JP5954036B2 - 燃料電池の電気化学的特性評価装置 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池の電気化学的特性評価装置に関する。詳細には、評価対象となるセルの両面側にかかる圧力を均等に維持することで、最適な燃料電池の電気化学的特性評価環境を提供し、正確で信頼性の高い評価データを得ることができる燃料電池の電気化学的特性評価装置に関する。
近年、地球環境問題への関心の高まりから、各種の燃料電池が検討されている。例えば効率の高い固体酸化物型燃料電池の場合、水素や一酸化炭素等が多く含まれるガスを燃料ガスとし、空気(酸素)を酸化ガスとして、電気化学的反応によって高温で発電を行う。
燃料電池の電気化学的特性評価においては、セル周囲の温度を高温に維持する必要があるが、高温型燃料電池の評価のための適切な評価装置が提供されていない。その理由を簡単に説明する。
第1に、電気化学的特性評価装置は、熱膨張率の異なる複数の各種部材で組み立てられており、評価対象となるセルの熱膨張率も前記各種部材と異なる。従って、高温の評価温度において、電気化学的特性評価を行うための電気化学測定部材(例えば、集電部材)をセルの両面側に均等かつ一定の圧力で押し付けることが困難であるからである。第2に、セルの両面側に収容される燃料ガスと酸化ガスとを確実に分離する高いシール性能を維持することが困難であるからである。
ここで、特許文献1(特開2009−129913号公報)に係る電気化学的特性評価装置は、電気炉の内部に収容された燃料電池に所定の圧力を付与する加圧手段を有しており、セルを片面側から押し付ける。
特開2009−129913号公報
しかしながら、前述した特許文献1では、電気化学的特性評価装置を構成する各種部材の熱膨張率が異なる。従って、セルを設置した後、高温の測定温度まで昇温させると、各種部材の熱膨張量に差が生じてセルの位置が変化し、押付力が初期設定値から変わってしまう。そこで、加圧手段を用いて押付力を調整するが、セルを片面側から加圧する方法を取っているため、セルの押付力は設定値に調整できるものの、セルの位置は初期の取付位置からずれてしまう。
以上より、セルには望ましくない荷重がかかり、セルの破損やセルの両面側を隔てるシール材によるシール不良などが生じるおそれがあり、正確でかつ信頼性の高い評価データを得ることが難しいという問題があった。
そこで、本発明は、セルに対して望ましくない荷重がかかることがなく、正確で信頼性が高い評価データを得ることができる燃料電池の電気化学的特性評価装置を提供することを目的としている。
本発明に係る燃料電池の電気化学的特性評価装置においては、評価対象となるセルを内部に収納するハウジングを設け、該ハウジングに、前記セルを表側および裏側の両面側から押し付ける押付手段を設け、該押付手段によるセルの両面側からの押付力を均等に調整する押付力均等化手段を設けている。前記押付手段は、前記セルの表側および裏側に配置されている。また、前記押付力均等化手段は、前記押付手段をセルの両面側から押し付ける流体を有すると共に、前記セルの表側を押し付ける流体の加圧源と前記セルの裏側を押し付ける流体の加圧源とが同一である。

本発明に係る燃料電池の電気化学的特性評価装置によれば、押付力均等化手段を設けたため、セルを押し付ける押付力がセルの表側と裏側とで均等(同等)になる。従って、セルに対して望ましくない荷重がかかることが抑制されるため、セルの破損等が減少し、正確で信頼性が高い評価データを得ることができる。
本発明による燃料電池の電気化学的特性評価装置の全体概要を示す概略断面図である。 本発明の第1実施形態による燃料電池の電気化学的特性評価装置の全体概要を示す概略断面図である。 本発明の第2実施形態による燃料電池の電気化学的特性評価装置の全体概要を示す概略断面図である。 本発明の第3実施形態による燃料電池の電気化学的特性評価装置の全体概要を示す概略断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
[本発明の全体概要]
まず、本発明による燃料電池の電気化学的特性評価装置1の全体概要について説明する。
図1に示すように、本発明による電気化学的特性評価装置1は、評価対象となるセル3を内部に収納するハウジング5と、前記セル3を表側および裏側の両面側から押し付ける一対の押付手段7と、該押付手段7によるセル3の表側の押付力と裏側の押付力とを均等に調整する押付力均等化手段9と、を備えている。前記電気化学的特性評価装置1は、図示しない加熱装置内に収容され、セル3の評価温度まで昇温される。
前記ハウジング5は、上側に配置された上側ハウジング11と、下側に配置された下側ハウジング13とから構成される。前記ハウジング5の内部空間は、セル3および後述する図外の保持部材によって、表側空間部15と裏側空間部17とに隙間なく分け隔たられている。前記表側空間部15は、前記上側ハウジング11、セル3および後述する図外の保持部材によって画成されている。前記裏側空間部17は、前記下側ハウジング13、セル3および後述する図外の保持部材によって画成されている。
前記セル3の表面側には、表側集電部材19が配設され、セル3の裏面側には、裏側集電部材21が配設されている。これらの表側集電部材19および裏側集電部材21は、セル3で発電した電力を集電する。また、表側集電部材19および裏側集電部材21には、図外の配線が接続されており、該配線を通して発電による電流を取り出し、ハウジング5の外部の電気化学測定機器で測定を行う。
前記押付手段7は、表側ガス通過部材23と裏側ガス通過部材25とを備えている。このように、前記押付手段7は、セル3の表側および裏側に配置されている。
前記押付力均等化手段9は、加圧源31と、該加圧源31から配索されて途中部分で2つに分岐する第1流体配管33および第2流体配管35と、を備える。加圧源31からは、例えば窒素ガス等の流体Fが送られ、第1流体配管33および第2流体配管35の内部を流通し、表側ガス通過部材23と裏側ガス通過部材25とを均等な荷重で押し付ける。この荷重は、表側集電部材19と裏側集電部材21とを介してセル3の両面に伝わり、これらの両面を均等な荷重で押し付ける。ここで、前記セル3の表側を押し付ける流体Fの加圧源31と前記セル3の裏側を押し付ける流体Fの加圧源31とが同一であり、共通している。
なお、セル3の表面側(図1の上部)が空気極に設定され、裏面側(図1の下部)が燃料極に設定されている。従って、表側ガス通過部材23には、空気(酸化ガス)G1が流通し、裏側ガス通過部材25には、水素や一酸化炭素などの燃料ガスG2が流通する。また、表側集電部材19および裏側集電部材21は、ガスが通過可能な部材から形成されている。このため、空気G1は、表側ガス通過部材23から表側集電部材19を介してセル3の表面に到達する一方、燃料ガスG2は、裏側ガス通過部材25から裏側集電部材21を介してセル3の裏面に到達する。これによって、セル3の発電部において電気化学的反応による発電が行われる。
以下に、効果を説明する。
(1)評価対象となるセル3を内部に収納するハウジング5と、前記セル3を表側および裏側の両面側から押し付ける押付手段7と、該押付手段7によるセル3の表側の押付力と裏側の押付力とを均等に調整する押付力均等化手段9と、を備えている。
このように、押付力均等化手段9を設けたため、セル3を押し付ける押付力がセル3の表側と裏側とで均等(同等)になる。従って、セル3に対して望ましくない荷重がかかることがなくなるため、セル3の破損等が減少し、セル3の両側の電極面に集電部材19,21を均等に押し付けることができるので、正確で信頼性が高い評価データを得ることができる。
[第1実施形態]
次に、本発明の第1実施形態による燃料電池の電気化学的特性評価装置101について説明するが、前述した本発明の全体概要と同一構造の部位には同一符号を付けて説明を省略する。
図2に示すように、第1実施形態による電気化学的特性評価装置101は、評価対象となるセル3を内部に収納するハウジング105と、前記セル3を表側および裏側の両面側から押し付ける押付手段7と、該押付手段7によるセル3の表側の押付力と裏側の押付力とを均等に調整する押付力均等化手段9と、を備えている。
前記ハウジング105は、上側に配置された上側ハウジング111と、下側に配置された下側ハウジング113とから構成される。上側ハウジング111と下側ハウジング113との間には、シール材125が挟持されている。このシール材125および後述するシール材124,127は、カーボンやマイカなどの鉱物系の素材から形成されている。前記ハウジング105の内部空間は、セル3および保持部材107によって、表側空間部15と裏側空間部17とに隙間なく分け隔たられている。具体的には、下側ハウジング113の内周側の上面には、段差部121が形成され、該段差部121の上には、環状で薄い保持部材107が載置されている。この保持部材107は、前記段差部121とシール材125とで挟持されており、保持部材107の内周側の上にセル3が取り付けられている。このように、セル3は、上側ハウジング111および下側ハウジング113には接触しない。
前記表側空間部15は、前記上側ハウジング111、セル3、保持部材107および上側薄板55(板状部材)によって画成されている。前記裏側空間部17は、前記下側ハウジング113、セル3、保持部材107および下側薄板57(板状部材)によって画成されている。
前記ハウジング105の内周側には、開口部60が形成され、該開口部60内に押付手段7が上下方向に移動可能に設けられている。前記押付手段7は、セル3の上側に配設された表側ガス通過部材41(ガス通過部材)および表側押付部材43と、セル3の下側に配設された裏側ガス通過部材45(ガス通過部材)および裏側押付部材47とを備える。表側ガス通過部材41は、空気G1が通過可能な多孔質体からなり、裏側ガス通過部材45は、燃料ガスG2が通過可能な多孔質体からなる。また、表側押付部材43および裏側押付部材47は、絶縁性を有する。また、表側ガス通過部材41の側方には、ガス通路115,117が対向配置されており、裏側ガス通過部材45の側方には、ガス通路119,123が対向配置されている。従って、空気G1は、上側ハウジング111に形成されたガス通路115から表側ガス通過部材41を介してガス通路117に至るように流通する。燃料ガスG2は、下側ハウジング113に形成されたガス通路119から裏側ガス通過部材45を介してガス通路123に至るように流通する。
前記押付力均等化手段9は、加圧源31と、該加圧源31から配索されて途中部分で2つに分岐する第1流体配管33および第2流体配管35と、第1流体配管33に接続された上側圧力室51および第2流体配管35に接続された下側圧力室53と、上側薄板55(板状部材)および下側薄板57(板状部材)と、を備える。
前記上側薄板55と上側ハウジング111の上面との間には、シール材124が挟持されており、下側薄板57と下側ハウジング113の下面との間には、シール材127が挟持されている。
前記上側圧力室51と下側圧力室53には、図外の押圧部が設けられている。この押圧部は、圧力室51,53の内部に送られてきた流体Fによって膨張し、上側薄板55(板状部材)および下側薄板57(板状部材)を上下から押し付ける。これらの上側薄板55および下側薄板57に伝わった押付力は、押付手段7、表側集電部材19、空気極20および裏側集電部材21を介して、セル3の両面を均等な荷重で押し付ける。ここで、上側薄板55および下側薄板57は、流体の押し付けによって弾性変形が可能に形成されている。
具体的には、セル3の表側においては、上側圧力室51に設けられた押圧部が膨張し、上側薄板55を下方に押し付ける。この押付力は、表側押付部材43と表側ガス通過部材41とからなる上側の押付手段7を介して、表側集電部材19および空気極20を下方に押し付ける。そして、空気極20は、セル3を表面側から押し付ける。
一方、セル3の裏側においては、下側圧力室53に設けられた押圧部が膨張し、下側薄板57を上方に押し付ける。この押付力は、裏側押付部材47と裏側ガス通過部材45とからなる下側の押付手段7を介して、裏側集電部材21を上方に押し付ける。そして、裏側集電部材21は、セル3を裏面側から押し付ける。ここで、セル3を表面側から押し付ける押付力と裏面側から押し付ける押付力は均等(同等)となる。
なお、セル3に当接する表側集電部材19および裏側集電部材21は、電気的にハウジング105や加圧源31と絶縁していることが必要である。従って、表側においては、表側ガス通過部材41、表側押付部材43、上側薄板55の少なくとも一つを絶縁体にすることが必要である。裏側においては、裏側ガス通過部材45、裏側押付部材47、下側薄板57の少なくとも一つを絶縁体にすることが必要である。
以下に、本実施形態による効果について説明する。
(1)押付手段7は、前記セル3の表側および裏側に配置されており、前記押付力均等化手段9は、前記押付手段7をセル3の両面側から押し付ける流体Fを有すると共に、前記セル3の表側を押し付ける流体Fの加圧源31と前記セル3の裏側を押し付ける流体Fの加圧源31とが同一に設定されている。
押付力均等化手段9においては、セル3の表側を押し付ける流体Fの加圧源31とセル3の裏側を押し付ける流体Fの加圧源31とが同一である。従って、簡単な構造で押付力均等化手段9を構成することができる。
(2)前記ハウジング105に固定された保持部材107に前記セル3が取り付けられ、これらのセル3と保持部材107とによって、前記ハウジング105の内部空間は、前記セル3の表側の表側空間部15と前記セル3の裏側の裏側空間部17とに隙間なく分け隔てられている。
このように、セル3と保持部材107とよって、ハウジング105の内部に形成された表側空間部15と裏側空間部17とを確実に分離してシールすることができる。また、セル3には表裏の両面側からの押付力しか掛からない構造のため、セル3の破損を防止すると共に、正確で信頼性が高い評価データを得ることができる。
(3)前記押付力均等化手段9は、前記セル3を両面側から押し付ける流体Fと前記押付手段7との間に介在すると共に前記流体Fの押し付けによって弾性変形が可能な上側薄板55(板状部材)および下側薄板57(板状部材)を有する。
このように、押付力均等化手段9が板状部材を有するため、流体Fと空気G1および燃料ガスG2とが混合することなく、かつ、セル3の両面側に均等な押付圧をかけることが簡単な構造で出来る。特に、表側ガス通過部材41、表側押付部材43、裏側ガス通過部材45、裏側押付部材47、表側集電部材19および裏側集電部材21の表面に凹凸や傾きがあったり高温による膨張・収縮があったりしても、上側薄板55および下側薄板57の作用によりセル3の両面を均等に押し付けることができる。従って、セル3には押付力以外の荷重はかからないため、セル3の破損を抑制することができる。
(4)前記押付手段7は、前記セル3の表側および裏側に配置されると共に燃料ガスG2と空気G1(酸化ガス)が通過可能な多孔質体からなる表側ガス通過部材41および裏側ガス通過部材45(ガス通過部材)を有し、該表側ガス通過部材41および裏側ガス通過部材45の側方には、前記ハウジング105に設けられて前記燃料ガスG2および空気G1が流通するガス通路115,117,119,123が対向して配置されている。
このように、押付手段7はガス通過部材41,45を有し、ガス通過部材41,45の側方にはガス通路115,117,119,123が対向配置されている。従って、セル3の電極部に空気G1および燃料ガスG2を離れた位置から供給することが可能なため、ガスの出入り口のレイアウトの自由度が増し、電極部の小さなセル3の評価装置であっても装置の構造自由度を大きく設定することができる。
[第2実施形態]
次いで、本発明の第2実施形態による燃料電池の電気化学的特性評価装置201について説明するが、前述した本発明の全体概要および第1実施形態と同一構造の部位には同一符号を付けて説明を省略する。
図3に示すように、第2実施形態による電気化学的特性評価装置201は、大まかには、第1実施形態による電気化学的特性評価装置101と同じ構成である。ただし、表側押付部材43および裏側押付部材47は設けておらず、表側支持板255と裏側支持板257が配設されている。
前記表側支持板255は、シール材124の表側に取り付けられた保持部255aと、表側ガス通過部材41の表側に取り付けられた支持部255cと、これらの保持部255aおよび支持部255cを連結する蛇腹部255bとから一体形成されている。
一方、前記裏側支持板257は、シール材127の裏側に取り付けられた保持部257aと、裏側ガス通過部材45の裏側に取り付けられた支持部257cと、これらの保持部257aおよび支持部257cを連結する蛇腹部257bとから一体形成されている。
前記蛇腹部255b、257bは、上下方向に変形可能であるため、支持部255c、257cが上下に移動したときは蛇腹部255b、257bも追従して変形する。従って、表側空間部15および裏側空間部17の密閉性も維持される。
なお、本実施形態によっても、セル3に対して望ましくない荷重がかかることがなくなり、セル3の破損等が減少し、セル3の両側の電極面に集電部材19,21を均等に押し付けることができるので、正確で信頼性が高い評価データを得ることができる。
また、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
[第3実施形態]
次いで、本発明の第3実施形態による燃料電池の電気化学的特性評価装置301について説明するが、前述した本発明の全体概要および第1および第2実施形態と同一構造の部位には同一符号を付けて説明を省略する。
図4に示すように、第3実施形態による電気化学的特性評価装置301は、大まかには、第1実施形態による電気化学的特性評価装置101と同じ構成である。ただし、多孔質体からなる表側ガス通過部材41と裏側ガス通過部材45に代えて、強度が高くてガスが流通可能な表側ガス通過部材341と裏側ガス通過部材345を適用しても良い。即ち、表側ガス通過部材341と裏側ガス通過部材345は、空気G1や燃料ガスG2が通過可能であれば良く、多孔質体に限定されない。
なお、本実施形態によっても、セル3に対して望ましくない荷重がかかることがなくなり、セル3の破損等が減少し、セル3の両側の電極面に集電部材19,21を均等に押し付けることができるので、正確で信頼性が高い評価データを得ることができる。
また、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
1,101,201,301 電気化学的特性評価装置
3 セル
5,105 ハウジング
7 押付手段
9 押付力均等化手段
15 表側空間部
17 裏側空間部
23,41,341 表側ガス通過部材(ガス通過部材)
25,45,345 裏側ガス通過部材(ガス通過部材)
31 加圧源
55 上側薄板(板状部材)
57 下側薄板(板状部材)
107 保持部材
115,117,119,123 ガス通路

Claims (4)

  1. 評価対象となるセルを内部に収納するハウジングと、前記セルを表側および裏側の両面側から押し付ける押付手段と、該押付手段によるセルの表側の押付力と裏側の押付力とを均等に調整する押付力均等化手段と、を備え
    前記押付手段は、前記セルの表側および裏側に配置されており、
    前記押付力均等化手段は、前記押付手段をセルの両面側から押し付ける流体を有すると共に、前記セルの表側を押し付ける流体の加圧源と前記セルの裏側を押し付ける流体の加圧源とが同一であることを特徴とする燃料電池の電気化学的特性評価装置。
  2. 前記ハウジングに固定された保持部材に前記セルが取り付けられ、
    これらのセルと保持部材とによって、前記ハウジングの内部空間は、前記セルの表側の表側空間部と前記セルの裏側の裏側空間部とに隙間なく分け隔てられていることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池の電気化学的特性評価装置。
  3. 前記押付力均等化手段は、前記セルを両面側から押し付ける流体と前記押付手段との間に介在すると共に前記流体の押し付けによって弾性変形する板状部材を有することを特徴とする請求項1または2に記載の燃料電池の電気化学的特性評価装置。
  4. 前記押付手段は、前記セルの表側および裏側に配置されると共に燃料ガスと酸化ガスが通過可能な多孔質体からなるガス通過部材を有し、
    該ガス通過部材の側方には、前記ハウジングに設けられて前記燃料ガスおよび酸化ガスが流通するガス通路が対向して配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の燃料電池の電気化学的特性評価装置。
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