JP5325072B2 - 行列分解装置、行列分解方法及びプログラム - Google Patents
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X=σnz・G*・σnz・G …(2)
が算出される。ここで、
X=M2 …(4)
の関係を満たす。
B=D2
の関係を満たす行列Dを求めることにより、上記式(1)のY(1)とY(2)が求まる。
まず、本形態の基本原理を説明する。
ここで、上記式(7),(8)から、
=P(1)・Y(1)2・P(1)* …(10)
G(11)・G(11)*={K(1)・P(1)・Y(1)・P(1)*}・{P(1)・Y(1)*・P(1)*・K(1)*}
=K(1)・P(1)・Y(1)2・P(1)*・K(1)*
=K(1)・G(11)*・G(11)・K(1)* …(11)
G(22)*・G(22)={P(2)・Y(1)*・P(2)*・K(2)*}・{K(2)・P(2)・Y(1)・P(2)*}
=P(2)・Y(1) 2・P(2)* …(12)
G(22)・G(22)*={K(2)・P(2)・Y(1)・P(2)*}・{P(2)・Y(1) *・P(2)*・K(2)*}
=K(2)・P(2)・Y(1) 2・P(2)*・K(2)*
=K(2)・G(22)*・G(22)・K(2)* …(13)
ここでY(1)は対角行列なので、Y(1)2も対角行列である。よって、式(10),(12)は、行列G(11)*・G(11), G(22)*・G(22)の対角化処理を示している。つまり、行列G(11)*・G(11), G(22)*・G(22)は、それぞれ、行列P(1),P(2)を対角化行列とすることで対角行列Y(1)2に対角化できる関係にある。同様に、式(11),(13)は、行列G(11)・G(11)*, G(22)・G(22)*の対角化処理を示している。つまり、行列G(11)・G(11) *, G(22)・G(22)*は、それぞれ、行列K(1)・P(1), K(2)・P(2)を対角化行列とすることで対角行列Y(1)2に対角化できる関係にある。正方行列の対角化行列とそれによって得られる対角行列は、当該正方行列を固有値分解することで求めることができる。よって、行列G(11)*・G(11), G(22)*・G(22)の固有値分解に基づいて行列P(1),P(2)を求めることができ、行列G(11)・G(11) *, G(22)・G(22)*の固有値分解に基づいて行列K(1)・P(1), K(2)・P(2)を求めることができる。これらの固有値分解は、入力された行列Gよりもサイズが小さな行列G(11)*・G(11), G(22)*・G(22), G(11)・G(11)*, G(22)・G(22)*についての演算である。そのため、本形態では、入力された行列Gよりも小さなサイズの行列の演算のみで行列Gを式(8)のように分解できる。
次に、本発明の第1実施形態を説明する。
図1は、量子回路設計装置の機能構成を例示するための図である。また、図2は、第1実施形態の行列分解装置の機能構成を説明するための図である。
次に、本形態の処理を説明する。
まず、図1−3を用いて、第1実施形態の全体処理を説明する。
次に、ステップS11の行列分解処理の詳細を説明する。
固有値・固有ベクトル計算部1104は、まず、行列積G(11)*・G(11)の固有値y(1),...,y(d)と固有ベクトルV(11),...,V(1d)とを計算する。ここで、G(11)*・G(11)はエルミート行列なので、y(1),...,y(d)は実数となる。また、エルミート行列の異なる固有値に対する固有ベクトルは直交するので、V(11),...,V(1d)は正規直交ベクトルと考えてよい。
参考文献2:F. シャトラン著,伊理正夫,伊理由美訳,「行列の固有値」,シュプリンガー・フェアラーク東京,1993.
参考文献3:特許第04260725号(特開2006-139575)固有値計算装置、固有値計算方法、固有値計算プログラム及び記録媒体(日本電信電話株式会社)
また、G(11)*・G(11),G(22)*・G(22),G(11)・G(11)*,G(22)・G(22)*の固有値は全て等しいので、上記固有値と固有ベクトルを算出する順序は問わない。すなわち、必ずしも上述したようにG(11)*・G(11),G(22)*・G(22),G(11)・G(11)*,G(22)・G(22)*の順に固有値と固有ベクトルを算出する必要はない(《ステップS1104の具体例》の説明終わり)。
Y(1)=diag(√y(1),...,√y(d)) …(17)
と、1-y(1),...,1-y(d)の平方根√(1-y(1)),...,√(1-y(d))に虚数単位iを乗じたi√(1-y(1)),...,i√(1-y(d))を対角成分に持つd×dの対角行列
Y(2)=diag(i√(1-y(1)),...,i√(1-y(d))) …(18)
とを生成し、当該対角行列Y(1),Y(2)を記憶部1110に出力する。記憶部1110に出力された対角行列Y(1),Y(2)は、そこに格納される(ステップS1105)。なお、diag(A,B,...)は、A,B,...を対角成分とする対角行列を意味する。
P(1)=(ei・θ(11)・V(11),...,ei・θ(1d)・V(1d)) …(19)
P(2)=(ei・θ(21)・V(21),...,ei・θ(2d)・V(2d)) …(20)
を生成し、当該行列P(1),P(2)を記憶部1110に出力する。なお、eはネイピア数であり、eAはネイピア数eを底とした指数関数を意味する。また、(α,β,...)は、ベクトルα,β,...をそれぞれ列ベクトルとする行列を意味する。さらに、θ(11),...,θ(1d),θ(21),...,θ(2d)は未知の実数である。記憶部1110に出力された行列P(1),P(2)は、そこに格納される(ステップS1106)。
K(1)・P(1)=(ei・φ(11)・W(11),...,ei・φ(1d)・W(1d)) …(21)
K(2)・P(2)=(ei・φ(21)・W(21),...,ei・φ(2d)・W(2d)) …(22)
を生成し、当該行列積K(1)・P(1),K(2)・P(2)を記憶部1110に出力する。なお、φ(11),...,φ(1d),φ(21),...,φ(2d)は未知の実数である。記憶部1110に出力された行列積K(1)・P(1),K(2)・P(2)は、そこに格納される(ステップS1107)。
G(11)=(K(1)・P(1))・Y(1)・P(1)* …(23)
G(22)=(K(2)・P(2))・Y(1)・P(2)* …(24)
G(12)=(K(1)・P(1))・Y(2)・P(2)* …(25)
G(21)=(K(2)・P(2))・Y(2)・P(1)* …(26)
を満たす、実数θ(11),...,θ(1d),θ(21),...,θ(2d),φ(11),...,φ(1d),φ(21),...,φ(2d)の値θ'(11),...,θ'(1d),θ'(21),...,θ'(2d),φ'(11),...,φ'(1d),φ'(21),...,φ'(2d)をそれぞれ選択し、選択した各値を記憶部1110に出力する(ステップS1108)。
例えば、未知数算出部1108は、上記4つの関係式(23)-(26)から得られる、
Y(1)・diag(ei(-θ(11)+φ(11)),...,ei(-θ(1d)+φ(1d)))=Y(1)・(W(11),...,W(1d))*・G(11)・(V(11),...,V(1d)) …(27)
Y(1)・diag(ei(-θ(21)+φ(21)),...,ei(-θ(2d)+φ(2d)))=Y(1)・(W(21),...,W(2d))*・G(22)・(V(21),...,V(2d)) …(28)
Y(2)・diag(ei(-θ(21)+φ(11)),...,ei(-θ(2d)+φ(1d)))=Y(2)・(W(11),...,W(1d))*・G(12)・(V(21),...,V(2d)) …(29)
Y(2)・diag(ei(-θ(11)+φ(21)),...,ei(-θ(1d)+φ(2d)))=Y(2)・(W(21),...,W(2d))*・G(21)・(V(11),...,V(1d)) …(30)
を満たす、実数θ(11)=θ'(11),...,θ(1d)=θ'(1d),θ(21)=θ'(21),...,θ(2d)=θ'(2d),φ(11)=φ'(11),...,φ(1d)=φ'(1d),φ(21)=φ'(21),...,φ(2d)=φ'(2d)を選ぶ。例えば、未知数算出部1108は、θ(11)=・・・=θ(1d)=0とおき、式(27)(30)の左辺と右辺との行列成分を比較することにより、φ(11),...,φ(1d),φ(21),...,φ(2d)の値求め、次に、式(28)又は(30)からθ(21),...,θ(2d)の値を求めることができる。なお、式(28)又は(30)のどちらの式を用いても答えは同じになる(《ステップS1108の具体例》の説明終わり)。
Y(1),Y(2)
P(1),P(2)
K(1)・P(1),K(2)・P(2)
θ’(11),...,θ’(1d),θ’(21),...,θ’(2d)
φ’(11),...,φ’(1d),φ’(21),...,φ’(2d)
が入力され、これらが出力される(ステップS1109)。
次に、本発明の第2実施形態を説明する。本形態は第1実施形態の変形例であり、K(1)・P(1),K(2)・P(2)の生成方法が第1実施形態と相違する。本形態の手法は、行列積G(11)*・G(11)の固有ベクトルV(11),...,V(1d)に対し、G(11)・V(11),...,G(11)・V(1d)がそれぞれ、行列積G(11)・G(11)*の固有ベクトルW(11),...,W(1d)となるという事実に基づく。また、本形態の手法は、行列積G(11)・P(1)及びG(22)・P(2)のすべての列ベクトルがゼロベクトルでない場合に適用できる。よって、行列積G(11)・P(1)又はG(22)・P(2)がゼロベクトルとなる列ベクトルを含む場合には、第1実施形態の手法が適用される。以下では、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
図1に例示するように、第2実施形態の量子回路設計装置2は、行列分解装置21と、トフォリゲート分解部12と、制御部13と、再帰処理部24と、記憶部15とを有する。なお、量子回路設計装置2は、公知のコンピュータに所定のプログラムが読込まれ、実行されることによって構成されるものである。
図3に例示するように、第2実施形態の処理は、第1実施形態のステップS11の処理がステップS21の処理に置換され、ステップS14の処理がステップS24の処理に置換され、ステップS15の処理がステップS25の処理に置換されたものである。以下に、本形態のステップS21の処理と、ステップS24の処理と、ステップS25の処理とを説明する。
図6は、第2実施形態のステップS21の処理を詳細に説明するためのフローチャートである。
G(12)=(K(1)・P(1))・Y(2)・P(2)* …(25)
G(21)=(K(2)・P(2))・Y(2)・P(1)* …(26)
を満たす、実数θ(11),...,θ(1d),θ(21),...,θ(2d)の値θ'(11),...,θ'(1d),θ'(21),...,θ'(2d)をそれぞれ選択し、選択した各値を記憶部1110に出力する(ステップS2108)。
Y(1),Y(2)
P(1),P(2)
K(1)・P(1),K(2)・P(2)
θ’(11),...,θ’(1d),θ’(21),...,θ’(2d)
が入力され、これらが出力される(ステップS2109)。
ステップS13の判定で、P(1),P(2),K(1)・P(1),K(2)・P(2)のサイズが2×2よりも大きいと判定された場合、再帰処理部24(図1)に、ステップS21で得られたP(1),P(2),K(1)・P(1),K(2)・P(2)、θ'(11),...,θ'(1d),θ'(21),...,θ'(2d)が入力される。再帰処理部14は、θ'(11),...,θ'(1d),θ'(21),...,θ'(2d)によって未知の実数θ(11),...,θ(1d),θ(21),...,θ(2d)の値が定められたP(1),P(2),K(1)・P(1),K(2)・P(2)のそれぞれを新たな行列Gに設定して記憶部1110に格納し、dを新たな2dとして更新して(ステップS24)、ステップS21の処理に戻る。
ステップS13の判定で、P(1),P(2),K(1)・P(1),K(2)・P(2)のサイズが2×2以下であると判定された場合、再帰処理部24(図1)に、ステップS21で得られたP(1),P(2),K(1)・P(1),K(2)・P(2)、θ'(11),...,θ'(1d),θ'(21),...,θ'(2d)が入力される。再帰処理部24は、θ'(11),...,θ'(1d),θ'(21),...,θ'(2d)によって未知の実数θ(11),...,θ(1d),θ(21),...,θ(2d)の値が定められたP(1),P(2),K(1)・P(1),K(2)・P(2)のそれぞれを、基本ゲートを示す行列BGとして記憶部1110に格納する(ステップS25)。
次に、本発明の第3実施形態を説明する。本形態は第1,2実施形態の変形例であり、K(1)・P(1),K(2)・P(2)の生成方法が第1,2実施形態と相違する。本形態の手法は、行列積G(11)*・G(11)の固有ベクトルV(11),...,V(1d)に対し、G(11)・V(11),...,G(11)・V(1d)がそれぞれ、行列積G(11)・G(11)*の固有ベクトルW(11),...,W(1d)となるという事実、行列積G(11)・P(1)の各列ベクトルの大きさがそれぞれ対角行列Y(1)の各対角要素√y(1),...,√y(d)となり、行列積G(22)・P(2)の各列ベクトルの大きさがそれぞれ√y(1),...,√y(d)となるという事実に基づく。また、本形態の手法は、対角行列Y(1)の各対角要素√y(1),...,√y(d)がすべて0以外である場合に適用できる。よって、√y(1),...,√y(d)の何れかが0となる場合には第1実施形態の手法が適用される。以下では、第1,2実施形態との相違点を中心に説明する。
図1に例示するように、第3実施形態の量子回路設計装置3は、行列分解装置31と、トフォリゲート分解部12と、制御部13と、再帰処理部24と、記憶部15とを有する。なお、量子回路設計装置3は、公知のコンピュータに所定のプログラムが読込まれ、実行されることによって構成されるものである。
図3に例示するように、第3実施形態の処理は、第1実施形態のステップS11の処理がステップS31の処理に置換され、ステップS14の処理がステップS24の処理に置換され、ステップS15の処理がステップS25の処理に置換されたものである。ステップS24,S25の処理については第2実施形態で説明したため、以下ではステップS31の処理のみを説明する。
図7は、第3実施形態のステップS31の処理を詳細に説明するためのフローチャートである。
なお、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではない。例えば、上述の各種の処理は、記載に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されてもよい。その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能であることはいうまでもない。
11,21,31 行列分解装置
Claims (6)
- 2d×2d(dは正整数)のユニタリな行列Gを入力とし、当該行列Gから、
前記部分行列G(11),G(22)を入力とし、行列Aの共役転置行列をA*とした場合における、G(11)*とG(11)との行列積G(11)*・G(11)と、G(22)*とG(22)との行列積G(22)*・G(22)とを生成し、当該行列積G(11)*・G(11),G(22)*・G(22)を出力する第1行列積計算部と、
前記行列積G(11)*・G(11),G(22)*・G(22)を入力とし、前記行列積G(11)*・G(11),G(22)*・G(22)に対して共通の固有値y(1),...,y(d)と、当該固有値y(1),...,y(d)に対応する前記行列積G(11)*・G(11)の固有ベクトルV(11),...,V(1d)と、当該固有値y(1),...,y(d)に対応する前記行列積G(22)*・G(22)の固有ベクトルV(21),...,V(2d)とを求め、前記固有値y(1),...,y(d)と前記固有ベクトルV(11),...,V(1d),V(21),...,V(2d)とを出力する固有値・固有ベクトル計算部と、
前記固有値y(1),...,y(d)を入力とし、y(1),...,y(d)の平方根√y(1),...,√y(d)を対角成分に持つd×dの対角行列Y(1)=diag(√y(1),...,√y(d))と、1-y(1),...,1-y(d)の平方根√(1-y(1)),...,√(1-y(d))に虚数単位iを乗じたi√(1-y(1)),...,i√(1-y(d))を対角成分に持つd×dの対角行列Y(2)=diag(i√(1-y(1)),...,i√(1-y(d)))とを生成し、当該対角行列Y(1),Y(2)を出力する対角行列計算部と、
前記固有ベクトルV(11),...,V(1d),V(21),...,V(2d)を入力とし、eをネイピア数とし、θ(11),...,θ(1d),θ(21),...,θ(2d)を実数とした場合における、行列P(1)=(ei・θ(11)・V(11),...,ei・θ(1d)・V(1d)),P(2)=(ei・θ(21)・V(21),...,ei・θ(2d)・V(2d))を生成し、当該行列P(1),P(2)を出力する行列構成部と、
前記固有値y(1),...,y(d)に対応する行列積G(11)・G(11)*の固有ベクトルをW(11),...,W(1d)とし、前記固有値y(1),...,y(d)に対応する行列積G(22)・G(22)*の固有ベクトルをW(21),...,W(2d)とし、φ(11),...,φ(1d),φ(21),...,φ(2d)を実数とした場合における、K(1)・P(1)=(ei・φ(11)・W(11),...,ei・φ(1d)・W(1d)),K(2)・P(2)=(ei・φ(21)・W(21),...,ei・φ(2d)・W(2d))を満たす行列積K(1)・P(1),K(2)・P(2)を生成し、当該行列積K(1)・P(1),K(2)・P(2)を出力する第2行列積計算部と、
を有する行列分解装置。 - 請求項1の行列分解装置であって、
前記第1行列積計算部は、さらに、G(11)とG(11)*との前記行列積G(11)・G(11)*と、G(22)とG(22)*とのG(22)・G(22)*を生成し、当該行列積G(11)・G(11)*,G(22)・G(22)*を出力し、
前記固有値・固有ベクトル計算部は、さらに、前記行列積G(11)・G(11)*,G(22)・G(22)*を入力とし、前記固有ベクトルW(11),...,W(1d),W(21),...,W(2d)を求め、当該固有ベクトルW(11),...,W(1d),W(21),...,W(2d)を出力し、
前記第2行列積計算部は、前記固有ベクトルW(11),...,W(1d),W(21),...,W(2d)を入力とし、前記行列積K(1)・P(1)=(ei・φ(11)・W(11),...,ei・φ(1d)・W(1d)),K(2)・P(2)=(ei・φ(21)・W(21),...,ei・φ(2d)・W(2d))を生成し、当該行列積K(1)・P(1),K(2)・P(2)を出力し、
当該行列分解装置は、さらに、
G(11)=(K(1)・P(1))・Y(1)・P(1)*,
G(22)=(K(2)・P(2))・Y(1)・P(2)*,
G(12)=(K(1)・P(1))・Y(2)・P(2)*,
G(21)=(K(2)・P(2))・Y(2)・P(1)*,
を満たす、前記実数θ(11),...,θ(1d),θ(21),...,θ(2d),φ(11),...,φ(1d),φ(21),...,φ(2d)の値をそれぞれ選択し、選択した各値を出力する未知数算出部を有する、
ことを特徴とする行列分解装置。 - 請求項1の行列分解装置であって、
前記第2行列積計算部は、前記部分行列G(11),G(22)と前記行列P(1),P(2)とを入力とし、行列積G(11)・P(1),G(22)・P(2)の各列ベクトルがすべてゼロベクトル以外である場合に、前記行列積G(11)・P(1)の各列ベクトルの大きさがそれぞれ1になるように当該行列積G(11)・P(1)を正規化した行列を前記行列積K(1)・P(1)として生成し、前記行列積G(22)・P(2)の各列ベクトルの大きさがそれぞれ1になるように当該行列積G(22)・P(2)を正規化した行列を前記行列積K(2)・P(2)として生成し、
当該行列分解装置は、さらに、
G(12)=(K(1)・P(1))・Y(2)・P(2)*,
G(21)=(K(2)・P(2))・Y(2)・P(1)*,
を満たすように前記実数θ(11),...,θ(1d),θ(21),...,θ(2d)の値をそれぞれ選択し、選択した各値を出力する未知数算出部を有する、
ことを特徴とする行列分解装置。 - 請求項1又は3の行列分解装置であって、
前記第2行列積計算部は、前記部分行列G(11),G(22)と前記行列P(1),P(2)と前記対角行列Y(1)とを入力とし、前記対角行列Y(1)の各対角要素√y(1),...,√y(d)がすべて0以外である場合に、行列積G(11)・P(1)・Y(1)-1を前記行列積K(1)・P(1)として生成し、行列積G(22)・P(2)・Y(1)-1を前記行列積K(2)・P(2)として生成し、
当該行列分解装置は、さらに、
G(12)=(K(1)・P(1))・Y(2)・P(2)*,
G(21)=(K(2)・P(2))・Y(2)・P(1)*,
を満たすように前記実数θ(11),...,θ(1d)及びθ(21),...,θ(2d)の値をそれぞれ選択し、選択した各値を出力する未知数算出部を有する、
ことを特徴とする行列分解装置。 - 第1行列積計算部と固有値・固有ベクトル計算部と対角行列計算部と行列構成部と第2行列積計算部とを有する行列分解装置が実行する行列分解方法であって、
前記入力行列分割部が、2d×2d(dは正整数)のユニタリな行列Gを入力とし、当該行列Gから、
前記第1行列積計算部が、前記部分行列G(11),G(22)を入力とし、行列Aの共役転置行列をA*とした場合における、G(11)*とG(11)との行列積G(11)*・G(11)と、G(22)*とG(22)との行列積G(22)*・G(22)とを生成し、当該行列積G(11)*・G(11),G(22)*・G(22)を出力するステップと、
前記固有値・固有ベクトル計算部が、前記行列積G(11)*・G(11),G(22)*・G(22)を入力とし、前記行列積G(11)*・G(11),G(22)*・G(22)に対して共通の固有値y(1),...,y(d)と、当該固有値y(1),...,y(d)に対応する前記行列積G(11)*・G(11)の固有ベクトルV(11),...,V(1d)と、当該固有値y(1),...,y(d)に対応する前記行列積G(22)*・G(22)の固有ベクトルV(21),...,V(2d)とを求め、前記固有値y(1),...,y(d)と前記固有ベクトルV(11),...,V(1d),V(21),...,V(2d)とを出力するステップと、
前記対角行列計算部が、前記固有値y(1),...,y(d)を入力とし、y(1),...,y(d)の平方根√y(1),...,√y(d)を対角成分に持つd×dの対角行列Y(1)=diag(√y(1),...,√y(d))と、1-y(1),...,1-y(d)の平方根√(1-y(1)),...,√(1-y(d))に虚数単位iを乗じたi√(1-y(1)),...,i√(1-y(d))を対角成分に持つd×dの対角行列Y(2)=diag(i√(1-y(1)),...,i√(1-y(d)))とを生成し、当該対角行列Y(1),Y(2)を出力するステップと、
前記行列構成部が、前記固有ベクトルV(11),...,V(1d),V(21),...,V(2d)を入力とし、eをネイピア数とし、θ(11),...,θ(1d),θ(21),...,θ(2d)を実数とした場合における、行列P(1)=(ei・θ(11)・V(11),...,ei・θ(1d)・V(1d)),P(2)=(ei・θ(21)・V(21),...,ei・θ(2d)・V(2d))を生成し、当該行列P(1),P(2)を出力するステップと、
前記第2行列積計算部が、前記固有値y(1),...,y(d)に対応する行列積G(11)・G(11)*の固有ベクトルをW(11),...,W(1d)とし、前記固有値y(1),...,y(d)に対応する行列積G(22)・G(22)*の固有ベクトルをW(21),...,W(2d)とし、φ(11),...,φ(1d),φ(21),...,φ(2d)を実数とした場合における、K(1)・P(1)=(ei・φ(11)・W(11),...,ei・φ(1d)・W(1d)),K(2)・P(2)=(ei・φ(21)・W(21),...,ei・φ(2d)・W(2d))を満たす行列積K(1)・P(1),K(2)・P(2)を生成し、当該行列積K(1)・P(1),K(2)・P(2)を出力するステップと、
を有する行列分解方法。 - 請求項1から4の何れかの行列分解装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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