JP5943863B2 - 作業車の排気装置 - Google Patents
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Description
しかしながら、特許文献1に記載の排気装置では、2つの外気導入部が排気路において外部に露出した外部側流路部位に備えられている。よって、その外部側流路部位は、2つの外気導入部を備えるだけの長さを有する必要があり、排気路としてはその長さが長くなって、排気路の構成が複雑になる。また、外部側流路部位の長さが長くなると、他の部材との干渉を避けて配置する必要が生じて、その配置位置の調整や支持構成の複雑化を招く虞もある。
前記排気路は、前記エンジンルーム内に備えられた内部側流路部位と、前記エンジンルーム外に備えられた外部側流路部位とが備えられ、
前記外気導入部として、前記排気路における前記内部側流路部位に配置され、前記エンジンルーム内の空気を外気として導入する第1外気導入部と、前記排気路における前記外部側流路部位に配置され、前記エンジンルーム外の空気を外気として導入する第2外気導入部とが備えられ、
前記第2外気導入部は、前記第1外気導入部よりも導入させる外気の導入量が多量となるように構成されている点にある。
第2外気導入部では、第1外気導入部にて排気温度が低下された排気ガスの排気温度を低下することが求められることから、より多量の外気を導入させて排気ガスに混合させることが望まれる。そこで、本特徴構成では、第2外気導入部は、第1外気導入部よりも導入させる外気の導入量が多量とすることで、この要望に応えることができ、排気温度の低下を効果的に且つより確実に図ることができる。
本発明に係る作業車の排気装置の更なる特徴構成は、前記第1流通管と前記第2流通管との間の間隙の流通断面積よりも、前記第3流通管と前記第4流通管との間の隙間の流通断面積の方が大きく設定されている点にある。
図1は、本発明に係る作業車の排気装置を適用した作業車の一例であるトラクタの全体側面を示している。
このトラクタは、車体前部に原動部1を備え、その原動部1の後部で車体中間部に操縦部2を備えており、エンジン搭載フレーム3、クラッチハウジング(図外)、及びミッションケース4を一体的に連結して車体フレーム5を構成している。そして、エンジン搭載フレーム3に原動部1を搭載しており、車体フレーム5が左右一対の前輪6及び後輪7にて支持されている。
エンジンルーム9を形成するボンネット10は、上部パネル10aと機体横幅方向の左右両側の側部パネル10bと前部パネル10cとを備えた下方側及び後方側が開放された箱状に形成されている。そして、上部パネル10aと左右両側の側部パネル10bと前部パネル10cとを一体のパネル体として形成しており、そのパネル体にてボンネット10が構成されている。
排気浄化装置18は、エンジン8の排気管19に連結されており、その排気管19を流通した排気ガスを浄化するように構成されている。排気浄化装置18は、その排気ガスの通流方向の上流側から順に、DOC20、DPF21を備えており、機体後方側から供給された排気ガスを浄化し、その浄化された排気ガスを機体前方側に排出するように構成されている。排気浄化装置18は、エンジン8からの排気ガス中に含まれる微粒状物質をDPF21で捕集し、排気ガス中の未燃燃料をDOC20で酸化燃焼させて排気温度を上げることによりDPF21に捕集された微粒状物質を焼却してDPF21の再生処理を行うように構成されている。この再生処理をどのようなタイミングにて行うかを判別するために、DPF21の上流側部位と下流側部位との差圧を検出する差圧センサ22が備えられている。排気浄化装置18を制御する制御部(図示省略)は、差圧センサ22の検出情報に基づいて、DPF21が目詰まりを生じているか等、再生処理を行う必要があるかを判別して、適正なタイミングにて再生処理を行うようにしている。
エンジン8からの排気ガスを外部に排気する排気路29が備えられており、その排気路29の途中部位に排気浄化装置18が備えられている。排気路29は、エンジンルーム9内に備えられた内部側流路部位30と、エンジンルーム9外に備えられた外部側流路部位31とが備えられ、排気ガスの通流方向で内部側流路部位30が外部側流路部位31よりも上流側となっている。エンジン8から排気浄化装置18に排ガスを導く排気管19は、内部側流路部位30に含まれている。そして、排気浄化装置18にて浄化された排気ガスの排気温度を低下させるために、排気路29には、その途中部位にて外気を導入して排気ガスに外気を混合させる外気導入部32が備えられている。
第1外気導入部33は、図2、図4、図5(A)に示すように、上流側流通管35(第1流通管に相当する)とその上流側流通管35よりも流路断面積が大きい中間流通管36(第2流通管に相当する)とを備えている。第1外気導入部33は、上流側流通管35の下流側端部と中間流通管36の上流側端部とが、上流側流通管35と中間流通管36との間に間隙K1を形成する状態で上流側流通管35を内側とし且つ中間流通管36を外側とする二重管構造にて構成されている。
第2外気導入部34は、図2、図4、図5(B)に示すように、中間流通管36(第3流通管に相当する)とその中間流通管36よりも流路断面積が大きい下流側流通管39(第4流通管に相当する)とを備えている。第2外気導入部34は、中間流通管36の下流側端部と下流側流通管39の上流側端部とが、中間流通管36と下流側流通管39との間に間隙K2を形成する状態で中間流通管36を内側とし且つ下流側流通管39を外側とする二重管構造にて構成されている。この実施形態では、特許請求の範囲における第2流通管と第3流通管とが、単一の中間流通管36にて兼用されている。
燃料タンク41は、図3、図6、図7に示すように、前方側が幅狭で後方側が幅広の平面視でL字状に形成されており、燃料タンク支持体42によって支持されている。燃料タンク支持体42は、燃料タンク41の底部を載置支持する底部43と、燃料タンク41の前端部に近接位置する前壁部44と、燃料タンク41の左横側部に近接位置する横壁部45とを備えている。
上述の如く、図6に示すように、ボンネット10を上方側に揺動付勢する付勢部材28が備えられている。この付勢部材28は、例えば、ガススプリングにて構成されており、機体横幅方向の中央部に備えられている。付勢部材28は、ボンネット10側に連結された筒状部材49と、その筒状部材49に対して挿脱自在な棒状部材50とを備えている。付勢部材28は、棒状部材50が筒状部材49に対して挿脱することで伸縮自在となっており、伸縮側に付勢されていることで、ボンネット10を上方側に揺動付勢している。棒状部材50の端部を機体側に取り付けるために、燃料タンク支持体42の底部43には、その機体横幅方向の中央部に、板状の第1支持部位51とその第1支持部位51から上方側に延びる板状の第2支持部位52とを一体的に有する付勢部材用支持体53が備えられている。そして、棒状部材50の端部は、第2支持部位52を挟み込む状態で横軸心周りに揺動自在に取り付けられている。このようにして、付勢部材用支持体53の第1支持部位51を燃料タンク支持体42の底部43に締結し、付勢部材用支持体53の第2支持部位52に付勢部材28の一端部を揺動自在に取り付けるだけで、付勢部材28の一端部を燃料タンク支持体42に揺動自在に取り付けることができる。よって、付勢部材28の取り付け作業の簡素化を図ることができるとともに、燃料タンク支持体42の底部43を、付勢部材28を揺動自在に支持するための部材としても用いることができる。また、付勢部材28は、燃料タンク支持体42の横壁部27を挟んで排気浄化装置18とは機体横幅方向で反対側に配置されている。つまり、機体横幅方向で付勢部材28と排気浄化装置18との間には横壁部27が存在することになり、付勢部材28は、排気浄化装置18の熱の影響が及び難い箇所に配置されている。
上述の如く、排気浄化装置18には、図3及び図6に示すように、DPF21が目詰まりを生じているか等を判別するために差圧センサ22が備えられている。この差圧センサ22は、排気浄化装置18の熱の影響が及び難い箇所に配置されている。燃料タンク支持体42の前壁部44には、その上部から前方側に突出するセンサ支持体54が備えられており、そのセンサ支持体54の先端部に差圧センサ22が配設されている。差圧センサ22には、DPF21の上流側部位と連通する上流側連通部55、及び、DPF21の下流側部位と連通する下流側連通部56が連結されており、DPF21の上流側部位と下流側部位との差圧を検出するように構成されている。このように、差圧センサ22は、燃料タンク41と排気浄化装置18とを仕切る燃料タンク支持体42の横壁部45よりも、機体横幅方向で排気浄化装置18から離れる側に配置されており、排気浄化装置18の熱の影響を受け難い。また、このような位置に差圧センサ22を配置するために、燃料タンク41を支持するための燃料タンク支持体42の前壁部44を利用することができる。
(1)上記実施形態では、第1外気導入部33にて二重管構造の外側に配置する流通管と第2外気導入部34にて二重管構造の内側に配置する流通管とを、同一の中間流通管36としているが、第1外気導入部33にて二重管構造の外側に配置する流通管と第2外気導入部34にて二重管構造の内側に配置する流通管とを別の流通管とすることもできる。
9 エンジンルーム
10 ボンネット
17 冷却ファン
18 排気浄化装置
29 排気路
30 内部側流路部位
31 外部側流路部位
32 外気導入部
33 第1外気導入部
34 第2外気導入部
35 上流側流通管(第1流通管)
36 中間流通管(第2流通管と第3流通管とを兼用)
39 下流側流通管(第4流通管)
K1 間隙
K2 間隙
Claims (5)
- エンジンを収納するエンジンルームを形成するボンネットと、前記エンジンからの排気ガスを外部に排気する排気路と、その排気路の途中部位にて外気を導入して排気ガスに外気を混合させる外気導入部とを備え、
前記排気路は、前記エンジンルーム内に備えられた内部側流路部位と、前記エンジンルーム外に備えられた外部側流路部位とが備えられ、
前記外気導入部として、前記排気路における前記内部側流路部位に配置され、前記エンジンルーム内の空気を外気として導入する第1外気導入部と、前記排気路における前記外部側流路部位に配置され、前記エンジンルーム外の空気を外気として導入する第2外気導入部とが備えられ、
前記第2外気導入部は、前記第1外気導入部よりも導入させる外気の導入量が多量となるように構成されている作業車の排気装置。 - 前記エンジンルーム内には、後方側に空気を送風させる冷却ファンが備えられ、前記第1外気導入部は、前記冷却ファンの後方側に配置されている請求項1に記載の作業車の排気装置。
- 前記第1外気導入部は、第1流通管とその第1流通管よりも流路断面積が大きい第2流通管とを備え、前記第1流通管の下流側端部と前記第2流通管の上流側端部とが、前記第1流通管と前記第2流通管との間に間隙を形成する状態で前記第1流通管を内側とし且つ前記第2流通管を外側とする二重管構造にて構成されており、前記第2外気導入部は、第3流通管とその第3流通管よりも流路断面積が大きい第4流通管とを備え、前記第3流通管の下流側端部と前記第4流通管の上流側端部とが、前記第3流通管と前記第4流通管との間に間隙を形成する状態で前記第3流通管を内側とし且つ前記第4流通管を外側とする二重管構造にて構成されている請求項1又は2に記載の作業車の排気装置。
- 前記第1流通管と前記第2流通管との間の間隙の流通断面積よりも、前記第3流通管と前記第4流通管との間の隙間の流通断面積の方が大きく設定されている請求項3に記載の作業車の排気装置。
- 前記エンジンルーム内には、前記エンジンからの排気ガスを浄化する排気浄化装置が備えられ、前記排気路は、前記排気浄化装置にて浄化された排気ガスを外部に流通させるように構成され、前記ボンネットには、前記排気浄化装置の上部に相当する部位に開口部が備えられている請求項1〜4の何れか1項に記載の作業車の排気装置。
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