JP5946534B2 - 積層されたガス封入サージアレスタ - Google Patents

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Description

本発明は、積層されたガス封入アレスタユニットを含むサージアレスタに関する。
サージアレスタは、たとえば近傍の雷撃の電圧もしくは電流サージ、または他の望ましくない放電から、高感度の構成要素回路を保護するために、電気部品において使用することができる。
積層されたガス封入サージアレスタは、通常、たとえば希ガスなどのガスが封入されているアレスタユニットを備える。特定のスパーク電圧を超える電圧がそのようなアレスタユニットに印加されると、アレスタユニットの抵抗率が低下し、アレスタユニットが導通する。換言すると、アレスタユニットが起動される。アレスタユニットに印加される電圧が特定のアーク電圧未満になると、抵抗率が再び上昇し、アレスタユニットは再び絶縁する。アレスタユニットは停止される。
サージアレスタは、通常、高感度回路を接地に接続する。しかし、アレスタユニットの起動後の接地電位に対する高感度回路の電圧レベルがアレスタユニットのアーク電圧を超えると、アレスタユニットの抵抗率は上昇することができず、アレスタユニットはその導通状態にとどまる。したがって、アレスタユニットを積層して、つまり直列構造にカスケードして、高感度回路の想定される動作電圧を上昇させることができる。
しかし、アレスタユニットが積層されると、アレスタスタック全体が導通するスパーク電圧も上昇する。その結果、接地ヘ導かれず、高感度回路を損傷し得る電圧サージが存在し得る。
サージアレスタのスタックの起動電圧を低く維持するために、サージアレスタの各段、つまり各個々のアレスタユニットを、サージアレスタの入力端子にコンデンサを介して電気的に接続することができる。
コンデンサの抵抗率は、電流のスペクトル成分に依存する:I=I(t)。抵抗率は、直流(DC)電流については無限であり、周波数が上昇するにつれて有限の抵抗率に減少する。電圧サージが高周波特性を含むと、コンデンサが導通する。
コンデンサとアレスタユニットとを、はんだ付けされた接点を介して接続することができる。しかし、はんだ付け工程中の異なる熱容量により、サージアレスタをコンデンサと共に組立てることは問題となり得る。
したがって本発明の目的は、組立てが容易なサージアレスタを提供することである。発明の別の目的は、保守費用が減少したサージアレスタを提供することである。さらなる目的は、そのようなサージアレスタを製造するための方法を提供することである。
したがって、独立請求項に係るサージアレスタおよびサージアレスタを製造するための方法が提供される。従属請求項は、発明の好ましい実施形態に関する。
一実施形態において、サージアレスタは、第1の端子と、第1のノードと、第2の端子とを含む。サージアレスタはさらに、2つのアレスタユニット、入力積層アレスタユニットおよび第1のアレスタユニットを含む。これらのアレスタユニットはカスケードされ、積層されたアレスタを形成する。サージアレスタはさらに、第1のコンデンサと第1の弾性要素とを含む。第1のノードは、第1の端子と第2の端子との間に配置される。第1のノードは、入力アレスタユニットと第1のアレスタユニットとの間に電気的に接続することができる。入力アレスタユニットは、第1の端子と第1のノードとの間に電気的に接続される。第1のアレスタユニットは、第1のノードと第2の端子との間に電気的に接続される。第1のコンデンサは、第1の端子と第1のノードとの間に電気的に接続される。弾性要素は、第1のコンデンサと第1のノードとの間に電気的接続を確立する。
したがって、第1の端子から第2の端子に電流サージを伝導することができるサージアレスタが設けられる。第1の端子は、高感度回路に電気的に接続することができ、第2の端子は、接地に電気的に接続することができる。直流電流についてはコンデンサの抵抗率は無限であり、サージアレスタの起動電圧、つまりサージアレスタが導通する電圧は、単一のアレスタユニットの起動電圧のおよそ2倍である。
アレスタユニットは、ガス、たとえば希ガスが封入された中空の本体を含むことができる。中空の本体は、セラミック材料を含むことができる。
第1および第2の端子は、サージアレスタを外部回路の回路基板上に機械的に接続するための手段を含むことができる。
しかし、コンデンサの抵抗率は、第1のアレスタユニットを起動する、ゆえに第1のアレスタユニットが入力アレスタユニットに対して並列に電気的に接続される高周波において低くなる。したがって、電流サージのための起動電圧は、アレスタユニットを1つしか含まないサージアレスタと比較して上昇しない。
弾性要素が第1のコンデンサと第1のノードとの間に電気的接続を確立すると、はんだ付けされた接点が必要ではないため、サージアレスタの組立が単純化される。
そのようなサージアレスタの別の利点は、はんだ付けされた接続を開始する必要なしにコンデンサをノードから容易に分離することができるという点である。たとえば、スタックまたはコンデンサを交換しなければならない場合は、コンデンサを容易に取り外すことができる。コンデンサを新しいスタックに再接続することができるか、またはスタックを新しいコンデンサに再接続することができる。したがって、サージアレスタの保守が向上し、保守費用が減少する。
一実施形態において、サージアレスタはさらに、第1および第2の接続要素と、第1の側面を有する回路基板とを備える。積層されたアレスタユニットは、サージアレスタを外部回路に接続するための接続要素の間に配置される。接続要素は、それぞれ第1および第2の端子に電気的に接続される。回路基板は、接続要素の間に配置される。第1のコンデンサは、回路基板の第1の側面上に配置される。第1の弾性要素は、回路基板を第1のノードに機械的に接続する金属クリップである。
したがって、2つの接続要素は、スタックを回路基板に対して固定位置に保持することができる。これにより、アレスタスタックのノードに力が作用されるように、スタックと基板との間に金属クリップを配置することが容易となる。2つの接続要素は、サージアレスタを外部回路に機械的かつ電気的に接続するために、ロッド状の遠位端を各々含むことができる。
一実施形態において、サージアレスタは、入力アレスタユニットと、n個のアレスタユニットと、n個の弾性要素と、n個のノードと、n個のコンデンサとを備える。したがって、入力アレスタユニットがn個のさらなるアレスタユニットとともに積層されることから、n+1段のサージアレスタが提供される。n番目のスタックにおいて、n番目の弾性要素がn番目のコンデンサとn番目のノードとの間の機械的および電気的接続を確立し、nは、1,2,3,4,5,…などの整数であり得る。入力アレスタは、段0を確立する。
一実施形態において、各アレスタユニットは、ガス封入サージアレスタを備える。各弾性要素は、回路基板とそれぞれのノードとの機械的接続のためのU字型の遠位端、およびそれぞれのノードに力を作用させるためのレバーを含む。
一実施形態において、サージアレスタは、回路基板の第1の側面上に配置されているヒューズを備え、第1の端子とコンデンサとの間に電気的に接続される。ヒューズまたは第1の端子に関して、コンデンサは並列に電気的に接続される。
したがって、積層されたサージアレスタの複数のコンデンサを保護するには、1つのヒューズで十分である。
一変形例において、確実なアレスタは、ヒューズの代わりにコンダクタを備える。
一実施形態において、コンデンサは、SMD(表面実装デバイス)コンデンサであり得る。さらに、サージアレスタはSMDヒューズを備えることができる。
一実施形態において、サージアレスタのコンデンサは、50pFと150pFとの間、たとえば100pFの容量を各々有する。さらに、各積層されたアレスタユニットは、10Vと30Vとの間、たとえば16Vのアーク電圧を有する。
一実施形態において、サージアレスタはさらに、平坦面を有するアレスタユニットの間に電極を備える。平坦面は、それぞれの弾性要素との良好な機械的、したがって電気的な接点を確立する。
一実施形態において、接続要素とアレスタユニットとの間の電気的および/または機械的接続は、ブレイズ溶接法によって、たとえば800℃で確立される。従来の半田付け方法と比較して、そのような高温により、大電力サージを伝導する際の故障に対抗する抵抗率の向上がもたらされる。
接続要素は、外部回路基板にブレイズ溶接可能であり得る。
サージアレスタを製造するための方法は、
−アレスタユニットのスタックを設けるステップを含み、スタックは、アレスタユニットの間にノードを含み、さらに、
−回路基板上にコンデンサを設けるステップと、
−回路基板をノードに弾性要素を介して電気的かつ機械的に接続するステップとを含み得る。
サージアレスタの例を図に示す。
2つの積層されたアレスタユニットを備えるサージアレスタの等価回路図を示す図である。 3つの積層されたアレスタユニットを備えるサージアレスタの等価回路図を示す図である。 n段のサージアレスタの段iを示す図である。 5つの積層されたアレスタユニットを有するサージアレスタの斜視図を示す図である。 弾性要素をより具体的に見た、サージアレスタ上の別の斜視図を示す図である。 弾性要素の実現可能な実施形態を示す図である。 回路基板の斜視図を示す図である。 ヒューズ、コンデンサおよび弾性要素を担持する回路基板の斜視図を示す図である。 図7Bの回路基板の別の斜視図を示す図である。 2つの接続要素の間に配置されている積層されたアレスタユニットの斜視図を示す図である。 接続要素のより詳細な斜視図を示す図である。 4つのコンデンサ、4つの弾性要素、および1つのヒューズを担持する回路基板の斜視図を示す図である。 2つの接続要素と、4つのコンデンサ、4つの弾性要素および1つのヒューズを有する回路基板とを備えるサージアレスタの斜視図を示す図である。 4つの接触要素および4つの接点ばねで組立てられた、縦向き姿勢の回路基板を示す図である。 回路基板を縦向き姿勢に保持するための保持要素を有する接続要素を示す図である。 図13の保持要素および図12の垂直な回路基板を備えるサージアレスタを示す図である。
詳細な説明
図1は、サージアレスタSARの等価回路図を示す。積層されたサージアレスタSARは、2つのアレスタユニットAU0,AU1を備える。アレスタユニットAU0,AU1は、第1の端子T1と第2の端子T2との間に直列に電気的に接続される。第1の端子T1は、高感度の外部回路に電気的に接続することができ、第2の端子T2は接地に電気的に接続することができ、逆もまた同様である。サージアレスタSARは、2つの積層されたアレスタユニットの間に電気的に接続された第1のノードNlを備える。サージアレスタ段ASは、第1のアレスタユニットAU1、第1のノードNl、第1の弾性要素RE1、および第1のコンデンサCA1を備える。第1のコンデンサCA1は、第1の端子T1と第1のノードNlとの間に電気的に接続される。AC電位については導電性であり、DC電位については絶縁性である。したがって、直列に接続されたアレスタユニットAU0,AU1双方に直流電圧が印加されている間、電圧サージがアレスタユニットAU0の両側に印加される。
サージアレスタSARが電圧サージによって起動されると、次いで、サージの電位が第1のコンデンサCA1を介して伝導される。第1のコンデンサCA1と第1のノードNlとの間の機械的接続は、弾性要素によって確立される。
図2は、多段アレスタの等価回路図を示す。段数は、段AS1,AS2,…を直列に電気的に接続することによって容易に増やすことができる。
図3は、第n段のサージアレスタの段番号i ASiを示す。段iは、アレスタユニットAUi、ノードNi、弾性要素REi、およびコンデンサCAiを含む。ここで、iは自然数であり、1≦i≦nである。
図4は、第1の端子T1と第2の端子T2とを備えるサージアレスタSARの斜視図を示す。アレスタユニットAU0,AU1,…およびそれぞれのノードNl,N3のスタックが2つの端子T1,T2の間に配置される。この実施形態では、ノードが電極ELによって確立される。したがって、電極ELはそれぞれのアレスタユニットAUiを電気的に接続し、物理的に分離する。さらに、電極ELは、スタックを第1の端子T1と第2の端子T2とに電気的に接続する。サージアレスタSARはしたがって、n+1個の積層されたアレスタユニットを備え得る。
サージアレスタSARは、回路基板CBをさらに備える。金属被覆構造MEが回路基板CB上に配置される。図4のサージアレスタは、回路基板CB上に配置されている第1のコンデンサCA1を備える。第1のコンデンサCA1の一方側は、ヒューズFUを介して第1の端子T1に、かつ第1のノードNlに電気的に接続される。そのため、第1の弾性要素RElは、コンデンサCA1の他方側を第1のノードNlと電気的に接続する。したがって、コンデンサCA1の各々の側は、回路基板CBの表面上の金属被覆MEに取付けられる。弾性要素REは、それぞれの金属被覆構造MEと、積層されたアレスタユニットの間の電極によって確立されたノードNlとに機械的に接続される。簡単にするために、図4は、わずか1つのコンデンサCA1およびわずか1つの弾性要素RElを備えるサージアレスタを示す。しかし、回路基板CB上の金属被覆構造MEは、それぞれのコンデンサCA1,…,CAnを回路基板に取付け、ヒューズFUを介して第1の端子T1と並列に電気的に接続することができることを明確に示す。
完全に組立てられた回路基板を図10に見ることができ、完全に組立てられたサージアレスタを図11に見ることができる。
図5は、図4のサージアレスタSARの別の斜視図を示す。第1の弾性要素RE1は、一端が回路基板CBに取付けられ、ノードNlに力を作用させるレバーを含むクリップによって確立される。
第1の端子T1および第2の端子T2は、それぞれの第1の接続要素CE1および第2の接続要素CE2によって確立される。これらの接続要素CE1,CE2により、サージアレスタSARを外部回路に電気的かつ機械的に接続することができる。これらの接続要素は、金属、たとえば銅を含み得る。
アレスタユニットAUi間にノードを確立する電極ELは、回路基板CBに向かって配置される平坦面を含むことができる。金属クリップによって実現される場合の弾性要素REiは、アレスタに対して容易に取付けおよび取外しすることができる。したがって、アレスタユニットのスタックまたは回路基板を困難なく交換することができる。したがって、そのようなアレスタの組立および保守費用ならびに予備の要素のための費用が減少する。
図6は、弾性要素REの実施形態を示す。弾性要素REは、回路基板に対して容易に取付けおよび取外しすることができるU字型の遠位端Uを含むクリップCLとして実現される。さらに、弾性要素REは、湾曲構造BSをその他方の遠位端に有するレバーLEを含む。レバーLEのこの遠位端は、スタックのノードまたは電極に力を作用させることができる。
図7Aは、金属被覆構造MEが組付けられ、いずれのコンデンサも組付けられていない回路基板CBの斜視図を示す。
図7Bは、コンデンサCA1と第1の端子との電気的接続を確立するためにコンデンサCA1およびヒューズFUを担持する回路基板CBの実施形態を示す。
弾性要素は、そのU字型の遠位端を金属被覆構造MEに留めることによって、回路基板に取付けられる。その上、U字型の遠位端を金属被覆にはんだ付けすることができる。
図7Cは、スタックのそのそれぞれのノードへの機械的および電気的接続のためのレバーLEを示す、別の斜視図からの図7Bの回路基板を示す。
回路基板CBは、その遠位端の各々において凹部RECを含むことができる。
図8は、積層されたサージアレスタユニットがどのように端子または接続要素の間にそれぞれ配置されるかを示す。簡単にするために、回路基板は省略される。
図9は、接続要素C1,C2によって実現されている端子T1,T2のより詳細な斜視図を示す。それは穴部HOおよび溝GRVを含む。溝GRV内には、突起PRが配置される。サージアレスタを組立てると、回路基板CBの遠位端がそれぞれの接続要素C1,C2の溝GRVに取付けられる。次いで、突起PRは回路基板CBの凹部RECに配置される。
図10は、4つのコンデンサを担持する回路基板CBを示す。各コンデンサごとに、弾性要素であるクリップが回路基板CBに取付けられる。
図11は、図10の回路基板を備えるサージアレスタを示す。4個のクリップの各々が、それぞれの金属被覆構造を担持する回路基板を、電極によって確立されている積層されたアレスタユニットのそれぞれのノードに、電気的かつ機械的に接続することが分かる。
弾性要素がアレスタスタックの電極に力を作用させると、回路基板自体がスタックから離れる方に押される。したがって、図9に示される接続要素の突起PRは、回路基板の凹部REC内に延在し、物理的にアレスタを安定させる。突起の長さは接続要素の溝の幅より短いため、回路基板CBは、物理的に取付けられているものの、容易に取外し可能である。
図12は、縦向き姿勢の回路基板を示す。
図13は、回路基板を縦向き姿勢に保持するための保持要素HE1,HE2を有する接続要素CE1,CE2を示す。
図14は、図13の保持要素および図12の垂直な回路基板を備えるサージアレスタを示す。接続要素の保持要素の突起が回路基板の凹部内に延在していることが分かる。回路基板の遠位端は、保持要素の溝内に延在する。
図14に係るアレスタユニットのスタックの隣の垂直な回路基板による構成は、結果として得られるアレスタの高さが減少することから、図11に示される水平方向の回路基板の実施形態に対して有利であり得る。当然、スタックに対する、または接続要素の遠位端に対する、回路基板のあらゆる方向付けが可能である。
積層されたアレスタユニット間の電極は、銅などの金属を含むことができる。5つのアレスタユニットを備えるサージアレスタは、およそ4cmの長さを有することができる。各アレスタユニットは、およそ11mmの積層高さを有することができる。コンデンサは、放電サージの高圧を保持することができるSMDコンデンサであり得る。コンデンサは、100pFの容量を各々有することができる。それぞれのサージアレスタの重量は、5gと6gとの間であり得る。動作および保存温度は、−40℃と+90℃との間であり得る。100A〜20kAの電流サージを伝導することができる。サージアレスタのアーク電圧は、たとえば60Vを超えることができる。他の値も可能である。
サージアレスタは、明細書に記載したかまたは図に示した実施形態に限定されない。ヒューズ、コンデンサ、金属被覆、接続要素、回路基板、電極、または積層されたアレスタユニットなどのさらなる要素、またはさらなる能動もしくは受動回路構成要素を備えるサージアレスタも本発明によって含まれる。
参照符号リスト
BS: 湾曲構造
CA1,CAi: コンデンサ
CB: 回路基板
CE1,CE2: 第1および第2の接続要素
FS: 平坦面
FU: ヒューズ
GRV: 溝
HE1,HE2: 第1および第2の保持要素
HO: 穴部
LE: 弾性要素のレバー
ME: 金属被覆
Nl,N2,…,Ni: 第1,第2,…,i番目のノード
PR: 突起
RE1,REi: 弾性要素
REC: 凹部
SAR: サージアレスタ
AS0,AS1,ASi: サージアレスタ段
AU0,AU1,AUi: 積層されたアレスタユニット
T1,T2: 第1および第2の端子
U: 弾性要素のU字型の遠位端。

Claims (10)

  1. サージアレスタ(SAR)であって、
    −第1の端子(Tl)、第1のノード(Nl)および第2の端子(T2)と、
    −入力アレスタユニット(AU0)および第1のアレスタユニット(AU1)、第1のコンデンサ(CA1)、ならびに第1の弾性要素(RE1)と、
    −外部回路と第1の側面を有する回路基板(CB)とに前記サージアレスタを接続するための第1の接続要素(CE1)、第2の接続要素(CE2)とを備え、
    −前記第1のノード(Nl)は、前記第1の端子(Tl)と前記第2の端子(T2)との間に配置され、
    −前記入力アレスタユニット(AU0)は、前記第1の端子(Tl)と前記第1のノード(Nl)との間に電気的に接続され、
    −前記第1のアレスタユニット(AU1)は、前記第1のノード(Nl)と前記第2の端子(N2)との間に電気的に接続され、
    −前記第1のコンデンサ(CA1)は、前記第1の端子(Tl)と前記第1のノード(Nl)との間に電気的に接続され、
    −前記第1の弾性要素(RE1)は、前記第1のコンデンサ(CA1)と前記第1のノード(Nl)との間に機械的および電気的に接続され、
    −前記入力アレスタユニット(AU0)は、前記第1のコンデンサ(CA1)と前記第1の弾性要素(RE1)との直列接続によって短絡され、
    −前記アレスタユニット(AU0,AU1)は、前記接続要素(CE1,CE2)の間に配置され、
    −前記接続要素(CE1,CE2)は、前記第1の端子(Tl)と前記第2の端子(T2)とにそれぞれ電気的に接続され、
    −前記回路基板(CB)は、前記接続要素(CE1,CE2)の間に配置され、
    −前記第1のコンデンサ(CA1)は、前記回路基板(CB)の第1の側面上に配置され、
    −前記第1の弾性要素(RE1)は、前記回路基板(CB)を前記第1のノード(Nl)に機械的に接続する金属クリップ(CL)である、サージアレスタ。
  2. −前記入力アレスタユニット(AU0)、n個のアレスタユニット(AU1,SAU2,…)、n個のコンデンサ(CA1,CA2,…)、n個のノード(Nl,N2,…)、およびn個の弾性要素(RE1,RE2,…)を備え、
    −第n段において、n番目の弾性要素(REn)は、n番目のコンデンサ(CAn)とn番目のノード(Nn)との間に機械的および電気的接続を確立し、
    −n=2,3,4,5またはそれ以上である、請求項1に記載のサージアレスタ。
  3. −各アレスタユニット(AU0,AU1,…)は、ガス封入サージアレスタを含み、
    −各弾性要素(RE1,RE2,…)は、前記回路基板(CB)とそれぞれのノード(Nl,N2,…)との間の機械的接続のためのU字型の遠位端(U)、およびそれぞれのノード(Nl,N2,…)に力を作用させるためのレバー(LE)を含む、請求項2に記載のサージアレスタ。
  4. 前記回路基板(CB)の第1の側面上に配置されており、前記第1の端子(TE)と前記コンデンサ(CA1,CA2,…)との間に電気的に接続されているヒューズ(FU)を備える、請求項3に記載のサージアレスタ。
  5. 前記回路基板(CB)の第1の側面上に配置されており、前記第1の端子(TE)と前記コンデンサ(CA1,CA2,…)との間に電気的に接続されているコンダクタを備える、請求項3に記載のサージアレスタ。
  6. 前記コンデンサ(CA1,CA2,…)はSMDコンデンサである、請求項5に記載のサージアレスタ。
  7. −各コンデンサ(CA1,CA2,…)は50pFと150pFとの間の容量を有し、
    −各積層されたアレスタユニットは、10Vと30Vとの間のアーク電圧を有する、請求項6に記載のサージアレスタ。
  8. −前記アレスタユニット(AU0,AU1,…)の間に電極(EL)をさらに備え、
    −前記電極(EL)は、前記弾性要素(RE1)と接触するための平坦面(FS)を有する、請求項1に記載のサージアレスタ。
  9. 請求項1に記載のサージアレスタ(SAR)を製造するための方法であって、
    −アレスタユニット(AU0,AU1)のスタックを設けるステップを含み、前記スタックは、前記アレスタユニット(AU0,AU1)の間にノード(Nl)を含み、さらに、
    −回路基板(CB)上にコンデンサ(CA1)を設けるステップと、
    −前記回路基板(CB)を前記ノード(Nl)に弾性要素(RE1)を介して電気的かつ機械的に接続するステップとを含む、方法。
  10. −前記端子は前記アレスタユニットブレイズ溶接され、
    −前記接続要素は、外部回路基板にブレイズ溶接可能なものである、請求項に記載の方法
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