JP5953823B2 - ガラス板、及びガラス戸 - Google Patents
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しかし、こうした従来のモアレ防止対策では、モアレを最小化するバイアス角は両方の網目パターンの持つ諸パラメータ、例えば、周期的網目パターン32P繰返周期と周期パターン物の繰返周期との繰返周期比、両網目パターンの線幅比等にも依存する。この為、窓などの不特定多数の建築物に用いられることを想定した場合、レース編みカーテンなどのような使用者の好みに由来する周期パターン物のそれぞれに、モアレを目立たなくするように対応した多品種のガラス板を商品として取り揃えると、生産性の低下、製品ロスの増大、流通や在庫管理の煩雑化などによって、製品コストが高騰してしまい、事実上不可能であった。
一方、後者の公報で開示されたメッシュパターンは、前者より周期性が高いランダムパターンであり、開口部の大きさのバラツキに起因する濃淡ムラは解消するが、モアレが残留するという問題が判明した。
(1)透明ガラス基板と、この透明ガラス基板に積層された網状導電体層とを、有するガラス板であって、
前記網状導電体層を前記透明ガラス基板の板面の法線方向からみたときの平面視形状が、多数の開口部を画成する網目パターンを呈し、
この網目パターンが、二つの分岐点の間を延びて前記開口部を画成する多数の境界線分から形成され、
(a)一つの分岐点から延びる境界線分の数の平均値Nが、3.0≦N<4.0である。
(b)前記開口部の形状が、四角形、五角形、六角形、七角形、八角形及び九角形を含んでなり、前記網目パターン中に含まれる開口部の数は六角形の開口部が最多である。
(c)前記網目パターンを構成する多角形は同一辺数の多角形の形状は一定でない。
(d)前記開口部の大きさDの分布が、前記開口部の大きさDの平均値をD AVG 、前記開口部の大きさDの標準偏差をσとすると、前記開口部の大きさDの分布を
D AVG −3σ≦D≦D AVG +3σ
としたときに
3σ=0.1D AVG 〜0.5D AVG
である。
の四条件を満たす、ガラス板。
(2)前記網目パターンは、更に、
一つの分岐点から延びる境界線分の数の平均値Nが、3.0<N<4.0である。
(1)のガラス板。
(3)前記網目パターンは、更に、
(e)前記開口部の配置に周期性を有する方向が存在しない領域を含んでなるパターンである。
の条件を満たす、前記(1)または(2)のいずれかのガラス板。
(4)前記(1)、(2)または(3)のいずれかのガラス板と、このガラス板の外周部を固定する框とを備える、ガラス戸。
先ず、本発明によるガラス板及びガラス戸を、図1に示す一実施形態例を参照して説明する。
ガラス板10は、透明ガラス基板1と、この透明ガラス基板1の一方の面上に積層された網状導電体層2とを有する。この網状導電体層2を前記透明ガラス基板1の板面の法線方向から観察したときの平面視形状が網目パターン2Pを呈する。図1では、前記板面がXY平面に平行であり、前記法線方向がZ軸方向である。網目パターン2Pは、多数の開口部Aを画成し、この開口部Aによって、網状導電体層2自体が金属などからなり不透明であっても、ガラス板10全体として透視性が確保されている。さらに、この網目パターン2Pは、本発明固有の非周期的パターンをしている。
「板面」とは、透明ガラス基板1のガラス面を意味する。「板面」は、通常、透明ガラス基板1の一方の面又は他方の面であり、図1に於いては、XY平面と平行な面となる。凹凸ガラスなど「板面」が凹凸面の場合は、この凹凸面の包絡面を意味し、包絡面はXY平面と平行な面となる。
「平面視形状」とは、板面又は板面に平行な面に於ける形状のことを意味する。言い換えると、「平面視形状」とは、「板面」に立てた法線の方向から見た形状のことを意味する。図1ではZ軸方向が法線方向であった。
透明ガラス基板1としては、いわゆる、ソーダガラス、石英ガラスなどのガラス板の他に、透明であれば、アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、スチレン系樹脂などの樹脂からなる樹脂板でも良い。樹脂板では、湾曲面のガラス板も容易となる。透明ガラス基板1は、透明であれば、着色していてもよい。又、透明ガラス基板1の網状導電体層2の非形成面は、平滑で平坦な平面でも良いし、或いは光拡散性粗面や模様状凹凸面であっても良い。透明ガラス基板1の厚みは、用途に応じ、例えば0.5〜20mm程度である。
網状導電体層2は、平面視形状が本発明固有の網目パターン2Pを呈し、層自体は可視光に対して不透明な導電体層である。こうした網状導電体層2としては、平面視形状こそ異なるが、従来公知のものを適宜採用することができる。例えば、銅、アルミニウム、錫、ニッケルなどの導電性金属からなる金属箔や金属厚膜から、ケミカルエッチング法などによって所定の網目パターン2Pとした網状導電体層2を用いることができる。或いは、網状導電体層2は、(a)銅、銀、アルミニウム等の導電性金属粒子と樹脂バインダを含む導電性組成物(導電ペーストとも言う)の印刷法、(b)パラジウムなどのめっき触媒を含む触媒インキの印刷後、印刷部分に導電性金属めっきを施すめっき法、(c)導電ペーストの印刷後に、さらに印刷部分に導電性金属めっきを施す、印刷法とめっき法とを組み合わせた方法、などによって形成したものでよい。
めっき法と組み合わせる場合も含めて前記印刷法では、本出願人による特許第4436441号公報に開示された所謂「引抜プライマ方式凹版印刷法」を利用すると、高精細にできる点で好ましい。
網目パターン2Pは、網状導電体層2を、板面の法線方向(図1でZ軸方向)から観察した場合における、網状導電体層2の平面視形状である。以下、この網目パターン2Pについて、図3および図9を主として参照しながら説明する。
(a)一つの分岐点Bから延びる境界線分Lの数の平均値Nが、3.0≦N<4.0、つまり、3.0以上で4.0未満である。
(b)前記開口部Aの形状は、各開口部Aの周囲を囲繞する境界線分Lの数が5、6、及び7である開口部Aの形状から選ばれた2種以上の形状を含んでなり、且つ、前記網目パターン2P中に含まれる開口部Aは、各開口部Aの周囲を囲繞する境界線分Lの数が6である開口部Aが最多となっている。
尚、ここで周囲を囲繞する境界線分Lの数とは、開口部Aが多角形である場合は、その多角形の角数(或いは辺数)と一致する。即ち、各開口部Aを構成する境界線分Lが全て直線のみからなる場合は、上記条件(b)は、前記開口部Aの形状は、五角形、六角形及び七角形から選ばれた2種以上の多角形を含んでなることを意味する。また、境界線分Lの数が6である開口部Aは、六角形となる。
ここで、図2は、多角形の形状例を示し、図2(A)は五角形、図2(B)は六角形、図2(C)は七角形の形状例を示す。
ちなみに、後述する図10Aの形態で使用した網目パターン2Pについて、合計4631個の開口部A(多角形)について計測したところ、
3角形 0個
4角形 79個
5角形 1141個
6角形 2382個
7角形 927個
8角形 94個
9角形 8個
10角形以上 0個
であり、六角形の開口部Aの数が最多であった。
尚、特に本実施形態に於いては、以上に加えて更に、
(e)網目パターン2Pは、開口部Aの配置に周期性を有する方向が存在しないパターンとなっている。
の条件も満たす。
尚、開口部Aの配置に周期性を有する方向が存在しないことを、開口部Aが繰返周期を持つ方向が存在しない配列、とも言う。
なお、以上に於いて、2つの開口部A同士が互いに合同な図形であって且つその向きが異なる場合も、その2つの開口部Aの形状は互いに異なると見做す。
図4は、網目パターン2Pで画成される多数の開口部Aが、周囲を囲繞する境界線分Lの数が同一の開口部Aの面積及び形状は一定でない。そして、開口部Aが、一定の周期で配置されている領域が存在せず、繰返周期が存在しない、言い換えると、開口部Aの配置に周期性を有する方向が存在しない、ことを説明するXY平面に平行な板面に於ける平面図である。この板面の面内において、同図では、任意の位置で任意の方向を向く一本の仮想的な直線diが選ばれている。
この一本の直線diが、ライン部Ltの境界線分Lと交差し交差点が形成される。この交差点を、図面では図面左下から順に、交差点c1,c2,c3,・・・・・,c9として図示してある。隣接する交差点、例えば、交差点c1と交差点c2との距離が、前記或る一つの開口部Aの直線di上での寸法t1である。次に、寸法t1の開口部Aに対して直線di上で隣接する別の開口部Aについても、同様に、直線di上での寸法t2が定まる。そして、任意位置で任意方向の直線diについて、直線diと交差する境界線分Lとから、任意位置で任意方向の直線diと遭遇する多数の開口部Aについて、該直線di上における寸法として、t1,t2,t3,・・・・・・,t8が定まる。そして、t1,t2,t3,・・・・・・,t8の数値の並びには、周期性が存在しない。
図4では、このt1,t2,t3,・・・・・・,t8は、判り易い様に図面下方に、直線diと共に網目パターン2Pとは分離して描いてある。
すなわち、このt1,t2,t3,・・・・・・,t8の数値の並びの様に、境界線分Lで画成された開口部Aには繰返周期を持つ方向が存在しない。
言い換えると、開口部Aの配置において、任意位置を通る任意方向の仮想的線分di上での開口部Aの寸法tiの並びの数列が非周期関数となる。すなわち、t(i)=t(i+M)となるMが存在しない(i,Mはそれぞれ独立な正の整数)。
このように、開口部Aの配置に周期性を有する方向が存在しないことを、開口部Aが一定の繰返周期で並べられている方向が存在しない、と表現する。
図10Cには、図3及び図10Aに示された網目パターン2Pを、図10Bに示された網戸の網6と重ねた状態が示されている。図10Bで示された網戸の網6が有する網目6Pは、縦横の周期が等しい正方格子状パターンをしている。
尚、ここで、図10Aの本実施形態(本発明)による網目パターン2Pは、線幅(太さ)100μm、開口部Aの大きさDの平均値1000μmであり、網戸の網目6Pは線幅300μm、開口部の大きさ1200μm(1辺の長さ1500μm)の正方形からなる正方格子とした。
図11Cには、図11Aに示された周期的網目パターン32Pを、図11Bに示された網戸の網6と重ねた状態が示されている。図11A、図11B及び図11Cからも理解され得るように、周期的網目パターン32Pを有するガラス板が網戸の網6と重ねられると、周期的網目パターン32Pと網戸の網6が呈する網目6Pの周期的パターンとの干渉によって、明暗の筋(図11Cに示された例では、左上から右下及び右上から左下に延びている明暗の筋)が視認されるようになる。
ここで、本発明固有の上記網目パターン2Pのパターンを作成する方法の一例を以下に説明する。
尚、図8(A)に於いて、これら母点群から得られるボロノイ境界(図9参照)を参考までに破線で図示してある。
DAVG−3σ≦D≦DAVG+3σ
としたときに(但し、DAVGは大きさDの平均値、σは大きさDの分布の標準偏差)、
3σ=0.1DAVG〜0.5DAVG
とするのが好ましい。
(1)或る一つの開口部Aに属する全ての分岐点B(多角形の場合は全頂点)を通る円が描ける場合は、この開口部Aの外接円直径を以って、大きさDとする。
(2)或る一つの開口部Aに属する全ての分岐点B(多角形の場合は全頂点)を通る円が描けない場合は、この開口部Aに属する2分岐点B間の距離の最大値(多角形の場合は最長の対角線長)を以って、大きさDとする。
D AVG −3σ≦D≦D AVG +3σ
としたときに
3σ=0.1D AVG 〜0.5D AVG
である。
(e)且つ、開口部Aの配置に周期性を有する方向が存在しない。と言う条件を満たすようになっている。この結果、周期的パターンを有する、網戸の網、鎧戸、スダレ、ブラインド、レース編みのカーテン、目の粗い織布等の周期パターン物と、このガラス板10乃至はこのガラス板10を用いたガラス戸20とが重なったときに、モアレが視認され得る程度に発生することを効果的に防止することができる。
框3は、ガラス戸20において、ガラス板10の外周部を固定する部材である。框3としては、従来公知のガラス戸における各種框構造及び材料を適宜採用でき、特に制限はない。図1の実施形態例における框3は、ガラス板10に対して、その縦及び横の外周部の全周囲を囲繞する構造のものであった。
なお、 本発明においては、ガラス板10は、図1(A)に示したように、ガラス戸20のほぼ全面積に設けられた構造の他、ガラス戸20の一部、例えば、上半分の面に、外周部を框3で固定されたガラス板10を有する構造であっても良い。また、框3はガラス板10の外周部の全周囲でなくても良く、例えば、上下の部分のみなどでも良い。框3の位置及び構造は、ガラス板10を組み込むガラス戸20の構造による。
なお、本発明においては、ガラス戸20は、ガラス窓、ガラス扉の両方を意味する。
本発明のガラス板10及びガラス戸20は、上記した形態以外に様々な形態をとり得る。以下、そのうちの一部を説明する。
上述した実施形態では、ガラス板10中の網状導電体層2の全領域において、該網状導電体層2が有する網目パターン2Pによって画成される開口部Aがその配置に周期性を有する方向が存在せず、また周囲を囲繞する境界線分Lの数が同一の開口部Aの面積及び形状は一定でないようになっている例を説明した。
しかしながら、図12の様に、その内部に於いて網状導電体層2が有する網目パターン2Pの全領域が、単位パターン領域Sを複数集合して網目パターン2Pの全領域が構成されるようにして、且つ各単位パターン領域S内に於いては、複数の開口部Aが、所定の繰返周期のないパターンで配列されている領域からなるようにしてもよい。
上述の実施形態に於いては、透明ガラス基板1の一方の面(片面)上のみに網状導電体層2を積層していたが、透明ガラス基板1の両方の面(表裏両面)に網状導電体層2を積層することも出来る。尚、上述の如く、本発明特定の網状導電体層2は他の周期パターン物と重ねてもモアレを実質上生じないものであり、勿論、こうした特定網状導電体層2同士を2層重ねた場合に於いても、モアレは発生しない。この為、本変形形態に於いては、他の周期パターン物に対しては勿論、透明ガラス板1の表裏面の網状導電体層2同士に対しても、特にバイアス角等を考慮、調整等することなく、モアレ発生を解消し得る。
網状導電体層2は、電磁波遮蔽性を兼ね備えたものとしてもよい。このようにして電磁波遮蔽性を備えたガラス10乃至はガラス戸20は、屋内から屋外に向かって放出される不要な電磁波、或いは、屋外から屋内に向かって侵入する不要な電磁波による電気電子機器への悪影響を解消することができる。
網状導電体層2は、各種電磁波(電波)を送受信するアンテナ(空中線)の機能を兼ね備えたものとしてもよい。アンテナ機能を兼備した網状導電体層2に、送信機乃至受信機、及び必要に応じて、各種信号処理回路、変調回路、復調回路、制御回路等の電気回路、リレー(継電器)やセンサー、電子計算機、画像表示裝置、スピーカ、マイクロフォン、ビデオカメラ、電源、配線等の各種機器乃至附帯設備を接続、組み合わせることが出来る。こうした形態により、ガラス戸の破損、盗人の進入乃至接近の撮影画像等の情報を警備会社や警察署に通報したり、家屋の他の防犯設備乃至システムを連動させて、警報音発生、要所の施錠、照明の点灯、侵入者の撮影、催涙ガスの散布、鉄条網の通電等の機能を発現させたりすることが出来る。
ガラス板10は、図13(A)で示す様に、網状導電体層2が透明ガラス基板1の面に直接形成された形態でも良いが、図13(B)で示す様に、網状導電体層2が透明樹脂フィルム4に形成されて積層フィルム5となり、この積層フィルム5が透明ガラス基板1に積層された形態としても良い。
透明樹脂フィルム4としては、ポリエステル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、スチレン系樹脂などの樹脂からなるフィルムを用いることができる。透明樹脂フィルム4の厚みは、例えば25〜300μm程度である。こうした透明樹脂フィルム4を用いることによって、透明樹脂フィルム4を可撓性の帯状フィルムの形態として、連続的に網状導電体層2が形成された積層フィルム5を効率的に生産できる。
本発明によるガラス板10乃至はガラス戸20は、各種用途に適用することができる。例えば、住宅、店舗、事務所、病院乃至は医院、等の建築物の窓、扉、間仕切、(透明な)隔壁、商品や美術品の展示ケースなどの用途である。或いは、自動車、鉄道車両等の車両の窓又は扉などの用途である。
2 網状導電体層
2P 網目パターン
3 框
4 透明樹脂フィルム
5 積層フィルム
6 網戸の網
6P (網戸の網の)網目
10 ガラス板
20 ガラス戸
30 従来のガラス板
31 ガラス基板
32 網状の導電体層
32P (周期的)網目パターン
40 従来のガラス戸
A 開口部
B 分岐点
BP 母点
L 境界線分
Lt ライン部(境界線分の集合)
S 単位パターン領域
Claims (4)
- 透明ガラス基板と、この透明ガラス基板に積層された網状導電体層とを、有するガラス板であって、
前記網状導電体層を前記透明ガラス基板の板面の法線方向からみたときの平面視形状が、多数の開口部を画成する網目パターンを呈し、
この網目パターンが、二つの分岐点の間を延びて前記開口部を画成する多数の境界線分から形成され、
(a)一つの分岐点から延びる境界線分の数の平均値Nが、3.0≦N<4.0である。
(b)前記開口部の形状が、四角形、五角形、六角形、七角形、八角形及び九角形を含んでなり、前記網目パターン中に含まれる開口部の数は六角形の開口部が最多である。
(c)前記網目パターンを構成する多角形は同一辺数の多角形の形状は一定でない。
(d)前記開口部の大きさDの分布が、前記開口部の大きさDの平均値をD AVG 、前記開口部の大きさDの標準偏差をσとすると、前記開口部の大きさDの分布を
D AVG −3σ≦D≦D AVG +3σ
としたときに
3σ=0.1D AVG 〜0.5D AVG
である。
の四条件を満たす、ガラス板。 - 前記網目パターンは、更に、
一つの分岐点から延びる境界線分の数の平均値Nが、3.0<N<4.0である。
請求項1に記載のガラス板。 - 前記網目パターンは、更に、
(e)前記開口部の配置に周期性を有する方向が存在しない領域を含んでなるパターンである、請求項1または2のいずれかに記載のガラス板。 - 請求項1、2または3のいずれかに記載のガラス板と、このガラス板の外周部を固定する框とを備える、ガラス戸。
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