JP5944277B2 - 導光板 - Google Patents

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本発明は導光板、面光源装置及び透過型画像表示装置に関する。
液晶表示装置等の透過型画像表示装置液晶表示装置は、一般に、液晶表示パネルといった透過型画像表示部の背面側に配置され、透過型画像表示部にバックライトを供給する面光源装置を有する。このような面光源装置としてエッジライト型の面光源装置が知られている(例えば、非特許文献1参照)。エッジライト型の面光源装置は、透光性を有する導光板と、導光板の側方に配置され、導光板の側面に光を供給するための光源とを備える。
近年、光源として、低消費電力化や水銀を使用していない等の観点から発光ダイオードといった点光源を用いられている。点光源を用いる場合、通常、複数の点光源を導光板の側面の延在方向に沿って配置する。このような構成では、複数の点光源の任意の点光源を点灯させたり消灯したりすることで、いわゆるローカルディミングやスキャニングが可能となる。その結果、コントラストの向上や、残像の発生の低減が図られている(例えば、非特許文献1参照)。
佐伯真也著、「3Dで再燃するテレビの高画質化競争」、日経エレクトロニクス、2010年8月23日号、pp.83−93
しかしながら、点光源から出力された光は、点光源から離れるに従い広がる傾向があるため、クロストークが生じる傾向にあった。
そこで、本発明は、クロストークを抑制し得る導光板、面光源装置及び透過型画像表示装置を提供することを目的とする。
本発明は、光入射面から入射した光を、前記光入射面と交差する光出射面から出射する導光板であって、前記光出射面に設けられており前記光入射面から前記光入射面と反対側の面に向かう方向に延在する複数のレンズ部を有し、複数の前記レンズ部は、前記レンズ部の延在方向に直交する方向に並べて配置されており、複数の前記レンズ部の各々の前記延在方向に直交する断面において、当該レンズ部の断面における頂点から輪郭線上の点Pまでの当該輪郭線に沿った長さをLとし、前記レンズ部の両端をとおる軸をu軸とし、点Pにおける前記レンズ部の断面形状の前記u軸に対する傾き(絶対値)をαとしたとき、
−0.20<L<0.20の範囲において、下記式(1)および(2)を満たし、
Figure 0005944277

Figure 0005944277

−0.65<L≦−0.20の範囲および0.20≦L<0.65の範囲において、下記式(3)および(4)を満たし、
Figure 0005944277

Figure 0005944277

−1.00<L≦−0.65の範囲および0.65≦L<1.00の範囲において、下記式(5)および(6)を満たす、
Figure 0005944277

Figure 0005944277

導光板を提供する。
上記構成の導光板は、αおよびΔα/ΔLが上記の条件を満たす断面形状を有する複数のレンズ部が光出射面に形成されているので、導光板の光入射面に入射した場合、光がレンズ部の延在方向に伝播しやすい。そのため、光の入射位置から導光板内を光が伝播した際に、光の広がりが抑制されるので、クロストークが低減され得る。なお、Lは、u軸方向における中央を0とし、中央から右へ進むほど増加し(L>0)、中央から左へ進むほど減少する(L<0)。
本発明に係る導光板は、−0.20<L<0.20の範囲において、下記式(7)を満たすことが好適である。
Figure 0005944277
本発明に係る導光板は、−0.65<L≦−0.20の範囲および0.20≦L<0.65の範囲において、下記式(8)を満たすことが好適である。
Figure 0005944277
本発明に係る導光板は、−1.00<L≦−0.65の範囲および0.65≦L<1.00の範囲において、下記式(9)を満たすことが好適である。
Figure 0005944277
本発明に係る導光板は、レンズ部の幅をwとし、レンズ部の最大高さをhとしたとき、レンズ部のアスペクト比(h/w)が、0.3以上0.5未満であることが好ましい。
本発明は、本発明に係る上記導光板と、導光板の光入射面に光を供給する複数の点光源と、を備える面光源装置にも係る。
この面光源装置では、面光源装置が備える導光板の光出射面にαおよびΔα/ΔLが上記の条件を満たす断面形状を有する複数のレンズ部が光出射面に形成されている。そのため、点光源から光が導光板の光入射面に入射した場合、光の入射位置から導光板内を光が伝播した際に、光の広がりが抑制される。その結果、光の入射位置の前方により多くの光が伝播しやすいので、クロストークが低減され得る。
本発明は、本発明に係る上記導光板と、導光板の光入射面に光を供給する複数の点光源と、導光板の光出射面から出射される光によって照明されて画像を表示する透過型画像表示部と、を備える透過型画像表示装置にも係る。
この透過型画像表示装置では、透過型画像表示装置が備える導光板の光出射面にαおよびΔα/ΔLが上記の条件を満たす断面形状を有する複数のレンズ部が上記のように光出射面に形成されている。そのため、点光源から光が導光板の光入射面に入射した場合、光の入射位置から導光板内を光が伝播した際に、光の広がりが抑制される。その結果、光の入射位置の前方により多くの光が伝播しやすいので、クロストークが低減され得る。よって、ローカルディミングやスキャニングをより効率的に実施できる。
本発明によれば、クロストークの抑制された導光板、面光源装置及び透過型画像表示装置を提供することができる。
本発明に係る導光板の一実施形態を適用した透過型画像表示装置の概略構成を示す模式図である。 図1に示した導光板の構成を模式的に示す斜視図である。 導光板が有するレンズ部の断面形状の一例(実施例1)を示す図面である。 導光板が有するレンズ部の断面形状の一例(実施例2)を示す図面である。 導光板が有するレンズ部の断面形状の一例(実施例3)を示す図面である。 導光板が有するレンズ部の断面形状の一例(実施例4)を示す図面である。 導光板が有するレンズ部の断面形状の一例(実施例5)を示す図面である。 レンズ部の断面形状の部分を示す図面である。 レンズ部の断面形状における線分長さLと傾斜角αとの関係(実施例1、2)を示す図である。 レンズ部の断面形状における線分長さLと傾斜角αとの関係(実施例3,4)を示す図である。 レンズ部の断面形状における線分長さLと傾斜角αとの関係(実施例5)を示す図である。 レンズ部の断面形状の線分長さLとΔα/ΔLとの関係を示す図である。 樹脂シート製造装置を示す概略構成図である。 樹脂シート製造装置を示す概略構成図である。 樹脂シート製造装置を示す概略構成図である。 光源部と導光板との配置関係の他の例を示す図面である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図面の説明において、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。図面の寸法比率は、説明のものと必ずしも一致していない。また、説明中、「上」、「下」等の方向を示す語は、図面に示された状態に基づいた便宜的な語である。
図1は、本発明に係る導光板の一実施形態を適用した透過型画像表示装置の概略構成を示す模式図である。図1では、透過型画像表示装置10の断面構成を分解して模式的に示している。透過型画像表示装置10は、携帯電話や各種電子機器の表示装置やテレビ装置として好適に利用することができる。
透過型画像表示装置10は、透過型画像表示部20と、透過型画像表示部20に供給するための面状の光を出力する面光源装置30とを備える。以下、説明の便宜のため、図1に示すように、面光源装置30に対して、透過型画像表示部20が配置されている方向をZ方向と称する。また、Z方向に直交する2つの方向をX方向及びY方向と称する。X方向及びY方向は互いに直交する。
透過型画像表示部20は、導光板40から出射される面状の光で照明されることによって画像を表示する。透過型画像表示部20の例は、液晶セルの両面に直線偏光板が配置された偏光板貼合体としての液晶表示パネルである。この場合、透過型画像表示装置10は、液晶表示装置(又は液晶テレビ)である。液晶セル及び偏光板は、従来の液晶表示装置等の透過型画像表示装置で用いられているものを用いることができる。液晶セルの例は、TFT型の液晶セルやSTN型の液晶セル等である。透過型画像表示部20の平面視形状(Z方向から見た形状)の例は、長方形及び正方形を含む。透過型画像表示部20の大きさは、透過型画像表示装置10の大きさに応じて適宜決定されている。
面光源装置30は、透過型画像表示部20に対するバックライトを供給するエッジライト型のバックライトユニットである。面光源装置30は、導光板40と、導光板40の光入射面40aの側方に配置された光源部50とを備える。
光源部50は、ライン状に配列(図1では、Y方向に配列)された複数の点光源51を有する。点光源51の例は、発光ダイオードである。隣接する点光源51の間の距離(Y方向の距離)は、通常5mm〜30mmである。光源部50は、導光板40に光を効率的に入射するために、導光板40と反対側に、光を反射させる反射部材としてのリフレクターを備えてもよい。
面光源装置30は、導光板40に対して透過型画像表示部20と反対側に位置する反射部60を備えてもよい。反射部60は、導光板40から反射部60側に出射した光を導光板40に再度入射させるためのものである。反射部60は、図1に示すように反射シートであり得る。また、反射部60は、導光板40を収容する面光源装置30の筐体底面であって、鏡面加工を施された底面でもよい。
図1及び図2を参照して、導光板40について説明する。図2は、図1に示した導光板40の一例の斜視図である。
導光板40は、点光源51と対向する光入射面40aから入射された光を光出射面40bから面状の光として出射する。導光板40の平面視形状の例は長方形であるが、正方形であってもよい。導光板40のサイズは、透過型画像表示装置10の画面サイズ(透過型画像表示部20のサイズ)に適合するように選択される。導光板40のサイズの例は、250mm×440mm以上であって、1020mm×1800mm以下である。
導光板40は、板状の本体部41を有する。本体部41の平面視形状の例は長方形であるが、正方形であってもよい。本体部41は光を通す材料からなる。本体部41を構成する材料の屈折率の例は、1.46〜1.62である。
(導光板の構成材料)
導光板40は、透光性樹脂から形成されている。透光性樹脂は、光を透過させる透明の樹脂である。導光板40に使用される透光性樹脂としては、メタクリル樹脂が主として用いられる。導光板40に使用される透光性樹脂として、その他の樹脂を用いてもよく、スチレン系の樹脂を用いても良い。透光性樹脂としては、アクリル樹脂、スチレン樹脂、カーボネート樹脂、環状オレフィン樹脂、MS樹脂(アクリルとスチレンの共重合体)などが使用可能である。
導光板を液晶表示装置(透過型画像表示装置1)に適用するにあたり、導光板40には、紫外線吸収剤、帯電防止剤、酸化防止剤、加工安定剤、難燃剤、滑剤、光拡散剤などの添加剤が添加されていてもよい。
本体部41は、第1主面としての表面41a及びその反対側の第2主面としての背面41bを有すると共に、表面41a及び背面41bの少なくとも一方に直交する4つの側面41c,41d,41e,41fを有する。図1に示した形態では、表面41aが導光板40の光出射面40bであり、4つの側面41c,41d,41e,41fのうち側面41cが、導光板40において、光源部50からの光が入射される光入射面40aである。光入射面40aから入射した光は、この本体部41内を全反射しながら伝播する。側面41c,41d,41e,41fは、鏡面加工された面とし得る。ただし、側面41c,41d,41e,41fには、面光源装置30等が設置される筐体に導光板40を取り付けるための切り欠き等が形成されていてもよい。また、光入射面40aには、光を集散光するためのレンズを更に形成してもよい。
背面41bは、通常は、鏡面加工が施された面とし得る。しかしながら、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、背面41bは、エンボス加工等の粗面加工が施された粗面であり得る。
導光板40は、背面41b側に設けられた反射部としての複数の反射ドット42を更に有する。反射ドット42の例は白色インクドットであるが、反射ドット42はマイクロレンズであってもよい。各反射ドット42は、光入射面40aから入射され本体部41内を伝播する光を光出射面40b側に全反射条件とは異なる条件で反射させる。複数の反射ドット42は、均一な面状の光が効率的に光出射面40bから出射されるように、複数の反射ドット42のパターンが調整される。隣り合う反射ドット42同士は、互いに分離していてもよいし、連結していてもよい。ここでは、反射部の一例として反射ドット42を例示したが、反射部は、本体部41内を導光する光を光出射面40b側に全反射条件とは異なる条件で反射させるものであればよい。
本体部41の表面41a、すなわち、導光板40の光出射面40bには、複数のレンズ部43が形成されている。図2に示したレンズ部43の個数は、レンズ部43が複数形成されていることを示すための便宜的なものである。レンズ部43の個数は、透過型画像表示装置10の大きさに応じて決まる導光板40の大きさ及びレンズ部43のピッチなどに応じて決めればよい。各レンズ部43は、光入射面40aとしての側面41cからそれと反対側の側面41dに向かう方向(図1では、X方向)に延在している。すなわち、各レンズ部43は、凸条部である。側面41cが平坦な平面であり、側面41cが背面41bと直交している場合、レンズ部43の延在方向は、側面41cの法線方向である。複数のレンズ部43は、レンズ部43の延在方向に直交する方向に並列配置されている。レンズ部43の延在方向において、断面形状はほぼ均一である。隣接する2つのレンズ部43,43の端43aはX方向において同じ位置にある。
図3〜図7は、レンズ部の延在方向に直交する断面の形状の例を示す図面である。図3は実施例1、図4は実施例2、図5は実施例3、図6は実施例4、図7は実施例5を示している。図3〜図7においては、レンズ部43の延在方向に直交する方向をu軸としてuv座標系を設定している。このuv座標系において、レンズ部43の断面形状は、u軸上に両端43a,43aを有する。uv座標系において、v軸は、u軸上における両端43a,43a間の中心を通っている。図1及び図2に示した形態において、u軸方向はY方向である。また、v軸方向はZ方向である。
uv座標系において、レンズ部43の断面形状は、下記式(1)〜(6)を満たす。ただし、レンズ部43のu軸方向の位置をwとし、位置wにおけるレンズ部43の断面形状のu軸に対する傾きをαとする。レンズ部43の延在方向に直交する断面において、当該レンズ部43の断面における頂点から輪郭線上の点Pまでの当該輪郭線に沿った長さをLとする。点Pのu軸方向の位置を上記のwとし、傾きα(絶対値)は、点Pにおける傾きである。Δα/ΔLは、Lの変化量に対するαの変化量の比率である。傾きαは、位置w(点P)におけるレンズ部43の断面形状の接線と、u軸とが交差する角度のうち、小さい方の角度(0≦α≦90)である。
u軸方向において、レンズ部43の中心O(0、0)から端部43aまでの長さを1とする。レンズ部43の端部43aの位置は、w=−1,1となる。位置wは、中心Oから右へ進むほど増加し(w>0)、中心Oから左へ進むほど減少する(w<0)。また、v軸方向において、レンズ部43の中心Oから端部43aの長さに対応する高さをhとしている。位置wは、レンズ部43の幅wで規格化された値であり、幅wに対する比率で位置を表現する値である。
レンズ部43の断面形状は、第1区間A(−0.20<L<0.20の範囲)において、下記式(1)および(2)を満たす。
Figure 0005944277

Figure 0005944277
第1区間Aにおいて、レンズ部43の断面形状は、傾きαが増加する。換言すれば、中心Oから離れるほど傾きαが大きくなる。
レンズ部43の断面形状は、第2区間B(−0.65<L≦−0.20の範囲および0.20≦L<0.65の範囲)において、下記式(3)および(4)を満たす。
Figure 0005944277

Figure 0005944277
第2区間Bにおいて、レンズ部43の断面形状は、傾きαが増加するか変化しない。換言すれば、中心Oから離れるほど傾きαが大きくなるか一定である。
レンズ部43の断面形状は、第3区間C(−1.00<L≦−0.65の範囲および0.65≦L<1.00の範囲)において、下記式(5)および(6)を満たす。
Figure 0005944277

Figure 0005944277
第3区間Cにおいて、レンズ部43の断面形状は、傾きαが増加する。換言すれば、中心Oから離れるほど傾きαが大きくなる。
第1区間Aにおいて、Δα/ΔLは、下記式(7)を満たしていてもよい。
Figure 0005944277
第2区間Bにおいて、Δα/ΔLは、下記式(8)を満たしていてもよい。
Figure 0005944277
第3区間Cにおいて、Δα/ΔLは、下記式(9)を満たしていてもよい。
Figure 0005944277
図8は、レンズ部43の断面形状の部分を示す図面である。レンズ部43の外形上の任意の2点をP,Pとした場合、ΔL=L−L(ただし、L>L)であり、Δα=α−α(ただし、α≧α)である。ただし、Lは、輪郭線上における点Pの位置、αは、点Pにおける傾き(u軸との交差角度)である。同様に、Lは、輪郭線上における点Pの位置、αは、点Pにおける傾き(u軸との交差角度)である。
図9〜図11は、レンズ部43の断面形状の輪郭線上における位置Lと傾斜角αとの関係を示す図である。図9〜図11では、横軸に位置Lを示し、縦軸に傾斜角α[deg]を示している。横軸において、L=0は、レンズ部43の輪郭線上における中心を示す。レンズ部43の断面形状は、L=0において、凸部の頂点hを形成し、傾斜角α=0である。位置Lは、レンズ部43の幅方向(u軸方向)における端部43aの位置をL=1として、比率で示されている。L=0.5は、中心Oと端部43aとの中間の位置を示している。図9〜図11では、Lが0≦L≦1の範囲のときの傾斜角αを示しているが、Lが−1≦L≦0の範囲のときの傾斜角αの値は、0≦L≦1の値の折り返し値となる。
図9(a)は実施例1、図9(b)は実施例2、図10(a)は実施例3、図10(b)は実施例4、図11は実施例5を示している。実施例1〜5に係る導光板は、第1区間Aにおいて、傾斜角αが増加している。すなわち、中心Oから端部43a(L=1)側へ離れるほど、傾斜角αが大きくなっている。
実施例1に係る導光板は、第2区間Bにおいて、傾斜角αが増加するか変化していない。具体的には、実施例1に係る導光板のレンズ部の断面形状は、0.20≦L<0.60の範囲において、傾斜角αが変化せず、一定である。実施例1に係る導光板は、0.60≦L<0.65の範囲において、傾斜角αが増加している。
実施例2〜5に係る導光板は、第2区間Bにおいて、傾斜角αが増加している。すなわち、中心Oから端部43a(L=1)側へ離れるほど、傾斜角αが大きくなっている。
実施例1〜5に係る導光板は、第3区間Cにおいて、傾斜角αが増加している。すなわち、中心Oから端部43a(L=1)側へ離れるほど、傾斜角αが大きくなっている。
図12は、レンズ部43の断面形状の線分長さLとΔα/ΔLとの関係を示す図である。図12では、横軸に線分長さLを示し、縦軸にΔα/ΔLを示している。図12では、Lが0≦L≦1の範囲のときのΔα/ΔLを示しているが、Lが−1≦L≦0の範囲のときのΔα/ΔLの値は、0≦L≦1の値の折り返し値となる。ここでの線分長さLは、頂点から端部までの輪郭線に沿った長さを“1”とした場合の比率で示している。
実施例1〜5に係る導光板は、第1区間Aにおいて、Δα/ΔLが150以上260未満である。実施例1〜5に係る導光板は、第2区間Bにおいて、Δα/ΔLが0以上30未満である。実施例1〜5に係る導光板は、第3区間Cにおいて、Δα/ΔLが5以上75未満である。
(アスペクト比)
u軸方向のレンズ部43の幅wは、通常、隣接する点光源51間の距離より小さい。幅wの例は、50μm〜2000μmであり、好ましくは、100μm〜1000μmであり、更に好ましくは、200μm〜800μmである。hは、レンズ部43の両端43a,43a間における最大高さに対応する。レンズ部43のアスペクト比(h/w)は、レンズ部43の幅wに対する最大高さhの比である。レンズ部43のアスペクト比は、0.3以上0.5未満である。
複数のレンズ部43の断面形状は、レンズ部43間でほぼ同一である。しかしながら、複数のレンズ部43の各々の断面形状は、式(1)〜(6)を満たす断面形状であれば異なっていてもよい。
上記構成の導光板40は、例えば、単層構造に限らず多層構造であってもよい。本実施形態において、レンズ部43を有する導光板40の板厚は、本体部41の板厚とする。本体部41の板厚は、レンズ部43の頂部と背面41bとの間の距離であり、通常、0.5mm〜8mmであり、好ましくは、1mm〜6mmであり、更に好ましくは、1.5mm〜4mmである。
(製造方法)
導光板40は、本体部41を作製した後、本体部41の背面41b上に反射部(図1では反射ドット42)を形成することにより製造され得る。本体部41は、例えば、押出成型、キャスト成型、射出成型、平板からの機械加工による削りだし、又は、平板にフォトポリマーなどでレンズ部43を形成することによって作製され得る。具体的には、例えば、押出成型で本体部41を形成する場合、押出成型により平板を作製する。次いで、作製された平板に、複数のレンズ部43に対応する転写型が周面に形成された形状ロールを用いて、平板の表面に上記転写型を転写することによって、複数のレンズ部43を有する本体部41を製造する。平板にレンズ部43を形成する場合には、上記のようにフォトポリマーや機械加工による削りだしを利用してもよい。反射部としての反射ドット42は、例えば、インクジェット印刷、スクリーン印刷又はレーザ加工などにより形成される。本体部41を作製した後に、反射部を形成する場合に限らない。例えば、射出成形法により、本体部41及び反射部を一体的に形成することで導光板40を直接製造し得る。
次に、押出成形によって導光板を製造する場合について、図13〜15を参照して説明する。図13は、樹脂シート製造装置を示す概略構成図である。図13に示す樹脂シート製造装置70は、本発明の実施形態に係る導光板40を製造可能な装置である。樹脂シート製造装置70は、加熱溶融状態の樹脂を連続的に押し出して連続樹脂シート45を得るダイ71と、ダイ71から押し出された連続樹脂シート60を厚み方向の両側から押圧する第1押圧ロール72A及び第2押圧ロール72Bと、を備えている。
導光板40を製造する場合には、原料となる樹脂を樹脂投入口77から投入する。投入された樹脂は、押出機78内で加熱され、溶融された状態でダイ71に送られ、押し出される。ダイ71から押し出された樹脂は、連続的にシート状となる。これにより、連続樹脂シート45を得ることができる。
ダイ71から押し出された連続樹脂シート45は、第1押圧ロール72A及び第2押圧ロール72Bによって、シートの厚み方向の両側から押圧され、第2押圧ロール72B(形状ロール)の周面に形成された転写型が、連続樹脂シート45の表面に転写される。表面に形状が施された樹脂シート45を所定の大きさに合わせてカットし、導光板40を得ることができる。
また、導光板40を製造する装置として、図14及び図15に示す樹脂シート製造装置70B,70Cを用いて、導光板40の成形を行ってもよい。
図14に示す樹脂シート製造装置70Bは、第2押圧ロール72Bの後段に、第3押圧ロール72Cを備えている。第1押圧ロール72Aと第2押圧ロール72Bとによって、押圧された連続樹脂シート45は、第2押圧ロール72Bの周面に密着したまま搬送される。搬送された連続樹脂シート45は、第2押圧ロール72Bと第3押圧ロール72Cとに挟み込まれて、再び押圧される。このように、押圧ロールによる押圧を複数回実行してもよい。
図15に示す樹脂シート製造装置70Cは、第1押圧ロール72Dの前段に、予圧ロール72Dを備えている。ダイ71から押し出された樹脂は、予圧ロール72Dと第1押圧ロール72Aとの間に挟み込まれ押圧される。このように、第1及び第2押圧ロール72A,72Bによる押圧(転写)の前に、予め押圧を実行してもよい。
(作用)
上記構成の導光板40では、点光源51から出力された光は、光入射面40aから導光板40内に入射する。導光板40内に入射した光は、全反射しながら光入射面40aと反対側の側面41d側に向けて伝播する。この伝播中に、光が反射ドット42に当たると、全反射条件以外の条件で乱反射するので、反射ドット42に当たった光は、光出射面40bから出射される。導光板40内を導光される光の一部が光出射面40bから出射されるので、光出射面40bから面状の光が出射され得る。
導光板40の光出射面40bには、式(1)〜(6)を満たす断面形状を有しており図1及び図2においてX方向に延在する複数のレンズ部43が形成されているので、点光源51から入射した光は、レンズ部43の延在方向(図1及び図2のX方向)に光が収束する。そのため、レンズ部43の延在方向に光が伝播しやすい。これより、隣接する点光源51,51から出力された光のクロストークが減少することから、導光板40を適用した又は導光板40を含む面光源装置30を適用した透過型画像表示装置10では、ローカルディミングやスキャニングなどをより効果的に実行できる。その結果、導光板40を含む透過型画像表示装置10では、コントラストの向上や残像の減少による画質の向上を図り得る。
式(1)〜式(6)を満たす断面形状を有するレンズ部43を光出射面40bに形成された導光板40では、点光源51からの光をレンズ部43の延在方向に収束させながら伝播させることができる。その結果、前述したように、クロストークが抑制されるので、ローカルディミングやスキャニングを効率的に実行可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。図1に示した形態では、側面41cを光入射面として、光源部50(点光源51)を側面41cの側方に配置した。しかしながら、側面41e又は側面41fを光入射面として側面41e又は側面41fの側方に光源部50を配置してもよい。この場合、レンズ部43は、図1及び図2のY方向に延在し、複数のレンズ部43は、X方向に並列配置される。側面41dを光入射面とすることも可能であるが、この場合は、側面41cを光入射面とした場合と同様である。更に、図1に示した形態では、導光板は、一つの光入射面のみ有していた。しかしながら、導光板は、2つの光入射面を有し得る。この場合、一つの側面とその反対側の側面とが光入射面となる。例えば、図16に示すように、側面41cと側面41dの側方にそれぞれ光源部50を配置し、側面41cと側面41dとを光入射面としてもよい。図16は光源部と導光板との配置関係の他の例を示す図面である。図16は導光板40の光出射面40b側からみた場合の図面である。側面41cと側面41dの側方にそれぞれ光源部50を配置する場合、レンズ部43は、図1及び図2と同様の配置である。他の例では、側面41eと側面41fの側方にそれぞれ光源部50を配置し、側面41eと側面41fとを光入射面とし得る。この場合のレンズ部43の配置は、側面41e及び側面41fの一方を光入射面とした場合と同様である。
また、上記実施形態では、隣接する2つのレンズ部43,43の端43aはX方向において同じ位置にあるとして説明した。しかしながら、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で隣接する2つのレンズ部43,43には平坦部が形成されていてもよい。
10…透過型画像表示装置、20…透過型画像表示部、30…面光源装置、40…導光板、40a…光入射面、40b…光出射面、41…本体部、41d…側面(光入射面と反対側の面)、43…レンズ部、51…点光源。

Claims (7)

  1. 光入射面から入射した光を、前記光入射面と交差する光出射面から出射する導光板であって、
    前記光出射面に設けられており前記光入射面から前記光入射面と反対側の面に向かう方向に延在する複数のレンズ部を有し、
    複数の前記レンズ部は、前記レンズ部の延在方向に直交する方向に並べて配置されており、
    複数の前記レンズ部の各々の前記延在方向に直交する断面において、当該レンズ部の断面における頂点から輪郭線上の点Pまでの当該輪郭線に沿った長さをLとし、前記レンズ部の両端をとおる軸をu軸とし、前記点Pにおける前記レンズ部の断面形状の前記u軸に対する傾き(絶対値)をαとしたとき、
    −0.20<L<0.20の範囲において、下記式(1)および(2)を満たし、
    Figure 0005944277

    Figure 0005944277

    −0.65<L≦−0.20の範囲および0.20≦L<0.65の範囲において、下記式(3)および(4)を満たし、
    Figure 0005944277

    Figure 0005944277

    −1.00<L≦−0.65の範囲および0.65≦L<1.00の範囲において、下記式(5)および(6)を満たす、
    Figure 0005944277

    Figure 0005944277

    導光板。
  2. −0.20<L<0.20の範囲において、下記式(7)を満たす、
    Figure 0005944277

    請求項1に記載の導光板。
  3. −0.65<L≦−0.20の範囲および0.20≦L<0.65の範囲において、下記式(8)を満たす、
    Figure 0005944277

    請求項1又は2に記載の導光板。
  4. −1.00<L≦−0.65の範囲および0.65≦L<1.00の範囲において、下記式(9)を満たす、
    Figure 0005944277

    請求項1〜3の何れか一項に記載の導光板。
  5. 前記レンズ部の幅をwとし、前記レンズ部の最大高さをhとしたとき、
    前記レンズ部のアスペクト比(h/w)が、0.3以上0.5未満である請求項1〜4の何れか一項に記載の導光板。
  6. 請求項1〜5の何れか一項に記載の導光板と、
    前記導光板の前記光入射面に光を供給する複数の点光源と、
    を備える面光源装置。
  7. 請求項1〜5の何れか一項に記載の導光板と、
    前記導光板の前記光入射面に光を供給する複数の点光源と、
    前記導光板の前記光出射面から出射される光によって照明されて画像を表示する透過型画像表示部と、
    を備える面光源装置。
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