JP5940623B2 - 芝刈り車両 - Google Patents

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Description

本発明は、芝刈り車両に関する。
刈刃を回転させ芝を刈り取る芝刈りユニットを備え、昇降シリンダを駆動することによりこの芝刈りユニットを、芝刈り作業時の下降位置と、芝刈り作業を行わない非作業時に車両を走行させるときに配置させる上昇位置とに芝刈りユニットを移動可能とする芝刈り車両が知られている。この芝刈りユニットは、芝刈り作業時や非作業時では車両の下方に配置されている。そのため、芝刈りユニットのメンテナンスを行う場合には、作業者は機体の下部に潜らざるを得ず、メンテナンス作業が困難であった。
そのような課題を解決するために、特許文献1は、芝刈りユニットを車両下方から車両の側方に偏倚させ、さらに、昇降シリンダを駆動して、芝刈りユニットの地面対向面を車両の外側に向くようにすることで、芝刈りユニットの地面対向側のメンテナンス作業を行えるようにすることについて開示している。
特開2008−35816号公報
しかしながら、特許文献1に記載されている芝刈り車両では、芝刈りユニットの地面対向面を車両の側方外側に向けるためには昇降シリンダを駆動する必要があり、手動で芝刈りユニットの姿勢を変えることが困難であった。
そこで、本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、手動で芝刈りユニットの地面対向面を車両の側方外側に向けることができる芝刈り車両を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、アームを介して芝刈りユニットが車両に連結され、アームと車両とを連結する昇降シリンダを駆動することにより、芝刈りユニットを芝刈り作業時の位置である下降位置と、芝刈り作業を行わずに車両を走行させるときに配置される位置である上昇位置とに移動可能とする芝刈り車両であって、芝刈りユニットを地面に対して平行な面内で回動可能とし、芝刈りユニットを芝刈り作業時に配置される作業位置と、作業位置よりも車両の側方に偏倚した側方偏倚位置とに回動移動可能に芝刈りユニットをアームに連結する第1連結機構と、側方偏倚位置に配置された芝刈りユニットを、芝刈りユニットの地面対向面が地面に対向している姿勢である地面対向姿勢から、地面対向面が車両の外側に向く姿勢である外向姿勢に変化させることができるように、芝刈りユニットを第1連結機構に回動可能に連結する第2連結機構を有し、アームの昇降シリンダの可動端部との連結部は長孔である、こととする。
また、上記発明に加えて、芝刈り車両は、芝刈り作業時に芝刈りユニットを地面に支持し、車両の進行方向に回転可能なローラーを有し、ローラーは、芝刈りユニットが地面対向姿勢から外向姿勢に回動される際に、地面に接地する位置に配置されている、ことが好ましい。
また、上記発明に加えて、アームは、長手方向が車両の前後方向に沿う軸に対して直角方向に配置され、側方偏倚位置は、第2連結機構の芝刈りユニットの回動軸がアームの長手方向に対して直角方向に配置される位置である、ことが好ましい。
また、上記発明に加えて、芝刈り車両は、第2連結機構による芝刈りユニットの回動範囲を規制する回動規制手段を有し、第2連結機構は、芝刈りユニットに固定される第1ブラケットと、第1連結機構に固定される第2ブラケットと、第1ブラケットを第2ブラケットに回動可能に支持する軸部とを有し、第2ブラケットには、第1ブラケットが配置される側に進退可能なピンが備えられ、第1ブラケットには、芝刈りユニットが回動規制手段により回動を規制されるまで回動されたときにピンと対向し、ピンが第1ブラケット側に進出し挿入されるピン挿入孔が形成されている、ことが好ましい。
また、上記発明に加えて、芝刈り車両は、ピンを第1ブラケットの側に付勢する付勢手段と、ピンに備えられ、ピンを付勢力に抗して第1ブラッケトから離す方向に移動させる際に手指で把持することができる把持部と、第2ブラケットに備えられ、ピンが第1ブラッケトに形成されるピン挿入孔から抜かれた状態のときに把持部を掛止し、ピンの第1ブラケット側への移動を阻止することができるフック部と、を有している、ことが好ましい。
以上のようにすることで、本発明によれば、手動で芝刈りユニットの地面対向面を車両の側方外側に向けることができる芝刈り車両を提供することができる。
本発明の芝刈り車両の外観構成を示す図で、芝刈り車両を上方から見た平面図である。 本発明の芝刈り車両の外観構成を示す図で、芝刈り車両の左側側面図である。 本発明の芝刈り車両の外観構成を示す図で、芝刈り車両を前方から見た正面図である。 本発明の芝刈り車両に備えられる後側の芝刈りユニットの構成を示す上方から見た平面図である。 図4に示す芝刈りユニットの構成を示す前方からみた正面図である。 本発明の芝刈り車両に備えられる前側の芝刈りユニットを上昇位置に移動させた状態を前方から見た正面図である。 後側の芝刈りユニットを上昇位置に移動させた状態を前方から見た正面図である。 後側の芝刈りユニットが、芝刈り作業時の位置から地面に対して平行な面内で回動し、車両の側方偏倚位置に偏倚させた状態を示す平面図である。 後側の芝刈りユニットの芝刈り作業時における第1連結機構を示す平面図である。 後側の芝刈りユニットが、芝刈り作業時から側方偏倚位置に移動する途中の第1連結機構を示す平面図である。 後側の芝刈りユニットを側方偏倚位置に移動したときの第1連結機構を示す平面図である。 第2連結機構を示し、左欄(A)は、芝刈りユニットが側方偏倚位置にあるとき、芝刈りユニットを後方から見た背面図で、右欄(B)は、第2ブラケットを示す背面図である。 図12(A)に示す切断線A−Aにおける断面図である。 後側の芝刈りユニットが側方偏倚位置にあって、芝刈りユニットが外向姿勢にあるときの状態を後方から見た背面図である。
以下、本発明の実施の形態の一例としての芝刈り車両1の構成について図面を参照しながら説明する。
(芝刈り車両1の全体構成)
図1〜図3は、芝刈り車両1の外観の構成を示す図で、図1は、芝刈り車両1を上方から見た平面図であり、図2は、芝刈り車両1の左側側面図であり、図3は、芝刈り車両を進行方向から見た正面図である。なお、図1〜図3の各図は、芝刈り車両1の芝刈り作業時の状態を表している。以下の説明において、芝刈り車両1の前進方向(矢示X1)を前方とし、その反対方向(矢示X2)を後方とし、前方に向かって左手側(矢示Y1)を左側とし、右手側(矢示Y2)を右側として説明する。また、芝刈り車両1の接地側(矢示Z1)を下方とし、その反対側(矢示Z2)を上方として説明する。
図1〜図3に示すように、芝刈り車両1は、5基の芝刈りユニット2A〜2Eを備えていて、左右一対の前輪3の前方には、3基の芝刈りユニット2A〜2Cが左右方向に所定の間隔をおいて配置されている。芝刈りユニット2A〜2Cは、車両4の左右中心を通って車両の前後方向(X1−X2方向)に沿う軸(軸線C1とする)に対して直角方向に横一列に配設されている。また、車両4の下方であって、前輪3と左右一対の後輪5との間には、2基の芝刈りユニット2D,2Eが配置されている。芝刈りユニット2D,2Eは、車両4の軸線C1に対して対称に配置されている。後側の芝刈りユニット2D,2Eは、前側の芝刈りユニット2Aと芝刈りユニット2B、芝刈りユニット2Bと芝刈りユニット2Cの各隙間に対応する位置に配置されている。車両4は、芝刈りユニット2A〜2Eが連結される車両本体部を総称している。
芝刈りユニット2A〜2Eの各々は、車両4を構成する機枠であるフレーム6にアーム7と昇降シリンダ8とを含む昇降リンク機構9によって昇降可能に取り付けられている。昇降リンク機構9は、芝刈りユニット2A〜2Eにそれぞれ備えられている。アーム7および昇降シリンダ8は、長手方向を軸線C1に対して直角方向に向けて配置されている。芝刈りユニット2A,2Cに備えられる昇降リンク機構9は、軸線C1に対してほぼ対称の関係に配置されている。また、芝刈りユニット2D,2Eに備えられる昇降リンク機構9も、軸線C1に対してほぼ対称の関係に配置されている。芝刈りユニット2A〜2Eは、昇降リンク機構9に加えて、それぞれ後述する第2連結機構11を備えている。また、芝刈りユニット2D,2Eについては、昇降リンク機構9および第2連結機構11に加えて後述する第1連結機構10も備えている。なお、芝刈りユニット2Aと芝刈りユニット2Cとは、軸線C1に対して対称な配置構成であり、また、芝刈りユニット2Dと芝刈りユニット2Eとについても、軸線C1に対して対称な配置構成となっている。
車両4の略中央部には、オペレータ(運転者)が着席するシート12が配置されていている。このシート12の前方上部にはステアリングホイール13が設けられている。また、図1に示すように、シート12の前方下部には前進アクセルペダル14、後進アクセルペダル15、およびブレーキペダル16が設けられている。シート12に着席したオペレータによってステアリングホイール13が操作されることで、芝刈り車両1の進行方向が決定される。そして、前進アクセルペダル14、後進アクセルペダル15およびブレーキペダル16が操作されることによって、芝刈り車両1の前進、後進、停止、および走行速度が決定される。
芝刈り車両1は、前輪3および後輪5の4輪が油圧モータ(不図示)で駆動される4輪駆動方式を採用している。後輪5は、ステアリングホイール13の回転角度に応じて車両4の進行方向を左右に変更できるようにしている。芝刈り車両1には、芝刈りユニット2A〜2Eが車両4に連結されている。各芝刈りユニットに固定されるアーム7に対して、リンク機構で連結される昇降シリンダ8を駆動することにより、芝刈りユニット2A〜2Eは、芝刈り作業時の位置である下降位置と、芝刈り作業を行わない非作業時に車両4を走行させるときに配置される上昇位置とに移動可能とされている。
前述したように、芝刈りユニット2A〜2Cは、第1連結機構10および第2連結機構11を備えない点と、昇降リンク機構9のフレーム6への取り付け位置または取付け方向とに相違があるものの芝刈りユニット2D,2Eと同様の構成である。そこで、図4、図5を参照し、芝刈りユニット2D,2Eの構成について説明する。
(芝刈りユニット2D,2Eの構成)
図4は、後側の芝刈りユニット2D,2Eの構成を示す上方(Z2側)から見た平面図、図5は、芝刈りユニット2D,2Eの構成を示す前方(X1側)からみた正面図である。図4および図5は、車両4を省略して表している(図中、二点鎖線で一部を表している)。
芝刈りユニット2D,2Eは、平面視において略コの字形状の枠フレーム20と、刈刃21と、下方に開口部を有する椀状のデッキ22とを有する。刈刃21は、デッキ22内に回転可能に収容される。芝刈りユニット2D,2Eが下降位置に配置されているとき、デッキ22の開口部は地面に対向し、刈刃21は、開口部からデッキ22内に入る芝を切断することができる。デッキ22は、後述する高さ調整機構23(図5参照)を介して枠フレーム20に取り付けられている。高さ調整機構23は、デッキ22を地面に対して複数の高さに調整することができる。また、枠フレーム20の前方(X1方向)端部には、芝刈りユニット2D,2Eを車両4の側方に偏倚させるとき、あるいは、芝刈りユニット2D,2Eの地面対向面が車両4の外側に向く姿勢である外向姿勢に変化させるときに、手で掴むことが可能な取っ手20Aが取り付けられている。芝刈りユニット2D,2Eの地面対向面とは、デッキ22の開口部を含む面である。また、刈刃21は、油圧モータ19に回転可能に取り付けられている。
枠フレーム20の前方(X1方向)には、左右に一対の前ローラー24が回転可能に取り付けられていて、枠フレーム20の後方(X2方向)に、1本の後ローラー25(図2参照)が回転可能に取り付けられている。前ローラー24および後ローラー25は、各々独立して回転可能である。前ローラー24および後ローラー25は、芝刈り作業時の下降位置では、地面に接地されて、芝刈りユニット2D,2Eを地面に支持し、車両4の進行方向に回転可能となっている。
枠フレーム20の上側(Z2側)には、平面視において略馬蹄形に湾曲されたデッキアーム26が取り付けられている。枠フレーム20は、第2連結機構11によりデッキアーム26に回動可能に取り付けている。枠フレーム20には、左右に第1ブラケット27が備えられている。また、デッキアーム26の両端には、第2ブラケット28が備えられている。第1ブラケット27は第2ブラケット28に回動軸29により回動自在に支持されている。つまり、枠フレーム20は、第1ブラケット27、第2ブラケット28および回動軸29によりデッキアーム26に対して回動可能に取り付けられている。これら第1ブラケット27と、第2ブラケット28と、回動軸29を有する連結機構が第2連結機構11である。第2連結機構11は、第1連結機構10によってアーム7に連結されている。第1連結機構10の構成は、図8〜図11を参照して後述する。
デッキアーム26の略馬蹄形状の中央部(X2側端部)には、支持軸35が後方(X2方向)に突出されている。支持軸35は、リンクプレート36に固定された軸挿入筒部37に挿入されて固定されている。支持軸35は、軸挿入筒部37に回動自在に挿入されている。軸挿入筒部37には、リンクプレート36が固定されている。アーム7には、リンクプレート部38が固定されている。リンクプレート部38は、アーム7を挟んで上下一対設けられている。リンクプレート36は、上下一対のリンクプレート部38の間に配置されている。リンクプレート36は、回動軸39によりリンクプレート部38に対して回動自在に支持されている。つまり、芝刈りユニット2D,2Eは、アーム7に対して回動移動可能に連結されている。
アーム7には、上方(Z2方向)に立ち上げられた昇降シリンダ8の可動端部が係合する連結プレート部40が設けられている。連結プレート部40は、図4に示すように、左右方向(Y1−Y2)に平行(前後の間隔が左右で同一)なプレートが前後に2枚配置されていて、この2枚のプレートの間に、昇降シリンダ8の一端側である可動端部に設けられる連結軸41が配置されている。図5に示すように、連結プレート部40の側面側には、アーム7の長さ方向(Y1−Y2方向)に沿って、連結軸41と連結可能な連結孔としての長孔42が設けられている。連結軸41は、昇降シリンダ8の進退方向に対して直角に延びる軸部材である。そして、連結軸41の両端がこの長孔42を貫通して2枚のプレートの外側に突出し、この突出部分でナットなどの固定手段によって、回動可能に固定されている。昇降シリンダ8の他端側は軸46を介してフレーム6に回動自在に支持されている。つまり、昇降シリンダ8は、フレーム6とアーム7とを連結している。また、図5に示す芝刈り作業時における長孔42と連結軸41との関係は、昇降シリンダ8の可動端部が伸びる方向および縮む方向共に遊び(隙間)ができるように設定されている。
昇降シリンダ8の軸線C1(図4参照)に近い端部には、軸46が軸線C1に沿って取り付けられていて、この軸46を回動中心にして回動可能にフレーム6に固定されている。また、アーム7の軸線C1に近い端部には、軸45が軸線C1に沿って取り付けられていて、この軸45を回動中心にして回動可能にフレーム6に固定されている。昇降シリンダ8は、アーム7の上方に並行に配置されていて、アーム7と昇降シリンダ8は、一方の端部で各々離れた位置において軸45,46によって回動可能に固定されている。また、昇降シリンダ8は、他方の端部でアーム7の長孔42に連結軸41を連結させている。これにより昇降リンク機構9が構成されている。
芝刈りユニット2D,2Eは、第1連結機構10および昇降リンク機構9を介して車両4(フレーム6)と連結されている。前側の芝刈りユニット2A〜2Cも、後側の芝刈りユニット2D,2Eと同様にして車両4(フレーム6)に取り付けることが可能である。図1〜図5は、芝刈りユニット2D,2Eが芝刈り作業時の下降位置にある状態を示している。次に、非作業時に車両4を走行させるときの芝刈りユニット2A〜2Eの姿勢について、図6、図7を参照して説明する。
芝刈りユニット2A〜2Eは、昇降シリンダ8を収縮方向に駆動すると、芝刈りユニット各々がその縮め量に応じて芝刈り作業時の下降位置から走行時の位置である上昇位置とに切り替わる。芝刈りユニット2A〜2Eを上昇させる時の昇降シリンダ8の連結軸41は、長孔42の軸線C1(図4参照)側の端面に当接し、アーム7を介して芝刈りユニット2A〜2Eの各々を所定の高さまで上昇させる。昇降シリンダ8の可動端部を伸長させると、芝刈りユニット2A〜2Eを芝刈り作業時の下降位置に降下させることができる。
図6は、前側の芝刈りユニット2A〜2Cを非作業時である走行時の上昇位置に移動させた状態を前方(X1方向)から見た正面図である。なお、図6は、車両4の図示を省略している。左右両側に配置される芝刈りユニット2A,2Cは、昇降リンク機構9によって地面より高い位置に上昇し、さらに車両4から側方に傾けられている。また、中央に配置される芝刈りユニット2Bは、図1に示すように、後方側が車両と重なっていることから、車両4に当たらない範囲で上昇されている。図4に示すように、アーム7をフレーム6に連結する高さに対して、昇降シリンダ8をフレーム6に連結する高さを上方に配置している。このため、昇降シリンダ8を収縮することでアーム7を介して芝刈りユニット2A,2Cを引き上げると同時に、芝刈りユニット2A,2Cを車両4の側方の外向姿勢に変化させることが可能となる。
芝刈りユニット2A〜2C各々の地面からの高さ、外向姿勢の傾斜角度は、各々の昇降シリンダ8の縮み量を制御すればよい。昇降シリンダ8の可動端部を伸長すれば、芝刈りユニット2A〜2C前ローラー24および後ローラー25が地面に接地する下降位置に復帰させることができる。芝刈りユニット2A〜2Cが下降位置にあるとき、昇降シリンダ8の連結軸41は、長孔42のほぼ中央部にある。そのため、芝刈りユニット2A〜2Cは、アーム7の軸45を回動軸にして、連結軸41が長孔42の長さ方向の左右端面に当たる範囲で、地面の左右方向の傾斜や凹凸に追従可能となっている。
図7は、後側の芝刈りユニット2D,2Eを非作業時である走行時の上昇位置に移動させた状態を前方(X1方向)から見た正面図である。なお、図7は、車両4の図示を省略している。図5も参照しながら説明する。芝刈りユニット2D,2Eを上昇させるときには、前側の芝刈りユニット2A〜2Cと同じように、昇降シリンダ8を収縮させる。アーム7の長孔42の軸線C1(図4参照)寄りの内側端面に昇降シリンダ8の連結軸41を当てた状態でさらに昇降シリンダ8を収縮させることで、芝刈りユニット2D,2Eは傾斜しながら上昇する。芝刈りユニット2D,2E各々の地面からの高さ、傾斜角度は、各々の昇降シリンダ8の縮み量を制御すればよい。昇降シリンダ8伸長すれば、芝刈りユニット2D,2Eの前ローラー24および後ローラー25を地面に接地させることができる。図1に示すように、後側の芝刈りユニット2D,2Eは、車両4の下方にある。そのため、芝刈りユニット2D,2Eは、車両4に当たらない範囲で上昇させられる。
以上説明したように、芝刈りユニット2A〜2Eを地面から離れるまで上昇させることで、芝刈り車両1を芝刈り作業の下降位置から走行可能な上昇位置、またはその逆の状態に切り替えることができる。ここで、芝刈りユニット2A〜2Eのデッキ22内のメンテナンスを行う場合、芝刈りユニット2A,2Cについては、図6に示すように、上昇位置に配置されることで、デッキ22の開口部を外側に向けた姿勢となりメンテナンスを行い易くなる。芝刈りユニット2Bは、第2連結機構11の回動軸29によりデッキアーム26に対して前後に回動することができる。したがって、芝刈りユニット2Bについては、上昇位置に配置した状態でデッキ22の開口部を前方に向けることでメンテナンスを行い易くなる。しかしながら、後側の芝刈りユニット2D,2Eと地面との隙間は狭い。そのため、芝刈りユニット2D,2Eのメンテナンス作業は困難である。そこで、芝刈りユニット2D,2Eの地面対向面を車両4に対して外向姿勢にすることを可能とする構造および方法について以下に説明する。
図8は、芝刈りユニット2D,2Eが、図4に示す芝刈り作業時の位置から地面に対して平行な面内で回動し、車両4の側方偏倚位置に偏倚させた状態を示す平面図である。左方(Y1側)の芝刈りユニット2Dは、第1連結機構10の回動軸39を回動中心として図示反時計まわりに回動されている。側方偏倚位置とは、第2連結機構11の回動軸29(図5参照)が、アーム7の長手方向に対して直角方向に向く位置となる。言い換えると、芝刈りユニット2Dの第2連結機構11が、軸線C1に対して直角方向の位置にあることをさす。右側の芝刈りユニット2Eは、第1連結機構10の回動軸39を回動中心として図示時計まわりに回動させている。芝刈りユニット2Eは、芝刈りユニット2Dと軸線C1に対して対称となる関係になる。芝刈りユニット2D,2Eの偏倚動作は、取っ手20Aを把持して手動で行うことができる。
芝刈りユニット2D,2Eは、芝刈り作業時の位置から側方偏倚位置に移動する際、車両4、前輪3および後輪5(それぞれ二点鎖線で図示)には接触しない。また、一対の前ローラー24と後ローラー25は、地面に接地していて、自在に回転可能なため、側方偏倚位置への移動に大きな負荷がかかることがない。次に以上説明した芝刈りユニット2D,2Eが芝刈り作業位置から側方偏倚位置に偏倚させることを可能にする第1連結機構10について図面を参照しながら説明する。なお、芝刈りユニット2Eを図示して説明する。
図9は、芝刈りユニット2Eの芝刈り作業時における第1連結機構10を示す平面図である。アーム7を上下に挟んで設けられる2枚のリンクプレート部38との間にリンクプレート36は配置され、共通の孔部47に通される回動軸39によって支持されている。また、孔部47に対して離れた位置に設けられている孔部48にピン34が挿入されている。孔部48は、リンクプレート部38とリンクプレート36とに共通に設けられている。したがって、孔部48にピン34が挿入されていることで、リンクプレート部38とリンクプレート36の地面に平行な方向の位置関係は、図9に示される位置関係に固定されている。ピン34は、孔部48に対して抜き差し可能である。ピン34を抜き取れば、芝刈りユニット2Eは、回動軸39を回動の中心として回動可能となる。アーム7のリンクプレート部38には、孔部50が設けられている。リンクプレート36には、孔部49が設けられている。孔部49,50は、芝刈りユニット2Eを側方偏倚位置に移動したときに、その姿勢を固定するために用いられる孔部である。なお、芝刈ユニット2Eは、デッキアーム26を介して、デッキアーム26から突出された支持軸35が、リンクプレート36に固定された軸挿入筒部37に回動自在に挿入されている。
図10は、芝刈りユニット2Eが、図9に示す芝刈り作業時の位置から図11に示す側方偏倚位置に移動する途中の第1連結機構10を示す平面図である。まず、第1連結機構10からピン34をピン把持部であるリング51を手指にかけるなどして引き抜く。そして、取っ手20A(図4参照)などを用いて図示時計回りに回すと、芝刈りユニット2Eは、リンクプレート36と一体の軸挿入筒部37を介して、回動軸39を回動中心として回動する。
図11は、芝刈りユニット2Eを側方偏倚位置に移動したときの第1連結機構10を示す平面図である。芝刈りユニット2Eは、回動軸39を回動中心として回動されて、リンクプレート36に設けられた孔部49と、アーム7Bのリンクプレート部38に設けられた孔部50との一致を視認したところで、ピン34が孔部50,49に挿通されている。このようにすることで、芝刈りユニット2Eの位置は、回動軸39とピン34とで側方偏倚位置に決定される。芝刈りユニット2Dにおいても、芝刈りユニット2Eと同様に反時計回りに回動させることで、側方偏倚位置に移動させることができる。つまり、芝刈りユニット2D,2Eの位置を図8に示すような側方偏倚位置に変更することができる。その位置において、第2連結機構11により、芝刈りユニット2D,2Eの地面対向面を車両4の外側に向く外向姿勢に変化させることができる。
図12は、第2連結機構11を示し、左欄(A)は、芝刈りユニット2Eが側方偏倚位置にあるときに、芝刈りユニット2Eを後方から見た背面図である。右欄(B)は、第1ブラケット27を示す背面図である。図13は、図12(A)に示す切断線A−Aにおける断面図である。図12、図13に示すように、第2連結機構11は、枠フレーム20に固定された第1ブラケット27と、デッキアーム26に固定された第2ブラケット28と、第1ブラケット27とデッキアーム26に固定された第2ブラケット28とを回動可能に連結する回動軸29を有している。第1ブラケット27は、略L字形状に曲げられたプレートで構成されていて、立ち上げ部27Aの上方(Z2方向)には、孔部70が設けられている。孔部70の下方には、鍔付きの支持軸71が固定されている。また、立ち上げ部27Aから直角にX2方向に延出された固定部27Bが形成されている。第1ブラケット27は固定部27Bにおいて、固定部27Bおよび枠フレーム20を貫通するボルト72を挿通させて、枠フレーム20の下面に溶接等で固定された固定板73にネジ固定されている。
第2ブラケット28は、図12(A)に示すように、変形の略六角形のプレート部28Aを有し、プレート部28Aの上部で、補強板60を介してデッキアーム26に固定されている。プレート部28Aには、フック部としてのフックピン61が固定されている。フックピン61は、略L字形状の棒部材であって、一方の端部にはネジ部61Aが設けられていて、プレート部28Aにねじ込まれたうえ、ナット62によって固定補強されている。フックピン61の他方の端部は、プレート部28AからX2方向に離れた位置において下方(Z1方向)に向いて曲げられたリング係止部61Bとなっている。プレート部28Aのフックピン61の固定部下方には、筒部材63の端部が、第1ブラケット27に向いて突出するようにワッシャー64を介して溶接等によって固定されている。筒部材63には、内筒部63Aが設けられていて、内筒部63AのX2側端部には、内径が縮小された鍔部63Bが形成されている。そして、筒部材63には、段付きのピン30が挿入されている。
ピン30には、第1ブラケット27の孔部70に挿入可能な軸部30Aと、細軸部30Bが形成されている。軸部30Aは、第1ブラケット27を第2ブラケット28に係止する係止部材となる。つまり、ピン30は、デッキアーム26に対する芝刈りユニット2Eの回動止め手段となる。筒部材63の内筒部63Aと細軸部30Bとの間には、径方向に隙間が形成されていて、この隙間に付勢部材としてのコイルバネ66が挿入されている。コイルバネ66は、筒部材63の鍔部63Bと、ピン30の軸部30Aの端部との間に配置されていて、ピン30を第1ブラケット27に向かって付勢している。ピン30は、コイルバネ66を介して軸方向に進退可能である。また、ピン30のX2方向端部には、ピン30を引き抜くための把持部としてリング65が回転および揺動可能に取り付けられている。このリング65を手指などで把持して外方向(X2方向)に引けば、ピン30を孔部70から引き出すことができる。このことによって、第1ブラケット27の第2ブラケット28に対する回動係止が解除される(図13において二点鎖線で表している)。この際、リング65をフックピン30の係止部61Bに引掛ければ、ピン30を引出した状態で維持できる。なお、ピン30を引出した状態を、図13において二点鎖線で表している。図12、図13に示す芝刈りユニット2Eは、リング65を係止部61Bから外してあり、ピン30は、第1ブラケット27の孔部70に挿入されている。
第2ブラケット28は、筒部材63の下方に筒部材67が固定されている。筒部材67の孔部76の中心は、第1ブラケット27の支持軸71の孔部の中心と一致していて、第1ブラケット27と第2ブラケット28は、段付きの回動軸29を支持軸71にネジ締めによって固定されている。筒部材67の孔部76と回動軸29の軸部77との間には隙間が形成されているので、第1ブラケット27は、第2ブラケット28に対して、この軸部77を回動軸として回動可能に連結される。また、第1ブラケット27の立ち上げ部27Aに設けられる孔部70は、筒部材67の軸C2を中心とする同心円に沿う長孔である(図12(B)参照)。固定部27Bには、ボルト72が挿通される孔部75が開けられている。
図12(B)に示すように、第1ブラケット27は、軸C2を通る直線C3に対して左右対称形である。支持軸71と孔部70の左右の中心は、直線C3上に配置されている。孔部70の図示左右両側に孔部78,79が設けられている。孔部70と孔部78,79は、支持軸71の軸C2からの距離が同じであって、孔部78および孔部79の直線C3からの角度はK度である。孔部70の幅と孔部78,79の直径は、ピン30の軸部30Aが挿入できる大きさである。
ピン30が、長孔である孔部70に挿入されているときには、第1ブラケット27は、ピン30によりこの孔部70の範囲で回動が規制される。言い換えると、芝刈りユニット2Eは、孔部70の範囲で、軸C2を中心に揺動可能となっている。また、ピン30を孔部70から引き抜くと、芝刈りユニット2Eは自在に揺動可能となる。ピン30を孔部70から引き抜いた状態で芝刈りユニット2Eを反時計回り(デッキ22の開口部が車両4の外側に向く後方)に傾けていき、ピン30が孔部79と一致したときに、ピン30を引く力を弱めるとコイルバネ66の付勢力によって、ピン30の軸部30Aが孔部79に挿入され、芝刈りユニット2Eは、その傾きで固定される。ここで、芝刈りユニット2Eを傾けていって、ピン30が孔部79の位置を通り過ぎることなく、確実にピン30を挿入させるために、芝刈りユニット2Eには、さらに回動規制手段が設けられている。
回動規制手段は、図12(A)に示すように、第2ブラケット28の傾斜部83,84と、第1ブラケット27の略L字形状に曲げられた固定部27Bとを有している。第2ブラケット28のプレート部28Aの下方(第1ブラケット27の固定部27Bと対向する端部)には、左右両側に傾斜部83,84が形成されている。傾斜部83,84は、固定部27Bの上面からの角度がK度となっている。そのため、第1ブラケット27(芝刈りユニット2E)の第2ブラケット28(デッキアーム26)に対する傾斜角がK度で規制されることになる。この角度Kと、第1ブラケット27に設けられた孔部78,79の直線C3に対する角度Kが一致する。そのため、芝刈りユニット2Eをアーム7に対して外側に(反時計回りに)K度傾けたときに、ピン30を孔部79に挿入させることができる。芝刈りユニット2Eが側方偏倚位置にあるときに、ピン30を孔部70から引き抜いた状態で取っ手20Aを掴み芝刈りユニット2Eを引き上げる。そうすると、芝刈りユニット2Eは、後ローラー25を地面に接地させながら軸C2の周りに反時計回りに回動する。そして、芝刈りユニット2Eが固定部27Bに対してK度傾いたときに固定部27Bに傾斜部83が当接し、回動位置が規制される。傾斜部83が固定部27Bに当接している状態でピン30を孔部79に挿入すると、この状態をピン30によって芝刈りユニット2EがK度傾いた状態を維持することできる。この状態で芝刈りユニット2Eが地面対向面(デッキ22の開口部)を車両4の外側に向ける姿勢である外向姿勢になる。なお、傾斜部83,84および孔部78,79の角度は任意に選択きる。芝刈りユニット2Dは芝刈りユニット2Eと左右対称の構成である。したがって、芝刈りユニット2Dも芝刈りユニット2Eと同様の操作によりデッキ22を外向姿勢にすることができる。
図14は、芝刈りユニット2Eが側方偏倚位置にあって、芝刈りユニット2Dが外向姿勢にあるときの状態を後方から見た背面図である。芝刈りユニット2Eは、側方偏倚位置にあって、前ローラー24および後ローラー25が接地している。このときの芝刈りユニット2Eは、第2連結機構11が図12(A)および図13に示す状態であって、昇降シリンダ8の連結軸41は、アーム7の長孔42の長手方向の中程に位置している。
芝刈りユニット2Dは、地面対向面を外側に向けた外向姿勢になった状態であって、第2ブラケット28の傾斜部84に、第1ブラケット27の固定部27Bが当たるまで回動している。後ローラー25は、側方偏倚位置から外向姿勢に移行する間において、地面に接地している。また、アーム7の長孔42と昇降シリンダ8の連結軸41との間には、昇降シリンダ8の伸び方向および縮み方向に遊び(隙間)が設けられている。つまり、長孔42と連結軸41との間には、Y2側に遊び(隙間)が設けられている。したがって、芝刈りユニット2Dを引上げても、昇降シリンダ8を収縮させることなく、アーム7および昇降シリンダ8を軸45、軸46を回動軸として時計回りに回動させることができる。アーム7および昇降シリンダ8が回動することで第2連結機構11の角度K(図12(A)参照)よりも芝刈りユニット2Dを大きく傾斜させることが可能となる。また、昇降シリンダ8を収縮させることなく芝刈りユニット2Dを回動させることができるため、手動で芝刈りユニット2Dを回動させることができる。芝刈りユニット2Eも芝刈りユニット2Dと同じようにして、側方偏倚位置から外向姿勢に変えることが可能である。このようにすることによって、芝刈りユニット2D,2Eの地面対向面を車両4の側方において外向姿勢に手動で容易に変えることができる。その結果、芝刈りユニット2D,2Eの地面対向面側に配置される刈刃21(図4参照)の交換を容易に行うことができ、椀状のデッキ22の内面に付着した刈取り芝の除去、洗浄を地面対向面側から容易に、しかも確実に行うことができる。
図6に示すように、走行時において、左右両側の芝刈りユニット2Aおよび右方の芝刈りユニット2Cは、十分な傾斜角度で外向姿勢となっているので、その状態で車両4を停止すれば、地面対向面側のメンテナンス作業が可能である。芝刈りユニット2A〜2Cは、側方偏倚位置に回動移動させないので、第1連結機構10を設けなくてもよい。なお、中央に配置される芝刈りユニット2Bに第2連結機構11を備えることにより、芝刈りユニット2Bを、上昇位置に配置した状態でデッキ22の開口部を前方に向けることができるためメンテナンスを行い易くなる。なお、芝刈りユニット2A,2Cは、機能としては第2連結機構11を必要としないが、第2連結機構11を設けることで、芝刈りユニット2A〜2Eの部品を共通化することができる。
また、芝刈りユニット2A〜2Eの各々には、接地面に対する刈刃21の高さ調整が可能である。そのことについて図12(A)を参照して説明する。枠フレーム20には、プレート90が取り付けられていて、デッキ22にはプレート91が取り付けられている。プレート90には、高さ方向斜めに複数の孔部92が高さ方向に2列設けられている。そして、プレート91には、左右方向に複数の孔部93が高さ方向に複数列(図示は省略)設けられている。そして、孔部92と孔部93とを適宜組み合わせてボルト94によって、プレート90とプレート91とを固定すれば、枠フレーム20に対するデッキ22の高さを変えることが可能となる。プレート90、プレート91およびボルト94は、各芝刈りユニットの左右および前方の3方向に備えられている。デッキ22の枠フレーム20に対する高さを調整することによって、刈刃21の地面に対する高さを調整でき、芝の刈取り高さを調整することができる。
(発明の効果)
芝刈り車両1は、アーム7を介して芝刈りユニット2D,2Eが車両4に連結され、アーム7と車両4とを連結する昇降シリンダ8を駆動することにより、芝刈りユニット2D,2Eを、芝刈り作業時の位置である下降位置と、芝刈り作業を行わずに前記車両を走行させるときに配置させる位置である上昇位置とに移動可能としている。そして、芝刈り車両1は、芝刈りユニット2D,2Eを地面に対して平行な面内で回動可能とし、芝刈りユニット2D,2Eを芝刈り作業時に配置される作業位置と、作業位置よりも車両4の側方に偏倚した側方偏倚位置とに回動移動可能に芝刈りユニット2D,2Eをアーム7に連結する第1連結機構10を備えている。また、芝刈り車両1は、側方偏倚位置に配置された芝刈りユニット2D,2Eを地面対向面が地面に対向している位置である地面対向姿勢から、地面対向面が車両4の外側に向く姿勢である外向姿勢に変化させることができるように、芝刈りユニット2D,2Eを第1連結機構10に回動可能に連結する第2連結機構11を有している。そして、アーム7の昇降シリンダ8の可動端部に配設される連結軸41との連結部は、昇降シリンダ8の進退方向に沿って長い長孔42とされている。
このような構成にすることによって、芝刈り車両1は、車両4の下方に配置される芝刈りユニット2D,2Eを、芝刈り作業時の下降位置から、車両4の側方偏倚位置に回動移動させ、さらに、芝刈りユニット2D,2Eの地面対向面が車両4の外側に向く姿勢である外向姿勢に手動で変化させることができる。このことによって、芝刈りユニット2D,2Eの地面対向面側に配置される刈刃21の交換や、付着した芝などの除去、洗浄を容易に行うことができる。従来技術のアームと昇降シリンダとの連結部には遊びがないので、芝刈りユニットを外向姿勢にするための負荷が大きく、これを手動で行うことは困難である。しかし、本実施の形態では、昇降シリンダ8の可動端部(連結軸41)とアーム7との連結部に長孔42を設けて、昇降シリンダ8との間に遊びをつけているため、この長孔の範囲で昇降シリンダ8の可動端部が移動可能であって、芝刈りユニット2D,2Eのデッキ22を外向姿勢に手動でも容易に引き上げることができる。
また、アーム7と昇降シリンダ8の可動端部との間に長孔42による遊びによって、芝刈り作業時において、デッキ22が地面の左右方向の傾斜や凹凸による上下動を吸収することを可能にしている。
また、芝刈り車両1は、芝刈り作業時に芝刈りユニット2D、2Eを地面に支持し、車両4の進行方向に回転可能な前ローラー24と後ローラー25とを有し、後ローラー25は、芝刈りユニット2D,2Eが地面対向姿勢から外向姿勢に回動移動される際に、地面に接地する位置に配置されている。したがって、デッキ22を外向姿勢まで引き上げるときに、後ローラー25が支点、第2連結機構11が作用点、取っ手20Aが力点となる梃子の原理によって、引上げ力が小さくなり、デッキ22の引上げ作業をより容易にしている。
また、アーム7は、長手方向が車両4の前後方向に沿う軸(軸線C1)に対して直角方向に配置され、側方偏倚位置は、第2連結機構11の芝刈りユニット2D,2Eの回動軸29がアーム7の長手方向に対して直角方向に配置される位置としている。このようにすれば、芝刈りユニット2D,2Eの芝刈り作業時における前ローラー24および後ローラー25に対し、側方偏倚位置では前ローラー24および後ローラー25が90度回動移動した配置となる。つまり、前ローラー24および後ローラー25が、軸線C1に対して平行に配置されることになるから、前ローラー24および後ローラー25が地面に対して接地しやすくなり、芝刈りユニット2D,2Eの接地姿勢が安定する。また、芝刈りユニット2D,2Eのデッキ22の開口部、すなわち地面対向面が軸線C1に平行に配置されるため、デッキ22内のメンテナンスが行い易くなる。
また、芝刈り車両1は、第2連結機構11による芝刈りユニット2D,2Eの回動範囲を規制する回動規制手段を有している。回動規制手段は、第2ブラケット28の傾斜部83,84と第1ブラケット27の略L字形状に曲げられた固定部27Bとを有し、第2ブラケット28の傾斜部83,84が第1ブラケット27の固定部27Bに当接することで、芝刈りユニット2D,2Eの回動が規制される。第2連結機構11は、芝刈りユニット2D,2Eの枠フレーム20に固定される第1ブラケット27と、第1連結機構10のデッキアーム26に固定される第2ブラケット28とを有し、第1ブラケット27を第2ブラケット28に回動可能に支持する軸部(回動軸29の軸部77)とを有している。第2ブラケット28には、第1ブラケット27が配置される側に進退可能なピン30が備えられ、第1ブラケット27には、芝刈りユニット2D,2Eが回動規制手段により回動を規制されるまで回動されたときにピン30と対向し、ピン30が第1ブラケット27側に進出し挿入されるピン挿入孔(孔部78,79)が形成されている。
したがって、第1ブラケット27を第2ブラケット28に対して回動させ、第1ブラケット27に所定の角度Kで設けられているピン挿入孔に第2ブラケット28に設けられているピン30を挿入すれば、第1連結機構10に対して、デッキ22を所定の角度Kで外向き姿勢に回動移動させ、その姿勢を維持することができる。芝刈り作業時においては、ピン30を第1ブラケット27の孔部(長孔)70に挿入しておけば、長孔70の回動許容範囲で、芝刈ユニット2D,2Eが車両4の前後方向において地面の傾斜や凹凸に追従可能となる。
また、芝刈りユニット2D,2Eを外向姿勢に回動移動させる際、この回動規制手段の範囲までは、芝刈りユニット2D,2Eの重量以外の負荷がほとんどないので、芝刈りユニット2D,2Eを外向姿勢に容易に回動させることができる。さらに、昇降シリンダ8の可動端部(連結軸41)とアーム7との連結部に長孔42を設けていることから、回動規制手段と長孔42による遊び効果と合わせて、芝刈りユニット2D、2Eをメンテナンス作業が可能な外向姿勢に手動によって回動移動させることができる。上述の実施の形態では、第2ブラケット28の傾斜部83,84と第1ブラケット27の略L字形状に曲げられた固定部27Bとを回動規制手段の構成としているが、この構成に限らず、たとえば、枠フレーム20とアーム7とを当接させて回動を規制する構成としてもよい。
また、芝刈り車両1は、ピン30を第1ブラケットの側に付勢する付勢手段(コイルバネ66)と、ピン30に備えられ、ピン30を付勢力に抗して第1ブラッケトから離す方向に移動させる際に手指で把持することができる把持部(リング65)と、第2ブラケットに備えられ、ピン30が第1ブラケットに形成されるピン挿入孔(孔部78,79)から抜かれた状態のときにリング65を掛止し、ピン30の第1ブラケット27側への移動を阻止することができるフック部(フックピン61)と、を有している。
したがって、ピン30を第1ブラケット27側から引き抜き、リング65をフックピン61に係止しておけば、第1ブラケット27を第2ブラケット28に対して容易に回動でき、フックピン61から所定の位置でリング65の係止をはずせば、コイルバネ66の付勢力によって、ピン30を第1ブラケット27のピン挿入孔である孔部78,79に挿入できる。
なお、本発明は前述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。本実施の形態では、アーム7は、長手方向が車両の前後方向に沿う軸線C1に対して直角方向に配置されている。また、側方偏倚位置は、第2連結機構11の芝刈りユニット2D,2Eの回動軸29がアーム7の長手方向に対して直角方向に配置される位置である。しかしながら、アーム7の長手方向を車両の前後方向に沿う軸線C1に対して、前方に傾斜させる配置としてもよい。この場合であっても、昇降シリンダ8の可動端部(連結軸41)とアーム7との連結部に長孔42が設けられているため芝刈りユニット2D,2Eのデッキ22を外向姿勢に手動でも容易に引き上げることができる。また、例えば、前述した実施の形態では、後方の芝刈りユニット2D,2Eが備えられた芝刈り車両1について記載しているが、前方の芝刈りユニット2A〜2Cが、車両4の下方に配置される芝刈り車両にも適応可能である。また、後方の芝刈りユニットが1基の構成の場合にも適合可能である。
また、芝刈りユニット2D,2Eは、芝刈り作業時の下降位置で、側方偏倚位置に偏倚させているが、芝刈りユニット2D,2Eが、走行時の上昇位置にあるときに、側方偏倚位置に偏倚させてもよい。
また、芝刈りユニット2D、2Eは、第2連結機構11に回動規制手段を設けているが、回動規制手段をなくして、昇降シリンダ8とアーム7との連結部に設けた長孔42によって、回動規制を行うことが可能である。
1・・芝刈り車両
2A〜2C・・芝刈りユニット
3・・前輪
4・・車両
5・・後輪
7・・アーム
8・・昇降シリンダ
9・・昇降リンク機構
10・・第1連結機構
11・・第2連結機構
20・・枠フレーム
20A・・取っ手
22・・デッキ
24・・前ローラー
25・・後ローラー
26・・デッキアーム
27・・第1ブラケット
28・・第2ブラケット
29・・回動軸(第2連結機構)
30・・ピン(第2連結機構)
34・・ピン(第1連結機構)
39・・回動軸(第1連結機構)
41・・連結軸(可動端部)
42・・長孔(アーム)
65・・リング(把持部)
66・・コイルバネ(付勢手段)
77・・軸部(回動軸29)
78・・孔部(ピン挿入孔)
79・・孔部(ピン挿入孔)
83,84・・傾斜部(回動規制手段)
C1・・軸線

Claims (5)

  1. アームを介して芝刈りユニットが車両に連結され、前記アームと前記車両とを連結する昇降シリンダを駆動することにより、芝刈りユニットを芝刈り作業時の位置である下降位置と、芝刈り作業を行わずに前記車両を走行させるときに配置させる位置である上昇位置とに移動可能とする芝刈り車両であって、
    前記芝刈りユニットを地面に対して平行な面内で回動可能とし、前記芝刈りユニットを芝刈り作業時に配置される作業位置と、前記作業位置よりも前記車両の側方に偏倚した側方偏倚位置とに回動移動可能に前記芝刈りユニットを前記アームに連結する第1連結機構と、
    前記側方偏倚位置に配置された前記芝刈りユニットを、前記芝刈りユニットの地面対向面が地面に対向している姿勢である地面対向姿勢から、前記地面対向面が前記車両の外側に向く姿勢である外向姿勢に変化させることができるように、前記芝刈りユニットを前記第1連結機構に回動可能に連結する第2連結機構を有し、
    前記アームの前記昇降シリンダの可動端部との連結部は長孔である、
    ことを特徴とする芝刈り車両。
  2. 請求項1に記載の芝刈り車両において、
    前記芝刈りユニットは、芝刈り作業時に前記芝刈りユニットを地面に支持し、前記車両の進行方向に回転可能なローラーを有し、
    前記ローラーは、前記芝刈りユニットが前記地面対向姿勢から前記外向姿勢に回動される際に、地面に接地する位置に配置されている、
    ことを特徴とする芝刈り車両。
  3. 請求項1または請求項2に記載の芝刈り車両において、
    前記アームは、長手方向が前記車両の前後方向に沿う軸に対して直角方向に配置され、
    前記側方偏倚位置は、前記第2連結機構の前記芝刈りユニットの回動軸が前記アームの長手方向に対して直角方向に配置される位置である、
    ことを特徴とする芝刈り車両。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の芝刈り車両において、
    前記第2連結機構による前記芝刈りユニットの回動範囲を規制する回動規制手段を有し、
    前記第2連結機構は、前記芝刈りユニットに固定される第1ブラケットと、前記第1連結機構に固定される第2ブラケットと、前記第1ブラケットを前記第2ブラケットに回動可能に支持する軸部とを有し、
    前記第2ブラケットには、前記第1ブラケットが配置される側に進退可能なピンが備えられ、
    前記第1ブラケットには、前記芝刈りユニットが前記回動規制手段により回動を規制されるまで回動されたときに前記ピンと対向し、前記ピンが前記第1ブラケット側に進出し挿入されるピン挿入孔が形成されている、
    ことを特徴とする芝刈り車両。
  5. 請求項4に記載の芝刈り車両において、
    前記ピンを前記第1ブラケットの側に付勢する付勢手段と、
    前記ピンに備えられ、前記ピンを前記付勢力に抗して前記第1ブラッケトから離す方向に移動させる際に手指で把持することができる把持部と、
    前記第2ブラケットに備えられ、前記ピンが前記第1ブラッケトに形成される前記ピン挿入孔から抜かれた状態のときに前記把持部を掛止し、前記ピンの前記第1ブラケット側への移動を阻止することができるフック部と、
    を有している、
    ことを特徴とする芝刈り車両。
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