその酸化物と酸化チタン等で構成され、排気ガスX1に含まれるNOxの還元を促進する。本実施形態において、第1の脱硝触媒220は、第2排気ライン204に設けられ、第2の脱硝触媒222は、第3排気ライン206に設けられる。
本実施形態において、第1の脱硝触媒220および第2の脱硝触媒222は、接触して設置されており、第1の脱硝触媒220が第2の脱硝触媒222より高温である場合、第1の脱硝触媒220によって第2の脱硝触媒222が加熱されることとなる。つまり、第1の脱硝触媒220は第2の脱硝触媒222に対する加熱部として機能することとなる。
図2は、本実施形態にかかる第1の脱硝触媒220および第2の脱硝触媒222の構成例を説明するための図であり、第2排気ライン204および第3排気ライン206の鉛直断面図である。例えば、図2(a)に示すように、第2排気ライン204(第2排気ライン204は鉛直断面が円形の配管)が外側に、第3排気ライン206(第3排気ライン206は、鉛直断面が矩形の配管)が内側に配される二重配管としておき、第2排気ライン204の内側にメッシュ形状の第1の脱硝触媒220が配され、第3排気ライン206の内側にメッシュ形状の第2の脱硝触媒222が配される構成を採用することができる。
また、他の例として、図2(b)に示すように、第2排気ライン204が外側に、第3排気ライン206が内側に配される二重配管とするとともに、第3排気ライン206を複数(図2(b)では、24)の配管で構成して、第1の脱硝触媒220の内側に第2の脱硝触媒222が配される構成としてもよい。
図1に戻って説明すると、NOx検出部230は、第1排気ライン202におけるダスト除去器210の下流側の排気ガスX1のNOxの濃度を検出する。
導入量調整部232は、NOx検出部230が検出したNOxの濃度に基づいて、NOxを適切に還元できるように、酸化剤導入部234が導入する酸化剤の量、および、還元剤導入部236が導入する還元剤の量を調整する。
酸化剤導入部234は、第1の脱硝触媒220、第2の脱硝触媒222の上流側において、エンジン110から排出された排気ガスX1に酸化剤を導入する。酸化剤は、例えば、オゾン(O)、高温の酸素(O)、過酸化水素(H)であり、好ましくは、オゾンである。本実施形態では、酸化剤導入部234が酸化剤としてオゾンを導入する場合を例に挙げて説明する。
還元剤導入部236は、第1の脱硝触媒220および第2の脱硝触媒222の上流側に還元剤(ここでは、還元剤の前駆体として尿素水)を導入(噴霧)する。
NOx検出部230および導入量調整部232を備える構成により、NOxが多いときにそのNOxを還元するために必要な量の尿素水を導入することが可能となる。また、排気ガスX1中のNOxが少ないときに必要以上に尿素水を導入してしまい、第1の脱硝触媒220、第2の脱硝触媒222においてNH(アンモニア)が酸化されずに、外部に排出してしまう事態を回避することができる。
また、第1の脱硝触媒220、第2の脱硝触媒222において、NOとNOとの比が1:1である場合に、NOおよびNOの還元効率が最も高い。したがって、NOx検出部230および導入量調整部232を備える構成により、NOに対するNOの比率が小さい場合に、そのNOをNOにして、NOとNOとの比を1:1にするために必要な量のオゾンを導入することが可能となる。また、詳しくは後述するが、第1状態において、硝酸アンモニウムを第2の脱硝触媒222に蓄積させるために、NOを実質的にすべてNOにすることができる。また、排気ガスX1中においてNOに対するNOの比率が大きい場合に必要以上にオゾンを導入してしまい、第1の脱硝触媒220、第2の脱硝触媒222においてNOおよびNOの還元効率が低下してしまう事態を回避することができる。
温度測定部250は、第1の脱硝触媒220の温度および第2の脱硝触媒222の温度を測定する。なお、本実施形態において、第1の脱硝触媒220および第2の脱硝触媒222は、金属で構成されているため、第1の脱硝触媒220の直前を流通する排気ガスX1の温度を第1の脱硝触媒220の温度とみなすことができ、また、第2の脱硝触媒222の直前を流通する排気ガスX1の温度を第2の脱硝触媒222の温度とみなすことができる。したがって、温度測定部250は、第1の脱硝触媒220の温度を直接測定してもよいし、第1の脱硝触媒220の直前を流通する排気ガスX1の温度を測定して第1の脱硝触媒220の温度とみなしてもよい。同様に、温度測定部250は、第2の脱硝触媒222の温度を直接測定してもよいし、第2の脱硝触媒222の直前を流通する排気ガスX1の温度を測定して第2の脱硝触媒222の温度とみなしてもよい。また温度測定部250は、測定した第1の脱硝触媒220の温度および第2の脱硝触媒222の温度を示す情報を、後述する触媒切換部280へ伝達する。
第1バルブ260、第2バルブ262、第3バルブ264は、開閉弁である。第1バルブ260は第2排気ライン204における第1の脱硝触媒220の上流側に、第2バルブ262は第3排気ライン206における第2の脱硝触媒222の上流側に、第3バルブ264は、第3排気ライン206における第2の脱硝触媒222の下流側に設けられる。
第1バルブ260、第2バルブ262、第3バルブ264は、後述する触媒切換部280によって開閉制御される。触媒切換部280による第1バルブ260、第2バルブ262、第3バルブ264の開閉制御については、後に詳述する。
ガス導入部270は、返送ライン272と、第4バルブ274と、昇圧ポンプ276とを含んで構成され、第2の脱硝触媒222が加熱されることで生成されたNO(一酸化二窒素)をダスト除去器210の上流側に導入する。具体的に説明すると、返送ライン272は、第3排気ライン206における第2の脱硝触媒222と第3バルブ264の間と、第1排気ライン202におけるエンジン110とダスト除去器210の間とを接続する排気路である。第4バルブ274は、返送ライン272に設けられた開閉弁である。昇圧ポンプ276は、返送ライン272における第4バルブ274の下流側に設けられ、昇圧ポンプ276の上流側のガスを昇圧して、ダスト除去器210の上流側に送出する。
触媒切換部280は、CPU(中央処理装置)を含む半導体集積回路で構成され、ROMからCPU自体を動作させるためのプログラムやパラメータ等を読み出し、ワークエリアとしてのRAMや他の電子回路と協働して脱硝装置200全体を管理および制御する。本実施形態において、触媒切換部280は、第1バルブ260、第2バルブ262、第3バルブ264、第4バルブ274、昇圧ポンプ276を制御する。
続いて、触媒切換部280による、第1バルブ260、第2バルブ262、第3バルブ264、第4バルブ274、昇圧ポンプ276の制御について説明する。
図3は、第1バルブ260、第2バルブ262、第3バルブ264、第4バルブ274の開閉状態、および昇圧ポンプ276の稼働状態を説明するための図である。なお、図3において、開弁を○印で、閉弁を×印で、昇圧ポンプ276の稼働開始を○印で、停止を×印で示す。
(初期状態)
初期状態では、酸化剤導入部234は、オゾンの導入を停止しており、還元剤導入部236は還元剤の導入を停止している。
そして、エンジン110が起動すると、酸化剤導入部234は、オゾンの導入を開始し、還元剤導入部236は還元剤の導入を開始する。また、触媒切換部280は、第1バルブ260、第2バルブ262、第3バルブ264、第4バルブ274、昇圧ポンプ276を制御して、まず、NOxを硝酸アンモニウムとしてトラップし(第1状態)、第1の脱硝触媒220の温度が第1の脱硝触媒220の活性温度以上になったら第1の脱硝触媒220でNOxを還元するとともに、第1状態で生成された硝酸アンモニウムを熱分解してNOを生成し(第2状態)、硝酸アンモニウムの分解が終了すると、NOをダスト除去器210に返送し(第3状態)、NOの返送が終了すると、排気ガスX1中のNOxを第1の脱硝触媒220に加えて第2の脱硝触媒222で還元する(第4状態)。以下、第1、第2、第3、第4状態について詳述する。
(第1状態)
第1の脱硝触媒220の温度が第1の脱硝触媒220の活性温度(ここでは、活性温度の下限値を単に活性温度という)未満である場合、すなわち、エンジン110の起動時等の排気ガスX1の温度が低く、排気ガスX1の温度が、第1の脱硝触媒220の活性温度(例えば、150℃)未満である場合、図3(a)に示すように、触媒切換部280は、第1バルブ260を閉、第2バルブ262を開、第3バルブ264を開、第4バルブ274を閉、昇圧ポンプ276を停止した状態にする。
そうすると、エンジン110から排出された排気ガスX1は、第1の脱硝触媒220を通過せず、ダスト除去器210および第2の脱硝触媒222を通過して外部に排出されることとなる。
続いて、第1状態における、ダスト除去器210および第2の脱硝触媒222で遂行される反応について説明する。ダスト除去器210では、排気ガスX1中のPM(炭素)は分解されずダスト除去器210内に蓄積する。つまりダスト除去器210において、炭素の分解反応は遂行されない。
一方、第2の脱硝触媒222に導入される排気ガスX1には、酸化剤導入部234によってオゾンが導入されているため、排気ガスX1中のNOは、実質的にすべてNOに酸化されている。また、第2の脱硝触媒222に導入される排気ガスX1には、還元剤導入部236によって尿素水が導入されているため、排気ガスX1の熱によって尿素水が分解されて生成したNHが含まれることになる。
したがって、第2の脱硝触媒222では、下記反応式(1)に示す反応が進行し、硝酸アンモニウムが生成される。
2NO+2NH+2HO→NHNO+H …反応式(1)
なお、第1状態(排気ガスX1の温度が第1の脱硝触媒220の活性温度未満)である場合、硝酸アンモニウムは固体として第2の脱硝触媒222に析出することとなる。
したがって、第1の脱硝触媒220の温度が第1の脱硝触媒220、第2の脱硝触媒222の活性温度未満であっても、第2の脱硝触媒222がNOxを硝酸アンモニウムとして捕捉することができ、排気ガスX1中からNOxを除去することが可能となる。
(第2状態)
エンジン110の稼働によって排気ガスX1の温度が上昇し、排気ガスX1の熱で第2の脱硝触媒222が加熱されると、第2の脱硝触媒222に接触して設置された第1の脱硝触媒220の温度も上昇することとなる。
そして、第1の脱硝触媒220の温度が活性温度以上になると、すなわち、エンジン110から排出された排気ガスX1の温度が第1の脱硝触媒220の活性温度以上になると、図3(b)に示すように、触媒切換部280は、第1バルブ260を閉から開に、第2バルブ262および第3バルブ264を開から閉にする。なお、触媒切換部280は、第4バルブ274を閉状態に、昇圧ポンプ276を停止した状態に維持する。
そうすると、エンジン110から排出された排気ガスX1は、第2の脱硝触媒222を通過せず、ダスト除去器210および第1の脱硝触媒220を通過して外部に排出されることとなる。
続いて、第2状態における、ダスト除去器210、第1の脱硝触媒220、第2の脱硝触媒222で遂行される反応について説明する。第1状態と同様に、ダスト除去器210では、排気ガスX1中のPMは分解されずダスト除去器210内に蓄積する。つまりダスト除去器210において、炭素の分解反応は遂行されない。
一方、第1の脱硝触媒220では、下記反応式(2)に示す反応が進行し、NOxが還元される。
NO+NO+2NH→2N+3HO …反応式(2)
したがって、排気ガスX1の温度が第1の脱硝触媒220の活性温度以上となると、第1の脱硝触媒220でNOxを確実に窒素に還元することができ、排気ガスX1中からNOxを除去することが可能となる。
また、上述したように、第1の脱硝触媒220の活性温度以上の排気ガスX1が流通することによって、第1の脱硝触媒220が昇温される。ここで、第2の脱硝触媒222は、第1の脱硝触媒220に接触して設置されるため、第1の脱硝触媒220の昇温に伴って第2の脱硝触媒222が加熱されることとなる。
そうすると、第2の脱硝触媒222では、下記反応式(3)に示す反応が進行し、NOが生成される。
NHNO→NO+2HO …反応式(3)
なお、上述したように、第2バルブ262、第3バルブ264、第4バルブ274が閉状態であるため、第2の脱硝触媒222は、閉鎖空間となり、生成されたNOが外部に流出するおそれはない。
上述したように、第1の脱硝触媒220および第2の脱硝触媒222は接触して設置されているため、別途の加熱装置を設けずとも第1の脱硝触媒220(加熱部)によって第2の脱硝触媒222を加熱することができ、第2の脱硝触媒222に析出した硝酸アンモニウムをNOに分解することが可能となる。
(第3状態)
第1の脱硝触媒220によって加熱されることで、第2の脱硝触媒222の温度が硝酸アンモニウムの分解温度(例えば、210℃)以上になり、かつ、硝酸アンモニウムの分解温度以上になってから予め定められた時間が経過すると、硝酸アンモニウムからNOへの分解反応が終了した(硝酸アンモニウムがすべてNOに分解された)とみなし、図3(c)に示すように、触媒切換部280は、第2バルブ262を閉から開に、第4バルブ274を閉から開に、昇圧ポンプ276の駆動を開始する。なお、触媒切換部280は、第1バルブ260を開状態に、第3バルブ264を閉状態に維持する。
そうすると、エンジン110から排出された排気ガスX1は、ダスト除去器210および第1の脱硝触媒220を通過して外部に排出されるとともに、第2の脱硝触媒222に導入され、第2状態で第2の脱硝触媒222において生成されたNOを押し出す。押し出されたNOは、昇圧ポンプ276によって昇圧されてダスト除去器210の上流側に送出されることとなる。
続いて、第3状態におけるダスト除去器210、第1の脱硝触媒220、第2の脱硝触媒222で遂行される反応について説明する。
上述したように、ガス導入部270によって、ダスト除去器210の上流側にNOが導入されることになるため、ダスト除去器210では、下記反応式(4)に示す反応が進行し、PM(炭素)が分解される。
C+2NO→2N+CO …反応式(4)
このように、硝酸アンモニウムが熱分解することによって生成されたNOをダスト除去器210の上流側に導入することで、ダスト除去器210において、NOを消費することができる。したがって、NOの外部への排出を防止することができ、NOによる地球温暖化の進行や、オゾン層の破壊の進行を回避することが可能となる。
また、上記反応式(4)に示すように、NOは、ダスト除去器210において、PMを分解することができるため、ダスト除去器210におけるPMの分解効率を向上させることが可能となる。
一方、第1の脱硝触媒220および第2の脱硝触媒222では、上記反応式(2)に示す反応が進行し、NOxが還元される。
(第4状態)
そして、第1の脱硝触媒220および第2の脱硝触媒222の温度が活性温度以上であり、第3状態を開始してから予め定められた時間が経過すると、図3(d)に示すように、触媒切換部280は、第3バルブ264を閉から開に、第4バルブ274を開から閉に、昇圧ポンプ276を停止する。なお、触媒切換部280は、第1バルブ260を開状態に、第2バルブ262を開状態に維持する。ここで、予め定められた時間は、エンジン110を制御するためのECU(Engine Control Unit)が把握している排気ガスX1の流量に基づいて、第2の脱硝触媒222中のガス(一酸化二窒素を含む)が置換されるために必要な時間である。
こうすることで、第1の脱硝触媒220、第2の脱硝触媒222を用いて、排気ガスX1中のNOxを確実に除去することが可能となる。
(脱硝方法)
図4は、本実施形態にかかる脱硝方法の処理の流れを説明するためのフローチャートである。
図4に示すように、エンジン110が起動すると、酸化剤導入部234がオゾンの導入を開始し、還元剤導入部236が還元剤の導入を開始するとともに、触媒切換部280は、第1バルブ260、第2バルブ262、第3バルブ264、第4バルブ274、昇圧ポンプ276(以下、単に、バルブ類と称する)を制御して第1状態への移行処理を遂行し(S300)、状態フラグSFを第1状態にセットする(S302)。
続いて、触媒切換部280は、現在の状態フラグSFが第1状態にセットされているかを判定し(S304)、第1状態にセットされていれば(S304におけるYES)、温度測定部250が測定した第1の脱硝触媒220の温度T1が、第1の脱硝触媒220の活性温度TA以上であるかを判定する(S306)。温度T1が活性温度TA以上である場合(S306におけるYES)、触媒切換部280はバルブ類を制御して第2状態への移行処理を遂行し(S308)、状態フラグSFを第2状態にセットして(S310)、状態判定処理S304へ戻る。
なお、温度T1が活性温度TA未満である場合(S306におけるNO)、上記状態移行処理S308、フラグセット処理S310を遂行せずに状態判定処理S304へ戻る。
一方、状態判定処理S304において、第1状態にセットされていなければ(S304におけるNO)、触媒切換部280は、現在の状態フラグSFが第2状態にセットされているかを判定し(S320)、第2状態にセットされていれば(S320におけるYES)、温度測定部250が測定した第2の脱硝触媒222の温度T2が、活性温度TAより高温である硝酸アンモニウムの分解温度TB以上であり、かつ、第1カウンタフラグCF1がオフであるかを判定する(S322)。温度T2が分解温度TB以上であり、第1カウンタフラグCF1がオフである場合(S322におけるYES)、触媒切換部280は、第1カウンタによるカウントを開始し(S324)、第1カウンタフラグCF1をオンにして(S326)、後述するカウンタ判定処理S328へ処理を移行する。
なお、温度T2が分解温度TB未満であるか、第1カウンタフラグCF1がオンである場合(S322におけるNO)、上記カウンタ開始処理S324、フラグオン処理S326を遂行せずにカウンタ判定処理S328へ処理を移行する。
そして、第1カウンタがカウントした時間が、硝酸アンモニウムからNOへの分解反応が終了したと推測される予め定められた時間(第1時間)を経過したかを判定し(S328)、経過していれば(S328におけるYES)、触媒切換部280はバルブ類を制御して第3状態への移行処理を遂行し(S330)、状態フラグSFを第3状態にセットする(S332)。また、触媒切換部280は、第1カウンタをリセットし(S334)、第1カウンタフラグCF1をオフにして(S336)、状態判定処理S304へ戻る。
なお、第1カウンタがカウントした時間が第1時間を経過していなければ(S328におけるNO)、上記状態移行処理S330、フラグセット処理S332、リセット処理S334、フラグオフ処理S336を遂行せずに状態判定処理S304へ戻る。
一方、状態判定処理S320において、第2状態にセットされていなければ(S320におけるNO)、触媒切換部280は、現在の状態フラグSFが第3状態にセットされているかを判定し(S340)、第3状態にセットされていれば(S340におけるYES)、温度測定部250が測定した温度T1、温度T2が、活性温度TA以上であり、かつ、第2カウンタフラグCF2がオフであるかを判定する(S342)。温度T1、温度T2が活性温度TA以上であり、第2カウンタフラグCF2がオフである場合(S342におけるYES)、触媒切換部280は、第2カウンタによるカウントを開始し(S344)、第2カウンタフラグCF2をオンにして(S346)、後述するカウンタ判定処理S348へ処理を移行する。
なお、温度T1、温度T2の少なくともいずれかが活性温度TA未満であるか、第2カウンタフラグCF2がオンである場合(S342におけるNO)、上記カウンタ開始処理S344、フラグオン処理S346を遂行せずにカウンタ判定処理S348へ処理を移行する。
そして、第2カウンタがカウントした時間が、第2の脱硝触媒222中のガスが置換されるために必要な時間(第2時間)を経過したかを判定し(S348)、経過していれば(S348におけるYES)、触媒切換部280はバルブ類を制御して第4状態への移行処理を遂行し(S350)、状態フラグSFを第4状態にセットする(S352)。また、触媒切換部280は、第2カウンタをリセットし(S354)、第2カウンタフラグCF2をオフにして(S356)、状態判定処理S304へ戻る。
なお、第2カウンタがカウントした時間が第2時間を経過していなければ(S348におけるNO)、上記状態移行処理S350、フラグセット処理S352、リセット処理S354、フラグオフ処理S356を遂行せずに状態判定処理S304へ戻る。
また、状態判定処理S340において、第3状態にセットされていなければ、すなわち、状態フラグSFが第4状態にセットされていれば(S340におけるNO)、状態判定処理S304からの処理を繰り返す。
以上説明したように、本実施形態にかかる脱硝装置200およびこれを用いた脱硝方法によれば、排気ガスX1(第1の脱硝触媒220)の温度が活性温度未満である場合は、排気ガスX1を第2の脱硝触媒222に流通させて、第2の脱硝触媒222においてNOxを硝酸アンモニウムとして捕捉する。これにより、排気ガスX1が活性温度未満であっても排気ガスX1から確実にNOxを除去することが可能となる。
また、エンジン110が稼働し、排気ガスX1の温度が活性温度以上になると、排気ガスX1の流通先を第2の脱硝触媒222から第1の脱硝触媒220に切り換えるため、第1の脱硝触媒220において確実にNOxを除去することができる。また、この際、第2の脱硝触媒222へ排気ガスX1が送出されなくなるため、排気ガスX1の熱によって、第2の脱硝触媒222に捕捉された硝酸アンモニウムがNOに分解されて外部に放出されることがない。
さらに、第2バルブ262および第3バルブ264を閉状態として、第1の脱硝触媒220によって第2の脱硝触媒222が加熱されるため、NOが外部へ放出されることがない。
また、第1の脱硝触媒220によって第2の脱硝触媒222が加熱されることで生成されたNOをダスト除去器210で利用することで、ダスト除去器210におけるPMの分解効率を向上することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上述した実施形態において、捕捉部を第2の脱硝触媒222で構成する場合を例に挙げて説明したが、捕捉部は、硝酸アンモニウムを捕捉(トラップ)できればよく、脱硝触媒としての機能を有していなくともよい。また捕捉部を加熱して、ダスト除去器210に返送しなくてもよく、捕捉部を加熱せずに、硝酸アンモニウムとして蓄積させておき、蓄積の許容量を超える前に、捕捉部を取り外して洗浄したり、新たな捕捉部に交換したりしてもよい。
また、上述した実施形態では、第2の脱硝触媒222は第1の脱硝触媒220によって直接加熱される構成について説明したが、第1の脱硝触媒220の熱を回収して、第2の脱硝触媒222を加熱する熱交換器で第2の脱硝触媒222を加熱してもよいし、ヒータ等で加熱してもよい。
また、上述した実施形態では、脱硝装置200が酸化剤導入部234を備える構成について説明したが、第1の脱硝触媒220および捕捉部の上流側でNOをNOに酸化できれば足り、酸化剤導入部234に代えて、または、加えて、排気ガスX1の酸化を促進する酸化触媒を第1の脱硝触媒220および捕捉部の上流側に設けてもよい。
また、酸化剤導入部234は、少なくとも第1の脱硝触媒220、第2の脱硝触媒222の上流側に酸化剤を導入すればよく、ダスト除去器210の上流側に酸化剤を導入して、ダスト除去器210におけるPMの分解効率を向上させることもできる。
また、ダスト除去器210にヒータ等を設置しておき、上述した第4状態において、PMを熱分解してもよい。
なお、本明細書の脱硝方法の各工程は、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はなく、並列的あるいはサブルーチンによる処理を含んでもよい。
本発明は、エンジンの排気ガス中に含まれる窒素酸化物を、還元剤を用いて窒素に還元する脱硝装置および脱硝方法に利用することができる。
110 …エンジン
200 …脱硝装置
210 …ダスト除去器
220 …第1の脱硝触媒(加熱部)
222 …第2の脱硝触媒(捕捉部)
234 …酸化剤導入部
236 …還元剤導入部
250 …温度測定部
270 …ガス導入部
280 …触媒切換部

Claims (6)

  1. エンジンから排出された排気ガスに含まれる窒素酸化物の還元を促進する第1の脱硝触媒と、
    前記エンジンから排出された排気ガスに含まれる窒素酸化物を捕捉する捕捉部と、
    前記第1の脱硝触媒および前記捕捉部の上流側において、前記エンジンから排出された排気ガスに酸化剤を導入する酸化剤導入部と、
    前記第1の脱硝触媒の温度および前記捕捉部の温度を測定する温度測定部と、
    前記第1の脱硝触媒の温度が前記第1の脱硝触媒の活性温度未満である場合、該排気ガスを前記捕捉部に流通させ、前記第1の脱硝触媒の温度が前記第1の脱硝触媒の活性温度以上になると、該排気ガスを前記第1の脱硝触媒に流通させる触媒切換部と、
    を備えたことを特徴とする脱硝装置。
  2. 前記捕捉部および前記第1の脱硝触媒の上流側に設けられ、前記エンジンから排出された排気ガス中の粒子状物質を捕集するダスト除去器と、
    前記捕捉部を加熱する加熱部と、
    前記捕捉部が加熱されることで生成されたNOを前記ダスト除去器の上流側に導入するガス導入部と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の脱硝装置。
  3. 前記加熱部は、前記第1の脱硝触媒であり、
    前記第1の脱硝触媒の温度が前記第1の脱硝触媒の活性温度以上になり、前記エンジンから排出された排気ガスを前記第1の脱硝触媒に流通させることによって昇温された該第1の脱硝触媒で前記捕捉部を加熱することを特徴とする請求項2に記載の脱硝装置。
  4. 前記捕捉部は、前記排気ガスに含まれる窒素酸化物の還元を促進する第2の脱硝触媒であり、
    前記触媒切換部は、前記第1の脱硝触媒によって加熱されることで前記捕捉部の温度がNHNOの分解温度以上になり、かつ、予め定められた時間が経過すると、前記エンジンから排出された排気ガスを、前記第1の脱硝触媒に流通させるとともに、該捕捉部にも流通させることを特徴とする請求項3に記載の脱硝装置。
  5. 前記酸化剤は、オゾンであることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の脱硝装置。
  6. エンジンから排出された排気ガスに含まれる窒素酸化物の還元を促進する第1の脱硝触媒と、該エンジンから排出された排気ガスに含まれる窒素酸化物の還元を促進する第2の脱硝触媒と、該第1の脱硝触媒および該第2の脱硝触媒の上流側に設けられ、該エンジンから排出された排気ガスに酸化剤を導入する酸化剤導入部とを用いた脱硝方法であって、
    前記第1の脱硝触媒の温度が前記第1の脱硝触媒の活性温度未満である場合、該排気ガスを前記第2の脱硝触媒に流通させ、
    前記第1の脱硝触媒の温度が前記第1の脱硝触媒の活性温度以上になると、前記エンジンから排出された排気ガスを前記第1の脱硝触媒に流通させることを特徴とする脱硝方法。
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