JP5945520B2 - 圧縮信号復元装置、圧縮信号復元方法、プログラム - Google Patents

圧縮信号復元装置、圧縮信号復元方法、プログラム Download PDF

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この発明は時系列信号およびその他の信号を保存或いは伝達するための符号化および復号化に関し、特に圧縮信号を復元する圧縮信号復元装置、圧縮信号復元方法、プログラムに関する。
多数のセンサを無線ネットワークで接続したセンサネットワークでは、各センサで取得したデータの送受信が頻繁に行われる。センサは処理能力が低く、外部電源からの電力供給が得られないようなものが用いられることも多いので、センサの省電力化のために、センサが送信する情報量を削減すること、およびセンサ自身で行う演算量を低減する手法が重要とされている。
その一つが、圧縮センシングという手法である。これは、用途が同じであり地理的に近接したセンサが計測した結果は類似性が高いことを利用して、各センサの情報を、他のセンサと共通する情報とそれ以外の情報とで表すことにより、情報量を圧縮するものである。非特許文献1では、単一センサの圧縮センシングの方法が提案されている。ここでは、送信装置は、測定の対象となる標本数Nの信号xを、M×Nの観測行列Ψを用いて線形変換することにより、xの次元に比して少ない次元Mの情報y=Ψxに圧縮し、送信する。受信装置は、元の信号xの基底Φでの表現s=Φ−1xの非0要素が非常に少ない(以下、「疎である」と表現)という仮定のもとに復元を行うことで、元の信号xと厳密に等しい信号を復号しようとするものである。
また、多数のセンサからなる無線ネットワーク上で圧縮センシングを行う方法として、非特許文献2では、各第i番目のセンサの観測信号x
Figure 0005945520
で表される信号の圧縮センシングが提案されている。ここで、
Figure 0005945520
である。aは第i番目のセンサの観測信号の振幅、θは第i番目のセンサの観測信号の位相を表す係数であり、zは全てのチャネル間の共通信号である。また、
Figure 0005945520
であり、jは虚数単位(j=−1)であり、DFTは離散フーリエ変換、IDFTはDFTの逆変換である。つまり、このモデルは、各センサが観測した信号の共通部分zが群遅延および全体の振幅の減衰があるが形状が同じである信号zc,iであるようなモデルである。
非特許文献2では、(1)xを推定し、(2)推定したxと観測信号を用いて振幅aと位相θを推定し、(3)推定した振幅aと位相θを用いて共通信号zc,iを推定し、(4)推定した共通信号と観測信号を用いて残りの信号zd,iを推定する、という順で各信号を求めていく。(1)〜(4)の最適化では、それぞれ個別の最適化の式に従って最適化を行う。
E. Hale, W. Yin, and Y. Zhang, "Fixed-point continuation for `1-minimization: Methodology and convergence," SIAM Journal on Optimization, vol. 19, no. 3, pp. 1107-1130, 2008. 白木善史、鎌本優、守谷健弘、「減衰および遅延のある共通要素を持った多チャンネル信号の復元」、電子情報通信学会大会講演論文集、電子情報通信学会、平成24年8月28日、第2012巻、p.62
非特許文献1は、単一センサのための圧縮センシングの方法であるため、多数のセンサからなるセンサネットワークにそのまま適用することができない。
非特許文献2によれば、多数のセンサの圧縮センシングを行うことができるが、必ずしも元の信号x’と厳密に一致する信号xを復号できないという問題がある。これは非特許文献2の方法では各信号の推定を、既に推定した他の信号の推定結果を用いて最適化するため、先に推定した信号の推定精度が低いと、残りの信号の推定精度にも影響することによる。加えて、スパース項zd,iの推定は共通信号を求めた後に行っていたため式(1)で得られた推定結果が元の観測信号に最小二乗の意味で最適である保証はなかった。そこで、本発明では、元の信号を従来よりも精度良く復元することが出来る圧縮信号復元装置を提供することを目的とする。
本発明の圧縮信号復元装置は、Nc個のセンサからの圧縮信号を復元する圧縮信号復元装置であって、復号部を含む。
復号部は、インデクスiを1以上Nc以下の整数とし、全てのセンサに共通の信号を信号zとし、第i番目のセンサが観測した信号の共通部分を共通信号zc,iと表すものとし、第i番目のセンサが観測した信号のうち共通信号zc,iを除いた残りの信号を信号zd,iと表すものとし、
Figure 0005945520
で表される第i番目のセンサの観測信号xを所定の観測行列Ψにより圧縮した信号y=Ψを入力とし、ec,iを第i番目のセンサの補助共通信号とし、ac,iを補助共通信号ec,iに対する第i番目のセンサの共通信号要素の振幅を表す係数とし、θc,iをzc,i+1に対する第i番目のセンサの共通信号要素の位相を表す係数とし、Φを予め定められた基底行列とし、共通信号zの基底Φでの表現s=Φ−1が疎ではなく、信号zd,iの基底Φでの表現sd,i=Φ−1d,iが全てのセンサのインデクスiに対して疎であるものとし、‖・‖をベクトルの各要素の二乗和であるL2ノルムとし、‖・‖をベクトルの各要素の絶対値和であるL1ノルムとし、Ωをインデクスiの集合、すなわちΩ={1,2,・・・,Nc}とし、 wを、予め定めた個別信号sd,iに対する重みとし、∀を全称記号とし、jを虚数単位、DFTを離散フーリエ変換、IDFTをDFTの逆変換とし、記号Λを
Figure 0005945520
と定義し、
Figure 0005945520
の制約条件のもとで、
Figure 0005945520
が最小となる観測信号xを求め、元の信号の復号信号として出力する。
本発明によれば、元の信号を従来よりも精度良く復元することが出来る。
多数のセンサによる圧縮センシングの概要を示す図。 本発明の実施例1の圧縮信号復元装置の構成を示すブロック図。 本発明の実施例1の圧縮信号復元装置の動作を示すフローチャート。 本発明の実施例1の圧縮信号復元装置の動作を示すフローチャート。 本発明の実施例1の圧縮信号復元装置の信号推定部の構成を示すブロック図。 本発明の実施例1の圧縮信号復元装置の信号推定部の動作を示すフローチャート。 本発明の実施例2の圧縮信号復元装置の構成を示すブロック図。 本発明の実施例2の圧縮信号復元装置の動作を示すフローチャート。 本発明の実施例2の圧縮信号復元装置の信号推定部の構成を示すブロック図。 本発明の実施例2の圧縮信号復元装置の信号推定部の動作を示すフローチャート。 本発明の実施例3の圧縮信号復元装置の構成を示すブロック図。 本発明の実施例3の圧縮信号復元装置の動作を示すフローチャート。 本発明の実施例3の圧縮信号復元装置の信号推定部の構成を示すブロック図。 本発明の実施例3の圧縮信号復元装置の信号推定部の動作を示すフローチャート。 本発明の実施例4の圧縮信号復元装置の構成を示すブロック図。 本発明の実施例4の圧縮信号復元装置の動作を示すフローチャート。 本発明の実施例4の圧縮信号復元装置の信号推定部の構成を示すブロック図。 本発明の実施例4の圧縮信号復元装置の信号推定部の動作を示すフローチャート。 本発明の実施例5の圧縮信号復元装置の構成を示すブロック図。 本発明の実施例5の圧縮信号復元装置の動作を示すフローチャート。 本発明の実施例5の圧縮信号復元装置の信号推定部の構成を示すブロック図。 本発明の実施例5の圧縮信号復元装置の信号推定部の動作を示すフローチャート。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。なお、同じ機能を有する構成部には同じ番号を付し、重複説明を省略する。
<圧縮センシングの概要>
以下、図1を参照して多数のセンサによる圧縮センシングについて説明する。図1は多数のセンサによる圧縮センシングの概要を示す図である。図1に示すように、Nc個(Ncは1以上の整数)のセンサ(第1センサ9−1、第2センサ9−2、…、第Ncセンサ9−Nc)と1個の中央受信機8がある。第1センサ9−1、第2センサ9−2、…、第Ncセンサ9−Ncはそれぞれ異なった信号を計測し、中央受信機8へ送信する。ここで各センサがある単位時間に取得する情報を複素ベクトルで表すこととし、このベクトルの長さはN(Nは正の整数)であるとする。すなわちある単位時間にNc個のセンサが取得した情報は一般に各々x’∈C^N、i=1、2、…、Nc(インデクスiは1以上Nc以下の整数)と書けるとする。
なお、本発明の観測信号のモデルは、非特許文献2でも用いられている
Figure 0005945520
で表せるモデルである。ここで、第i番目のセンサが観測した信号の共通部分である共通信号zc,iは、全てのセンサに共通の信号zに群遅延および全体の振幅の減衰が加わったような信号
Figure 0005945520
である。zd,iは、第i番目のセンサが観測した信号のうち共通信号zc,iを除いた残りの信号である。ここで、Φを予め定められた基底行列とし、共通信号zの基底Φでの表現s=Φ−1が疎ではなく、共通信号以外の残りの信号zd,iの基底Φでの表現sd,i=Φ−1d,iが全てのセンサのインデクスiに対して疎であることを前提とする。以下、sd,iを「個別信号」と呼ぶ。
図2に示すように、各センサは測定部91と圧縮部92とで構成される観測装置9とみなすことができる。測定部91は、単位時間ごとに観測した長さNの信号x^を圧縮部92へ送信する。圧縮部92は、長さNの信号x^を長さMの圧縮された信号y∈Cに変換し出力する。ただし、MはNより小さな正の整数である。また、この変換は線形であるものとする。すなわち、圧縮部92は、予め定められた観測行列Ψ∈CM×Nを用いて
Figure 0005945520
により圧縮された信号yを求めて送信する。
中央受信機8は入力された信号yから元の信号x^を復元する圧縮信号復元装置1を有する。図2に示すように、圧縮信号復元装置1は復号部11を含む。本発明は、復号部11で各々の信号x^を推定する技術に関する。
<本発明のポイント>
式(1)で表される観測信号のモデルにおいて、各センサ同士の関係に着目すれば
Figure 0005945520
のように書くことができる。ここで、ec,iは第i番目のセンサの補助共通信号であり、ac,iは補助共通信号ec,iに対する第i番目のセンサの共通信号要素の振幅を表す係数であり、θc,iはzc,i+1に対する第i番目のセンサの共通信号要素の位相を表す係数である。この関係を利用して、本発明の復号部11は、入力された信号yを用いて、
Figure 0005945520
を、
Figure 0005945520
のような制約条件のもとで最小化する(最小となる観測信号xを求める)ことにより、元の信号x^の推定値xを復号する(S11)。この最小化は、ADMM(Alternating Direction Method of Multiplier,参考非特許文献1)を応用することにより行うことができる。すなわち、
Figure 0005945520
で表される目的関数Hを、信号および係数x,zc,i,zd,i,ec,i,sd,i,ac,i,θc,iのそれぞれについて最小化することにより、元の信号x^の推定値xを復号する。ここで、‖・‖はベクトルの各要素の二乗和(L2ノルム)であり、‖・‖はベクトルの各要素の絶対値和(L1ノルム)であり、Ωはインデクスiの集合、すなわちΩ={1,2,・・・,Nc}である。ΩはNcを除くインデクスiの集合、すなわちΩ={1,2,・・・,Nc−1}である。Φは予め定められた基底行列とする。また、λ,μc,i,νc,i,ξd,iはそれぞれ、式(10),(11),(12),(13)の制約条件に対する変数(未定乗数)である。wは、個別信号sd,iに対する重みであり、予め定めた定数である。α,β,γ,σは、それぞれ最小化問題を解く際の収束速度を調整するための重みであり、予め設定された定数(パラメータ)である。α,β,γ,σのかかる項は、オーバーフィッティングを避けるためのペナルティ項の役割を果たす。また、Tは行列またはベクトルの転置を表す。
(参考非特許文献1)D. Gabay and B. Mercier, “A dual algorithm for the solution of nonlinear variational problems via finite element approximation,” Computers & Mathematics with Applications, vol. 2, no. 1, pp. 17 - 40, 1976.
図2、図3、図4を参照して実施例1の圧縮信号復元装置1について説明する。図2は本実施例の圧縮信号復元装置1の構成を示すブロック図である。図3、図4は本実施例の圧縮信号復元装置1の動作を示すフローチャートである。前述したように、各センサは測定部91と圧縮部92とで構成される観測装置9とみなすことができる。圧縮信号復元装置1は、復号部11を含み、復号部11は、信号推定部111と、パラメータ記憶部112と、乗数更新部113と、終了判定部114とを含む。
<パラメータ記憶部112>
パラメータ記憶部112には、予め定められた観測行列Ψ、基底行列Φ、センサの総数Ncを記憶しておく。また、予め定められた目的関数のパラメータα,β,γ,σと、個別信号に対する重みwとを記憶しておく。Ψ,Φ,Nc,α,β,γ,σ,wは固定値である。また、パラメータ記憶部112には、信号および係数x,zc,i,zd,i,ec,i,sd,i,ac,i,θc,iの初期値と、目的関数における制約条件に対する未定乗数λ,μc,i,νc,i,ξd,iの初期値をあらかじめ記憶しておく。これらの初期値には、ランダムな値を設定しておけば良い。
<信号推定部111>
信号推定部111は、上記式(14)の目的関数Hを、信号および係数x,zc,i,zd,i,ec,i,sd,i,ac,i,θc,iのそれぞれについて最小化することにより、各信号および係数の推定値を求め、パラメータ記憶部112に記憶された信号および係数x,zc,i,zd,i,ec,i,sd,i,ac,i,θc,iの値を更新する(S111)。信号推定部111の具体的な処理は後述する。
<乗数更新部113>
乗数更新部113は、信号推定部111で推定された信号および係数を用いて、式(14)の目的関数における制約条件に対する未定乗数λ,μc,i,νc,i,ξd,iを更新する(S113)。具体的には、下記式により各乗数の値を更新する。
Figure 0005945520
<終了判定部114>
終了判定部114は、所定の終了条件を充たしたか否かを判定し、所定の条件を充たしていない場合は、信号推定部111、乗数更新部113を制御して、各信号および係数の推定と乗数の更新処理の繰り返し制御を実行する(S114)。所定の条件を充たした場合は、求めた信号xを出力し、処理を終了する。
所定の終了条件は、例えば「信号推定部111の繰り返し回数kが予め定めた回数Itmaxに到達したか否か」を用いる。終了判定部114は、kがItmaxを超えた場合に「所定の条件を充たした」と判定する。あるいは、「信号推定部111で更新される信号xの更新量が所定の閾値εより小さくなったか否か」を用いることができる。この場合、終了判定部114は、xを信号推定部111で更新された後の全体信号とし、更新前の全体信号をとしたとき、
Figure 0005945520
を充たす場合に、「所定の条件を充たした」と判定する。
<信号推定部111の具体処理>
以下、図5、図6を参照して、信号推定部111の詳細について説明する。図5は本実施例の圧縮信号復元装置1の信号推定部111の構成を示すブロック図である。図6は本実施例の圧縮信号復元装置1の信号推定部111の動作を示すフローチャートである。信号推定部111は、全体信号推定部1111と、要素信号推定部1112と、共通信号推定部1113と、個別信号推定部1114と、振幅位相推定部1115とを含む構成である。なお、これらの構成部はどんな順序で各処理を実行しても良いが、例えば、全体信号推定部1111、要素信号推定部1112、共通信号推定部1113、個別信号推定部1114、振幅位相推定部1115の順に各処理を実行すれば好適である。
<全体信号推定部1111>
全体信号推定部1111は入力された信号yと、パラメータ記憶部112に記憶されたzc,i,zd,i,λ,α,Ψ,Ncを入力として受け取り、yに対応する復号信号の推定値xを求める(S1111)。具体的には、全体信号推定部1111は、
Figure 0005945520
をxについて最小化することによりxを求め、パラメータ記憶部112に記憶する(S1111)。この最小化はたとえば、
Figure 0005945520
のように実行される。全体信号推定部1111は、i=1,2,…,Ncそれぞれについて最小化を行う(S1111)。また、Iは大きさNの単位行列である。なお、式(20)は、式(14)のうち、推定したい変数xに関連する項のみを取り出したものである。
<要素信号推定部1112>
要素信号推定部1112は、パラメータ記憶部112に記憶されたx,zc,i,zd,i,λ,α,μc,i,ac,i,ec,i,βを用いて、センサ毎の要素信号の推定値zc,iとzd,iを求め、パラメータ記憶部112に記憶する(S1112)。
具体的には、要素信号推定部1112は、i=1については
Figure 0005945520
をzc,iについて最小化することによりzc,iを求める(S1112)。この最小化は、
Figure 0005945520
のように行われる。また、要素信号推定部1112は、i=2,3,…,Nc−1については
Figure 0005945520
をzc,iについて最小化することによりzc,iを求める(S1112)。この最小化は、
Figure 0005945520
のように行われる。ここで、*はエルミート転置行列を表す。
また、要素信号推定部1112は、i=Ncについては
Figure 0005945520
をzc、iについて最小化することによりzc,iを求める(S1112)。この最小化は、
Figure 0005945520
のように行われる。なお、式(22)(24)(26)は、式(14)のうち、推定したい変数zc、iに関連する項のみを取り出したものである。
また、要素信号推定部1112はi=1,2,…,Ncについて、
Figure 0005945520
をzd,iについて最小化し、zd,iを出力する(S1112)。この最小化はたとえば、
Figure 0005945520
のように行われる。なお、式(28)は、式(14)のうち、推定したい変数zd,iに関連する項のみを取り出したものである。
要素信号推定部1112は、パラメータ記憶部112に記憶されたzc,i及びzd,iの値を、上述の最小化により求めたzc,i及びzd,iの値にそれぞれ更新する(S1112)。
<共通信号推定部1113>
共通信号推定部1113は、パラメータ記憶部112に記憶されたzc,i,θc,i,μc,i,ac,i,ec,i,β,νc,i,Λ,zc,i+1,γを用いて、補助共通信号ec,iを推定する(S1113)。具体的には、共通信号推定部1113は、
Figure 0005945520
をec,iについて最小化することにより、ec,iを求める(S1113)。この最小化は、
Figure 0005945520
を求めることにより行われる。共通信号推定部1113は、これを、i=1,2,…,Nc−1それぞれについて求める(S1113)。なお、式(30)は、式(14)のうち、推定したいec,iに関連する項のみを取り出したものである。
共通信号推定部1113は、パラメータ記憶部112に記憶されたec,iの値を、上述の最小化により求めたec,iの値に更新する(S1113)。
<個別信号推定部1114>
個別信号推定部1114は、パラメータ記憶部112に記憶されたξd,i,zd,i,Φ,sd,i,σ,wを用いて、個別信号sd,iを推定する(S1114)。具体的には、個別信号推定部1114は、
Figure 0005945520
をsd,iについて最小化することにより個別信号sd,iを求める(S1114)。この最小化は、
Figure 0005945520
を求めることにより行われる。ここで、sgnは要素ごとの符号を出力する関数であり、○は要素ごとの掛け算を表す記号である。max{|・|,0}は要素ごとに計算されるものとする。この計算は、非特許文献1のSoft thresholding法を応用することで計算することができる。
個別信号推定部1114は、式(33)をi=1,2,…,Ncそれぞれについて求める(S1114)。式(32)は、式(14)のうち、推定したい信号sd,iに関連する項のみを取り出したものである。
個別信号推定部1114は、パラメータ記憶部112に記憶されたsd,iの値を、上述の最小化により求めたsd,iの値に更新する(S1114)。
<振幅位相推定部1115>
振幅位相推定部1115は、パラメータ記憶部112に記憶されたzc,i,zc,i+1,μc,i,ac,i,ec,i,β,νc,i,Λ,γを用いて、 振幅係数ac,iと位相係数θc,iを推定する(S1115)。具体的には、振幅位相推定部1115は、
Figure 0005945520
をac,iについて最小化することによりac,iを求める(S1115)。この最小化は、
Figure 0005945520
を求めることにより行われる。振幅位相推定部1115は、これを、i=1,2,…,Nc−1それぞれについて行う(S1115)。なお、式(34)は、式(14)のうち、推定したい振幅係数ac,iに関連する項のみを取り出したものである。
また、振幅位相推定部1115は、
Figure 0005945520
をθc,iについて最小化することにより、位相係数θc,iを求める(S1115)。この最小化は数値計算法などによって行われる。振幅位相推定部1115は、i=1,2,…,Nc−1それぞれについて最小化を行う(S1115)。なお、式(36)は、式(14)のうち、推定したい位相係数θc,iに関連する項のみを取り出したものである。
振幅位相推定部1115は、パラメータ記憶部112に記憶されたac,i及びθc,iの値を、上述の最小化により求めたac,i及びθc,iの値にそれぞれ更新する(S1115)。
このように、本実施例の圧縮信号復元装置1によれば、従来法と異なり、パラメータの推定を逐次的にかつペナルティを設けることでオーバーフィッティングを避けるように復元を実行することができるため、元の信号を従来よりも精度良く復元することが出来る。
次に、図7から図10を参照して実施例2の圧縮信号復元装置2について説明する。図7は本実施例の圧縮信号復元装置2の構成を示すブロック図である。図8は本実施例の圧縮信号復元装置2の動作を示すフローチャートである。図9は本実施例の圧縮信号復元装置2の信号推定部211の構成を示すブロック図である。図10は本実施例の圧縮信号復元装置2の信号推定部211の動作を示すフローチャートである。本実施例の圧縮信号復元装置2の信号推定部211は、図9に示すように実施例1の圧縮信号復元装置1の信号推定部111が備える振幅位相推定部1115を省略した構成である。従って、図10に示すように本実施例の信号推定部211の動作(S211)は、ステップS1115が省略されること以外は、実施例1と同じであるため、説明を割愛する。本実施例においては、ac,iおよびθc,iに予め定めた値を設定しておくことで、ステップS1115を省略可能である。
このように、本実施例の圧縮信号復元装置2によれば、あらかじめ振幅や位相を考慮する必要がない場合、あるいは振幅や位相が分かっている場合に、振幅位相推定処理(ステップS1115)を省略して実施例1と同様の効果を得ることができる。
次に、図11から図14を参照して実施例3の圧縮信号復元装置3について説明する。図11は本実施例の圧縮信号復元装置3の構成を示すブロック図である。図12は本実施例の圧縮信号復元装置3の動作を示すフローチャートである。図13は本実施例の圧縮信号復元装置3の信号推定部311の構成を示すブロック図である。図14は本実施例の圧縮信号復元装置3の信号推定部311の動作を示すフローチャートである。本実施例の圧縮信号復元装置3の信号推定部311は、実施例1の信号推定部111から共通信号推定部1113、振幅位相推定部1115を省略した構成である。さらに、本実施例の信号推定部311は、実施例1の要素信号推定部1112の代わりに要素信号推定部3112を備える。また、実施例1のパラメータ記憶部112は、本実施例においてパラメータ記憶部312に変更されている。また、実施例1の乗数更新部113は、本実施例において乗数更新部313に変更されている。
前述した実施例2の場合のように、振幅と位相が既知の場合は、ec,iを導入する必要がない。そこで、本実施例においては、信号推定部311において、(式14)の代わりに、
Figure 0005945520
で表される目的関数Jを、信号x,zc,i,zd,i,sd,iのそれぞれについて最小化することにより、信号の値を求める例について説明する。
上記の処理を実行するため、本実施例では下記のように実施例1の各構成部が変更される。
<パラメータ記憶部312>
実施例1のパラメータ記憶部112との違いは、式(14’)では用いないパラメータγ,ec,i,ac,i,θc,i,νc,iが記憶されない点のみである。
<信号推定部311>
信号推定部311は、上記式(14’)で表される目的関数Jを、信号x,zc,i,zd,i,sd,iのそれぞれについて最小化することにより、信号の値を求める(S311)。そして、パラメータ記憶部312に記憶された信号x,zc,i,zd,i,sd,iの値を、最小化することにより求めた各信号の値に更新する(S311)。
<全体信号推定部1111>
全体信号推定部1111の構成、入出力、機能は実施例1と同様である。
<要素信号推定部3112>
要素信号推定部3112は、パラメータ記憶部312に記憶されたx,zc,i,zc,i+1,zd,i,λ,α,μc,i,βを用いて、センサ毎の要素信号の推定値zc,iとzd,iを求め、パラメータ記憶部312に記憶する(S3112)。
具体的には、要素信号推定部3112は、i=1については
Figure 0005945520
をzc,iについて最小化し、zc,iを出力する(S3112)。この最小化は、
Figure 0005945520
のように行われる。
また、要素信号推定部3112は、i=2,3,…,Nc−1については
Figure 0005945520
をzc、iについて最小化し、zc、iを出力する(S3112)。この最小化は、
Figure 0005945520
のように行われる。
また、要素信号推定部3112は、i=Ncについては
Figure 0005945520
をzc、iについて最小化し、zc,iを出力する(S3112)。この最小化は、
Figure 0005945520
のように行われる。
また、要素信号推定部3112はi=1,2,…,Ncについて、上記式(28)をzd,iについて最小化することによりzd,iを求め、パラメータ記憶部312に記憶されたzd,iの値を最小化して得られたzd,iの値に更新する(S3112)。この最小化はたとえば、式(29)のように行われる。
<個別信号推定部1114>
個別信号推定部1114の構成、入出力、機能は実施例1と同様である。
<乗数更新部313>
乗数更新部313は、実施例1の式(15)〜(18)の代わりに、下記式により各乗数の値を更新する(S313)。
Figure 0005945520
つまり、本実施例の乗数更新部313は、式(17)は用いず、式(16)が式(16’)に置き換わる点を除いては、実施例1の乗数更新部113と同じである。
<終了判定部114>
終了判定部114の構成、入出力、機能は実施例1と同様である。
このように、本実施例の圧縮信号復元装置3によれば、あらかじめ振幅や位相を考慮する必要がない場合、あるいは振幅や位相が分かっている場合に、共通信号推定処理(ステップS1113)、振幅位相推定処理(ステップS1115)を省略し、式(14)の代わりに式(14’)を用いて実施例1と同様の効果を得ることができる。
次に、図15から図18を参照して実施例4の圧縮信号復元装置4について説明する。図15は本実施例の圧縮信号復元装置4の構成を示すブロック図である。図16は本実施例の圧縮信号復元装置4の動作を示すフローチャートである。図17は本実施例の圧縮信号復元装置4の信号推定部411の構成を示すブロック図である。図18は本実施例の圧縮信号復元装置4の信号推定部411の動作を示すフローチャートである。実施例1の信号推定部111、パラメータ記憶部112、乗数更新部113は、本実施例においてそれぞれ信号推定部411、パラメータ記憶部412、乗数更新部413に変更されている。実施例1の全体信号推定部1111、要素信号推定部1112、共通信号推定部1113、振幅位相推定部1115は、本実施例においてそれぞれ全体信号推定部4111、要素信号推定部4112、共通信号推定部4113、振幅位相推定部4115に変更されている。
実施例1〜3では共通信号は1つ(z)であることを仮定していたが、共通信号が複数である場合にも実施例1を拡張することができる。共通信号が複数の場合とは、例えば各センサが複数の観測対象(ソース)を観測して信号を取得する場合等が考えられる。
すなわち、j=1,2,…,Ns(Nsは共通信号の総数)として、第i番目のセンサの信号xが、
Figure 0005945520
のように記述できる場合である。Ωsは共通信号のインデクスの集合Ωs={1,2,・・・,Ns}である。ここでzc,i,kは第i番目のセンサにおけるk番目の共通信号である。それぞれの共通信号は
Figure 0005945520
のような関係で書くことができると仮定する。ここでai,kを共通信号zc,kに対する第i番目のセンサにおけるk番目の共通信号要素の振幅を表す係数とし、θc,kをzc,kに対する第i番目のセンサにおけるk番目の共通信号要素の位相を表す係数とする。ai,k、θc,kはそれぞれ実数のスカラー量である。
上記の処理を実行するため、本実施例では下記のように実施例1の各構成部が変更される。
<パラメータ記憶部412>
パラメータ記憶部412には、予め定められた圧縮行列A、観測行列Ψ、基底行列Φを記憶しておく。また、復号部41の処理の過程で、信号の推定値を得るために必要なパラメータα,β,γ,σ,wと、信号および係数x,zc,i,k,zd,i,ec,i,k,sd,i,ac,i,k,θc,i,k,λ,μc,i,k,νc,i,k,ξd,iの初期値をあらかじめ記憶しておく。なお、初期値は予めランダムな値を設定しておけば良い。なお、ac,i,kを補助共通信号ec,i,kに対する第i番目のセンサにおけるk番目の共通信号要素の振幅を表す係数とし、θc,i,kをzc,i+1,kに対する第i番目のセンサにおけるk番目の共通信号要素の位相を表す係数とする。
<信号推定部411>
信号推定部411は、上記式(14)の代わりに下記式(40)を、信号および係数x,zc,i,k,zd,i,ec,i,k,sd,i,ac,i,k,θc,i,kのそれぞれについて最小化することにより、信号および係数の値を求める(S411)。そして、パラメータ記憶部412に記憶された信号および係数x,zc,i,k,zd,i,ec,i,k,sd,i,ac,i,k,θc,i,kの値を、最小化することにより求めた各信号および係数の値に更新する。
Figure 0005945520
<全体信号推定部4111>
全体信号推定部4111は入力された信号yと、パラメータ記憶部412に記憶されたzc,i,k,zd,i,λ,α,Ψ,Nc,Nsを入力として受け取り、yに対応する復号信号の推定値xを求める(S4111)。具体的には、全体信号推定部4111は、
Figure 0005945520
をxについて最小化することによりxを求め、パラメータ記憶部412に記憶する(S4111)。この最小化はたとえば、
Figure 0005945520
のように実行される。全体信号推定部4111は、式(42)を、i=1,2,…,Ncそれぞれについて計算することにより、xを求める(S4111)。
<要素信号推定部4112>
要素信号推定部4112は、パラメータ記憶部412に記憶されたx,zc,i,k,zd,i,λ,α,μc,i,k,ac,i,k,ec,i,k,βを用いて、センサ毎の要素信号の推定値zc,i,kとzd,iを求め、パラメータ記憶部412に記憶する(S4112)。
具体的には、要素信号推定部4112は、i=1については
Figure 0005945520
をzc,i,kについて最小化することによりzc,i,kを求める(S4112)。この最小化は、
Figure 0005945520
のように行われる。ここで、Ωs\kは、Ωsからkを除いた集合を表す。
また、要素信号推定部4112は、i=2,3,…,Nc−1については
Figure 0005945520
をzc、i,kについて最小化することによりzc、i,kを求める(S4112)。この最小化は、
Figure 0005945520
のように行われる。
また、要素信号推定部4112は、i=Ncについては
Figure 0005945520
をzc、i,kについて最小化することによりzc,i,kを求める(S4112)。この最小化は、
Figure 0005945520
のように行われる。
また、要素信号推定部4112はi=1,2,…,Ncについて、
Figure 0005945520
をzd,iについて最小化し、zd,iを出力する(S4112)。この最小化はたとえば、
Figure 0005945520
のように行われる。
要素信号推定部4112は、パラメータ記憶部412に記憶されたzc,i,k及びzd,iの値を、上述の最小化により求めたzc,i,k及びzd,iの値にそれぞれ更新する(S4112)。
<共通信号推定部4113>
共通信号推定部4113は、パラメータ記憶部412に記憶されたzc,i,k,θc,i,k,μc,i,k,ac,i,k,ec,i,k,β,νc,i,k,Λ,zc,i+1,k,γを用いて、補助共通信号ec,i,kを推定する(S4113)。具体的には、共通信号推定部4113は、
Figure 0005945520
をec,i,kについて最小化することにより、ec,i,kを求める(S4113)。この最小化は、
Figure 0005945520
を求めることにより行われる。共通信号推定部4113は、これを、i=1,2,…,Nc−1それぞれについて求める(S4113)。共通信号推定部4113は、パラメータ記憶部412に記憶されたec,i,kの値を、上述の最小化により求めたec,i,kの値に更新する(S4113)。
<個別信号推定部1114>
個別信号推定部1114の構成、入出力、機能は実施例1と同様である。
<振幅位相推定部4115>
振幅位相推定部4115は、パラメータ記憶部412に記憶されたzc,i,k,θc,i,k,μc,i,k,ac,i,k,ec,i,k,β,νc,i,k,Λ,zc,i+1,k,γを用いて、振幅ac,i,kと位相係数θc,i,kを推定する(S4115)。具体的には、振幅位相推定部4115は、
Figure 0005945520
をac,i,kについて最小化することによりac,i,kを求める(S4115)。この最小化は、
Figure 0005945520
を求めることにより行われる。振幅位相推定部4115は、これを、i=1,2,…,Nc−1それぞれについて行う(S4115)。
また、振幅位相推定部4115は、
Figure 0005945520
をθc,i,kについて最小化することにより、位相係数θc,i,kを求める(S4115)。この最小化は数値計算法などによって行われる。振幅位相推定部4115は、i=1,2,…,Nc−1それぞれについて最小化を行う(S4115)。
振幅位相推定部4115は、パラメータ記憶部412に記憶されたac,i,k及びθc,i,kの値を、上述の最小化により求めたac,i,k及びθc,i,kの値にそれぞれ更新する(S4115)。
<乗数更新部413>
乗数更新部413は、信号推定部411で推定したλ,α,x,zc,i,k,zd,i,μc,i,k,β,νc,i,k,γ,ec,i,k,ec,i−1,k,sd,i,Λ,ac,i,k,θc,i−1,k,ξd,i,σ,Φを用いて、式(40)の各制約条件に対応する未定乗数λ,μc,i,k,νc,i,k,ξd,iを更新する(S413)。具体的には、乗数更新部413は、下記式により各乗数の値を更新する(S413)。
Figure 0005945520
<終了判定部114>
終了判定部114の構成、入出力、機能は実施例1と同様である。
このように、本実施例の圧縮信号復元装置4によれば、共通信号が複数ある場合にも実施例1と同様の効果を奏する。
次に、図19から図22を参照して実施例5の圧縮信号復元装置5について説明する。図19は本実施例の圧縮信号復元装置5の構成を示すブロック図である。図20は本実施例の圧縮信号復元装置5の動作を示すフローチャートである。図21は本実施例の圧縮信号復元装置5の信号推定部511の構成を示すブロック図である。図22は本実施例の圧縮信号復元装置5の信号推定部511の動作を示すフローチャートである。実施例1の信号推定部111、乗数更新部113は、本実施例においてそれぞれ信号推定部511、乗数更新部513に変更されている。また、本実施例の圧縮信号復元装置5は実施例1の圧縮信号復元装置1が備えないインデクス入れ替え部515、対応テーブル記憶部516を備える。実施例1の要素信号推定部1112、共通信号推定部1113、振幅位相推定部1115は、本実施例においてそれぞれ要素信号推定部5112、共通信号推定部5113、振幅位相推定部5115に変更されている。
実施例4においては複数の共通信号がある場合を仮定していたが、場合によっては共通信号間の区別をつけることが困難である(あいまいさがある)ために最適化が上手くいかない場合がある。実施例5ではこれを回避するために、共通信号のパワーが大きい順になるように共通信号のインデクスを入れ替えることを行う。
上記の処理を実行するため、本実施例では下記のように実施例1の各構成部が変更される。
<対応テーブル記憶部516>
対応テーブル記憶部516は、変換前の共通信号のインデクスと、変換後(パワーが大きい順に並べ替えた後の)インデクスとの対応関係を表す対応テーブルを記憶する。対応テーブルの初期値は、変換前のインデクスと変換後のインデクスが同じ(変化しない)状態としておく。
<インデクス入れ替え部515>
インデクス入れ替え部515は、要素信号推定部5112からzc,i,kを受け取り、予め定めたいずれかの第i番目のセンサに着目して、各k=1,2,…,Nsについてzc,i,kのL2ノルムを計算する(S515)。そして、インデクス入れ替え部515は、変換後のインデクスk’=1,2,・・・,Nsが、zc,i,k’のL2ノルムの大きい順になるように、並べ替え前のインデクスkと変換後のインデクスk’との対応関係を求め、対応テーブル記憶部516の対応テーブルの内容を更新する(S515)。
要素信号推定部5112、共通信号推定部5113、振幅位相推定部5115、乗数更新部513は、基本的には実施例4と同じ動作をするが、共通信号のインデクスkについては、対応テーブル記憶部516に記憶された対応テーブルを参照して、変換後のインデクスの順に各変数を入れ替えてから計算を行う。他の部の構成、入出力、機能については実施例1と同様である。
このように、本実施例の圧縮信号復元装置5によれば、共通信号間の区別をつけることが困難な場合であっても、共通信号のパワーが大きい順になるように共通信号のインデクスを入れ替えることで、最適化を実行できる。
実施例1〜4については個別信号のスパース性を仮定していた。本実施例ではこの制約をなくす。具体的には、信号推定部611として、
Figure 0005945520
または
Figure 0005945520
Figure 0005945520
を目的関数として最小化する構成とすることができる。この場合は各実施例から個別信号推定部1114を取り除くとともに、上記式(60)〜(62)にそれぞれ対応した各変数について最小化を行えば良い。
実施例1〜4において重みwは固定された値であったが、FPC(Fixed−Point Continuation,非特許文献1)のような方法でwを更新してもよい。乗数更新部713において、さらに重み係数wの更新処理を行う。
<乗数更新部713>
乗数更新部713は、実施例1〜4のいずれかに記載の乗数更新部113〜413の処理に加え、下記の更新式に基づいて、パラメータ記憶部に記憶された重みwを更新する(S713)。
Figure 0005945520
ここで、ηは予め定めた定数である。ただしwが予め定めた下限値wminよりも小さい場合はwminを出力する構成としても良い。
なお、上述の重みの更新処理を行うか否かを
Figure 0005945520
により判定しても良い。つまり、式(64)が真ならば式(63)による重みの更新処理を行い、式(64)が偽ならは重みの更新処理は行わない構成としても良い。ここで、εd,iは予め定めた定数である。
<終了判定部714>
終了判定部714は、実施例1の終了判定部114における「所定の終了条件」として、式(19)に加えて、下記式
Figure 0005945520
を用いる。すなわち、「信号推定部の繰り返し回数kが予め定めた回数Itmaxに到達し」かつ「更新後の重みwがwminより小さい」という条件を充たした場合に、「所定の条件を充たした」と判定する。
また、上述の各種の処理は、記載に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されてもよい。その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能であることはいうまでもない。
また、上述の構成をコンピュータによって実現する場合、各装置が有すべき機能の処理内容はプログラムによって記述される。そして、このプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。
この処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、例えば、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリ等どのようなものでもよい。
また、このプログラムの流通は、例えば、そのプログラムを記録したDVD、CD−ROM等の可搬型記録媒体を販売、譲渡、貸与等することによって行う。さらに、このプログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することにより、このプログラムを流通させる構成としてもよい。
このようなプログラムを実行するコンピュータは、例えば、まず、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、一旦、自己の記憶装置に格納する。そして、処理の実行時、このコンピュータは、自己の記録媒体に格納されたプログラムを読み取り、読み取ったプログラムに従った処理を実行する。また、このプログラムの別の実行形態として、コンピュータが可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することとしてもよく、さらに、このコンピュータにサーバコンピュータからプログラムが転送されるたびに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することとしてもよい。また、サーバコンピュータから、このコンピュータへのプログラムの転送は行わず、その実行指示と結果取得のみによって処理機能を実現する、いわゆるASP(Application Service Provider)型のサービスによって、上述の処理を実行する構成としてもよい。
なお、本形態におけるプログラムには、電子計算機による処理の用に供する情報であってプログラムに準ずるもの(コンピュータに対する直接の指令ではないがコンピュータの処理を規定する性質を有するデータ等)を含むものとする。また、この形態では、コンピュータ上で所定のプログラムを実行させることにより、本装置を構成することとしたが、これらの処理内容の少なくとも一部をハードウェア的に実現することとしてもよい。

Claims (8)

  1. Nc個のセンサからの圧縮信号を復元する圧縮信号復元装置であって、
    インデクスiを1以上Nc以下の整数とし、全てのセンサに共通の信号を信号zとし、第i番目のセンサが観測した信号の共通部分を共通信号zc,iと表すものとし、第i番目のセンサが観測した信号のうち共通信号zc,iを除いた残りの信号を信号zd,iと表すものとし、
    Figure 0005945520

    で表される第i番目のセンサの観測信号xを所定の観測行列Ψにより圧縮した信号y=Ψを入力とし、
    c,iを第i番目のセンサの補助共通信号とし、ac,iを補助共通信号ec,iに対する第i番目のセンサの共通信号要素の振幅を表す係数とし、θc,iをzc,i+1に対する第i番目のセンサの共通信号要素の位相を表す係数とし、Φを予め定められた基底行列とし、共通信号zの基底Φでの表現s=Φ−1が疎ではなく、信号zd,iの基底Φでの表現sd,i=Φ−1d,iが全てのセンサのインデクスiに対して疎であるものとし、‖・‖をベクトルの各要素の二乗和であるL2ノルムとし、‖・‖をベクトルの各要素の絶対値和であるL1ノルムとし、Ωをインデクスiの集合、すなわちΩ={1,2,・・・,Nc}とし、wを、予め定めた個別信号sd,iに対する重みとし、∀を全称記号とし、jを虚数単位、DFTを離散フーリエ変換、IDFTをDFTの逆変換とし、記号Λを
    Figure 0005945520

    と定義し、
    Figure 0005945520

    の制約条件のもとで、
    Figure 0005945520

    が最小となる観測信号xを求め、元の信号の復号信号として出力する復号部
    を含む圧縮信号復元装置。
  2. 請求項1に記載の圧縮信号復元装置であって、
    λ,μc,i,νc,i,ξd,iをそれぞれ前記制約条件に対する未定乗数であるものとし、α,β,γ,σを、最小化問題を解く際の収束速度を調整するための重みとし、Tを行列またはベクトルの転置を表すものとし、
    前記復号部は、
    Figure 0005945520

    で表される目的関数Hを、信号および係数x,zc,i,zd,i,ec,i,sd,i,ac,i,θc,iのそれぞれについて最小化することにより、信号および係数x,zc,i,zd,i,ec,i,sd,i,ac,i,θc,iを推定する信号推定部と、
    前記推定された信号および係数に基づいて、前記未定乗数λ,μc,i,νc,i,ξd,iを更新する乗数更新部と、
    所定の条件を充たすまで、前記信号推定部と、前記乗数更新部の処理を繰り返し制御する終了判定部と、
    を含む圧縮信号復元装置。
  3. 請求項2に記載の圧縮信号復元装置であって、
    *をエルミート転置行列を表す記号とし、Iを大きさNの単位行列とし
    前記信号推定部が、
    Figure 0005945520

    により信号xを求める全体信号推定部と、
    i=1について、
    Figure 0005945520

    i=2,3,…,Nc−1について、
    Figure 0005945520

    i=Ncについて、
    Figure 0005945520

    により、信号zc,iを求め、
    i=1,2,…,Ncについて、
    Figure 0005945520

    により信号zd,iを求める要素信号推定部と、
    i=1,2,…,Nc−1について、
    Figure 0005945520

    により信号ec,iを求める共通信号推定部と、
    sgnを要素ごとの符号を出力する関数とし、○を要素ごとの掛け算を表す記号とし、max{|・|,0}は要素ごとに計算されるものとし、
    i=1,2,…,Ncについて、
    Figure 0005945520

    により信号sd,iを求める個別信号推定部と、
    i=1,2,…,Nc−1について、
    Figure 0005945520

    により係数ac,iを求め、
    Figure 0005945520

    をθc,iについて最小化することにより係数θc,iを求める振幅位相推定部と、
    を含む圧縮信号復元装置。
  4. 請求項1に記載の圧縮信号復元装置であって、
    λ,μc,i,ξd,iをそれぞれ前記制約条件に対する未定乗数であるものとし、α,β,σを、最小化問題を解く際の収束速度を調整するための重みとし、Tを行列またはベクトルの転置を表すものとし、
    前記復号部は、
    Figure 0005945520

    で表される目的関数Jを、信号および係数x,zc,i,zd,i,sd,iのそれぞれについて最小化することにより、信号および係数x,zc,i,zd,i,sd,iを推定する信号推定部と、
    前記推定された信号および係数に基づいて、前記未定乗数λ,μc,i,ξd,iを更新する乗数更新部と、
    所定の条件を充たすまで、前記信号推定部と、前記乗数更新部の処理を繰り返し制御する終了判定部と、
    を含む圧縮信号復元装置。
  5. Nc個のセンサからの圧縮信号を復元する圧縮信号復元装置であって、
    インデクスiを1以上Nc以下の整数とし、全てのセンサに共通の信号を信号zとし、第i番目のセンサが観測した信号の共通部分を共通信号zc,iと表すものとし、第i番目のセンサにおけるk番目の共通信号をzc,i,kと表すものとし、第i番目のセンサが観測した信号のうち共通信号zc,iを除いた残りの信号を信号zd,iと表すものとし、Nsを共通信号の総数とし、Ωsを共通信号のインデクスの集合、すなわちΩs={1,2,・・・,Ns}とし、j=1,2,…,Nsとし、jを虚数単位、DFTを離散フーリエ変換、IDFTをDFTの逆変換とし、記号Λを
    Figure 0005945520

    と定義し、
    Figure 0005945520

    で表される第i番目のセンサの観測信号xを所定の観測行列Ψにより圧縮した信号y=Ψを入力とし、ai,kを共通信号zc,kに対する第i番目のセンサにおけるk番目の共通信号要素の振幅を表す実数のスカラー量である係数とし、θc,kをzc,kに対する第i番目のセンサにおけるk番目の共通信号要素の位相を表す実数のスカラー量である係数とし、 λ,μc,i,k,νc,i,k,ξd,iをそれぞれ前記制約条件に対する未定乗数であるものとし、α,β,γ,σを、最小化問題を解く際の収束速度を調整するための重みとし、Tは行列またはベクトルの転置を表すものとし、
    c,i,kを第i番目のセンサにおけるk番目の補助共通信号とし、ac,i,kを補助共通信号ec,i,kに対する第i番目のセンサにおけるk番目の共通信号要素の振幅を表す係数とし、θc,i,kをzc,i+1,kに対する第i番目のセンサにおけるk番目の共通信号要素の位相を表す係数とし、Φを予め定められた基底行列とし、共通信号zの基底Φでの表現s=Φ−1が疎ではなく、信号zd,iの基底Φでの表現sd,i=Φ−1d,iが全てのセンサのインデクスiに対して疎であるものとし、‖・‖をベクトルの各要素の二乗和であるL2ノルムとし、‖・‖をベクトルの各要素の絶対値和であるL1ノルムとし、Ωをセンサのインデクスiの集合、すなわちΩ={1,2,・・・,Nc}とし、ΩをNcを除くインデクスiの集合、すなわちΩ={1,2,・・・,Nc−1}とし、wを予め定めた個別信号sd,iに対する重みとし、
    Figure 0005945520

    で表される目的関数Hを、信号および係数x,zc,i、k,zd,i,sd,iのそれぞれについて最小化することにより、元の信号の復号信号として出力する復号部
    を含む圧縮信号復元装置。
  6. Nc個のセンサからの圧縮信号を復元する圧縮信号復元方法であって、
    インデクスiを1以上Nc以下の整数とし、全てのセンサに共通の信号を信号zとし、第i番目のセンサが観測した信号の共通部分を共通信号zc,iと表すものとし、第i番目のセンサが観測した信号のうち共通信号zc,iを除いた残りの信号を信号zd,iと表すものとし、
    Figure 0005945520

    で表される第i番目のセンサの観測信号xを所定の観測行列Ψにより圧縮した信号y=Ψを入力とし、
    c,iを第i番目のセンサの補助共通信号とし、ac,iを補助共通信号ec,iに対する第i番目のセンサの共通信号要素の振幅を表す係数とし、θc,iをzc,i+1に対する第i番目のセンサの共通信号要素の位相を表す係数とし、Φを予め定められた基底行列とし、共通信号zの基底Φでの表現s=Φ−1が疎ではなく、信号zd,iの基底Φでの表現sd,i=Φ−1d,iが全てのセンサのインデクスiに対して疎であるものとし、‖・‖をベクトルの各要素の二乗和であるL2ノルムとし、‖・‖をベクトルの各要素の絶対値和であるL1ノルムとし、Ωをインデクスiの集合、すなわちΩ={1,2,・・・,Nc}とし、wを、予め定めた個別信号sd,iに対する重みとし、∀を全称記号とし、jを虚数単位、DFTを離散フーリエ変換、IDFTをDFTの逆変換とし、記号Λを
    Figure 0005945520

    と定義し、
    Figure 0005945520

    の制約条件のもとで、
    Figure 0005945520

    が最小となる観測信号xを求め、元の信号の復号信号として出力する復号ステップ
    を含む圧縮信号復元方法。
  7. 請求項6に記載の圧縮信号復元方法であって、
    λ,μc,i,νc,i,ξd,iをそれぞれ前記制約条件に対する未定乗数であるものとし、α,β,γ,σを、最小化問題を解く際の収束速度を調整するための重みとし、Tを行列またはベクトルの転置を表すものとし、
    前記復号ステップは、
    Figure 0005945520

    で表される目的関数Hを、信号および係数x,zc,i,zd,i,ec,i,sd,i,ac,i,θc,iのそれぞれについて最小化することにより、信号および係数x,zc,i,zd,i,ec,i,sd,i,ac,i,θc,iを推定する信号推定サブステップと、
    前記推定された信号および係数に基づいて、前記未定乗数λ,μc,i,νc,i,ξd,iを更新する乗数更新サブステップと、
    所定の条件を充たすまで、前記信号推定サブステップと、前記乗数更新サブステップの処理を繰り返し制御する終了判定サブステップと、
    を含む圧縮信号復元方法。
  8. 請求項6又は7に記載の圧縮信号復元方法を実行すべき指令をコンピュータに対してするプログラム。
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