JP5785903B2 - 圧縮信号復元装置、方法、プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、複数のチャネルの信号が圧縮された圧縮信号の復元技術に関する。
近年、多数のセンサーを用いて環境(温度、照度など)や人間の行動などを逐一センシングし、その情報を活用しようという動きが高まっている。多数のセンサーをネットワークによって結び、お互いに通信すること或いは特定の中央受信装置へ情報を送ることを可能にしたシステムはセンサーネットワークと呼ばれる。
このようなシステムでは、それぞれのセンサーは離れた位置に配置されており、その運用を簡便にするため無線通信を用いていることが多い。また、センサーの電源は電池を用い外部からの電源入力を得ていない場合も想定される。そのため、センサーが送信すべき情報をできうる限り削減すること、およびセンサー自身における演算量を低減することが重要であり多くの提案がなされている(たとえば非特許文献1)。
一方で、センサーネットワークは多くのセンサーを有し、かつ、用途によってはそれらが非常に近接している場合がある。このような構成では、各センサーが計測した結果は、或る観点からすれば非常に似通っていることが期待される(図7参照。図7は、3 chの生体信号(筋電信号)を重ねて表示したグラフであり、各チャネルの信号が非常に類似していることがわかる)。このため、例えば、分散情報源符号化や階層的に情報の相関を利用して送信すべき情報量をなるべく減らそうという試みがなされている。
このような試みのなかで近年注目を受けているのが圧縮センシングという手法である(例えば非特許文献2)。単一センサーでの圧縮センシングは測定の対象となる標本数Nの信号sに比して少ない数Mの情報y=Φs(ΦはM×Nの行列)のみをもって、元の信号sが或る基底行列Ψにおいての信号sの表現x=Ψsの非0要素が非常に少ない(以下、「疎である」と表現する)という仮定の下に復元を行うことで元の信号sの厳密に等しいs’を得ようとするものである。また、この拡張タイプとして測定結果にノイズが含まれているケースについては同様なアルゴリズムで近似的な解s”が得られることが分かっている。
圧縮センシング技術において、センサーネットワークのような多数のセンサーが存在する場合に応用する提案はすでにいくつか存在している。そのうちの一つが、各センサーによって得られた測定信号s(kはセンサーの識別インデックス)を全てのセンサーに共通した信号sとそれ以外の信号sdkの和で表現できると仮定したものである。このモデルにもいくつかの派生型があるが、例えば共通信号の基底行列Ψでの表現x=Ψsが疎ではなく、一方でxdk=Ψsが全てのkに対して疎であるようなモデルがある。観測の対象となる信号がこのようなモデルで記述できる場合は、単独のセンサーでは信号が疎ではないために単一圧縮センシングの枠組みでは長さMの情報y=Φから長さNの情報sを正確に復元することはできない。しかしながら、多数のセンサーがあることで互いに情報を補い合い送信すべき情報を削減することができる場合がある。
各センサーはCPUなどで演算を行うことが可能であり、またメモリなどにデータを保持することも可能である。また、通常の無線送受信機あるいは可視光通信の送受信機を用い双方向ないし一方向の通信を行うことができる。
以下に、通常の圧縮センシングについて説明する。通常の圧縮センシングでは、下記の条件に基づいて元の信号の推定値を得る。
[条件]y=Ax=Φsを満たすような量||x||を最小化する …(1)
ただし、||・||はベクトル・の絶対値和(L1ノルム)を表し、yを観測ベクトル、A、Φ、Ψはそれぞれ圧縮行列、観測行列、基底行列とする。またs=Ψxであり、推定された推定信号xから元の信号sを計算することができる。
また、上記条件に代えて、下記のような条件の問題に緩和することもできる。
||y―Ax||<εの下で量||x||を最小化する …(2)
ただし、εはあらかじめ決められた微小なスカラー量であり、||・||はベクトル・の二乗和である。
これ以外にも、条件によっては上記と同様の効果を持ついくつかのアルゴリズムが発見されており(例えば非特許参考文献3)、本明細書ではこれらを総称して「通常の圧縮センシングのアルゴリズム」と呼ぶことにする。
D. Baron,M.B. Wakin,M.F. Duarte,S. Sarvotham,and R.G. Baraniuk. "Distributed compressed sensing," Rice Univ. Technical report,2005. Emmanuel J. Candes and Michael B. Wakin, "An Introduction ToCompressive Sampling" IEEE SIGNAL PROCESSING MAGAZINE, MARCH 2008. J.A. Tropp, S.J. Wright, "Computational Methods for Sparse Solution of Linear Inverse Problems," Proceedings of the IEEE, vol.98, no.6, pp.948-958, June 2010.
各センサーが測定した信号s(kはセンサーの識別インデックス)を全てのセンサーに共通した信号sとそれ以外の信号sdkの和で表現できると仮定したモデルにもいくつかの派生型があるが、例えば、共通信号の基底行列Ψでの表現x=Ψsが疎ではなく、一方でxdk=Ψsが全てのインデックスkに対して疎であるような信号モデルがある。このような信号モデルでも、多数のセンサーがある場合には、この信号モデルに基づいた復元を行うことによって、各々のセンサーについては長さM<Nの情報yを用いて元の情報sを得ることが可能である場合がある。
しかしながら、上記の信号モデルで観測信号のモデル化を行った場合、共通信号sが全てのセンサーの間で厳密には共有されていないと、却って復元誤差を大きくしてしまう場合もありうる。
従来の圧縮センシングでは共通信号が厳密に一致していない場合には共通信号の基底行列Ψでの表現x=Ψsも疎であるという仮定を導入して近似的に復元問題を解こうという試みが行われてきたが、得られた情報を十分活用しているとは言い難い。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、各チャネル間で共通信号が厳密に一致していな場合においても、複数のチャネルの信号が圧縮された圧縮信号の復元技術を提供することを目的とする。
本発明の圧縮信号復元技術は、共通信号sとともに振幅係数akc及び群遅延βkcを考慮した信号モデルに基づいて、これら2つの因子をチャネルごとに推定することによって、より正確な信号復元を行う。
具体的には、複数のチャネルk(k=1、2、…、K;Kは2以上の予め定められた正整数)の信号について、各チャネルの信号が全てのチャネルに共通の信号(共通信号)と当該共通信号以外の信号(残信号)との和で表されるとし、k=1、2、…、Kについて、チャネルごとに元の信号が圧縮された圧縮信号yは、元の信号sの基底行列Ψによる表現xに対して観測行列Φを用いてy=A=Φ、s=Ψx、A=ΦΨなる関係があるとして、チャネルごとに元の信号が圧縮された圧縮信号yをチャネルごとに独立に元の信号(仮の復元信号)を復元し[仮伸長処理]、各チャネルの仮の復元信号s~から、共通信号に対する相対的な振幅の大きさと遅延量を表す振幅係数akcと群遅延bkcを求め[差異推定処理]、圧縮信号yと、振幅係数akcと、群遅延bkcと(k=1、2、…、K)を用いて、Λを回転行列
Figure 0005785903

、jを虚数単位、Nを元の信号のベクトルの要素数として、共通信号の周波数領域表現
Figure 0005785903

を求め[共通信号推定処理]、圧縮信号yと、振幅係数akcと、群遅延bkcと、共通信号の周波数領域表現x'を用いて、圧縮信号yと共通信号との差分ydkを得て、さらに当該差分ydkを復元してs'dkを得て、当該s'dkと共通信号の時間領域表現との和によって、元の信号の推定値s'を得る[残信号推定処理]。
本発明に拠れば、本来必要な情報より少ない数の線形観測によってえられた情報を用いて、各チャネルの振幅差や遅延量を推定することで、各チャネルに含まれる共通信号が全く同一でなくチャネルごとに振幅や群遅延量が異なっている場合においても原信号を従来よりも精度良く復元することができる。
センサーネットワークを示す図。 従来の圧縮センシングの枠組を示す図。 本発明の実施形態1の機能構成を示す図。 本発明の実施形態2の機能構成を示す図。 本発明の実施形態4の機能構成を示す図。 比較実験例:(a)元の信号、(b)TECC法、(c)本発明に拠る手法。 3chの生体信号の例。
<記号の説明>
R:実数の全体(集合)
C:複素数の全体(集合)
N∈R:観測対象のベクトルの大きさ
M∈R:1chあたりの観測数
∈C:k chの観測対象の元のベクトル表現
∈C:k chの観測対象の基底行列Ψでの表現
∈C:k chの観測結果のベクトル表現
∈C:全チャネルに含まれる共通信号のベクトル表現
∈C:共通信号の基底行列Ψでの表現
dk∈C:k chの共通信号を取り除いた信号(個別信号)のベクトル表現
dk∈C:個別信号の基底行列Ψでの表現
Ψ∈CN×N:s=Ψxとなるような基底行列
Φ∈CM×N:y=Φsとなるような観測行列
∈CM×N:A=ΦΨで表せられる行列
km∈R:m chを基準としたk chの振幅の大きさ
km∈R:m chを基準としたk chの位相遅延の大きさ
<従来の信号モデルによる圧縮センシング>
実施形態の説明に先立ち、図1と図2を用いて従来の信号モデルによる圧縮センシングについて述べる。
図1のようにK個(Kは2以上の正整数)のセンサーと1個の中央受信機950で構成されるシステムを考える。センサー910−1、センサー910−2、…、センサー910−Kはそれぞれ異なった信号を計測し、中央受信機920へ送信する。ここで各センサーが或る単位時間に取得する情報を複素ベクトルで表すこととし、このベクトルの長さはN(Nは正の整数)であるとする。すなわち、或る単位時間にK個のセンサーが取得した情報は一般に各々s∈C、k=1、2、…、Kと書けるとする。
図2のように、各センサー910は観測装置911と送信装置913で構成されている。観測装置911はふたつの部分、測定部9111と圧縮部9112で構成されている。測定部9111は、信号(例えば音声信号や生体信号などであり、特に限定はない)を観測し、単位時間の長さNの信号sを出力する。圧縮部9112は、信号sを長さMの圧縮された信号y∈Cに変換する。ただし、MはNより小さな正の整数である。また、この変換は線形変換であるとする。すなわち、観測行列Φ∈CM×Nによって式(5)のように書けるとする。
=Φ …(5)
送信装置913は、符号化部9131によって圧縮信号yを通信路符号化して中央受信機950に送信する。
中央受信機950は、各センサーから、それぞれ通信路符号化されたK個の符号列を受信する。中央受信機950は、受信装置951と復元装置953で構成されている。受信装置951の復号部9511は、各センサーから受信した符号列をそれぞれ復号して圧縮信号y、k=1、2、…、Kを出力する。
復元装置953は各行列Φ、k=1、2、…、K及びΨを既知とする。
また、各圧縮行列Aは、式(6)のような行列の積で表すことができ、Φをセンサーkの観測行列、Ψを基底行列と呼ぶこととする。
=ΦΨ、Φ∈CM×N、Ψ∈CN×N、k=1、2、…、K …(6)
復元装置953は、これら圧縮行列Aについても既知であるとする。
従来技術では、ここで下記のような特別な場合を考えていた。すなわち、或る単位時間に得られた信号s、k=1、2、…、Kは、式(7)のように全てのセンサーに共通した信号sとそれ以外の部分sdkで表すことができ、かつ、基底行列Ψにおけるsdkの表現xdk(式(8)参照)は非ゼロ要素が少ない疎なベクトルであるという信号モデルである。
=s+sdk …(7)
dk=Ψxdk …(8)
このとき復元装置953を構成する共通信号推定部9531によって共通信号の基底行列Φにおける表現x'は式(9)のように推定される(例えば非特許参考文献1)。[・]は行列[・]のエルミート共役行列を表す。
Figure 0005785903
復元装置953を構成する残信号推定部9532は、圧縮行列Aと、式(9)に従って得られたx'と、観測信号yとから式(10)に従って残信号y'dkを計算し、y'dkとAに対して通常の圧縮センシングのアルゴリズムを適用することでx'dkを再構成する。
y'dk=y−Ax' …(10)
残信号推定部9532は、すべてのチャネル(k=1、2、…、K)について残信号y'dkを推定する。さらに、x'とx'dkの和x'から元の基底による数ベクトル空間への変換、すなわち
s'=Ψx' …(11)
を計算し、元の信号の推定値s'を各チャネルについて得る。
上述した従来の信号再構成の方法は、下記のような信号モデルを前提としている。すなわち、各チャネルの測定信号sは、共通信号sと基底行列Φにおいて疎な信号sdkの和
=s+sdk …(12)
と表現される信号モデルである。しかしながら、音響信号や生体信号などの場合においては観測地点の違いなどから各チャネル間において共通信号sに相当する部分に振幅の違いや位相の違いがありうる。この信号モデルではこれらの影響を無視してしまっているため、実際の信号をよくモデル化しているとは言い難く、結果として上述した再構成方法では単チャネルの圧縮センシングによる再構成方法に比しても必ずしも性能が向上しない場合がある。このような課題に対する解決方法はいまだ提示されたことがない。
<本発明の原理>
本発明は、下記に述べるように共通信号に振幅の違いや位相の違いがある場合でも、多チャネルの情報を利用することで効率的に信号を再構成することができるようにしたことを特徴としている。ここで、全実施形態に共通する信号モデルについて記述しておく。
本発明では、信号モデルを共通信号sとともに振幅係数akc及び群遅延βkcも考慮した信号モデルに拡張した上でこれら2つの因子をチャネルごとに推定することによって、より正確な信号再構成を行うことを特徴としている。具体的には、各信号の離散フーリエ変換(DFT)が
=xck+xdk …(13)
という和の形式で書けるとすると、式(14)で近似することができるという信号モデルである。
Figure 0005785903
ただし、Λは式(15)で表される。πは円周率、jは虚数単位である。
Figure 0005785903
上記の式を合わせると、元の信号の離散フーリエ変換は式(16)で近似的に記述できることを前提としている。
Figure 0005785903
[実施形態1]
図3を参照して、実施形態1について説明する。実施形態1において観測装置と送信装置と受信装置は既述の従来技術と同じ構成および処理であるから説明を省略する。本発明の実施形態は、従来の復元装置953に替えて復元装置100を備える。
以下では、復元装置100が、受信装置951から受けた信号ベクトルy、圧縮行列A、観測行列Φ、基底行列Ψを知っているものとする(例えば、復元装置100が事前に各センサーから各行列についての情報を受信している)。ただし、k=1、2、…、Kであり、下記では基底行列Ψを離散フーリエ変換に対応する行列とする。
実施形態1では、復元装置100は、仮伸長部101、差異推定部103、共通信号推定部105、残信号推定部107を有する。
仮伸長部101は、信号ベクトルyから仮の信号の再構成を行う。この処理には、通常の圧縮センシングのアルゴリズムが用いられる。これによって仮の復元信号s~、s~、…、s~を得る。
差異推定部103は、s~、s~、…、s~を用いて下記のように振幅及び位相の差異を推定する。具体的には、差異推定部103は、式(17)で表される量を最小化することで各チャネル間の相対的な振幅の差akmと群遅延量bkmを推定する。
Figure 0005785903
ここで[DFT]および、[IDFT]はそれぞれ離散フーリエ変換、逆離散フーリエ変換に対応する変換行列である。上記の量はakmとbkmを別々に変化させることで最適化することが可能である。
差異推定部103は、さらに、
=(akm+1/amk)/2、 β=(βkm−βmk)/2 …(18)
とする。この処理は推定誤差を軽減するためのものであるが、この処理を行わず、
а=аkm、 β=βkm
としてもよい。
また、аkmは、例えば
а13=a12+а23
を近似的に満たすので、この観点からаkmに関するコスト関数
||akm−(akj+ajm)|| …(19)
を最小化するようにakmの組を調整し推定誤差を軽減してもよい。また上の関係式からさらに4項以上のаkmの組によるコスト関数を立てることができるので、このようなコスト関数を最小化するようにakmの組を調整し推定誤差を軽減してもよい。
差異推定部103は、さらに、
Σ=1、Σ=0 …(20)
となるように正則化を行う。この正則化によって得られた係数をakc、bkcとする。ただし、上述の方法の正則化に限らず、或る定められたベクトルと各チャネル間の相対的な振幅の差と群遅延量の両方の情報を含めることができれば、どのような正則化を用いてもよい。例えば、特定のチャネルを共通ベクトルとみなして、そのベクトルからの振幅の差と群遅延量をakc、bkcとしてもよい。
次に、共通信号推定部105は、上記の係数akc、bkc及び観測された信号y、y、…、yを用いて式(21)を計算する。ただし、[・]は行列[・]の一般化逆行列を表す。
Figure 0005785903
残信号推定部107は、上記共通信号推定部105で求めたx'を用いて、式(22)に従って観測信号yとの差分ydkを得る。
Figure 0005785903
このydkとAについて通常の圧縮センシングのアルゴリズムを適用することによってs'd1、s'd2、…、s'dKを得る。さらにこれらとx'、akc、bkcを用いることで、元の信号の推定値s'を得る(式(23))。
Figure 0005785903
以上によって復元装置100は元の信号よりも少ない情報y、y、…、yから元の信号の推定値s'、s'、…、s'を得ることができる。
[実施形態2]
実施形態1では全ての処理を各チャネルについて一度だけ行うものであったが、一連の処理を反復的に行うことによって推定精度を向上させることができる。実施形態2を、図4を参照して説明する。なお、復元装置100以外の構成は実施形態1と同様である。
仮伸長部101と差異推定部103の処理は実施形態1と同様である。
共通信号推定部105は実施形態1と異なり、式(24)を計算することによって共通信号を求める。
Figure 0005785903
ただし、ここでQは、初期値がサイズM×Mの単位行列であり、後述する残信号基底推定部109によって更新される。
残信号基底推定部109は、残信号推定部107と同様の手続きで個別信号xdkを推定し、さらに下記のような処理を行う(例えば非特許文献1)。この処理の説明に先立ち、前提事項について説明を加えておく。
行列B∈CM×Mを、当該行列の列ベクトル(或いは行ベクトル)によって張られる数ベクトル空間に信号yが含まれるような基底行列とする(換言すれば、信号yが行列Bの列ベクトル(或いは行ベクトル)の線形結合で表現される)。このとき基底行列Bは下記のように2つの部分に分けることができる。
=[AkΩ(k)] …(25)
ここでAkΩ(k)は圧縮行列Aの一部を列単位で切り取った得た行列で、Ω(k)は切り取った列を特定するインデックスを表している。なお、QはAkΩ(k)を構成するすべての列ベクトルに直交した列ベクトルからなる基底行列である。。
残信号基底推定部109は、予め決められた個数D(k=1、2、…、K)に従って圧縮行列Aのうちydkを2乗誤差の観点から良く記述しているD個の列を特定するインデックスΩ(t)を決定し、これと現在のΩ(k)との積集合を新たにΩ(k)として、行列Qを更新する。ただしΩ(k)の初期値は空集合である。また、Qの初期値はM×Mの単位行列である。下記に残信号基底推定部109の処理の具体例を示す。
1.ydkを用いて通常の圧縮センシングのアルゴリズムを実行してxdkを取得する。すなわち、
||ydk―Adk||<εの下で量||xdk||を最小化する、という問題を解く。
2.ステップ1.で得られたxdkの要素のうちそれら各要素の絶対値の大きさを比較する。このうち上位D個のxdkの要素のインデックスをΩ(t)として保持する。
3.Ω(t)とΩ(k)との積集合を新たなΩ(k)として保持する。
4.AkΩ(k)に対する直交基底Qを計算する。
このようにして得られる行列Qは大きさがM×(M−|Ω|)の行列となる。Dは反復のたびに変更してもよい。また、積集合の代わりに和集合を用いてΩ(k)を更新してもよい。この場合はΩ(k)の大きさが過大にならないように、上限Eを設けることが望ましい。
残信号基底推定部109は、行列Qを共通信号推定部105に渡す。以下、あらかじめ定めた反復回数に達するまで、残信号基底推定部109と共通信号推定部105との間で共通信号x'と基底行列Qの更新を行う。
反復終了後に残信号推定部107はakc、bkc、x'及び観測行列Φ、基底行列Ψ、観測結果yを用いて、実施形態1と同様に残差信号を推定し、最後に再構成した復元信号s'、s'、…、s'を出力する。
[実施形態3]
上記実施形態2において共通信号推定部105の処理(式(24))を下記のように置き換えることも可能である。すなわち、
y~=y−y~dk …(26a)
という減算によって残差信号の影響を除去した上で共通信号
Figure 0005785903

を推定する。ただし、y~dkは、実施形態2における残信号基底推定部109で得られたAkΩ(k)の基底のみで残差ydkを近似したベクトルである。すなわち、y~dkは、
x~dkΩ(k)=AkΩ(k) dk
として
y~dk=Φx~dk
で表される。
[実施形態4]
実施形態2または実施形態3では、仮伸長部101による処理は始めに一度だけ実行されるだけであるが、図5に示すように、個別信号を除去した信号を用いて仮伸長部101で再び通常の圧縮センシングのアルゴリズムで仮の復元信号s~、s~、…、s~を得ることも可能である。このようにして、残信号の基底更新ごとに新たに仮の復元信号を用いて差異推定部103によってakcやbkcを推定することができる。
具体的には実施形態2で定義した残信号の基底を取り除く行列Qを用いて
=Q …(27)
を考えれば、yの代わりにQを観測結果、Qを観測の際に用いた圧縮行列であるとみなすことによって通常の圧縮センシングのアルゴリズムによって仮の復元信号s~の再構成を行うことができる。
また、式(27)による上記の方法に代えて、単なる減算処理を行ってもよい。具体的には
ck=y−Ax'dk …(28)
を観測結果として用い、Aはそのまま用いて、仮伸長部101で通常の圧縮センシングのアルゴリズムを用いることで仮の復元信号s~を得ることができる。
再度得られたこれら仮の復元信号s~、s~、…、s~は差異推定部103に送られる。
[実施形態5]
上記実施形態2〜4では反復処理の回数は適当な固定値であった。しかし、終了条件判定部(図示せず)を設けることで残差信号の基底更新が行われなくなったことをもって反復処理を終了することも可能である。すなわち、今回処理の残信号基底推定部109の出力(行列Q)が前回処理の残信号基底推定部109の出力(行列Q)と同じであれば反復を終了し残信号推定部107に結果を渡すようにすることが可能である。
[実施形態6]
上記実施形態1〜4について、送信装置や受信装置を用いるのではなく、観測装置で得た結果yを外部記憶装置に記録しておき、当該外部記憶装置から得た観測結果yを用いて復元装置で復元してもよい。また、各装置の間に適当な外部記憶装置を介在させ、各装置で得られた情報を外部記憶装置に保持させる処理を含めてもよい。
[実施形態7]
実施形態1〜6ではsdkが疎になる基底が離散フーリエ変換であるとしてきた。しかし、これを一般的な基底に拡張しても、フーリエ領域(周波数領域)との間に変換行列を規定することができるので、下記のように僅かな変更を実施形態1〜6を適用することができる。
以下ではzdk=Ψsdkとし、zdkをsdkの基底Ψでの表現とし、これが疎であるとする。x=[DFT]sは引き続き、sの離散フーリエ変換とする。実施形態1〜6の共通信号推定部105では、A=ΦΨのかわりにO=Φ[IDFT]を使えばxはフーリエ領域の表現になる。yはそのままでよい。残信号推定部107と残信号基底推定部109では残差を
Figure 0005785903

としたが、これを
Figure 0005785903

に置き換えればよい。これらの推定部で通常の圧縮センシングのアルゴリズムを適用する際には圧縮行列をA=ΦΨとし、
||ydk―Az||<εの下で量||z||を最小化する
という条件の問題を解いて得られるzをzdkとする。
図6は従来法と本発明による手法との性能差を表わしている。TECCアルゴリズムは非特許参考文献1による従来のアルゴリズムである。比較結果からわかるように実際の信号に対して本発明による手法は従来法よりもSNRが良い。
<復元装置のハードウェア構成例>
上述の実施形態に関わる復元装置は、CPU(Central Processing Unit)やDSP(Digital Sygnal Processor)〔キャッシュメモリなどを備えていてもよい。〕、メモリであるRAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)と、ハードディスクである外部記憶装置、並びにこれらのCPUやDSP、RAMやROM、外部記憶装置間のデータのやり取りが可能なように接続するバスなどを備えている。また必要に応じて、音響再生装置に、CD−ROMなどの記憶媒体を読み書きできる装置(ドライブ)などを設けるとしてもよい。
復元装置の外部記憶装置には、上述の復元処理のためのプログラム並びにこのプログラムの処理において必要となるデータ(圧縮行列、観測行列、基底行列、回転行列)などが記憶されている〔外部記憶装置に限らず、例えばプログラムを読み出し専用記憶装置であるROMに記憶させておくなどでもよい。〕。また、これらのプログラムの処理によって得られるデータなどは、RAMや外部記憶装置などに適宜に記憶される場合がある。データやその格納領域のアドレスなどを記憶する記憶装置を単に「記憶部」と呼ぶことにする。
復元装置の記憶部には、圧縮信号yをチャネルごとに独立に元の信号(仮の復元信号)を復元するためのプログラム、仮の復元信号s~から、振幅係数akcと群遅延bkcを求めるためのプログラム、圧縮信号yと、振幅係数akcと、群遅延bkcとを用いて共通信号の周波数領域表現を求めるためのプログラム、圧縮信号yと、振幅係数akcと、群遅延bkcと、共通信号の周波数領域表現x'を用いて、圧縮信号yと共通信号との差分ydkを得て、さらに当該差分ydkを復元してs'dkを得て、当該s'dkと共通信号の時間領域表現との和によって、元の信号の推定値s'を得るためのプログラムなどが記憶されている。
復元装置では、記憶部に記憶された各プログラムとこの各プログラムの処理に必要なデータが必要に応じてRAMに読み込まれて、CPUで解釈実行・処理される。この結果、CPUが所定の機能(仮伸長部、差異推定部、共通信号推定部、残信号基底推定部、残信号推定部など)を実現することで上述の音響再生が実現される。
<補記>
本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。また、上記実施形態において説明した処理は、記載の順に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されるとしてもよい。
また、上記実施形態において説明したハードウェアエンティティ(復元装置)における処理機能をコンピュータによって実現する場合、ハードウェアエンティティが有すべき機能の処理内容はプログラムによって記述される。そして、このプログラムをコンピュータで実行することにより、上記ハードウェアエンティティにおける処理機能がコンピュータ上で実現される。
この処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、例えば、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリ等どのようなものでもよい。具体的には、例えば、磁気記録装置として、ハードディスク装置、フレキシブルディスク、磁気テープ等を、光ディスクとして、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM(Random Access Memory)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)等を、光磁気記録媒体として、MO(Magneto-Optical disc)等を、半導体メモリとしてEEP−ROM(Electronically Erasable and Programmable-Read Only Memory)等を用いることができる。
また、このプログラムの流通は、例えば、そのプログラムを記録したDVD、CD−ROM等の可搬型記録媒体を販売、譲渡、貸与等することによって行う。さらに、このプログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することにより、このプログラムを流通させる構成としてもよい。
このようなプログラムを実行するコンピュータは、例えば、まず、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、一旦、自己の記憶装置に格納する。そして、処理の実行時、このコンピュータは、自己の記録媒体に格納されたプログラムを読み取り、読み取ったプログラムに従った処理を実行する。また、このプログラムの別の実行形態として、コンピュータが可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することとしてもよく、さらに、このコンピュータにサーバコンピュータからプログラムが転送されるたびに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することとしてもよい。また、サーバコンピュータから、このコンピュータへのプログラムの転送は行わず、その実行指示と結果取得のみによって処理機能を実現する、いわゆるASP(Application Service Provider)型のサービスによって、上述の処理を実行する構成としてもよい。なお、本形態におけるプログラムには、電子計算機による処理の用に供する情報であってプログラムに準ずるもの(コンピュータに対する直接の指令ではないがコンピュータの処理を規定する性質を有するデータ等)を含むものとする。
また、この形態では、コンピュータ上で所定のプログラムを実行させることにより、ハードウェアエンティティを構成することとしたが、これらの処理内容の少なくとも一部をハードウェア的に実現することとしてもよい。

Claims (5)

  1. 複数のチャネルk(k=1、2、…、K;Kは2以上の予め定められた正整数)の信号について、各チャネルの信号が全てのチャネルに共通の信号(以下、「共通信号」という)と当該共通信号以外の信号(以下、「残信号」という)との和で表されるとし、
    k=1、2、…、Kについて、チャネルごとに元の信号が圧縮された圧縮信号yは、元の信号sの基底行列Ψによる表現xに対して観測行列Φを用いてy=A=Φ、s=Ψx、A=ΦΨなる関係があるとして、
    チャネルごとに元の信号が圧縮された圧縮信号yをチャネルごとに独立に元の信号(以下、「仮の復元信号」という)を復元する仮伸長部と、
    各チャネルの上記仮の復元信号s~から、上記共通信号に対する相対的な振幅の
    大きさと遅延量を表す振幅係数akcと群遅延bkcを求める差異推定部と、
    上記圧縮信号yと、上記振幅係数akcと、上記群遅延bkcと(k=1、2、…、K)を用いて、Λを回転行列
    Figure 0005785903

    、jを虚数単位、Nを元の信号のベクトルの要素数として、上記共通信号の周波数領域表現
    Figure 0005785903

    を求める共通信号推定部と、
    上記圧縮信号yと、上記振幅係数akcと、上記群遅延bkcと、上記共通信号の周波数領域表現x'を用いて、上記圧縮信号yと上記共通信号の周波数領域表現x' に基づく値との差分ydkを得て、さらに当該差分y について圧縮センシングのアルゴリズムを適用して、時間領域表現であるs'dkを得て、当該s'dkと上記共通信号の時間領域表現との和によって、元の信号の推定値s'を得る残信号推定部と
    を含む圧縮信号復元装置。
  2. 請求項1に記載の圧縮信号復元装置において、
    さらに、上記共通信号の周波数領域表現x'を用いて、行列Aから残信号を表現する基底行列または上記共通信号を表現する基底行列を推定する残信号基底推定部を含み、
    上記共通信号推定部は、上記残信号基底推定部によって得られた基底行列に基づいて上記共通信号の周波数領域表現x'を更新する処理を行う
    ことを特徴とする圧縮信号復元装置。
  3. 請求項2に記載の圧縮信号復元装置において、
    上記残信号基底推定部によって得られた基底行列に基づいて残信号が除去された圧縮信号を上記仮伸長部の入力とする
    ことを特徴とする圧縮信号復元装置。
  4. 複数のチャネルk(k=1、2、…、K;Kは2以上の予め定められた正整数)の信号について、各チャネルの信号が全てのチャネルに共通の信号(以下、「共通信号」という)と当該共通信号以外の信号(以下、「残信号」という)との和で表されるとし、
    k=1、2、…、Kについて、チャネルごとに元の信号が圧縮された圧縮信号yは、元の信号sの基底行列Ψによる表現xに対して観測行列Φを用いてy=A=Φ、s=Ψx、A=ΦΨなる関係があるとして、
    仮伸長部が、チャネルごとに元の信号が圧縮された圧縮信号yをチャネルごとに独立に元の信号(以下、「仮の復元信号」という)を復元する仮伸長ステップと、
    差異推定部が、各チャネルの上記仮の復元信号s~から、上記共通信号に対する相対的な振幅の大きさと遅延量を表す振幅係数akcと群遅延bkcを求める差異推定ステップと、
    共通信号推定部が、上記圧縮信号yと、上記振幅係数akcと、上記群遅延bkcと(k=1、2、…、K)を用いて、Λを回転行列
    Figure 0005785903

    、jを虚数単位、Nを元の信号のベクトルの要素数として、上記共通信号の周波数領域表現
    Figure 0005785903

    を求める共通信号推定ステップと、
    残信号推定部が、上記圧縮信号yと、上記振幅係数akcと、上記群遅延bkcと、上記共通信号の周波数領域表現x'を用いて、上記圧縮信号yと上記共通信号の周波数領域表現x' に基づく値との差分ydkを得て、さらに当該差分y について圧縮センシングのアルゴリズムを適用して、時間領域表現であるs'dkを得て、当該s'dkと上記共通信号の時間領域表現との和によって、元の信号の推定値s'を得る残信号推定ステップと
    を含む圧縮信号復元方法。
  5. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の圧縮信号復元装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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