JP5962071B2 - 溶銑吹錬処理の制御方法および制御装置 - Google Patents

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本発明は、溶銑の吹錬処理の際に粉状の石灰と塊状の石灰とを溶銑に添加することによって溶銑中の燐濃度を制御する溶銑吹錬処理の制御方法および制御装置に関するものである。
転炉を利用した溶銑の吹錬処理では、塊状の石灰を脱燐剤として溶銑に添加することによって、溶銑中の燐濃度を低減させる。このような吹錬処理において、脱燐反応を促進させるためには、塊状の石灰が滓化(溶融)する必要がある。ところが、脱燐反応中の溶銑温度は1300〜1400℃程度の低温領域にあるために、塊状の石灰は溶銑内で滓化しにくい。このため、従来の吹錬処理では、塊状の石灰を速やかに滓化させるために、蛍石を滓化促進剤として溶銑に添加していた。しかしながら、近年、蛍石などのフッ素を含有する溶剤の使用が制限されるようになっている。このため、蛍石を使用しなくても石灰の滓化を促進できる方法が提案されている。具体的には、特許文献1には、溶銑の脱燐に必要な塊状の石灰の一部を滓化が容易な粉状の石灰に置き換えることによって、石灰の滓化を促進する方法が記載されている。
特開2009−114494号公報
ところで、粉状の石灰は、塊状の石灰を粉砕して製造されるために、塊状の石灰と比較して高価である。また、粉状の石灰は、ランスなどの配管を介して気体輸送されるために、溶銑に投射可能な量に制約がある。このような背景から、塊状の石灰と粉状の石灰とを添加する従来の吹錬処理では、粉状の石灰を所定量添加すると共に、溶銑の脱燐が確実に行われるように塊状の石灰を余分に投入していた。しかしながら、塊状の石灰を余分に添加した場合、吹錬処理におけるスラグの生成量が増大する。また、塊状の石灰を余分に添加した場合、溶銑温度が低下するために、溶銑温度を脱燐反応に適した温度に保持するために多くの熱源が必要になる。このため、粉状の石灰による脱燐効果を評価し、評価結果に基づいて塊状および粉状の石灰の添加量を適切に制御可能な技術の提供が期待されていた。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、粉状の石灰による脱燐効果を評価し、評価結果に基づいて塊状および粉状の石灰の添加量を適切に制御可能な溶銑吹錬処理の制御方法および制御装置を提供することにある。
上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る溶銑吹錬処理の制御方法は、溶銑の吹錬処理の際に粉状の石灰と塊状の石灰とを溶銑に添加することによって溶銑中の燐濃度を制御する溶銑吹錬処理の制御方法であって、吹錬条件がこれから実行する吹錬処理における吹錬条件に類似する過去の吹錬処理の実績データを利用して、吹錬条件および脱燐処理に対する粉状の石灰の寄与率をそれぞれ入力変数および出力変数とする回帰式を作成する回帰式作成ステップと、前記回帰式作成ステップにおいて作成された回帰式にこれから実行する吹錬処理における吹錬条件を入力することによって、これから実行する吹錬処理における脱燐処理に対する前記粉状の石灰の寄与率を算出する算出ステップと、前記算出ステップにおいて算出された前記粉状の石灰の寄与率に基づいて前記溶銑に投入する塊状の石灰の量を制御する制御ステップと、を含むことを特徴とする。
本発明に係る溶銑吹錬処理の制御方法は、上記発明において、前記吹錬条件は、溶銑の燐濃度、溶銑の温度、溶銑のシリコン濃度、スラグの塩基度、および吹止温度のうちの少なくとも1つであることを特徴とする。
上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る溶銑吹錬処理の制御装置は、溶銑の吹錬処理の際に粉状の石灰と塊状の石灰とを溶銑に添加することによって溶銑中の燐濃度を制御する溶銑吹錬処理の制御装置であって、吹錬条件がこれから実行する吹錬処理における吹錬条件に類似する過去の吹錬処理の実績データを利用して、吹錬条件および脱燐処理に対する粉状の石灰の寄与率をそれぞれ入力変数および出力変数とする回帰式を作成する回帰式作成手段と、前記回帰式作成手段によって作成された回帰式にこれから実行する吹錬処理における吹錬条件を入力することによって、これから実行する吹錬処理における脱燐処理に対する前記粉状の石灰の寄与率を算出する算出手段と、前記算出手段によって算出された前記粉状の石灰の寄与率に基づいて前記溶銑に投入する塊状の石灰の量を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る溶銑吹錬処理の制御方法および制御装置によれば、粉状の石灰による脱燐効果を評価し、評価結果に基づいて塊状および粉状の石灰の添加量を適切に制御することができる。
図1は、本発明の一実施形態である吹錬制御システムが適用される吹錬処理設備の一構成例を示す模式図である。 図2は、本発明の一実施形態である吹錬制御システムの構成を示すブロック図である。 図3は、図2に示す吹錬実績データベース内に格納されている吹錬実績データの一例を示す図である。 図4は、本発明の一実施形態である吹錬制御処理の流れを示すフローチャートである。 図5は、本発明の一実施形態である粉石灰寄与率算出処理の流れを示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態である吹錬制御システムの構成および動作について説明する。
〔吹錬処理設備の構成〕
始めに、図1を参照して、本発明の一実施形態である吹錬制御システムが適用される吹錬処理設備の構成について説明する。
図1は、本発明の一実施形態である吹錬制御システムが適用される吹錬処理設備の一構成例を示す模式図である。図1に示すように、本発明の一実施形態である吹錬制御システムが適用される吹錬処理設備1は、溶銑2を内部に収容する溶銑鍋3と、溶銑鍋3の内部を上下方向に移動可能な上吹きランス4と、を備えている。上吹きランス4は、溶銑鍋3内に収容されている溶銑2に酸素(O)ガスを吹き付けると共に、酸素(O)ガスをキャリアガスとして貯蔵タンク6に収容されている固体酸素源7を溶銑2に吹き付ける。また、上吹きランス4は、多重管構造であり、給排水の冷却水配管(図示せず)も有している。
吹錬処理設備1は、窒素(N)ガスをキャリアガスとして貯蔵タンク8内に収容されている粉状の石灰(粉石灰)9を溶銑鍋3内の溶銑2に吹き付ける。吹錬処理設備1は、ホッパー10と、搬送装置11と、シュート12と、をさらに備えている。ホッパー10は、塊状の石灰(塊石灰)13を内部に収容し、塊石灰13を搬送装置11側に切り出す。搬送装置11は、ホッパー10から切り出された塊石灰をシュート12側に搬送する。シュート12は、搬送装置11によって搬送されてきた塊石灰13を溶銑鍋3内の溶銑2に投入する。
〔吹錬制御システムの構成〕
次に、図2乃至図4を参照して、本発明の一実施形態である吹錬制御システムの構成について説明する。図2は、本発明の一実施形態である吹錬制御システムの構成を示すブロック図である。図3は、図2に示す吹錬実績データベース内に格納されている吹錬実績データの一例を示す図である。
図2に示すように、本発明の一実施形態である吹錬制御システム100は、吹錬実績データベース101と、吹錬制御装置102と、を備えている。吹錬実績データベース101は、過去のチャージに関する吹錬条件のデータと脱燐処理に対する粉石灰の寄与率のデータとを関連付けして吹錬実績データとして格納している。より具体的には、図3に示すように、吹錬実績データベース101は、過去のチャージの吹錬条件のデータおよび脱燐処理に対する粉石灰の寄与率のデータをそれぞれ入力変数x および出力変数yとする吹錬実績データを格納している。吹錬実績データベース101内の格納されている吹錬実績データは、プロセスコンピュータなどの上位コンピュータによって随時更新される。
なお、本明細書中において、チャージとは、溶銑の吹錬処理を行うときの処理単位を意味し、図1に示す溶銑鍋3一杯分の溶銑2に相当するものである。また、入力変数x の添え字mは、脱燐処理に対する粉石灰の寄与率に影響を与える吹錬条件の数を表す変数(1〜M)であり、入力変数x および出力変数yの添え字nは過去のチャージの数を表す変数(1〜N)である。また、本実施形態では、脱燐処理に対する粉石灰の寄与率に影響を与える吹錬条件の数M=1〜3とし、入力変数x は溶銑の燐濃度の実績値、入力変数x は溶銑の温度の実績値、入力変数x は目標吹止温度の実績値を表すものとする。
また、塊石灰による脱燐効果に対する粉石灰による脱燐効果の比をRとすると、粉石灰をa(ton)投射した際に投入すべき塊石灰の量b(ton)は以下に示す数式(1)から算出できる。一方、粉石灰および塊石灰の脱燐効果の指標値α、αをそれぞれ以下に示す数式(2),(3)で定式化すると、比Rは以下に示す数式(4)のように表すことができる。従って、粉石灰のみを用いたチャージと塊石灰のみを用いたチャージとの吹錬実績データを用いて数式(2)〜(4)から比Rを算出し、算出された比Rを数式(1)に代入することによって粉石灰をa(ton)投射した際に投入すべき塊石灰の量b(ton)を算出できる。そこで、本実施形態では、塊石灰による脱燐効果に対する粉石灰による脱燐効果の比Rを脱燐処理に対する粉石灰の寄与率Rと定義する。また、数式(2),(3)の溶銑燐濃度および溶鋼燐濃度はそれぞれ、脱燐処理前および脱燐処理後の燐濃度を示す。
Figure 0005962071
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吹錬制御装置102は、パーソナルコンピュータやワークステーションなどの情報処理装置によって構成されている。吹錬制御装置102は、情報処理装置内部のCPUなどの演算処理装置がコンピュータプログラムを実行することによって、粉石灰寄与率算出部102aおよび石灰供給量制御部102bとして機能する。これら各部の機能については後述する。粉石灰寄与率算出部102aは本発明に係る回帰式作成手段および作成手段として機能し、石灰供給量制御部102bは本発明に係る制御手段として機能する。
このような構成を有する吹錬制御システム100は、以下に示す吹錬制御処理を実行することにより、吹錬処理における塊石灰の添加量を制御する。以下、図4に示すフローチャートを参照して、吹錬制御処理を実行する際の吹錬制御システム100の動作について説明する。
〔吹錬制御処理〕
図4は、本発明の一実施形態である吹錬制御処理の流れを示すフローチャートである。図4に示すフローチャートは、塊石灰の添加量を設定するタイミングで開始となり、吹錬制御処理はステップS1の処理に進む。
ステップS1の処理では、石灰供給量制御部102bが、プロセスコンピュータなどの上位コンピュータから溶銑の燐濃度や温度および粉石灰の添加量などの吹錬条件データを取得し、取得した吹錬条件データに基づいて脱燐処理に対する粉石灰の寄与率Rを算出する(粉石灰寄与率算出処理)。この粉石灰寄与率算出処理の詳細については、図5に示すフローチャートを参照して後述する。これにより、ステップS1の処理は完了し、吹錬制御処理はステップS2の処理に進む。
ステップS2の処理では、石灰供給量制御部102bが、ステップS1の処理によって算出された粉石灰の寄与率Rを数式(1)に代入することによって、塊石灰の添加量を算出する。これにより、ステップS2の処理は完了し、吹錬制御処理はステップS3の処理に進む。
ステップS3の処理では、石灰供給量制御部102bが、ステップS1の処理によって取得した添加量の粉石灰とステップS2の処理によって算出された添加量の塊石灰とを投入するように吹錬処理設備1を制御する。これにより、ステップS3の処理は完了し、一連の吹錬制御処理は終了する。
〔粉石灰寄与率算出処理〕
図5は、本発明の一実施形態である粉石灰寄与率算出処理の流れを示すフローチャートである。図5に示すフローチャートは塊石灰の投入量を設定するタイミングで開始となり、粉石灰寄与率算出処理はステップS11の処理に進む。
ステップS11の処理では、粉石灰寄与率算出部102aが、吹錬実績データベース101内に格納されている過去のチャージの吹錬実績データを読み出し、読み出された吹錬実績データの吹錬条件xの平均値μおよび標準偏差σを算出する。これにより、ステップS11の処理は完了し、粉石灰寄与率算出処理はステップS12の処理に進む。
ステップS12の処理では、粉石灰寄与率算出部102aが、吹錬実績データの吹錬条件の値x と吹錬条件xの平均値μおよび標準偏差σとを以下に示す数式5)に代入することによって、吹錬実績データの吹錬条件の値x を正規化する。同様に、粉石灰寄与率算出部102aは、粉石灰の寄与率の算出対象であるチャージ(以下、推定チャージと表記)の吹錬条件の値x を正規化する。これにより、ステップS12の処理は完了し、粉石灰寄与率算出処理はステップS13の処理に進む。
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ステップS13の処理では、粉石灰寄与率算出部102aが、以下に示す数式(6)を用いてステップS12の処理によって算出された推定チャージの吹錬条件x の正規化値u と過去のチャージの吹錬条件x の正規化値u との類似度lをN個の吹錬実績データ毎に算出する。なお、以下に示す数式(6)中のパラメータαは吹錬条件m毎の重み係数を表し、本例では吹錬条件の数m=1〜3としている。類似度lの値は、正規化値u と正規化値u との類似度が高いほど小さく算出される。これにより、ステップS13の処理は完了し、粉石灰寄与率算出処理はステップS14の処理に進む。
Figure 0005962071
ステップS14の処理では、粉石灰寄与率算出部102aが、ステップS13の処理によって算出された類似度lが小さい順に、換言すれば、正規化値u との類似度が高い順に、N個の吹錬実績データからk個の吹錬実績データを抽出する。そして、粉石灰寄与率算出部102aは、以下に示す数式(7)を利用して抽出されたk個の吹錬実績データの重み係数Wを算出する。なお、数式(7)中のパラメータpは所定の定数を示し、パラメータlsort は類似度lの昇順に並び替えた後のk番目の類似度を示し、パラメータσは類似度lの標準偏差を示している。これにより、ステップS14の処理は完了し、粉石灰寄与率算出処理はステップS15の処理に進む。
Figure 0005962071
ステップS15の処理では、粉石灰寄与率算出部102aが、以下に示す数式(8)を用いて推定チャージにおける粉石灰の寄与率yを推定する。具体的には、過去チャージの寄与率yを以下に示す数式(9)のようにベクトル表記し、過去チャージの吹錬条件x を以下に示す数式(10)のような行列で表現し、粉石灰の寄与率yの算出式の係数aを以下に示す数式(11)のようにベクトル表記し、過去チャージの吹錬条件x の重みWを以下に示す数式(12)のような行列で表現すると、粉石灰の寄与率yの算出式の係数ベクトルは以下に示す数式(13)のように表される。従って、粉石灰の寄与率yを推定する際、粉石灰寄与率算出部102aは、数式(13)を利用して粉石灰の寄与率yの算出式の係数aを算出し、算出された係数aと推定チャージの吹錬条件x とを数式(8)に代入することにより、粉石灰の寄与率yを算出する。これにより、ステップS15の処理は完了し、一連の粉石灰寄与率算出処理は終了する。
Figure 0005962071
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Figure 0005962071
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以上の説明から明らかなように、本発明の一実施形態である吹錬制御システム100では、吹錬制御装置102が、吹錬条件がこれから実行する吹錬処理における吹錬条件に類似する過去の吹錬処理の実績データを利用して、吹錬条件および脱燐処理に対する粉石灰の寄与率Rをそれぞれ入力変数および出力変数とする回帰式を作成し、作成された回帰式にこれから実行する吹錬処理における吹錬条件を入力することによって、これから実行する吹錬処理における脱燐処理に対する粉石灰の寄与率Rを算出し、算出された粉石灰の寄与率Rに基づいて溶銑に投入する塊石灰の量を制御する。すなわち、吹錬制御装置102は、吹錬条件に基づいて粉石灰の寄与率Rを評価し、評価結果に基づいて溶銑に投入する塊石灰の量を制御する。これにより、粉石灰および塊石灰の添加量を適切に制御し、吹錬処理におけるスラグの生成量および溶銑温度を脱燐反応に適した温度に保持するための熱源を削減することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施の形態について説明したが、本実施形態による本発明の開示の一部をなす記述および図面により本発明は限定されることはない。すなわち、本実施形態に基づいて当業者などによりなされる他の実施の形態、実施例、および運用技術などは全て本発明の範疇に含まれる。
1 吹錬処理設備
2 溶銑
3 溶銑鍋
4 上吹きランス
6 貯蔵タンク
7 固体酸素源
10 ホッパー
11 搬送装置
12 シュート
13 塊状の石灰(塊石灰)
100 吹錬制御システム
101 吹錬実績データベース
102 吹錬制御装置
102a 粉石灰寄与率算出部
102b 石灰供給量制御部

Claims (3)

  1. 溶銑の吹錬処理の際に粉状の石灰と塊状の石灰とを溶銑に添加することによって溶銑中の燐濃度を制御する溶銑吹錬処理の制御方法であって、
    吹錬条件がこれから実行する吹錬処理における吹錬条件に類似する過去の吹錬処理の実績データを利用して、吹錬条件および脱燐処理に対する粉状の石灰の寄与率をそれぞれ入力変数および出力変数とする回帰式を作成する回帰式作成ステップと、
    前記回帰式作成ステップにおいて作成された回帰式にこれから実行する吹錬処理における吹錬条件を入力することによって、これから実行する吹錬処理における脱燐処理に対する前記粉状の石灰の寄与率を算出する算出ステップと、
    前記算出ステップにおいて算出された前記粉状の石灰の寄与率に基づいて前記溶銑に投入する塊状の石灰の量を制御する制御ステップと、
    を含むことを特徴とする溶銑吹錬処理の制御方法。
  2. 前記吹錬条件は、溶銑の燐濃度、溶銑の温度、溶銑のシリコン濃度、スラグの塩基度、および吹止温度のうちの少なくとも1つであることを特徴とする請求項1に記載の溶銑吹錬処理の制御方法。
  3. 溶銑の吹錬処理の際に粉状の石灰と塊状の石灰とを溶銑に添加することによって溶銑中の燐濃度を制御する溶銑吹錬処理の制御装置であって、
    吹錬条件がこれから実行する吹錬処理における吹錬条件に類似する過去の吹錬処理の実績データを利用して、吹錬条件および脱燐処理に対する粉状の石灰の寄与率をそれぞれ入力変数および出力変数とする回帰式を作成する回帰式作成手段と、
    前記回帰式作成手段によって作成された回帰式にこれから実行する吹錬処理における吹錬条件を入力することによって、これから実行する吹錬処理における脱燐処理に対する前記粉状の石灰の寄与率を算出する算出手段と、
    前記算出手段によって算出された前記粉状の石灰の寄与率に基づいて前記溶銑に投入する塊状の石灰の量を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする溶銑吹錬処理の制御装置。
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