JP5958815B2 - アイドリングストップ制御システム - Google Patents

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Description

この発明は、アイドリングストップ制御システムに係り、特に所定の条件成立時に内燃機関を自動的に停止・再始動するアイドリングストップ制御システムに関する。
従来、車両のアイドリングストップ制御システムには、車輪のスリップ制御を行うスリップ制御手段と、ブレーキアシスト制御を行うブレーキアシスト制御手段と、所定の停止条件が成立した時に内燃機関を自動停止する自動停止制御と所定の始動条件が成立した時には内燃機関を再始動する自動始動制御とを実行する自動停止始動制御手段と、を備えたものがある。
また、この種の車両としては、車両の停車状態やシフトレバーの非走行ポジション、所定負圧以上のブレーキブースト負圧等の所定の停止条件が成立したときに内燃機関を自動停止し、パーキングブレーキの解除やシフトレバーの走行ポジションヘの操作、ブレーキブースト負圧の低下、車両の走行開始等の所定の始動条件が成立した時に、内燃機関を自動始動するものが種々提案されている。
さらに、車両の安定走行のために、駆動輪への出力の作用の際に生じ得る駆動輪のスリップを抑制するアンチロックブレーキシステム(ABS)、非力な運転者による急ブレーキの際にブレーキブースト負圧をアシストするブレーキアシスト等のブレーキ関係の各制御を行う車両も、多く提案されている。
上記のように、内燃機関の自動停止と自動始動とを行う車両にあっても、こうしたブレーキ関係の各制御を行うものも多い。こうしたブレーキ関係の各制御は運転者の予期しない車両の挙動に対して行われるものであることから、運転者は不安感を持つ場合が多い。従って、ブレーキ関係の各制御が作動しているときや各制御の作動が解除された直後に内燃機関を自動停止すると、運転者が感じる不安感を増加させてしまう場合が多かった。
この結果、スリップ制御及び/又はブレーキアシスト制御が作動したときには、所定の停止条件の成立にかかわらず、所定の解除条件が成立するまで自動停止始動制御手段による自動停止制御を禁止する自動停止制御禁止手段を備えることにより、運転者の不安感増加を抑止している。
このような車両としては、以下の先行技術文献がある。
特開2002−213269号公報
特許文献1に係る自動車は、ブレーキ関係の各制御が作動したときには、所定の内燃機関自動停止条件の成立にかかわらず、所定の解除条件が成立するまで内燃機関の自動停止制御を禁止するものである。
ところで、上記の特許文献1では、ブレーキ関係の各制御が僅かにでも作動したときに、無条件にアイドリングストップ制御(内燃機関自動停止制御)を禁止するため、運転者の不安感と関係無い場面でブレーキ関係の各制御が作動しても(例えば、道路工事中の路面段差を降りたり、乗り越えたりしたときに、瞬間的にトラクション制御が作動した)、アイドリングストップ制御を禁止している。従って、所定の解除条件が成立しない限り、その後アイドリングストップ制御実施に好適な条件が揃った場面においても、アイドリングストップ制御を実施しないことがあった。
また、上記の特許文献1では、ブレーキ関係の各制御が作動したときには、減速時アイドリングストップ制御と停車時アイドリングストップ制御との両方を禁止し、禁止解除条件が成立した場合は両方の禁止を解除してしまうため、禁止解除条件が不成立であれば減速時アイドリングストップ制御と停車中の停車時アイドリングストップ制御との両方を禁止し、禁止解除条件が成立すれば停車時アイドリングストップ制御禁止のみ解除する(運転者の不安感払拭のために、走行中に内燃機関停止させる減速時アイドリングストップ制御禁止は解除しない)という制御ができず、アイドリングストップ制御の実施にあたり、好適な条件を逃すことがあり、改善が望まれていた。
そこで、この発明の目的は、運転者が感じる不安感の増加を抑制し、また、燃料消費量を抑えるアイドリングストップ制御システムを提供することにある。
この発明は、車両が走行するための駆動力を発生する内燃機関を設け、所定の停止条件成立時に前記内燃機関を自動停止させ、所定の再始動条件成立時には前記内燃機関を再始動させるアイドリングストップ制御を実行するアイドリングストップ制御システムにおいて、車輪のスリップ制御を実行するスリップ制御手段と、ブレーキアシスト制御を実行するブレーキアシスト制御手段と、前記スリップ制御手段によりスリップ制御が実行された時又は前記ブレーキアシスト制御手段によりブレーキアシスト制御が実行された時に、予め設定された禁止判定条件に基づいて前記内燃機関の自動停止を禁止するか否かを判定する自動停止禁止判定手段と、前記自動停止禁止判定手段により前記内燃機関の自動停止を禁止すると判定された際には、前記停止条件成立時であっても前記内燃機関を自動停止させない制御を実行するアイドリングストップ制御手段とを備え、前記アイドリングストップ制御は、前記車両の減速時に前記内燃機関を自動停止する減速時アイドリングストップ制御と、前記車両の停止時に前記内燃機関を自動停止する停車時アイドリングストップ制御とからなり、前記自動停止禁止判定手段は、前記予め設定された禁止判定条件に基づいて、前記減速時アイドリングストップ制御のみ、前記停車時アイドリングストップ制御のみ、前記減速時アイドリングストップ制御と前記停車時アイドリングストップ制御との両方、のいずれかを禁止するか否かを判定することを特徴とする。
この発明は、運転者が感じる不安感の増加を抑制し、また、燃料消費量を抑えることができる。
図1はアイドリングストップ制御のフローチャートである。(実施例) 図2はアイドリングストップ制御システムの構成図である。(実施例)
この発明は、運転者が感じる不安感の増加を抑制し、また、燃料消費量を抑える目的を、ブレーキ制御が作動した場合にアイドリングストップ制御を禁止し、また、ブレーキ制御が作動した場合でも、不要なアイドリングストップ制御禁止を抑制して実現するものである。
図1、図2は、この発明の実施例を示すものである。
図2に示すように、車両1は、例えば、各種ブレーキ制御(トラクションコントロール、スタビリティコントロール、アンチロックブレーキシステム、ブレーキアシスト等)を実施する、いわゆるアイドリングストップ車である。
車両1には、この車両1が走行するための駆動力を発生する内燃機関2と、この内燃機関2に連結した変速機3とが搭載されている。
内燃機関2には、スタータ4が取り付けられている。
変速機3には、左車輪5Lが取り付けられた左車軸6Lと、右車輪5Rが取り付けられた右車軸6Rとが連結している。左車輪5Lには、左ブレーキ7Lが取り付けられている。右車輪5Rには、右ブレーキ7Rが取り付けられている。
また、車両1には、左ブレーキ7L及び右ブレーキ7Rを作動するブレーキペダル8と、車両1を加速するためのアクセルペダル9とが設置されている。
車両1には、アイドリングストップ制御システム10が搭載される。
このアイドリングストップ制御システム10は、所定の停止条件成立時に内燃機関2を自動停止させ、所定の再始動条件成立時には内燃機関2を再始動させるアイドリングストップ制御を実行する。内燃機関2の自動停止制御では、停車前(減速時)及び/又は停車時から内燃機関2を自動停止する。
このため、アイドリングストップ制御システム10には、内燃機関制御装置11と、変速機制御装置12と、ブレーキ制御装置13と、アイドリングストップ制御装置14とが備えられている。この内燃機関制御装置11と変速機制御装置12とブレーキ制御装置13とアイドリングストップ制御装置14とは、それぞれ電線ELで連絡している。
内燃機関制御装置11は、内燃機関2に連絡してこの内燃機関2を制御するものであって、また、ブレーキペダル8のブレーキランプスイッチ15と、アクセルペダル9とに連絡している。
変速機制御装置12は、変速機3に連絡してこの変速機3を制御する。
ブレーキ制御装置13は、車両1のブレーキ制御を実行するものであって、ブレーキペダル8と、左車輪5Lの左車輪速センサ16Lと、右車輪5Rの右車輪速センサ16Rとに連絡している。
アイドリングストップ制御装置14は、スタータ4に連絡してこのスタータ4を作動制御するものである。
また、内燃機関制御装置11には、電池(バッテリ)17が連絡している。
さらに、ブレーキ制御装置13には、トラクションコントローラ18と、スタビリティコントローラ19と、アンチロックブレーキシステム20とが連絡している。
アイドリングストップ制御システム10において、ブレーキ制御装置13は、スリップ制御手段13Aと、ブレーキアシスト制御手段13Bとを備えている。スリップ制御手段13Aは、車輪としての左車輪5L・右車輪5Rのスリップ制御を実行する。ブレーキアシスト制御手段13Bは、ブレーキアシスト制御を実行する。
アイドリングストップ制御装置14は、自動停止禁止判定手段14Aと、アイドリングストップ制御手段14Bとを備えている。
自動停止禁止判定手段14Aは、スリップ制御手段13Aによりスリップ制御が実行された時又はブレーキアシスト制御手段13Bによりブレーキアシスト制御が実行された時に、予め設定された禁止判定条件に基づいて内燃機関2の自動停止を禁止するか否かを判定する。つまり、自動停止禁止判定手段14Aは、作動したスリップ制御又はブレーキアシスト制御の種類毎に、作動した時間、作動時のアクセルペダル9の踏み込み状態(開度)、作動時のブレーキペダル8の踏み込み状態(ブレーキマスタシリンダ圧)、作動時のブレーキランプスイッチ15のオン・オフ状態、作動時の車速のうち、少なくとも1つを判断材料とする。例えば、走行中にトラクション制御が作動した場合、作動時間が1秒に満たなければ、アイドリングストップ制御の禁止制御を実施しないと判断することもできる。
アイドリングストップ制御手段14Bは、自動停止禁止判定手段14Aにより内燃機関2の自動停止を禁止すると判定された際には、停止条件成立時であっても内燃機関2を自動停止させない制御を実行する。
前記予め設定された禁止判定条件は、前記スリップ制御及び前記ブレーキアシスト制御毎に異なるものである。
前記アイドリングストップ制御は、車両1の減速時に内燃機関2を自動停止する減速時アイドリングストップ制御と、車両1の停止時に内燃機関2を自動停止する停車時アイドリングストップ制御とからなる。
前記自動停止禁止判定手段14Aは、予め設定された禁止判定条件に基づいて、減速時アイドリングストップ制御のみ、停車時アイドリングストップ制御のみ、減速時アイドリングストップ制御と停車時アイドリングストップ制御との両方、のいずれかを禁止するか否かを判定する。この場合、自動停止禁止判定手段14Aは、作動したスリップ制御又はブレーキアシスト制御の種類毎に、作動した時間、作動時のアクセルペダル9の踏み込み状態(開度)、作動時のブレーキペダル8の踏み込み状態(ブレーキマスタシリンダ圧)、作動時のブレーキランプスイッチ15のオン・オフ状態、作動時の車速のうち、少なくとも1つを判断材料とする。例えば、走行中にトラクション制御が作動し、アイドリングストップ制御の禁止制御を実施するとした場合、スリップしやすい路面と推測して、減速時アイドリングストップ制御の禁止制御は実施するが、停車してしまえば、路面がスリップしやすくてもアイドリングストップには無関係と考えて、停車時アイドリングストップ制御については禁止制御を実施しないという選択をすることもできる。
また、前記自動停止禁止判定手段14Aは、予め設定された禁止解除条件に基づいて、減速時アイドリングストップ制御のみ、停車時アイドリングストップ制御のみ、減速時アイドリングストップ制御と停車時アイドリングストップ制御との両方、のいずれかを禁止解除するか否かを判定する。前記予め設定された禁止解除条件は、アイドリングストップ制御毎に設定される。
なお、減速時アイドリングストップ制御禁止にあっては、以下のように、前記禁止解除条件を設定することが可能である。
第1に、スリップ制御としてのトラクション制御又はスタビリティ制御が作動したときには、所定の車速を検出、所定時間が経過、ブレーキランプスイッチ15がオフ且つ所定のアクセルペダル9の踏み込み状態(量)を検出のうち、少なくとも1つを前記禁止解除条件とすることもできる。
第2に、スリップ制御としてのアンチロックブレーキ制御が作動したときには、所定の車速を検出、所定時間が経過、ブレーキランプスイッチ15がオフ且つ所定のアクセルペダル9の踏み込み状態(量)を検出のうち、少なくとも1つを前記禁止解除条件とすることもできる。
第3に、ブレーキアシスト制御が作動したときには、所定の車速を検出、所定時間が経過、ブレーキランプスイッチ15がオフ且つ所定のアクセルペダル9の踏み込み状態(量)を検出のうち、少なくとも1つを前記禁止解除条件とすることもできる。
また、停止時アイドリングストップ制御禁止にあっては、以下のように、前記禁止解除条件を設定することが可能である。
第1に、スリップ制御としてのトラクション制御又はスタビリティ制御が作動したときには、所定の車速を検出、所定時間が経過、所定のアクセルペダル9の踏み込み状態(量)を検出のうち、少なくとも1つを前記禁止解除条件とすることもできる。なお、この場合、停止時アイドリングストップ制御禁止における所定の値は、前記減速時アイドリングストップ制御解除条件における値とは相違させることもできる。
第2に、スリップ制御としてのアンチロックブレーキ制御が作動したときには、所定の車速を検出、所定時間が経過、ブレーキスイッチ がオフ且つ所定のアクセルペダル9踏み込み状態(量)を検出のうち、少なくとも1つを前記禁止解除条件とすることもできる。なお、この場合、停止時アイドリングストップ制御禁止における所定の値は、前記減速時アイドリングストップ制御解除条件における値とは相違させることもできる。
第3に、ブレーキアシスト制御が作動したときには、所定の車速を検出、所定時間が経過、ブレーキスイッチ がオフ且つ所定のアクセルペダル9の踏み込み状態(量)を検出のうち、少なくとも1つを前記禁止解除条件とすることもできる。なお、この場合、停止時アイドリングストップ制御禁止における所定の値は、前記減速時アイドリングストップ制御解除条件における値とは相違させることもできる。
内燃機関2の自動停止時について、以下の(1)〜(6)に沿って説明する。
(1)、ブレーキ制御装置13は、常時、ブレーキペダル8の踏み込み状態と車輪速センサ16L、16Rの値とをモニタし、他の各装置へ送信する。同じように、ブレーキ制御装置13は、ブレーキ制御介入時に、制御介入中信号を、他の各装置へ送信する。
(2)、内燃機関制御装置11は、常時、アクセルペダル9の踏み込み状態とブレーキランプスイッチ15のオン・オフ状態と電池17の状態とをモニタし、他の各装置へ送信する。
(3)、アイドリングストップ制御装置14は、上記の各信号を受信し、内燃機関制御装置11がアイドリングストップ禁止状態でなく、車速、アクセルペダル9の踏み込み状態、ブレーキペダル8の踏み込み状態、ブレーキランプスイッチ15のオン・オフ状態、電池17の状態、内燃機関2が自動停止可能な状態にあると判断した場合に、変速機制御装置12及びブレーキ制御装置13へ、それら制御装置がアイドリングストップ制御開始可能な状態にあるかどうか確認する信号を、送信する。
(4)、変速機制御装置12及びブレーキ制御装置13は、上記の確認信号を受信後、各々が制御する部品の状態を確認し、アイドリングストップ制御開始可能な状態にあれば、許可信号をアイドリングストップ制御装置14へ送信する。
(5)、アイドリングストップ制御装置14は、上記の許可信号を受信、且つ内燃機関制御装置11がアイドリングストップ禁止状態でないことを確認した後、アイドリングストップ制御を開始する信号を、変速機制御装置12及びブレーキ制御装置13へ送信する。
(6)、ブレーキ制御装置13、変速機制御装置12、及びアイドリングストップ制御装置14は、アイドリングストップ制御を開始する。内燃機関制御装置11については、内燃機関2を停止させる。
また、上記の(3)までにアイドリングストップ制御装置14が、ブレーキ制御介入中の信号を受信した場合、直ちにアイドリングストップ制御許可/禁止を判断し、アイドリングストップ制御を禁止する場合には、減速時アイドリングストップ制御、若しくは停車時アイドリングストップ制御、若しくはその両方から、禁止する制御を選択する。
同じく、上記の(3)までにアイドリングストップ制御装置14が、禁止したアイドリングストップ制御について所定の解除条件が成立したと判断した場合に、アイドリングストップ制御禁止を解除する。
内燃機関2の自動再始動時について、以下の(1)〜(5)に沿って説明する。
(1)、ブレーキ制御装置13は、常時、ブレーキペダル8の踏み込み状態と、車輪速センサ16L、16Rの値とをモニタし、他の各装置へ送信する。
(2)、内燃機関制御装置11は、常時、アクセルペダル9の踏み込み状態とブレーキランプスイッチ15のオン・オフ状態とをモニタし、他の各装置へ送信する。
(3)、アイドリングストップ制御装置14は、上記の各信号を受信し、内燃機関制御装置11が自動再始動禁止状態でなく、車速の状態、アクセルペダル9踏み込み状態、ブレーキペダル8の踏み込み状態、ブレーキランプスイッチ15の状態、及び電池17の状態、内燃機関2を自動再始動させる状態にあると判断した場合、内燃機関制御装置11、変速機制御装置12、及びブレーキ制御装置13へ、内燃機関2の再始動を開始する信号を送信する。
(4)、アイドリングストップ制御装置14は、また、スタータ4を作動させる。
(5)、内燃機関制御装置11、変速機制御装置12、及びブレーキ制御装置13は、上記の各信号を受信後、各々が制御する部品を内燃機関2の再始動状態にする。内燃機関制御装置11については、スタータ4の作動後、内燃機関2を始動させる。
即ち、この実施例に係るアイドリングストップ制御システム10では、ブレーキ関係の各制御が作動した場合に、所定のアイドリングストップ制御許可条件(内燃機関自動停止条件)の成立にかかわらず、まず、アイドリングストップ制御を禁止する制御を実施するか判断可能とし、アイドリングストップ制御を禁止する場合は、減速時アイドリングストップ制御、停車時アイドリングストップ制御、若しくはその両方から禁止する制御を選択可能とし、さらに、アイドリングストップ制御禁止を解除する条件について、アイドリングストップ制御毎に設定可能とする。このような構成により、運転者が感じる不安感の増加を抑制することができる。
具体的に説明すると、ブレーキ関係の各制御が作動したとき、アイドリングストップ制御を禁止するかどうかの判断を可能としたことにより、運転者の不安感と関係無い場面(例えば、道路工事中に路面に敷かれた鉄板でできた段差を降りたり乗り越えたりしたとき瞬間的にトラクション制御が作動した)でブレーキ関係の各制御が作動したと判断した場合、不要なアイドリングストップ制御禁止を抑止できる。
また、上記でアイドリングストップ制御を禁止すると判断した場合は、減速時アイドリングストップ制御、停車時アイドリングストップ制御、若しくはその両方から禁止する制御の選択を可能としたことにより、禁止するアイドリングストップ制御を絞り込むことができ、より適正な条件で、アイドリングストップ制御できる。
更に、上記の禁止したアイドリングストップ制御の禁止を解除する条件について、禁止したアイドリングストップ制御毎に設定可能としたことにより、解除するアイドリングストップ制御を絞り込むことができ、より適正な条件で、アイドリングストップ制御できる。
次いで、この実施例に係るアイドリングストップ制御について、図1のフローチャートに基づいて説明する。
図1に示すように、アイドリングストップ制御のプログラムがスタートすると(ステップA01)、先ず、車両1の走行を開始する(ステップA02)。
そして、ブレーキ制御が作動したか否かを判断する(ステップA03)。このステップA03では、アイドリングストップ制御装置14は、ブレーキ制御装置13から送信される信号を基に、各種ブレーキ制御(トラクションコントロール、スタビリティコントロール、アンチロックブレーキシステム、ブレーキアシスト等)が作動しているか否かを判定する。
このステップA03がYESの場合には、ブレーキ制御が作動で、アイドリングストップ制御を禁止するか否かを判断する(ステップA04)。このステップA04では、アイドリングストップ制御装置14は、いずれかのブレーキ制御が作動しているときに、ブレーキ制御作動信号の受信長さやその他車両状態等の情報から、アイドリングストップ制御を禁止するか否かを判定する。
このステップA04がYESで、アイドリングストップ制御を禁止すると判定した場合に、アイドリングストップ制御装置14は、減速時アイドリングストップ制御を禁止するのか、停車時アイドリングストップ制御を禁止するのか、又はその両方を禁止するのか決定する(ステップA05)。
そして、アイドリングストップ制御装置14は、減速時アイドリングストップ制御禁止状態の場合、禁止解除条件が成立しているか否かを判定する(ステップA06)。
このステップA06がNOの場合に、アイドリングストップ制御装置14は、停車時アイドリングストップ制御禁止状態の場合、禁止解除条件が成立しているか否かを判定する(ステップA07)。
このステップA07がNOの場合には、車両1は、内燃機関2がアイドリング(内燃機関稼動)状態で停車する(ステップA08)。
一方、前記ステップA03がNOの場合、又は前記ステップA04がNOの場合に、アイドリングストップ制御装置14は、各種ブレーキ制御作動によって、減速時アイドリングストップ制御禁止状態か否かを判定する(ステップA09)。
このステップA09がYESの場合には、前記ステップA06に移行する。
このステップA09がNOの場合、又は前記ステップA06がYESの場合には、減速時アイドリングストップ制御開始可能な車速に到達させる(ステップA10)。
また、車両1は、減速時アイドリングストップ制御を開始する(ステップA11)。
そして、アイドリングストップ制御装置14は、各種ブレーキ制御作動によって、停車時アイドリングストップ制御禁止状態か否かを判定する(ステップA12)。
このステップA12がYESの場合には、前記ステップA07に移行する。
このステップA12がNOの場合、又は前記ステップA07がYESの場合に、停車時アイドリングストップ制御開始可能な車速に到達させる(ステップA13)。
そして、停車時アイドリングストップ制御を開始する(ステップA14)。
このステップA14の処理後、又は前記ステップA08の処理後は、運転者が運転終了するか否かを判断する(ステップA15)。
このステップA15がNOの場合には、前記ステップA03に戻す。
このステップA15がYESの場合には、このプログラムをエンドとする(ステップA16)。
この結果、この実施例において、アイドリングストップ制御システム10は、車輪のスリップ制御を実行するスリップ制御手段13Aと、ブレーキアシスト制御を実行するブレーキアシスト制御手段13Bと、スリップ制御手段13Aによりスリップ制御が実行された時又はブレーキアシスト制御手段13Bによりブレーキアシスト制御が実行された時に、予め設定された禁止判定条件に基づいて内燃機関2の自動停止を禁止するか否かを判定する自動停止禁止判定手段14Aと、自動停止禁止判定手段14Aにより内燃機関2の自動停止を禁止すると判定された際には、停止条件成立時であっても内燃機関2を自動停止させない制御を実行するアイドリングストップ制御手段14Bを備える。
アイドリングストップ制御は、車両1の減速時に内燃機関2を自動停止する減速時アイドリングストップ制御と、車両1の停止時に内燃機関2を自動停止する停車時アイドリングストップ制御とからなる。自動停止禁止判定手段14Aは、予め設定された禁止判定条件に基づいて、減速時アイドリングストップ制御のみ、停車時アイドリングストップ制御のみ、減速時アイドリングストップ制御と停車時アイドリングストップ制御との両方、のいずれかを禁止するか否かを判定する。
これにより、ブレーキ制御が作動した場合に禁止するアイドリングストップ制御の種類を設定するため、不要なアイドリングストップ制御禁止を抑制して、燃料消費量を抑えることができる。
また、前記予め設定された禁止判定条件は、前記スリップ制御及び前記ブレーキアシスト制御毎に異なる。
これにより、禁止判定条件がブレーキ制御毎に異なるため、不要なアイドリングストップ制御禁止を抑制して、燃料消費量を抑えることができる。
更に、前記アイドリングストップ制御は、車両1の減速時に内燃機関2を自動停止する減速時アイドリングストップ制御と、車両1の停止時に内燃機関2を自動停止する停車時アイドリングストップ制御とからなる。自動停止禁止判定手段14Aは、予め設定された禁止解除条件に基づいて、減速時アイドリングストップ制御のみ、停車時アイドリングストップ制御のみ、減速時アイドリングストップ制御と停車時アイドリングストップ制御との両方、のいずれかを禁止解除するか否かを判定する。
これにより、禁止解除するアイドリングストップ制御の種類を設定するため、運転者が感じる不安感の増加を抑制することができる。
この発明に係るアイドリングストップ制御システムを、各種車両に適用可能である。
1 車両
2 内燃機関
3 変速機
4 スタータ
5L 左車輪
5R 右車輪
7L 左ブレーキ
7R 右ブレーキ
8 ブレーキペダル
9 アクセルペダル
10 アイドリングストップ制御システム
11 内燃機関制御装置
12 変速機制御装置
13 ブレーキ制御装置
14 アイドリングストップ制御装置
15 ブレーキランプスイッチ
16L 左車輪速センサ
16R 右車輪速センサ

Claims (3)

  1. 車両が走行するための駆動力を発生する内燃機関を設け、
    所定の停止条件成立時に前記内燃機関を自動停止させ、所定の再始動条件成立時には前記内燃機関を再始動させるアイドリングストップ制御を実行するアイドリングストップ制御システムにおいて、
    車輪のスリップ制御を実行するスリップ制御手段と、
    ブレーキアシスト制御を実行するブレーキアシスト制御手段と、
    前記スリップ制御手段によりスリップ制御が実行された時又は前記ブレーキアシスト制御手段によりブレーキアシスト制御が実行された時に、予め設定された禁止判定条件に基づいて前記内燃機関の自動停止を禁止するか否かを判定する自動停止禁止判定手段と、
    前記自動停止禁止判定手段により前記内燃機関の自動停止を禁止すると判定された際には、前記停止条件成立時であっても前記内燃機関を自動停止させない制御を実行するアイドリングストップ制御手段とを備え
    前記アイドリングストップ制御は、前記車両の減速時に前記内燃機関を自動停止する減速時アイドリングストップ制御と、前記車両の停止時に前記内燃機関を自動停止する停車時アイドリングストップ制御とからなり、
    前記自動停止禁止判定手段は、前記予め設定された禁止判定条件に基づいて、前記減速時アイドリングストップ制御のみ、前記停車時アイドリングストップ制御のみ、前記減速時アイドリングストップ制御と前記停車時アイドリングストップ制御との両方、のいずれかを禁止するか否かを判定することを特徴とするアイドリングストップ制御システム。
  2. 前記予め設定された禁止判定条件は、前記スリップ制御及び前記ブレーキアシスト制御毎に異なることを特徴とする請求項1に記載のアイドリングストップ制御システム。
  3. 車両が走行するための駆動力を発生する内燃機関を設け、
    所定の停止条件成立時に前記内燃機関を自動停止させ、所定の再始動条件成立時には前記内燃機関を再始動させるアイドリングストップ制御を実行するアイドリングストップ制御システムにおいて、
    車輪のスリップ制御を実行するスリップ制御手段と、
    ブレーキアシスト制御を実行するブレーキアシスト制御手段と、
    前記スリップ制御手段によりスリップ制御が実行された時又は前記ブレーキアシスト制御手段によりブレーキアシスト制御が実行された時に、予め設定された禁止判定条件に基づいて前記内燃機関の自動停止を禁止するか否かを判定する自動停止禁止判定手段と、
    前記自動停止禁止判定手段により前記内燃機関の自動停止を禁止すると判定された際には、前記停止条件成立時であっても前記内燃機関を自動停止させない制御を実行するアイドリングストップ制御手段とを備え、
    前記アイドリングストップ制御は、前記車両の減速時に前記内燃機関を自動停止する減速時アイドリングストップ制御と、前記車両の停止時に前記内燃機関を自動停止する停車時アイドリングストップ制御とからなり、
    前記自動停止禁止判定手段は、前記予め設定された禁止解除条件に基づいて、前記減速時アイドリングストップ制御のみ、前記停車時アイドリングストップ制御のみ、前記減速時アイドリングストップ制御と前記停車時アイドリングストップ制御との両方、のいずれかを禁止解除するか否かを判定することを特徴とするアイドリングストップ制御システム。
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