JP5943760B2 - 放射線検出装置および放射線撮影装置 - Google Patents

放射線検出装置および放射線撮影装置 Download PDF

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Description

本発明は、放射線検出装置および放射線撮影装置に関する。
X線CT(Computed Tomography)装置は、撮影対象の透過X線を検出するためのX線検出器を備えている。X線検出器のX線入射面側には、照射されたX線の散乱線を除去するためのコリメータ(collimator)装置が設けられている。
通常、X線検出装置では、再構成画像におけるアーチファクト(artifact)を抑制するなどの観点から、全ての検出セルにおいて、検出特性が均一であることが要求される。このような要求に応えるには、X線検出器およびコリメータ装置の加工精度や互いの位置合せ精度を高める必要がある。
しかし、X線検出器およびコリメータ装置は、比較的大きい装置であるため、一体的に形成しようとすると、加工精度や位置合せ精度を高めることが非常に難しい。
そこで、X線検出器およびコリメータ装置を複数のモジュール(module)にて構成する手法が提案されており、実際にこの手法を採用するX線検出装置は多い。
典型的には、X線検出器は、複数の検出素子が2次元的に配列された検出器モジュールをチャネル(channel)方向に複数配列して形成される。また、コリメータ装置は、複数のコリメータ板が検出素子を区分するように配列されたコリメータモジュールをチャネル方向に複数配列して形成される(例えば、特許文献1,要約等参照)。
特開2012−013421号公報
一般的に、コリメータモジュールは、検出器モジュールの整数倍の個数をカバー(cover)するように作られる。そして、検出器モジュールのチャネル方向における継ぎ目と、コリメータモジュールのチャネル方向における継ぎ目とは、通常、互いに一致または近傍となる。コリメータ板は、検出器モジュールのあるべき位置、すなわち検出素子間の境界に正しく配置される必要があるため、検出器モジュールおよびコリメータモジュールの設計・加工および位置合せは、非常に高い精度を持って行われる。
しかしながら、検出器モジュールおよびコリメータモジュールの継ぎ目においては、加工・位置合せの精度を高めることが最も難しく、この継ぎ目において検出セルの検出特性が劣化し易い。しかも、前述したように、検出器モジュールの継ぎ目と、コリメータモジュールの継ぎ目とは、通常、互いに一致または近傍となるため、このような継ぎ目における検出セルの検出特性については、劣化が重なって著しく劣化する恐れがある。
このような事情により、放射線検出器およびコリメータ装置が複数のモジュールの配列により構成される放射線検出装置において、各検出セルの検出特性を均一化する技術が望まれている。
第1の観点の発明は、
複数の検出素子がチャネル方向に配列された検出器モジュールをチャネル方向に複数配列して成る放射線検出器と、
複数のコリメータ板が前記検出素子を区分するようにチャネル方向に配列されたコリメータモジュールを、前記放射線検出器の放射線入射面側においてチャネル方向に複数配列して成るコリメータ装置とを備えた放射線検出装置であって、
前記複数の検出器モジュールおよび前記複数のコリメータモジュールが、コリメータモジュール間の継ぎ目に隣接する区分領域が、検出器モジュール間の継ぎ目に隣接する検出素子とは異なる検出素子を区分するように、配列されている放射線検出装置を提供する。
第2の観点の発明は、
前記放射線検出器の主要部を構成する複数の検出器モジュールのチャネル方向における検出素子の数と、前記コリメータ装置の主要部を構成する複数のコリメータモジュールのチャネル方向における区分領域の数とが、それぞれ一定であり、
前記検出器モジュール間の継ぎ目に隣接する検出素子と、前記コリメータモジュール間の継ぎ目に隣接する区分領域とが、チャネル方向において規則的な間隔にて位置している上記第1の観点の放射線検出装置を提供する。
第3の観点の発明は、
前記コリメータ装置の主要部を構成するコリメータモジュールのチャネル方向における区分領域の数が、前記放射線検出器の主要部を構成する検出器モジュールのチャネル方向における検出素子の数の整数倍である上記第2の観点の放射線検出装置を提供する。
第4の観点の発明は、
前記放射線検出器の主要部を構成する複数の検出器モジュールのチャネル方向における検出素子の数と、前記コリメータ装置の主要部を構成する複数のコリメータモジュールのチャネル方向における区分領域の数との少なくとも一方が、不規則であり、
前記検出器モジュール間の継ぎ目に隣接する検出素子と、前記コリメータモジュール間の継ぎ目に隣接する区分領域との少なくとも一方が、チャネル方向において不規則な間隔にて位置している上記第1の観点の放射線検出装置を提供する。
第5の観点の発明は、
前記検出器モジュールのチャネル方向における検出素子の数と、前記コリメータモジュールのチャネル方向における区分領域の数とが、それぞれ、8個以上、128個以下である上記第1の観点から第4の観点のいずれか一つの観点の放射線検出装置を提供する。
第6の観点の発明は、
前記検出器モジュールが、シンチレータアレイチップ(scintillator array tip)を含んでいる上記第1の観点から第5の観点のいずれか一つの観点の放射線検出装置を提供する。
第7の観点の発明は、
上記第1の観点から第6の観点のいずれか一つの観点の放射線検出装置を備えた放射線撮影装置を提供する。
第8の観点の発明は、
放射線断層撮影を行う上記第7の観点の放射線撮影装置を提供する。
上記観点の発明によれば、検出器モジュール間の継ぎ目に隣接する検出素子と、コリメータモジュール間の継ぎ目に隣接する区分領域とが、チャネル方向において重複しないので、検出器モジュールおよびコリメータモジュールの継ぎ目に隣接する検出セルの検出特性の劣化を、チャネル方向において分散させることができ、放射線検出器およびコリメータ装置が複数のモジュールの配列により構成される放射線検出装置において、各検出セルの検出特性を均一化することができる。
X線CT装置の外観図である。 第1の実施形態に係るX線検出装置の構成を示す図である。 従来のX線検出装置における、CH方向に並ぶ検出セルと、検出特性が劣化し易い検出素子および区分領域との対応関係を示す表である。 第1の実施形態に係るX線検出装置における、CH方向に並ぶ検出セルと、検出特性が劣化し易い検出素子および区分領域との対応関係を示す表である。 第2の実施形態に係るX線検出装置の構成を示す図である。 第3の実施形態に係るX線検出装置の構成を示す図である。 第3の実施形態に係るX線検出装置における、CH方向に並ぶ検出セルと、検出特性が劣化し易い検出素子および区分領域との対応関係を示す表である。
以下、発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、X線CT装置1の構成を概略的に示す図である。図1に示すように、X線CT装置1は、走査ガントリ(gantry)2と、撮影テーブル(table)3と、操作コンソール(console)4とを備えている。
走査ガントリ2は、操作コンソール4からの制御を受けて被検体10のスキャン(scan)を行い、投影データ(data)を収集する。撮影テーブル3は、被検体10を載置して撮影空間である走査ガントリ2のボア(bore)に搬送する。操作コンソール4は、操作者からの操作を受けて、走査ガントリ2や撮影テーブル3の制御を行ったり、スキャンによって収集された投影データを基に画像を再構成して表示したりする。
走査ガントリ2は、X線管5およびX線検出装置6を備えている。X線管5およびX線検出装置6は、被検体10を挟んで互いに対向して配置されており、この位置関係を維持したまま被検体10の周りを回転可能に支持されている。X線管5は、そのX線焦点51から被検体10に向けてX線52を照射し、X線検出装置6は、その透過X線を検出する。
なお、ここでは、図1に示すように、X線管5の焦点51からX線52が照射される方向をX線照射方向(I方向)とし、走査ガントリ2の回転軸方向(被検体10の体軸方向)をスライス方向(SL方向)、X線52のファン角方向をチャネル方向(CH方向)とする。
X線検出装置6の構成について説明する。
図2は、第1の実施形態に係るX線検出装置の構成を示す図である。
図2(a)は、X線検出装置6をSL方向に見たときの側面図である。図2(a)に示すように、X線検出装置6は、X線検出器7と、コリメータ装置8とを有している。コリメータ装置8は、X線検出器7のX線入射面側に配置されている。X線検出器7およびコリメータ装置8は、不図示の支持部材により支持されている。図2(b)は、X線検出器7をI方向に見たときの上面図である。また、図2(c)は、コリメータ装置8をI方向に見たときの上面図である。
図2(a),(b)に示すように、X線検出器7は、検出器モジュール71をCH方向に複数配列することにより構成されている。検出器モジュール71は、複数の検出素子71iをCH方向およびSL方向に2次元的に配列することにより構成されている。検出器モジュール71におけるCH方向の検出素子7iの数は、例えば、8個〜128個程度である。検出器モジュール71におけるSL方向の検出素子7iの数は、例えば、1個〜1256個程度である。検出素子7iは、例えば1mm角程度の大きさである。X線検出器7は、このような検出器モジュール71をCH方向に十数個から数十個程度配列して構成する。ここでは、簡単のため、検出器モジュール71は、検出素子7iを6(CH)×8(SL)個配列して構成するものとし、X線検出器7は、この検出器モジュール71をCH方向に4個配列して構成するものとする。
なお、検出器モジュール71は、X線を受けて発光するシンチレータがアレイ状に形成されたシンチレータアレイチップと、光を電気信号に変換するフォトダイオードがアレイ状に形成されたフォトダイオードアレイチップ(photodiode array tip)とが積層された構成である。検出素子7iは、互いに対応するシンチレータとフォトダイオードとにより構成される。
図2(a),(c)に示すように、コリメータ装置8は、2種類のコリメータモジュール、すなわち第1のコリメータモジュール81および第2のコリメータモジュール82をCH方向に複数配列することにより構成されている。第1および第2のコリメータモジュール81,82は、検出素子7iをCH方向およびSL方向に区分するように、複数のコリメータ板を格子状に組み合わせることにより構成されている。コリメータ板は、例えばタングステン(tungsten)やモリブデン(molybdenum)などの重金属により構成されている。
第1のコリメータモジュール81は、板面がSL方向に平行な第1のチャネルコリメータ板81CHをCH方向に3枚、板面がCH方向に平行な第1のスライスコリメータ板81SLをSL方向に9枚、配列して構成されている。これにより、第1のコリメータモジュール81は、検出素子7iの3(CH)×8(SL)個分の区分領域8iを形成する。
同様に、第2のコリメータモジュール82は、板面がSL方向に平行な第2のチャネルコリメータ板82CHをCH方向に6枚、板面がCH方向に平行な第2のスライスコリメータ板82SLをSL方向に9枚、配列して構成されている。これにより、第2のコリメータモジュール82は、検出素子7iの6(CH)×8(SL)個分の区分領域8iを形成する。
ここでは、コリメータ装置8は、CH方向の両端部に第1のコリメータモジュール81を1個ずつ配置し、CH方向の中央寄りの主要部に第2のコリメータモジュール82を3個配置して構成するものとする。
コリメータモジュールにおけるCH方向の区分領域8iの数は、検出器モジュール71と同様に、例えば、8個以上、128個以下程度である。ここでは、簡単のため、区分領域の数を実際より少なく設定してある。
なお、このように構成されたX線検出装置6において、I方向に1:1で対応する検出素子7iと区分領域8iとにより検出セル(cell)が構成される。
これより、第1の実施形態に係るX線検出装置の作用・効果について説明する。
図3は、従来の例によるX線検出装置における、CH方向に並ぶ検出セルと、検出特性が劣化し易い検出素子および区分領域との対応関係を示す表である。また、図4は、第1の実施形態に係るX線検出装置における、CH方向に並ぶ検出セルと、検出特性が劣化し易い検出素子および区分領域との対応関係を示す表である。図3,図4において、一段目は、検出セル番号を表している。二段目は、コリメータモジュール番号、三段目は、対応する検出セルの検出特性が劣化し易い区分領域の位置をグレー(gray)表示で表している。また、四段目は、検出器モジュール番号、五段目は、対応する検出セルの検出特性が劣化し易い検出素子の位置をグレー表示で表している。
従来は、図3から分かるように、コリメータモジュールは、検出器モジュールの整数倍の個数をカバーするように作られる。また、検出器モジュールのCH方向における継ぎ目と、コリメータモジュールのCH方向における継ぎ目とは、通常、互いに一致または近傍となる。一般的に、検出器モジュールの継ぎ目に隣接する検出素子群と、コリメータモジュールの継ぎ目に隣接する区分領域群とに対応する検出セルにおいては、その検出特性が劣化し易い。そのため、このような継ぎ目における検出セルの検出特性については、劣化が重なって著しく劣化する恐れがある。
一方、第1の実施形態では、図4から分かるように、検出器モジュールの継ぎ目と、コリメータモジュールの継ぎ目とをずらすようにしている。つまり、第1および第2のコリメータモジュール81,82を含む複数のコリメータモジュールにおけるCH方向の継ぎ目に隣接する区分領域8i群は、検出器モジュール71におけるCH方向の継ぎ目に隣接する検出素子7i群とは異なる検出素子7i群をCH方向において区分するように、配されることになる。そのため、図4に示すように、対応する検出セルの検出特性が劣化し易い検出素子と、対応する検出セルの検出特性が劣化し易い区分領域とが、CH方向において重ならない。したがって、本実施形態の場合、検出特性の劣化は、同一の検出セルに重ならず、CH方向において分散するので、各検出セルの検出特性を均一化することが可能となる。
また、本実施形態では、X線検出器7の主要部を構成する検出器モジュール71のCH方向における検出素子7iの数は、6個で一定であり、コリメータ装置8の主要部を構成する第2のコリメータモジュール82のCH方向における区分領域8iの数も、6個で一定である。そのため、本実施形態では、複数の検出器モジュール71におけるCH方向の継ぎ目に隣接する検出素子7i群と、複数の第1および第2のコリメータモジュール81,82におけるCH方向の継ぎ目に隣接する区分領域8i群とは、規則的に交互に並ぶことになる。よって、CH方向の両端部を除く主要部に、同種のコリメータモジュールを単純に連続して配列するだけで、検出特性が劣化し易い検出セルを確実に分散させることができ、製造コスト(cost)の低減および組立て工数やミス(mistake)の低減を図ることが可能となる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、X線検出器7の主要部を構成する複数の検出器モジュール71のCH方向における検出素子7iの数と、コリメータ装置8の主要部を構成する複数のコリメータモジュール81のCH方向における区分領域8iの数とが、それぞれ一定であり、検出器モジュール間の継ぎ目に隣接する検出素子7iと、コリメータモジュール間の継ぎ目に隣接する区分領域8iとが、CH方向において規則的な間隔にて位置している、他の例である。また、コリメータ装置8の主要部を構成するコリメータモジュール81のCH方向における区分領域8iの数が、X線検出器7の主要部を構成する検出器モジュール71のCH方向における検出素子7iの数の整数倍である例である。
図5は、第2の実施形態に係るX線検出装置6′の構成を示す図である。図5(a)は、X線検出装置6′をSL方向に見たときの側面図である。図5(a)に示すように、X線検出装置6′は、X線検出器7と、コリメータ装置8′とを有している。図5(b)は、X線検出器7をI方向に見たときの上面図である。また、図5(c)は、コリメータ装置8′をI方向に見たときの上面図である。
図5(a),(b)に示すように、X線検出器7は、検出器モジュール71を、CH方向に4個配列することにより構成されている。検出器モジュール71は、検出素子7iを6(CH)×8(SL)個配列したものである。
図5(a),(c)に示すように、コリメータ装置8′は、第2のコリメータモジュール82のみをCH方向に複数配列することにより構成されている。また、第2のコリメータモジュール82は、検出器モジュール71間の継ぎ目と第2のコリメータモジュール82間の継ぎ目とが一定の間隔で交互に並ぶように、配列されている。
このような第2の実施形態でも、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、第2の実施形態では、コリメータモジュールを1種類だけしか用いていないため、製造・組立てコストをより低減することができる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態は、X線検出器7の主要部を構成する複数の検出器モジュール71のCH方向における検出素子7iの数と、コリメータ装置8の主要部を構成する複数のコリメータモジュール81のCH方向における区分領域8iの数との少なくとも一方が、不規則であり、検出器モジュール間の継ぎ目に隣接する検出素子7iと、コリメータモジュール間の継ぎ目に隣接する区分領域8iとの少なくとも一方が、CH方向において不規則な間隔にて位置している例である。
図6は、第3の実施形態に係るX線検出装置6″の構成を示す図である。図6(a)は、X線検出装置6″をSL方向に見たときの側面図である。図6(a)に示すように、X線検出装置6″は、X線検出器7と、コリメータ装置8″とを有している。図6(b)は、X線検出器7をI方向に見たときの上面図である。また、図6(c)は、コリメータ装置8″をI方向に見たときの上面図である。
第2のコリメータモジュール82は、検出素子7iの6(CH)×8(SL)個分の区分領域8iを形成するものである。第3のコリメータモジュール83は、検出素子7iの4(CH)×8(SL)個分の区分領域8iを形成するものである。第4のコリメータモジュール84は、検出素子7iの5(CH)×8(SL)個分の区分領域8iを形成するものである。
ここでは、コリメータ装置8″は、CH方向の一端部から他端部に向けて、第3のコリメータモジュール83を1個、第4のコリメータモジュール84を2個、第2のコリメータモジュール82を1個、第3のコリメータモジュール83を1個、順次配置して構成するものとする。
図7は、第3の実施形態に係るX線検出装置における、CH方向に並ぶ検出セルと、検出特性が劣化し易い検出素子および区分領域との対応関係を示す表である。なお、この表の意味は、図3,図4と同様であるため、説明を省略する。
図7から分かるように、第3の実施形態では、検出器モジュール71間のCH方向の継ぎ目に隣接する検出素子7i群と、第2〜第4のコリメータモジュール82〜84を含むコリメータモジュール間のCH方向の継ぎ目に隣接する区分領域8i群とは、CH方向において一致せず、それぞれ異なる位置に配されることになる。したがって、本実施形態の場合も、第1の実施形態と同様に、検出特性の劣化は、同一の検出セルに重ならず、CH方向において分散するので、各検出セルの検出特性を均一化することが可能となる。
また、X線検出器7を構成する検出器モジュール71のCH方向における検出素子7iの数は、6個で一定であるが、コリメータ装置8″を構成する第2〜第4のコリメータモジュール82〜84のCH方向における区分領域8iの数は、それぞれ6個、4個、5個で一定でない。そのため、検出器モジュール71間のCH方向の継ぎ目に隣接する検出素子7i群と、第2〜第4のコリメータモジュール82〜84を含むコリメータモジュール間のCH方向の継ぎ目に隣接する区分領域8i群とは、不規則に並ぶことになる。その結果、検出セルの検出特性も、より不規則に分散させることができ、検出セルの検出特性の周期性による再構成画像への影響もより軽減させることができる。
以上、発明の実施形態について説明したが、発明の実施形態は、上記の実施形態に限定されず、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の追加・変更が可能である。
例えば、上記の実施形態では、CH方向における区分領域の数が異なる複数種類のコリメータモジュールを配列することにより、検出器モジュールの継ぎ目に隣接する検出素子群の位置と、コリメータモジュールの継ぎ目に隣接する区分領域群の位置とを、ずらしているが、逆に、CH方向における検出素子の数が異なる複数種類の検出器モジュールを配列することにより、検出器モジュールの継ぎ目に隣接する検出素子群の位置と、コリメータモジュールの継ぎ目に隣接する区分領域群の位置とを、ずらすようにしてもよい。
また例えば、上記の実施形態では、検出器モジュールおよびコリメータモジュールをCH方向にのみ配列しているが、少なくともいずれか一方のモジュールについては、SL方向にも配列し、SL方向においても、そのモジュール間の継ぎ目がずれるように各モジュールを配列してもよい。
また例えば、上記の実施形態では、コリメータモジュールは、コリメータ板をCH方向およびSL方向に格子状に配列した2次元コリメータモジュールとしているが、コリメータ板をCH方向にのみ配列したものであってもよい。
また例えば、第1および第2の実施形態では、主要部を構成するコリメータモジュールのCH方向における区分領域の数は、検出器モジュールのCH方向における検出素子の数と同じであるが、主要部を構成するコリメータモジュールのCH方向における区分領域の数は、検出器モジュールのCH方向における検出素子の数の2以上の整数倍としてもよい。
また例えば、第1および第2の実施形態では、主要部を構成するコリメータモジュールのCH方向における区分領域の数と、検出器モジュールのCH方向における検出素子の数とは、それぞれ一定であり、かつ同じ数であるが、主要部を構成するコリメータモジュールのCH方向における区分領域の数と、検出器モジュールのCH方向における検出素子の数とは、それぞれ一定であり、かつ互いに異なる数としてもよい。
なお、発明の実施形態の例は、X線検出装置だけでなく、このようなX線検出装置を備えたX線CT装置や一般(単純)X線撮影装置もまた発明の実施形態の例である。
また、発明の実施形態は、X線用に限定されず、他の放射線、例えばSPECT装置が扱うようなγ(ガンマ)線用にも適用可能である。
1 X線CT装置
2 走査ガントリ
3 撮影テーブル
4 操作コンソール
5 X線管
51 焦点
52 X線
6,6′,6″ X線検出装置
7 X線検出器
7i 検出素子
8,8′,8″ コリメータ装置
8i 区分領域
10 被検体
71 検出器モジュール
81〜84 第1〜第4のコリメータモジュール
81CH 第1のチャネルコリメータ板
81SL 第1のスライスコリメータ板
82CH 第2のチャネルコリメータ板
82SL 第2のスライスコリメータ板

Claims (5)

  1. 複数の検出素子がチャネル方向に配列された検出器モジュールをチャネル方向に複数配列して成る放射線検出器と、
    複数のコリメータ板が前記検出素子を区分するようにチャネル方向に配列されたコリメータモジュールを、前記放射線検出器の放射線入射面側においてチャネル方向に複数配列して成るコリメータ装置とを備えた放射線検出装置であって、
    前記複数の検出器モジュールおよび前記複数のコリメータモジュールは、コリメータモジュール間の継ぎ目に隣接する区分領域が、検出器モジュール間の継ぎ目に隣接する検出素子とは異なる検出素子を区分するように、配列され、
    前記放射線検出器の主要部を構成する複数の検出器モジュールのチャネル方向における検出素子の数と、前記コリメータ装置の主要部を構成する複数のコリメータモジュールのチャネル方向における区分領域の数との少なくとも一方は、不規則であり、
    前記検出器モジュール間の継ぎ目に隣接する検出素子と、前記コリメータモジュール間の継ぎ目に隣接する区分領域との少なくとも一方は、チャネル方向において不規則な間隔にて位置している放射線検出装置。
  2. 前記検出器モジュールのチャネル方向における検出素子の数と、前記コリメータモジュールのチャネル方向における区分領域の数とは、それぞれ、8個以上、128個以下である請求項1に記載の放射線検出装置。
  3. 前記検出器モジュールは、シンチレータアレイチップを含んでいる請求項1又は2に記載の放射線検出装置。
  4. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載の放射線検出装置を備えた放射線撮影装置。
  5. 放射線断層撮影を行う請求項に記載の放射線撮影装置。
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