JP5942794B2 - プッシュイン/プッシュイジェクトタイプのカードコネクタ - Google Patents

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本発明は、プッシュイン/プッシュイジェクトタイプのカードコネクタに関する。
従来、例えばマイクロSDカードのようなメモリカードや、SIMカードのようなICカード(以下、カードと総称する)から電子機器に内蔵された基板の回路に対してデータを読み書きするために、カードを装着するカードコネクタが普及している。カードコネクタは、例えば電子機器の基板に取り付けられている。
この種のカードコネクタには、カードと基板の回路とを電気的に接続するための端子が設けられている。カードが装着されると、カードコネクタの端子は、カードの端子と基板の回路とを電気的に接続する。
プッシュイン/プッシュイジェクトタイプのカードコネクタには、カードの取り出しのためのイジェクト機構を備えるタイプのものがある。イジェクト機構は、カードの挿入や抜出の際にそのカードを保持してカードの挿抜方向に移動するスライダーを備える。
そのようなプッシュイン/プッシュイジェクトタイプのカードコネクタは、スライダーの上面にボスを備えていて、ボスがシールドカバーに形成された開口に挿入されている。ボスの動きはシールドカバーの開口によってガイドされ、これにより、スライダーの動きがカードの挿抜方向に規制されている(例えば、特許文献1参照)。
また、プッシュイン/プッシュイジェクトタイプのカードコネクタには、スライダーの下面に別のボスを備えていて、ボスがハウジングの凹形状の溝に嵌り込んでいるタイプのものがある。これにより、ボスが溝によってガイドされてスライダーの動きがカードの挿抜方向に規制されている。
このように、プッシュイン/プッシュイジェクトタイプのカードコネクタでは、ボスおよびスライダーがカードの挿抜方向に移動することによって、カードコネクタに対するカードの挿入や抜出が行われている。
特開2005−294076号公報
上記のタイプのプッシュイン/プッシュイジェクトタイプのカードコネクタでは、スライダーの上面から突出するボスの高さはシールドカバーの板厚に対応しており、ボスは開口部を形成する板厚に相当する大きさの側面に引っ掛かってガイドされるようになっている。
また、上記のタイプのプッシュイン/プッシュイジェクトタイプのカードコネクタでは、スライダーの仮面から突出するボスの高さはハウジングの板厚より小さな溝の深さに対応しており、ボスは板厚より小さな溝の深さ方向の側面に引っ掛かってガイドされるようになっている。
そのように、ボスは、シールドカバーの板厚に相当する大きさの開口部の側面やハウジングの板厚より小さな溝の深さ方向の側面に引っ掛かってガイドされているため、シールドカバーやハウジングが撓んだり歪んだりした場合には、引っ掛かりの部分がより少なくなってボスが開口や溝から外れてしまうことがあり、スライダーの動きの規制が困難な場合がある。
また、カードコネクタの軽量化のためにシールドカバーやハウジングの肉厚が小さくなると、ボスが開口や溝から外れやすいという傾向はより強くなる。
さらに、イジェクト機構はカードを排出する方向にスライダーを付勢するためのスプリングコイル等の付勢装置を備えており、カードが挿入や抜出される時に、この付勢装置がスライダーに回転モーメントを与えるため、ボスはシールドカバーの開口部やハウジングの溝からより外れやすくなっている。
これらの結果、従来のカードコネクタでは、カードの挿入や抜出が円滑に行えないことがある。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、シールドカバーやハウジングの肉厚が小さくても、また、スライダーに回転モーメントが生じても、スライダーの動きの規制が確実に行えてカードの挿入や抜出の動作が確実になるプッシュイン/プッシュイジェクトタイプのカードコネクタを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係るカードコネクタは、カードが挿抜自在に収容されるカードコネクタであって、収容された前記カードの端子と接触する接点を有するコネクタ本体部と、前記コネクタ本体部を覆うコネクタカバーと、収容された前記カードを前記カードコネクタから取り出すためのイジェクト装置であって、前記カードの挿抜方向に移動可能なスライダーと、前記スライダーを前記カードが取り出される方向に付勢する付勢部とを備えるイジェクト装置とを備え、前記スライダーが突出部を有し、前記コネクタカバーに前記突出部が移動可能な開口部が形成され、前記開口部を形成する長手方向の縁部が前記突出部の移動方向を前記カードの挿抜方向に規制し、前記長手方向の縁部の一部が、前記カードが挿入される方向に行くにしたがって前記コネクタ本体部に近づくように傾斜した傾斜縁部であることを特徴とする。
本発明の構成により、シールドカバーやハウジングの肉厚が小さくても、また、スライダーに回転モーメントが生じても、スライダーの動きの規制が確実に行えてカードの挿入や抜出の動作が確実になるプッシュイン/プッシュイジェクトタイプのカードコネクタを提供することができる。
本発明に係るカードコネクタは、前記開口部を形成する前記コネクタカバーの縁部の内、前記カードコネクタの前記カードの挿入方向の奥側の前記コネクタカバーの縁部が切り離されていてもよい。
この構成により、本発明に係るカードコネクタは、傾斜縁部を突出部のより低い位置の部分に引っ掛からせることによって、スライダーの動きの規制を確実に行うことができる。
本発明に係るカードコネクタは、前記スライダーが、前記カードが挿入される方向の先端の前記カードの端部を保持するアーム部を備え、前記突出部が前記アーム部上に形成されており、前記傾斜縁部が、前記縁部の内、前記カードが収容された時に前記突出部が配置された前記開口部内の第1の位置と、前記カードが前記カードコネクタの最も奥の部分まで挿入された時に前記突出部が配置された前記開口部内の第2の位置との間の部分によって形成されており、前記傾斜縁部が、前記第1の位置から前記第2の位置に行くにしたがって前記コネクタ本体部に近づくように傾斜していてもよい。
この構成により、本発明に係るカードコネクタは、大きな回転モーメントが突出部に作用しても傾斜縁部と突出部との引っ掛かりが外れることを防止することができる。
本発明に係るカードコネクタは、前記カードコネクタ内の前記開口部内の前記第1の位置と前記第2の位置との間には、前記カードが挿入されなくてもよい。
この構成により、本発明に係るカードコネクタは、傾斜縁部が挿入されたカードと干渉することを防いでスライダーの動きの規制を確実に行うことができる。
本発明に係るカードコネクタは、前記突出部が前記第1の位置から前記第2の位置まで移動するときに、前記傾斜縁部が、前記アーム部の上面に接触してもよい。
この構成により、本発明に係るカードコネクタは、傾斜縁部を突出部のより低い位置の部分に引っ掛からせることによって、スライダーの動きの規制を確実に行うことができる。
本発明に係るカードコネクタは、前記開口部を形成する前記コネクタカバーの縁部の内、前記カードコネクタの前記カードの挿入方向の奥側の前記コネクタカバーの縁部が切り離されており、前記傾斜縁部が、前記コネクタカバーに、前記開口部と該開口部から所定の間隔を置いて切欠部が形成されることによって形成された細片から構成されており、前記細片が、前記カードが挿入される方向に行くにしたがって前記コネクタ本体部に近づくように傾斜している。
この構成により、本発明に係るカードコネクタは、傾斜縁部を突出部のより低い位置の部分に引っ掛からせることによって、スライダーの動きの規制を確実に行うことができる。
また、本発明に係るカードコネクタは、前記コネクタ本体部の前記カードコネクタのカードが挿入される方向の奥側に壁部が形成されており、該壁部から前記カードコネクタのカードが挿入される挿入口の方向に向かって、前記コネクタカバーを前記コネクタ本体部上を滑動させながら重ね合わせることによって前記カードコネクタが組み立てられ、前記コネクタカバーがコネクタ本体部に重ね合わさるときに、前記傾斜縁部が、前記コネクタ本体部の前記カードコネクタのカードが挿入される方向の奥側の壁部に乗り上がり、前記コネクタカバーがコネクタ本体部に重ね合わさったときに、前記傾斜縁部が、前記壁部を乗り越えて前記コネクタ本体部に近づくように傾斜した形状に復帰し、これにより、前記傾斜縁部が、前記コネクタカバーが前記コネクタ本体部から外れることを防止する外れ防止装置として機能するようにしてもよい。
この構成により、本発明に係るカードコネクタは、組み立てを容易に行うことができる。
本発明によると、シールドカバーやハウジングの肉厚が小さくても、また、スライダーに回転モーメントが生じても、スライダーの動きの規制が確実に行えてカードの挿入や抜出の動作が確実になるプッシュイン/プッシュイジェクトタイプのカードコネクタを提供することができる。
本発明の実施の形態に係るプッシュイン/プッシュイジェクトタイプのカードコネクタを示す斜視図であり、(a)は、カードを挿入していない状態のカードコネクタの斜視図であり、(b)は、スライダーに接触する位置までカードを挿入した状態を示すカードコネクタの斜視図である。 本発明の実施の形態に係るプッシュイン/プッシュイジェクトタイプのカードコネクタの分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係るプッシュイン/プッシュイジェクトタイプのカードコネクタの一例に係るスライダーの斜視図である。 本発明の実施の形態に係るプッシュイン/プッシュイジェクトタイプのカードコネクタのハウジングの平面図である。 本発明の実施の形態に係るプッシュイン/プッシュイジェクトタイプのカードコネクタにカードを挿入した状態でシールドカバーを取り除いたカードコネクタの一部の拡大図である。 図1の本発明の実施の形態に係るプッシュイン/プッシュイジェクトタイプのカードコネクタにカードがスライダーに接触するまで挿入した状態を示す断面図であり、(a)は、図1に示すA−A線の位置でカードコネクタを切断したカードコネクタの一部の平面図であり、(b)は、A−A線から見たカードコネクタの断面図である。 図1の本発明の実施の形態に係るプッシュイン/プッシュイジェクトタイプのカードコネクタにカードを最奥まで押し込んだ状態を示す断面図であり、(a)は、図1に示すA−A線の位置でカードコネクタを切断したカードコネクタの一部の平面図であり、(b)は、A−A線から見たカードコネクタの断面図である。 図1の本発明の実施の形態に係るプッシュイン/プッシュイジェクトタイプのカードコネクタにカードをロック位置に収容した状態を示す断面図であり、(a)は、図1に示すA−A線の位置でカードコネクタを切断したカードコネクタの一部の平面図であり、(b)は、A−A線から見たカードコネクタの断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るプッシュイン/プッシュイジェクトタイプのカードコネクタ1を示す斜視図であり、図1(a)は、カードが挿入されていない状態のカードコネクタ1を示す。
カードコネクタ1は、例えば携帯電話などの電子機器に内蔵された基板(図示せず)に取り付けられており、図1(a)の左側に示すカードコネクタ1の挿入口からカードが挿入されると、カードと電子機器の基板との間で信号の送受信が行われる。
図1(b)は、図1(a)の左側に示すカードコネクタ1の挿入口からカードコネクタ1内にカードCが差し込まれた状態を示す。カードCは、後述するイジェクト機構50(図2参照)のスライダー30に接触する位置まで挿入されている。
カードCが、その位置から、イジェクト機構50(図2参照)がロックされる位置まで押し込まれると、図1(b)に示すカードCの下面に設けられた端子(図示せず)が、カードコネクタ1の端子23(図2)と接触し、その端子23を経由して、カードCが図示せぬ電子機器の基板の回路と電気的に接続される。
ここでは、カードCは、マイクロSIMカード、ナノSIMカード等どのようなものでもよいが、カードの寸法の相違やカードの端子の位置とカードコネクタ1の端子23の位置との相違に応じてカードを所定のトレーに入れ、そのトレーをカードコネクタ1に挿入するようにしてもよい。
図2は、図1に示すカードコネクタ1の分解斜視図である。図2に示すように、カードコネクタ1は、シールドカバー10とハウジング20とからなる。
ハウジング20は、複数の端子23、複数の実装部26、イジェクト機構50およびカード挿入確認スイッチ22を備える。
互いに反対方向に突出する一対の端子23および実装部26は、例えば、1枚の薄い金属板から打ち抜き加工により一体的に形成されている。実装部26は、図示せぬ基板の端子にはんだ付けされている。これにより、端子23は、実装部26を経由して図示せぬ基板の回路と電気的に接続されている。
このため、カードCがカードコネクタ1に装着されて、カードCの所定の端子が端子23と接触すると、実装部26を経由して、カードCが図示せぬ基板の回路と電気的に接続される。
カード挿入確認スイッチ22は、カードCがカードコネクタ1の適切な位置まで挿入されたか否かを検出するもので、カードCがカードコネクタ1の適切な位置(ロック位置)まで挿入されたときにオンになり、電子機器の基板の回路からカードCへのアクセスが可能になる。
イジェクト機構50については、図2に加えて図3および図4を参照しながら説明する。図3は、イジェクト機構50のスライダー30の斜視図であり、図4は、ハウジング20の平面図である。
イジェクト機構50は、L字形状のスライダー30、付勢装置として機能するコイルスプリング40、回転端部および移動端部を有するガイドピン41ならびにガイドピン41の移動端部の移動のための所定の経路を形成するピンガイド溝42を備える。
スライダー30は、アーム部31、ボス32、連結部33、ヘッド部34および突起部35を備える。アーム部31は、カードCがカードコネクタ1に挿入されたときに、カードCの挿入側の先端部を保持するように構成されている。
ボス32は、アーム部31の上面31aから高さtの大きさで突出する突出部で、シールドカバー10に形成されている開口部11内を移動することができる。ボス32の高さtは、概略、シールドカバー10の板厚以下の大きさである。
ボス32に隣接して上面31aには傾斜面31bが形成されている。傾斜面31bは、カードが挿入される方向に沿って下降するように形成されている。
詳しくは後述のとおり、ボス32が開口部11内の所定の位置に移動すると、傾斜面31bには、シールドカバー10の開口部11を形成する縁部の一部からなり、傾斜している傾斜縁部13が接触する。これにより、傾斜縁部13がボス32のより低い位置に引っ掛かって、ボス32が傾斜縁部13から外れにくくなる。
連結部33は、カードCの挿抜方向に長手方向が配置されていて、アーム部31とヘッド部34とを連結している。
ヘッド部34は突起部35を有する。突起部35は、コイルスプリング40の移動自在な一方の端部に挿入されていてコイルスプリング40がヘッド部34から外れるのを防いでいる。また、ヘッド部34には穴が形成されていて、その穴にガイドピン41の回転端部が回転自在に挿入されている。
ガイドピン41の移動端部は、ピンガイド溝42に挿入されていて、さらに、移動端部の先端部がピンガイド溝42の底面に押し付けられている。ピンガイド溝42の底面には、所定の段差が形成されていて、ガイドピン41の移動端部の先端部が、ピンガイド溝42の経路に沿って移動する際に経路を逆戻りできないようにされている。
これにより、ガイドピン41の移動端部の先端部が、所定の経路を進行し、この進行に伴い、アーム部31がカードが挿入される前の停止位置からロック位置まで移動することができる。
コイルスプリング40は、一方の端部は、上記のとおり、ヘッド部34に接しており、他方の端部は、ハウジング20の最奥部の壁部に保持されている。
イジェクト機構50の動きの概略を説明する。
カードCをカードコネクタ1に装着する際には、カードCがカードコネクタ1の挿入口に差し込まれると、カードCの挿入方向への先端部が、スライダー30のアーム部31に接する。
カードCがスライダー30のアーム部31に接していないときには、ガイドピン41の移動端部はピンガイド溝42の原位置にある。
カードCの挿入側の先端部が、スライダー30のアーム部31に接した後にカードCをさらに押し込むと、カードCの挿入方向の先端部が、アーム部31をカードコネクタ1の奥側に向かって押し進める。
これにより、イジェクト機構50のコイルスプリング40が、ヘッド部34から押されて収縮する。
また、アーム部31が、カードコネクタ1の奥側に動かされるのに伴い、ヘッド部34が動かされ、それとともにガイドピン41の移動端部がピンガイド溝42の原位置からピンガイド溝42の所定の経路に沿って移動を開始する。
ガイドピン41の移動端部がピンガイド溝42の一方の端部の第1停止位置まで達してガイドピン41の移動が止められると、アーム部31が、カードコネクタ1の最も奥側まで移動した位置で止められる。
その時に、カードCを挿入する力が緩められると、コイルスプリング40が伸びる方向の付勢力によってヘッド部34が押し戻され、それとともに、アーム部31がカードCとともにカードCの抜出方向に動かされる。
そのヘッド部34の戻りの移動とともにガイドピン41の移動端部がピンガイド溝42の経路を進み、その移動端部がピンガイド溝42の保持位置で止められる。
ガイドピン41の移動端部が保持位置に保持されると、アーム部31がカードコネクタ1の最も奥側の位置から抜出方向に少し戻った位置(「ロック位置」という))に保持されることになる。
次に、カードCをカードコネクタ1から抜き出す際には、カードCが、カードCの挿入方向に押されると、ガイドピン41の移動端部は、ピンガイド溝42の経路を保持位置からさらに進んで第1停止位置とは異なる第2停止位置に止められる。
この時、アーム部31は、カードコネクタ1の最も奥側の位置まで動かされてその位置に止められる。
それから、カードCを押し込む力が緩められると、コイルスプリング40の伸びる方向の付勢力によってヘッド部34が押し戻され、それとともに、アーム部31とカードCとがカードCの抜出方向に動かされる。
そのヘッド部34の戻りの動きとともに、ガイドピン41の移動端部が、ピンガイド溝42の第2停止位置から、カードCを挿入したときにガイドピン41の移動端部が通過した経路とは異なる経路を通って、ピンガイド溝42の原位置まで戻り、その位置に停止する。
ガイドピン41の移動が停止すると、アーム部31の動き止められる。アーム部31が停止したこの位置は、カードCがカードコネクタ1内に挿入されていないときのアーム部31の位置と同じである。
その位置では、図1(b)に示すように、カードCがカードコネクタ1の挿入口から少し飛び出した状態にある。カードコネクタ1からその飛び出した部分を掴んで引っ張り出すと、カードCがカードコネクタ1から取り出される。
再度、カードCがカードコネクタ1の挿入口に挿入されると、イジェクト機構50は上記と同様の動作を繰り返す。
図1および図2に戻って説明を続ける。シールドカバー10は、ハウジング20を覆ってハウジング20に収容されたカードCを保護するように機能する。シールドカバー10には、イジェクト機構50のスライダー30の上面31a上に形成されたボス32が移動することが可能な開口部11と、ボス32との引っ掛かりの効果を高めるための傾斜縁部13とが形成されている。
傾斜縁部13は、シールドカバー10の板材からなるので、柔軟性があり、弾性を有する。
開口部11は、概略、長手方向の対向する2つの縁部から形成されている。それらの2つの縁部は、開口部11内を移動するボス32の動きを規制する。それらの長手の方向はカードCが挿抜される方向と一致しているため、ボス32の動きはカードCが挿抜される方向に規制されることになる。
傾斜縁部13は、開口部11を形成する長手方向の2つの縁部の内、イジェクト機構50が設けられている位置に近い側にある縁部の一部に形成されている。
具体的には、傾斜縁部13は、図1(a)に示す開口部11の2つの対向する長手方向の縁部の内、手前側の長手方向の縁部の右上側の端面近くに形成されている。つまり、傾斜縁部13は、スライダー30のアーム部31がロック位置にあるときにボス32が開口部11内で保持されている位置(以下、「第1の位置」という)から、スライダー30のアーム部31がカードコネクタ1の最奥の位置にあるときにボス32が開口部11内で保持されている位置(以下、「第2の位置」という)までの開口部11を形成する縁部である。
なお、「第1の位置」は、イジェクト機構50のガイドピン41の移動端部が、ピンガイド溝42のロック位置に保持されているため、コイルスプリング40の付勢力は、ピンガイド溝42のロック位置を形成する壁面に作用し、連結部33およびアーム部31を経由してボス32には作用しない。
このため、本明細書において、コイルスプリング40の付勢力の作用に言及している場合には、「第1の位置」は、ピンガイド溝42のロック位置の前後の経路の位置に対応する開口部11内の「第1の位置」の近傍の前後のボス32の位置も含むものとする。
傾斜縁部13は、「第1の位置」から「第2の位置」に行くにつれてハウジング20に近づくように傾斜している。言い換えると、傾斜縁部13は、シールドカバー10のある平面の位置から、カードコネクタ1の内部に向かって傾斜している。
傾斜縁部13が形成されている位置には、カードCは挿入されない。このため、傾斜縁部13がカードコネクタ1の内部に向かって傾斜していても、その傾斜している部分がカードCと干渉することはない。
また、傾斜縁部13を挟むように開口部11の反対側に切欠部12が形成されている。これにより、傾斜縁部13は細片形状になっている。
切欠部12は、開口部11よりもイジェクト機構50に近い位置に形成されている。また、切欠部12の長手方向の長さは開口部11よりも短い。切欠部12を設けることによって、傾斜縁部13を傾斜させる加工が容易になる。
ここで、図7および図8を参照しながら、傾斜縁部13をより詳細に説明する。
図7は、カードコネクタ1にカードCをカードコネクタ1の最奥の位置まで押し込んだ状態を示す図である。図7(a)は、図1に示すA−A線の位置でカードコネクタ1を切断したカードコネクタ1の一部の平面図であり、図7(b)は、A−A線から見たカードコネクタ1の断面図である。
図7に示すように、スライダー30のアーム部31はカードコネクタ1の最も奥の位置まで押し込まれている。このアーム部31の位置は、アーム部31がロック位置に保持される直前の位置か、または、アーム部31がロック位置から解除された直後の位置である。
図3に示すように、スライダー30のアーム部31の上面31aにはボス32が形成されており、また、ボス32に隣接して傾斜面31bが形成されている。図7(a)は、ボス32に隣接する傾斜面31b上に傾斜縁部13が乗っかっている状態を示す。また、図7(b)は、ボス32に隣接する傾斜面31b上に傾斜縁部13の下面が接している状態を示す。
傾斜縁部13は、上記のとおり、「第1の位置」から「第2の位置」までの開口部11の縁部を形成する。
図7(b)では、ボス32は、「第2の位置」にあり、傾斜縁部13は、アーム部31の平面の上面31aおよび傾斜面31bの両方を覆う位置にある。
これにより、傾斜縁部13の下面が、アーム部31の平面の上面31aに接し、上面31aにより傾斜縁部13の下方向への傾斜が持ち上げられているが、傾斜面31bの上方にある傾斜縁部13の図中右側の端部は、シールドカバー10よりも下方に向かって傾斜している。
その結果、図7(b)に示すように、ボス32が「第2の位置」にある場合には、傾斜縁部13はボス32の突出部分のより低い位置の部分と係合することができる。
また、図8は、カードコネクタ1内のアーム部31のロック位置にカードCが保持されている状態を示す図である。図8(a)は、図1に示すA−A線の位置でカードコネクタ1を切断したカードコネクタ1の一部の平面図であり、図8(b)は、A−A線から見たカードコネクタ1の断面図である。
図8に示すように、スライダー30のアーム部31はロック位置に保持されている。このアーム部31の位置は、図7に示すように、スライダー30のアーム部31がカードコネクタ1の最も奥の位置まで押し込まれた後にアーム部31が停止させられる位置である。
図8(a)は、ボス32に隣接する傾斜面31b上に傾斜縁部13が乗っかっている状態を示す。また、図8(b)は、ボス32に隣接する傾斜面31b上に傾斜縁部13の下面が接している状態を示す。
傾斜縁部13は、上記のとおり、「第1の位置」から「第2の位置」までの開口部11の縁部を形成する。
図8(b)では、ボス32は、「第1の位置」にあり、傾斜縁部13は、アーム部31の傾斜面31bを覆う位置にある。
これにより、傾斜縁部13の下面が傾斜面31bに接するため、傾斜縁部13が、その傾斜に沿ってシールドカバー10よりも下方に向かって傾斜している。
その結果、図8(b)に示すように、ボス32が「第1の位置」にある場合には、傾斜縁部13はボス32の突出部の中で、より低い位置の部分と係合することができる。
また、上記の説明から明らかなとおり、図7に示すボス32の位置から図8に示すボス32の位置まで、ボス32が開口部11内を移動するときには、ボス32に隣接する傾斜面31b上には、下方に傾斜した傾斜縁部13の少なくとも一部が接触する。
このため、図7に示すボス32の位置から図8に示すボス32の位置までボス32が移動する間、傾斜縁部13はボス32のより低い位置の部分と係合することができる。
次に、スライダー30のアーム部31に回転モーメントが生じたときの状況について説明する。
イジェクト機構50のアーム部31に加わる付勢力は、コイルスプリング40が収縮した際に生じる。コイルスプリング40の付勢力は、フックの法則から明らかなように、コイルスプリング40の縮んだ長さに正比例して大きくなる。
このため、スライダー30のアーム部31がカードコネクタ1の最も奥の位置まで押し込まれたときに、コイルスプリング40の付勢力は最も大きくなる。また、アーム部31がロック位置に保持されている位置は、そのロック位置はカードコネクタ1の最も奥の位置に近いため、そのロック位置の前後の位置にアーム部31があるときにも、コイルスプリング40の付勢力は大である。
そのように、コイルスプリング40の付勢力が大であると、後述するように、アーム部31に大きな回転モーメントが加わり、それにより、ボス32が開口部11から外れようとする傾向が強くなる。
以下に詳述するように、そのような回転モーメントが発生したとしても、本発明のカードコネクタは、ボス32が開口部11から外れ難くするという観点から、傾斜縁部13は有効である。
図2に仮想線でカードCを示す。カードCは、カードCの挿入側の先端部がイジェクト機構50のアーム部31に接触しているが、アーム部31はまだカードCから押されていない。この状態では、アーム部31は、カードCが挿入されていないときと同じ原位置にある。
図5は、カードCが、図2の位置から、カードコネクタ1の奥側に向かって押し込まれて、ロック位置に保持される直前の位置にある状態を示す。
図5に示すように、カードCが押し込まれている場合には、アーム部31にはカードCから押される力M1が加わる。一方、アーム部31がカードCから押されてカードコネクタ1の奥側に向かって移動すると、ヘッド部34がコイルスプリング40を収縮させる。このとき、コイルスプリング40は、伸びる方向への力M2をヘッド部34に作用させる。
カードCがカードコネクタ1の奥側に向かって移動しているときには、カードCからアーム部31に作用する力M1は、コイルスプリング40からヘッド部34に作用する力M2よりも大である。
一方、カードCが、カードコネクタ1の奥側から挿入口に向かって移動しているときには、コイルスプリング40からヘッド部34に作用する力M2が、カードCからアーム部31に作用する力M1よりも大である。
また、アーム部31がロック位置ではないが移動していないときには、カードCからアーム部31に作用する力M1と、コイルスプリング40からヘッド部34に作用する力M2とは等しい。
上記のいずれの場合であっても、力M1の作用線と力M2の作用線とはずれた平行な位置にある。また、連結部33は、力M1およびM2と平行な位置に配置されていて、アーム部31の端部とヘッド部34とを連結している。
このため、アーム部31には、それらの力の作用線のずれにより、図5の紙面上において、時計回りの方向の回転モーメントが生じる。
これにより、アーム部31が、時計回りに、ある角度傾き、それとともに、ボス32もアーム部31が傾いた角度だけ傾く。
その結果、ボス32の側面の一部のみが開口部11の縁部に引っ掛かるだけになる。
このような場合、従来のカードコネクタでは、ボスの側面の上側の部分に開口部の縁部が引っ掛かることが多い傾向にあるので、ボスの側面の一部のみに開口部の縁部が引っ掛かるだけでは、その引っ掛かりは外れやすく、ボスの動きの規制が適切に図れない場合があった。
それに対し、図7および図8を参照しながら説明したように、本発明に係るカードコネクタ1では、開口部11が、カードコネクタ1内に向かって傾斜する傾斜縁部13を備えている。
また、傾斜縁部13は、少なくとも、アーム部31がカードコネクタ1の最も奥側の位置まで押し込まれたときにボス32が開口部11内にある位置と、アーム部31がカードコネクタ1のロック位置にボス32が開口部11内にある位置との間に形成されている。
さらに、傾斜縁部13は、ボス32の突出部のより低い位置に引っ掛かることができる。
このため、アーム部31に大きな回転モーメントが生じるときに、ボス32の最も低い位置にカードコネクタ1の内側に向かって傾斜する傾斜縁部13が引っ掛かるため、傾斜縁部13がボス32に引っ掛かるためのボス32の突出部分の領域を最大限に活用することができる。その結果、傾斜縁部13とボス32との引っ掛かりは外れ難くくなっている。
上記のとおり、ボス32に作用する力の作用線とそれと逆向きの力を作用させるコイルスプリング40による力の作用線とが平行方向に大きく離れ、それにより、大きな回転モーメントが突出部のボス32に作用しても、傾斜縁部13とボス32との引っ掛かりは外れ難いため、本発明では、突出部(ボス32)と付勢装置(コイルスプリング40)との距離が離れるように、例えば、アーム部31を長くして、その先端にボス32を設けるような構成のカードコネクタにも適用することができる。
次に、図6から図8までを参照しながら、カードCをカードコネクタ1に装着したときのカードCの動きとアーム部31の位置と傾斜縁部13の作用との関係を説明する。
図6は、カードコネクタ1にカードCをカードコネクタ1の差し込んだ状態を示す図である。図6(a)は、図1に示すA−A線の位置でカードコネクタ1を切断したカードコネクタ1の一部の平面図であり、図6(b)は、A−A線から見たカードコネクタ1の断面図である。
図6に示すように、カードCがカードコネクタ1に差し込まれただけで、カードCによってアーム部31が押されていない場合またはアーム部31が少し移動した場合には、アーム部31は、開口部11を移動しているが、傾斜縁部13の位置まで到達していない。
そのような状態では、まだ、コイルスプリング40の付勢力が発生していないかまたは小さいため、アーム部31に回転モーメントは生じていないかまたはわずかな大きさである。このため、開口部11の傾斜縁部13ではない縁部からボス32が外れようとする力は大きくない。
図7では、ボス32は、「第2の位置」にあり、アーム部31に最も大きな回転モーメントが生じている。
その位置では、傾斜縁部13は、アーム部31の平面の上面31aおよび傾斜面31bの両方を覆う位置にある。このため、傾斜縁部13は、ボス32の突出部分の中でより低い位置の部分と係合することができる。
図8では、ボス32は、「第1の位置」の近傍の前後の位置にあり、アーム部31に大きな回転モーメントが生じている。
その位置では、傾斜縁部13は、アーム部31の傾斜面31bを覆う位置にある。このため、傾斜縁部13は、ボス32の突出部分の中でより低い位置の部分と係合することができる。
次に、本発明の実施の形態に係るカードコネクタ1の組み立て後に、傾斜縁部13が、ランスとして機能する点を説明する。
図2(b)に示すように、カードコネクタ1のハウジング20のカードCを挿入する方向の最も奥の部分には壁部が形成されている。図1(a)に示すようなカードコネクタ1を組み立てる際には、まず、シールドカバー10とハウジング20とを上下方向に平行に配置する。
このとき、シールドカバー10のカードCを挿入するための挿入口側の端部を、ハウジング20の壁部の近くに配置する。この位置から、シールドカバー10をハウジング20上を滑動させて、シールドカバー10をハウジング20に重ね合わせる。
組み立てが完了する直前には、傾斜縁部13は下側に向かって傾斜しているため、シールドカバー10をハウジング20上を滑動させているときに、傾斜縁部13はハウジング20の壁部の上端部に乗り上げる。
傾斜縁部13は柔軟であるため、壁部の上端部を乗り上げるときに上方に持ち上がる。その後、傾斜縁部13は、壁部の上端部を乗り越えると、弾性力により元の形状に復帰する。両者が重ね合わさると、図1(a)に示すようなカードコネクタ1の組み立てが完了する。
図1(a)に示す通り、傾斜縁部13は、シールドカバー10の平面の位置からカードコネクタ1の内部に向かって傾斜している。
このように、組み立てが完了すると、傾斜縁部13の先端部がハウジング20の最奥部の壁部の上端部よりも低い位置にある。このため、組み立てとは逆に、シールドカバー10がハウジング20上で後方に動かされても、傾斜縁部13の先端部がハウジング20の最奥部の壁部に衝突することになる。この結果、傾斜縁部13によって、シールドカバー10がハウジング20から外れることが防止される。
上記の実施の形態においては、傾斜縁部13は、カードコネクタ1の挿入口から奥側に向かって行くにしたがってカードコネクタ1の内部に向かって傾斜している。しかし、傾斜縁部13を、カードコネクタ1の挿入口から奥側に向かって行くにしたがって、開口部11に向かって傾斜するように形成してもよい。また、上記の実施の形態では、傾斜縁部13を、開口部を形成する縁部の一箇所に設けたが、縁部の数箇所に設けてもよく、また、それらの縁部を、カードコネクタ1の挿入口から奥側に向かって行くにしたがってカードコネクタ1の内部に向かって傾斜させてもよく、または、開口部11に向かって傾斜させてもよい。
以上のように、本発明に係るプッシュイン/プッシュイジェクトタイプのカードコネクタは、シールドカバーやハウジングの肉厚が小さくても、また、スライダーに回転モーメントが生じても、スライダーの動きの規制が確実に行えてカードの挿入や抜出の動作が確実になるプッシュイン/プッシュイジェクトタイプのカードコネクタを提供することができる。
1 カードコネクタ
10 シールドカバー(コネクタカバー)
11 開口部
12 切欠部
13 傾斜縁部
20 ハウジング(コネクタ本体部)
22 カード挿入確認スイッチ
23 端子
26 実装部
30 スライダー
31 アーム部
31a 上面
31b 傾斜面
32 ボス(突出部)
33 連結部
34 ヘッド部
35 突起部
40 コイルスプリング(付勢部)
41 ガイドピン
42 ピンガイド溝
50 イジェクト機構(イジェクト装置)

Claims (7)

  1. カードが挿抜自在に収容されるカードコネクタであって、
    収容された前記カードの端子と接触する接点を有するコネクタ本体部と、
    前記コネクタ本体部を覆うコネクタカバーと、
    収容された前記カードを前記カードコネクタから取り出すためのイジェクト装置であって、前記カードの挿抜方向に移動可能なスライダーと、前記スライダーを前記カードが取り出される方向に付勢する付勢部とを備えるイジェクト装置とを備え、
    前記スライダーが突出部を有し、前記コネクタカバーに前記突出部が移動可能な開口部が形成され、前記開口部を形成する長手方向の縁部が前記突出部の移動方向を前記カードの挿抜方向に規制し、前記長手方向の縁部の一部が、前記カードが挿入される方向に行くにしたがって前記コネクタ本体部に近づくように傾斜した傾斜縁部であることを特徴とするカードコネクタ。
  2. 前記開口部を形成する前記コネクタカバーの縁部の内、前記カードコネクタの前記カードの挿入方向の奥側の前記コネクタカバーの縁部が切り離されていることを特徴とする請求項1に記載のカードコネクタ。
  3. 前記スライダーが、前記カードが挿入される方向の先端の前記カードの端部を保持するアーム部を備え、前記突出部が前記アーム部上に形成されており、
    前記傾斜縁部が、前記縁部の内、前記カードが収容された時に前記突出部が配置された前記開口部内の第1の位置と、前記カードが前記カードコネクタの最も奥の部分まで挿入された時に前記突出部が配置された前記開口部内の第2の位置との間の部分によって形成されており、前記傾斜縁部が、前記第1の位置から前記第2の位置に行くにしたがって前記コネクタ本体部に近づくように傾斜していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のカードコネクタ。
  4. 前記カードコネクタ内の前記開口部内の前記第1の位置と前記第2の位置との間には、前記カードが挿入されないことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のカードコネクタ。
  5. 前記突出部が前記第1の位置から前記第2の位置まで移動するときに、前記傾斜縁部が、前記アーム部の上面に接触することを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のカードコネクタ。
  6. 前記開口部を形成する前記コネクタカバーの縁部の内、前記カードコネクタの前記カードの挿入方向の奥側の前記コネクタカバーの縁部が切り離されており、
    前記傾斜縁部が、前記コネクタカバーに、前記開口部と該開口部から所定の間隔を置いて切欠部が形成されることによって形成された細片から構成されており、
    前記細片が、前記カードが挿入される方向に行くにしたがって前記コネクタ本体部に近づくように傾斜していることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のカードコネクタ。
  7. 前記コネクタ本体部の前記カードコネクタのカードが挿入される方向の奥側に壁部が形成されており、該壁部から前記カードコネクタのカードが挿入される挿入口の方向に向かって、前記コネクタカバーを前記コネクタ本体部上を滑動させながら重ね合わせることによって前記カードコネクタが組み立てられ、
    前記コネクタカバーがコネクタ本体部に重ね合わさるときに、前記傾斜縁部が、前記コネクタ本体部の前記カードコネクタのカードが挿入される方向の奥側の壁部に乗り上がり、前記コネクタカバーがコネクタ本体部に重ね合わさったときに、前記傾斜縁部が、前記壁部を乗り越えて前記コネクタ本体部に近づくように傾斜した形状に復帰し、これにより、前記傾斜縁部が、前記コネクタカバーが前記コネクタ本体部から外れることを防止する外れ防止装置として機能することを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のカードコネクタ。
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