JP5939944B2 - 照明器具 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば屋外で使用される防犯灯のような照明器具の防水構造に関し、防水パッキンを使用しない防水構造に関する。
従来の防犯灯は、防水性を保つため、カバーと本体間で防水パッキンを用いた防水構造としている。(例えば、特許文献1参照。)
また、防水パッキンを用いずに、カバーと本体との嵌合と、本体側に水抜き穴を設けた防水構造がある。(例えば、特許文献2、3参照。)
また、器具内部の急激な圧力上昇に対応するように、器具内の気密空間部を外部に連通可能な通気孔を設けた照明器具がある。(例えば、特許文献4参照。)
特開2009−152169号公報(段落「0054」参照。) 特開平8−161921号公報 特開2009−4331号公報 特開2010−9959号公報
しかしながら、パッキンの弾力性の影響もあって、防犯灯を電柱などに取り付ける際、取り付け性が必ずしも良くなかった。
また、ランプの点灯時と消灯時とでは器具内の温度が異なり、ランプを点灯して器具内が高温状態となったあとにランプを消灯して器具内の温度が低下したとき、空気の吸い込みによる水の浸入の恐れがあった。
また、灯具本体の付け根部分を、取付金具で挟み込むように取り付けると、取付金具を灯具本体に固定するネジ部にせん断応力がかかり、ネジ部が折れるという課題があった。
本発明は、防水パッキンを用いずとも防水性を確保できるとともに、器具内の適度な通気性を得ることができる照明器具の提供を目的とする。
この発明の照明器具は、
光源と、前記光源を点灯する光源点灯装置とが取り付けられる器具本体ケースと、
前記器具本体ケースに取り付けられて、前記光源と前記光源点灯装置とを収納する内部空間を前記器具本体ケースと共に形成するカバーと
を備えた照明器具において、
前記器具本体ケースは、
前記カバーが取り付けられる周枠部分の全周にわたって形成された凹形状の溝部であるケース側溝部を備え、
前記カバーは、
前記器具本体ケースが取り付けられる周枠部分の全周にわたって形成された凹形状の溝部であるカバー側溝部を備え、
前記ケース側溝部は、
前記周枠部分の全周にわたって起立するケース外側起立部と、前記周枠部分の全周にわたって前記ケース外側起立部よりも内側で起立し、かつ、前記ケース外側起立部の起立方向に前記ケース外側起立部の先端部よりも低い位置まで起立して前記ケース外側起立部と共に前記凹形状を形成するケース内側起立部とを有し、
前記カバー側溝部は、
前記周枠部分の全周にわたって起立するカバー外側起立部と、前記周枠部分の全周にわたって前記カバー外側起立部よりも内側で起立し、かつ、前記カバー外側起立部の起立方向に前記カバー外側起立部の先端部よりも高い位置まで起立して前記カバー外側起立部と共に前記凹形状を形成するカバー内側起立部とを有し、
前記ケース内側起立部は、
前記カバー外側起立部と前記カバー内側起立との間に嵌まり込み、
前記ケース内側起立部の先端部は、
前記カバー外側起立部と前記カバー内側起立部とが起立する根元部分である前記凹形状の底部に当接し、
前記カバー外側起立部は、
前記ケース外側起立部と前記ケース内側起立との間に嵌まることを特徴とする。
本発明によれば、防水パッキンを用いずとも防水性を確保できるとともに、器具内の適度な通気性を得ることができる。
実施の形態1の照明器具1000を示す斜視図。 実施の形態1の照明器具1000の側面図(a)及び上面図(b)等を示す図。 図2(b)のX−X断面に対応する図であって、器具本体ケース110と、カバー200との組み付け状態を示す図。 実施の形態1の照明器具1000の分解斜視図である。 実施の形態1の照明器具1000の6面図(左側面は省力)。 図5の背面図(e)から固定具300を取り外した図。 実施の形態1の照明器具1000の分解斜視図。 実施の形態1のカバー200の正面図等を示す図。 実施の形態1のカバー200の背面図(図7(a)のX方向矢視)。 図8のカバー200のA−A断面、C−C断面、F−F断面の各断面図。 実施の形態1の固定具300の斜視図。 実施の形態1の固定具300の6面図。 実施の形態1の他の固定具300の例を示す正面図及び上面図。 実施の形態1の照明器具1000の構造を示す断面図。 図14のC−C断面、D−D断面の各断面図。
実施の形態1.
以下、図1〜図15を参照して実施の形態1の照明器具1000を説明する。
図1は、照明器具1000の斜視図である。図2は、照明器具1000の側面図(a)及び上面図(b)であり、(c)については後述する。なお図2(a),(b)は、照明器具1000の実際の使用状態を示している。図3は、図2(b)のX−X断面に対応する図であり、(a)は器具本体ケース110と、カバー200との組み付け状態を示し、(b)は後述する器具側当接部115、カバー側当接部230の構造を示す。図4は、照明器具1000の分解斜視図であり、器具本体100(器具本体ケース110)へ固定具300を雄ネジ410で取り付けることを示す図である。図5は、照明器具1000の6面図である(右側面図は省略)。(a)〜(d)は、順に、上面図、左側面図、底面図、正面図、背面図である。なお右側面図は左側面図と同等であるので省略した。図6は、図5の背面図(e)から固定具300を取り外した図である。図7は、照明器具1000の分解斜視図である。図8は、カバー200の(a)〜(d)の順に、右側面図、上面図、正面図、背面図であり、(e)は(b)のA−A断面図である。正面図等を示す図である。図9は、カバー200の背面図(図7(a)のX方向矢視)である。図10は、図8のカバー200のA−A断面、C−C断面、F−F断面の各断面図である。図11は、固定具300の斜視図である。図12は、固定具300の6面図である。(a)〜(d)は、順に、底面図、背面図、上面図、正面図、右側面図、左側面図である。図13は、固定具300の他の例を示す正面図及び上面図である。図14は、照明器具1000の構造を示す図であり、(a)は切断面を示し、(b)は(a)のB−B断面の断面図である。図15は、図14のC−C断面、D−D断面の各断面図である。
照明器具1000(例えば防犯灯)は、図1に示すように、器具本体100と、この器具本体100の発光面を覆うカバー200と、器具本体100を電柱、ポールなどの被取付部2000に固定する固定具300からなる。
(器具本体100の構成)
図7のように、器具本体100は、器具本体ケース110と、取付金具120と、光源モジュールユニット130と、点灯装置ユニット140と、自動点滅ユニット150と、口出し線パッキン160とを備える。
(1)器具本体ケース110は、長方形状の一面が開口する箱体からなる。
(2)取付金具120は、器具本体ケース110に取り付けられ、階段状に折り曲げられた形状をなす。
(3)光源モジュールユニット130は、取付金具120に取り付けられる。
(4)点灯装置ユニット140は、器具本体ケース110と取付金具120との間に収納され、光源モジュールユニット130を点灯する。
(5)自動点滅ユニット150は、外部の明るさを検出し、点灯装置ユニット140の動作を開始させ、あるいは動作を停止させる。
(6)口出し線パッキン160は、器具本体100の内側から電線を引き出すとともに防水性を保つ。
(器具本体ケース110)
図2及び図7等のように、
器具本体ケース110は、天面111(図2(b))、壁部112(図7)、凹部113(図2(b))、固定具取付部114(図4)、器具側当接部115(図3(b))が形成されている。
(1)壁部112は、天面111の周囲から立ち下がる壁である。なお、「立ち下がる」とするのは、図2(a)に示すように、使用状態ではカバー200に対して器具本体ケース110が上側となるので使用状態を基準にすると「立ち下がる」からである。
(2)凹部113は、天面111に形成され、外郭(外側表面111−1)から内側に窪んでいる。
(3)固定具取付部114は周囲をとりまく4面の壁部112のうちの1つに形成され、固定具300が取り付けられる、
(4)器具側当接部115は、4つ(4面)の壁部112の先端(後述の周枠部分)に器具本体100(器具本体ケース110)の全周にわたって、断面「コ」の字状に形成される(「コ」の字を左に90度回転させたような形状)。
(器具側当接部115)
図3(b)のように、器具側当接部115は、器具本体100の外郭を形成する外郭立下部115aと、器具本体100の内側の内側立下部115bからなる。後に詳しく説明するが、外郭立下部115aの長さは、器具本体100の内側の内側立下部115bの長さよりも長い。
(光源モジュールユニット130)
図7のように、光源モジュールユニット130は、絶縁板131と、LED基板132と、レンズ133と、放熱クリップ134とからなる。
(点灯装置ユニット140)
点灯装置ユニット140は、一面が開口した箱状の点灯装置ケース141と、点灯装置ケース141に収納される点灯装置基板142とを有する。
(自動点滅ユニット150)
自動点滅ユニット150は、中空箱状の自動点滅ユニットカバー151と、自動点滅ユニットカバー151に内蔵される自動点滅基板152と、自動点滅ユニットカバー151を器具本体ケース110に取り付けるための自動点滅ユニット取付部153を有する。
図8、図9等を参照してカバー200を説明する。カバー200は、長方形状の透光面210(図8(a))と、透光面210から立ち上がる4つの側面220(図5(b))と、側面220の先端に、カバー200の開口部分の全周にわたって、断面「コ」の字状に形成されるカバー側当接部230(図3)と、透光面210の長手方向の一端側に凸状に形成される水抜き凸部240(図1)とを備える。
(カバー側当接部230)
カバー側当接部230は、図3に示すように、カバー200の外側に形成される外郭立上部230aと、カバー200の内側に形成される内側立上部230bからなる。内側立上部230bの長さは、外郭を形成する外郭立上部230aの長さよりも長い。これについては後述する。
(器具側当接部115とカバー側当接部230との嵌合関係)
器具側当接部115とカバー側当接部230との嵌合関係を詳しく説明する。照明器具1000は、図1のように器具本体ケース110と、カバー200とを備えている。図7のように、器具本体ケース110は、LED132a(光源)が実装されたLED基板132と、LED132aを点灯する点灯装置ユニット140(光源点灯装置)と、自動点滅ユニット150(光源点灯装置)とが取り付けられる。カバー200は、器具本体ケース110に取り付けられて、LED132aと点灯装置ユニット140等を収納する内部空間1001(図14)を器具本体ケース110と共に形成する。
器具本体ケース110は、カバー200が取り付けられる周枠部分110−1の全周にわたって形成された凹形状の溝部である器具側当接部115(ケース側溝部)を備える。ここで周枠部分110−1とは、図7に矢印で示す矢印先端の部分であり、図2(b)でみたときに、A,B、C,D,Aの全周である。また、カバー200は、器具本体ケース110が取り付けられる周枠部分200−1の全周にわたって形成された凹形状の溝部であるカバー側当接部230(カバー側溝部)を備える。ここで周枠部分200−1とは、図8に矢印で示す矢印先端の部分であり、図2(b)でみたときに、A,B、C,D,Aの全周である。
図3を参照して器具側当接部115、カバー側当接部230を説明する。図3は、図2(b)のX−X断面に対応する図である。図3(a)は器具本体ケース110と、カバー200との実際の組み付け状態を示す。図3(b)は器具側当接部115及びカバー側当接部230の構造を示すための便宜的な図である。図3(b)に示すように、器具側当接部115は、外郭立下部115a(ケース外側起立部)と、内側立下部115b(ケース内側起立部)とを有する。外郭立下部115aは、周枠部分110−1の全周にわたって起立する。内側立下部115bは、周枠部分110−1の全周にわたって外郭立下部115aよりも内側で起立する。また内側立下部115bは、外郭立下部115aの起立方向に外郭立下部115aの先端部115a−1よりも低い位置まで起立して外郭立下部115aと共に凹形状を形成する。つまり、外郭立下部115aの先端部115a−1は、内側立下部115bの先端部115b−1よりも、長く起立している。つまり、図3(b)のように、先端部115a−1の位置は、先端部115b−1の位置よりも△H1だけ長い。また図3(b)に示すように、カバー側当接部230は、外郭立上部230a(カバー外側起立部)と、内側立上部230b(カバー内側起立部)とを有する。外郭立上部230aは、周枠部分200−1の全周にわたって起立する。内側立上部230bは、周枠部分200−1の全周にわたって外郭立上部230aよりも内側で起立する。また、内側立上部230bは、外郭立上部230aの起立方向に外郭立上部230aの先端部230a−1よりも高い位置まで起立して外郭立上部230aと共に凹形状を形成する。つまり、内側立上部230bの先端部230b−1は、外郭立上部230aの先端部230a−1よりも長く起立している。つまり、図3(b)のように、先端部230b−1の位置は、先端部230a−1の位置よりも△H2だけ長い.
図3(a)に示すように内側立下部115bは、外郭立上部230aと内側立上部230bとの間に嵌まり込む。このとき内側立下部115bの先端部115b−1は、外郭立上部230aと内側立上部230bとが起立する根元部分である凹形状の底部230cに当接する。また図3(a)に示すように外郭立上部230aは、外郭立下部115aと内側立下部115bとの間に嵌まる。このとき、器具側当接部115の底部115cと、外郭立上部230aの先端部230a−1との間には、若干の隙間があいている。
このように、カバー側当接部230の内側立上部230bの長さを、外郭立上部230aの長さよりも長くした。このことによって、長さの短い外郭立上部230aと長さの長い内側立上部230bとの間に雨水が溜まったときには、先に、外郭立上部230aの先端部230a−1と底部115cとの間から雨水が流れ落ちる。よって、長さの長い内側立上部230bの先端部230b−1を乗り越えて器具本体100の内部(内部空間1001)に雨水が侵入しにくくなる効果を得られる。また、先端部115a−1の位置を先端部115b−1の位置よりも△H1だけ長い位置(高く)にしたので、外郭立下部115aによって雨水が溝(底部230c)に入りにくい効果がある。
以上のように図3の構成としたので、防水性を維持しつつ適度の通気性を得ることができるので、防水パッキンを使用して密封性が高まることによって生じる、ランプ消灯時の器具内の温度が低下に伴う、空気の吸い込みによる水の浸入の恐れを回避できる。
器具本体ケース110は、周枠部分110−1の全周のうちの所定の箇所の近傍に、固定具取付部114(図4)を備える。固定具取付部114は、照明器具1000が取り付けられる対象となる電柱などの被取付部2000に照明器具1000を固定する固定具300が取り付けられる。内側立上部230bは、固定具取付部114に近づくほど、凹形状の底部230cから先端部230b−1までの高さが高くなる高さ変化部230b−2(図8のA部)を有する。
つまり、図8(e)に示すように、内側立上部230bのうち、器具本体100の被取付部2000側の内側立上部230b(図8(e)のA部)の起立長さを長く(起立高さを高く)する。この長さの違いを図10(b)、(c)に示した。図10(b)は高さ変化部230b−2ではないB部(図8(c))の断面である。図10(c)は高さ変化部230b−2のA部(図8(c))の断面である。図10(b)、(c)の対比でわかるように、高さ変化部230b−2の内側立上部230bの長さ(高さ)は、高さ変化部230b−2ではない内側立上部230bの長さよりも長い。
高さ変化部230b−2の内側立上部230bの長さを長くする構成によって、器具本体100の上部(図8(e)中のB部)側から流れてきた雨水も器具本体100の内部に侵入しにくくなる。つまり、実際の取り付け状態は、図2(a)に示すように先端位置が高く、取り付け側の後端位置が低くなり、カバー側当接部230の外郭立上部230aと内側立上部230bとの間の凹部(溝)にたまった水は、図10(a)に示す矢印Xの方向に流れる。この場合、取り付け状態では後端側に水がたまり易くなるが、後端側(図8(e)のA部)の内側立上部230bを長くすることで、取付側である後端側における内部空間10001への水の浸入の防止効果を向上できる。
したがって、器具本体100の被取付部2000側と上部側(取り付け側に対して先端側)とで内側立上部230bの長さ(起立高さ)を変えることによって、器具本体ケース110とカバー200との間に防水パッキンを設けなくても、照明器具1000の内部に雨水が入るのを効果的に防止できる。なお、上記では「固定具取付部114に近づくほど、凹形状の底部230cから先端部230b−1までの高さが高くなる高さ変化部230b−2」を説明したが、固定具取付部114に近づくほど、凹形状の底部230cから先端部230b−1までの高さが高くなる場合のほか、照明器具の先端部(図8のB部の側)よりも固定具取付部114の側である後端側(図8のA部の側)において、底部230cから先端部230b−1までの高さを高くすればよい。つまり「近づくほど」でなくともよい。
(水抜き凸部240)
図1に示すように、水抜き凸部240は、三角状に突出する三角凸部241(図1に示すように、2つの平面241a,241bで構成される)と、三角凸部241の側面に形成される2つの三角側面242とを有する。三角凸部241は、一面(図1では平面241b側)に水抜き穴243を有する。水抜き穴243を有する平面241bは、照明器具1000が電柱などの被取付部2000に取り付けられた際、地面に対して水平になる(図2(a))。
このように、水抜き凸部240に水抜き穴243を設けることで、万が一、照明器具1000内に水が入ったとしても水抜き穴243から排水されるので、照明器具1000内に水が充満するまで浸水することがない。
また、器具側当接部115とカバー側当接部230との間で通気させるとともに、水抜き穴243でも通気させることができる。
(凹部113とLED基板132)
図2(b)、図7、図14等に示すように、器具本体ケース110の天面111に形成された凹部113は、天面111の外側表面111−1(図14)から内部空間1001の方向に凹む凹形状をなす。凹部113は、図15(a)に示すように、この凹形状の底部113−1の反対側となる内部空間1001の側に平坦部113−2を有する。また図7に示すように、LED基板132の実装面132−1には複数のLED132aが実装されている。そして、図15(a)に示すようにLED基板132の裏面132−2が、凹部113の平坦部113−2に熱的に接続する。ここで「熱的に接続する」とは、LED基板132の裏面132−2が直接凹部113の平坦部113−2に接触して熱を伝える場合と、図7に示すように裏面132−2が絶縁板131、取付金具120等を介して平坦部113−2に熱を伝える場合の両方を含む意味である。LED基板132の裏面132−2が、凹部113の平坦部113−2に熱的に接続することで、LED基板132に発生した熱を器具本体ケース110から大気中に効果的に放熱することができるので、照明器具1000の放熱性が向上する。
(凹部113の底部113−1の表面形状)
図15(a−1)は、図15(a)における底部113−1の底部表面113−1aの形状を強調して描いた図である。図15(a−1)に示すように、凹部113は、凹形をなす底部113−1の底部表面113−aが、凸形状である。つまり図2(b)のZ方向にわたって、図15(a−1)のように幅方向(W方向)の中央部分が盛り上がった形状である。従って、図2(a)のように電柱等の被取付部2000に取り付けら得た使用状態において、雨水を位置113c、113d(図15(a))に導くことができる。
また、図凹部113は、図14(a)、(b)に示すように、底部113−1から外側表面111−1につながる斜面113bが形成されている。照明器具1000は、固定具300によって電柱等の被取付部2000に取り付けられたときに、凹部113の斜面113bのうち底部113−1から固定具300の方向に向かう部分は、水平面113hに対して、固定具300の側が下がる。つまり、図14(b)は、照明器具1000が電柱等の被取付部2000に取り付けられた使用状態を示しているが、使用状態では、水平面113hに対して斜面113bのうち底部113−1から固定具300の方向(矢印113g方向)に向かう部分は、θがゼロ度よりも大きい(つまり水平よりも下向きに傾斜している)。従って凹部113の底部113−1に雨水が存在するときには雨水は重力によって矢印113g方向に流れ出るので、凹部113に雨水が溜まることを防止できる。
図11は、固定具300の斜視図であり、図12は、固定具300の6面図である。固定具300は、電柱等の被取付部2000に当接する当接面310aを有する第1の側板部310と、当接面310aの両側から折り曲げられて形成され、器具本体100の側面(固定具取付部114)を把持するように取り付けられて雄ネジ410によって器具本体100に固定される把持面320a,330aを有する第2の側板部320、第3の側板部330と有する。固定具300は、把持面320a,330aの端部からさらに外方に向かって折り曲げられる。固定具300は、両端を階段状に広がるように折り曲げて形成される。
固定具300が広がった箇所(把持面320a,330a)に、器具本体100を挟みこむように、ネジ止めして、固定具300を器具本体100に固定する。
固定具300を詳しく説明する。図11に示すように固定具300は、平板の両側が折り曲げられた形状である。固定具300は、第1の側板部310と、第2の側板部320と、第3の側板部330とを備えている。
(1)第1の側板部310は、第1の側面をなし、両側に対して中央の平板部分である。
(2)第2の側板部320は、折り曲げられる両側のうちの一方側であって、第2の側面をなすと共に第2の側面の略高さ方向に雄ネジ410が貫通する複数の貫通穴302が開けられている。第2の側板部320は、複数の貫通穴302の方向に延びると共に第2の側板部320の厚みが現れた端面320−1(図11)を有する
(3)第3の側板部330は、折り曲げられる両側のうちの他方側であって、第3の側面をなすと共に第2の側面の高さ方向と略同じ方向である第3の側面の高さ方向に雄ネジ410が貫通する複数の貫通穴303が開けられている。第3の側板部330は、複数の貫通穴303の方向に延びると共に第3の側板部330の厚みが現れた端面330−1(図11))を有する。
器具本体ケース110の固定具取付部114(図4)は、図11に示す第2の側板部320の複数の貫通穴302と、第3の側板部330の複数の貫通穴303とを貫通した複数の雄ネジ410を受ける複数の雄ネジ受け部116であって、第2の側板部320の複数の貫通穴302と、第3の側板部330の複数の貫通穴303とに対応して形成された複数の雄ネジ受け部116を備える。
器具本体ケース110は、第2の側板部320の端面320−1が当接する平坦な第1の第1の平坦部171と、第3の側板部330の端面330−1が当接する平坦な第2の平坦部172(図2)とを備える。第2の平坦部172を説明する。図2(a)に示すように、実際には斜線部のように端部を延長する。斜線部の左端が図11に示す端面330−1である。図2(a)では端面330−1と一致する線が第2の平坦部172を示す。つまり第2の平坦部172は図2(a)の紙面奥に向かう平面でる。図2(c)は図2(a)のX方向矢視であり、端面330−1と第2の平坦部172との関係を示す図である。図2(c)に示すように、端面330−1は第2の平坦部172に当接している。端面330−1及び第2の平坦部172とは反対側の、端面320−1と第1の平坦部171との関係も、端面330−1及び第2の平坦部172との関係と同様である。
固定具300の端面支持面320b、330b(図11)は、さらに折り曲げられて、端面320−1、端面330−1が器具本体ケース110の第1の平坦部171,第2の平坦部172の平面と面接触して、器具本体100にカバー200が取り付けられた照明器具1000の荷重(及びモーメント)を支える。
つまり、照明器具1000の使用状態は、図2(a)に示すように固定具300に左右、各2本の雄ネジ410で取り付けられるが、この取付状態は、いわゆる片持梁の状態である。そこで固定具300の先端部分(端面320−1、330−1)を、器具本体100(器具本体ケース110)の第1の平坦部171,第2の平坦部172に面接触させる。これにより、器具本体100の荷重及びモーメントを支えるので、雄ネジ410にかかるせん断応力を緩和することができる。したがって、雄ネジ410がせん断応力によって切断されることを抑止できる。
また、固定具300の第1の側板部310の両側を階段状に広がるように形成しているので、固定具300(当接面310a)は、図2(c)に示すように、電柱などの被取付部2000に面で接触できるようになり、被取付部2000への取付性が安定する。
図13の(a),(b)は、当接面310aの他の例を示す。図13の(c)は、いままで説明した形状である。固定具300は、図13(a)に示すように当接面310aの形状をV字上に折り曲げて形成したり、図13(b)に示すように、当接面310aに2つの長円形上のエンボスを設けたりしても、先に説明した当接面310a(図10(c))と同様の作用効果が得られる。
1000 照明器具、1001 内部空間、100 器具本体、110−1 周枠部分、110 器具本体ケース、111 天面、111−1 外側表面、112 壁部、113 凹部、113−1 底部、113−1a 底部表面、113−2 平坦部、113b 斜面、113h 水平面、114 固定具取付部、115 器具側当接部、115a 外郭立下部、115a−1 先端部、115b 内側立下部、115b−1 先端部、116 雄ネジ受け部、120 取付金具、130 光源モジュールユニット、131 絶縁板、132 LED基板、132−1 実装面、132−2 裏面、132a LED、133 レンズ、134 放熱クリップ、140 点灯装置ユニット、141 点灯装置ケース、142 点灯装置基板、150 自動点滅ユニット、151 自動点滅ユニットカバー、152 自動点滅基板、153 自動点滅ユニット取付部、160 口出し線パッキン、171 第1の平坦部、172 第2の平坦部、200 カバー、200−1 周枠部分、210 透光面、220 側面、230 カバー側当接部、230a 外郭立上部、230a−1 先端部、230b−1 先端部、230b−2 高さ変化部、230b 内側立上部、230c 底部、240 水抜き凸部、241 三角凸部、242 三角側面、243 水抜き穴、300 固定具、302 貫通穴、303 貫通穴、310 第1の側板部、320 第2の側板部、330 第3の側板部、310a 当接面、320a,330a 把持面、320b,330b 端面支持面、320−1 端面、330−1 端面、410 雄ネジ、2000 被取付部。

Claims (7)

  1. 光源と、前記光源を点灯する光源点灯装置とが取り付けられる器具本体ケースと、
    前記器具本体ケースに取り付けられて、前記光源と前記光源点灯装置とを収納する内部空間を前記器具本体ケースと共に形成するカバーと
    を備えた照明器具において、
    前記器具本体ケースは、
    前記カバーが取り付けられる周枠部分の全周にわたって形成された凹形状の溝部であるケース側溝部を備え、
    前記カバーは、
    前記器具本体ケースが取り付けられる周枠部分の全周にわたって形成された凹形状の溝部であるカバー側溝部を備え、
    前記ケース側溝部は、
    前記周枠部分の全周にわたって起立するケース外側起立部と、前記周枠部分の全周にわたって前記ケース外側起立部よりも内側で起立し、かつ、前記ケース外側起立部の起立方向に前記ケース外側起立部の先端部よりも低い位置まで起立して前記ケース外側起立部と共に前記凹形状を形成するケース内側起立部とを有し、
    前記カバー側溝部は、
    前記周枠部分の全周にわたって起立するカバー外側起立部と、前記周枠部分の全周にわたって前記カバー外側起立部よりも内側で起立し、かつ、前記カバー外側起立部の起立方向に前記カバー外側起立部の先端部よりも高い位置まで起立して前記カバー外側起立部と共に前記凹形状を形成するカバー内側起立部とを有し、
    前記ケース内側起立部は、
    前記カバー外側起立部と前記カバー内側起立との間に嵌まり込み、
    前記ケース内側起立部の先端部は、
    前記カバー外側起立部と前記カバー内側起立部とが起立する根元部分である前記凹形状の底部に当接し、
    前記カバー外側起立部は、
    前記ケース外側起立部と前記ケース内側起立との間に嵌まることを特徴とする照明器具。
  2. 前記器具本体ケースは、
    前記周枠部分の全周のうちの所定の箇所の近傍に、前記照明器具が取り付けられる対象となる取付対象物に前記照明器具を固定する固定具が取り付けられる固定具取付部を備え、
    前記カバー内側起立部は、
    前記固定具取付部に近づくほど、前記凹形状の底部から先端部までの高さが高くなる高さ変化部を有することを特徴とする請求項1記載の照明器具。
  3. 前記照明器具は、さらに、
    前記固定具を備えると共に、
    前記固定具は、
    平板の両側が折り曲げられた形状であり、
    第1の側面をなし、前記両側に対して中央の平板部分である第1の側板部と、
    前記両側のうちの一方側であって、第2の側面をなすと共に前記第2の側面の略高さ方向に雄ネジが貫通する複数の貫通穴が開けられた第2の側板部と、
    前記両側のうちの他方側であって、第3の側面をなすと共に前記第2の側面の高さ方向と略同じ方向である前記第3の側面の高さ方向に雄ネジが貫通する複数の貫通穴が開けられた第3の側板部と
    を備え、
    前記器具本体ケースの前記固定具取付部は、
    前記第2の側板部の前記複数の貫通穴と、前記第3の側板部の前記複数の貫通穴とを貫通した複数の雄ネジを受ける複数の雄ネジ受け部であって、前記第2の側板部の前記複数の貫通穴と、前記第3の側板部の前記複数の貫通穴とに対応して形成された複数の雄ネジ受け部を備え、
    前記器具本体ケースは、
    前記第2の側板部の前記複数の貫通穴の方向に延びると共に前記第2の側板部の厚みが現れた端面が当接する平坦な第1の平坦部と、前記第3の側板部の前記複数の貫通穴の方向に延びると共に前記第3の側板部の厚みが現れた端面が当接する平坦な第2の平坦部と
    を備えたことを特徴とする請求項2記載の照明器具。
  4. 前記器具本体ケースは、
    外側表面から前記内部空間の方向に凹む凹形状をなすと共に、前記凹形状の底部の反対側となる前記内部空間の側に平坦部を有する凹部を有し、
    前記照明器具は、
    一方の面である実装面に前記光源が実装され、他方の面である裏面が前記凹部の前記平坦部に熱的に接続する光源基板を備えことを特徴とする請求項2〜3のいずれかに記載の照明器具。
  5. 前記器具本体ケースの前記凹部は、
    前記凹形状の底部の表面が凸形状であることを特徴とする請求項4記載の照明器具。
  6. 前記器具本体ケースの前記凹部は、
    前記底部から前記外側表面につながる斜面が形成され、
    前記照明器具は、
    前記固定具によって前記取付対象物に取り付けられたときに、前記凹部の前記斜面のうち前記底部から前記固定具の方向に向かう部分は、水平面に対して前記固定具の側が下がることを特徴とする請求項5記載の照明器具。
  7. 前記カバーは、
    前記固定具取付部の近傍に水抜き穴が形成されたことを特徴とする請求項2〜6のいずれかに記載の照明器具。
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