JP2988442B2 - 移動通信システムのホームロケーションレジスタと加入者データ管理方法 - Google Patents
移動通信システムのホームロケーションレジスタと加入者データ管理方法Info
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動通信システム
のホームロケーションレジスタ（ＨＬＲ）とその加入者
データ管理方法に関する。
のホームロケーションレジスタ（ＨＬＲ）とその加入者
データ管理方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】移動通信システムの加入者データには、
その移動通信システムに加入している加入者に関する加
入者番号、位置情報、提供付加サービス、認証キー等が
あり、その加入者のホームエリアに存在するＨＬＲに蓄
積して管理されている。そして、当該加入者に係わる呼
接続を行なう交換機からの要求に対し、即時応答して目
的とする加入者データが返送される仕組みとなってい
る。一般的に、移動通信システムに加入している膨大な
数の加入者のデータを管理するために、メモリ容量等の
ハードウェアの制限により、加入者データは複数台のＨ
ＬＲで分散管理する形態がとられる。この場合、加入者
データは、加入者番号の番号帯に対応させてブロック化
して管理され、ハードウエア容量や処理能力に応じた数
のＨＬＲに蓄積される。
その移動通信システムに加入している加入者に関する加
入者番号、位置情報、提供付加サービス、認証キー等が
あり、その加入者のホームエリアに存在するＨＬＲに蓄
積して管理されている。そして、当該加入者に係わる呼
接続を行なう交換機からの要求に対し、即時応答して目
的とする加入者データが返送される仕組みとなってい
る。一般的に、移動通信システムに加入している膨大な
数の加入者のデータを管理するために、メモリ容量等の
ハードウェアの制限により、加入者データは複数台のＨ
ＬＲで分散管理する形態がとられる。この場合、加入者
データは、加入者番号の番号帯に対応させてブロック化
して管理され、ハードウエア容量や処理能力に応じた数
のＨＬＲに蓄積される。
【０００３】この種の従来のＨＬＲとその加入者データ
の管理方法について図面を参照して説明する。
の管理方法について図面を参照して説明する。
【０００４】図４は、従来のＨＬＲの構成概要を示すブ
ロック図である。図５は、ＨＬＲに蓄積される加入者デ
ータの従来の管理方法を説明するメモリ割付構成を示す
図である。
ロック図である。図５は、ＨＬＲに蓄積される加入者デ
ータの従来の管理方法を説明するメモリ割付構成を示す
図である。
【０００５】図４において、呼の接続過程等で加入者デ
ータを必要とする交換機１は、ＨＬＲ２に対して加入者
番号を通知して目的とする加入者データの読み出しを要
求する。ＨＬＲ２では、交換機１と対応している通信制
御手段１１で受付た加入者データ読出要求情報を要求分
析・応答手段１２の要求分析機能で分析して要求されて
いる情報種別を識別する。読み出すべき加入者データ種
別を識別すると、ＨＬＲ２はデータ検索手段１７により
通知された加入者番号を検索キーとして加入者管理テー
ブル１３および加入者データテーブル１５を順次検索し
て目的とする加入者データを読み出す。読み出された加
入者データはデータ検索手段１７より要求分析・応答手
段１２に返送され、要求分析・応答手段１２の応答機能
により通信制御手段１１を介して交換機１に返送され
る。
ータを必要とする交換機１は、ＨＬＲ２に対して加入者
番号を通知して目的とする加入者データの読み出しを要
求する。ＨＬＲ２では、交換機１と対応している通信制
御手段１１で受付た加入者データ読出要求情報を要求分
析・応答手段１２の要求分析機能で分析して要求されて
いる情報種別を識別する。読み出すべき加入者データ種
別を識別すると、ＨＬＲ２はデータ検索手段１７により
通知された加入者番号を検索キーとして加入者管理テー
ブル１３および加入者データテーブル１５を順次検索し
て目的とする加入者データを読み出す。読み出された加
入者データはデータ検索手段１７より要求分析・応答手
段１２に返送され、要求分析・応答手段１２の応答機能
により通信制御手段１１を介して交換機１に返送され
る。
【０００６】加入者データは、図５に示すように、加入
者管理テーブル１３で分類される番号帯毎にブロック化
して管理され、ブロック化された加入者データは、加入
者の存在の有無に係わらず加入者番号の残り桁数の各番
号に対応して加入者データテーブル１５のデータ領域を
専有する。加入者管理テーブル１３および加入者データ
テーブル１５は、シーケンシャルファイルである為、加
入者番号により、各テーブルの相対アドレスで直接参照
する。
者管理テーブル１３で分類される番号帯毎にブロック化
して管理され、ブロック化された加入者データは、加入
者の存在の有無に係わらず加入者番号の残り桁数の各番
号に対応して加入者データテーブル１５のデータ領域を
専有する。加入者管理テーブル１３および加入者データ
テーブル１５は、シーケンシャルファイルである為、加
入者番号により、各テーブルの相対アドレスで直接参照
する。
【０００７】なお、図４におけるデータ入力手段３は、
加入者データの追加、変更、削除に係わる変更情報を入
力する手段であり、このデータ入力手段３から入力され
た変更情報にもとづいてデータ追加・変更手段１６が加
入者管理テーブル１３や加入者データテーブル１５の内
容を書き換える。
加入者データの追加、変更、削除に係わる変更情報を入
力する手段であり、このデータ入力手段３から入力され
た変更情報にもとづいてデータ追加・変更手段１６が加
入者管理テーブル１３や加入者データテーブル１５の内
容を書き換える。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】以上に説明したように
従来の移動通信システムのホームロケーションレジスタ
とその加入者データ管理方法は、加入者データが番号帯
毎にブロック化して管理され、ブロック化された加入者
データは加入者の存在の有無に係わらず番号順に加入者
データテーブルのデータ領域を専有する。一般には、番
号計画により必ずしも番号帯全てを連続して使うことが
ないことより不要なデータ領域が発生するにもかかわら
ず、各番号に対応してシーケンシャルにデータ領域を割
り当てなくてはならず、データ領域に無駄な空き領域が
できてしまうという問題があった。
従来の移動通信システムのホームロケーションレジスタ
とその加入者データ管理方法は、加入者データが番号帯
毎にブロック化して管理され、ブロック化された加入者
データは加入者の存在の有無に係わらず番号順に加入者
データテーブルのデータ領域を専有する。一般には、番
号計画により必ずしも番号帯全てを連続して使うことが
ないことより不要なデータ領域が発生するにもかかわら
ず、各番号に対応してシーケンシャルにデータ領域を割
り当てなくてはならず、データ領域に無駄な空き領域が
できてしまうという問題があった。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明の移動通信システ
ムのホームロケーションレジスタと加入者データ管理方
法は、ＨＬＲに要求される処理能力を維持した上で、加
入者データ領域を最小限に止めることを目的とする。
ムのホームロケーションレジスタと加入者データ管理方
法は、ＨＬＲに要求される処理能力を維持した上で、加
入者データ領域を最小限に止めることを目的とする。
【００１０】本発明の移動通信システムのホームロケー
ションレジスタと加入者データ管理方法は、加入者デー
タを加入者番号をキーとする加入者インデックステーブ
ルとそこから参照される加入者データテーブルに分離し
て管理する。
ションレジスタと加入者データ管理方法は、加入者デー
タを加入者番号をキーとする加入者インデックステーブ
ルとそこから参照される加入者データテーブルに分離し
て管理する。
【００１１】具体的には、移動通信システムに登録され
ている全加入者番号情報を蓄積し、複数のホームロケー
ションレジスタの各々が記憶する加入者データの加入者
番号を識別して保持し、自ホームロケーションレジスタ
が記憶する加入者データの加入者番号に対しては、対応
する検索すべき次テーブルのアドレスを指定するテーブ
ルポインタを保持する加入者管理テーブルと、前記のテ
ーブルポインタでアドレス位置を特定され、自ホームロ
ケーションレジスタが記憶する加入者データの加入者番
号と対応させて当該加入者データの格納アドレスを保持
する加入者インデックステーブルと、その格納アドレス
で特定される位置に加入者データを保持する加入者デー
タテーブルとを有することを特徴とする。
ている全加入者番号情報を蓄積し、複数のホームロケー
ションレジスタの各々が記憶する加入者データの加入者
番号を識別して保持し、自ホームロケーションレジスタ
が記憶する加入者データの加入者番号に対しては、対応
する検索すべき次テーブルのアドレスを指定するテーブ
ルポインタを保持する加入者管理テーブルと、前記のテ
ーブルポインタでアドレス位置を特定され、自ホームロ
ケーションレジスタが記憶する加入者データの加入者番
号と対応させて当該加入者データの格納アドレスを保持
する加入者インデックステーブルと、その格納アドレス
で特定される位置に加入者データを保持する加入者デー
タテーブルとを有することを特徴とする。
【００１２】加入者管理テーブルは加入者番号の一部を
キーにして検索が行われ、加入者インデックステーブル
のテーブルポインタを出力する。テーブルポインタで特
定された加入者インデックステーブルは加入者番号の残
りの部分をキーにして検索が行なわれ、加入者データテ
ーブルの加入者データが格納されているアドレスを出力
する。このアドレスにアクセスして加入者データを読み
出す。
キーにして検索が行われ、加入者インデックステーブル
のテーブルポインタを出力する。テーブルポインタで特
定された加入者インデックステーブルは加入者番号の残
りの部分をキーにして検索が行なわれ、加入者データテ
ーブルの加入者データが格納されているアドレスを出力
する。このアドレスにアクセスして加入者データを読み
出す。
【００１３】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して詳細に説明する。
図面を参照して詳細に説明する。
【００１４】図１を参照すると、本発明の一実施の形態
は、交換機１からの要求を処理するためＨＬＲ２に以下
の機能を有する。
は、交換機１からの要求を処理するためＨＬＲ２に以下
の機能を有する。
【００１５】交換機１とのデータ送受信のための通信制
御手段１１、受信データの分析、応答データを生成する
要求分析・応答手段１２、加入者データを検索するため
のデータ検索手段１７、および、システムに登録されて
いる全加入者番号を番号帯で管理し、複数のＨＬＲの各
々が管理する加入者の番号帯を保持する加入者管理テー
ブル１３、該ＨＬＲが管理する加入者番号と対応させて
実際の加入者データの格納位置を保持する加入者インデ
ックステーブル１４、実際の加入者データを保持する加
入者データテーブル１５により構成される。
御手段１１、受信データの分析、応答データを生成する
要求分析・応答手段１２、加入者データを検索するため
のデータ検索手段１７、および、システムに登録されて
いる全加入者番号を番号帯で管理し、複数のＨＬＲの各
々が管理する加入者の番号帯を保持する加入者管理テー
ブル１３、該ＨＬＲが管理する加入者番号と対応させて
実際の加入者データの格納位置を保持する加入者インデ
ックステーブル１４、実際の加入者データを保持する加
入者データテーブル１５により構成される。
【００１６】図２に示すように、加入者管理テーブル１
３と加入者インデックステーブル１４は、加入者番号で
検索する。たとえば、加入者管理テーブル１３は、加入
者番号の先頭から３桁の数字により検索を行ない加入者
インデックステーブル１４へのポインタを出力する。出
力されたポインタで指定される加入者インデックステー
ブル１４を加入者番号の残りの桁数で検索を行い、加入
者データテーブル１５の加入者データ格納アドレスを出
力する。この加入者インデックステーブル１４から出力
されたアドレスで加入者データテーブル１５を検索して
蓄積されている加入者データを読み出す。
３と加入者インデックステーブル１４は、加入者番号で
検索する。たとえば、加入者管理テーブル１３は、加入
者番号の先頭から３桁の数字により検索を行ない加入者
インデックステーブル１４へのポインタを出力する。出
力されたポインタで指定される加入者インデックステー
ブル１４を加入者番号の残りの桁数で検索を行い、加入
者データテーブル１５の加入者データ格納アドレスを出
力する。この加入者インデックステーブル１４から出力
されたアドレスで加入者データテーブル１５を検索して
蓄積されている加入者データを読み出す。
【００１７】このようなＨＬＲ２が加入者容量（加入者
数）に応じて複数設置され、交換機１では、図示しない
ルーティングテーブルを備え、加入者番号の先頭数字の
数桁でどのＨＬＲにアクセスするかを決定する。
数）に応じて複数設置され、交換機１では、図示しない
ルーティングテーブルを備え、加入者番号の先頭数字の
数桁でどのＨＬＲにアクセスするかを決定する。
【００１８】また、加入者データの追加・変更による各
テーブルの更新手段として、データ追加・変更手段１６
を有する。データ追加・変更手段１６は、データ入力手
段３からの入力を分析し、各テーブルを更新する。特
に、加入者管理テーブル１３は各ＨＬＲにおいて同期し
て更新され、全てのＨＬＲにおいて整合のとれた情報を
提供する。加入者管理テーブル１３の更新情報は通信制
御手段１１を介して交換機１に通知され、交換機におけ
るルーティングテーブルの更新に用いられる。
テーブルの更新手段として、データ追加・変更手段１６
を有する。データ追加・変更手段１６は、データ入力手
段３からの入力を分析し、各テーブルを更新する。特
に、加入者管理テーブル１３は各ＨＬＲにおいて同期し
て更新され、全てのＨＬＲにおいて整合のとれた情報を
提供する。加入者管理テーブル１３の更新情報は通信制
御手段１１を介して交換機１に通知され、交換機におけ
るルーティングテーブルの更新に用いられる。
【００１９】次に、本発明の実施の形態の動作につい
て、図１ないし図３を参照して説明する。
て、図１ないし図３を参照して説明する。
【００２０】データの読み出しを例に、図３を用いて説
明する。
明する。
【００２１】交換機１は、呼接続の際、接続する加入者
に係わる情報を取得するため、加入者番号の先頭数字の
予め決められた数桁を図示しないルーティングテーブル
で分析してアクセスすべきＨＬＲを決定し、そのＨＬＲ
に加入者番号を通知して加入者データ読出要求を行な
う。ＨＬＲ２は、この要求を受信して要求分析・応答手
段１２で分析した結果、加入者データ読出要求であるこ
とを識別すると加入者管理テーブル１３を参照して、入
力された加入者番号が自ＨＬＲで管理している加入者番
号であることを確認する（ステップ２００、２０１、２
０２）。
に係わる情報を取得するため、加入者番号の先頭数字の
予め決められた数桁を図示しないルーティングテーブル
で分析してアクセスすべきＨＬＲを決定し、そのＨＬＲ
に加入者番号を通知して加入者データ読出要求を行な
う。ＨＬＲ２は、この要求を受信して要求分析・応答手
段１２で分析した結果、加入者データ読出要求であるこ
とを識別すると加入者管理テーブル１３を参照して、入
力された加入者番号が自ＨＬＲで管理している加入者番
号であることを確認する（ステップ２００、２０１、２
０２）。
【００２２】このとき、入力された加入者番号が自ＨＬ
Ｒで管理している加入者番号でない場合は、その加入者
番号に対応して蓄積されているアクセスすべきＨＬＲの
識別番号を返送する（ステップ２０７）。これにより、
交換機１は、返送された他のＨＬＲの識別番号に基づい
て、そのＨＬＲを新たにアクセスしなおす。
Ｒで管理している加入者番号でない場合は、その加入者
番号に対応して蓄積されているアクセスすべきＨＬＲの
識別番号を返送する（ステップ２０７）。これにより、
交換機１は、返送された他のＨＬＲの識別番号に基づい
て、そのＨＬＲを新たにアクセスしなおす。
【００２３】自ＨＬＲで管理している加入者番号である
ことを確認して加入者管理テーブル１３からテーブルポ
インタ情報を受取ると、要求分析・応答手段１２は、デ
ータ検索手段１７を起動して当該テーブルポインタ情報
に基づく加入者データの検索を指示する。
ことを確認して加入者管理テーブル１３からテーブルポ
インタ情報を受取ると、要求分析・応答手段１２は、デ
ータ検索手段１７を起動して当該テーブルポインタ情報
に基づく加入者データの検索を指示する。
【００２４】データ検索手段１７は、テーブルポインタ
情報に対応する加入者インデックステーブル１４を加入
者番号でサーチし、該当する加入者番号に対応する加入
者データが格納されているアドレス情報を獲得する（ス
テップ２０３、２０４）。続いて、この得られた加入者
データが格納されているアドレス情報に基づいて加入者
データテーブル１５をサーチして、目的のアドレスから
加入者データを読み出す（ステップ２０５）。このよう
な２段階のサーチにより得られた加入者データを、読出
結果応答として交換機１に返送する（ステップ２０
５）。
情報に対応する加入者インデックステーブル１４を加入
者番号でサーチし、該当する加入者番号に対応する加入
者データが格納されているアドレス情報を獲得する（ス
テップ２０３、２０４）。続いて、この得られた加入者
データが格納されているアドレス情報に基づいて加入者
データテーブル１５をサーチして、目的のアドレスから
加入者データを読み出す（ステップ２０５）。このよう
な２段階のサーチにより得られた加入者データを、読出
結果応答として交換機１に返送する（ステップ２０
５）。
【００２５】以上に説明したように、本発明の加入者デ
ータ管理方法は、加入者データをインデックス部とデー
タ部に分離して蓄積するので、本来必要とされる加入者
データは任意のアドレスにランダムに蓄積することがで
きる。
ータ管理方法は、加入者データをインデックス部とデー
タ部に分離して蓄積するので、本来必要とされる加入者
データは任意のアドレスにランダムに蓄積することがで
きる。
【００２６】また、本発明のホームロケーションレジス
タと加入者データ管理方法は、交換機のルーティングテ
ーブルで目的とするＨＬＲを特定してアクセスし、アク
セスのあったＨＬＲでは加入者管理テーブルで自ＨＬＲ
が目的とするＨＬＲであるか否かの確認を行ない、その
上でサーチを行なう構成となっている。交換機のルーテ
ィングテーブルはＨＬＲの加入者管理テーブルの更新と
同時に更新されて、内容に不整合はないはずであるが、
交換機に通知された更新情報が確実に交換機で受信でき
なかったようなことが発生して両者の整合性がとれなく
なったとしても、このような構成にしたことにより、よ
り確実に目的とするＨＬＲをアクセスすることができ
る。また、上記の説明では交換機１がＨＬＲにアクセス
して加入者データ読出要求を行なうことから説明した
が、交換機１は自分のルーティングテーブルで決定した
ＨＬＲにアクセスした後、加入者管理テーブル読出し要
求を行なって、当該アクセスしたＨＬＲの加入者管理テ
ーブルの内容を読み出し、それに基づいて、ルーティン
グテーブルを更新してからアクセスするＨＬＲを特定す
る構成にすることもできる。このような構成にすること
によりアクセスすべきＨＬＲをより正確に特定すること
ができ、無駄なＨＬＲへのアクセスを少なくすることが
できる。
タと加入者データ管理方法は、交換機のルーティングテ
ーブルで目的とするＨＬＲを特定してアクセスし、アク
セスのあったＨＬＲでは加入者管理テーブルで自ＨＬＲ
が目的とするＨＬＲであるか否かの確認を行ない、その
上でサーチを行なう構成となっている。交換機のルーテ
ィングテーブルはＨＬＲの加入者管理テーブルの更新と
同時に更新されて、内容に不整合はないはずであるが、
交換機に通知された更新情報が確実に交換機で受信でき
なかったようなことが発生して両者の整合性がとれなく
なったとしても、このような構成にしたことにより、よ
り確実に目的とするＨＬＲをアクセスすることができ
る。また、上記の説明では交換機１がＨＬＲにアクセス
して加入者データ読出要求を行なうことから説明した
が、交換機１は自分のルーティングテーブルで決定した
ＨＬＲにアクセスした後、加入者管理テーブル読出し要
求を行なって、当該アクセスしたＨＬＲの加入者管理テ
ーブルの内容を読み出し、それに基づいて、ルーティン
グテーブルを更新してからアクセスするＨＬＲを特定す
る構成にすることもできる。このような構成にすること
によりアクセスすべきＨＬＲをより正確に特定すること
ができ、無駄なＨＬＲへのアクセスを少なくすることが
できる。
【００２７】
【発明の効果】本発明の移動通信システムのホームロケ
ーションレジスタと加入者データ管理方法は、加入者デ
ータをインデックス部とデータ部に分離して蓄積するの
で、本来必要とされる加入者データは任意のアドレスに
ランダムに蓄積することができ、ＨＬＲに要求される処
理能力を維持した上で加入者データ領域を最小限に止め
ることができる。
ーションレジスタと加入者データ管理方法は、加入者デ
ータをインデックス部とデータ部に分離して蓄積するの
で、本来必要とされる加入者データは任意のアドレスに
ランダムに蓄積することができ、ＨＬＲに要求される処
理能力を維持した上で加入者データ領域を最小限に止め
ることができる。
【００２８】すなわち、加入者管理テーブルと加入者イ
ンデックステーブルは、処理能力を維持するために従来
通りのシーケンシャルなデータ構成とし、加入者データ
テーブルは、加入者インデックステーブルにより関係づ
けたアドレス位置にランダムに収容する。このことによ
り、必要なデータ領域を、実際に登録されている加入者
の数にとどめることができる。また、加入者番号をキー
としたインデックスサーチにより、データ格納エリアを
求めるため、処理速度に影響を与えない。
ンデックステーブルは、処理能力を維持するために従来
通りのシーケンシャルなデータ構成とし、加入者データ
テーブルは、加入者インデックステーブルにより関係づ
けたアドレス位置にランダムに収容する。このことによ
り、必要なデータ領域を、実際に登録されている加入者
の数にとどめることができる。また、加入者番号をキー
としたインデックスサーチにより、データ格納エリアを
求めるため、処理速度に影響を与えない。
【００２９】また、ＨＬＲの管理情報を交換機において
同期して更新することができるので、アクセスすべきＨ
ＬＲを正確に特定することができ、無駄なアクセスを減
らすことができるという効果を奏する。
同期して更新することができるので、アクセスすべきＨ
ＬＲを正確に特定することができ、無駄なアクセスを減
らすことができるという効果を奏する。
【図１】本発明のホームロケーションレジスタの一実施
形態の機能構成を示すブロック構成図である。
形態の機能構成を示すブロック構成図である。
【図２】本発明のホームロケーションレジスタの加入者
データ管理方法におけるデータ系統図である。
データ管理方法におけるデータ系統図である。
【図３】本発明の一実施形態の動作を示すフローチャー
トである。
トである。
【図４】従来の技術によるホームロケーションレジスタ
の機能構成を示すブロック構成図である。
の機能構成を示すブロック構成図である。
【図５】従来の技術の加入者データ管理方法におけるデ
ータ系統図である。
ータ系統図である。
１ 交換機 ２ ＨＬＲ ３ データ入力手段 １１ 通信制御手段 １２ 要求分析・応答手段 １３ 加入者管理テーブル １４ 加入者インデックステーブル １５ 加入者データテーブル １６ データ追加・変更手段 １７ データ検索手段
Claims (4)
- 【請求項１】 移動通信システムの加入者データを蓄積
し、交換機からの要求に応じて当該要求された加入者番
号に対応する加入者データを検索して出力するホームロ
ケーションレジスタにおいて、 前記移動通信システムに登録されている全加入者番号情
報を蓄積し、複数のホームロケーションレジスタの各々
が記憶する加入者データの加入者番号を識別して保持
し、自ホームロケーションレジスタが記憶する加入者デ
ータの加入者番号に対しては、対応する検索すべき次テ
ーブルのアドレスを指定するテーブルポインタを保持す
る加入者管理テーブルと、 前記テーブルポインタでアドレス位置を特定され、自ホ
ームロケーションレジスタが記憶する加入者データの加
入者番号と対応させて当該加入者データの格納アドレス
を保持する加入者インデックステーブルと、 前記格納アドレスで特定される位置に加入者データを保
持する加入者データテーブルとを有することを特徴とす
る移動通信システムのホームロケーションレジスタ。 - 【請求項２】 前記ホームロケーションレジスタは、外
部のデータ入力手段と接続され、当該データ入力手段か
ら入力される情報に従って前記加入者管理テーブル、加
入者インデックステーブルおよび加入者データテーブル
の内容を変更し、前記加入者管理テーブルの変更内容は
前記交換機に通知するデータ追加・変更手段をさらに備
えることを特徴とする請求項１に記載の移動通信システ
ムのホームロケーションレジスタ。 - 【請求項３】 移動通信システムの加入者データを蓄積
し、交換機からの要求に応じて当該要求された加入者番
号に対応する加入者データを検索して出力するホームロ
ケーションレジスタの加入者データ管理方法において、 前記移動通信システムに登録されている全加入者番号情
報を蓄積し、複数のホームロケーションレジスタの各々
が記憶する加入者データの加入者番号を識別して保持
し、自ホームロケーションレジスタが記憶する加入者デ
ータの加入者番号に対しては、検索すべき次テーブルの
アドレスを指定するテーブルポインタを保持する加入者
管理テーブルを、前記加入者番号で検索して前記次テー
ブルのテーブルポインタを出力し、 前記テーブルポインタでアドレス位置を特定される次テ
ーブルであって、自ホームロケーションレジスタが記憶
する加入者データの加入者番号と対応させて当該加入者
データの格納アドレスを保持する加入者インデックステ
ーブルを、前記加入者番号で検索して対応する加入者デ
ータの格納アドレスを出力し、 加入者データを無作為に蓄積した加入者データテーブル
の内容を前記格納アドレスで特定して読み出すことを特
徴とする移動通信システムのホームロケーションレジス
タの加入者データ管理方法。 - 【請求項４】 移動通信システムの加入者データを蓄積
し、交換機からの要求に応じて当該要求された加入者番
号に対応する加入者データを検索して出力するホームロ
ケーションレジスタの加入者データ管理方法において、 前記移動通信システムに登録されている全加入者番号情
報を蓄積し、複数のホームロケーションレジスタの各々
が記憶する加入者データの加入者番号を識別して保持
し、自ホームロケーションレジスタが記憶する加入者デ
ータの加入者番号に対しては、検索すべき次テーブルの
アドレスを指定するテーブルポインタを保持する加入者
管理テーブルを前記加入者番号で検索したとき、当該加
入者番号に対応する加入者データが他のホームロケーシ
ョンレジスタに記憶されていることを識別すると、当該
他のホームロケーションレジスタの識別情報を交換機に
返送することを特徴とする移動通信システムのホームロ
ケーションレジスタの加入者データ管理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16822597A JP2988442B2 (ja) | 1997-06-25 | 1997-06-25 | 移動通信システムのホームロケーションレジスタと加入者データ管理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16822597A JP2988442B2 (ja) | 1997-06-25 | 1997-06-25 | 移動通信システムのホームロケーションレジスタと加入者データ管理方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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