JP5946398B2 - 三次元配筋シミュレーションシステムにおける配筋補正処理装置 - Google Patents
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Description
例えば、梁の始端側にある柱との干渉回避のために梁筋を移動すれば、終端側の柱筋と新しい干渉点ができるという状況が挙げられる。
当該例における前記干渉点データは、個々の干渉点について、その干渉点のインデックス、当該干渉点を構成する二点のうちの一方の座標:点PXの座標、当該干渉点を構成する二点のうちの他方:点PYの座標、部材インデックスX:点PXを含む部材のインデックスX、及び部材インデックスY:点PYを含む部材Yのインデックスからなる。
記憶手段に前記登録情報として備える鉄筋(以下、登録鉄筋と記す。)又は鉄骨(以下、登録鉄骨と記す。)について、ペアリング処理、距離計測処理、最近点算出処理、及び干渉点抽出処理を施し、回避対象たる干渉点を導く。
導いた干渉点は、各々干渉点データとして前記記憶手段に保存する処理を行う(図8又は図9参照)。
前記ペアリング手段は、記憶手段に前記登録情報として備える登録鉄筋又は登録鉄骨のなかから、一本の鉄筋と一本の鉄筋又は鉄骨(以下、部材と記す。)を一単位とした部材ペアをつくる(図11参照)。
当該例における干渉回避処理での回避対象検出処理は、マウスの画面座標からドラッグの始点及び終点を結ぶ線分を対角線とする矩形(長方形)を導く処理と、当該矩形に奥行を与えた直方体を導く処理と、当該直方体の外縁を変換行列で実座標化する処理と、前記直方体の外縁内部に実座標を置く鉄筋を前記登録情報から検出し、各々指定部材として当該部材の部材データの内容に基づいて前記所定の処理(ペアリング処理、距離計測処理、最近点算出処理、及び干渉点抽出処理)を行う。
前記距離計測手段は、前記ペアリング手段によって作られた部材Xと部材Yからなる部材ペアについて、前記部材ペアを構成する部材X,Y間の距離を線分単位(線分間距離)及び部材単位(部材間距離)で算出する(図8及び図9参照)。
当該例では、置換手段によって、各部材ペア毎に、鉄筋の線形や鉄骨等の直線部分を一定長毎に線分に分割し、又は曲線部分を当該装置の仕様として満足する精度を満たした線分に分割することによって、各部材の構成要素たる線分の概念を与え、各線分データを記憶手段のバッファに保存する。
鉄筋Xと鉄筋Yの場合における距離計測処理は、前記線分ペアが平行である場合には、一方の線分の端点と、当該端点から他方の線分に下ろした垂線の足を最寄点pX、pYとし、当該最寄点pX、pY間の距離を線分間距離として記憶手段のバッファに保存する(図8参照)。尚、鉄筋Xと鉄筋Yが延長線上に存在する場合には、最寄点pX、pYの線分間距離を無限大、即ち、補正不要の距離として処理する。
鉄筋Xと鉄骨Yの場合における距離計測処理は、指定鉄筋の線分と閉鎖多角形面が交差するか否かによって分けて行う。
前記最近点算出手段は、前記距離計測手段で算出した線分ペアの線分間距離(最寄点pX、pY間距離)を各部材ペア単位で相互に比較し、最も近い点の組み合わせ(以下、最近点ペアと記す。)を当該部材ペアにおける最近点PX,PYとし、当該最近点間の距離(以下、部材間距離と記す。)、及び当該最近点PX,PYの座標(以下、最近点ペア情報と記す。)を前記記憶手段のバッファに保存する。
前記干渉点抽出手段は、前記最近点ペア情報から前記部材間距離が規定距離以内の最近点ペア(最近点PX,PY)を干渉点PX,PYとして抽出し、その干渉点ペアの情報(部材間距離及び当該干渉点PX,PYの座標)を前記干渉点インデックス等先に記載した情報と共に干渉点データとして記憶手段に保存すると共に、表示手段により、干渉点を構成する部材(以下、干渉部材と記す。)径及び干渉点ペアの数の一覧、並びに干渉部材を強調した三次元画像表示、及び干渉点PX,PYの移動させるべき方向を示す前記回避矢印の表示を行い、当該回避矢印の前記矢印データを作成する(図7参照)。
当該例における強調表示処理は、干渉部材に、他の部材と差別化できる程度に異なる色彩若しくは色調、又は模様を施す表示データを出力するものである。具体例を挙げれば、干渉点を持つ全ての部材について、それらの部材の部材インデックスが記憶手段の干渉点情報(干渉点データ)に登録されているかを確認し、存在する場合には当該部材について透過性の低い表示データを出力し、存在しない場合には透過性の高い表示データを出力する(図13参照)。
<連続する干渉点に対する干渉点抽出処理>
前記ペアリング手段によって作られた部材ペアについて、連続する干渉点(干渉点の連なり)を検出する場合においては、一方の干渉部材の始点から終点に至る全てのステップ(処理の便宜上設定した単位長)について、以下の距離計測処理及び干渉点抽出処理を以って干渉点を抽出する(図10参照)。
即ち、干渉点が連続する場合における前記距離計測処理は、前記一方の干渉部材の始点から距離sの位置より、他方の干渉部材に降ろした垂線の足に至る長さを求め、その位置における当該部材間X,Yの距離とする。
[干渉点PXについて]
前記回避矢印の表示処理は、前記干渉点PXについては、干渉点PYから干渉点PXに向かうベクトルVX(PXtoPY)を算出する処理(回避ベクトル算出処理)と、当該ベクトルVXと方向が等しいベクトルを、干渉点PXを始点とし長さq(表示の状況に応じて適宜調整する。点間距離(PX−PYの距離)を反映した他の長さでも良い。)の回避矢印として表示し、干渉解決距離を文字列で表示する処理(回避ベクトル表示処理)と、当該回避矢印の前記矢印データを前記記憶手段に保存する処理を、前記領域指定の操作等により指定した全ての干渉点について行う。
前記回避矢印の表示処理は、前記干渉点PYについては、干渉点PXから干渉点PYに向かうベクトルVY(PYtoPX)を算出する処理(回避ベクトル算出処理)と、当該ベクトルVYと方向が等しいベクトルを、干渉点PYを始点とし長さq(表示の状況に応じて適宜調整する。点間距離(PY−PXの距離)を反映した他の長さでも良い。)の回避矢印として表示し、干渉解決距離を文字列で表示する処理(回避ベクトル表示処理)と、当該回避矢印の前記矢印データを前記記憶手段に保存する処理を、前記領域指定の操作等により指定した全ての干渉点について行う。
前記干渉部材、例えば干渉鉄筋の径及び干渉点の数の一覧(干渉点一覧情報)を表示する処理は、干渉点編集手段による干渉点編集処理で、以下の如く編集される。
前記干渉点編集手段は、前記干渉点情報を参照し、各干渉点の干渉点データの部材インデックスX及び部材インデックスYから、干渉点PX,PYを含む鉄筋又は鉄骨を特定し、部材情報を参照しその特定した鉄筋又は鉄骨を意味する文字列を作成し、各干渉点データに干渉点PX,PYを含む部材を示す同じ文字列が保存されているかを確認し、保存されていない場合には、特定した一対部材を意味する文字列と干渉点の数=1を保存し、保存されている場合には、干渉点の数をインクリメントして表示する(図12参照)。
[回避矢印を個別に指定する]
回避矢印を指定するとは、干渉回避処理等を行う回避矢印を選択し決定することを言う。
この処理は、配筋状態等を表示した画面において、マウス等で操作するカーソルの座標から画面に垂直な直線を定義し、当該直線(以下、支持線と記す。)の軌跡を変換行列で実座標に変換し、当該直線と規定距離内にある干渉点を干渉点情報(干渉点データ)から検出し、当該干渉点に付された回避矢印の矢印データ(回避矢印の始点及び終点の座標、干渉点間の距離、前記干渉点の一方を含む部材の部材インデックスα及び当該干渉点の他点を含む部材インデックスβ、並びに干渉解決距離)の内容に副った所定の処理(干渉回避処理等)を行う(図14参照)。
当該例における干渉回避処理での回避対象検出処理は、マウスの画面座標からドラッグの始点及び終点を結ぶ線を対角線とする矩形(長方形)を導く処理と、当該矩形に奥行を与えた直方体を導く処理と、当該直方体の外縁を変換行列で実座標化する処理と、前記直方体の外縁に囲まれる範囲に実座標を置く干渉点を干渉点情報(干渉点データ)から検出し、当該干渉点に付された回避矢印の矢印データの内容に副った所定の処理を行う(図15参照)。
前記矢印保存バッファに記録された全ての回避矢印(以下、対象矢印と記す。i=1 to N)について、干渉点インデックスを含むか否かを判定し、含むものについては、矢印インデックスβに当該対象矢印のコード(インデックス)を代入して保存する。
この様に、矢印インデックスβに対象矢印のコードが代入された干渉点が抽出対象となる。
一方、干渉点インデックスを含まないものについては、新規な干渉点インデックスを設け、当該対象矢印の干渉点インデックスとして保存すると共に、矢印インデックスαのパラメータに当該対象矢印のコードを代入して保存する(図16参照)。
前記干渉回避手段は、前記回避対象検出処理を経て回避矢印を検出した場合に、当該回避矢印の矢印データに干渉点インデックスが含まれる干渉点について、干渉する鉄筋が規定長を超える場合に当該干渉点を中心とする前後規定領域のみをその干渉を回避する方向へ当該鉄筋を迂回変形させる迂回手段と、干渉する鉄筋が規定長位内の場合に当該鉄筋をその干渉を回避する方向へ平行移動させる移動手段を備える(図1乃至図3参照)。
移動手段は、回避矢印の存否から移動させるべき鉄筋等を特定する処理を行う部材特定手段と、回避矢印の情報(前記干渉点の干渉点情報)から当該鉄筋をその干渉を回避する方向へ平行移動させる移動行列を作成する処理を行う関数構成手段と、当該移動行列を用いて移動させるべき鉄筋の移動先座標を算出する処理を行う座標算出手段と、導かれた移動先座標に鉄筋等を移動させる処理を行う座標適用手段を備える(図3(A)参照)。
前記迂回手段は、回避矢印の存否から移動させるべき鉄筋等を特定する処理を行う部材特定手段と、前記回避矢印の始点を含む前記矢印データから迂回させる干渉点を特定する処理を行う移動点特定手段と、前記干渉点を挟む両側を分断し、その前後の端点(分断点)を移動点とし、当該分割点の前後規定距離に亘る前半部及び後半部を同方向へ等量曲げる(屈曲処理)曲げ手段と、前記前半部と後半部の分割点を連結する結合手段を備える(図1参照)。
これらの処理を行う迂回手段を採用することによって、一の干渉点を回避する処理によって、他の干渉点が発生することを防止することができる。
後者は、前記干渉点の前後規定距離の範囲をそれぞれ切り出し長Lとし、当該干渉点の前後に存在する切り出し長Lを加えた範囲を底辺とする二等辺三角形の一方の斜辺の形状又は当該一方の斜辺に他方の斜辺の全部若しくは一部、若しくは底辺と平行な線分を連結した形状に変形する処理を行うものである(図20参照)。
屈曲処理は、干渉を回避させるべく処理を施す鉄筋の全長(単数又は複数の線分からなる鉄筋の線形長)が前記分割点からの切り出し長Lがよりも短い場合に、前記曲げ手段によって行われる。
尚、前記屈曲角を弾性変形内に収める場合は、屈曲する最大角度を鉄筋の断面係数などから求め、断面係数が不明又は弾性変形にこだわらない場合は、屈曲角θを適宜決定する(例えば、sin1°〜sin5°など。)。
切り出し長:L=R×T×1/sinθ
距離:K=K+連結線分長(順次隣接する線分長を連結する)
に基づき、当該距離Kの各点についてその距離に比例した線分端点移動量tを、例えば次式を用いて求める。
線分端点移動量:t=K×T/L
前記迂回処理をより現実のものに近付けるべく、屈曲緩和手段により屈曲角の緩和処理を行うことが望ましい。
前記屈曲角の緩和処理の第一の手法は、前記三角形の頂角及び二つの底角の外角の二接点間に、各々の内接円の円弧を適用するものである。当該円弧の適用によって、適用した円弧の先端から適用前における頂角の頂点に至る距離の分だけ干渉解決距離に不足が生じることとなる(以下、この状況を目減りと記す。)。従って、上記屈曲角の緩和処理を行う場合には、前記目減り分を見込んだ干渉解決距離に設定する必要がある。
この様に、ベジエ曲線処理を用いる場合には、前記目減りは生じない。
前記の如く行われた迂回処理が、一点についてのみではなく、切り出し長Lの二倍長2L未満の間隔で一定長に亘って生じている場合等には、連続する迂回形態のうち、それらの両端に位置する斜辺のみを残し、その頂点同士を結合手段により直線で結ぶことによって台形状の迂回形態を採用する迂回処理を行っても良い。
前記干渉回避処理は、先ず、各干渉点について、当該干渉点に付された矢印の前記矢印データに含まれる干渉解決距離等に基づく干渉回避処理を行い、その後の他の部材との干渉を検出しその結果を返すと共に、前記記憶手段のバッファに一時保存する処理を行う(図5(A)参照)。
一の干渉点について、平行移動と屈曲処理など複数の干渉回避処理がある場合や、一の干渉点について二つの回避矢印が与えられている場合に備え、一方の仮移動結果RET0と、他方の仮移動結果RET1を保存する領域を備えて、当該領域に保存された結果を検証する(図5参照)。
双方共に適切である場合には、鉄筋と鉄筋との干渉では、径の細い方の鉄筋に対して干渉回避処理を行う。鉄筋と鉄骨との干渉では、鉄筋に対して干渉回避処理を行い、鉄骨と鉄骨との干渉では、体積の小さい方に対して干渉回避処理を行う。片方の干渉回避処理のみが適切である場合には、当該干渉回避処理を適用する(図5参照)。
この処理は、前記干渉回避処理によって移動又は変形した鉄筋の近傍に他の干渉点がある場合に、その回避矢印を変形後の位置に再配置する処理である。
収集した部材インデックス[N]を保有する干渉点ペアについて、[N]を保有する部材インデックスがインデックスX若しくはインデックスYのいずれであるかを特定し、特定された方の回避矢印の始点から更新された線分へ降ろした垂線の足を導き、当該足を新規な回避矢印の始点とする。
以上の処理を以って矢印更新処理を終了し、前記回避矢印表示処理を行う
(図4参照)。
A 制御点,B 制御点,
Va 鉄筋の一端から多端に向かうベクトル(線形方向頂点aに向かうベクトル),
Vb 鉄筋の一端から多端に向かうベクトル(線形方向頂点bに向かうベクトル),
Vc 鉄筋の一端から多端に向かうベクトル((ベクトルab+ベクトルbc)/2),
m 単位ステップの長さ,r 干渉部材の長さ,
s 検索する鉄筋上の始点からの距離,
i 検索番号,Max r/m,
Claims (6)
- 記憶手段に保持する部材情報及び部材配置情報から鉄筋を含む二部材からなる組み合わせを作るペアリング手段と、
前記組み合わせを構成する二部材の距離を、鉄筋を含む部材の直線部分を一定長毎に直線成分に分割し、又は曲線部分を所定の精度を満たした直線成分に分割した直線成分の各々である線分単位で算出する距離計測手段と、
前記組み合わせを構成する二部材の最近点を、鉄筋を含む部材の直線部分を一定長毎に直線成分に分割し、又は曲線部分を所定の精度を満たした直線成分に分割した直線成分の各々である線分単位で導く最近点算出手段と、
前記組み合わせを構成する二部材の最近点の距離が規定距離以内の干渉点を抽出し干渉点情報を記憶手段に保存する干渉点抽出手段と、
前記干渉点を中心とする前後規定領域のみをその干渉を回避する方向へ当該鉄筋を迂回させる干渉回避手段を備え、
前記干渉回避手段は、干渉する鉄筋が規定長を超える場合にその干渉点を中心とする前後規定領域のみをその干渉を回避する方向へ当該鉄筋を迂回させる迂回手段と、干渉する鉄筋が規定長位内の場合に当該鉄筋をその干渉を回避する方向へ平行移動させる移動手段を備えることを特徴とする三次元配筋シミュレーションシステムにおける配筋補正処理装置。 - 前記移動手段は、
干渉点の存否から移動させるべき鉄筋を特定する部材特定手段と、
前記干渉点の干渉点情報から当該鉄筋をその干渉を回避する方向へ平行移動させる移動関数を導く関数構成手段と、
当該移動関数を用いて移動させるべき鉄筋の移動先座標を算出する座標算出手段と、
導かれた移動先座標に鉄筋を平行移動させる処理を行う座標適用手段を備えることを特徴とする前記請求項1に記載の三次元配筋シミュレーションシステムにおける配筋補正処理装置。 - 前記迂回手段は、
干渉点の存否から迂回させるべき鉄筋を特定する部材特定手段と、
前記干渉点を移動点とし当該干渉点から前後方向規定距離の基点に亘る領域に迂回処理を施す曲げ手段を備え、
前記曲げ手段は、前記干渉点の干渉点情報から当該干渉点をその干渉を回避する方向へ移動させる移動関数を導く関数構成手段と、
当該移動関数を用いて移動させるべき干渉点の移動先座標を算出する座標算出手段と、
導かれた移動先座標に当該干渉点を移動させる処理を行う座標適用手段を備えることを特徴とする前記請求項1又は請求項2のいずれかに記載の三次元配筋シミュレーションシステムにおける配筋補正処理装置。 - 前記迂回手段に、干渉回避に必要な干渉点の移動量と鉄筋許容の曲げ角から変形距離係数を算出する係数算出手段と、前記変形距離係数と鉄筋径から前記前後規定距離各部の移動量tを算出する変形距離算出手段を備えた前記請求項3に記載の三次元配筋シミュレーションシステムにおける配筋補正処理装置。
- 前記迂回手段は、
前記干渉点を有する鉄筋に対し前記干渉点を挟んで前後に分割する分割手段と、
当該分割点の前後規定距離に亘る領域を回避方向へ前後対称的に移動させる曲げ手段と、前記分割点を再連結する結合手段を備えることを特徴とする前記請求項3又は請求項4のいずれかに記載の三次元配筋シミュレーションシステムにおける配筋補正処理装置。 - 前記座標適用手段による移動後の干渉点とその前後の基点を結ぶ多角形の頂角又は底角の外角の二接点間に、各々の内接円の円弧を適用することを特徴とする屈曲緩和手段を備える前記請求項3乃至請求項5のいずれかに記載の三次元配筋シミュレーションシステムにおける配筋補正処理装置。
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