以下の実施の形態では、同一の部品には同一の参照番号を付してある。それらの機能及び名称も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
(第1の実施の形態)
図1を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る画像表示システム100は、画像表示装置の1種である電子黒板装置200と、印刷装置300とを含む。電子黒板装置200及び印刷装置300は、LAN(Local Area Network)回線等からなるネットワーク400を介して互いに接続され、画像データを含む各種データを相互に送受できる。印刷装置300は、電子黒板装置200の表示内容を印刷する。
[ハードウェア構成]
《電子黒板装置》
図2を参照して、電子黒板装置200は、大画面のタッチパネルディスプレイ210と、コンピュータからなる制御装置250とを含む。
制御装置250は、所定のプログラムを実行することにより、電子黒板装置200の全体の制御を実現するための中央演算処理装置(CPU)252と、電子黒板装置200の電源が投入されたときにCPU252が読出すプログラムを記憶する読出専用メモリ(ROM)254と、CPU252が作業用メモリとして使用するランダム・アクセス・メモリ(RAM)256と、電子黒板装置200の電源が切断されたときに記録を保持することが可能な記録部258と、タッチパネルディスプレイ210(後述する入力検知装置230)から得た情報(座標データ)をもとに、処理内容を決定する入力処理部260と、CPU252の制御にしたがってタッチパネルディスプレイ210による画像の表示を制御する表示制御部262と、タッチパネルディスプレイ210に表示させる画像を保持するビデオメモリ(ビデオRAM)264と、電子黒板装置200に対してネットワーク400との接続を提供するネットワーク装置266と、これらを互いに接続し、相互の間のデータ及び制御信号の通信を可能にするバス268とを含む。
ROM254は、電子黒板装置200の電源投入時にCPU252が実行し、電子黒板装置200が所定の動作をするように電子黒板装置200の全体を設定するためのプログラム及びデータを記憶している。電子黒板装置200の動作を実現するためのプログラムもROM254に記憶されている。記録部258は、通電が遮断された場合にもデータを保持する不揮発性記憶装置であり、例えば、ハードディスクドライブ又はフラッシュメモリ等である。記録部258は電子黒板装置200に対して着脱可能でもよい。記録部258は、CPU252が実行するプログラムの一部を記憶することもできる。CPU252は、通常動作時には、バス268を介してROM254又は記録部258からプログラムをRAM256上にロードし、図示しないプログラムカウンタにより指定されるアドレスから命令を順次読出して実行する。CPU252は、ROM254及び記録部258に格納されているプログラムにしたがって電子黒板装置200を構成する各部の制御を行なう。
ネットワーク装置266は、CPU252の制御の下で、ネットワーク400に接続された印刷装置300等との間で画像データを送受信する。ネットワーク装置266を介して電子黒板装置200が外部から受信した画像データは、RAM256又は記録部258に記録される。
タッチパネルディスプレイ210は、所定の表示面上に画像を表示する表示部222を含む表示出力装置220と、表示部222の画像の表示面のどの位置がユーザによりタッチされたかを所定時間ごとに検出し、その位置の位置座標を制御装置250に対して出力する入力検知装置230とを含む。入力検知装置230は、タッチがあったことを検出し、検出があったことを示す信号を出力する機能と、そのときのタッチ位置を示す座標データを出力する機能とを持つ。
表示部222はフルカラー表示が可能な液晶表示パネル等の表示パネルであり、表示制御部262の制御の下で表示面上に、ビデオRAM264に記憶された画像を表示する。表示制御部262は、表示部222を駆動するための駆動部を備え、ビデオRAM264に記憶された画像データを所定のタイミングで読出し、表示部222に画像を表示させるための信号を表示部222に出力する。表示される画像データは、CPU252がRAM256上の情報及び記録部258に記録された情報から生成し、ビデオRAM264上の各表示画素に対応するアドレスに伝送する。
入力検知装置230は、ユーザによるタッチ操作を検出する接触感知部232と、接触感知部232を制御するマイクロコンピュータ234とを含む。マイクロコンピュータ234は、CPU234aと、接触感知部232で検出した情報(座標データ)を外部(入力処理部260)に出力する外部出力部234bとを含む。
図3を参照して、本実施の形態では、入力検知装置230は、赤外線遮断検出方式である。接触感知部232は、長方形の書込面を持つ。接触感知部232はさらに、この書込面の隣接する2辺にそれぞれ一列に配置された発光ダイオード(LED)列240、242と、それぞれLED列240、242に対向して一列に配置された2つのフォトダイオード(PD)列244、246とを含む。LED列240、242の各LEDは赤外線を発光し、この赤外線を、対向するPD列244、246の各PDが検出する。図3において、LED列240、242の各LEDから赤外線を上向き及び左向きの矢印で示す。
図4を参照して、マイクロコンピュータ234は各LEDの発光を制御する。PD列244、246内の各PDは、受光した光の強度に応じた電圧を出力する。PDの出力電圧は、アンプによって増幅される。PD列244、246の複数のPDからは同時に信号が出力されるので、出力信号はバッファ216に一旦保存された後、PDの配列順序に応じたシリアル信号として出力され、マイクロコンピュータ234に伝送される。具体的には、例えばCPU234aがLEDを1つ光らせると、光らせたLEDに対向するPD及びその両隣のPDの電圧が出力され、アンプによって増幅される。増幅された出力信号は、セレクタ212、214によって順にバッファ216に入力され、バッファ216に一旦保存される。
マイクロコンピュータ234はさらに、信号を増幅するアンプ234cと、アンプ234cによって増幅された信号を、水平センサ信号及び垂直センサ信号に分けてCPU234aに出力するセレクタ234dとを含む。マイクロコンピュータ234に伝送された信号は、アンプ234cで増幅され、セレクタ234dを介してCPU234aに入力される。CPU234aは、セレクタ234dから受信した水平センサ信号及び垂直センサ信号を処理することにより、座標を検出する。
再び図3を参照して、ユーザがタッチペン500で入力検知装置230のタッチ面上の1点にタッチすると、タッチペン500のペン先によって赤外線が遮断される。したがって、遮断される前まで、その赤外線を受光していたPDの出力電圧は低下する。すなわち、タッチされた位置(XY座標)に対応するPDからの信号電圧が低下する。マイクロコンピュータ234は、受信した2つのシリアル信号の信号レベルが低下している部分を検出し、タッチされた位置の位置座標を求める。マイクロコンピュータ234は、決定された位置座標をCPU252に伝送する。このタッチ位置を検出する処理は、所定の検出周期で繰返されるので、同じ点が検出周期よりも長い時間タッチされていると、同じ座標データが繰返し出力される。ユーザがペン500をタッチパネルに接触させたまま移動させると、その位置が所定時間ごとに検出される。すなわち、この場合、所定の検出周期で位置座標が少しずつ変化して検出されることになる。ペン500を使用せずに、指で入力検知装置230にタッチしても、同様にタッチされた位置を検出できる。
上記したタッチされた位置の検出技術は公知であるので、これ以上の説明は繰返さない。また、入力検知装置230には、赤外線遮断方式以外のタッチパネル(静電容量方式、表面弾性波方式、抵抗膜方式等)を用いてもよい。なお、静電容量方式では、センサに近接していれば非接触でも位置を検出できる。
電子黒板装置200は、種々のアプリケーションソフトを起動することが可能であり、起動したアプリケーションソフトに対応した機能を実現する。アプリケーションソフトは、電子黒板装置200の主要な機能である、タッチペン500による描画を実現するペンソフトを含む。
ペンソフトが起動されると、表示部222には、図5に示すような画面600が表示される。タッチパネルディスプレイ210の表示面は、ユーザによる描画が可能な描画領域610と、ユーザが利用する機能を指定するための機能ボタン領域620とに区分されている。描画領域610には、ユーザがタッチ操作によって描画できる。タッチされた点のXY座標が、入力検知装置230により所定の周期ごとに検出され、制御装置250に伝送される。制御装置250(CPU252)は、受信した座標データに応じて、ビデオRAM264に対応してRAM256に設けられた領域上の、検出された位置に対応するメモリアドレスに所定値を書込む。ビデオRAM264上にこれら検出された画像データを記録してもよいが、ここでは、ビデオRAM264の画像データを記憶する領域とは別に、RAM256に、描画データを記憶する領域が設けられていることを想定する。
機能ボタン領域620には、複数の機能ボタンが表示されている。機能ボタンに割当てられる機能は、例えば、タッチ操作による描画機能(ペンの種類を選択可能)、保存されているファイル(画像データ)を開く機能、所定領域の描画を削除する消しゴム機能、表示されている画像データを保存する機能、表示されている画像データを印刷する機能等である。各機能ボタンは、アイコンとして表示される。例えば、ペンボタン622〜626のいずれかを選択することにより、描画領域610に描画を行なうことが可能となる。選択しているペンボタンを再度タッチすると、描画の線の太さ及び線の色を変更するパレットが表示される。パレット内に表示される線の太さ及び色を選択することにより、描画する線の太さ及び線の色が変更される。
ペンソフトでは、受信した画像データが示す画像を描画領域610に表示することが可能であり、表示された画像に描画することも可能である。
《印刷装置》
図6を参照して、印刷装置300は、バス390と、バス390に接続されたCPU310と、バス390に接続されたROM320と、バス390に接続されたRAM330と、バス390に接続された記録部340と、バス390に接続され、電子黒板装置200から出力された画像データをもとに処理内容を決定する入力処理部350と、バス390に接続され、受信した画像データの印刷物を出力するために印刷内容を制御する印刷制御部360と、バス390に接続され、画像データによって示される画像を記録用紙に印刷する印刷部370と、バス390に接続され、有線又は無線(本実施の形態においては有線)によりネットワーク400への接続を提供するネットワーク装置380とを含む。
バス390、ROM320、RAM330、記録部340、入力処理部350、印刷制御部360、印刷部370及びネットワーク装置380は、いずれもCPU310の制御のもとに協調して動作し、印刷装置300において、プリント処理等の各種処理及びアプリケーションによる処理を実現する。
記録部340はHDD(図示せず)を含む。HDDには、印刷装置300の一般的な動作を実現するためのコンピュータプログラムが記憶される。記録部340はまた、印刷装置300が受信した画像データを記憶する。
本実施の形態では、印刷装置300は、フルカラーモード、モノクロモード及び2色プリントモードでの印刷が可能であり、各モードは、印刷装置300において予め設定される。2色プリントモードは、黒色及び黒色以外の色の2色で画像データを印刷するモードであり、黒色以外の色はユーザにより予め設定される。
[ソフトウェア構成]
図7を参照して、ペンソフトで作成された画像を印刷装置300で印刷するために、電子黒板装置200で実行されるコンピュータプログラムの制御構造について説明する。このプログラムは、ペンソフトの起動によって起動する。
このプログラムは、使用する印刷装置300の情報を取得するステップS1000を含む。ステップS1000では、印刷装置300に問合せを行ない、印刷装置300の状態に関する情報を取得する。本実施の形態では、印刷装置300の設定情報を取得することにより、印刷装置300が、モードフルカラーモード、モノクロモード及び2色プリントモードのいずれのモードに設定されているかを検出する。
このプログラムはさらに、ステップS1000の後に実行され、印刷装置300が2色プリントモードに設定されているか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS1010と、ステップS1010において、印刷装置300が2色プリントモードに設定されていると判定された場合に、タッチペン500の色選択(選択可能な描画の色)を2色プリントモードで印刷することが可能な2色に制限し、画像データの取込みをモノクロ(グレースケール)に制限するステップS1020と、ステップS1020において、印刷装置300が2色プリントモードに設定されていないと判定された場合に、印刷装置300がモノクロモードに設定されているか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS1030と、ステップS1030において、印刷装置300がモノクロモードに設定されていると判定された場合に、タッチペン500の色選択(選択可能な描画の色)を黒色に制限するとともに、画像データの取込みをモノクロ(グレースケール)に制限するステップS1040とを含む。
ステップS1020及びステップS1040では、画像データが示す画像の色設定をモノクロ設定に変更する。
このプログラムはさらに、ステップS1030において、印刷装置300がモノクロモードに設定されていないと判定された場合、並びに、ステップS1020及びステップS1040の後に実行され、ペンソフトの終了操作がされたか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS1050と、ステップS1050において、終了操作がされていないと判定された場合に、印刷の指示がされたか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS1060と、ステップS1060において、印刷の指示がされたと判定された場合に、電子黒板装置200に表示されている画像の画像データを印刷装置300に送信するステップS1070とを含む。
ステップS1060において、印刷の指示がされていないと判定された場合、及び、ステップS1070の処理が終了すると、制御はステップS1000に戻る。ステップS1050において、ペンソフトの終了操作がされたと判定された場合は、このプログラムは終了する。
[動作]
図7を参照して、以上のような構造及びフローチャートに基づく、本実施の形態に係る画像表示システム100の動作について説明する。なお、2色プリントモードでは、黒色及び赤色の2色が設定されているものとする。
電子黒板装置200は、フルカラー表示が可能である。電子黒板装置200にフルカラーで画像が表示されている場合、表示内容はフルカラー印刷されるのが好ましい。しかし、省資源等の観点から、印刷装置300の印刷モードを2色プリントモードに設定する場合がある。
電子黒板装置200において、ペンソフトが起動すると、使用する印刷装置300の情報を取得(図7に示すステップS1000)し、印刷装置300がいずれの印刷モードに設定されているかを検知する。印刷装置300が2色プリントモードに設定されている場合(ステップS1010においてYES)、電子黒板装置200はペンソフトの設定を2色プリントモードに適した設定に変更する(ステップS1020)。具体的には、タッチペン500の色選択を黒色及び赤色の2色に制限する。画像データの画像を表示する場合は、画像がグレースケールで表示されるように、画像データの取込みをグレースケールに制限する。そのため、電子黒板装置200に表示される画像は、黒色及び赤色の2色表示となる。
印刷装置300がモノクロモードに設定されている場合(ステップS1030においてYES)、電子黒板装置200はペンソフトの設定をモノクロモードに適した設定に変更する(ステップS1040)。具体的には、タッチペン500の色選択を黒色1色に制限する。画像データの画像を表示する場合は、グレースケールで表示されるように、画像データの取込みをグレースケールに制限する。そのため、電子黒板装置200に表示される画像は、モノクロ表示となる。
印刷装置300の設定が2色プリントモード及びモノクロモードのいずれでもない場合(ステップS1030においてNO)は、印刷装置300の設定はフルカラーモードであるため、タッチペン500の色選択及び画像データの取込みの制限は行なわない。すなわち、印刷装置300の設定がフルカラーモードの場合は、ペンソフトの設定は変更されず、通常の状態でペンソフトが動作する。
電子黒板装置200の表示内容を印刷する場合、表示されている画像の画像データが印刷装置300に送信されて印刷が実行される(ステップS1070)。電子黒板装置200に表示される画像が2色表示の場合、2色表示画像の画像データが印刷装置300に送信される。電子黒板装置200に表示される画像がモノクロ表示(グレースケール表示)の場合、モノクロ画像の画像データが印刷装置300に送信される。電子黒板装置200に表示される画像がフルカラー表示の場合、フルカラー画像の画像データが印刷装置300に送信される。したがって、印刷装置300の設定に応じた画像データが印刷装置300に送信され、その設定に適した印刷が実行される。
[本実施の形態の効果]
以上の説明から明らかなように、本実施の形態に係る画像表示システム100を利用することにより、以下に述べる効果を奏する。
電子黒板装置200は、印刷装置300の状態(印刷設定)を検出し、検出した印刷装置300の印刷設定に応じて、自機の設定を変更する。印刷装置300側の設定に合わせて、ユーザ自身が電子黒板装置200の設定を変更する必要がないため、設定変更が容易である。加えて、印刷装置300の種々の機能を容易に使用できる。さらに、電子黒板装置200側の設定を印刷装置300側の設定に容易に合わせることができるので、電子黒板装置200に表示される画像をイメージ通りに印刷できる。例えば、印刷装置300がモノクロモードに設定されている場合、電子黒板装置200の設定もモノクロモードに対応したモノクロ表示に設定される。
印刷装置300の印刷設定は、フルカラーモードであるのが好ましいが、印刷コスト及び省資源等の観点から、2色プリントモードに設定される場合がある。2色プリントモードでは、フルカラーモードに比べて低コストで印刷でき、モノクロ印刷に比べてインパクトのある印刷物が得られる。印刷装置300が課金タイプの場合、2色プリントモードでの印刷は、フルカラーモードの印刷に比べて印刷料金が低い。
印刷装置300が2色プリントモードに設定されていると、タッチペン500による色選択を2色プリントモードに対応した2色に制限する。2色プリントモードに対応する2色以外の色での印刷は、印刷画像が非常に見にくくなる、若しくは、印刷がされなくなる。描画される画像(タッチペン500による描画)の色設定を2色プリントモードに対応した2色に制限することにより、電子黒板装置200に表示される画像を見にくくなるのを防止して、イメージ通りに印刷できる。加えて、電子黒板装置200側の設定をユーザ自身が行なう必要がないため、電子黒板装置200側の設定を2色プリントに合わせた設定とすることができる。そのため、設定変更の手間が省かれ、使い勝手が向上する。
さらに、電子黒板装置200側で、印刷装置300の動作設定(2色プリントモード)を識別して、ペンソフト(アプリケーションソフト)側の動作モードを2色表示モードに変更するため、容易に安価な印刷方法での動作モードに設定できる。
2色プリントでは、黒色及び黒色以外の1色で印刷されることが多い。印刷装置300が2色プリントモードに設定されている場合に、画像データが示す画像の色設定をモノクロ設定に変更することにより、印刷時に、画像データが示す画像の一部がかすれたり、画像の一部が印刷されなかったりすることをより効果的に防止できる。
なお、印刷装置300がモノクロモードに設定されている場合は、タッチペン500による描画像の色設定は、モノクロ印刷に対応した色設定とされる。さらに、印刷装置300がフルカラーモードに設定されている場合は、タッチペン500による描画像の色設定は、フルカラー印刷に対応した色設定とされる。カラー印刷に対応した色設定では、ユーザは所望の色で描画を行なうことができる。
したがって、本実施の形態に係る画像表示システム100は、設定変更が容易で使い勝手を向上できる。また、設定の手間を省きつつ、表示内容を見やすい状態で(イメージ通りに)印刷できる。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、電子黒板装置200が、印刷装置300の印刷モードの設定情報を取得し、取得した情報に応じてペンソフトの設定を変更した。本実施の形態では、電子黒板装置は、印刷装置の印刷モードの設定情報に加えて、印刷装置のトナー切れ情報を取得する。具体的には、電子黒板装置は、印刷装置の印刷モードが2色プリントモードに設定されているか否かを検出するとともに、使用する印刷装置において、一部の色のトナーがトナー切れであるか否かを検出する。電子黒板装置は、取得した情報に応じて自機の設定(ペンソフトの設定)を変更する。
本実施の形態に係る画像表示システムを構成する電子黒板装置及び印刷装置は、上記第1の実施の形態における電子黒板装置200及び印刷装置300と同様のハードウェア構成を有する。そのため、電子黒板装置及び印刷装置のハードウェア構成についての説明は繰返さない。
[ソフトウェア構成]
図8を参照して、本実施の形態において、ペンソフトで作成された画像を印刷装置で印刷するために、電子黒板装置で実行されるコンピュータプログラムの制御構造について説明する。なお、図8のステップS1010及びステップS1050〜ステップS1070は上記した第1の実施の形態と同様の構造であるので、ここでは繰返さない。
このプログラムは、ペンソフトの起動によって起動する。このプログラムは、使用する印刷装置の情報を取得するステップS2000を含む。ステップS2000では、印刷装置に問合せを行ない、印刷装置の状態に関する情報を取得する。本実施の形態では、印刷装置の設定情報を取得することにより、印刷装置が、2色プリントモードに設定されているか否かを検出する。さらに、印刷装置がトナー切れ(一部の色のトナーがトナー切れ)であるか否かを検出する。
このプログラムはさらに、ステップS1010において、印刷装置が2色プリントモードに設定されていると判定された場合に、一部の色のトナーがトナー切れであるか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS2010と、ステップS2010において、一部の色のトナーがトナー切れであると判定された場合に、タッチペン500の色選択(選択可能な描画の色)を印刷可能な2色に制限し、画像データの取込みをモノクロ(グレースケール)に制限するステップS2020と、ステップS2010において、印刷装置の全ての色のトナーがトナー切れではないと判定された場合に、タッチペン500の色選択(選択可能な描画の色)を2色プリントモードで印刷することが可能な2色に制限し、画像データの取込みをモノクロ(グレースケール)に制限するステップS2030とを含む。
ステップS2020及びステップS2030において、所定の処理が実行されると、制御はステップS1050に進む。
[動作]
図8を参照して、本実施の形態に係る画像表示システムは以下のように動作する。
ペンソフトが起動すると、電子黒板装置は、使用する印刷装置が2色プリントモードに設定されているか否かを検出する。2色プリントモードに設定されている場合、さらに、一部の色のトナーがトナー切れであるか否かを検出する(図8に示すステップS2010)。
フルカラー印刷が可能な印刷装置では、CMYK(C:シアン、M:マゼンタ、Y:イエロー、K:ブラック)の4色のトナーを使用する。一部の色のトナーがトナー切れになると印刷可能な色が制限される。電子黒板装置は、印刷装置において、一部の色のトナーがトナー切れであることを検出(ステップS2010においてYES)すると、タッチペン500の色選択(選択可能な描画の色)を2色プリントモードで印刷可能な2色に制限する。具体的には、トナー切れによって印刷装置の2色プリントモードの色設定が変更(自動又は手動で変更)されると、電子黒板装置は、タッチペン500の色選択(選択可能な描画の色)を2色プリントモードで印刷可能な2色に制限する。印刷可能な色の選択は、例えば、トナーの消費量を平準化するために、残りのトナーのうち、残量が多い方の色のトナーが選択される。特に、カラートナー3色のうち1色がトナー切れになっている場合、残りの2色の中から残量が多い方の色のトナーが選択される。画像データの画像を表示する場合は、画像がグレースケールで表示されるように、画像データの取込みをグレースケールに制限する(ステップS2020)。
印刷装置がトナー切れでない場合(ステップS2010においてNO)、電子黒板装置はペンソフトの設定を2色プリントモードに適した設定に変更する(ステップS2030)。具体的には、タッチペン500の色選択を、予め設定された黒色及び赤色の2色に制限する。画像データの画像を表示する場合は、画像がグレースケールで表示されるように、画像データの取込みをグレースケールに制限する。
なお、本実施の形態では、使用する印刷装置が2色プリントモード以外の印刷モード(モノクロモード又はフルカラーモード)に設定されている場合は、ペンソフトの設定は変更されず、通常の状態でペンソフトが動作する。電子黒板装置の表示内容を印刷するときの動作については、上記した第1の実施の形態と同様である。
[本実施の形態の効果]
以上の説明から明らかなように、本実施の形態に係る画像表示システムを利用することにより、以下に述べる効果を奏する。
印刷装置の一部の色のトナーがトナー切れである場合、電子黒板装置の描画像の色設定(タッチペン500の色選択)が、残りのトナーで印刷できる設定に自動で変更される。そのため、トナー切れの都度、設定を変更する必要がないため、使い勝手が向上する。
(第3の実施の形態)
本実施の形態では、電子黒板装置に複数の印刷装置が接続されている。電子黒板装置は、使用する印刷装置が正常であるか否かを検出して、正常でない場合は、使用する印刷装置を他の印刷装置に変更する。すなわち、本実施の形態に係る画像表示システムは、電子黒板装置が印刷装置の異常を検知すると、当該電子黒板装置は使用する印刷装置の設定(印刷装置の選択)を他の印刷装置に変更する。
複数の印刷装置には予め優先順位が設定されており、優先順位が高い順に使用する印刷装置が切替えられる。なお、本実施の形態において、印刷装置が正常でない状態とは、印刷装置の電源がOFFの場合、印刷装置がトナー切れの状態の場合、及び紙詰まり等でエラーが発生している場合等の印刷装置が印刷を実行できない状態をいう。
本実施の形態に係る画像表示システムを構成する電子黒板装置及び印刷装置は、上記第1の実施の形態における電子黒板装置200及び印刷装置300と同様のハードウェア構成を有する。そのため、電子黒板装置及び印刷装置のハードウェア構成についての説明は繰返さない。
[ソフトウェア構成]
図9を参照して、本実施の形態において、ペンソフトで作成された画像を印刷装置で印刷するために、電子黒板装置で実行されるコンピュータプログラムの制御構造について説明する。なお、図9のステップS1050〜ステップS1070は上記した第1の実施の形態と同様の構造であるので、ここでは繰返さない。
このプログラムは、ペンソフトの起動によって起動する。このプログラムは、使用する印刷装置の情報を取得するステップS3000を含む。ステップS3000では、印刷装置に問合せを行ない、印刷装置の状態に関する情報を取得する。本実施の形態では、印刷装置が正常に動作しているか否かの情報を取得する。具体的には、印刷装置の電源がOFF状態でないか、印刷装置がトナー切れでないか、印刷装置にエラーが発生していないかを検出する。
このプログラムはさらに、ステップS3000の後に実行され、使用する印刷装置が正常か否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS3010と、ステップS3010において、印刷装置が正常ではないと判定された場合に、使用する印刷装置を変更し、制御をステップS1050に進めるステップS3020とを含む。ステップS3010において、使用する印刷装置が正常であると判定された場合は、制御はステップS1050に進む。
図10は、図9のステップS3020の詳細なフローである。図10を参照して、このルーチンは、使用する印刷装置を、現在設定されている印刷装置を除く印刷装置のなかで、予め設定されている優先順位が最も高い印刷装置に変更するステップS3110と、ステップS3110の後に実行され、変更された印刷装置が正常であるか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS3120と、ステップS3120において、変更された印刷装置が正常ではないと判定された場合に、使用する印刷装置を、次に優先順位の高い印刷装置に変更するステップS3130と、ステップS3130の後に実行され、変更された印刷装置が正常であるか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS3140とを含む。
ステップS3120及びステップS3140において、変更された印刷装置が正常であると判定された場合は、このルーチンは終了する。ステップS3140において、変更された印刷装置が正常ではないと判定された場合は、制御はステップS3130に戻る。
[動作]
図9を参照して、本実施の形態に係る画像表示システムは以下のように動作する。
ペンソフトが起動すると、電子黒板装置は、使用する印刷装置が正常であるか否かを検出する(図10に示すステップS3120)。印刷装置が正常ではない場合、使用する印刷装置を、接続(登録)されている複数の印刷装置から、予め設定されている優先順位の高い順に順次切替える。この処理は、正常な印刷装置が使用する印刷装置として設定されるまで繰返される。
正常な印刷装置が使用する印刷装置として設定されると、その印刷装置を用いて印刷を行なうことが可能となる。
[本実施の形態の効果]
以上の説明から明らかなように、本実施の形態に係る画像表示システムを利用することにより、以下に述べる効果を奏する。
電子黒板装置は、印刷を実行する印刷装置の異常(例えばトナー切れ等)を検出すると、印刷を実行する印刷装置を他の印刷装置に自動で変更する。これにより、ユーザ自身が設定を変更することなく、正常な印刷装置を用いて印刷を実行できる。
(第4の実施の形態)
本実施の形態では、電子黒板装置は、印刷装置のトナー切れを検出すると、自機の設定(ペンソフトの設定)を2色プリントモード又はモノクロモードに応じた設定に変更する。すなわち、一部の色のトナーがトナー切れになったことにより、印刷装置が2色印刷又はモノクロ印刷のみ実行可能となったことを電子黒板装置が検出し、自機の設定(ペンソフトの設定)を、2色印刷又はモノクロ印刷の動作モードに自動的に設定する。
本実施の形態に係る画像表示システムを構成する電子黒板装置及び印刷装置は、上記第1の実施の形態における電子黒板装置200及び印刷装置300と同様のハードウェア構成を有する。そのため、電子黒板装置及び印刷装置のハードウェア構成についての説明は繰返さない。
[ソフトウェア構成]
図11を参照して、本実施の形態において、ペンソフトで作成された画像を印刷装置で印刷するために、電子黒板装置で実行されるコンピュータプログラムの制御構造について説明する。なお、図11のステップS1050〜ステップS1070は上記した第1の実施の形態と同様の構造であるので、ここでは繰返さない。
このプログラムは、ペンソフトの起動によって起動する。このプログラムは、使用する印刷装置の情報を取得するステップS4000を含む。ステップS4000では、印刷装置に問合せを行ない、印刷装置の状態に関する情報を取得する。本実施の形態では、印刷装置の設定情報を取得することにより、印刷装置が、2色プリントモード又はモノクロモードに設定されているか否かを検出する。さらに、印刷装置がトナー切れ(一部の色のトナーがトナー切れ)であるか否かを検出する。
このプログラムはさらに、ステップS4000の後に実行され、印刷装置において、一部の色のトナーがトナー切れであるか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS4010と、ステップS4010において、一部の色のトナーがトナー切れであると判定された場合に、印刷装置が2色プリントモードに設定されているか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS4020と、ステップS4020において、印刷装置が2色プリントモードに設定されていると判定された場合に、タッチペン500の色選択(選択可能な描画の色)を印刷可能な2色に制限し、画像データの取込みをモノクロ(グレースケール)に制限するステップS4030と、ステップS4020において、印刷装置が2色プリントモードに設定されていない(モノクロモードに設定されている)と判定された場合に、タッチペン500の色選択(選択可能な描画の色)を黒色に制限するとともに、画像データの取込みをモノクロ(グレースケール)に制限するステップS4040とを含む。
ステップS4030及びステップS4040において、所定の処理が実行されると、制御はステップS1050に進む。ステップS4010において、印刷装置がトナー切れでないと判定された場合も、制御はステップS1050に進む。
[動作]
図11を参照して、本実施の形態に係る画像表示システムは以下のように動作する。
ペンソフトが起動すると、電子黒板装置は、使用する印刷装置の情報を取得し(図11に示すステップS4000)、印刷装置において、一部の色のトナーがトナー切れであるか否かを検出する(ステップS4010)。印刷装置の一部の色のトナーがトナー切れの場合、印刷装置の印刷モードに応じて、ペンソフトの設定を2色印刷又はモノクロ印刷の動作モードに変更する。具体的には、トナー切れによって印刷装置の印刷モードが2色プリントモードに変更(自動又は手動で変更)されると、電子黒板装置は、タッチペン500の色選択(選択可能な描画の色)を2色プリントモードで印刷可能な2色に制限する(ステップS4030)。一方、トナー切れによって印刷装置の印刷モードがモノクロモードに変更(自動又は手動で変更)されると、電子黒板装置は、タッチペン500の色選択を黒色1色に制限する(ステップS4040)。画像データの画像を表示する場合は、グレースケールで表示されるように、画像データの取込みをグレースケールに制限する。
具体的には、例えば、黒トナーが残った状態でカラートナー3色のうち1色がトナー切れになっている場合、残量が多い方の色のトナーを選択して2色プリントモードにする。黒トナーがトナー切れになった場合、カラートナーのうち残量の多い方から2色を選択して2色プリントモードにする。一方、カラートナー3色の全てがトナー切れになっている場合は、モノクロモードに変更する。
印刷装置がトナー切れでない場合(ステップS4010においてNO)、ペンソフトの設定は変更されず、通常の状態でペンソフトが動作する。
[本実施の形態の効果]
以上の説明から明らかなように、本実施の形態に係る画像表示システムを利用することにより、以下に述べる効果を奏する。
印刷装置の一部の色のトナーがトナー切れとなることによって、印刷装置が2色印刷又はモノクロ印刷のみ実行可能となった場合に、画像を表示する色の設定及び画像の印刷設定が2色印刷又はモノクロ印刷に対応した設定に自動で変更される。ユーザ自身が電子黒板装置の設定を変更する必要がないため、設定変更が容易である。加えて、トナー切れの色で印刷されることによって、画像の一部がかすれたり、画像の一部が印刷されなかったりすることを防止できる。
接続される印刷装置の状態に応じて、画像データが示す画像の色設定を変更することにより、印刷時に、画像データが示す画像の一部がかすれたり、画像の一部が印刷されなかったりすることを効果的に防止できる。
(第5の実施の形態)
本実施の形態では、上記第1の実施の形態において、使用する印刷装置が正常であるか否かを検出し、使用する印刷装置が正常でない場合に、ペンソフトの印刷ボタンの表示をグレーアウトに変更する。すなわち、使用する印刷装置が正常でない場合は、ペンソフトの印刷ボタンの操作ができないように設定され、そのことを示すように、印刷ボタンが薄いグレーで表示される。なお、本実施の形態において、印刷装置が正常でない状態とは、印刷装置の電源がOFFの場合、印刷装置がトナー切れの状態の場合、及び紙詰まり等でエラーが発生している場合等の印刷装置が印刷を実行できない状態をいう。
本実施の形態に係る画像表示システムを構成する電子黒板装置及び印刷装置は、上記第1の実施の形態における電子黒板装置200及び印刷装置300と同様のハードウェア構成を有する。そのため、電子黒板装置及び印刷装置のハードウェア構成についての説明は繰返さない。
[ソフトウェア構成]
図12を参照して、本実施の形態に係る画像表示システム(電子黒板装置)において、ステップS5000、ステップS5010及びステップS5020における処理を除く各処理は、図7に示すコンピュータプログラムによって実行される各処理と同様である。
なお、本実施の形態では、図7のステップS1000に代えて、ステップS5000を含む。以下、異なる部分について説明する。
このプログラムは、ペンソフトの起動によって起動する。このプログラムは、使用する印刷装置の情報を取得するステップS5000を含む。ステップS5000では、印刷装置に問合せを行ない、印刷装置の状態に関する情報を取得する。本実施の形態では、印刷装置が、モードフルカラーモード、モノクロモード及び2色プリントモードのいずれのモードに設定されているかを検出することに加えて、印刷装置が正常であるか否かも検出する。
このプログラムはさらに、ステップS5000の後に実行され、使用する印刷装置が正常か否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS5010と、ステップS5010において、印刷装置が正常ではないと判定された場合に、ペンソフトの印刷ボタンの表示をグレーアウトに変更するステップS5020とを含む。
ステップS5010において、印刷装置が正常であると判定された場合は、制御はステップS1010に進む。ステップS5020において、所定の処理が実行されると、制御はステップS1050に進む。
[動作]
図12を参照して、本実施の形態に係る画像表示システムは以下のように動作する。なお、ペンソフトの印刷ボタンをグレーアウトに変更する動作を除いた動作は、上記第1の実施の形態と同様である。したがって、同様の動作についての詳細な説明は繰返さない。
ペンソフトが起動すると、電子黒板装置は、使用する印刷装置が正常であるか否かを検出する(図12に示すステップS5010)。印刷装置が正常ではない場合、ペンソフトの印刷ボタンの表示をグレーアウトに変更する(ステップS5020)。これにより、印刷ボタンが操作できなくなる。
[本実施の形態の効果]
以上の説明から明らかなように、本実施の形態に係る画像表示システムを利用することにより、以下に述べる効果を奏する。
電源OFF状態になっている等、印刷装置が印刷できない状態の場合には、電子黒板装置はそのことを検知して、印刷ボタンの表示をグレーアウトに変更する。これにより、印刷装置が使用できないことをユーザに知らせることができる。
(第6の実施の形態)
本実施の形態では、上記第5の実施の形態において、さらに印刷装置が用紙切れであるか否かを検出し、印刷装置が用紙切れである場合に、特定の記録用紙を使用できないようにペンソフトの設定を変更する。
本実施の形態に係る画像表示システムを構成する電子黒板装置及び印刷装置は、上記第1の実施の形態における電子黒板装置200及び印刷装置300と同様のハードウェア構成を有する。そのため、電子黒板装置及び印刷装置のハードウェア構成についての説明は繰返さない。
[ソフトウェア構成]
図13及び図14を参照して、本実施の形態に係る画像表示システム(電子黒板装置)において、ステップS6000〜ステップS6030における処理を除く各処理は、図12に示すコンピュータプログラムによって実行される各処理と同様である。なお、本実施の形態では、図12のステップS5000に代えて、ステップS6000を含む。以下、異なる部分について説明する。
このプログラムは、ペンソフトの起動によって起動する。このプログラムは、使用する印刷装置の情報を取得するステップS6000を含む。ステップS6000では、印刷装置に問合せを行ない、印刷装置の状態に関する情報を取得する。本実施の形態では、印刷装置が、モードフルカラーモード、モノクロモード及び2色プリントモードのいずれのモードに設定されているか、印刷装置が正常であるか否かを検出することに加えて、印刷装置の記録用紙が用紙切れであるか否かも検出する。
このプログラムはさらに、ステップS5010において、使用する印刷装置が正常であると判定された場合に、印刷装置に用紙切れの記録用紙があるか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS6010と、ステップS6010において、印刷装置に用紙切れの記録用紙があると判定された場合に、ペンソフトの用紙サイズの設定が用紙切れの記録用紙と同じサイズであるか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS6020と、ステップS6020において、ペンソフトの用紙サイズの設定が用紙切れの記録用紙と同じサイズである場合に、ペンソフトの用紙設定(用紙サイズの設定)を変更するステップS6030とを含む。
ステップS6010において、印刷装置に用紙切れの記録用紙がないと判定された場合、及び、ステップS6020において、ペンソフトの用紙サイズの設定が用紙切れの記録用紙と同じサイズではない場合、並びに、ステップS6030において、所定の処理が実行された場合、制御はステップS1010に進む。
ステップS6010において、印刷装置に用紙切れの記録用紙があると判定された場合は、ペンソフトにおいて、用紙切れの記録用紙(用紙サイズ)の使用(選択)が制限される。
[動作]
図13を参照して、本実施の形態に係る画像表示システムは以下のように動作する。なお、ペンソフトの用紙設定を変更する動作を除いた動作は、上記第5の実施の形態と同様である。したがって、同様の動作についての詳細な説明は繰返さない。
ペンソフトが起動すると、電子黒板装置は、使用する印刷装置が正常であるか否かを検出する(図13に示すステップS5010)。印刷装置が正常である場合、印刷装置に用紙切れの記録用紙があるか否かを検出する(ステップS6010)。用紙切れの記録用紙がある場合(ステップS6010においてYES)、ペンソフトの用紙サイズの設定が用紙切れの記録用紙と同じサイズであるか否かを判定する。同じサイズに設定されている場合は、用紙サイズの設定を変更する(ステップS6030)。
印刷装置に用紙切れの記録用紙がある場合、用紙切れの記録用紙と同じサイズの記録用紙を選択できないように、ペンソフトの設定が変更される。
[本実施の形態の効果]
以上の説明から明らかなように、本実施の形態に係る画像表示システムを利用することにより、以下に述べる効果を奏する。
使用する印刷装置に用紙切れの記録用紙がある場合には、電子黒板装置はそのことを検知して、ペンソフトの印刷用紙の設定を、用紙切れの記録用紙と同じサイズを選択できないように変更する。これにより、用紙切れの記録用紙が使用できないことをユーザに知らせることができる。
用紙切れの記録用紙がある場合に、用紙サイズの設定を変更することにより、設定変更の手間を省くことができる。
(第7の実施の形態)
本実施の形態に係る画像形成システムは、電子黒板装置に複数の印刷装置が接続されている。電子黒板装置は、複数の印刷装置のうちの1つを、使用する印刷装置として選択(設定)できる。印刷装置の選択は電子黒板装置の使用中においても可能である。電子黒板装置の使用中に印刷装置の選択が変更されると、電子黒板装置は、変更により選択された印刷装置の状態(本実施の形態ではプリントモード)を検出する。検出したプリントモードに応じて、電子黒板装置の表示画面に表示されている画像の色を変更する。例えば、電子黒板装置の表示画面に赤色以外の色の描画像が表示されている場合に、変更により選択された印刷装置のプリントモードが例えば2色プリントモードに設定されていると、電子黒板装置は、表示画面に表示されている描画像の色を、当該2色プリントモードに対応した色に変更する。例えば、表示画面に表示されている画像の色を黒以外の色(例えば赤色)に変更する。
本実施の形態に係る画像表示システムを構成する電子黒板装置及び印刷装置は、上記第1の実施の形態における電子黒板装置200及び印刷装置300と同様のハードウェア構成を有する。そのため、電子黒板装置及び印刷装置のハードウェア構成についての説明は繰返さない。
[ソフトウェア構成]
図15及び図16を参照して、本実施の形態に係る画像表示システム(電子黒板装置)において、ステップS7000〜ステップS7070における処理を除く各処理は、図7に示すコンピュータプログラムによって実行される各処理と同様である。以下、異なる部分について説明する。
このプログラムは、ペンソフトの起動によって起動する。このプログラムは、使用する印刷装置の選択が変更されたか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS7000を含む。ステップS7000において、使用する印刷装置の選択が変更されていないと判定された場合は、制御はステップS1070に進む。
このプログラムはさらに、ステップS7000において、使用する印刷装置の選択が変更されたと判定された場合に、使用する印刷装置の情報を取得するステップS7010と、ステップS7010の後に実行され、印刷装置が2色プリントモードに設定されているか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS7020と、ステップS7020において、印刷装置が2色プリントモードに設定されていると判定された場合に、表示画面にすでに表示されている画像及びペンで書込済みの画像等の表示画像の色情報を当該2色プリントモードに対応した色(例えば赤色(黒以外の色))に変更するステップS7030と、ステップS7020において、印刷装置が2色プリントモードに設定されていないと判定された場合に、印刷装置がモノクロモードに設定されているか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS7040と、ステップS7040において、印刷装置がモノクロモードに設定されていると判定された場合に、表示画面にすでに表示されている画像及びペンで書込済みの画像等の表示画像の色情報を黒色に変更するステップS7050とを含む。
このプログラムはさらに、ステップS7030及びステップS7050の後に実行され、新たに設定された色で表示画面上に画像を再表示するステップS7060と、ステップS7060の後、及び、ステップS7040において、印刷装置がモノクロモードに設定されていないと判定された場合に実行され、表示画面に表示されている画像の印刷指示に基づいて、その画像の画像データを印刷装置に送信し、制御をステップS1000に戻すステップS7070とを含む。
[動作]
図15及び図16を参照して、本実施の形態に係る画像表示システムは以下のように動作する。印刷装置の選択を変更した後の動作を除く動作は、上記第1の実施の形態と同様である。したがって、同様の動作についての詳細な説明は繰返さない。
印刷の指示がされた(図15に示すステップS1060においてYES)後に、ユーザによる印刷装置の変更の操作を受付けると、電子黒板装置は、変更先の印刷装置の情報を取得する(図16に示すステップS7010)。電子黒板装置は、印刷装置が設定されているプリントモードに応じて、すでに表示されている画像及びペン書き画像の色情報をプリントモードに対応した色情報に変更して画像を再表示する(ステップS7060)。そして、再表示された画像の画像データを印刷装置に送信する(ステップS7070)。印刷装置は、電子黒板装置から送信された画像データを受信すると、受信した画像データに基づいて印刷処理を実行する。
[本実施の形態の効果]
以上の説明から明らかなように、本実施の形態に係る画像表示システムを利用することにより、以下に述べる効果を奏する。
電子黒板装置の使用後に印刷装置を変更した場合、変更により選択した印刷装置のプリントモードに応じて電子黒板装置の設定を変更し、表示画面に表示されている画像の表示色を変更する。これにより、変更により選択された印刷装置のプリントモードを電子黒板装置の表示に適切に反映できる。
(第8の実施の形態)
本実施の形態では、電子黒板装置は、印刷装置の状態に関する情報として、印刷装置に収容されている用紙の用紙サイズに関する情報を取得する。取得した情報に基づいて、例えば、印刷装置がA0サイズの用紙に対応したプリンタであることを検出すると、表示画面に表示する画像をA0サイズの大きさで原寸表示する。より具体的には、例えば、CAD(Computer Aided Design)データ等の画像データをアプリケーションソフトから取得した場合に、CADデータが示すCAD図面の大きさがA0サイズであるとする。そうした場合に、印刷装置がA0サイズの用紙に対応したプリンタであると、電子黒板装置はCAD図面をA0サイズで原寸表示する。
本実施の形態に係る画像表示システムを構成する電子黒板装置及び印刷装置は、上記第1の実施の形態における電子黒板装置200及び印刷装置300と同様のハードウェア構成を有する。そのため、電子黒板装置及び印刷装置のハードウェア構成についての説明は繰返さない。
[ソフトウェア構成]
図17を参照して、本実施の形態に係る電子黒板装置で実行されるコンピュータプログラムの制御構造について説明する。このプログラムは、ペンソフト等のアプリケーションソフトの起動によって起動する。
このプログラムは、画像データ(例えばCADデータ等)が示す用紙サイズをアプリケーションソフト(例えばCADアプリケーション)から取得するステップS8000と、ステップS8000の後に実行され、使用する印刷装置の用紙サイズの情報を取得するステップS8010と、ステップS8010の後に実行され、画像データが示す用紙サイズと印刷装置の用紙サイズとが一致するか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS8020とを含む。
このプログラムはさらに、ステップS8020において、画像データが示す用紙サイズと印刷装置の用紙サイズとが一致すると判定された場合に、表示画面での表示倍率を当該用紙サイズに原寸表示し、「原寸印刷可能」を示すメッセージを表示画面に表示するステップS8030と、ステップS8020において、画像データが示す用紙サイズと印刷装置の用紙サイズとが一致しないと判定された場合に、アプリケーションに設定されたデフォルト倍率で表示画面に画像を表示し、「原寸印刷可能」を示すメッセージを表示画面に表示するステップS8040と、ステップS8030及びステップS8040の後に実行され、終了操作がされたか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS8050とを含む。ステップS8050において、終了操作がされていないと判定された場合は、制御はステップS8000に戻り、終了操作がされたと判定された場合は、このプログラムは終了する。
[動作]
図15及び図16を参照して、本実施の形態に係る画像表示システムは以下のように動作する。
電子黒板装置は、CADデータ等の画像データをアプリケーションソフトから取得して、画像データに対して設定されている用紙サイズのデータを取得する(図17に示すステップS8000)。電子黒板装置は、画像データを表示画面に表示する前に、印刷装置から、当該印刷用紙に収容されている用紙の用紙サイズに関する情報を取得する。収容されている用紙が1種類であれば、当該用紙サイズと画像データの用紙サイズが一致するか否かを判定する(ステップS8020)。一方、収容されている用紙サイズが複数あれば、その中で一致する用紙のサイズがあるか否かを判定する(ステップS8020)。
印刷装置に収容されている用紙の用紙サイズと画像データの用紙サイズとが一致すれば(ステップS8020においてYES)、一致する用紙のサイズで画像データが示す画像を原寸表示する。このとき、電子黒板装置は、表示されている画像が原寸表示であり、かつ、原寸で印刷可能であることを示すメッセージを表示画面に表示する。
印刷装置に収容されている用紙の用紙サイズと画像データの用紙サイズとが一致しない場合(ステップS8020においてNO)、すなわち、印刷装置に画像データの用紙サイズと一致する用紙サイズの用紙が収容されていない場合は、アプリケーションソフトにデフォルト設定されている表示倍率(例えば全画面表示の倍率)で画像データが示す画像を表示画面に表示する。このとき、電子黒板装置は、原寸で印刷不可であることを示すメッセージを表示画面に表示する。
これにより、印刷装置で印刷可能な用紙の用紙サイズを、表示する画像の表示倍率に反映できる。例えば、画像を原寸表示することができる。画像を原寸表示することにより、表示されたとおりのサイズで印刷物を得ることもできる。ユーザは表示画面で見た通りに画像を印刷できるか否かが容易に判別できる。
(第9の実施の形態)
本実施の形態では、印刷装置において、背景及び地紋等の画像合成及び集約印刷(N−Up合成)等の処理を行なう設定がされている場合、電子黒板装置は印刷装置のそうした設定情報を取得し、取得した情報に基づいて表示画面に表示する画像の表示形態を変更する。
本実施の形態に係る画像表示システムを構成する電子黒板装置及び印刷装置は、上記第1の実施の形態における電子黒板装置200及び印刷装置300と同様のハードウェア構成を有する。そのため、電子黒板装置及び印刷装置のハードウェア構成についての説明は繰返さない。
[ソフトウェア構成]
図18を参照して、本実施の形態に係る電子黒板装置で実行されるコンピュータプログラムの制御構造について説明する。このプログラムは、ペンソフト等のアプリケーションソフトの起動によって起動する。
このプログラムは、使用する印刷装置の情報を取得するステップS9000を含む。ステップS9000では、印刷装置に設定されている、例えば、背景及び地紋等の画像合成、集約印刷等の処理が設定されているか否かの設定情報を取得する。
このプログラムはさらに、ステップS9000の後に実行され、画像合成の設定がされているか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS9010と、ステップS9010において、画像合成の設定がされていると判定された場合に、印刷装置に格納されている合成用画像を取得するステップS9020と、ステップS9020の後に実行され、表示画面に表示する画像を合成用画像と合成し、当該合成した画像を表示画面に表示するステップS9030と、ステップS9010において、画像合成の設定がされていないと判定された場合に、N−Up印刷の設定がされているか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS9040とを含む。
このプログラムはさらに、ステップS9040において、N−Up印刷の設定がされていると判定された場合に、画像データが示す画像において、N枚のページを表示画面上に表示するステップS9050と、ステップS9040において、N−Up印刷の設定がされていないと判定された場合に、画像データが示す画像を表示画面上に表示するステップS9060と、ステップS9030、ステップS9050及びステップS9060の後に実行され、終了操作がされたか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS9070とを含む。ステップS9070において、終了操作がされていないと判定された場合は、制御はステップS9000に戻り、終了操作がされたと判定された場合は、このプログラムは終了する。
[動作]
図15及び図16を参照して、本実施の形態に係る画像表示システムは以下のように動作する。
電子黒板装置は、使用する印刷装置に対して、画像合成、N−Up印刷等の設定情報を取得し(図18に示すステップS9000)、取得した情報に基づいて、印刷装置が画像合成及びN−Up印刷等の処理を行なう設定になっているか否かを判定する(ステップS9010及びステップS9040)。印刷装置において、画像合成、N−Up印刷等の設定がされていると、電子黒板装置は、当該設定に応じて、画像データの表示画面上での表示形態を変更して、画像合成状態又はN−Up状態で表示する(ステップS9030及びステップS9050)。
これにより、印刷装置の状態を反映した画像の表示を行なうことができるので、例えば、印刷イメージと一致した画像の表示を行なうことができる。ユーザは表示画面で見た通りに画像の印刷物を得ることができる。
[変形例]
上記実施の形態では、印刷装置の状態に応じて、電子黒板装置のペンソフトの設定を変更する例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。電子黒板装置の他のアプリケーションソフトにおいても、印刷装置の状態に応じて設定を変更するようにすることもできる。
上記実施の形態では、フルカラー印刷が可能な印刷装置を用いた例を示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。電子黒板装置と接続される印刷装置は、例えばモノクロ印刷機であってもよい。なお、印刷装置は、電子写真方式の印刷装置であってもよいし、電子写真方式以外の他の形式の印刷機能を備えた印刷装置であってもよい。
上記実施の形態では、電子黒板装置について説明したが、これに限定されず、本発明は、タブレット型の端末装置等、タッチによって描画及び画面操作を行なうことができる表示装置全般に適用できる。これら以外にも、例えば、パーソナルコンピュータにも本発明を適用できる。この場合、例えば、ワープロソフトで選択可能なフォント色の設定を印刷装置の状態に応じて変更する、若しくは、図形ソフトで選択可能なオブジェクト色の設定を印刷装置の状態に応じて変更する構成とすることができる。
上記実施の形態では、電子黒板装置と印刷装置とをネットワークを介して接続した例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。電子黒板装置と印刷装置とはネットワークを介さずに接続されていてもよい。また、印刷装置は、電子黒板装置に内蔵される構成、又は、電子黒板装置に取付けられる構成であってもよい。
上記実施の形態において、電子黒板装置に表示する画像データは、ネットワークを介して受信するように構成されていてもよい。また、ネットワークを介さずに受信するように構成されていてもよい。例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリ等の外部メモリから画像データを直接受信するように構成されていてもよい。
また上記実施の形態において、「タッチ」とは、ペン又はユーザがタッチパネル等の入力装置の入力面に接触することは必ずしも意味しない。ペン又はユーザが何らかの形で入力面の位置を指定することを意味する。すなわち、入力検出装置が接触型であれば、ペン又はユーザが入力面に接触した位置を検知するが、入力検出装置が非接触型の場合には、ペン又はユーザの指等が、入力位置を検出可能な距離まで検出装置に近接した状態となった場合も、ユーザが入力装置に「タッチ」した、と呼ぶ。レーザ等によりポイントする装置を用いる場合には、表示面上の所定位置にレーザを照射したことを「タッチ」と呼ぶ。
上記第1の実施の形態では、印刷装置がフルカラーモード、モノクロモード及び2色プリントモードのいずれの印刷モードに設定されているかを電子黒板装置が検知する例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。電子黒板装置は、例えば、印刷装置が2色プリントモードに設定されているか否かを検知するように構成されていてもよい。
上記第3の実施の形態では、複数の印刷装置に予め優先順位を設定し、使用する印刷装置が正常な状態でない場合に、優先順位が高い順に使用する印刷装置を切替える例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。例えば、電子黒板装置が複数の印刷装置の中からランダムに印刷装置を抽出し、抽出した印刷装置を使用する印刷装置として設定するように構成してもよい。
上記第7の実施の形態では、印刷装置の変更に伴い、変更によって選択された印刷装置のプリントモードに応じて、電子黒板装置の表示画面に表示する画像の表示色を変更した例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。例えば、変更によって選択された印刷装置のプリントモード以外の状態を検出し、検出結果に応じて、電子黒板装置の設定及び表示等を変更するようにしてもよい。具体的には、例えば、変更によって選択された印刷装置に画像合成、N−Up印刷等の設定がされている場合に、画像の表示形態を変更して、画像合成状態又はN−Up状態で表示するようにしてもよい。
なお、上記で開示された技術を適宜組合せて得られる実施形態についても、本発明の技術的範囲に含まれる。
今回開示された実施の形態は単に例示であって、本発明が上記した実施の形態のみに限定されるわけではない。本発明の範囲は、発明の詳細な説明の記載を参酌した上で、特許請求の範囲の各請求項によって示され、そこに記載された文言と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含む。