JP5958562B2 - 制御装置、および制御方法 - Google Patents

制御装置、および制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5958562B2
JP5958562B2 JP2014559398A JP2014559398A JP5958562B2 JP 5958562 B2 JP5958562 B2 JP 5958562B2 JP 2014559398 A JP2014559398 A JP 2014559398A JP 2014559398 A JP2014559398 A JP 2014559398A JP 5958562 B2 JP5958562 B2 JP 5958562B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
psu
time
supply device
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014559398A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2014118899A1 (ja
Inventor
秀之 山地
秀之 山地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Application granted granted Critical
Publication of JP5958562B2 publication Critical patent/JP5958562B2/ja
Publication of JPWO2014118899A1 publication Critical patent/JPWO2014118899A1/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J1/00Circuit arrangements for dc mains or dc distribution networks
    • H02J1/10Parallel operation of dc sources
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/26Power supply means, e.g. regulation thereof
    • G06F1/263Arrangements for using multiple switchable power supplies, e.g. battery and AC
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/26Power supply means, e.g. regulation thereof
    • G06F1/32Means for saving power
    • G06F1/3203Power management, i.e. event-based initiation of a power-saving mode
    • G06F1/3206Monitoring of events, devices or parameters that trigger a change in power modality

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Power Sources (AREA)
  • Direct Current Feeding And Distribution (AREA)

Description

本発明は制御装置、および制御方法に関する。
従来、情報処理装置やストレージ装置等に複数の電力供給装置を設置し、情報処理装置やストレージ装置を稼動させたままで電力供給装置の交換を行う技術が知られている。また、複数の電力供給装置が設置された情報処理装置やストレージ装置の消費電力を削減するため、動作するハードウェアのリソース量に応じて、稼動させる電力供給装置の数を最適化する技術が知られている。
ここで、ハードウェアのリソース量が増減した際や、利用者の操作を契機として稼動させる電力供給装置の数を最適化すると、運用されるサーバやストレージ装置等を長期間継続して運用する際に、長期間稼動されない電力供給装置が生じる場合がある。ところが、電力供給装置は、長期間稼動されなかった場合に、電圧変換等に用いる電解コンデンサが劣化し、故障が発生し易くなる。このような電解コンデンサの劣化を防ぐため、各電力供給装置の稼働時間を監視し、稼働時間の累積が少ない電力供給装置を優先的に稼動させる技術が知られている。
特開2009−055663号公報
しかしながら、稼働時間の少ない電力供給装置を優先的に稼動させる技術では、各電力供給装置の稼働時間が均一化するので、各電力供給装置が同時期に故障しやすくなる。この結果、複数の電力供給装置を有する情報処理装置やストレージ装置等を安定して運用することができない。
1つの側面では、複数の電力供給装置が同時期に故障するのを防ぐことを目的とする。
1つの側面では、複数の電力供給装置から稼動させる電力供給装置を選択する制御装置である。ここで、制御装置は、複数の電力供給装置が稼動した時間を電力供給装置ごとに測定する。また、制御装置は、電力供給装置ごとに異なる稼動比率と、電力供給装置ごとに測定した時間の合計値と積を電力供給装置ごとに算出する。そして、制御装置は、測定した時間から算出した値を減算した値がより小さい電力供給装置から順に、電力供給装置を選択する。その後、制御装置は、選択部が選択した電力供給装置を稼動させ、他の電力供給装置を停止させる。
1つの側面では、複数の電力供給装置が同時期に故障するのを防ぐことができる。
図1は、実施例1に係る情報処理システムを説明する図である。 図2は、実施例1に係るSVPが有する機能構成を説明するための図である。 図3は、ハードリソース電力テーブルの一例を説明するための図である。 図4Aは、測定部が測定した累積稼働時間の一例を説明するための図である。 図4Bは、PSU稼動管理テーブルを説明するための第1の図である。 図4Cは、PSU稼動管理テーブルに稼動比率を格納する処理を説明するための図である。 図4Dは、PSU稼動管理テーブルに仮定時間を格納する処理を説明するための図である。 図4Eは、PSU稼動管理テーブルに時間差を格納する処理を説明するための図である。 図5Aは、累積稼働時間の遷移を説明するための図である。 図5Bは、新たに稼動させるPSUを選択する処理を説明するための図である。 図6は、SVPが実行する処理の流れを説明するための図である。 図7は、選択処理の流れを説明するためのフローチャートである。 図8は、電源投入時、およびハードリソースの挿抜が行われた際にSVPが実行する処理の流れを説明するためのフローチャートである。 図9は、定期的に実行する選択処理、および故障が発生した際に実行する選択処理の流れを説明するためのフローチャートである。 図10は、稼動比率の一例を説明するための図である。
以下に、参照図面を参照して本願に係る制御装置、および制御方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例により開示技術が限定されるものではない。また、各実施例は、矛盾しない範囲で適宜組みあわせても良い。
以下の実施例1では、図1を用いて、制御装置を有する情報処理システムの一例を説明する。図1は、実施例1に係る情報処理システムを説明する図である。図1に示す例では、情報処理システム1は、SVP(Service Processor)2、PSU(Power Supply Unit)群3、ハードリソース群4とを有する。また、SVP2は、MPU(Micro Processing Unit)2a、メモリ2b、フラッシュメモリ2c、ハブ2dを有する。ここで、ハブ2dは、通信端子5、6を有し、通信端子5、6を介して利用者端末7と接続されている。
また、PSU群3は、複数のPSU8〜11を有する。ここで、PSU8は、FRU(Field-Replaceable Unit)12を有し、PSU9は、FRU13を有する。また、PSU10は、FRU14を有し、PSU11は、FRU15を有する。また、ハードリソース群4は、複数のSB(System Board)16〜19と、複数のIOB(Input Output Board)20〜23を有する。また、SB16は、CPU(Central Processing Unit)24、メモリ25を有する。なお、図1では、図示を省略したが、他のSB17〜19も、SB16と同様に、CPUとメモリ等を有するものとする。
また、IOB20は、HDD(Hard Disk Drive)26、PCI(Peripheral Components Interconnect)カード27、ハブ28を有する。なお、図1では、図示を省略したが、他のIOB21〜23も、IOB20と同様に、HDD、PCIカード、ハブ等を有するものとする。また、以下の説明では、PSU9〜PSU11は、PSU8と同様の機能を発揮するものとして、説明を省略する。また、SB17〜19は、SB16と同様の機能を発揮するものとして、説明を省略する。また、IOB21〜23は、IOB20と同様の機能を発揮するものとして、説明を省略する。
まず、PSU群3が有するPSU8について説明する。PSU8は、外部電源1aから電力を取得し、取得した電力を変換してハードリソース群4に供給する電力供給装置である。例えば、PSU8は、外部電源1aから供給される交流電流を直流電流に変換する。そして、PSU8は、電力の供給先となる装置に応じて、直流電流の電圧を昇圧、または降圧し、各SB16〜19や、各IOB20〜23に対して直流電流を供給する。
また、PSU8は、FRU12を有する。ここで、FRU12とは、PSU8に設置されたコンポーネントであり、交換等が可能な部品である。また、FRU12は、SVP2から書き込み可能な記憶媒体を有し、SVP2から書き込まれた任意の情報を記憶することができる。
次に、ハードリソース群4について説明する。ハードリソース群4は、PSU群3から供給される電力により動作するハードウェアである。例えば、SB16は、ハードリソース群4が設置された情報処理システム1の筐体内から抜き挿し可能な基盤やラックマウント可能なサーバであり、PSU群3から供給される電力を用いて、各種演算処理を実行する。詳細には、SB16に設置されたCPU24は、メモリ25に格納されたデータを用いて演算処理を行い、IOB20〜23を介して、演算結果を図示しない外部装置に送信する。
IOB20は、ハードリソース群4に設置された各SB16〜19が利用するIO装置が設置された基盤やラックマウント可能な筐体であり、PSU群3から供給される電力により動作するハードウェアである。詳細には、IOB20は、各SB16〜19が演算処理に用いるデータ等を記憶するHDD26、各SB16〜19と外部装置との通信やSB16〜19間の通信を制御するPCIカード27、各SB16〜19の通信を中継するハブ28等を有する。
次に、SVP2について説明する。SVP2は、情報処理システム1に設置された各種ハードウェアの制御を行う情報処理装置であり、例えば、情報処理システム1の制御ボード上に設置される。具体的には、SVP2が有するMPU2aは、記憶媒体であるメモリ2bやフラッシュメモリ2cに格納されたファームウェア等のプログラムを実行し、各種制御処理を実行する情報処理装置である。
詳細には、MPU2aは、ハードリソース群4が有する各SB16〜19、およびIOB20〜23の抜き挿し状態を監視しており、情報処理システム1内で動作するSBの数、およびIOBの数を識別することができる。また、MPU2aは、情報処理装置システム1内で動作するSBの数、およびIOBの数からハードリソース群4が消費する電力を算出し、算出した電力を供給可能とするPSUの数を算出する。そして、MPU2aは、PSU8〜11から算出した数のPSUを選択し、選択したPSUを稼動させ、他のPSUを停止させる。
また、MPU2aは、各PSU8〜11が稼動した時間を測定し、各PSU8〜11が稼動した時間が同じにならないように稼動させるPSUを選択する。例えば、MPU2aは、各PSU8〜11を稼動させる比率である稼動比率を生成する。詳細には、MPU2aは、各PSU8〜11の稼動比率がそれぞれ異なる値になるように、各PSU8〜11の稼動比率を生成する。また、MPU2aは、各PSU8〜11を稼動させた時間を測定し、各PSU8〜11が稼動した時間の合計と、各PSU8〜11の稼動比率との積を算出することで、各PSU8〜11の理想的な稼動時間を算出する。
そして、MPU2aは、測定した各PSU8〜11の稼働時間から、算出した各PSU8〜11の理想的な稼働時間を減算した値を算出する。その後、MPU2aは、測定した各PSU8〜11の稼働時間から、算出した各PSU8〜11の理想的な稼働時間を減算した値が小さいPSU、すなわち、測定した稼働時間が理想的な稼働時間よりも短いPSUを優先して選択する。
この結果、MPU2aは、各PSU8〜11が稼動する時間を不揃いにするので、各PSU8〜11が同時期に故障するのを防ぐことができる。すなわち、各PSU8〜11は、正常な動作が保障される期間が定められており、正常な動作が保障される期間が過ぎると、故障が発生し易くなるため、新たなPSUと交換される。しかし、各PSU8〜11を稼動させる時間を揃えた場合には、各PSU8〜11を同時に交換することとなり、情報処理システム1の電源を切らなければならい。
このため、MPU2aは、各PSU8〜11が稼動する時間を不揃いになるように、各PSU8〜11から稼動させるPSUを選択する。この結果、MPU2aは、各PSU8〜11の交換時期や故障発生時期をずらすので、情報処理システム1を動作させたままで、各PSU8〜11の交換を行うことができる。
次に、図2を用いて、MPU2aが実行する処理を詳細に説明する。図2は、実施例1に係るSVPが有する機能構成を説明するための図である。図2に示すように、MPU2aは、PSU稼動指示機構32と、ハードリソース監視部33とを有する。また、メモリ2bは、ハードリソース電力テーブル30と、PSU稼動管理テーブル31とを記憶する。また、ハードリソース監視部33は、電源監視部34、定期監視部35、挿抜監視部36、故障監視部37を有する。また、PSU稼動指示機構32は、測定部38、算出部39、選択部40、制御部41を有する。
まず、図を用いて、メモリ2bが記憶する各テーブル30、31について説明する。ハードリソース電力テーブル30は、ハードリソース群4が有する各SB16〜19、および各IOB20〜23が消費する電力を記憶する。例えば、図3は、ハードリソース電力テーブルの一例を説明するための図である。図3に示す例では、ハードリソース電力テーブル30は、電力を消費するハードリソースと、各ハードウェアが消費する電力とを対応付けて記憶する。例えば、ハードリソース電力テーブル30は、1つのSBが「700W(ワット)」の電力を消費し、1つのIOBが「100W」の電力を消費する旨を記憶する。
図2に戻って、PSU稼動管理テーブル31は、各PSU8〜11から稼動させるPSUを選択する際に、MPU2aが用いる情報を記憶するテーブルである。なお、PSU稼動管理テーブル31は、稼動させるPSUをMPU2aが選択する選択処理を行う際に作成されるテーブルであり、MPU2aが選択処理を行っていない間は、メモリ2bに記憶されていない情報である。
次に、ハードリソース監視部33が有する電源監視部34、定期監視部35、挿抜監視部36、故障監視部37が発揮する機能について説明する。電源監視部34は、情報処理システム1の電源投入を契機として、PSU稼動指示機構32にPSUの選択処理を指示する。例えば、電源監視部34は、PSU群3の稼動状態を監視しており、PSU群3が稼動を開始した場合には、情報処理システム1の電源が投入されたと判定し、PSU稼動指示機構32に選択処理の実行を指示する。
定期監視部35は、所定の時間間隔でPSU稼動指示機構32にPSUの選択処理を指示する。例えば、定期監視部35は、電源投入時からカウントを開始するタイマを有し、タイマのカウント値が所定の値になった場合には、PSU稼動指示機構32にPSUの選択処理の実行を指示する。また、定期監視部35は、ハードリソース監視部33からの指示により、PSU稼動指示機構32がPSUの選択処理を実行した場合には、タイマのカウント値をリセットする。
挿抜監視部36は、ハードリソース群4が有する各SB16〜19、各IOB20〜23の増設や減設、および各PSU8〜11の増設や減設に応じて、PSU稼動指示機構32にPSUの選択処理を指示する。例えば、挿抜監視部36は、ハードリソース群4が有する各SB16〜19、各IOB20〜23、および各PSU8〜11の挿抜状況を監視する。そして、挿抜監視部36は、ハードリソース群4に新たなSB、IOB、PSUのいずれかが増設された場合や、SB、IOB、PSUが減設された場合には、PSU稼動指示機構32にPSUの選択処理の実行を指示する。
故障監視部37は、ハードリソース群4が有する各SB16〜19、各IOB20〜23、および各PSU8〜11の故障による切り離しが発生した場合は、PSU稼動指示機構32にPSUの選択処理の実行を指示する。例えば、故障監視部37は、故障による切り離し処理によりハードリソース群4の各SB16〜19、IOB20〜23、または各PSU8〜11のいずれかが故障により切り離された場合は、PSU稼動指示機構32にPSUの選択処理の実行を指示する。
次に、PSU稼動指示機構32が有する測定部38、算出部39、制御部41、選択部40が実行する処理について説明する。測定部38は、各PSU8〜11が稼動した時間を個別に測定する。そして、測定部38は、測定結果を格納したPSU稼動管理テーブル31を生成する。その後、測定部38は、観測結果を各PSU8〜11が有する各FRU12〜15に格納する。
以下、測定部38が実行する処理を説明する。測定部38は、PSU稼動指示機構32がPSUの選択処理を行ってから経過した時間をカウントするタイマを有する。そして、測定部38は、ハードリソース監視部33の電源監視部34、定期監視部35、挿抜監視部36、故障監視部37からPSUの選択処理の実行を指示された場合は、各FRU12〜15に格納された稼働時間を取得する。
また、測定部38は、稼動していたPSUのFRUから取得した稼働時間に、タイマがカウントした時間を合算することで、各PSU8〜11の累積稼働時間を算出する。そして、測定部38は、各PSU8〜11の累積稼働時間が格納されたPSU稼動管理テーブル31を生成する。その後、測定部38は、更新した各PSU8〜11の累積稼働時間を、各PSU8〜11の各FRU12〜15に格納する。
以下、測定部38が実行する処理の一例を説明する。なお、以下の説明では、FRU12に稼働時間「1000時間」が格納され、FRU13に稼働時間「800時間」が格納され、FRU14に稼働時間「500時間」が格納され、FRU15に稼働時間「0時間」が格納されているものとする。また、PSU9とPSU11が稼動しており、PSU8とPSU10とが停止しているものとする。
例えば、測定部38は、定期監視部35からPSUの選択処理の実行が指示された場合は、各FRU12〜15に格納された稼働時間を取得する。そして、測定部38は、タイマがカウントした時間が「100時間」である場合は、稼動していたPSU9、11のFRU13、15から取得した稼働時間に「100時間」を合算することで、各PSU8〜11の累積稼働時間を算出する。
ここで、図4Aは、測定部が測定した累積稼働時間の一例を説明するための図である。例えば、測定部38は、PSU8の累積稼働時間が「1000時間」であり、PSU9の累積稼働時間が「900時間」であり、PSU10の稼働時間が「500時間」であり、PSU11の累積稼働時間が「100時間」であると算出する。また、測定部38は、PSU8〜11のうち、稼動していたPSU9のFRU13に「900時間」を格納し、PSU11のFRU15に「100時間」を格納する。
そして、測定部38は、図4Bに示すPSU稼動管理テーブル31を生成する。図4Bは、PSU稼動管理テーブルを説明するための第1の図である。図4Bに示すように、測定部38は、各PSU8〜11ごとに、稼動比率と稼働時間と仮定時間と時間差とを対応付けたPSU稼動管理テーブル31を生成する。
ここで、稼動比率とは、各PSU8〜11を動作させる理想的な比率であり、各PSU8〜11ごとに異なる比率である。また、仮定時間とは、各PSU8〜11を稼動させる理想的な時間である。また、時間差とは、稼働時間から仮定時間を減算した値である。そして、測定部38は、作成したPSU稼動管理テーブル31の稼動時間に、各PSU8〜11の累積稼働時間を格納する。
なお、測定部38は、前回の選択処理時に生成したPSU稼動管理テーブル31がメモリ2bに格納されている場合は、PSU稼動管理テーブル31に格納された情報のうち、稼働時間、仮定時間、時間差を消去する。そして、測定部38は、各PSU8〜11の稼働時間を新たな稼働時間に書き換える。
また、測定部38は、情報処理システム1の出荷時等、各FRU12〜15に稼働時間が格納されていない場合には、各稼働時間を「0」として各PSU稼動管理テーブル31に格納する。そして、測定部38は、稼働時間「0」を各FRU12〜15に格納する。また、例えば、測定部38は、PSU11が故障により減設された場合や、新たなPSUが増設された場合には、各PSU8〜10の稼働時間のみが格納されたPSU稼動管理テーブル31を新たに生成する。
図2に戻って、算出部39は、測定部38がPSU稼動管理テーブル31に稼働時間を格納すると、各PSU8〜11の稼動比率を用いて、各PSU8〜11の理想的な稼働時間を算出する。そして、算出部39は、各PSU8〜11の累積稼働時間と、理想的な稼働時間との差を算出する。ここで、算出部39は、情報処理システム1の電源投入後やPSUの増設、減設があった場合等、各PSU8〜11の稼動比率が割り当てられていない場合は、各PSU8〜11の累積稼働時間に応じて、段階的に異なる値の稼動比率を算出する。
具体的には、算出部39は、PSU稼動管理テーブル31を参照し、各PSU8〜11に稼動比率が設定されているか否かを判定する。そして、算出部39は、各PSU8〜11に稼動比率が設定されていない場合は、値が段階的に異なる稼動比率を生成し、値が大きい稼動比率から順に、稼働時間が長いPSUに割り当てる。例えば、算出部39は、情報処理システム1に「n」台のPSUが設置されている場合は、「1」から「n」までの整数の合計値を算出し、「1」から「n」までの整数をそれぞれ合計値で割った値をパーセントで示した稼動比率を算出する。そして、算出部39は、稼働時間が多いPSUから順に、多い値の稼動比率を割り当てる。
例えば、図4Cは、PSU稼動管理テーブルに稼動比率を格納する処理を説明するための図である。図4Cに示す例では、算出部39は、情報処理システム1に4台のPSU8〜11が設置されているので、1から4までの整数の合計値「10」を算出する。次に、算出部39は、「1」を「10」で割った稼動比率「10%」、「2」を「10」で割った稼動比率「20%」、「3」を「10」で割った稼動比率「30%」、「4」を「10」で割った稼動比率「40%」を算出する。
そして、算出部39は、稼働時間が最も多いPSU8に対して、最も大きい値の稼動比率「40%」を割り当て、次に稼働時間が多いPSU9に対して、次に大きい値の稼動比率「30%」を割り当てる。また、算出部39は、PSU10に対して稼動比率「20%」を割り当て、PSU11に対して、稼動比率「10%」を割り当てる。そして、算出部39は、図4Cに示すように、各PSU8〜11に割り当てた稼動比率をPSU稼動管理テーブル31に格納する。
なお、情報処理システム1の出荷時や、新たなPSU8〜11を設置した場合は、各PSU8〜11の稼働時間が「0」となる。このため、算出部39は、各PSU8〜11の稼働時間が「0」である場合は、各PSU8〜11を識別する番号が若いPSUから順に、高い値の稼動比率を割り当てる。
次に、算出部39は、各PSU8〜11の稼働時間の和と、各PSU8〜11に割り当てた稼動比率と稼働時間との積を算出し、算出した値を仮定時間としてPSU稼動管理テーブル31に格納する。すなわち、算出部39は、各PSU8〜11に割り当てた稼動比率と書くPSU8〜11の総稼働時間との積から、各PSU8〜11の理想的な稼働時間を算出する。
例えば、図4Dは、PSU稼動管理テーブルに仮定時間を格納する処理を説明するための図である。まず、算出部39は、各PSU8〜11の稼働時間を合計した総稼働時間「2500時間」を算出する。次に、算出部39は、各PSU8〜11の稼動比率に、算出した総過度時間「2500時間」を積算し、積算の結果を各PSU8〜11の仮定時間とする。図4Dに示す例では、算出部39は、PSU8の仮定時間を「2500×0.4=1000時間」とし、PSU9の仮定時間を「2500×0.3=750」時間とする。また、算出部39は、PSU10の仮定時間を「2500×0.2=500時間」とし、PSU11の仮定時間を「2500×0.1=250」時間とする。
次に、算出部39は、各PSU8〜11の稼働時間から仮定時間を減算した時間差を算出する。すなわち、算出部39は、各PSU8〜11が理想的な稼働時間に対して、どれくらい多く稼動しているかを算出する。そして、算出部39は、算出結果をPSU稼動管理テーブル31に格納する。
例えば、図4Eは、PSU稼動管理テーブルに時間差を格納する処理を説明するための図である。図4Eに示す例では、算出部39は、PSU8の稼働時間「1000時間」から仮定時間「1000時間」を減算した値「±0」をPSU8の時間差としてPSU稼動管理テーブル31に格納する。また、算出部39は、PSU9の稼働時間「900時間」から、仮定時間「750時間」を減算した値「+150」をPSU9の時間差としてPSU稼動管理テーブル31に格納する。
また、算出部39は、PSU10の稼働時間「500時間」から、仮定時間「500時間」を減算した値「±0」をPSU10の時間差としてPSU稼動管理テーブル31に格納する。また、算出部39は、PSU11の稼働時間「100時間」から、仮定時間「250時間」を減算した値「−150」をPSU11の時間差としてPSU稼動管理テーブル31に格納する。
なお、算出部39は、各PSU8〜11の累積稼働時間が所定の閾値を超えない場合は、稼動比率の値をそのまま仮定時間とする。例えば、算出部39は、情報処理システム1の出荷時当、各PSU8〜11の累積稼働時間がすべて「0」である場合は、稼働時間をそれぞれ「40」時間、「30」時間、「20」時間、「10」時間として、時間差を算出する。
図2に戻って、選択部40は、各PSU8〜11の稼働時間仮定時間との差に基づいて、稼動させるPSUを選択する。具体的には、選択部40は、情報処理システム1に設置されたハードリソース群4が消費する電力と、各PSU8〜11が供給可能な電力とに応じて、稼動させるPSUの数を算出する。そして、選択部40は、PSU稼動管理テーブル31に格納された時間差が小さい順に、算出した数のPSUを選択する。その後、選択部40は、選択したPSUを制御部41に通知する。
以下、選択部40が実行する処理を具体的な数値を用いて説明する。なお、以下の説明では、ハードリソース群4に2台のSB16、17と、2台のIOB20、21が設置されている例について説明する。例えば、選択部40は、ハードリソース群4が2台のSB16、17と、2台のIOB20、21を有すると判定する。この結果、選択部40は、ハードリソース電力テーブル30に格納されたSBとIOBの消費電力を用いて、ハードリソース群4の消費電力「700×2+100×2=1600(W)」を算出する。
次に、選択部40は、PSU1台が1000Wの出力を有し、電力の変換効率が良い稼働率が「80%」である場合は、稼動させるPSUの台数「1600/1000×0.8=2(台)」を算出する。この結果、選択部40は、時間差の値が少ない順に2台のPSUを選択する。ここで、選択部40は、時間差が同じPSUが複数存在する場合には、累積稼働時間がより短いPSUを優先して選択する。
例えば、選択部40は、図4Eに示す情報がPSU稼動管理テーブル31に格納されている場合は、1台目のPSUとしてPSU11を選択する。次に、選択部40は、PSU8、またはPSU10を2台目の候補とするが、PSU10がPSU8よりも累積稼働時間が短いので、2代目のPSUとしてPSU10を選択する。そして、選択部40は、PSU10とPSU11とを制御部41に通知する。
図2に戻って、制御部41は、選択部40が選択したPSUを稼動させ、他のPSUを停止させる。例えば、制御部41は、選択部40からPSU10とPSU11との通知を受信した場合は、PSU10とPSU11を稼動させてハードリソース群4に電力を供給させる。また、制御部41は、PSU8とPSU9の動作を停止させることで、消費電力を削減する。
このように、SVP2は、各PSU8〜11ごとに異なる稼動比率を用いて、各PSU8〜11の理想的な稼働時間を算出し、各PSU8〜11の理想的な稼働時間と実際の累積稼働時間との差に基づいて、稼動させるPSUを選択する。このため、SVP2は、情報処理システム1の消費電力を削減しつつ、各PSU8〜11の累積稼働時間をずらすので、各PSU8〜11の同時故障や、各PSU8〜11の同時交換を防ぐことができる。この結果、SVP2は、情報処理システム1の運用を停止することなくPSUの交換を可能とするので、安定運用を図ることができる。
次に、図5A、図5Bを用いて、一定期間経過後にSVP2が新たに稼動させるPSUを選択する処理について説明する。なお、以下の説明では、前回の選択処理から1週間が経過し、定期監視部35が選択処理の実行を指示したことを契機としてSVP2が選択処理を実行する例について説明する。
まず、図5Aを用いて、1週間後の各PSU8〜11の累積稼働時間について説明する。図5Aは、累積稼働時間の遷移を説明するための図である。図5Aに示すように、SVP2は、一週間後におけるPSU10の累積稼働時間が「668」時間であり、PSU11の累積稼働時間が「268」時間であると算出する。そして、SVP2は、PSU10のFRU14に「668」時間を格納し、PSU11のFRU15に「268」時間を格納する。なお、SVP2は、PSU8、およびPSU10を稼動させていないので、新たな累積稼働時間の格納を行わない。
次に、図5Bを用いて、1週間後に新たに稼動させるPSUを選択する処理について説明する。図5Bは、新たに稼動させるPSUを選択する処理を説明するための図である。図5Bに示すように、SVP2は、各PSU8〜10に対して、前回と同じ稼動比率を割り当て、各PSU8〜10の新たな累積稼働時間を稼働時間としてPSU稼動管理テーブル31に格納する。
そして、SVP2は、各PSU8〜10の仮定時間「1134」時間、「850」時間、「567」時間、「283」時間を算出する。また、SVP2は、各PSU8〜10の時間差「−134」時間、「+50」時間、「+101」時間、「−15」時間を算出する。この結果、SVP2は、時間差の値が他のPSUよりも少ない2つのPSU8とPSU11を選択する。その後、SVP2は、PSU8とPSU11を稼動させ、PSU9とPSU10を停止させる。
次に、図6を用いて、SVP2が実行する処理の流れを説明する。図6は、SVPが実行する処理の流れを説明するための図である。例えば、図6中(A)に示す例では、PSU8の累積稼働時間が「1000」時間であり、PSU9の累積稼働時間が「900」時間であり、PSU10の累積稼働時間が「500」時間であり、PSU11の累積稼働時間が「100」時間である。また、PSU8には、稼動比率「40」%が割り当てられ、PSU9には、稼動比率「30」%が割り当てられ、PSU10には、稼動比率「20」%が割り当てられ、PSU11には、稼動比率「10」%が割り当てられている。
ここで、図6中(B)に示すように、情報処理システム1の電源投入指示があった場合には、SVP2は、ハードリソース電力テーブル30から各SB16、17、および各IOB20、21の消費電力を取得する。そして、SVP2は、図6中(C)に示すように、取得した消費電力を合計し、ハードリソース群4の総電力量「1600W」を算出する。
次に、図6中(D)に示すように、SVP2は、各PSU8〜11の累積稼働時間から総稼働時間「2500」時間を算出する。そして、SVP2は、各PSU8〜11の稼動比率と総稼働時間の積を算出することで、図6中(E)に示すように、各PSU8〜11の仮定時間を算出する。詳細には、SVP2は、PSU8の仮定時間「1000」時間、PSU9の仮定時間「750」時間、PSU10の仮定時間「500」時間、PSU11の仮定時間「250」時間を算出する。
次に、SVP2は、図6中(F)に示すように、各PSU8〜11の仮定時間から稼働時間を減算した時間差を算出する。詳細には、SVP2は、PSU8、10の時間差「0」、PSU9の時間差「+150」、PSU11の時間差「−150」を算出する。この結果、SVP2は、図6中(G)に示すように、PSU8とPSU9を停止させ、図6中(H)に示すようにPSU10とPSU11を稼動させる。
また、SVP2は、一週間後に図6中(C)〜(F)と同様の処理を実行することで、図6中(I)に示すPSU稼動管理テーブル31を生成する。この結果、SVP2は、図6中(J)に示すPSU9およびPSU10を停止させ、図6中(K)に示すPSU8とPSU11を稼動させる。
次に、図7を用いて、SVP2が実行する選択処理の流れを説明する。図7は、選択処理の流れを説明するためのフローチャートである。例えば、図7に示す例では、SVP2は、稼動させるPSUの数を決定する(ステップS1)。次に、SVP2は、各PSUから稼働時間を取得する(ステップS2)。続いて、SVP2は、各PSUの稼動比率を算出する(ステップS3)。また、SVP2は、各PSUの仮定時間を算出する(ステップS4)。そして、SVP2は、各PSUの稼働時間と仮定時間との時間差を算出し(ステップS5)、算出結果を用いて、稼動対象となるPSUを決定し(ステップS6)、処理を終了する。
次に、図8を用いて、情報処理システム1の電源投入時、およびSB(System Board)16〜19、IOB(Input Output Board)20〜23、PSU8〜11の挿抜が行われた場合に、SVP2が実行する処理の流れについて説明する。図8は、電源投入時、およびハードリソースの挿抜が行われた際にSVPが実行する処理の流れを説明するためのフローチャートである。SVP2は、情報処理システム1の電源が投入された場合や、SB16〜19、IOB20〜23、PSU8〜11の挿抜が行われた場合は、電源投入するハードリソースを確認し、ハードリソース電力テーブル30から、必要な電力を算出する(ステップS101)。
次に、SVP2は、ステップS101で算出した電力を供給するための必要なPSUの数を算出する(ステップS102)。次に、SVP2は、PSUから稼働時間を読み出して、PSU稼動管理テーブル31に格納する(ステップS103)。続いて、SVP2は、各PSUの稼動比率を決定し(ステップS104)、決定した稼動比率と、各PSUの総稼働時間から仮定時間を決定する(ステップS105)。
例えば、SVP2は、PSUの減設が行われた場合は、残ったPSUの稼動比率を再計算し、再計算した稼動比率の割り当てを行う。また、SVP2は、各PSUの稼働時間が所定の閾値に満たない場合は、各PSUの稼動比率をそのまま仮定時間とする。また、SVP2は、PSUの増設が行われた場合は、新たに増設されたPSUを含む全PSUの稼動比率を再計算し、再計算した稼動比率の割り当てを行う。
続いて、SVP2は、PSU稼動管理テーブル31の仮定時間から稼働時間を減算した時間差を算出する(ステップS106)。そして、SVP2は、時間差が小さい値のPSUから順に、ステップS102にて算出した数のPSUを選択する(ステップS107)。なお、SVP2は、時間差が同じ値のPSUが複数存在する場合は、稼働時間が短いPSUを優先して選択する。そして、SVP2は、選択したPSUの電源を投入し(ステップS108)、他のPSUの電源を切断する(ステップS109)。その後、SVP2は、各PSUのFRUに稼働時間を格納し(ステップS110)、処理を終了する。
次に、図9を用いて、定期監視部35が選択処理の実行を指示した際、もしくは故障監視部37が選択処理の実行を指示した際にSVP2が実行する処理の流れについて説明する。図9は、定期的に実行する選択処理、および故障が発生した際に実行する選択処理の流れを説明するためのフローチャートである。なお、図9に示す処理のうち、ステップS201、ステップS202は、図8中ステップS101、ステップS102と同じ処理であるものとして、説明を省略する。また、図9中ステップS205〜ステップS211は、図8中ステップS104〜ステップS110と同じ処理であるものとして説明を省略する。
例えば、SVP2は、各PSUから稼働時間を読み出して、PSU稼動管理テーブル31に格納する(ステップS203)。そして、SVP2は、稼動したPSUの稼働時間を更新し(ステップS204)、ステップS205の処理を実行する。すなわち、定期監視や故障監視による選択処理では、各PSU8〜11のFRU12〜15に格納されていた稼働時間を更新し、更新した稼働時間を用いて選択処理を実行することとなる。
[SVP2の効果]
上述したように、SVP2は、各PSU8〜11が稼動した時間をPSUごとに測定する。また、SVP2は、各PSU8〜11ごとに異なる稼動比率と、各PSU8〜11の稼働時間の合計との積を、PSUごとに算出する。そして、SVP2は、算出した積の値が小さいPSUから順に、稼動させるPSUを選択し、選択したPSUを稼動させ、他のPSUを停止させる。
このため、SVP2は、各PSU8〜11の稼働時間をずらすことができるので、各PSU8〜11の同時故障を防止することができる。この結果、SVP2は、情報処理システム1を停止させることなく、ユニット単位で各PSU8〜11を交換可能とするので、安定運用を実現することができる。また、SVP2は、稼動させるPSUを稼動比率に応じてローテーションさせるので、各PSU8〜11が長期間停止するのを防ぐことができる。この結果、SVP2は、各PSU8〜11の耐久年数を向上させることができる。
また、SVP2は、段階的に値が異なる複数の稼動比率を生成し、稼働時間が長いPSUから順に、値が大きい稼動比率から順次割り当てる。この結果、SVP2は、稼働時間が長いPSUを優先的に使用するので、停止状態のPSU、すなわちバックアップを行うPSUが故障により利用できないといった事態を防ぐことができる。
また、SVP2は、ハードリソース群4が消費する電力と、各PSUが供給可能な電力とに応じた数のPSUを、稼動させるPSUとして選択する。このため、SVP2は、情報処理システム1が消費する無駄な電力を削減することができる。
また、SVP2は、算出した時間差が同じ値となるPSUが複数存在する場合は、稼働時間が少ないPSUを優先して稼動させる。このため、SVP2は、稼働時間が長いPSUのみが再度選択され、長期間稼動しないPSUが生じるのを防ぐことができる。
また、SVP2は、各PSU8〜11が有するFRU12〜15に、各PSU8〜11の稼働時間を格納する。そして、SVP2は、新たに稼動させるPSUを選択する場合は、各PSU8〜11に格納した稼働時間を読み出し、稼動していたPSUから読み出した稼働時間に前回選択処理を行ってから経過した時間を加算することで、稼働時間を算出する。このため、SVP2は、PSU8〜11を交換する場合にも、稼働時間を正確に把握することができる。また、SVP2は、各PSU8〜11のFRU12〜15に稼働時間を格納するので、各PSUの予防交換を行うか否かを容易に判断することができる。
また、SVP2は、情報処理システム1の電源投入時、各PSU8〜11やハードリソース群4が故障した場合や挿抜により増設、減設が発生した際、または所定の時間間隔で、新たに稼動させるPSUを選択する。このため、SVP2は、情報処理システム1を安定運用させつつ、稼動させるPSUの切替を行うことができる。
これまで本発明の実施例について説明したが実施例は、上述した実施例以外にも様々な異なる形態にて実施されて良いものである。そこで、以下では実施例2として本発明に含まれる他の実施例を説明する。
(1)稼動比率について
上述した実施例1では、各PSU8〜11の稼動時間が長い順に、線形的に値が異なる稼動比率を割り当てていた。しかし、実施例はこれに限定されるものではない。すなわち、SVP2は、各PSU8〜11に対して異なる値の稼働時間を設定することができれば、非線形的に値が異なる稼動比率等、任意の稼働時間を設定することができる。なお、情報処理システム1において、稼動するPSU8〜11を選択する処理は、例えば1週間単位で行われるので、各PSU8〜11の仮定時間の差分が、少なくとも1週間以上となるように設定するのが望ましい。
また、SVP2は、各PSU8〜11の稼働時間が延びるにつれて、各PSU8〜11に割り当てる稼動比率の差を大きくしても良い。例えば、図10は、稼動比率の一例を説明するための図である。例えば、SVP2は、各PSU8〜11の稼働時間が0時間から3万時間までの間は、故障する可能性が少ないので、各PSU8〜11に稼働時間「25」%を割り当て、均等に稼動させる。また、SVP2は、各PSU8〜11の稼働時間が3万時間を超え、4万5千時間までの間は、各PSU8〜11の稼働比率に若干差を持たせる。例えば、図10に示す例では、SVP2は、PSU8に稼動比率「29」%を割り当て、PSU9に稼動比率「27」%を割り当て、PSU10に「23」%を割り当て、PSU11に「21」%を割り当てる。
また、SVP2は、各PSU8〜11の稼働時間が4万5千時間を越えた場合は、各PSU8〜11の稼働時間を不均一化するため、PSU8に稼動比率「40」%を割り当て、PSU9に稼動比率「30」%を割り当てる。また、SVP2は、PSU10に稼動比率「20」%を割り当て、PSU11に稼動比率「10」%を割り当てる。
このように、SVP2は、各PSU8〜11の稼働時間が長くなるにつれて、稼動比率の差分を段階的に大きくした場合は、故障が発生しやすくなるまで各PSU8〜11を均等に使用し、PSU8〜11の劣化を防ぐことができる。また、SVPは、長期間の稼動により、各PSU8〜11に故障が発生しやすくなった後は、各PSU8〜11の稼働時間を不均一にすることができる。
なお、SVP2は、各PSU8〜11に割り当てる稼動比率を上述した計算により算出する方法だけではなく、例えば、稼働時間ごとに異なる稼動比率が格納されたテーブルを用いて、稼動比率を求めてもよい。また、SVP2は、稼働時間だけではなく、例えば、各PSU8〜11の耐用時間やメーカ等の種別に応じた稼動比率が格納されたテーブルを用いて、稼動比率を求めてもよい。
(2)情報処理システム1について
上述した実施例1では、SVP2は、各種情報処理を実行する情報処理システム1に設定されていた。しかし、実施例はこれに限定されるものではない。例えば、SVP2は、ストレージシステムに設置され、ストレージ等に電力を供給するPSUの制御を行っても良い。すなわち、上述したSVP2が実行する選択処理は、任意のシステムに対して適用することができる。
なお、PSU群3が有する各PSU8〜11の数や、ハードリソース群4が有するSB16〜19、IOB20〜23の数、および構成等は、上述した実施例に限定されるものではない。
(3)機能構成について
上述した処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともできる。あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散や統合の具体的形態は図示のものに限られない。つまり、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、上述した選択処理は、複数のSVPによって実現されても良い。
さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムやファームウェアにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
1 情報処理システム
2 SVP
2a MPU
2b、25 メモリ
2c フラッシュメモリ
2d ハブ
3 PSU群
4 ハードリソース群
5、6 通信端子
7 利用者端末
8〜11 PSU
12〜15 FRU
16〜19 SB
20〜23 IOB
24 CPU
26 HDD
27 PCIカード
28 ハブ
30 ハードリソース電力テーブル
31 PSU稼動管理テーブル
32 PSU稼動指示機構
33 ハードリソース監視部
34 電源監視部
35 定期監視部
36 挿抜監視部
37 故障監視部
38 測定部
39 算出部
40 選択部
41 制御部

Claims (10)

  1. 複数の電力供給装置が稼動した時間を電力供給装置ごとに測定する測定部と、
    前記電力供給装置ごとに異なる稼動比率と、前記測定部が前記電力供給装置ごとに測定した時間の合計値との積を前記電力供給装置ごとに算出する算出部と、
    前記測定部が測定した時間から前記算出部が算出した値を減算した値がより小さい電力供給装置から順に、稼動させる電力供給装置を選択する選択部と、
    前記選択部が選択した電力供給装置を稼動させ、他の電力供給装置を停止させる制御部と
    を有することを特徴とする制御装置。
  2. 段階的に値が異なる複数の稼動比率を生成する生成部と、
    前記測定部が測定した時間が長い電力供給装置から、より大きな値の稼動比率を順次割り当てる割り当て部とを有し、
    前記算出部は、前記割り当て部が各電力供給装置に割り当てた稼動比率と、前記測定部が測定した時間との積を算出することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記生成部は、前記測定部が測定した時間が長くなるにつれて、生成する稼動比率の差分を段階的に大きくすることを特徴とする請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記選択部は、前記複数の電力供給装置が電力を供給する装置の消費電力と、各電力供給装置が供給可能な電力とに応じた数の電力供給装置を選択することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の制御装置。
  5. 前記選択部は、前記測定部が測定した時間から前記算出部が算出した値を減算した値が同じ値となる電力供給装置が複数存在する場合は、当該複数の電力供給装置のうち、前記測定部が測定した時間がより少ない電力供給装置を優先して選択することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の制御装置。
  6. 前記測定部が測定した時間を前記電力供給装置が有する記憶装置に登録する登録部を有し、
    前記測定部は、前記電力供給装置が有する記憶媒体に登録された時間を読み出し、前回選択部が電力供給装置を選択してから経過した時間前記記憶装置から読み出した時間とから前記電力供給装置が稼動した時間を算出することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の制御装置。
  7. 前記複数の電力供給装置が電力を供給する装置の電源投入時、または、いずれかの前記電力供給装置が故障した場合、または、前記電力供給装置を交換した場合、または、前回電力供給装置を選択してから所定の時間が経過した場合は、新たに稼動させる電力供給装置を選択することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の制御装置。
  8. 前記測定部は、電力を消費する共通の装置に対して各電力供給装置が電力を供給した時間を電力供給装置ごとに測定する
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の制御装置。
  9. 複数の電力供給装置を制御する制御装置が、
    前記複数の電力供給装置が稼動した時間を前記電力供給装置ごとに測定し、
    前記電力供給装置ごとに異なる稼動比率と、前記電力供給装置ごとに測定した時間の合計値との積を前記電力供給装置ごとに算出し、
    前記測定した時間から前記算出した値を減算した値がより小さい電力供給装置から順に、稼動させる電力供給装置を選択し、
    前記電力供給装置を稼動させ、他の電力供給装置を停止させる
    処理を実行することを特徴とする制御方法。
  10. 前記制御装置は、
    電力を消費する共通の装置に対して各電力供給装置が電力を供給した時間を電力供給装置ごとに測定する
    ことを特徴とする請求項9に記載の制御方法。
JP2014559398A 2013-01-29 2013-01-29 制御装置、および制御方法 Expired - Fee Related JP5958562B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2013/051930 WO2014118899A1 (ja) 2013-01-29 2013-01-29 制御装置、および制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5958562B2 true JP5958562B2 (ja) 2016-08-02
JPWO2014118899A1 JPWO2014118899A1 (ja) 2017-01-26

Family

ID=51261648

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014559398A Expired - Fee Related JP5958562B2 (ja) 2013-01-29 2013-01-29 制御装置、および制御方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5958562B2 (ja)
WO (1) WO2014118899A1 (ja)

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08212096A (ja) * 1995-02-03 1996-08-20 Hitachi Ltd 動的構成最適化システム
JPH09325898A (ja) * 1996-06-06 1997-12-16 Hitachi Ltd 複数ユニットから構成されるデータ処理装置
JP2003177875A (ja) * 2001-12-11 2003-06-27 Hitachi Ltd ディスクアレイシステム
JP2009159691A (ja) * 2007-12-25 2009-07-16 Panasonic Electric Works Co Ltd 電源システム
JP2009200854A (ja) * 2008-02-21 2009-09-03 Nec Corp 多重構成制御装置、多重構成制御方法、及び多重構成制御プログラム
JP2009201244A (ja) * 2008-02-21 2009-09-03 Nec Corp 電源制御装置
JP2010040004A (ja) * 2008-08-08 2010-02-18 Nec Computertechno Ltd 情報処理装置、電源供給ユニット制御方法およびプログラム
JP2010108330A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Nec Corp ビルドアップ方式電子計算機、切替制御方法及びプログラム
JP2012073180A (ja) * 2010-09-29 2012-04-12 Toshiba Corp 計装システム
JP2012137887A (ja) * 2010-12-24 2012-07-19 Nec Computertechno Ltd コンピュータシステム、及び電源モジュールの運用方法

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08212096A (ja) * 1995-02-03 1996-08-20 Hitachi Ltd 動的構成最適化システム
JPH09325898A (ja) * 1996-06-06 1997-12-16 Hitachi Ltd 複数ユニットから構成されるデータ処理装置
JP2003177875A (ja) * 2001-12-11 2003-06-27 Hitachi Ltd ディスクアレイシステム
JP2009159691A (ja) * 2007-12-25 2009-07-16 Panasonic Electric Works Co Ltd 電源システム
JP2009200854A (ja) * 2008-02-21 2009-09-03 Nec Corp 多重構成制御装置、多重構成制御方法、及び多重構成制御プログラム
JP2009201244A (ja) * 2008-02-21 2009-09-03 Nec Corp 電源制御装置
JP2010040004A (ja) * 2008-08-08 2010-02-18 Nec Computertechno Ltd 情報処理装置、電源供給ユニット制御方法およびプログラム
JP2010108330A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Nec Corp ビルドアップ方式電子計算機、切替制御方法及びプログラム
JP2012073180A (ja) * 2010-09-29 2012-04-12 Toshiba Corp 計装システム
JP2012137887A (ja) * 2010-12-24 2012-07-19 Nec Computertechno Ltd コンピュータシステム、及び電源モジュールの運用方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2014118899A1 (ja) 2017-01-26
WO2014118899A1 (ja) 2014-08-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9870159B2 (en) Solid-state disk (SSD) management
US8390148B2 (en) Systems and methods for power supply wear leveling in a blade server chassis
US10128684B2 (en) Energy control via power requirement analysis and power source enablement
US9588571B2 (en) Dynamic power supply management
TWI566084B (zh) 用電控制之方法及其非暫態電腦可讀取儲存媒體及系統
Fan et al. Power provisioning for a warehouse-sized computer
JP5575829B2 (ja) ラックサーバシステム及びその制御方法
US9183102B2 (en) Hardware consumption architecture
JP7131136B2 (ja) サーバ装置,電力制御プログラムおよび監視制御装置
US10025369B2 (en) Management apparatus and method of controlling information processing system
Zhang et al. Flex: High-availability datacenters with zero reserved power
US10133330B2 (en) Cluster system, controller, method for controlling, and computer-readable recording medium having stored therein controlling program that operate node at the combination of the respective load setting values that satisfy required performance and lowers power consumption
CN116195375A (zh) 分解的计算机系统
US20100100756A1 (en) Power Supply Wear Leveling in a Multiple-PSU Information Handling System
JP6054800B2 (ja) 電源管理システム及び電源切替制御装置
JP5958562B2 (ja) 制御装置、および制御方法
US10139878B2 (en) Systems and methods for extended power performance capability discovery for a modular chassis
US11327549B2 (en) Method and apparatus for improving power management by controlling operations of an uninterruptible power supply in a data center
JP5884268B2 (ja) 無停電電源装置用停止制御システム
EP3659009B1 (en) Smart battery backup system to increase rack density of idc
US8595534B2 (en) Method for system energy use management of current shared power supplies
US20190155359A1 (en) Method for automatically managing the electricity consumption of a server farm
CN104238716A (zh) 电源管理方法
JP2015186372A (ja) 情報処理装置
JP5962095B2 (ja) 電力制御システム、電力制御のための管理装置および電力制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160524

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160606

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5958562

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees