JP5943829B2 - 補強を施した高温経年管の寿命予測システム及び寿命予測方法 - Google Patents

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本発明は、ボイラ用の配管等、高温で使用される補強を施した高温経年管の寿命予測システム、寿命予測方法に関する。
火力発電設備のボイラ用の配管等、高温で使用される配管は、熱の影響よって減肉したり膨出することがある。そこで、定期検査の結果、減肉や膨出が認められた配管については、交換を行うこととしている。
しかし、配管の交換には、減肉個所や膨出個所の切断、開先加工、溶接作業、熱処理等、複数の工程を踏む必要があるため、時間と手間を要してしまう、また、交換用の配管を在庫していない場合には、設備の稼働が行えず、経済的な損失も増大する。
そこで、例えば特許文献1には、配管(母材)よりも線膨張係数の小さいセラミック繊維材を配管に巻き付けることで配管を補強する構成が開示されている。この構成によれば、配管が昇温されると、母材とセラミック繊維との熱膨張差によりセラミック繊維から配管に圧縮応力が発生し、これによってクリープによる配管の劣化を抑えることができる。
特開2007−71360号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術を採用して配管を補強したとしても、補強により配管寿命がどれだけ延命されたのかが分からない。したがって、場合によっては、定期的な検査に加えて、より短期間で補強部位の点検を行わななければならない。その結果、点検の手間とコストがかかる。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであって、補強後の配管寿命を高精度に予測し、検査の手間とコストを抑えることのできる補強を施した高温経年管の寿命予測システム及び寿命予測方法を提供することを目的とする。
ここで、本出願人は、配管の適切な補強方法について鋭意検討を行い、その結果、配管に、配管を形成する材料よりもクリープ特性に優れた材料(例えば配管が低クロム鋼からなる場合、低合金鋼、高クロム鋼、ステンレス鋼、インコネル(ニッケル基合金に対するスペシャルメタルズ社の登録商標)、炭素繊維等)からなるワイヤやワイヤメッシュを配管に巻き付けることによって、配管の補強を図るのが有効であるのを見出した。
そこでなされた本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
すなわち、本発明は、管の外周にワイヤを巻き付けることでクリープ破壊に対する補強を施した高温経年管の寿命予測システムであって、前記ワイヤのクリープ定数K ワイヤ 及びべき数n ワイヤ と、補強を施す前の前記管のクリープ定数 及びべき数n を取得する定数取得部と、取得した前記クリープ定数 ワイヤ ,K 管、 前記べき数K ワイヤ, 管、 前記配管の肉厚s、前記配管の外径D、前記ワイヤの直径dに基づいて、下記(1)式により補強を施したことにより内圧Pが作用した前記クリープ応力σ を求める応力演算部と、補強直前の前記配管におけるクリープ破断寿命相関式t (σ,T)と、補強直前の配管の寿命消費率Dcと、前記応力演算部で求められた前記クリープ応力σ と、前記配管の使用環境温度Tとに基づき、下記(2)式により、補強を施した前記配管の残寿命tを算定する寿命算定部とを備えることを特徴とする。
Figure 0005943829
Figure 0005943829
このような構成により、管の外周にワイヤを巻き付けてクリープ破壊に対する補強を施した場合、管に作用するクリープ応力と、管が使用される環境条件(例えば温度等)とに基づいて、補強後の配管の寿命を予測することができる。
また、本発明は、管の外周にワイヤを巻き付けることでクリープ破壊に対する補強を施した高温経年管の寿命予測方法であって、前記ワイヤのクリープ定数K ワイヤ 及びべき数n ワイヤ と、補強を施す前の前記管のクリープ定数 及びべき数n を取得するステップと、取得した前記クリープ定数 ワイヤ ,K 管、 前記べき数K ワイヤ, 管、 前記配管の肉厚s、前記配管の外径D、前記ワイヤの直径dに基づいて、下記(3)式により補強を施したことにより内圧Pが作用した前記クリープ応力σ を求めるステップと、補強直前の前記配管におけるクリープ破断寿命相関式t (σ,T)と、補強直前の配管の寿命消費率Dcと、前記クリープ応力σ を求めるステップで求められた前記クリープ応力σ と、前記配管の使用環境温度Tとに基づき、下記(4)式により、補強を施した前記配管の残寿命tを算定するステップと、を備えることを特徴とすることもできる。
Figure 0005943829
Figure 0005943829
本発明によれば、補強後の配管寿命を高精度に予測し、検査の手間とコストを抑えることが可能となる。
本発明の実施形態に係る補強を施した高温経年管の寿命予測システムが予測対象とする、ワイヤにより補強された配管を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る補強を施した高温経年管の寿命予測システムの機能的な構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る補強を施した高温経年管の寿命予測システムにおける配管の寿命予測処理の流れを示す図である。 ワイヤを巻き付けた配管に発生するクリープ応力を検討するためのモデルを示す図であり、(a)は配管の中心軸線を含む半断面図、(b)は配管の中心軸線に直交する断面図、(c)は、検討モデルを示す図である。 ワイヤのピッチをあけた場合の応力の変化を示す図、(b)はワイヤのピッチをあけた場合の検討モデルを示す図である。 ワイヤメッシュを巻き付けることによって補強を施した配管の例を示す斜視図である。
以下、添付図面を参照して、本発明による補強を施した高温経年管の寿命予測システムム、補強を施した高温経年管の寿命予測方法を実施するための形態を説明する。しかし、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。
ここではまず、寿命予測システム10の詳細な構成を説明するに先立ち、本実施形態に係る寿命予測システム10における寿命の予測対象とする、配管(管)1の補強工法について説明する。
図1に示すように、火力発電用のボイラ等に用いられる配管1を補強するには、配管1を形成する材料(例えば低クロム鋼)よりもクリープ特性に優れた材料(例えば高クロム鋼、ステンレス鋼、インコネル、セラミックス、炭素繊維等)からなるワイヤ2を配管1の外周面1aに螺旋状に巻き付ける。この際、ワイヤ2は、配管1の外周面1a上で、配管1の中心軸線方向に間隔をあけながら螺旋状に巻き付けてもよいし、配管1の中心軸線方向に間隔をあけずに密に巻き付けてもよい。
図2は、上記したような補強工法によって補強された配管1(補強された高温経年管)の寿命を予測するための寿命予測システム10の構成を示す図である。
この図2に示すように、寿命予測システム10は、いわゆるコンピュータ装置からなり、キーボードやマウス等の入力部11と、入力部11から入力された指令に基づいて所定の処理を実行する処理部12と、処理部12によってなされた処理結果等の情報を出力するモニタ等からなる情報出力部13と、を備えている。
処理部12は、予め入力部11により外部から入力された情報を記憶する情報記憶部14と、情報記憶部14から、ワイヤ2によって補強された配管1の寿命算定に必要な情報を取得する情報取得部15と、情報取得部15で取得した寿命算定に必要な情報に基づいて、配管1に作用するクリープ応力を求める応力演算部16と、求められたクリープ応力、および与えられた環境条件とに基づいて、ワイヤ2により補強された配管1の寿命を算定する寿命算定部17と、を備える。
このような処理部12は、予めインストールされたコンピュータプログラムに基づいて、寿命予測システム10を構成するコンピュータ装置の制御チップが、メモリ等の記憶媒体等と協働して所定の処理を実行することによって、機能的に実現される構成である。
以下、このような寿命予測システム10において、配管1の寿命を予測する方法について説明する。
図3は、配管1の寿命を予測するために寿命予測システム10がコンピュータプログラムに基づいて自動的に実行する寿命予測処理の流れを示す図である。
これには、寿命予測処理を実行するに先立ち、予め、入力部11によって、情報記憶部14に対し、以下の情報を記憶させておく。
配管1についての情報:Norton則によるクリープ定数K、べき数n
ワイヤ2についての情報:Norton則によるクリープ定数Kワイヤ、べき数nワイヤ
そして、寿命予測処理を行うに際しては、まず、入力部11によって、情報記憶部14に対し、寿命予測処理条件として、配管1およびワイヤ2の寸法データ、補強を施す直前の段階における配管1の寿命消費率Dc、配管1についてのクリープ破断寿命相関式tR(σ,T)を記憶させる(ステップS101)。
また、入力部11において、ワイヤ2により補強した配管1を使用する環境条件として、想定される使用環境温度Tを入力し、情報記憶部14に記憶させておく(ステップS102)。
ここで、ステップS101では、配管1およびワイヤ2の寸法データとして、配管1の肉厚s、配管1の外径D、ワイヤ2の径dを記憶させる。
なお、補強を施す直前の段階における配管1の寿命消費率Dcは、非破壊検査、破壊検査、設計計算等、公知の適宜手法により算出することができる。
例えば、非破壊検査によって寿命消費率Dcを求める場合、まず非破壊検査によって、補強を施す直前の配管1の損傷の状態を評価する。具体的には、非破壊検査としては、MT(磁粉探傷)、PT(浸透探傷検査)、TOFD(Time Of Flight Diffraction)法、PA(フェイズドアレイ)、硬さ法等が挙げられ、これらの手法によって配管1の損傷の状態を評価可能な評価値を取得する。一方で、配管1の材料データとして、温度及びクリープ応力を様々な条件として様々なクリープ寿命を有する供試体を作成し、当該供試体について非破壊検査を行って評価値を得て、当該配管1の材料における非破壊検査の評価値とクリープ寿命との関係を取得しておく。そして、実際の補強を施す直前の段階において非破壊検査を実施することで得られた評価値を、予め取得した非破壊検査の評価値とクリープ寿命との関係に当て嵌めることでクリープ寿命を求め、これにより寿命消費率Dcを算定する。
破壊検査によって寿命消費率Dcを算出するには、配管1を模した供試体について、温度、応力を同条件として保管していたものを用意しておく。そして、補強を施す直前において、実際に破壊検査を行って、損傷の状態を評価可能な評価値、例えば強度を取得する。
一方で、配管1の材料データとして、上記同様に当該配管1の材料における破壊検査の評価値とクリープ寿命との関係を取得しておく。そして、実際の補強を施す直前の段階において破壊検査を実施することで得られた評価値を、予め取得した破壊検査の評価値とクリープ寿命との関係に当て嵌めることでクリープ寿命を求め、これにより寿命消費率Dcを算定する。
また、設計計算により寿命消費率Dcを算出するには、補強を施す直前の段階における配管1に生じている応力を計算により求めておく。一方で、配管1の材料データとして、温度、応力をパラメータとしたクリープ寿命との相関を求めておく。そして、実際の補強を施す直前の段階において計算によって求められた応力値を、予め取得した上記相関に当て嵌めることでクリープ寿命を求め、これにより寿命消費率Dcを算定する。
また、クリープ破断寿命相関式tR(σ,T)は、配管1を形成する材料について、応力、温度を変動させたときに、それぞれの応力、温度でクリープ破断寿命を測定した結果をプロットしたものから求められる。
上記のステップS102が完了すると、情報取得部15において、情報記憶部14に記憶された情報から、寿命算定に必要な情報として、配管1、ワイヤ2のクリープ定数(定数Kおよびべき数n、定数Kワイヤおよびべき数nワイヤ)と、寿命予測処理条件(配管1の肉厚sおよび外径D、ワイヤ2の径d、配管1の寿命消費率Dc、配管1についてのクリープ破断寿命相関式tR(σ,T))、使用環境温度Tを取得する(ステップS103)。
続いて、応力演算部16は、情報取得部15で取得した寿命算定に必要な情報に基づいて、ワイヤ2による補強後の配管1に、内圧Pが作用した時のクリープ応力σ管を求める(ステップS104)。
これには、以下の式(5)に基づいてクリープ応力σ管を算出する。
Figure 0005943829
ここで、上記の式(5)は、以下のようにして得られる。
図4(a)、(b)に示すように、ワイヤ2により補強した配管1を、その周方向の一部の一定長の範囲(図4(a)、(b)の点線の範囲)を切り出すことによって、図4(c)に示すような検討モデルを生成する。このモデルは、配管1に内圧Pが作用したときに、ワイヤ2と配管1とが、それぞれ、両端の二点で支持されて引張応力が作用することを示している。
このモデルにおいて、配管1に内圧Pが作用したときの配管1のクリープ速度εc管、ワイヤ2のクリープ速度εcワイヤは、以下の(6)式、(7)式で表わされる。
Figure 0005943829
Figure 0005943829
そして、ワイヤ2により補強された配管1において、配管1に内圧Pが作用すると、配管1のクリープ速度εc管、ワイヤ2のクリープ速度εcワイヤは等しい。
また、内圧Pが作用したときに、図4(b)の周方向に一定長を有するモデルでは、配管1とワイヤ2が負担する周方向荷重Pθの総和は、以下の(8)式で表わされる。
さらに、この周方向荷重Pθは、以下の(9)式で表わされる。
Figure 0005943829
Figure 0005943829
ここで、配管1の断面積とワイヤ2の断面積との間には、図4(a)に示すように、一巻き分のワイヤ2におけるワイヤ2と配管1の断面積に基づき、
断面積Aワイヤ =πd/4
断面積A管 =d×s
の関係がある。
このような(6)式〜(9)式に基づいて、上記の(5)式を導出することができる。
さて、ステップS103において、内圧Pが作用した時のクリープ応力σ管を求めた後、寿命算定部17において、クリープ応力σ管と、使用環境温度Tとに基づき、以下の式(10)式により、ワイヤ2により補強された配管1の、補強後の残寿命tを算定する(ステップS105)。
Figure 0005943829
ここで、上記の式(10)における(1−Dc)の項は、補強時における配管1の残寿命率を表しており、配管1の寿命全体を1としたときに、補強時の寿命消費率が例えば0.8ならば、残寿命率(1−Dc)は0.2となる。
上記の式(10)に、クリープ応力σ管と、使用環境温度Tとを入力することによって、ワイヤ2により補強された配管1を、想定される使用環境温度Tで使用したときの、配管1がクリープ破断するまでの残寿命tを算定することができる。
上述したようにして、ワイヤ2を配管1に巻き付けて補強を行った場合に、補強後の配管1の残寿命tを高精度に予測することが可能となる。その結果、補強後に、補強部位の検査を必要以上に行う必要がなくなり、その手間とコストを抑えることができる。
また、予測された補強後の配管寿命によって、ワイヤ2による配管1の補強効果が十分であるか否かを評価することもできる。例えば、補強前に比較して補強後の配管寿命があまり延びていなければ、補強効果が低いと判断することができる。このような場合には、他の補強手法を用いたり、場合によっては、ワイヤ2による補強よりも、配管1を交換してしまった方が効率的である、等と判断することもできる。
例えば、ワイヤ2を、配管1の軸線方向に間隔(ピッチ)を隔てて配管1に巻き付けた場合、図5(a)に示すように、ワイヤ2のピッチが大きいほど、配管1やワイヤ2に作用する応力が大きくなる。
このような場合、図5(b)に示すように、ワイヤ2で補強した配管1をモデル化したときに、モデルにおける計算範囲内において、配管1の断面積に対して、ワイヤ2の断面積が小さくなるのみであり、上記実施形態と同様にして寿命予測を行うことができる。
したがって、ワイヤ2を、ピッチをあけて巻いて補強を行った場合、その補強効果が十分であるか否かを判断できる。これによって、巻き付けるワイヤ2のピッチの許容限界を設定することが可能となる。
(その他の実施形態)
なお、本発明は、図面を参照して説明した上述の実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
例えば、上記実施形態では、配管1の補強にワイヤ2を用いたが、図6に示すように、ワイヤ2に代えて、ワイヤメッシュ5を配管1に巻き付けることによって補強を図ることもできる。ワイヤメッシュ5を用いた場合、図4(a)に示したようなモデルにおいて、ワイヤ断面積が2倍になるので、その条件で上記と同様にして寿命予測を行えばよい。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
1 配管(管)
2 ワイヤ
5 ワイヤメッシュ
10 寿命予測システム
11 入力部
12 処理部
13 情報出力部
14 情報記憶部
15 情報取得部
16 応力演算部
17 寿命算定部

Claims (2)

  1. 管の外周にワイヤを巻き付けることでクリープ破壊に対する補強を施した高温経年管の寿命予測システムであって、
    前記ワイヤのクリープ定数K ワイヤ 及びべき数n ワイヤ と、補強を施す前の前記管のクリープ定数 及びべき数n を取得する定数取得部と、
    取得した前記クリープ定数 ワイヤ ,K 管、 前記べき数K ワイヤ, 管、 前記配管の肉厚s、前記配管の外径D、前記ワイヤの直径dに基づいて、下記(1)式により補強を施したことにより内圧Pが作用した前記クリープ応力σ を求める応力演算部と、
    補強直前の前記配管におけるクリープ破断寿命相関式t (σ,T)と、補強直前の配管の寿命消費率Dcと、前記応力演算部で求められた前記クリープ応力σ と、前記配管の使用環境温度Tとに基づき、下記(2)式により、補強を施した前記配管の残寿命tを算定する寿命算定部とを備えることを特徴とする補強を施した高温経年管の寿命予測システム。
    Figure 0005943829
    Figure 0005943829
  2. 管の外周にワイヤを巻き付けることでクリープ破壊に対する補強を施した高温経年管の寿命予測方法であって、
    前記ワイヤのクリープ定数K ワイヤ 及びべき数n ワイヤ と、補強を施す前の前記管のクリープ定数 及びべき数n を取得するステップと、
    取得した前記クリープ定数 ワイヤ ,K 管、 前記べき数K ワイヤ, 管、 前記配管の肉厚s、前記配管の外径D、前記ワイヤの直径dに基づいて、下記(3)式により補強を施したことにより内圧Pが作用した前記クリープ応力σ を求めるステップと、
    補強直前の前記配管におけるクリープ破断寿命相関式t (σ,T)と、補強直前の配管の寿命消費率Dcと、前記クリープ応力σ を求めるステップで求められた前記クリープ応力σ と、前記配管の使用環境温度Tとに基づき、下記(4)式により、補強を施した前記配管の残寿命tを算定するステップと、
    を備えることを特徴とする補強を施した高温経年管の寿命予測方法。
    Figure 0005943829
    Figure 0005943829
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