JP5958302B2 - オイルフィルタブラケット - Google Patents

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Description

本発明は、オイルフィルタが取り付けられるオイルフィルタブラケットに関する。
内燃機関には、潤滑に供されるオイルを濾過するために、オイルフィルタが設けられている。特許文献1に記載の技術では、内燃機関に設けられたオイルフィルタブラケットにオイルフィルタが着脱可能に取り付けられている。また、こうしたオイルフィルタブラケットとしては、特許文献1に記載されるように、オイルフィルタが下方から取り付けられるタイプの他、オイルフィルタが側方から取り付けられるタイプのものもある。こうしたタイプのオイルフィルタブラケットには、オイルフィルタの取付面を有するフランジが設けられている。
特開2010‐112255号公報
ところで、オイルフィルタをオイルフィルタブラケットから取り外す際には、オイルフィルタやオイルフィルタブラケットの内部からオイルが漏出する。そして、漏出したオイルがオイルフィルタブラケットに付着すると、その外周等を伝ってオイルが広範囲に飛散するおそれがある。特に、オイルフィルタが側方から取り付けられるオイルフィルタブラケットにおいて、設計の制約等により、フランジの外周がオイルフィルタの取付面に近づくほど縮径されたテーパ形状を有している場合には、取付面の下部まで流れたオイルがフランジの外周面に伝って流れ落ちやすくなるため、こうした不都合が一層顕著になる。
本発明はこうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、付着したオイルの飛散範囲を狭めることが可能なオイルフィルタブラケットを提供することにある。
上記課題を解決するためのオイルフィルタブラケットは、オイルフィルタが側方から取り付けられる取付面を有するとともに同取付面に近づくほどその外周が縮径されたテーパ形状のフランジを備えている。そして、フランジの外周においてその中心よりも鉛直方向下方に位置する部分には、鉛直方向下方に突出する突出部が設けられている。
上記構成によれば、オイルフィルタブラケットのフランジの外周に突出部が形成されているため、重力の作用によってフランジの外周面を流れ落ちたオイルは、突出部を伝ってその鉛直方向最下部に集められ、その部分から落下する。したがって、オイルフィルタブラケットに付着したオイルの飛散範囲を狭めることができるようになる。
また、上記課題を解決するためのオイルフィルタブラケットは、突出部の鉛直方向下部を取付面に近づくほど鉛直方向下方に位置するように傾斜させる。
フランジの取付面に付着したオイルは、取付面に沿って流れ落ち、その最下部からフランジの外周面に回り込む。そして、こうして取付面に付着するオイルは多量であることから、フランジの外周面を伝って移動する距離が長いと、その途中でオイルが落下して飛散範囲が拡大するおそれがある。
上記構成によれば、フランジに付着したオイルが取付面側に集められるため、取付面に付着したオイルが外周面を伝う距離を短くすることができ、その飛散範囲を狭めることができるようになる。
また、上記課題を解決するためのオイルフィルタブラケットは、突出部は、その鉛直方向最下部に頂点を有する四角錐形状である。
上記構成によれば、突出部を流れ落ちたオイルが鉛直方向最下部の頂点に集められるため、オイルの飛散範囲をより狭めることができる。
また、上記課題を解決するためのオイルフィルタブラケットは、突出部は、取付面に接続されて同取付面と面一である接続面を有する。
上記構成では、取付面に付着したオイルが、同取付面に沿って鉛直方向下方に流動すると、接続面を通じて突出部の頂点に到達して同頂点から落下する。そのため、取付面に付着したオイルが、フランジの外周面に回り込むことが抑制され、その飛散範囲を狭めることができる。
また、上記課題を解決するためのオイルフィルタブラケットは、接続面は二等辺三角形状をなし、突出部は、接続面と、同接続面に接続されてフランジの外周面に沿ってその軸方向に延びる一対の側面と、同一対の側面とフランジの外周面とを接続する裏面とを有する。そして、突出部の接続面の側辺が水平方向に対して傾斜する角度が、フランジの外周におけるテーパ角よりも大きくなる。
オイルが突出部の側面を流動する際には、フランジのテーパ角が大きくなるほど裏面側に流れやすくなる。一方、接続面の側辺が水平方向に対して傾斜する角度が大きくなるほど、側面を流れるオイルは接続面側に向かって流れやすくなる。
上記構成によれば、接続面の側辺が水平方向に対してなす角を、フランジのテーパ角よりも大きくしているため、側面を裏面側に流動するオイルの勢いを弱めて、接続面側にその流れを指向させることができる。そのため、側面と裏面との境界に形成された角部からオイルが飛散することを抑制してオイルを頂点に集めることができる。したがって、オイルフィルタの外周面に付着したオイルの飛散範囲をより狭めることができるようになる。
また、上記課題を解決するためのオイルフィルタブラケットは、オイルフィルタが側方から取り付けられる取付面を有するとともに同取付面に近づくほどその外周が縮径されたテーパ形状のフランジを備えている。そして、フランジの外周には、鉛直方向の最下部に取付面からフランジの軸方向に延び、その底面が取付面に近づくほど鉛直方向下方に位置する第1の溝が設けられ、取付面の外縁には、周方向に延びる第2の溝が設けられている。
上記構成によれば、フランジの外周において鉛直方向の最下部に設けられた第1の溝により、オイルフィルタブラケットの取付面に付着したオイルがその鉛直方向最下部からフランジの外周面に回り込むことが抑制される。
また、取付面の外縁には周方向に延びる第2の溝が設けられているため、この第2の溝により取付面からフランジの外周面にオイルが回り込むことが抑制される。
したがって、上記構成によれば、オイルフィルタブラケットに付着したオイルの飛散範囲を狭めることができるようになる。
また、このようなオイルフィルタブラケットでは、第1の溝と第2の溝とが接続するとともに第1の溝の底面と第2の溝の底面とが面一であることが望ましい。
上記構成によれば、第2の溝に付着したオイルが鉛直方向下方に流動すると、同溝に接続された第1の溝に流入する。そしてその流れ方向が第1の溝によって取付面側へ指向する。したがって、上記構成によれば、第2の溝に付着したオイルを第1の溝の取付面側の部分に集めることができ、オイルの飛散範囲をより狭めることができるようになる。
オイルフィルタブラケットの第1の実施形態の概略構成を示す斜視図。 (a)は同実施形態のオイルフィルタブラケットの正面図、(b)は同実施形態のオイルフィルタブラケットの側面図。 (a)、(b)はオイルフィルタブラケットのフランジを伝ってオイルが流れ落ちる態様を示す模式図。 (a)はオイルフィルタブラケットの第2の実施形態の概略構成を示す斜視図、(b)は(a)の一点鎖線で囲った部分の拡大図。 オイルフィルタブラケットの他の実施形態の一例を示す斜視図。
(第1の実施形態)
以下、オイルフィルタブラケットの第1の実施形態について、図1〜図3を参照して説明する。なお、図1〜3では、各図の上下方向を鉛直方向とし、左右方向を水平方向としている。
図1に示すように、内燃機関に設けられたオイルフィルタブラケット1は、フランジ2を有している。フランジ2には、その側方からオイルフィルタ50が取り付けられる環状の取付面3が設けられている。また、フランジ2は、その外周が、取付面3に近づくほど縮径するテーパ形状となっている。なお、フランジ2はその軸が水平方向に延びている。フランジ2の取付面3側の端部には、取付面3から段差を有して内壁5が設けられている。内壁5には、同内壁5の中心からフランジ2の軸方向に突出する円管形状の螺合管6と、2つのオイル供給口7が設けられている。螺合管6には、オイルフィルタブラケット1の内部を通じて内燃機関の各部に接続される導出路8が接続されており、その外周には雄ねじ9が形成されている。また、オイル供給口7には、オイルポンプによりオイルパンから汲み上げられたオイルが供給される油路10がそれぞれ接続されている。
また、フランジ2の外周面4には、その鉛直方向最下部に、鉛直方向下方に突出する突出部20が設けられている。換言すれば、突出部20は、フランジ2の外周の中心よりも鉛直方向下方に位置している。
一方、オイルフィルタ50は、濾紙51と、同濾紙51の外周を覆う円筒状のハウジング52とを有している。ハウジング52において図中の右側の端部には、他の部分に比してその径が拡大された拡径部53と、その中心部に軸方向に延び且つ内周に雌ねじ54が形成された螺合孔55が設けられている。螺合孔55には、濾紙51の中心部を軸方向に延びるオイル流出通路56が接続されている。また、同右側の端部には、複数のオイル流入孔57が周方向に等間隔で設けられている。
これらオイルフィルタ50及びオイルフィルタブラケット1は、オイルフィルタ50の螺合孔55に形成された雌ねじ54と、オイルフィルタブラケット1の螺合管6に形成された雄ねじ9とが螺合することによって取り付けられる。このようにオイルフィルタブラケット1にオイルフィルタ50が取り付けられると、オイルフィルタ50の拡径部53と、オイルフィルタブラケット1の取付面3とが密着する。
次に、図1及び図2を参照して、オイルフィルタブラケット1の突出部20の構成について詳述する。
図1及び図2に示すように、突出部20は、取付面3に接続された接続面21を有している。接続面21は、二等辺三角形状をなし、取付面3と面一である。接続面21の両側辺22にはフランジ2の外周面4に沿ってその軸方向(図1の左右方向)に延びる一対の側面23が接続されている。一対の側面23とフランジ2の外周面4とは、裏面24によって接続され、それら一対の側面23と裏面24との境界には角部25が形成されている。このように、突出部20は、接続面21、一対の側面23、及び裏面24からなる4つの面を有し、その鉛直方向最下部に各面が接続する頂点26を有する四角錐形状をなしている。
また、図2に示すように、突出部20の接続面21において、その側辺22が水平方向に対して傾斜する角度θ1は、フランジ2の外周におけるテーパ角θ2、すなわちフランジ2の外周面4が水平方向に対してなす角度よりも大きい角度に設定されている。また、図2(b)に示すように、突出部20の鉛直方向下部、すなわち裏面24が取付面3に近づくほど鉛直方向下方に位置するように傾斜している。
次に、こうした構成を備えるオイルフィルタブラケット1の作用について説明する。
図3(a)には、接続面21の側辺22が水平方向に対して傾斜する角度θ1がフランジ2のテーパ角θ2よりも小さい場合(θ1<θ2)のオイルの流動態様の一例を示している。また、図3(b)には、角度θ1がテーパ角θ2以上となる場合(θ1≧θ2)のオイルの流動態様の一例を示している。
図3(a)に示すように、フランジ2の外周面4に付着したオイルは、重力の作用によって流れ落ちる。そして突出部20の側面23に移動したオイルは、側面23と裏面24との境界に形成された角部25を伝って頂点26に向けて流動する。また、角部25に達したオイルは、その一部が裏面24に回り込む。裏面24は、取付面3に近づくほど鉛直方向下方に位置するように傾斜しているため、裏面24に回り込んだオイルは、その下部に達した後、その傾斜に沿って頂点26へ流れる。したがって、外周面4を伝って流れ落ちるオイルは、突出部20の頂点26へ集められることとなる。
一方、フランジ2の取付面3に付着したオイルは、同取付面3に沿って流れ落ち、接続面21を通じて頂点26に到達する。そのため、フランジ2の外周が取付面3に近づくほど縮径されたテーパ形状を有している場合であっても、その外周面4にオイルが回り込むことが抑制される。
ところで、フランジ2の外周は、取付面3に近づくほど縮径されたテーパ形状を有しているため、この外周面4を流れ落ちるオイルは、取付面3から離れる方向へ移動する。突出部20の側面23は、フランジ2の外周面4に沿ってその軸方向に延びているため、同側面23を流れ落ちるオイルも同様に取付面3から離れる方向、すなわち裏面側に移動する。そして、こうした傾向は、フランジ2のテーパ角θ2が大きくなるほど顕著になる。換言すれば、突出部20の側面23をオイルが流動する際には、フランジ2のテーパ角θ2が大きくなるほど裏面24側に流れやすくなる。一方、接続面21の側辺22が水平方向に対して傾斜する角度θ1が大きくなるほど、側面23を流れるオイルは接続面21側に向かって流れやすくなる。
そのため、図3(a)に示すように、角度θ1がテーパ角θ2よりも小さい場合には、裏面24側に流れるオイルの勢いが強くなり、その勢いのまま角部25からオイルが下方に落下して広範囲にわたり飛散するおそれがある。
一方、図3(b)に示すように、本実施形態では、角度θ1をテーパ角θ2よりも大きくしているため、側面23を裏面24側に流動するオイルの勢いを弱めて、接続面21側にその流れを指向させることができる。そのため、角部25から飛散するオイルの量が減少し、角部25や裏面24を伝ってオイルが頂点26に集められるようになる。したがって、より多くのオイルが頂点26に集められ、その飛散範囲が狭められる。
以上説明した第1の実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
(1)重力の作用によってフランジ2の外周面4を流れ落ちたオイルを、突出部20によりその鉛直方向最下部に集めることができる。したがって、オイルフィルタブラケット1に付着したオイルの飛散範囲を狭めることができるようになる。
(2)突出部20の鉛直方向下方に流れ落ちたオイルを、四角錐の頂点26に集めることができるため、オイルの飛散範囲をより狭めることができる。
(3)取付面3に付着したオイルが、フランジ2の外周面4に回り込むことが抑制され、その飛散範囲を狭めることができる。
(4)オイルが角部25から飛散することを抑制してオイルを頂点26に集めることができるため、オイルフィルタ50の外周面4に付着したオイルの飛散範囲をより狭めることができるようになる。
(第2の実施形態)
次に、オイルフィルタブラケットの第2の実施形態について、図4を参照して説明する。なお、本実施形態では、オイルフィルタブラケットのフランジの構造が上記第1の実施形態のものと異なっており、第1の実施形態と同様の構成については、共通の符号を付してその詳細な説明は省略する。
図4(a)に示すように、オイルフィルタブラケット30のフランジ31の外周面には、その鉛直方向の最下部に、取付面3からフランジ31の軸方向(図4の左右方向)に延びる第1の溝32が設けられている。なお、第1の溝32は、取付面3を有する一端33から他端34に亘って設けられている。第1の溝32は、その底面35が取付面3に近づくほど鉛直方向下方に位置している。
また、取付面3の外縁36において、鉛直方向下部には、周方向に延びる第2の溝37が設けられている。第2の溝37は、第1の溝32と接続しており、その底面38が第1の溝32の底面35と面一である。すなわち、第2の溝37の底面38と、フランジ31の外周面4との間には、段差39が形成されている。なお、第2の溝37は、周方向において第1の溝32から離れるほどその軸方向における長さL1が短くなるように設けられている。
次に、こうした構成を備えるオイルフィルタブラケット30の作用について説明する。
図4(b)に示すように、フランジ31の取付面3に付着したオイルは、取付面3に沿って流れ落ち、その鉛直方向の最下部に移動する。フランジ31の外周において鉛直方向の最下部に設けられた第1の溝32は、その底面35が取付面3に近づくほど鉛直方向下方に位置している。そのため、取付面3の鉛直方向の最下部に移動したオイルは、第1の溝32に回り込むことができず、その位置から落下する。また、第2の溝37の底面38とフランジ31の外周面4との間には、段差39が形成されている。そのため、第2の溝37に付着したオイルがフランジ31の外周面4に回り込むことが抑制される。
また、第1の溝32と第2の溝37とは接続しており、それらの底面35,38が面一であるため、第2の溝37に付着したオイルが重力によって第1の溝32の鉛直方向最下部に流れ、その流れ方向が取付面3側へ指向されることとなる。
以上説明した第2の実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
(5)オイルフィルタブラケット30の取付面3に付着したオイルがその鉛直方向最下部からフランジ31の外周面4に回り込むことを抑制することができる。また、取付面3の外縁36には周方向に延びる第2の溝37が設けられているため、この第2の溝37により取付面3からフランジ31の外周面4にオイルが回り込むことが抑制される。
(6)第2の溝37に付着したオイルを第1の溝32の取付面3側の部分に集めることができ、オイルの飛散範囲をより狭めることができるようになる。
(その他の実施形態)
なお、上記各実施形態は、これを変更した以下の形態にて実施することもできる。また以下の変更例に記載される構成を適宜組み合わせて実施することもできる。
・上記第1の実施形態では、角度θ1をテーパ角θ2よりも大きくしたが、角部25から飛散するオイルの量を無視できるのであれば、角度θ1をテーパ角θ2よりも小さくしてもよい。こうした場合であっても上記(1)〜(3)と同様の効果を得ることができる。
・上記第1の実施形態では、取付面3と面一となる接続面21を設けるようにしたが、接続面21を取付面3に対して傾斜させて設けるようにしてもよい。こうした場合であっても上記(1)、(2)及び(4)と同様の効果を得ることができる。
・上記第1の実施形態では、突出部20の鉛直方向最下部に頂点26を設けるようにしたが、鉛直方向最下部の形状はこれに限られるものではない。その一例を図5に示している。なお、図5に示す構成では、オイルフィルタブラケットのフランジの構造が上記各実施形態のものと異なっており、各実施形態と同様の構成については、共通の符号を付してその詳細な説明は省略する。
図5に示すように、オイルフィルタブラケット40のフランジ41の外周面4には、その鉛直方向の最下部に、突出部42が設けられている。突出部42は、フランジ41の取付面3に接続され、同取付面3と面一に設けられた接続面43を有している。接続面43は、四角形状をなし、その両側辺44にはフランジ41の外周面4に沿ってその軸方向(図5の左右方向)に延びる一対の側面45が接続されている。一対の側面45とフランジ41の外周面4とは、裏面46によって接続されている。このように、突出部42は、三角柱形状をなし、その鉛直方向最下部が水平方向に延びる尖端47となっている。こうした構成によっても、上記(1)、(3)と同様の効果を得ることができる。
・上記第1の実施形態では、突出部20の接続面21を取付面3と面一として同取付面3に接続するようにしたが、接続面21をフランジ2の外周面4に接続させるようにしてもよい。こうした場合であっても上記(1)、(2)及び(4)と同様の効果を得ることができる。なお、こうした場合には、突出部20の鉛直方向下部が前記取付面3に近づくほど鉛直方向下方に位置するようにしてもよい。こうした場合には、フランジ2に付着したオイルが取付面3側に集められるため、取付面3に付着したオイルが外周面4を伝う距離を短くすることができる。そのため、そうでない場合に比べて、オイルの飛散範囲を狭めることができるようになる。
・上記第1の実施形態では、突出部20を角錐形状としたが、例えば円錐形状とする等、他の形状としてもよい。こうした場合であっても上記(1)、(2)及び(3)と同様の効果を得ることができる。
・上記第1の実施形態では、突出部20は、その鉛直方向下部が取付面3に近づくほど鉛直方向下方に位置するように傾斜するようにしたが、突出部20の鉛直方向下部が水平方向に対して傾斜していれば、こうした構成を省略してもよい。こうした場合であっても上記(1)と同様の効果を得ることができる。
・上記第1の実施形態では、突出部20をフランジ2の外周面4において鉛直方向最下部に設けるようにしたが、フランジ2の外周においてその中心よりも鉛直方向下方に位置すれば、その位置を適宜変更してもよい。こうした場合であっても、上記(1)の効果を得ることができる。
・上記第1の実施形態では、フランジ2の軸が水平方向に延びるように設けたが、突出部20の鉛直方向最下部がフランジ2の鉛直方向最下部となるのであれば、フランジ2の軸を水平方向に対して傾斜させて設けるようにしてもよい。
・上記第1の実施形態では、フランジ2の外周において、その軸方向における一端、すなわち取付面3側の部分にのみ突出部20を設けるようにしたが、フランジ2の一端から他端に亘って突出部20を設けるようにしてもよい。
・上記第1の実施形態では、突出部20を1つ設けたが、突出部20を複数設けるようにしてもよい。
・上記第2の実施形態では、第2の溝37は、周方向において第1の溝32から離れるほどその軸方向における長さL1が短くなるように設けられていたが、その長さL1を、周方向において一定の長さとしたり、第1の溝32から離れるほど長くなるようにしてもよい。こうした場合であっても、上記(5)及び(6)と同様の効果を得ることができる。
・上記第2の実施形態では、第1の溝32を取付面3が設けられた一端33から他端34に亘って設けるようにしたが、第1の溝32を取付面3側の部分にのみ設けるようにしてもよい。こうした場合であっても、上記(5)の効果を得ることができる。
・上記第2の実施形態では、第1の溝32と第2の溝37とを接続したが、これら溝32,37を接続することなく離間した位置に形成するようにしてもよい。こうした場合であっても、上記(5)の効果を得ることができる。
・上記第2の実施形態では、第2の溝37を取付面3の外縁36において、鉛直方向下部に設けるようにしたが、その全周や、半周に亘って設けるようにしてもよい。
1,30,40…オイルフィルタブラケット、2,31,41…フランジ、3…取付面、4…外周面、5…内壁、6…螺合管、7…オイル供給口、8…導出路、9…雄ねじ、10…油路、20,42…突出部、21,43…接続面、22,44…側辺、23,45…側面、24,46…裏面、25…角部、26…頂点、32…第1の溝、33…一端、34…他端、35…第1の溝の底面、36…外縁、37…第2の溝、38…第2の溝の底面、39…段差、47…尖端、50…オイルフィルタ、51…濾紙、52…ハウジング、53…拡径部、54…雌ねじ、55…螺合孔、56…オイル流出通路、57…オイル流入孔。

Claims (3)

  1. オイルフィルタが側方から取り付けられる取付面を有するとともに同取付面に近づくほどその外周が縮径されたテーパ形状のフランジを備えるオイルフィルタブラケットであって、
    前記フランジの外周においてその中心よりも鉛直方向下方に位置する部分には、鉛直方向下方に突出する突出部が設けられており、
    前記突出部は、その鉛直方向下部が前記取付面に近づくほど鉛直方向下方に位置するように傾斜し、その鉛直方向最下部に頂点を有する四角錐形状であり、前記取付面に接続されて同取付面と面一である接続面を有し、
    前記接続面は二等辺三角形状をなし、前記突出部は、前記接続面と、同接続面に接続されて前記フランジの外周面に沿ってその軸方向に延びる一対の側面と、同一対の側面と前記フランジの外周面とを接続する裏面とを有し、
    前記接続面の側辺が水平方向に対して傾斜する角度が、前記フランジの外周におけるテーパ角よりも大きい
    ことを特徴とするオイルフィルタブラケット。
  2. オイルフィルタが側方から取り付けられる取付面を有するとともに同取付面に近づくほどその外周が縮径されたテーパ形状のフランジを備えるオイルフィルタブラケットであって、
    前記フランジの外周には、鉛直方向の最下部に前記取付面から前記フランジの軸方向に延び、その底面が前記取付面に近づくほど鉛直方向下方に位置する第1の溝が設けられ、
    前記取付面の外縁には、周方向に延びる第2の溝が設けられている
    ことを特徴とするオイルフィルタブラケット。
  3. 前記第1の溝と前記第2の溝とが接続するとともに前記第1の溝の底面と前記第2の溝の底面とが面一である
    請求項2に記載のオイルフィルタブラケット。
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