JP5960484B2 - 携帯作業機用ショルダーハーネス - Google Patents

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Description

本発明は、刈り払い機、剪枝機などの携帯作業機を支持するためのショルダーハーネスに関する。
携帯作業機は作業者が携帯して作業することから、作業中、作業者の両腕に負担がかかる。これを軽減するためにショルダーハーネスが使われている。ショルダーハーネスは、作業者の背中に位置決めされる背部材と、この背部材に連結した左右のショルダーベルトとを少なくとも含むハーネスネットワークで作業者の上半身を包囲する構造を有している。
図9は、特許文献1に開示のショルダーハーネスの概要を示す。図9に示す従来の第1のショルダーハーネス1は、背部材2に連結された脇ベルト11を含み、この脇ベルト11の前端が作業者の前方で左右のショルダーベルトSBと合流することでハーネスネットワーク4が構成されている。そして、このハーネスネットワーク4に、ヒップパッド5を備えたフックなどの係止具8が連結されている。この係止具8に作業機(図示せず)が着脱可能に取り付けられる。具体的には、ヒップパッド5の上部に横方向に延びるトンネル部5aが形成され、このトンネル部5aに挿通された一本の連続した懸垂紐6の一端が背部材2に連結され、他端が脇ベルト11に連結されている。ヒップパッド5は、また、第2の懸垂部材である懸垂ベルト7によって背部材2に連結されている。
図10は、特許文献2に開示のショルダーハーネスの概要を示す。図10に示す従来の第2のショルダーハーネス10のハーネスネットワーク13は、背部材2の上端部に連結されて斜めに延びる第1の斜行ベルト11Aを含んでいる。この第1の斜行ベルト11Aは、背部材2の上端部から作業者の左脇を斜め下方に進みながら作業者の前方まで延びて腰ベルト12と合流している。したがって、この第1の斜行ベルト11Aは実質的に脇ベルトを構成している。腰ベルト12は背部材2を横断して作業者の右側に延長した延長部12aを有し、この延長部12aの先端が、背部材2の上端部から斜めに延びる第2の斜行ベルト11Bに連結されている。ヒップパッド5を備えた係止具8は、前後の2本の懸垂ベルト14、15を介してハーネスネットワーク13に連結されている。具体的には、前側懸垂ベルト14が第1斜行ベルト11Aと腰ベルト12の合流部分に連結され、他方、後側懸垂ベルト15が腰ベルト12の延長部12aとショルダーベルトSBとの合流部分に連結されている。
図11は、特許文献3、4に開示のショルダーハーネスの概要を示す。図11に示す従来の第3のショルダーハーネス20は、背部材2に連結された脇ベルト11及び腰ベルト3を含んでハーネスネットワーク21が構成されている。ヒップパッド5を備えた係止具8は、前後の2本の懸垂ベルト14、15を介してハーネスネットワーク21に連結されている。具体的には、前側懸垂ベルト14が脇ベルト11の前端に連結され、他方、後側懸垂ベルト15が背部材2に連結されている。図中、参照符号16は、抜き挿し可能なジョイントバックルを示し、このジョイントバックル16は作業者の胸部に位置決めされる。
図12は、特許文献5に開示のショルダーハーネスの概要を示す。図12に示す従来の第4のショルダーハーネス30は、背部材2に連結された左右の2本の脇ベルト31、32を含んでハーネスネットワーク33が構成されている。係止具8を含むヒップパッド5は、前後の2本の懸垂ベルト14、15を介してハーネスネットワーク33に連結されている。具体的には、前側懸垂ベルト14が左側脇ベルト31の前端に連結され、後側懸垂ベルト15が背部材2に連結されている。
WO2008/076010号A1公報 USP5,913,464号公報 US6,247,624B1号公報 WO2008/147256A1号公報 特開2005−143453号公報
上述した従来の複数の形式のショルダーハーネスから分かるように、従来のショルダーハーネスは複数の懸垂ベルト又は懸垂紐を使って係止具(ヒップパッド)をハーネスネットワークに連結する構成が採用され、これにより係止具に取り付けた作業機を左右に振り回したとしても、この作業機の動きに追従して係止具が適度に移動することができるため、作業者の作業性に支障を及ぼすことなく作業機の荷重を作業者の上半身に分散することができる。しかしながら、従来のショルダーハーネスにおいては、係止具(ヒップパッド)を複数の懸垂ベルト又は紐を介してハーネスネットワークに連結する構成が採用されていることに伴って次の問題が生じる。
作業機の移動が所定の範囲内であれば、懸垂ベルト又は懸垂紐の適度な弛みを伴いながら係止具(ヒップパッド)が移動できるが、作業機を大きく移動させたときには、これに追従して係止具も大きく移動し、これによって前側又は後側の一方の懸垂ベルト又は紐が引っ張られる状態になる。そして、その影響がハーネスネットワークの一部に及び、その結果、作業者の上半身に対して局部的に片寄った引っ張り力が作用してしまう。そして、この片寄った引っ張り力は、これが作用する部位や力の大きさが時々刻々と変化するため、これに耐えながら作業する作業者の疲労蓄積の要因になる。
本発明の目的は、作業機が取り付けられる係止具の変位を許容しつつ係止具の変位に伴う引っ張り力がハーネスネットワークに対して局部的に作用するのを低減することのできるショルダーハーネスを提供することにある。
上記の技術的課題は、本発明によれば、
作業者の背中に位置決めされる背部材と、作業者の左右の肩部に夫々位置する左右のショルダーベルトとを少なくとも含むハーネスネットワークに連結された係止具を有し、該係止具に作業機が取り付けられるショルダーハーネスにおいて、
前記ハーネスネットワークと前記係止具との間に介装され且つ前記係止具が吊り下げられた中継部材を有し、
該中継部材が、前記係止具が位置する作業者の体側であって且つ前記係止具の上方に位置し、
前記中継部材の後端が第1の保持部材によって前記ハーネスネットワークに連結され、
前記中継部材の前端が第2の保持部材によって前記ハーネスネットワークに連結されていることを特徴とする携帯作業機用ショルダーハーネスを提供することにより達成される。
一般的に係止具は作業者のヒップの脇に位置するヒップパッドに固設され、このヒップパッドを介して係止具が中継部材を支点に吊り下げられる。本発明によれば、作業機を取り付ける係止具を中継部材に吊り下げる構成を採用したことから、係止具は、作業機の移動に追従して比較的自由に揺動できるだけでなく、係止具の揺動に伴ってハーネスネットワークに局部的な引っ張り力が発生するのを抑えることができる。
本発明の好ましい実施形態では、前記左右のショルダーベルトの前端が作業者の前方で合流している。好ましくは、前記左右のショルダーベルトの前端の合流部分に、抜き挿し可能なジョイントバックルを有する。
また、本発明の好ましい実施形態では、前記中継部材と前記背部材とを連結する第1の保持部材を有し、更に好ましくは、この中継部材は第2の保持部材によって左右のショルダーベルトの前端合流部分に連結される。
また、本発明の好ましい実施形態では、ハーネスネットワークが、係止具とは反対側の作業者の体側に沿って横方向に延び且つ背部材に連結された脇ベルトを含んで構成される。
比較的重い作業機に本発明のショルダーハーネスを適用するときには、背部材の下端に連結した腰ベルトを設けるのがよく、また、この腰ベルトに中継部材を連結するのが好ましい。
本発明の実施形態の基本構成図である。 本発明の他の実施形態の基本構成図である。 本発明に従う一例としてのショルダーハーネスの構成を説明するための図である。 第1実施例のショルダーハーネスに含まれるハーネスネットワークを正面から見た図である。 第1実施例のショルダーハーネスに含まれる中継プレートとこの中継プレートに吊り下げられたヒップパッドを示す斜視図である。 第2実施例のショルダーハーネスに含まれるハーネスネットワークを正面から見た図である。 第2実施例のショルダーハーネスに含まれる背プレートに一体成形された延長部(肩部を構成する)を示す図である。 第2実施例のショルダーハーネスを装着した作業者を正面から見た概略説明図である。 従来のショルダーハーネスの構成図である。 他の形式の従来のショルダーハーネスの構成図である。 別の形式の従来のショルダーハーネスの構成図である。 更に他の従来のショルダーハーネスの構成図である。
本発明の実施形態及び具体例を図1〜図8の図面に基づいて説明する。なお、この説明において「左」、「右」という用語は、ショルダーハーネスを作業者が装着したときに作業者の左側に位置する場合を「左」と呼び、作業者の右側に位置する場合を「右」と呼ぶ。また、「前」、「後」という用語は、ショルダーハーネスを作業者が装着したときに作業者の前側に位置する場合を「前」と呼び、作業者の後側に位置する場合を「後」と呼ぶ。
先ず図1、図2を参照して、本発明に従うショルダーハーネス100は、ハーネスネットワーク102と係止具110(ヒップパッド104)との間に介在する中継部材106としてのプレートを有し、この中継プレート106に対してヒップパッド104を備えた係止具110が幅広のベルト、紐などの吊り下げ部材108を使って吊り下げられている。この係止具110に、従来と同様に、作業機が取り付けられる。したがって中継パッド106をヒップパッド104よりも高いレベルに位置決めすることができるため、ハーネスネットワーク102に対して中継プレート106が接近した位置関係になる。
吊り下げ部材108は、図1に図示のように1本であってもよいし、図2に示すように複数本(図示例では2本)であってもよい。
本発明に従うショルダーハーネス100においては、ハーネスネットワーク102と係止具110(ヒップパッド104)との間に、中継部材106としてのプレートを介在させたことにより、ヒップパッド104の係止具110に取り付けた作業機の重量がハーネスネットワーク102に局部的に作用するのを、この中継プレート106によって緩和することができる。また、作業機の動きに伴ってヒップパッド104が振り子のように比較的自由に揺動することができるため、係止具110の揺動に伴う引っ張り力がハーネスネットワーク102に対して局部的に作用するのを、この中継プレート106によって低減することができる。これにより作業者の疲労を軽減することができる。
本発明のショルダーハーネスは、作業機の動きに追従して、係止具110が中継プレート106を支点に揺動する構成を採用してあるため、ハーネスネットワーク102の構造として、中継プレート106は係止具110(ヒップパッド104)よりも高い位置に配設されることから、中継プレート106のある程度の動きを許容できる範囲で安定的に中継プレート106を支持できる構造を採用することができ、ハーネスネットワーク102の構造を設計する上での自由度を高めることができる。
図3は、本発明を実施するうえで好適なハーネスネットワーク102の一例を示す。図3に示すハーネスネットワーク102は、作業者の背中に対面して位置する背部材として合成樹脂成型品の背プレート112、ショルダーベルト114の他に、作業者の胸部の一方の体側(図示例では作業者の左の体側)に沿って横方向に延びる脇ベルト116を好ましくは有し、この脇ベルト116が作業者の胸部中央部でショルダーベルト114の前端と合流しているのがよい。この合流部位は、好ましくは左右のショルダーベルト114Le、114Riの合流部分を抜き差し可能なジョイントバックル118やプレート部材で構成し、このジョイントバックル118やプレート部材に脇ベルト116を連結するのがよく、そして、この脇ベルト116の後側の端を、背部材としてのプレート112に連結するのがよい。
好ましくは脇ベルト116を含むハーネスネットワーク102に対して、中継プレート106は幅広のベルト及び/又は紐などの保持部材120によってハーネスネットワーク102に連結される。図3の例では、保持部材120は、前後に分割した2本のベルト122Fr、122Reによって構成され、この2本の分割ベルト122Fr、122Reは、夫々、その長さ調整が可能であるのがよい。
保持部材120を構成する上記の2本の分割ベルト122Fr、122Reは、脇ベルト116よりも若干低位の高さ位置であって、この脇ベルト116とは反対側(図示例では右側)の作業者の体側(図示例では作業者の右の体側)に位置し、脇ベルト116よりも若干長い長さ寸法に調整される。
以上のことから、図3に図示のショルダーハーネス100は、作業機を大きく移動させたときに中継プレート106をハーネスネットワーク102に実質的に組み込む構造であるため、中継部材106としてのプレートに加わる作業機(図示せず)からの静荷重や動荷重を効果的にハーネスネットワーク102に分散でき、またハーネスネットワーク102に局部的な引っ張り力が作用するのを抑制できる。更に中継プレート106に吊り下げられている係止具110(ヒップパッド104)は、その近傍に位置している中継プレート106に支持されて自由に揺動できるため、中継プレート106が安定した状態を維持できる程度の作業機の移動であれば、この作業機の移動に伴う係止具110(ヒップパッド104)の移動が直接的にハーネスネットワーク102に影響を及ぼすことはない。このことは、作業機を移動するたびに、作業者の上半身に対して局部的に片寄った引っ張り力が作用してしまうのを防止できることを意味し、また、作業中に、ハーネスネットワーク102に対して引っ張り力が作用する部位や力の大きさが時々刻々と変化するのを低減できることを意味している。
一般論として、比較的重量の大きな作業機を使うときや、これを対象とするショルダーハーネスを設計するときには、作業者の腰の部分に装着されて腰の部分を包囲する腰ベルトが採用されている(特許文献1(前述した図1の参照符号3)、特許文献3、4(前述した図11の参照符号3))。
図3に図示のハーネスネットワーク102を比較的重い作業機に適用するには、図3に仮想線で示す腰ベルト126を付加すればよい。腰ベルト126は従来と同様に背プレート112に連結されて作業者の腰部に巻回される。好ましくは、図3から分かるように、腰ベルト126と中継プレート106とを連結部材124を介して連結するのがよい。この場合、中継プレート106に連結される保持部材120の連結部位と、上記連結部材124の連結部位とを上下に離間させるのがよい。これにより中継プレート106を一層安定的に作業機の体側に沿って位置決めすることができる。図3に図示のショルダーハーネス100を具体化した第1実施例を図4、図5を参照して以下に説明する。
第1実施例(図4、図5)
図4は、第1実施例のショルダーハーネス200のハーネスネットワーク202を示す。ハーネスネットワーク202は、作業者の背中に対面して位置する背部材を構成する合成樹脂製の背プレート204を有し、この背プレート204の本体204aの上端の両側部には、前方に延びる左右一対の細長い形状の延長部206Ri、206Leが一体的に形成されている。この一対の延長部206Ri、206Leは、夫々、作業者の左右の肩部に位置決めされる。図中、参照符号208は通気用の開口を示し、この通気用開口208は、背プレート本体204a、左右の延長部206Le、206Riの全域に数多く設けられている。この左右の延長部206Le、206Riを備えた背プレート204は、例えばPE、PP、ナイロンのような合成樹脂を一体成形することで作られている。左右の延長部206Le、206Riは、左右のショルダーベルト216Le、216Riの肩部の芯材を構成し、この左右の延長部206Le、206Riには、夫々、細長い形状に形作られたショルダクッション210が固定される。
左右の延長部206Le、206Riの先端部には、夫々、引張り強さに優れたポリエステル繊維からなる従来から周知の幅広のバンド212が連結され、そして、このショルダーベルト212の先端には、好ましくはジョイントバックル214が連結される。変形例として、このジョイントバックル214に代えてプレート部材であってもよい。上記合成樹脂製の延長部206Le、206Ri及びその各々に連結された左右の幅広のバンド212Le、212Riは、夫々、左右のショルダーベルト216Le、216Riを構成し、その先端のジョイントバックル214Le、216Riは従来から周知の抜き差し可能な、互いに対をなすジョイントバックルで構成されている。
上述した左右のショルダーベルト212Le、212Riには、夫々、長さ調整バックル218が設けられている。この長さ調整バックル218によって左右のショルダーベルト216Le、216Riは、夫々、独立してその長さ寸法を調整することができる。
第1実施例のショルダーハーネス200は、任意であるが、作業者の左の体側に沿って横方向に延びる脇ベルト220を有し、この脇ベルト220は、ポリエステル繊維バンド222とその内側に縫い込つけたクッション材224とで構成されている。脇ベルト220は、その後端が背プレート204に連結され、前端が左側ジョイントバックル214Leに対して長さ調整可能に連結されている。
図4の左下に図示の仮想線230は、ハーネスネットワーク202と、図5に図示の中継部材232としてのプレートとを連結する保持部材を示す。保持部材230は前側保持ベルト230Frと後側保持ベルト230Reとで構成され、これらは、ポリエステル繊維からなる従来から周知の幅広のバンドで構成されている。前側保持ベルト230Frは右側ジョイントバックル214Riと中継プレート232(図5)とに連結されている。他方、後側保持ベルト230Reは中継プレート232と背プレート204とに連結されている。
図4の参照符号236は、右側ジョイントバックル214Riに形成されたスリットを示し、このスリット236に前側保持ベルト230Frが連結される。他方、図4に示す参照符号238は、背プレート204に形成されたスリットを示し、このスリット238に後側保持ベルト230Reが連結される。好ましくは、前後の保持ベルト230Fr、230Reの各々に長さ調整バックル(図示せず)を設けるのがよい。
図5を参照して、この図5の上側に描いてある中継部材232としてのプレートには、その上部に幅方向に離間して位置する2つの前後のスリット240、242が形成されている。前側スリット240には上記前側保持ベルト230Frが連結され、後側スリット242には上記後側保持ベルト230Frが連結される。
図5に図示の参照符号250はヒップパッドを示す。このヒップパッド250の上端部と、その上方に位置する中継プレート232の幅方向中間部分とが吊り下げ部材であるベルト252によって連結されている。吊り下げベルト252はポリエステル繊維からなる従来から周知の幅広のバンドで構成され、好ましくは長さ調整バックル又はジョイントバックル254を備えているのがよい。図5に示す参照符号260は従来から既知のフックであり、このフック260が作業機(図示せず)を係止する係止部材を構成している。
図4、図5に図示の第1実施例のショルダーハーネス200は比較的軽量な作業機に好適に適用される。比較的重い作業機に適用するには、背プレート204を下方に延長し、その下端部に、長さ調整可能な腰ベルト(図3に図示の参照符号126)を連結してもよい。腰ベルトを、従来と同様に、左右に2分割したポリエステル繊維からなるバンドで構成し、この左右のバンドの前端つまり作業者の腹部中央に相当する位置にジョイントバックルを設けるのがよい。そして、腰ベルトの右側バンドを中継プレート232に連結するのが好ましい。腰ベルトの右側バンドを中継プレート232に連結する方法として、中継プレート232に、例えばその幅方向に延びるトンネルを設け、このトンネルに右側バンドと挿通させてもよいし、腰ベルトの右側バンドを中継プレート232に固定してもよい。腰ベルトを中継プレート232に固定する方法として、一本の右側バンドの長手方向中間部分に中継プレート232を固定してもよいし、右側バンドを二本の分割バンドで構成し、相対的に後方に位置する後側分割バンドの前端を中継プレート232に連結し、前側分割バンドの後端を中継プレート232に連結するようにしてもよい。
この変形例のショルダーハーネスは比較的重い作業機に好適に適用可能である。この変形例を比較的重い作業機に適用する場合には、背プレート204は、比較的剛性を備えた構造であるのがよい。また、左右のショルダーベルト212Le、212Riを背プレート204からジョイントバックル214まで連続して延びる合成繊維のバンドで構成してもよい。この形式のショルダーハーネスはWO2008/147256A1公報に詳しく説明されていることから、この公報を本明細書に援用する。
第2実施例(図6〜図8)
図6〜図8に図示の第2実施例は、一点だけ第1実施例と異なるだけで他は第1実施例と同じである。したがって、第1実施例で使用した参照符号を図面に付すことでその説明を省略し、この第2実施例の特徴部分を以下に説明する。
図6を参照して、第2実施例のショルダーハーネス300のハーネスネットワーク302は左右非対象である。具体的に説明すると、背プレート204の本体の上端から連続して延びる左右の延長部206Le、206Riが左右非対象となっている。図7は、合成樹脂製の左右の延長部206Le、206Riが一体成形された背プレート204の部分平面図である。図7から良く分かるように、左側の延長部206Leは先端に向かうに従って右側に湾曲する形状に形作られている。これに対して右側延長部206Riは従来と同様に真っ直ぐに延びている。
すなわち、第2実施例のショルダーハーネス300は、これに含まれる左側の左側延長部206Leの先端(装着時に、作業者の肩部の前方部分)がジョイントバックル214側に差し向けられ、これにより左側のショルダーベルト216Leは、右側のショルダーベルト216Riに比べて、作業者の身体の中心に向かう形態が強く与えられている。図8は第2実施例の特徴部分を模式的に示す図である。この図8を参照して、左側延長部206Leの先端を中継プレート106又はフック260に差し向けることができるように、左側延長部206Leの前側部分の形状を湾曲又は斜行した形状に設計するのが最も好ましいと言うことができる。
右側に位置決めされる作業機の荷重は、右側のショルダーベルト114Riに比べて左側のショルダーベルト216Leの方により多く加わる。そして、作業機を大きく移動させたときには、この左側のショルダーベルト216Leに引っ張り力が作用する傾向になるのは否めない。この引っ張り力が作用する方向と一致するように左側のショルダーベルト216Leの肩部分(延長部206Le)の延びる方向を予め差し向けておくことにより、左側のショルダーベルト216Leに引っ張り力が作用しても、これが原因で左側ショルダーベルト216Leの肩部分の位置及び形状が変化しない。これにより、仮に片寄った引っ張り力が左側ショルダーベルト216Leに作用しても左側ショルダーベルト216Leの肩部分のフィット感を維持することができる。また、仮に片寄った引っ張り力が左側ショルダーベルト216Leに作用しても、左側ショルダーベルト216Leの肩部分の捻れ等の変形が発生しないため左側ショルダーベルト216Leの耐久性の低下も抑えることができる。
左側ショルダーベルト216Leの肩部分の先端部分つまり前側部分に対して、ジョイントバックル214ないし中継プレート232又はフック260の方向に指向した形状を与えるのに、図7を参照して説明したように、初期の形状を与えるための部材である背プレート本体204aから延出する延長部206に関し、右側延長部206Riは従来と同様に真っ直ぐに延びているが、左側延長部206Leは、前述したように、先端に向かうに従って右側に向けて湾曲又は斜行した形状に形作られている。
比較的重い作業機用のショルダーハーネスは、一般的に、背プレートとショルダーベルトとが別体構造である。この場合には左側のショルダーベルトの左側の肩パッドに対して、作業者の前側の肩部に相当する部位に図7に図示する湾曲又は斜行した形状を与える設計を行えばよい。
以上、ショルダーハーネス200の背部材の例として合成樹脂成型品の背プレート204を説明したが、背プレート204の本体204aつまり作業者の背中に位置する背部材を幅広の複数のバンドで構成してもよいのは勿論である。
本発明は、刈り払い機、ポールプルーナー(長いメインパイプの先にチェーンソータイプの鋸刃作業部が取り付けられている携帯作業機)、シャフトヘッジトリマ(長いメインパイプの先に往復動刃作業部が取り付けられている携帯作業機)など、作業者が腰部付近に吊り下げて作業可能な携帯作業機の全てに好適に適用できる。
100 ショルダーハーネス
102 ハーネスネットワーク
104 ヒップパッド
106 中継プレート(中継部材)
108 吊り下げ部材(ベルト、紐)
110 係止具(フック)
112 背プレート(背部材)
114 ショルダーベルト
114Ri 右側ショルダーベルト
114Le 左側ショルダーベルト
116 脇ベルト
118 ジョイントバックル
120 保持部材

Claims (8)

  1. 作業者の背中に位置決めされる背部材と、作業者の左右の肩部に夫々位置する左右のショルダーベルトとを少なくとも含むハーネスネットワークに連結された係止具を有し、該係止具に作業機が取り付けられるショルダーハーネスにおいて、
    前記ハーネスネットワークと前記係止具との間に介装され且つ前記係止具が吊り下げられた中継部材を有し、
    該中継部材が、前記係止具が位置する作業者の体側であって且つ前記係止具の上方に位置し、
    前記中継部材の後端が第1の保持部材によって前記ハーネスネットワークに連結され、
    前記中継部材の前端が第2の保持部材によって前記ハーネスネットワークに連結されていることを特徴とする携帯作業機用ショルダーハーネス。
  2. 前記左右のショルダーベルトの前端が作業者の前方で合流している、請求項1に記載の携帯作業機用ショルダーハーネス。
  3. 前記左右のショルダーベルトの前端の合流部分に、抜き挿し可能なジョイントバックルを有する、請求項2に記載の携帯作業機用ショルダーハーネス。
  4. 前記中継部材の後端が、前記第1の保持部材によって、前記背部材に連結されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の携帯作業機用ショルダーハーネス。
  5. 前記中継部材の前端が、前記第2の保持部材によって、前記左右のショルダーベルトの前端の合流部分連結されている、請求項2〜4のいずれか一項に記載の携帯作業機用ショルダーハーネス。
  6. 前記ハーネスネットワークが、前記係止具とは反対側の作業者の体側に沿って横方向に延び且つ前記背部材に連結された脇ベルトを含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の携帯作業機用ショルダーハーネス。
  7. 前記背部材の下端に、作業者の腰の部分を包囲する腰ベルトが連結されている、請求項1〜6に記載の携帯作業機用ショルダーハーネス。
  8. 前記腰ベルトが前記中継部材に連結されている、請求項7に記載の携帯作業機用ショルダーハーネス。
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