JP5950996B2 - 動物用トイレ砂 - Google Patents

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    • B29B9/00Making granules
    • B29B9/12Making granules characterised by structure or composition

Description

本発明は、猫や犬などの動物用トイレの敷材として使用されるトイレ砂に関する。
従来より、猫や犬などの動物用トイレとして、樹脂製のトイレ用容器に、吸水性を有する複数の粒状物からなるトイレ用敷材(トイレ砂)を収容したものが知られている。このような動物用トイレに使用されるトイレ砂は、一般に、動物が排泄した尿などの液状排泄物を吸収すると、膨潤し、粘性が増大するため、粒状物同士が付着して、複数の粒状物による固まりを形成する。このように形成された粒状物の固まりは、飼い主によってトイレ用容器から取り除かれる。
そして、中には、尿を吸収したときに形成される粒状物の固まりが、トイレ用容器の深さ方向に対して浅く形成されるようにしたトイレ砂が検討されている。そのようなトイレ砂として、例えば、特許文献1には、ベントナイトを主原料とした大径粒状物及び小径粒状物を所定の混合割合で含む動物用トイレ砂が提案されている。
この特許文献1に開示された動物用トイレ砂のように、トイレ砂が、ベントナイトを主成分とした複数の粒状物によって構成されていると、尿を吸収したときに、強度が高くて、深さの浅い固まりが形成され易いという利点がある。
特開2013−252082号公報
しかしながら、ベントナイトを主成分とした粒状物は、嵩密度が高いため、このような粒状物を袋詰めにした動物用トイレ砂の製品は、重量が非常に重く、製品の運搬時などに扱い難かったり、購入者にとっても運び難かったりする場合があった。
そこで、本発明は、ベントナイトを主成分とした粒状物が有する利点、すなわち、尿の吸収後に形成される粒状物の固まりを強度が高く且つ浅く形成することができるという利点を保持しつつ、嵩密度が低減された動物用トイレ砂を提供することを目的とする。
本発明の動物用トイレ砂は、高嵩密度粒状物と低嵩密度粒状物とを60:40〜40:60の質量比で含む複数の粒状物からなり、前記高嵩密度粒状物が、ベントナイトを主成分とする粒状物であり、前記低嵩密度粒状物が、コア層と、該コア層の表面を被覆し、前記複数の粒状物の粒状物同士を結合する結合材を含むスキン層とから構成された粒状物である。
本発明の動物用トイレ砂は、ベントナイトを主成分とする高嵩密度粒状物と、該高嵩密度粒状物よりも嵩密度が低く、且つ上記特定の構造を有する低嵩密度粒状物とを、60:40〜40:60という特定の質量比で含むため、従来のベントナイトを主成分とする高嵩密度粒状物のみからなる動物用トイレ砂と比べて、トイレ砂の嵩密度を格段に低減することができるともに、尿の吸収後に形成される粒状物の固まりを、強度が高く且つ浅く形成することができる。
なお、本明細書において、「高嵩密度」及び「低嵩密度」は、嵩密度の相対的な関係を意味し、例えば、低嵩密度粒状物は、高嵩密度粒状物よりも嵩密度が低い粒状物を意味する。また、本明細書において「固まり」とは、2個以上の粒状物が付着した状態のものを意味する。
本発明によれば、尿の吸収後に形成される粒状物の固まりを強度が高く且つ浅く形成することができるという利点を保持しつつ、嵩密度が低減された動物用トイレ砂を提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るトイレ砂を用いた動物用トイレの斜視図である。 図2は、本発明の一実施形態に係るトイレ砂を用いた動物用トイレの断面図である。 図3(a)は、本発明の一実施形態に係るトイレ砂の低嵩密度粒状物の斜視図であり、図3(b)は、その断面図である。 図4は、本発明の一実施形態に係るトイレ砂を用いた動物用トイレにおいて、動物が尿を排泄した後の状態を模式的に表す断面図である。
以下、本発明の動物用トイレ砂の好適な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態であるトイレ砂2を用いた動物用トイレ1の構成の概略を示す斜視図であり、図2は、その断面図である。図1及び図2に示すように、本発明の一実施形態に係るトイレ砂2は、トレー状のトイレ用容器3内に敷設されて、動物用トイレ1の吸収材として用いられるものである。
本実施形態において、トイレ砂2は、図2に示すように、ベントナイトを主成分とする高嵩密度粒状物4と、該高嵩密度粒状物4よりも嵩密度が低い低嵩密度粒状物5とを含む複数の粒状物からなり、該複数の粒状物は、前記高嵩密度粒状物4と前記低嵩密度粒状物5とを、60:40〜40:60の質量比で含む。さらに、前記低嵩密度粒状物5は、図3の斜視図(図3(a))及び断面図(図3(b))に示すように、コア層6と、該コア層6の表面を被覆し、前記複数の粒状物同士を結合することのできる結合材を含むスキン層7とから構成されている。
本実施形態のトイレ砂2は、複数の粒状物が低嵩密度粒状物5を含むことで、トイレ砂2全体の嵩密度を低減することができる上、猫などの動物が排尿した際には、高嵩密度粒状物4の主成分であるベントナイトと、低嵩密度粒状物5のスキン層7に含まれる結合材とが、それぞれ膨潤し、粘性が増大するため、複数の粒状物同士が付着して、粒状物の固まりを形成することができる。図4は、本実施形態のトイレ砂2を用いた動物用トイレ1において、動物が排尿した後の状態を模式的に表す断面図である。この図4に示すように、尿の吸収後に形成される固まりAは、ベントナイトを主成分とする高嵩密度粒状物4同士、低嵩密度粒状物5同士、或いは高嵩密度粒状物4及び低嵩密度粒状物5が、互いに付着することによって形成される。この尿の吸収後に形成される固まりの深さが深い(例えば、35mmより深い)と、固まりの形状が長い円柱状になり、飼い主がスコップ等で固まりを掬い難くなる。また、この固まりの強度が低い(例えば、6.4N未満である)と、飼い主がスコップ等で固まりを掬ったときに固まりが崩れ易く、扱い難くなる。
そして、本発明においては、トイレ砂が、前記高嵩密度粒状物と前記低嵩密度粒状物とを60:40〜40:60という特定の質量比で含むことによって、尿の吸収後に形成される固まりを、強度が高く且つ深さが浅い状態で形成することができる。元来、ベントナイトを主成分とする高嵩密度粒状物は、粒状物単体の全体が尿を吸収して粘性を発現することができるため、尿の吸収後に形成される固まりを強度が高く且つ浅く形成することができるが、低嵩密度粒状物は、スキン層が尿を吸収しつつ粘性を発現するので、上述の高嵩密度粒状物に比べて、粒状物の吸水性及び粘性が限定的となるため、尿の吸収後に形成される固まりが、強度が低く且つ深さが深くなり易い。しかしながら、前記高嵩密度粒状物と前記低嵩密度粒状物とを60:40〜40:60という特定の質量比で含むことにより、トイレ砂全体の嵩密度を低減させながらも、尿の吸収後に形成される固まりの強度を所定の強度以上(例えば、6.4N以上)に維持し、且つ固まりを浅く(例えば、35mm以下の深さに)形成することができる。なお、前記低嵩密度粒状物の配合比率が上述の質量比の範囲よりも高いと、尿の吸収後に形成される固まりの強度を高くすることができず、固まりの深さも深くなり易い。反対に、前記低嵩密度粒状物の配合比率が上述の質量比の範囲よりも低いと、トイレ砂の嵩密度を十分に低減することができず、固まりも浅くなり難い。
本発明において、高嵩密度粒状物は、ベントナイトを主成分とする粒状物であれば特に限定されず、任意の形態の粒状物を採用することができる。そのような粒状物としては、例えば、ベントナイト原鉱をレイモンドミル等により粉砕した後、角取りした粒状物、微粉砕されたベントナイト原鉱を主体として、更に他の材料を混合して造粒した粒状物などを用いることができる。なお、本明細書において、「主成分」とは、全構成成分のうち、50質量%を超える割合を占める成分を意味する。
また、上述の他の材料としては、例えば、ゼオライト、シリカゲル等の無機材料;香料、抗菌剤、着色剤等の各種添加剤;炭酸ナトリウム等の固化促進剤などが挙げられる。このような他の材料の含有量は、尿を吸収した後の粒状物の粘性を好適に維持するという観点から、好ましくは30質量%以下であり、より好ましくは20質量%以下である。
本発明において、低嵩密度粒状物は、コア層と、該コア層の表面を被覆し、複数の粒状物同士を結合することのできる結合材を含むスキン層とから構成されている。前記コア層を構成する材料としては、ベントナイト等の高嵩密度材料よりも嵩密度の低い材料であれば特に限定されず、例えば、パルプ、紙、木屑、木粉、おから、茶殻、各種衛材の廃材、ポリアクリル酸塩等の吸水性ポリマー(SAP)などの有機材料を用いることができる。これらの有機材料は、単独で用いても二種類以上を併用してもよい。また、コア層を構成する材料には、前記有機材料の他に、スターチ等の糊剤を含有させることができる。
また、前記スキン層を構成する材料としては、吸水することで粘着性を呈し、複数の粒状物同士を結合することのできる結合材を含むものであれば特に限定されないが、スターチ、吸水性ポリマー及びベントナイトからなる群より選択される少なくとも1種の結合材を含むものが好ましい。前記結合材としてスターチ又は吸水性ポリマーを用いた場合は、低嵩密度粒状物の嵩密度を低く維持したまま、尿の吸収後に形成される固まりを、強度が高く且つ浅く形成することができ、前記結合材としてベントナイトを用いた場合は、低嵩密度粒状物の嵩密度が少し高くなるものの、尿の吸収後に形成される固まりを、より強固に且つより浅く形成することができる。中でも、スターチは、尿の吸収後に形成される固まりをより浅く形成することができるという点で、また、吸水性ポリマーは、トイレ砂を低嵩密度化(軽量化)する効果が高いという点で、特に好ましく用いることができる。
このような低嵩密度粒状物は、次のようにして製造することができる。まず、上述のコア層を構成する材料を、押出成形や圧縮成形等の任意の加圧成形により造粒して、粒状のコア層を得る。そして、得られた粒状のコア層を、上述のスキン層を構成する材料と任意の混合装置で混合することによって、或いは、得られた粒状のコア層の表面に、上述のスキン層を構成する材料をスプレー塗工等の任意の塗工手段で塗工することによって、前記粒状のコア層の表面に前記スキン層が被覆してなる低嵩密度粒状物を得ることができる。なお、粒状のコア層は、上述のように造粒してもよいが、市販のものを用いることもできる。
また、本発明において、高嵩密度粒状物及び低嵩密度粒状物の嵩密度は、低嵩密度粒状物の嵩密度が高嵩密度粒状物の嵩密度よりも小さいという関係を満たす限り特に限定されないが、高嵩密度粒状物の嵩密度が500〜1500g/Lの範囲内であり、低嵩密度粒状物の嵩密度が100〜800g/Lの範囲内であることが好ましい。高嵩密度粒状物及び低嵩密度粒状物の嵩密度がこれらの範囲内にあると、これらの粒状物を混合物として袋詰めして製品化したときに、トイレ砂の製品を、高嵩密度粒状物のみからなる従来品と比べて格段に軽量化することができ、女性や子供などでも容易に取り扱うことができる。
なお、本明細書において、「嵩密度」は、一定容積(例えば、1L)の容器内に粒状物を擦り切り一杯入れたときの粒状物の全質量を前記容器の容積で除算し、得られた値をさらにg/cm3の単位に換算することにより得られる値をいう。
本発明において、高嵩密度粒状物及び低嵩密度粒状物の粒度は、特に限定されないが、それぞれ高嵩密度粒状物の粒度が0.5〜2.0mmの範囲内であり、前記低嵩密度粒状物の粒度が0.8〜8.0mmの範囲内であることが好ましい。高嵩密度粒状物の粒度が2.0mm以下であると、単位体積当たりの粒状物数が多く、粒状物の重さに対する表面積が大きいため、尿を吸収して膨潤したときに生じる粘着性をより効率よく発揮させることができる。一方、高嵩密度粒状物の粒度が0.5mm以上であると、粉末のような取り扱い難さがない上に、粒状物の2次凝集も起こり難く、上述の粘着性をより効率よく発揮させることができる。
また、低嵩密度粒状物の粒度が0.8mm以上であると、単位体積当たりの粒状物数が少なく、粒状物の重さに対する表面積が小さいため、比重の高い結合材の使用量を低減することができ、トイレ砂の製品当たりの重量をより軽量化することができる。一方、低嵩密度粒状物の粒度が8.0mm以下であると、低嵩密度粒状物同士または低嵩密度粒状物と高嵩密度粒状物との接触面積を一定以上確保することができるため、尿の吸収後に形成される固まりを強固に形成することができる。
したがって、高嵩密度粒状物及び低嵩密度粒状物の粒度が、それぞれ上述の各範囲内にあると、トイレ砂の嵩密度を低減しつつ、尿の吸収後に形成される固まりをより強固に形成することができる。
なお、本明細書において、粒状物の粒度は、ふるい分け法、すなわち、ふるいの目開きによって決定される粒状物の大きさであり、具体的には、ふるい分け法によって得られる質量粒度分布の最大ピークに対応する粒度(最大ピーク粒度)(mm)を意味する。上述の粒度分布は、目開きの異なる複数のふるいを備えた振動ふるい機(例えば、Retsch社製「AS−200型」)を用いて、所定質量(例えば、150g)の粒状物を所定時間(例えば、3分間)ふるい掛けし、各ふるいに残存する粒状物の質量(g)から質量百分率(%)を算出することによって、得ることができる。なお、上記目開きの異なる複数のふるいとしては、例えば、目開きがそれぞれ0.177mm、0.425mm、1.0mm、1.4mm、1.7mm、2.0mm、2.8mm、4.0mm及び8.0mmである複数のふるいを用いることができる。
前記高嵩密度粒状物及び前記低嵩密度粒状物は、それぞれ所定の質量粒度分布を有する粒状物の集合体であるが、本発明においては、高嵩密度粒状物の質量粒度分布の最大ピーク粒度が、低嵩密度粒状物の質量粒度分布の最大ピーク粒度よりも小さいこと(以下、「態様a」という。)が好ましい。高嵩密度粒状物の質量粒度分布の最大ピーク粒度が、低嵩密度粒状物の質量粒度分布の最大ピーク粒度よりも小さい、すなわち、高嵩密度粒状物の粒度が、低嵩密度粒状物の粒度よりも小さいと、粒度の小さい高嵩密度粒状物が、粒度の大きい低嵩密度粒状物同士の隙間に入り込み易く、粒状物がより密に密集するため、尿の吸収後に形成される固まりを、より強固に且つより浅く形成することができる。
さらに、本発明においては、上述の態様aに加えて、前記高嵩密度粒状物の最大ピーク粒度及び前記低嵩密度粒状物の最大ピーク粒度が、それぞれ1〜2mmの範囲内であること(以下、「態様b」という。)が好ましい。高嵩密度粒状物と低嵩密度粒状物との粒度差を小さくすることで、トイレ砂の使用時において、猫による砂掻き行動や飼い主による固まりの除去作業によってトイレ砂が掻き混ぜられても、高嵩密度粒状物と低嵩密度粒状物とが完全に分離せず、粒度の小さい高嵩密度粒状物が粒度の大きい低嵩密度粒状物同士の隙間に入り込んだ混合形態が維持され易いため、上述の態様aの効果を、より確実に、より長期間に亘って発揮させることができる。
また、本発明においては、上述の態様a、或いは態様a及び態様bに加えて、前記高嵩密度粒状物の全粒子に対する1mm未満の粒子の質量割合が、前記低嵩密度粒状物の全粒子に対する1mm未満の粒子の質量割合よりも大きいこと(以下、「態様c」という。)が好ましい。高嵩密度粒状物が、低嵩密度粒状物に比べて、粒度が1mm未満の微小粒状物を多く含んでいると、高嵩密度粒状物の微小粒状物が、粒度の大きい低嵩密度粒状物の下方側により移行し易いため、トイレ砂をトイレ用容器内に敷設したときに、前記高嵩密度粒状物の微小粒状物が、トイレ用容器の底面上に形成される低嵩密度粒状物間の下方側の空隙に入り込んで、当該空隙を低減させることができる。それにより、排尿された尿がトイレ砂を浸透してきたとしても、トイレ用容器の底面上に存在する前記微小粒状物によって吸収されるので、尿がトイレ用容器の底面まで到達し難くなる。その結果、トイレ用容器の底面に残留する尿に起因する悪臭や細菌の増殖を低減することができ、動物用トイレの衛生状態を良好に維持することができる。さらに、前記高嵩密度粒状物の全粒子に対する1mm未満の粒子の質量割合が30%以上であり、前記低嵩密度粒状物の全粒子に対する1mm未満の粒子の質量割合が30%未満であると、上述の態様a〜態様cの効果をより効果的に発揮させることができる。
なお、本明細書において「全粒子」は、それぞれの粒状物の全粒子を意味し、それぞれの粒状物を混ぜた混合物の全粒子を意味するものではない。したがって、例えば、高嵩密度粒状物の全粒子は、高嵩密度粒状物であるすべての粒子を意味し、高嵩密度粒状物及び低嵩密度粒状物を混ぜた混合物のすべての粒子を意味するものではない。また、各種粒状物の全粒子に対する1mm未満の粒子の質量割合は、上述の質量粒度分布から求めることができる。
本発明のトイレ砂は、上述の実施形態(すなわち、図1に示す形態)のような動物用トイレに好適に用いることができるが、このような形態の動物用トイレのほかに、例えば、飼育用ゲージや畜舎などの敷材に適用することもできる。また、本発明のトイレ砂は、上述の実施形態や以下の実施例に制限されることなく、本発明の目的、趣旨を逸脱しない範囲内において、適宜変更や組合せが可能である。
以下、実施例及び比較例を例示して本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるものではない。
[粒状物の準備]
高嵩密度粒状物は、ベントナイト原鉱の破砕物を使用した。
低嵩密度粒状物は、二種類の低嵩密度粒状物を次のようにして作製した。
まず、スターチを押出発泡成形により造粒して、発泡スターチからなる粒状のコア層を成形した。そして、得られた粒状のコア層と、スターチ20質量%及びベントナイト80質量%を混合してなる結合材を含む被覆材料とを、コア層:被覆材料=60:40の質量比で混合装置にて混合し、前記粒状のコア層の表面に、前記被覆材料がスキン層として被覆された低嵩密度粒状物 Iを得た。
また、コア層を構成する材料として、パルプ100質量%を用い、スキン層に含まれる結合材として、パルプ50質量%、吸水性ポリマー20質量%及びスターチ30質量%の混合物を用いたこと以外は、上述の低嵩密度粒状物 Iと同様にして、低嵩密度粒状物 IIを得た。
このようにして準備した高嵩密度粒状物、低嵩密度粒状物 I 及び低嵩密度粒状物 IIの各粒状物について、それぞれ上述のふるい分け法によって質量粒度分布を測定した。測定した質量粒度分布の結果を以下の表1に示す。
Figure 0005950996
上述の高嵩密度粒状物と、低嵩密度粒状物 I又は低嵩密度粒状物 IIとを、それぞれ以下の表2に示す配合比(質量比)で合計体積が1Lとなるようにして、容積10Lのポリエチレン製袋に投入し、該ポリエチレン製袋を上下さかさまにする動作を10回繰り返すことにより前記ポリエチレン製袋内の粒状物を混合して、実施例1〜6及び比較例2〜5のトイレ砂を得た。なお、比較例1のトイレ砂については、上述の高嵩密度粒状物を単独で使用し、比較例1のトイレ砂とした。そして、得られた実施例1〜6及び比較例1〜5のトイレ砂について、嵩密度、固まりの深さ及び強度を、それぞれ以下の測定方法に従って測定した。測定結果は、以下の表2に示す。
<嵩密度の測定>
1Lの容積の容器内にトイレ砂を擦り切り一杯入れて、その質量を測定する。測定した質量から、予め測定しておいた前記容器の質量を差し引き、トイレ砂の質量を算出する。算出した値を前記容器の容積で除算し、さらにg/cm3の単位に換算した値を嵩密度(g/cm)とする。
<固まりの深さの測定>
トイレ砂を、深さが10cm以上となるようにビーカーに収容する。このトイレ砂が収容されたビーカーに、擬似尿として、22℃の生理食塩水(0.9%NaClaq)20mlを、トイレ砂の上面の上方3cmの位置から10秒間かけて滴下する。擬似尿を滴下後、10分間放置し、得られた固まりの深さ(mm)を測定する。
<固まりの強度の測定>
上述の<固まりの深さの測定>で深さを測定した固まりを、測定台の水平面上に載置する。押付力測定装置としてデジタルフォースゲージ(日本電産シンポ(株)製、FGP−5、先端ピン形状:円形、先端ピン直径:10mm)を用いて、前記水平面上に載置した固まりの鉛直方向上方から、前記デジタルフォースゲージの先端ピンを50cm/minの速度で固まりに押し付けていき、前記先端ピンが前記水平面まで到達した際の最大荷重を測定し、その値を固まりの強度(N)とする。
Figure 0005950996
表2に示すように、実施例1〜6のトイレ砂は、いずれも、トイレ砂の嵩密度が低く、また、模擬尿吸収後の固まりの深さが浅く、強度も高かった。
一方、比較例1のトイレ砂は、低嵩密度粒状物を含まないため、模擬尿吸収後の固まりの深さや強度は良好だったものの、嵩密度が高かった。そして、比較例2及び4のトイレ砂は、低嵩密度粒状物の配合比率が低過ぎるため、トイレ砂の低嵩密度化(軽量化)の効果が十分に得られず、模擬尿吸収後の固まりも浅く形成することができなかった。また、比較例3及び5のトイレ砂は、低嵩密度粒状物の配合比率が高過ぎるため、模擬尿吸収後の固まりを浅く形成することができず、強度も低かった。
1 動物用トイレ
2 動物用トイレ砂
3 トイレ用容器
4 高嵩密度粒状物
5 低嵩密度粒状物
6 コア層
7 スキン層
A 固まり

Claims (9)

  1. 複数の粒状物からなる動物用トイレ砂であって、
    前記複数の粒状物は、高嵩密度粒状物と低嵩密度粒状物とを60:40〜40:60の質量比で含み、
    前記高嵩密度粒状物が、ベントナイトを主成分とする粒状物であり、
    前記低嵩密度粒状物が、コア層と、該コア層の表面を被覆し、前記複数の粒状物の粒状物同士を結合する結合材を含むスキン層とから構成された粒状物であり、
    前記高嵩密度粒状物及び前記低嵩密度粒状物が、それぞれ所定の質量粒度分布を有する粒状物の集合体であり、
    前記高嵩密度粒状物の質量粒度分布の最大ピーク粒度が、前記低嵩密度粒状物の質量粒度分布の最大ピーク粒度よりも小さい、前記動物用トイレ砂。
  2. 前記高嵩密度粒状物の嵩密度が500〜1500g/Lであり、前記低嵩密度粒状物の嵩密度が100〜800g/Lである、請求項1に記載の動物用トイレ砂。
  3. 前記高嵩密度粒状物の最大ピーク粒度及び前記低嵩密度粒状物の最大ピーク粒度が、それぞれ1〜2mmの範囲内である、請求項1又は2に記載の動物用トイレ砂。
  4. 前記高嵩密度粒状物の全粒子に対する1mm未満の粒子の質量割合が、前記低嵩密度粒状物の全粒子に対する1mm未満の粒子の質量割合よりも大きい、請求項に記載の動物用トイレ砂。
  5. 前記高嵩密度粒状物の全粒子に対する1mm未満の粒子の質量割合が30%以上であり、前記低嵩密度粒状物の全粒子に対する1mm未満の粒子の質量割合が30%未満である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の動物用トイレ砂。
  6. 前記高嵩密度粒状物の粒度が0.5〜2.0mmであり、前記低嵩密度粒状物の粒度が0.8〜8.0mmである、請求項1〜のいずれか一項に記載の動物用トイレ砂。
  7. 前記結合材がスターチ、吸水性ポリマー及びベントナイトからなる群より選択される少なくとも1種である、請求項1〜のいずれか一項に記載の動物用トイレ砂。
  8. 前記結合材がスターチである、請求項1〜のいずれか一項に記載の動物用トイレ砂。
  9. 前記結合材が吸水性ポリマーである、請求項1〜のいずれか一項に記載の動物用トイレ砂。
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