JP5940830B2 - 加入者パケット交換機、移動通信システム - Google Patents

加入者パケット交換機、移動通信システム Download PDF

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Description

本発明は加入者パケット交換機、移動通信システムに関し、特にSGSN(serving GPRS support node)、それを備えた移動通信システムに関する。
移動体通信に関する標準規格である3GPPのTS23.007によると、HLR(Home Location Register)またはHSS(Home Subscriber Server)において障害や動作の再開等が発生した場合、当該HLR/HSSは自装置がプロファイル情報を収容している加入者の端末が在圏している各VLR(Visitor Location Register)、SGSNまたはMME(Mobility Management Entity)に、リセットメッセージ(以下、リセットメッセージと称する)を送信する。このリセットメッセージを受信した各VLR/SGSN/MMEは、該当HLR/HSSに収容されている加入者のプロファイル情報の“Location Information Confirmed in HLR”(以降、LICHと略称する)を“Not Confirmed”に設定する。
SGSNは、LICHが“Not Confirmed”に設定された加入者の端末の発着信、位置登録(周期位置登録)を契機に、必ずHLR/HSSに対してUpdate Location(位置登録)を実施することにより、HLRの状態を最新化する。こうすることにより、SGSNに保持されている情報と、HLRに保持されている情報との整合を図ることができる。
なお、通常は、発着信や周期位置登録が行われた場合には、HLRに対して位置登録を行わないが、上記のようにLICHが“Not Confirmed”に設定された加入者の端末については、必ずHLRに対して位置登録処理を実施する。
さらに図面を参照して、以上の動作について説明する。なお、本明細書では、説明の便宜上、加入者端末(例えば、加入者端末A)と、加入者(例えば、加入者A)とを同一のものとして扱う。
図13は、3GPPの標準技術による加入者交換機の動作を説明するための図である。図13に示す移動通信システムは、HLR(1)20A、HLR(2)20B、および、HLR(3)20Cと、SGSN(1)10A、および、SGSN(2)10Bと、加入者端末1A、1Fと、を有している。
HLR(1)20Aには、加入者A、B、C、および、Dのプロファイル情報が収容されている。HLR(2)20Bには、加入者E、F、G、および、Hのプロファイル情報が収容されている。HLR(3)20Cには、加入者I、J、K、および、Lのプロファイル情報が収容されている。
各HLRについては、その記憶内容について、不揮発性記憶装置により定期的にバックアップをとることがある。例えば、HLR(1)20Aについては、磁気ディスク装置DKによって、HLR(1)20Aの記憶内容のバックアップが行われることがある。また、現用系装置と予備系装置とからなる2重化装置構成を採用し、障害発生時に現用系装置と予備系装置とを入れ替える構成を採用することもある。
SGSN(1)10A、SGSN(2)10Bには、プロファイル情報が記憶されている。このプロファイル情報は、加入者を識別する情報と、プロファイル情報が収容されているHLRを示す情報と、LICH情報とを項目として有するテーブルである。
SGSN(1)10Aに記憶されているプロファイル情報のテーブルTAには、加入者A、C、E、G、I、および、Kと、それら加入者のプロファイル情報が収容されているHLRを示す情報と、LICH情報とが項目として含まれている。
また、SGSN(2)10Bに記憶されているプロファイル情報のテーブルTBには、加入者B、D、F、H、J、および、Lと、それら加入者のプロファイル情報が収容されているHLRを示す情報と、LICH情報とが項目として含まれている。
このような構成を有する移動通信システムにおいて、HLRに障害が発生し、その動作が再開した場合を考える。例えば、HLR(1)20Aに障害が発生し、その動作が再開すると(S1)、収容されている加入者のプロファイル情報が障害を受けたと判断した場合、不揮発性バックアップ媒体である磁気ディスク装置DKからHLR(1)20Aに、加入者情報等が再ロードされる(S2)。
すると、動作が再開したHLR(1)20Aは、SGSN(1)10A、SGSN(2)10Bへ、リセットメッセージを送信する(S3)。このリセットメッセージを受信したSGSN(1)10A、SGSN(2)10Bでは、該当HLRに収容されている加入者のプロファイル情報のテーブルTA、TBのLICH情報(以下、LICH情報)を“Not Confirmed”に設定する(S4)。
SGSN(1)10A、SGSN(2)10Bは、LICH情報が“Not Confirmed”に設定されている加入者については、その加入者の発着信や周期位置登録を契機に、その加入者のプロファイル情報が収容されているHLRに対して位置登録更新処理を実施する(S5)。本例では、加入者A、C、B、Dについて発着信や周期位置登録を契機とする位置登録更新処理が行われる。
なお、SGSN(1)10A、SGSN(2)10Bは、LICH情報が“Not Confirmed”に設定されていない加入者については、その加入者の発着信や周期位置登録を契機とした位置登録更新処理は行わない(S6)。例えば、加入者Fについては、発着信や周期位置登録を契機とする位置登録更新処理は行われない。
以上のように、3GPPの標準技術によると、障害が起きたHLRにプロファイル情報が収容されている全加入者が、LICH情報を“Not Confirmed”に設定する対象となる。このため、3GPPの標準技術に従うと、HLRがプロファイル情報を収容している全ての加入者について、位置登録更新処理を行うよう促すことになる。つまり、HLRのバックアップ媒体に保存されている加入者データの状態に関わらず、収容されている全加入者が必ず位置登録更新処理を実施するため、不要かもしれない位置登録更新処理を実施している場合がありうる。例えば、HLRが持っている情報が最新である場合など、本来なら不要である場合にも必ず位置登録更新処理が行われることになる。
なお、移動通信システムにおいて、HSSが採用されている場合、上記の説明のうちHLRに関する部分については、HSSに関しても同様の説明があてはまる。
また、同様に、VLRやMMEが採用されている場合、上記の説明のうちSGSNに関する部分については、VLRやMMEに関しても同様の説明があてはまる。
ところで、HLRに関する信号数を削減する技術として、特許文献1がある。特許文献1には、HLRの故障後に着信があった場合に、HLRが移動機の在圏問い合せを旧VLRのみに送信することで、MAP_Reset信号数を削減する技術が記載されている。すなわち、特許文献1に記載の技術では、全てのVLRにMAP_Resetを送らないことにより、信号数を削減する。そのため、旧VLR(移動する前に在圏)は、新VLR(現在在圏中)を保持しておき、旧VLRにRESETが送られてきた場合は、新VLRに転送することにより、全VLRにRESETを送らないようにしている。
また、特許文献2に記載の技術によれば、HLRの故障後の再開時に、バックアップ情報を用いて位置情報を復元すると、実際の位置に応じた正しい位置情報が復元されないことに鑑み、(1)移動機からの位置登録発信を待つか、(2)位置登録エリアの変更による移動機からの位置登録信号を待つか、(3)位置登録要求用の特別なメッセージを用意して、移動機に位置登録を実施させる。そして、移動機特有の番号(移動機番号)に基づいて位置登録実施のタイミングを決定し、移動機は異なったタイミングで位置登録する。これにより、異常トラフィックの発生を防止し、システムリソースの有効利用を図る。
特開2003−111125号公報 特開平11−234729号公報
「3GPP Specification detail」、3GPP、[平成24年1月30日検索]、インターネット<URL:http://www.quintillion.co.jp/3GPP/JPR99/23007-330j.pdf>
上述したように、3GPPの標準技術によると、例えば、HLRが持っている情報が最新である場合など、本来なら不要である場合にも必ず位置登録処理を行うため、位置登録処理の信号数が増大する。
信号輻輳時に、上記の事象が発生した場合には、位置登録処理がさらに輻輳を生んでしまう。しかしながら位置登録処理は、移動体通信では必須であるため、成功するまで位置登録処理を何度でも試みようとするため、加速度的に位置登録信号が増えてしまう。それにより、コアネットワーク、特にHLR向けの信号数が増大し、またHLRの負荷増にも繋がる。
ここで、特許文献1に記載の技術では、HLRにプロファイル情報が収容されている加入者ごとにVLR〜HLR間の位置情報復旧処理を行う必要があり、信号数を削減することはできない。
また、特許文献2に記載の技術によれば、位置登録処理の時間分散を行うことができる。しかしながら、時間分散を行っても位置登録の処理数に変わりはなく、位置登録信号の数を削減することはできない。
本発明は、本当に必要な場合についてだけ位置登録処理を行い、HLRの障害時における位置登録処理数を低減することのできる加入者パケット交換機、移動通信システムを提供することを目的とする。
以上の課題を解決するため、本発明の一態様による加入者パケット交換機は、加入者端末の位置登録更新指示を、HLRへ送信する機能を備えた加入者パケット交換機であって、前記HLRは所定周期ごとに該HLRに記憶された加入者に関する情報のバックアップ媒体へのバックアップを行うバックアップ部と、自装置がリセットされると、位置登録更新が必要な加入者を識別できるかの判断を行い、位置登録更新が必要な加入者を識別できると判断した場合、自装置がリセットされたことを示すリセット通知に位置登録を行わせる加入者端末を示す位置登録更新条件を追加し、位置登録更新が必要な加入者を識別できないと判断した場合、前記リセット通知に前記位置登録更新条件を追加せずに、リセット通知を送信するリセット通知送信部と、を備え、自装置に障害が発生し動作が再開すると、収容している加入者情報のプロファイル情報が障害を受けたか否かを判断し、収容している加入者情報のプロファイル情報が障害を受けたと判断した場合、前記バックアップ媒体から前記加入者に関する情報を再ロードしており、加入者端末を識別する情報と、該加入者端末に関するプロファイル情報が収容されているHLRを示すHLR情報と、該加入者端末の最終位置登録時刻に関する情報とを項目として有するテーブルを記憶する記憶部と、互いに異なる加入者端末に関するプロファイル情報を収容する複数のHLRのうち、障害が発生した又は障害が発生した後に動作が再開された一のHLRから、該一のHLRがリセットされた旨のリセット通知を受信するリセット通知受信部と、前記リセット通知受信部が前記リセット通知を受信した場合、前記一のHLRにおける記憶内容のバックアップ後に位置登録情報に変更がある加入者端末の位置登録更新指示を、前記一のHLRへ送信する位置登録更新指示送信部と、を含み、前記位置登録更新指示送信部は、前記リセット通知に前記位置登録更新条件が追加されている場合、該位置登録更新条件に合致する加入者端末の位置登録更新指示を、前記一のHLRへ送信し、前記リセット通知に前記位置登録更新条件が追加されていない場合、障害が発生したHLRにプロファイル情報が収容されている加入者について、一律に位置登録更新処理を行わせる位置登録更新指示を、前記一のHLRへ送信することを特徴とする。保持している位置登録情報が最新である場合など、本来なら不要である場合には位置登録更新処理を行わず、本当に必要な場合についてだけ位置登録更新処理を行うことにより、HLRが障害時などにおける位置登録処理数を低減できる。これにより、信号輻輳時に、位置登録更新処理がさらに輻輳を生んでしまうということを防止できる。移動通信システムにおいて、HSSが採用されている場合、本発明の一態様は上記のHLRに代えてHSSを適用した加入者パケット交換機となる。以下、同様である。
前記記憶部に記憶されているテーブルは、さらに、位置登録を行う必要がある加入者端末を示すLocation Information Confirmed in HLR(以下、LICHと略す)情報を項目として含み、前記位置登録更新指示送信部は、前記LICH情報の内容に従って、加入者端末の位置登録更新指示を、前記一のHLRへ送信することが望ましい。LICH情報を利用し、本当に必要な場合についてだけ位置登録更新処理を行うことにより、HLRが障害時などにおける位置登録処理数を低減できる。
前記位置登録更新指示送信部は、前記記憶部に記憶されているテーブルが示す加入者端末の最終位置登録時刻から前記一のHLRがリセットされた時刻までの経過時間が、該HLRのバックアップ周期よりも短い場合に、該加入者端末の位置登録更新指示を、前記一のHLRへ送信することが望ましい。保持している位置登録情報が最新である場合など、本来なら不要である場合には位置登録更新処理を行わず、本当に必要な場合についてだけ位置登録更新処理を行うことにより、HLRが障害時などにおける位置登録処理数を低減できる。
なお、前記記憶部に記憶されているテーブルは、さらに、位置登録更新の要否を示す更新要否情報を項目として含み、前記位置登録更新指示送信部は、前記更新要否情報が更新必要であることを示している加入者端末の位置登録更新指示を、前記一のHLRへ送信するようにしてもよい。更新要否情報を利用することにより、本来なら不要である場合には位置登録更新処理を行わず、本当に必要な場合についてだけ位置登録更新処理を行うことにより、HLRが障害時などにおける位置登録処理数を低減できる。
また、前記HLRは、該HLRに記憶された加入者に関する情報のバックアップ媒体へのバックアップを行うバックアップ部を備え、自装置に障害が発生し動作が再開すると前記バックアップ媒体から前記加入者に関する情報を再ロードするようにしてもよい。
本発明の一態様による移動通信システムは、互いに異なる加入者端末に関するプロファイル情報を収容する複数のHLRと、加入者端末の位置登録更新指示を、複数の前記HLRのうちの1つへ送信する機能を備えた加入者パケット交換機と、を含み、前記HLRは、加入者に関する情報を記憶する記憶部と、所定周期ごとに前記記憶部に記憶された加入者に関する情報のバックアップ媒体へのバックアップを行うバックアップ部と、自装置がリセットされたことを示すリセット通知を送信するリセット通知送信部と、を備え、自装置に障害が発生し動作が再開すると、収容している加入者情報のプロファイル情報が障害を受けたか否かを判断し、収容している加入者情報のプロファイル情報が障害を受けたと判断した場合、前記バックアップ媒体から前記加入者に関する情報を再ロードし、前記リセット通知送信部は、位置登録更新が必要な加入者を識別できるかの判断を行い、位置登録更新が必要な加入者を識別できると判断した場合、前記リセット通知に位置登録を行わせる加入者端末を示す位置登録更新条件を追加し、位置登録更新が必要な加入者を識別できないと判断した場合、前記リセット通知に前記位置登録更新条件を追加せず、前記加入者パケット交換機は、加入者端末を識別する情報と、該加入者端末のプロファイル情報が収容されているHLRを示すHLR情報と、該加入者端末の最終位置登録時刻に関する情報とを項目として有するテーブルを記憶する記憶部と、互いに異なる加入者端末に関するプロファイル情報を収容する複数のHLRのうち、障害が発生した又は障害が発生した後に動作が再開された一のHLRから前記リセット通知を受信するリセット通知受信部と、前記リセット通知受信部が前記リセット通知を受信した場合、前記一のHLRにおける記憶内容のバックアップ後に位置登録情報に変更がある加入者端末の位置登録更新指示を、前記一のHLRへ送信する位置登録更新指示送信部と、を備え、前記位置登録更新指示送信部は、前記リセット通知に前記位置登録更新条件が追加されている場合、該位置登録更新条件に合致する加入者端末の位置登録更新指示を、前記一のHLRへ送信し、前記リセット通知に前記位置登録更新条件が追加されていない場合、障害が発生したHLRにプロファイル情報が収容されている加入者について、一律に位置登録更新処理を行わせる位置登録更新指示を、前記一のHLRへ送信することを特徴とする。保持している位置登録情報が最新である場合など、本来なら不要である場合には位置登録更新処理を行わず、本当に必要な場合についてだけ位置登録更新処理を行うことにより、HLRが障害時などにおける位置登録処理数を低減できる。これにより、信号輻輳時に、位置登録更新処理がさらに輻輳を生んでしまうということを防止できる。
前記加入者パケット交換機が備えている前記記憶部に記憶されているテーブルは、さらに、位置登録を行う必要がある加入者端末を示すLocation Information Confirmed in HLR(以下、LICHと略す)情報を項目として含み、前記加入者パケット交換機が備えている前記位置登録更新指示送信部は、前記LICH情報の内容に従って、加入者端末の位置登録更新指示を、前記一のHLRへ送信することが望ましい。LICH情報を利用し、本当に必要な場合についてだけ位置登録更新処理を行うことにより、HLRが障害時などにおける位置登録処理数を低減できる。
本発明によれば、HLR障害時の位置登録更新の処理数を低減することができる。
本発明の第1の実施形態による加入者パケット交換機の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態による移動通信システムに用いられるHLRの構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態による加入者パケット交換機の動作を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態による加入者パケット交換機を含む移動通信システムの動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態による加入者パケット交換機を含む移動通信システムにおける信号授受を示すシーケンス図である。 本発明の第2の実施形態による加入者パケット交換機の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態による移動通信システムに用いられるHLRの構成例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態による加入者パケット交換機の動作を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態による加入者パケット交換機を含む移動通信システムの動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態による加入者パケット交換機を含む移動通信システムにおける信号授受を示すシーケンス図である。 プロファイル情報のテーブルの変形例を示す図である。 バックアップ媒体からHLRへの再ロードが完了した時刻を考慮した応答条件を採用した場合の動作を説明するための図である。 3GPPの標準技術による加入者交換機の動作を説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。なお、以下の説明において参照する各図では、他の図と同等部分は同一符号によって示されている。
なお、移動通信システムにおいて、HSSが採用されている場合、以下の説明のうちHLRに関する部分については、HSSに関しても同様の説明があてはまる。
また、同様に、VLRやMMEが採用されている場合、以下の説明のうちSGSNに関する部分については、VLRやMMEに関しても同様の説明があてはまる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について説明する。
(加入者パケット交換機の構成)
図1は、本発明の第1の実施形態による加入者パケット交換機の構成を示すブロック図である。図1において、加入者パケット交換機は、各種の情報を記憶する記憶部101と、リセット通知受信部102と、位置登録更新指示送信部103と、これら各部を制御する制御部100と、を備えている。
記憶部101には、テーブルTが記憶されている。このテーブルTは、後述する加入者のプロファイル情報のテーブルである。
リセット通知受信部102は、HLRの障害時や動作再開時に、HLRから送信されるリセット通知を受信する。
位置登録更新指示送信部103は、加入者端末の位置登録更新指示を、HLRへ送信する。ここでは、位置登録が本当に必要なもののみについて位置登録更新指示を送信する。例えば、HLRにおける記憶内容のバックアップ後に位置登録情報に変更があった加入者端末の位置登録更新指示を、HLRへ送信する。
なお、上記の各部は、図示せぬCPUがプログラムを実行することなどによって実現される機能である。
(HLRの構成)
図2は、本実施形態による加入者パケット交換機とともに移動通信システムを構成するHLRの構成例を示すブロック図である。図2において、本例のHLRは、加入者に関する情報を記憶する記憶部201と、所定周期ごとに記憶部201の記憶内容のバックアップを行うバックアップ部202と、自装置の障害の検出等を行う障害処理部203と、自装置の障害が発生した場合等に自装置がリセットされたことを示すリセット通知を送信するリセット通知送信部204と、これら各部を制御する制御部200と、を備えている。
記憶部201は、加入者端末の在圏情報などを記憶するデータベースとしての機能を有している。
バックアップ部202は、記憶部201の記憶内容について、不揮発性バックアップ媒体へのバックアップを行う機能を有している。
障害処理部203は、自装置の障害を検出し、動作の再開処理を行う機能を有している。
リセット通知送信部204は、SGSNへ送信するリセットメッセージに、位置登録更新条件を示す情報を含めて送信する機能を有している。
なお、上記の各部は、図示せぬCPUがプログラムを実行することなどによって実現される機能である。
(移動通信システムの構成)
図3は、本実施形態による加入者パケット交換機の動作を説明するための図である。図3に示す移動通信システムは、HLR(1)20A、HLR(2)20B、および、HLR(3)20Cと、SGSN(1)10A、および、SGSN(2)10Bと、加入者端末1A、1Bと、を有している。
HLR(1)20Aには、加入者A、B、C、および、Dのプロファイル情報が収容されている。HLR(2)20Bには、加入者E、F、G、および、Hのプロファイル情報が収容されている。HLR(3)20Cには、加入者I、J、K、および、Lのプロファイル情報が収容されている。
各HLRについては、その記憶内容について、不揮発性記憶装置により定期的にバックアップをとっている。例えば、HLR(1)20Aについては、磁気ディスク装置DKによって、HLR(1)20Aの記憶内容のバックアップが行われている。また、現用系装置と予備系装置とからなる2重化装置構成を採用し、障害発生時に現用系装置と予備系装置とを入れ替えるようにしてもよい。
SGSN(1)10A、SGSN(2)10Bには、プロファイル情報が記憶されている。このプロファイル情報は、加入者を識別する情報と、プロファイル情報が収容されているHLRを示す情報と、LICH情報とを項目として有するテーブルである。
SGSN(1)10Aに記憶されているプロファイル情報のテーブルTAには、加入者A、C、E、G、I、および、Kを識別する情報と、それら加入者のプロファイル情報が収容されているHLRを示す情報と、最終位置登録日時を示す情報と、LICH情報とが項目として含まれている。
また、SGSN(2)10Bに記憶されているプロファイル情報のテーブルTBには、加入者B、D、F、H、J、および、Lを識別する情報と、それら加入者のプロファイル情報が収容されているHLRを示す情報と、最終位置登録日時を示す情報と、LICH情報とが項目として含まれている。
(移動通信システムの動作)
上記のような構成を有する移動通信システムにおいて、HLRに障害が発生し、その動作が再開した場合、以下の動作となる。例えば、HLR(1)20Aに障害が発生し、その動作が再開すると(S1)、収容している加入者情報のプロファイル情報が障害を受けたと判断した場合、不揮発性バックアップ媒体である磁気ディスク装置DKからHLR(1)20Aに、加入者情報等が再ロードされる(S2)。
本例では、現在の時刻が2012年3月4日15:00であり、磁気ディスク装置DKへの最終バックアップ時刻が2012年3月4日14:30とする。また、磁気ディスク装置DKへのバックアップは、本例では、30分ごとに行われているものとする。したがって、本例では、現在時刻から過去30分以内に位置登録処理を行った加入者については、HLRの保持情報とSGSNの保持情報とが整合していない可能性がある。
そこで、本例では、現在時刻から過去30分以内に位置登録処理を行った加入者のみを、位置登録更新処理の対象とする。このため、動作が再開したHLR(1)20Aは、SGSN(1)10A、SGSN(2)10Bへ送信するリセットメッセージに、位置登録更新条件を示す情報を含め、そのメッセージを送信する(S3)。本例では、「現在時刻から過去30分以内に位置登録処理を行ったこと」を、位置登録更新条件を示す情報として含めたメッセージを送信する。
SGSN(1)10A、SGSN(2)10Bの加入者のプロファイル情報のテーブルTA、TBには、上述したように、最終位置登録日時を示す情報が含まれている。このため、上記のリセットメッセージを受信したSGSN(1)10A、SGSN(2)10Bでは、加入者のプロファイル情報のテーブルTA、TBにおいて、該当HLRにプロファイル情報が収容されており、かつ、過去30分以内に位置登録処理を行った加入者についてのみ、そのLICH情報を“Not Confirmed”に設定する(S4a)。本例では、加入者Aは、プロファイル情報の収容HLRが「HLR(1)」であり、かつ、「最終位置登録日時」が3月4日14:50であるため、加入者AのLICH情報を“Not Confirmed”に設定する。
一方、該当HLRにプロファイル情報が収容されていても、過去30分以内に位置登録処理を行っていない加入者については、そのLICH情報を“Not Confirmed”に設定しない(S4b)。本例では、加入者B、C、および、Dは、プロファイル情報が収容されているHLRが「HLR(1)」であるが、「最終位置登録日時」が3月4日14:30以前の日時であるため、加入者B、C、および、DのLICH情報を“Not Confirmed”に設定しない。
つまり、加入者端末からの発着信や周期位置登録を契機とする位置登録更新処理を行う条件すなわちHLRへの応答条件は、該当HLRにプロファイル情報が収容されており、かつ、過去30分以内に位置登録処理を行ったこと、である。この応答条件を満たす加入者についてのみ、そのLICH情報を“Not Confirmed”に設定する点が、本実施形態の特徴点である。
このLICH情報の設定後は、既存技術と同様の動作となる。すなわち、SGSN(1)10A、SGSN(2)10Bは、LICH情報が“Not Confirmed”に設定されている加入者については、その加入者の発着信や周期位置登録を契機に、その加入者のプロファイル情報が収容されているHLRに対して位置登録更新処理を実施する(S5)。本例では、加入者Aについて発着信や周期位置登録を契機とする位置登録更新処理が行われる。
なお、SGSN(1)10A、SGSN(2)10Bは、LICH情報が“Not Confirmed”に設定されていない加入者については、その加入者の発着信や周期位置登録を契機とした位置登録更新処理は行わない(S6)。このため、加入者B、C、および、Dについては、発着信や周期位置登録を契機とする位置登録更新処理は行われない。
(動作フロー)
次に、以上の動作について、さらにフローチャートを参照して説明する。
図4は、本実施形態による加入者パケット交換機を含む移動通信システムの動作を示すフローチャートである。
HLRで障害が発生し、その動作が再開する(ステップS101)。すると、HLRでは、位置登録更新が必要な加入者を識別できるか判断する(ステップS102)。本例では、上述したように、HLRにプロファイル情報が収容されており、かつ、過去30分以内に位置登録処理を行った加入者について、位置登録更新が必要であると識別できる。
位置登録更新が必要な加入者を識別できないと判断した場合、既存処理に移行する(ステップS102→S103)。既存処理では、HLRは、SGSN(1)10Aへ送信するリセットメッセージに「位置登録更新条件」を追加することはない。また、このリセットメッセージを受信したSGSN(1)10Aは、障害が発生したHLRにプロファイル情報が収容されている加入者については、一律、プロファイル情報のLICH情報を“Not Confirmed”に設定する。
ステップS102において、位置登録更新が必要な加入者を識別できると判断した場合、HLRは、SGSN(1)10Aへ送信するリセットメッセージに「位置登録更新条件」を追加する(ステップS104)。
この「位置登録更新条件」が追加されたリセットメッセージを受信したSGSN(1)10Aは、「位置登録更新条件」に基づき、位置登録更新が必要であるかを加入者毎に判断する(ステップS105)。この判断の結果、SGSNは、位置登録更新が必要である加入者については、プロファイル情報のLICH情報を“Not Confirmed”に設定する(ステップS105→S106)。一方、ステップS105の判断の結果、SGSN(1)10Aは、位置登録更新が必要でない加入者については、プロファイル情報のLICH情報を“Confirmed”に設定する(ステップS105→S107)。
以上で、本実施形態の主要部分に対応する動作は終了であり、以降はプロファイル情報のLICH情報の内容により、既存処理が行われる(ステップS108)。
(動作シーケンス)
さらに、以上の動作について、各装置間の信号授受を示すシーケンス図を参照して説明する。図5は、HLR、SGSN、加入者端末の間における信号授受を示すシーケンス図である。
HLRで障害が発生し、その動作が再開する(ステップS201)。すると、HLRでは、位置登録更新が必要な加入者を識別する情報を判断する(ステップS202)。そして、HLRは、SGSNへ送信するリセットメッセージに「位置登録更新条件」を追加する(ステップS203)。
この「位置登録更新条件」が追加されたリセットメッセージを受信したSGSNは、「位置登録更新条件」に基づき、位置登録更新が必要であるかを加入者毎に判断する(ステップS204)。例えば、加入者端末Bについてはプロファイル情報のLICH情報を“Confirmed”に設定し、加入者端末Aについてはプロファイル情報のLICH情報を“Not Confirmed”に設定する。
その後、加入者端末Bから発信または周期位置登録のための信号が送信されると(ステップS205)、この信号を受信したSGSNでは加入者端末Bのプロファイル情報を確認する。加入者端末Bのプロファイル情報のLICH情報は“Confirmed”に設定されているため、SGSNは位置登録更新を行わない(ステップS206)。
また、加入者端末Aから発信または周期位置登録のための信号が送信されると(ステップS207)、この信号を受信したSGSNでは加入者端末Aのプロファイル情報を確認する。加入者端末Aのプロファイル情報のLICH情報は“Not Confirmed”に設定されているため、SGSNは位置登録更新を行う(ステップS208)。SGSNは、加入者端末Aに関する位置登録更新信号をHLRへ送信する(ステップS209)。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態について説明する。上述した第1の実施形態では、HLRから送信されるリセット通知に、位置登録を行わせる加入者端末を示す位置登録更新条件が含まれている場合について説明した。これに対し、第2の実施形態では、リセット通知には位置登録更新条件が含まれておらず、加入者パケット交換機からHLRへ、位置登録更新条件の問い合せを行い、それに対するHLRからの応答として位置登録更新条件を取得する。
(加入者パケット交換機の構成)
図6は、本発明の第2の実施形態による加入者パケット交換機の構成を示すブロック図である。図6において、加入者パケット交換機は、各種の情報を記憶する記憶部101と、リセット通知受信部102と、位置登録更新指示送信部103と、位置登録更新条件問い合せ部104と、HLR応答受信部105と、これら各部を制御する制御部100と、を備えている。
位置登録更新条件問い合せ部104は、リセット通知受信部102がリセット通知を受信した場合、位置登録更新条件をHLRへ問い合せる。
HLR応答受信部105は、位置登録更新条件問い合せ部104による問い合せに対するHLRからの応答である位置登録更新条件を受信する。
図6中のその他の各部は、上述した第1の実施形態における各部と同様の機能を有している。つまり、本実施形態による加入者パケット交換機は、上述した第1の実施形態における加入者パケット交換機の構成に、さらに、位置登録更新条件問い合せ部104と、HLR応答受信部105と、を備えた構成である。
第1の実施形態では位置登録更新条件を示す情報をリセットメッセージに含めて送信する構成であるのに対し、本実施形態ではリセットメッセージを受信したSGSNがHLRへ位置登録更新条件を問い合わせ、HLRからの応答によってSGSNが位置登録更新条件を取得する構成を採用している。
なお、上記の各部は、図示せぬCPUがプログラムを実行することなどによって実現される機能である。
(HLRの構成)
図7は、本実施形態による加入者パケット交換機とともに移動通信システムを構成するHLRの構成例を示すブロック図である。図7において、本例のHLRは、加入者に関する情報を記憶する記憶部201と、所定周期ごとに記憶部201の記憶内容のバックアップを行うバックアップ部202と、自装置の障害の検出等を行う障害処理部203と、自装置の障害が発生した場合等に自装置がリセットされたことを示すリセット通知を送信するリセット通知送信部204と、SGSNの位置登録更新条件問い合せ部104からの問い合せを受信する問い合せ受信部205と、位置登録更新条件をSGSNへ送信する位置登録更新条件送信部206と、これら各部を制御する制御部200と、を備えている。
記憶部201は、加入者端末の在圏情報などを記憶するデータベースとしての機能を有している。
バックアップ部202は、記憶部201の記憶内容について、不揮発性バックアップ媒体へのバックアップを行う機能を有している。
障害処理部203は、自装置の障害を検出し、動作の再開処理を行う機能を有している。
リセット通知送信部204は、SGSNへ送信するリセットメッセージに、位置登録更新条件を示す情報を含めて送信する機能を有している。
問い合せ受信部205は、SGSNの位置登録更新条件問い合せ部104が送信する問い合せを受信する。
位置登録更新条件送信部206は、位置登録更新処理を行うための条件である位置登録更新条件を送信する。
なお、上記の各部は、図示せぬCPUがプログラムを実行することなどによって実現される機能である。
(移動通信システムの構成)
図8は、本実施形態による加入者パケット交換機の動作を説明するための図である。図8に示す移動通信システムは、図3の場合と同様に、HLR(1)20A、HLR(2)20B、および、HLR(3)20Cと、SGSN(1)10A、および、SGSN(2)10Bと、加入者端末1A、1Bと、を有している。
また、図3の場合と同様に、HLR(1)20Aには、加入者A、B、C、および、Dのプロファイル情報が、HLR(2)20Bには、加入者E、F、G、および、Hのプロファイル情報が、HLR(3)20Cには、加入者I、J、K、および、Lのプロファイル情報が、それぞれ収容されている。
図3の場合と同様に、各HLRについては、その記憶内容について、不揮発性記憶装置により定期的にバックアップをとっている。例えば、HLR(1)20Aについては、磁気ディスク装置DKによって、HLR(1)20Aの記憶内容のバックアップが行われている。また、現用系装置と予備系装置とからなる2重化装置構成を採用し、障害発生時に現用系装置と予備系装置とを入れ替えるようにしてもよい。
SGSN(1)10A、SGSN(2)10Bには、プロファイル情報が記憶されている。このプロファイル情報は、加入者を識別する情報と、プロファイル情報が収容されているHLRを示す情報と、LICH情報とを項目として有するテーブルである。
SGSN(1)10Aに記憶されているプロファイル情報のテーブルTAには、加入者A、C、E、G、I、および、Kを識別する情報と、それら加入者のプロファイル情報が収容されているHLRを示す情報と、最終位置登録日時を示す情報と、LICH情報とが項目として含まれている。
また、SGSN(2)10Bに記憶されているプロファイル情報のテーブルTBには、加入者B、D、F、H、J、および、Lを識別する情報と、それら加入者のプロファイル情報が収容されているHLRを示す情報と、最終位置登録日時を示す情報と、LICH情報とが項目として含まれている。
第1の実施形態では位置登録更新条件を示す情報をリセットメッセージに含めて送信する構成であるのに対し、本実施形態ではリセットメッセージを受信したSGSNがHLRへ位置登録更新条件を問い合わせ、HLRからの応答によってSGSNが位置登録更新条件を取得する構成である。
(移動通信システムの動作)
上記のような構成を有する移動通信システムにおいて、HLRに障害が発生し、その動作が再開した場合、以下の動作となる。例えば、HLR(1)20Aに障害が発生し、その動作が再開すると(S1)、収容している加入者のプロファイル情報が障害を受けたと判断した場合、不揮発性バックアップ媒体である磁気ディスク装置DKからHLR(1)20Aに、加入者情報等が再ロードされる(S2)。
本例では、現在の時刻が2012年3月4日15:00であり、磁気ディスク装置DKへの最終バックアップ時刻が2012年3月4日14:30とする。また、磁気ディスク装置DKへのバックアップは、本例では、30分ごとに行われているものとする。したがって、本例では、現在時刻から過去30分以内に位置登録処理を行った加入者については、HLRの保持情報とSGSNの保持情報とが整合していない可能性がある。
そこで、本例では、現在時刻から過去30分以内に位置登録処理を行った加入者のみを、位置登録更新処理の対象とする。このため、動作が再開したHLR(1)20Aは、SGSN(1)10A、SGSN(2)10Bへリセットメッセージを送信する(S3a)。このリセットメッセージを受信したSGSN(1)10Aは、HLRへ位置登録更新条件を問い合わせ、それに対する応答により、SGSN(1)10Aは位置登録更新条件を取得する(S3b)。取得された位置登録更新条件は、本例においても、「現在時刻から過去30分以内に位置登録処理を行ったこと」とする。
以後の動作は、図3を参照して説明した第1の実施形態の場合と同様である。SGSN(1)10A、SGSN(2)10Bの加入者のプロファイル情報のテーブルTA、TBには、上述したように、最終位置登録日時を示す情報が含まれている。このため、上記のリセットメッセージを受信したSGSN(1)10A、SGSN(2)10Bでは、加入者のプロファイル情報のテーブルTA、TBにおいて、該当HLRにプロファイル情報が収容されており、かつ、過去30分以内に位置登録処理を行った加入者についてのみ、そのLICH情報を“Not Confirmed”に設定する(S4a)。本例では、加入者Aは、プロファイル情報が収容されているHLRが「HLR(1)」であり、かつ、「最終位置登録日時」が3月4日14:50であるため、加入者AのLICH情報を“Not Confirmed”に設定する。
一方、該当HLRにプロファイル情報が収容されていても、過去30分以内に位置登録処理を行っていない加入者については、そのLICH情報を“Not Confirmed”に設定しない(S4b)。本例では、加入者B、C、および、Dは、プロファイル情報が収容されているHLRが「HLR(1)」であるが、「最終位置登録日時」が3月4日14:30以前の日時であるため、加入者B、C、および、DのLICH情報を“Not Confirmed”に設定しない。
つまり、加入者端末からの発着信や周期位置登録を契機とする位置登録更新処理を行う条件すなわちHLRへの応答条件は、該当HLRにプロファイル情報が収容されており、かつ、過去30分以内に位置登録処理を行ったこと、である。この応答条件を満たす加入者についてのみ、そのLICH情報を“Not Confirmed”に設定する。
このLICH情報の設定後は、既存技術と同様の動作となる。すなわち、SGSN(1)10A、SGSN(2)10Bは、LICH情報が“Not Confirmed”に設定されている加入者については、その加入者の発着信や周期位置登録を契機に、その加入者のプロファイル情報が収容されているHLRに対して位置登録更新処理を実施する(S5)。本例では、加入者Aについて発着信や周期位置登録を契機とする位置登録更新処理が行われる。
なお、SGSN(1)10A、SGSN(2)10Bは、LICH情報が“Not Confirmed”に設定されていない加入者については、その加入者の発着信や周期位置登録を契機とした位置登録更新処理は行わない(S6)。このため、加入者B、C、および、Dについては、発着信や周期位置登録を契機とする位置登録更新処理は行われない。
(動作フロー)
次に、以上の動作について、さらにフローチャートを参照して説明する。
図9は、本実施形態による加入者パケット交換機を含む移動通信システムの動作を示すフローチャートである。
HLRで障害が発生し、その動作が再開する(ステップS301)。すると、HLRは、SGSNへリセットメッセージを送信する(ステップS302)。
リセットメッセージを受信したSGSNが本実施形態による方式に対応する機能を有していない場合、既存処理に移行する(ステップS303→S304)。既存処理では、SGSNは、障害が発生したHLRにプロファイル情報が収容されている加入者については、一律、プロファイル情報のLICH情報を“Not Confirmed”に設定する。
ステップS303において、リセットメッセージを受信したSGSNが本実施形態による方式に対応する機能を有している場合、SGSN(1)10Aは、HLRへ位置登録更新条件を問い合わせる(ステップS303→S305)。この問い合わせを受信したHLRは、それに対する応答として位置登録更新条件を送信する(ステップS306)。これにより、SGSN(1)10Aは位置登録更新条件を取得する。取得された位置登録更新条件は、本例においても、「現在時刻から過去30分以内に位置登録処理を行ったこと」とする。
位置登録更新条件を取得したSGSN(1)10Aは、「位置登録更新条件」に基づき、位置登録更新が必要であるか(LICH設定の有無)を加入者毎に判断する(ステップS307)。この判断の結果、SGSN(1)10Aは、位置登録更新が必要である加入者については、プロファイル情報のLICH情報を“Not Confirmed”に設定する(ステップS307→S308)。一方、ステップS307の判断の結果、SGSN(1)10Aは、位置登録更新が必要でない加入者については、プロファイル情報のLICH情報を“Confirmed”に設定する(ステップS307→S309)。
以上で、本実施形態の主要部分に対応する動作は終了であり、以降はプロファイル情報のLICH情報の内容により、既存処理が行われる(ステップS310)。
(動作シーケンス)
さらに、以上の動作について、各装置間の信号授受を示すシーケンス図を参照して説明する。図10は、HLR、SGSN、加入者端末の間における信号授受を示すシーケンス図である。
HLRで障害が発生し、その動作が再開する(ステップS401)。すると、HLRは、SGSNへリセットメッセージを送信する(ステップS402)。リセットメッセージを受信したSGSN(1)10Aは、HLRへ位置登録更新条件を問い合わせる(ステップS403)。この問い合わせを受信したHLRは、位置登録更新が必要な加入者を識別する情報を判断する(ステップS404)。そして、HLRは、問い合わせに対する応答として位置登録更新条件を送信する(ステップS405)。これにより、SGSN(1)10Aは位置登録更新条件を取得する。取得された位置登録更新条件は、本例においても、「現在時刻から過去30分以内に位置登録処理を行ったこと」とする。
SGSN(1)10Aは、プロファイル情報の「加入者識別情報」に基づき、位置登録更新が必要であるか(LICH設定の有無)を加入者毎に判断する(ステップS406)。例えば、加入者端末Bについてはプロファイル情報のLICH情報を“Confirmed”に設定し、加入者端末Aについてはプロファイル情報のLICH情報を“Not Confirmed”に設定する。
その後、加入者端末Bから発信または周期位置登録のための信号が送信されると(ステップS407)、この信号を受信したSGSNでは加入者端末Bのプロファイル情報を確認する。加入者端末Bのプロファイル情報のLICH情報は“Confirmed”に設定されているため、SGSNは位置登録更新を行わない(ステップS408)。
また、加入者端末Aから発信または周期位置登録のための信号が送信されると(ステップS409)、この信号を受信したSGSNでは加入者端末Aのプロファイル情報を確認する。加入者端末Aのプロファイル情報のLICH情報は“Not Confirmed”に設定されているため、SGSNは位置登録更新を行う(ステップS410)。SGSNは、加入者端末Aに関する位置登録更新信号をHLRへ送信する(ステップS411)。
(変形例)
(1)上述した第1および第2の実施形態において、SGSN(1)10A、SGSN(2)10Bに記憶されているプロファイル情報のテーブルには、加入者を識別する情報と、それら加入者のプロファイル情報が収容されているHLRを示す情報と、最終位置登録日時を示す情報と、LICH情報とが項目として含まれている。これらの項目のうち、位置登録更新処理が本当に必要な加入者についてのみ、プロファイル情報のLICH情報を“Not Confirmed”に設定している。そして、LICH情報が“Not Confirmed”に設定されている加入者端末について位置登録更新を行う。
これらの実施形態に用いられるプロファイル情報のテーブルは、その構成を変更してもよい。例えば、位置登録更新の要否を示す更新要否情報を項目として追加してもよい。その場合、障害が発生したHLRにプロファイル情報が収容されている加入者については、一律、プロファイル情報のLICH情報を“Not Confirmed”に設定しておき、このLICH情報が“Not Confirmed”に設定されており、かつ、更新要否情報が“要”に設定されている場合すなわち更新要否情報が更新必要であることを示している加入者端末について、位置登録更新処理を行うようにしてもよい。
その場合、プロファイル情報のテーブルは、図11のようになる。図11を参照すると、プロファイル情報のテーブルTA’は、加入者を識別する情報と、それら加入者のプロファイル情報が収容されているHLRを示す情報と、最終位置登録日時を示す情報と、LICH情報と、位置登録更新の要否を示す更新要否情報と、を項目としている。
SGSN(1)10Aの位置登録更新指示送信部は、LICH情報が“Not Confirmed”に設定されており、かつ、更新要否情報が“要”に設定されている加入者端末について、位置登録更新指示をHLRへ送信する。つまり、更新要否情報は、LICH情報の有効性を示す情報として用いられる。
(2)また、上述した第1および第2の実施形態において、磁気ディスク装置DKへのバックアップの周期が30分である場合について説明したが、このバックアップの周期は、30分に限定されず、適宜変更してもよい。
(3)不揮発性バックアップ媒体からHLRへ加入者情報等が再ロードされ、読込完了した時刻を考慮した応答条件を採用してもよい。
その場合の動作について、図12を参照して説明する。例えば、HLR(1)20Aに障害が発生し、その動作が再開した場合を考える。HLR(1)20Aについての再開処理は、2012年3月4日14:50に開始し、14:55に完了したとする(S1’)。つまり、不揮発性バックアップ媒体である磁気ディスク装置DKからHLR(1)20Aに、加入者情報等が再ロードされ、読込完了した時刻が2012年3月4日14:55である。磁気ディスク装置DKへの最終バックアップ時刻は2012年3月4日14:30とする(S2’)。
このため、本例では、2012年3月4日14:30から14:55までの間に位置登録を行ったこと、が応答条件であり、その応答条件を満たす加入者を、位置登録更新処理の対象とする。動作が再開したHLR(1)20Aは、SGSN(1)10A、SGSN(2)10Bへ送信するリセットメッセージに、位置登録更新条件を示す情報を含め、そのメッセージを送信する(S3’)。なお、14:30から14:55までの時間帯よりも前の時間帯については、不揮発性バックアップ媒体である磁気ディスク装置DKから再ロードされているので正しい内容が登録された状態である。また、14:55以降については、最新の位置登録処理によって正しい内容が登録される。
リセットメッセージによって、位置登録更新条件を示す情報を受信したSGSN(1)10A、SGSN(2)10Bでは、加入者のプロファイル情報のテーブルTA、TBにおいて、該当HLRにプロファイル情報が収容されており、かつ、14:30から14:55までの時間帯に位置登録処理を行った加入者についてのみ、そのLICH情報を“Not Confirmed”に設定する(S4a)。
本例では、加入者Aは、プロファイル情報の収容HLRが「HLR(1)」であり、かつ、「最終位置登録日時」が3月4日14:50であり、14:30から14:55までの時間帯に該当するため、加入者AのLICH情報を“Not Confirmed”に設定する。一方、加入者Cについては、「最終位置登録日時」が3月4日14:57であり、14:30から14:55までの時間帯に該当せず、最新の位置登録処理によって正しい内容が登録されているので、そのLICH情報を“Not Confirmed”に設定しない。
また、該当HLRにプロファイル情報が収容されていても、「最終位置登録日時」が14:30から14:55までの時間帯に該当しない加入者については、そのLICH情報を“Not Confirmed”に設定しない(S4b)。
このLICH情報の設定後は、既存技術と同様の動作となる。すなわち、SGSN(1)10A、SGSN(2)10Bは、LICH情報が“Not Confirmed”に設定されている加入者については、その加入者の発着信や周期位置登録を契機に、その加入者のプロファイル情報が収容されているHLRに対して位置登録更新処理を実施する(S5)。本例では、加入者Aについて発着信や周期位置登録を契機とする位置登録更新処理が行われる。
なお、SGSN(1)10A、SGSN(2)10Bは、LICH情報が“Not Confirmed”に設定されていない加入者については、その加入者の発着信や周期位置登録を契機とした位置登録更新処理は行わない(S6)。このため、加入者B、C、および、Dについては、発着信や周期位置登録を契機とする位置登録更新処理は行われない。
以上のように、HLRにおける記憶内容のバックアップ後に位置登録情報に変更があり、かつ、位置登録情報が最新でない場合に、その加入者端末の位置登録更新指示をHLRへ送信することにより、本当に必要な場合についてだけ位置登録処理を行うことができる。
(まとめ)
上述した加入者パケット交換機を用いることにより、HLRがリセットされた旨のリセット通知を受信した場合、HLRにおける記憶内容のバックアップ後に、位置登録情報に変更があり、かつ、位置登録情報が最新でない場合に、加入者端末の位置登録更新指示を、HLRへ送信することにより、本来なら不要である場合には位置登録処理を行わず、本当に必要な場合についてだけ位置登録処理を行うことができ、HLR/HSSが障害時などにおける位置登録処理数を低減できる。これにより、信号輻輳時に、位置登録処理がさらに輻輳を生んでしまうということを防止できる。
なお、本発明の範囲は、図示され記載された例示的な実施形態に限定されるものではなく、本発明が目的とするものと均等な効果をもたらすすべての実施形態をも含む。さらに、本発明の範囲は、請求項により画される発明の特徴の組み合わせに限定されるものではなく、すべての開示されたそれぞれの特徴のうち特定の特徴のあらゆる所望する組み合わせによって画されうる。
本発明は、加入者パケット交換機を含む移動通信システムに利用できる。
1A、1B、1F 加入者端末
100、200 制御部
101、201 記憶部
102 リセット通知受信部
103 位置登録更新指示送信部
104 位置登録更新条件問い合せ部
105 HLR応答受信部
202 バックアップ部
203 障害処理部
204 リセット通知送信部
205 問い合せ受信部受信部
206 位置登録更新条件送信部
10A、10B、10C SGSN
20A、
20B、20C HLR
T、TA、TB テーブル

Claims (6)

  1. 加入者端末の位置登録更新指示を、HLRへ送信する機能を備えた加入者パケット交換機であって、
    前記HLRは所定周期ごとに該HLRに記憶された加入者に関する情報のバックアップ媒体へのバックアップを行うバックアップ部と、自装置がリセットされると、位置登録更新が必要な加入者を識別できるかの判断を行い、位置登録更新が必要な加入者を識別できると判断した場合、自装置がリセットされたことを示すリセット通知に位置登録を行わせる加入者端末を示す位置登録更新条件を追加し、位置登録更新が必要な加入者を識別できないと判断した場合、前記リセット通知に前記位置登録更新条件を追加せずに、リセット通知を送信するリセット通知送信部と、を備え、自装置に障害が発生し動作が再開すると、収容している加入者情報のプロファイル情報が障害を受けたか否かを判断し、収容している加入者情報のプロファイル情報が障害を受けたと判断した場合、前記バックアップ媒体から前記加入者に関する情報を再ロードしており、
    加入者端末を識別する情報と、該加入者端末に関するプロファイル情報が収容されているHLRを示すHLR情報と、該加入者端末の最終位置登録時刻に関する情報とを項目として有するテーブルを記憶する記憶部と、
    互いに異なる加入者端末に関するプロファイル情報を収容する複数のHLRのうち、障害が発生した又は障害が発生した後に動作が再開された一のHLRから、該一のHLRがリセットされた旨のリセット通知を受信するリセット通知受信部と、
    前記リセット通知受信部が前記リセット通知を受信した場合、前記一のHLRにおける記憶内容のバックアップ後に位置登録情報に変更がある加入者端末の位置登録更新指示を、前記一のHLRへ送信する位置登録更新指示送信部と、
    を含み、
    前記位置登録更新指示送信部は、前記リセット通知に前記位置登録更新条件が追加されている場合、該位置登録更新条件に合致する加入者端末の位置登録更新指示を、前記一のHLRへ送信し、前記リセット通知に前記位置登録更新条件が追加されていない場合、障害が発生したHLRにプロファイル情報が収容されている加入者について、一律に位置登録更新処理を行わせる位置登録更新指示を、前記一のHLRへ送信する
    ことを特徴とする加入者パケット交換機。
  2. 請求項において、
    前記記憶部に記憶されているテーブルは、さらに、位置登録を行う必要がある加入者端末を示すLocation Information Confirmed in HLR(以下、LICHと略す)情報を項目として含み、
    前記位置登録更新指示送信部は、前記LICH情報の内容に従って、加入者端末の位置登録更新指示を、前記一のHLRへ送信することを特徴とする加入者パケット交換機。
  3. 請求項1又は請求項2において、
    前記位置登録更新指示送信部は、前記記憶部に記憶されているテーブルが示す加入者端末の最終位置登録時刻から前記一のHLRがリセットされた時刻までの経過時間が、該HLRのバックアップ周期よりも短い場合に、該加入者端末の位置登録更新指示を、前記一のHLRへ送信することを特徴とする加入者パケット交換機。
  4. 請求項1から請求項までのいずれか1項において、
    前記記憶部に記憶されているテーブルは、さらに、位置登録更新の要否を示す更新要否情報を項目として含み、
    前記位置登録更新指示送信部は、前記更新要否情報が更新必要であることを示している加入者端末の位置登録更新指示を、前記一のHLRへ送信することを特徴とする加入者パケット交換機。
  5. 互いに異なる加入者端末に関するプロファイル情報を収容する複数のHLRと、加入者端末の位置登録更新指示を、複数の前記HLRのうちの1つへ送信する機能を備えた加入者パケット交換機と、を含み、
    前記HLRは、
    加入者に関する情報を記憶する記憶部と、
    所定周期ごとに前記記憶部に記憶された加入者に関する情報のバックアップ媒体へのバックアップを行うバックアップ部と、
    自装置がリセットされたことを示すリセット通知を送信するリセット通知送信部と、
    を備え、
    自装置に障害が発生し動作が再開すると、収容している加入者情報のプロファイル情報が障害を受けたか否かを判断し、収容している加入者情報のプロファイル情報が障害を受けたと判断した場合、前記バックアップ媒体から前記加入者に関する情報を再ロードし、
    前記リセット通知送信部は、位置登録更新が必要な加入者を識別できるかの判断を行い、位置登録更新が必要な加入者を識別できると判断した場合、前記リセット通知に位置登録を行わせる加入者端末を示す位置登録更新条件を追加し、位置登録更新が必要な加入者を識別できないと判断した場合、前記リセット通知に前記位置登録更新条件を追加せず、
    前記加入者パケット交換機は、
    加入者端末を識別する情報と、該加入者端末のプロファイル情報が収容されているHLRを示すHLR情報と、該加入者端末の最終位置登録時刻に関する情報とを項目として有するテーブルを記憶する記憶部と、
    互いに異なる加入者端末に関するプロファイル情報を収容する複数のHLRのうち、障害が発生した又は障害が発生した後に動作が再開された一のHLRから前記リセット通知を受信するリセット通知受信部と、
    前記リセット通知受信部が前記リセット通知を受信した場合、前記一のHLRにおける記憶内容のバックアップ後に位置登録情報に変更がある加入者端末の位置登録更新指示を、前記一のHLRへ送信する位置登録更新指示送信部と、
    を備え
    前記位置登録更新指示送信部は、前記リセット通知に前記位置登録更新条件が追加されている場合、該位置登録更新条件に合致する加入者端末の位置登録更新指示を、前記一のHLRへ送信し、前記リセット通知に前記位置登録更新条件が追加されていない場合、障害が発生したHLRにプロファイル情報が収容されている加入者について、一律に位置登録更新処理を行わせる位置登録更新指示を、前記一のHLRへ送信する
    ことを特徴とする移動通信システム。
  6. 請求項において、
    前記加入者パケット交換機が備えている前記記憶部に記憶されているテーブルは、さらに、位置登録を行う必要がある加入者端末を示すLocation Information Confirmed in HLR(以下、LICHと略す)情報を項目として含み、
    前記加入者パケット交換機が備えている前記位置登録更新指示送信部は、前記LICH情報の内容に従って、加入者端末の位置登録更新指示を、前記一のHLRへ送信することを特徴とする移動通信システム。
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