JP5938970B2 - ボイラシステム - Google Patents

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Description

本発明は、複数台のボイラを有するボイラ群を備えるボイラシステムにおいて、複数台のボイラにそれぞれ優先順位が設定されるボイラシステムに関する。
に関する。
複数台のボイラからなり、負荷機器に蒸気を供給するボイラ群と、ボイラ群において生成された蒸気を集合させる蒸気集合部(蒸気ヘッダ)と、蒸気集合部の内部の蒸気圧を測定する蒸気圧測定手段と、蒸気圧測定手段によって測定された蒸気圧に基づいて、蒸気圧が所定の蒸気圧制御範囲に収まるように制御対象のボイラの燃焼量を制御する台数制御手段と、複数台のボイラにそれぞれ優先順位を設定する優先順位設定手段と、を備えるボイラシステムが知られている。
このようなボイラシステムにおいては、優先順位設定手段は、各ボイラにそれぞれ優先順位を設定する。優先順位は、燃焼指示や燃焼停止指示を行うボイラを選択するために用いられる。台数制御手段は、優先順位設定手段により設定された各ボイラの優先順位に基づいて、蒸気圧が所定の蒸気圧制御範囲に収まるように制御対象のボイラの燃焼量を制御する。このようなボイラシステムにおいては、優先順位が低く設定されたボイラは、運転の頻度が少なくなったり、しばらく運転されなくなったりする場合がある。そのため、優先順位が低く設定されたボイラに貯留されるボイラ水は、濃縮度が低いままとなることがある。ボイラ水の濃縮度が低いと、ボイラ水のpH値が低い状態となり、ボイラ本体が腐食しやすくなるという問題がある。
このような問題に対して、ボイラ水の電気伝導率が所定値を下回っているボイラについて、優先順位を高く設定するボイラシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のボイラシステムにおいては、予め設定された優先順位が低いボイラであっても、ボイラ水の電気伝導率が所定値を下回ったボイラについて優先順位を高く設定する。これにより、濃縮度が低いボイラ水の濃縮度を高めて、濃縮度が低いボイラ水が貯留されたボイラ本体の腐食を抑制することができるとされている。
特開2003−130304号公報
しかし、特許文献1には、複数台のボイラの電気伝導率が所定値を下回った場合については考慮されていない。そのため、ボイラ水の濃縮度が低いボイラが複数台存在する場合においても、ボイラの腐食を一層抑制することが望まれている。
本発明は、複数の段階的な燃焼位置を有するボイラを複数台有するボイラ群と、複数台のボイラにそれぞれ優先順位を設定する優先順位設定手段とを備えるボイラシステムにおいて、ボイラの腐食を一層抑制することができるボイラシステムを提供することを目的とする。
本発明は、複数台のボイラからなり、負荷機器に蒸気を供給するボイラ群であって、前記複数台のボイラにそれぞれ優先順位が設定されたボイラ群と、前記ボイラ群において生成された蒸気を集合させる蒸気集合部と、前記蒸気集合部の内部の蒸気圧を測定する蒸気圧測定手段と、前記蒸気圧測定手段によって測定された蒸気圧に基づいて、蒸気圧が所定の蒸気圧制御範囲に収まるように、制御対象の前記ボイラの燃焼量を制御する台数制御手段と、前記複数台のボイラにそれぞれ優先順位を設定する優先順位設定手段と、を備えるボイラシステムであって、前記ボイラは、内部にボイラ水が貯留されるボイラ本体と、燃焼することにより前記ボイラ本体の内部を加熱するバーナと、前記バーナの燃焼時間を計時する計時手段と、ボイラ水のpH値を検出するpH値検出手段と、ボイラ水の電気伝導率を検出する電気伝導率検出手段と、を備え、前記優先順位設定手段は、前記複数台のボイラのうち、(i)前記pH値検出手段により検出されたボイラ水のpH値が所定の第1閾値を下回るボイラにおいて、又は前記電気伝導率検出手段により検出された電気伝導率が所定の第2閾値を下回るボイラにおいて、前記pH値が前記第1閾値を下回ると判定された後又は前記電気伝導率が前記第2閾値を下回ると判定された後に、(ii)前記ボイラ本体の内部のボイラ水を全部排出した後の前記計時手段により計時された積算燃焼時間が所定時間を下回っているボイラについて、優先順位を高く設定するボイラシステムに関する。
また、前記ボイラは、前記ボイラ本体に供給される供給水に腐食抑制剤を添加する薬剤添加手段を更に備え、前記薬剤添加手段は、前記優先順位設定手段により前記優先順位を高く設定されたボイラについて、前記pH値検出手段に検出されるpH値が前記所定の第1閾値に達するまで、又は、前記電気伝導率検出手段により検出される電気伝導率が前記所定の第2閾値に達するまで、腐食抑制剤を注入することが好ましい。
本発明によれば、複数の段階的な燃焼位置を有するボイラを複数台有するボイラ群と、複数台のボイラにそれぞれ優先順位を設定する優先順位設定手段とを備えるボイラシステムにおいて、ボイラの腐食を一層抑制することができるボイラシステムを提供することができる。
本発明の実施形態に係るボイラシステム1の概略を示す図である。 各ボイラの燃焼パターン及び優先順位と蒸気圧制御範囲の蒸気圧帯との関係を示す図である。 本発明のボイラシステム1における各ボイラ20の構成及び各ボイラ20の周辺の構成の概略を示す図である。 本実施形態のボイラシステム1におけるローカル制御装置25の機能的構成を示す機能ブロック図である。 本実施形態に係るボイラシステム1の動作を示すフローチャートである。 所定のボイラ20の優先順位を高くした場合における各ボイラ20の燃焼パターン及び優先順位と蒸気圧制御範囲の蒸気圧帯との関係を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係るボイラシステム1について説明する。図1は、本発明の実施形態に係るボイラシステム1の概略を示す図である。図2は、各ボイラの燃焼パターン及び優先順位と蒸気圧制御範囲の蒸気圧帯との関係を示す図である。
図1に示すように、本実施形態のボイラシステム1は、複数(3台)のボイラ20を含むボイラ群2と、ボイラ20において生成された蒸気を集合させる蒸気集合部としての蒸気ヘッダ50と、蒸気圧測定手段としての蒸気圧センサ51と、台数制御手段としての台数制御装置53と、を備える。
蒸気ヘッダ50の上流側は、蒸気管61を介してボイラ群2(各ボイラ20)に接続されている。蒸気ヘッダ50の下流側は、蒸気管62を介して蒸気使用設備58(負荷機器)に接続されている。蒸気ヘッダ50は、ボイラ群2で発生させた蒸気を集合させて溜め置くことにより各ボイラ20の相互の圧力差及び圧力変動を調整し、圧力が調整された蒸気を蒸気使用設備58に供給するようになっている。
蒸気圧センサ51は、信号線71を介して、台数制御装置53に電気的に接続されている。蒸気圧センサ51は、蒸気ヘッダ50の内部の蒸気圧(ボイラ群2で発生した蒸気の圧力)を測定し、測定した蒸気圧に係る信号(蒸気圧信号)を、信号線71を介して台数制御装置53に送信する。
本実施形態のボイラシステム1は、ボイラ群2で発生させた蒸気を、蒸気ヘッダ50を介して、蒸気使用設備58に供給可能とされている。ボイラシステム1において要求される負荷(要求負荷)は、台数制御時においては、蒸気圧センサ51が測定する蒸気ヘッダ50の内部の蒸気圧(物理量)により代用されている。
蒸気使用設備58の需要の増大により負荷が増加し、供給蒸気量が不足すれば、蒸気ヘッダ50の内部の蒸気圧が減少することになる。一方、蒸気使用設備58の需要の低下により負荷が減少し、供給蒸気量が過剰になれば、蒸気ヘッダ50の内部の蒸気圧が増加することになる。このため、蒸気圧センサ51からの蒸気圧信号により負荷の変動をモニターすることができる。ボイラシステム1は、この蒸気圧に基づいて蒸気使用設備58の消費蒸気量に対応する蒸発量を算出するようになっている。
ボイラ20は、複数の段階的な燃焼位置を有する段階値制御ボイラから構成されている。段階値制御ボイラとは、燃焼を選択的にオン/オフしたり、炎の大きさを調整したりすること等により燃焼量を制御して、選択された燃焼位置に応じて燃焼量を段階的に増減可能なボイラである。
各燃焼位置における燃焼量は、制御対象とされる蒸気ヘッダ50における蒸気圧(制御対象)の圧力差に対応する量の蒸気を発生するように、設定されている。段階値制御ボイラからなる3台のボイラ20には、それぞれ、各燃焼位置における燃焼量及び燃焼能力(高燃焼状態における燃焼量)が、等しく設定されている。
本実施形態におけるボイラ20は、
1)燃焼停止状態(燃焼停止位置:0%)
2)低燃焼状態(低燃焼位置:50%)
3)高燃焼状態(高燃焼位置:100%)
の3段階の燃焼状態(燃焼位置、負荷率)に制御可能とされる、いわゆる3位置制御が行われるようになっている。この場合、高燃焼状態の燃焼量を1.0と捉えれば、各ボイラ20の燃焼量は0.5刻みで変更することができることになる。
なお、N位置制御とは、段階値制御ボイラの燃焼量を、燃焼停止状態を含めてN位置に段階的に制御可能なことを表す。燃焼位置の個数は、2位置(つまり、オン/オフのみ)、4位置(燃焼停止位置、低燃焼位置、中燃焼位置及び高燃焼位置)、又は5位置以上でもよい。
ボイラ群2には、各ボイラ20とその各燃焼位置との組み合わせからなる燃焼パターンが設定されている。本実施形態においては、図2に示すように、燃焼パターンは、ボイラを高燃焼状態とする場合を「H」、低燃焼状態とする場合を「L」、燃焼停止状態とする場合を「−」として示す。燃焼パターンは、蒸気圧センサ51にて検出される蒸気圧が高くなるほど燃焼量が小さいパターンが選択され、蒸気圧が低下するほど燃焼量が大きいパターンが選択される。図2に示すように、蒸気圧制御範囲を7つの蒸気圧帯に区分し、蒸気圧帯ごとに、対応する燃焼パターンを、言い換えると燃焼状態(燃焼位置)を設定しておき、蒸気圧がどの圧力帯に対応するかによって燃焼量を決定する。燃焼パターンは、7つの蒸気圧帯に対応して、7つ設定される。
複数台のボイラ20には、それぞれ優先順位が設定されている。本実施形態においては、図2に示すように、3台のボイラ20のうち、1号機の優先順位が第1位、2号機の優先順位が第2位、3号機の優先順位が第3位に設定されている。7つの蒸気圧帯において、最上位の蒸気圧帯においては、全てのボイラ20が燃焼停止状態「−」であり、最下位の蒸気圧帯においては、全てのボイラ20が高燃焼状態「H」である。最上位の蒸気圧帯から最下位の蒸気圧帯に向けて、1号機から3号機の順で、「−」→「L」→「H」に燃焼状態が変更される。
本実施形態においては、優先順位が高いボイラが低燃焼状態「L」から高燃焼状態「H」に変更された後に、次に順位が高いボイラが燃焼停止状態「−」から低燃焼状態「L」に変更される。なお、優先順位が高いボイラが燃焼停止状態「−」から低燃焼状態「L」に変更された後で且つ高燃焼状態「H」に変更される前に、次に順位が高いボイラが燃焼停止状態「−」から低燃焼状態「L」に変更されてもよい。
ボイラ20は、図1に示すように、燃焼が行われるボイラ本体21と、各ボイラ20の燃焼位置(燃焼状態)を制御するローカル制御装置25と、各ボイラ20の内部の蒸気圧を測定するローカル蒸気圧測定部29と、を有する。
ローカル制御装置25は、各ボイラ20を制御し、要求される負荷に応じて燃焼位置(燃焼状態)を変更させることが可能とされている。ローカル制御装置25は、台数制御時には、台数制御装置53による台数制御信号に基づいて各ボイラ20を制御し、一方、ローカル制御時には、ボイラ20を直接、制御する。
ローカル蒸気圧測定部29は、例えば、蒸気圧センサ及び蒸気圧スイッチから、又は蒸気圧スイッチのみから構成され、各ボイラ20の内部の蒸気圧を測定する。ローカル蒸気圧測定部29は、各ボイラ20のローカル制御を行う際に用いられる蒸気圧を測定する。
各ボイラ20は、信号線72を介して、台数制御装置53に電気的に接続されている。各ボイラ20には、供給水W1及び燃料Fが供給される。各ボイラ20からは、乾き蒸気SM2が送出される(図3参照)。なお、各ボイラ20及び各ボイラ20の周辺の構成については後述する。
ローカル制御装置25は、台数制御時において台数制御装置53で用いられる信号を、信号線72を介して台数制御装置53に送信する。台数制御装置53で用いられる信号としては、例えば、ボイラ20に要求される負荷などの信号、ボイラ20の実際の燃焼状態、その他のデータが挙げられる。また、ローカル制御装置25は、制御対象のボイラ20が運転可能であるときには、運転可能であることを示す信号(運転可能信号)を、信号線72を介して台数制御装置53に送信する。
台数制御が行われる場合には、ローカル制御装置25は、蒸気圧センサ51により測定される蒸気ヘッダ50の内部の蒸気圧が高くなったときには燃焼位置を低い方に移行させて(燃焼停止位置への移行を含む)、蒸発量を減少させ、一方、蒸気ヘッダ50の内部の蒸気圧が低くなったときには燃焼位置を高い方に移行させて、蒸発量を増加させるように、各ボイラ20の燃焼位置を制御する。
ローカル制御が行われる場合には、ローカル制御装置25は、ローカル蒸気圧測定部29により測定されるボイラ20の内部の蒸気圧が高くなったときには燃焼位置を低い方に移行させて(燃焼停止位置への移行を含む)、蒸発量を減少させ、一方、ボイラ20の内部の蒸気圧が低くなったときには燃焼位置を高い方に移行させて、蒸発量を増加させるように、各ボイラ20の燃焼位置を制御する。なお、ローカル制御装置25の詳細については後述する。
台数制御装置53は、信号線72を介して、各ボイラ20に電気的に接続されている。台数制御装置53は、ボイラ20が高いボイラ効率(燃焼効率)で運転されるように、各ボイラ20の台数制御を行う。なお、各ボイラ20でローカル制御が行われる場合には、台数制御装置53による台数制御は行われない。
台数制御装置53は、各ボイラ20から受信される要求負荷などの信号に基づいて、ボイラ群2の必要燃焼量及び必要燃焼量に対応する各ボイラ20の燃焼状態を算出し、各ボイラ20のローカル制御装置25に台数制御信号を送信する。これにより、台数制御装置53は、各ボイラ20の燃焼量を制御し、ボイラ群2の台数制御を行うようになっている。
台数制御装置53は、信号線71を介して、蒸気圧センサ51からの蒸気圧信号を受信する。台数制御装置53は、蒸気圧センサ51からの蒸気圧信号に基づいて、要求負荷に対応する必要な燃焼量を設定し、その必要燃焼量に従って各ボイラ20に燃焼位置の変更を指示し、3台のボイラ20の燃焼量を制御する。
詳述すると、台数制御装置53は、蒸気圧センサ51によって測定された蒸気圧に基づいて、蒸気圧が所定の蒸気圧制御範囲(図2参照)に収まるように、燃焼パターンを選択する。台数制御装置53は、要求負荷の変動により燃焼量が不足している場合には、燃焼停止位置から低燃焼位置、又は低燃焼位置から高燃焼位置に燃焼位置を引き上げる指示を、ボイラ20に行う。要求負荷の変動により燃焼量が過剰になっている場合には、高燃焼位置から低燃焼位置、低燃焼位置から燃焼停止位置、又は高燃焼位置から燃焼停止位置に燃焼位置を引き下げる指示を、ボイラ20に行う。
なお、ボイラ20の燃焼又はその停止は、仮想ボイラ単位で扱うこともできる。仮想ボイラとは、ボイラにおける燃焼位置(燃焼量)の違い(低燃焼位置、中燃焼位置、高燃焼位置など)をそれぞれ独立したボイラとみなし、それぞれの蒸発量をボイラに仮想したものである。例えば、オン/オフボイラ(2位置ボイラ)であれば、仮想ボイラは、1台であり、実際の物理的なボイラ数と一致する。また、3位置ボイラは、物理的に1台であっても、低燃焼量ボイラと、(高燃焼量−低燃焼量)ボイラとの2台であると、仮想的に数えることができる。4位置ボイラは、低燃焼量ボイラ、(中燃焼量−低燃焼量)ボイラ、(高燃焼量−中燃焼量)ボイラの3台であると、仮想的に数えることができる。よって、3位置ボイラが低燃焼状態であれば、その低燃焼量ボイラに対して燃焼指示を行っていると、制御上扱うことができ、一方、その(高燃焼量−低燃焼量)ボイラに対して燃焼停止指示を行っていると、制御上扱うことができる。
台数制御装置53は、各ボイラ20のローカル制御装置25と信号線72を介して接続されている。台数制御装置53は、信号線72を介して各ボイラ20のローカル制御装置25に各種の指示を行ったり、ローカル制御装置25から各種のデータを受信したりして、3台のボイラ20に対して上述の制御を行う。各ボイラ20のローカル制御装置25は、台数制御装置53から燃焼位置の変更指示の信号を受けると、その指示に従って当該ボイラ20を制御する。複数のボイラを備えたボイラシステムの負荷量から定めた必要燃焼量に対して、実際の燃焼量が不足していれば、ボイラ20に燃焼指示を行い、実際の燃焼量が過剰であれば、ボイラ20に燃焼停止指示を行う。
台数制御装置53は、pH値検出センサ43(後述)により検出されたpH値、電気伝導率センサ45(後述)により検出された電気伝導率、タイマ部102(後述)により計時された積算燃焼時間を、各ボイラ20のローカル制御装置25から取得する。
台数制御装置53は、優先順位設定手段としての機能を有する。台数制御装置53は、複数台のボイラ20にそれぞれ優先順位を設定する。台数制御装置53は、ローテーションに関する設定などにしたがって、優先順位を変更して設定する。
台数制御装置53は、pH値検出センサ43(後述)により検出されたpH値及びタイマ部102(後述)により計時された積算燃焼時間に基づいて、複数台のボイラのうち、(i)pH値検出センサ43により検出されたボイラ水のpH値が所定の第1閾値を下回っており、かつ、(ii)ボイラ本体21の内部のボイラ水W2を全部排出した後(全ブロー後)におけるタイマ部102により計時された積算燃焼時間が所定時間を下回っているボイラについて、優先順位を高く設定する。なお、優先順位を高くする設定は、該当するボイラ20の優先順位を最上位に繰り上げる設定でもよいし、優先順位を1つ繰り上げる設定でもよい。
ボイラ水W2のpH値が11.0〜11.8の範囲である場合に腐食を抑制する効果が高く、腐食抑制効果の高いpH値の下限値である11.0を下回る場合にボイラ本体21の腐食の危険性があることから、所定の第1閾値としては、例えば、pH値で11.0とすることができる。なお、所定の第1閾値は、一定値や一定範囲を含む概念である。そのため、所定の第1閾値を、pH値で11.0〜11.8の範囲としてもよい。
次に、各ボイラ20の構成及び各ボイラ20の周辺の構成について説明する。図3は、本発明のボイラシステム1における各ボイラ20の構成及び各ボイラ20の周辺の構成の概略を示す図である。各ボイラ20の構成は、それぞれ同様の構成であるため、1つのボイラ20について説明する。
図3に示すように、本実施形態のボイラシステム1は、前述のボイラ20及び蒸気ヘッダ50に加えて、硬水軟化装置3と、給水タンク5と、腐食抑制剤添加装置82と、給水ポンプ6と、を備える。図3では、電気的な接続の経路を破線で示す。
また、ボイラシステム1は、硬度検出センサ41と、pH値検出手段としてのpH値検出センサ43と、電気伝導率検出手段としての電気伝導率センサ45と、を備える。
また、ボイラシステム1は、供給水ラインL1と、燃料供給ラインL2と、ブローラインL3と、蒸気取出ラインL4と、蒸気送出ラインL5と、降水ラインL6と、分離水回収ラインL7と、を備える。本明細書における「ライン」とは、流路、経路、管路等の流体の流通が可能なラインの総称である。
ボイラ20は、蒸気使用設備58に供給する蒸気を生成する。ボイラ20は、ボイラ本体21と、複数の水管22と、上部ヘッダ23と、下部ヘッダ24と、バーナ27と、燃焼室26と、満水検出電極棒28と、水位検出器31と、ローカル蒸気圧測定部29と、気水分離器7と、蒸気弁95と、ローカル制御装置25と、を備える。
供給水ラインL1は、供給水W1をボイラ本体21に供給するラインである。供給水ラインL1の上流側の端部は、供給水W1の供給源(不図示)に接続されている。供給水ラインL1の下流側の端部は、ボイラ本体21の下部ヘッダ24(後述)に接続されている。供給水ラインL1には、供給源からボイラ20に向けて順に、硬水軟化装置3、接続部J1、給水タンク5、添加部J2及び給水ポンプ6が設けられている。
硬水軟化装置3は、水道水、地下水、工業用水等の原水中に含まれる硬度成分をナトリウムイオン(又はカリウムイオン)へ置換して軟水を生成する。硬水軟化装置3は、イオン交換樹脂床3aを有する。イオン交換樹脂床3aは、ボイラ本体21に供給される供給水W1の軟水化処理を行う。硬水軟化装置3は、原水W0をイオン交換樹脂床3aで軟水化して得られた処理水(軟水)を供給水W1としてボイラ20に向けて供給する。
接続部J1には、硬度検出センサ41が接続されている。硬度検出センサ41は、硬水軟化装置3により軟水化された供給水W1の硬度を検出する。硬度検出センサ41で検出された供給水W1の硬度に関する情報は、ローカル制御装置25へ検出信号として送信される。
給水タンク5は、硬水軟化装置3により軟水化された処理水を、供給水W1として貯留する。給水タンク5に貯留された供給水W1は、ボイラ本体21に供給される。給水ポンプ6は、給水タンク5から供給水W1を吸入し、供給水ラインL1を流通する供給水W1をボイラ本体21に向けて送出する。給水ポンプ6は、ローカル制御装置25と電気的に接続されている。給水ポンプ6が供給水W1をボイラ本体21に送り出すタイミングは、ローカル制御装置25から送信される駆動信号により制御される。
添加部J2には、薬剤添加手段としての腐食抑制剤添加装置82が接続されている。腐食抑制剤添加装置82は、ボイラ本体21に供給される供給水W1に腐食抑制剤を添加する装置である。腐食抑制剤は、主にボイラ本体21の腐食を抑制するために用いられる薬品である。腐食抑制剤としては、例えば、シリカ(ケイ酸又はケイ酸塩)及びアルカリ金属の水酸化物を含むものを挙げることができる。
腐食抑制剤添加装置82は、ローカル制御装置25と電気的に接続されている。腐食抑制剤添加装置82から供給水ラインL1の添加部J2へ腐食抑制剤を添加するタイミング及び添加量は、ローカル制御装置25の腐食抑制剤添加制御部107(後述)から送信される駆動信号により制御される。
ボイラ本体21は、図3に示すように、上下のヘッダ間に鉛直方向に立設された水管群より構成され、ボイラ20の外形の主要部を構成する。ボイラ本体21には、供給水ラインL1により供給された供給水W1が内部にボイラ水W2として貯留される。なお、ボイラ水W2には、ボイラ本体2に一旦ボイラ水W2として溜まった後に蒸気として取り出されて、ボイラ本体2に戻ってくる水が含まれる。例えば、ボイラ水W2には、気水分離器7(後述)により分離されてボイラ本体21に返送される分離水W4も含まれる。
複数の水管22は、ボイラ本体21の上下方向に延びて配置される。上部ヘッダ23は、ボイラ本体21の上部に配置される。上部ヘッダ23は、例えば、環状の容器により構成される。上部ヘッダ23には、複数の水管22の上端部が連結される。上部ヘッダ23を、「上部管寄せ」ともいう。上部ヘッダ23には、後述する蒸気取出ラインL4の一方側の端部が接続される。
上部ヘッダ23には、真空破壊用ラインL8が接続されている。真空破壊用ラインL8の一方の端部は、上部ヘッダ23の上面に接続されている。真空破壊用ラインL8の他方の端部は、大気に開放されている。真空破壊用ラインL8の途中には、真空破壊弁98が設けられている。真空破壊弁98は、常閉式の圧力作動弁であり、上部ヘッダ23の内部圧力が大気圧力よりも低くなった場合に開弁して、真空破壊用ラインL8を介して大気を吸入する。ボイラ20の燃焼停止中等に真空破壊弁98が作動することにより、ボイラ本体21の内部を大気圧にすることができる。
下部ヘッダ24は、ボイラ本体21の下部に配置される。下部ヘッダ24は、例えば、環状の容器により構成される。下部ヘッダ24には、複数の水管22の下端部が連結される。下部ヘッダ24を、「下部管寄せ」ともいう。下部ヘッダ24の側壁の一方には、供給水ラインL1の端部が接続される。下部ヘッダ24の側壁の他方には、降水ラインL6の端部が接続される。燃焼室26は、複数の水管22に囲まれた空間により構成される。
バーナ27は、燃焼することによりボイラ本体21の内部を加熱する。バーナ27は、ボイラ本体21の上部側の中央部に配置される。バーナ27は、燃料噴射ノズル及び空気供給ノズル(いずれも図示せず)を含んで構成される。バーナ27は、燃料噴射ノズルから燃料をボイラ本体21の燃焼室26に向けて噴射すると共に、空気供給ノズルから空気をボイラ本体21の内部に供給して、燃料を燃焼させる。
満水検出電極棒28は、水管22に貯留されるボイラ水W2の量が満水位置を上回る場合に、ボイラ水W2の満水を検出する。満水検出電極棒28は、その先端がボイラ水W2に接触した場合に、ボイラ本体21の水管22に貯留されたボイラ水W2の満水を検出する。満水検出電極棒28は、ローカル制御装置25と電気的に接続されている。満水検出電極棒28で検出されたボイラ水W2の満水の検出信号は、ローカル制御装置25へ送信される。
水位検出器31は、水管2に貯留されるボイラ水W2の水位を検出する。水位検出器31は、水位検出筒31dと、3本の電極棒31a,31b,31cとを有する。水位検出筒31dの上端部は、接続ラインを介して上部ヘッダ23に接続されている。水位検出筒31dの下端部は、接続ラインを介して下部ヘッダ24に接続されている。水位検出筒31dは、上端部が上部ヘッダ23に接続されると共に下端部が下部ヘッダ24に接続されることで、水管22と同じ高さの水位で、ボイラ水W2を貯留する。
3本の電極棒31a,31b,31cは、それぞれの先端がボイラ水W2に接触した場合に、ボイラ水W2の存在を検出する。3本の電極棒31a,31b,31cの長さは、第1電極棒31a、第2電極棒31b、第3電極棒31cの順に短くなっている。水管2に貯留されるボイラ水W2の水位は、3本の電極棒31a,31b,31cのそれぞれの先端がボイラ水W2に接触しているか否かの相互の関係により検出される。例えば、第1電極棒31aの先端がボイラ水W2に接触しており、かつ、第2電極棒31bの先端がボイラ水W2に接触していない場合には、水管2に貯留されるボイラ水W2の水位は、第1電極棒31aの先端と第2電極棒31bの先端との間の高さである。本実施形態においては、第2電極棒31bの先端と第3電極棒31cの先端との間の水位を基準水位としている。なお、基準水位とは、ボイラ20が通常運転時における目標水位である。3本の電極棒31a,31b,31cそれぞれは、ローカル制御装置25と電気的に接続されている。3本の電極棒31a,31b,31cで検出されたボイラ水W2の検出信号は、ローカル制御装置25へ送信される。
燃料供給ラインL2は、バーナ27により燃焼される燃料Fをバーナ27に供給するラインである。燃料供給ラインL2の上流側の端部は、燃料Fの供給源(不図示)に接続されている。燃料供給ラインL2の下流側の端部は、バーナ27に接続されている。燃料供給ラインL2には、燃料供給弁92が設けられている。燃料供給弁92は、バーナ27に供給される燃料の量を調整する弁である。燃料供給弁92は、燃料供給ラインL2を開閉することができる。燃料供給弁92における弁体の開閉は、ローカル制御装置25からの駆動信号により制御される。
蒸気取出ラインL4は、ボイラ20により生成された蒸気SM1を、ボイラ本体21から取り出して、気水分離器7に導入させるラインである。蒸気取出ラインL4の上流側の端部は、ボイラ本体21の上部ヘッダ23の上面部に接続されている。蒸気取出ラインL4の下流側の端部は、気水分離器7の側部の上方側に接続されている。
気水分離器7は、上部ヘッダ23から蒸気取出ラインL4を介して導入された蒸気SM1を、乾き蒸気SM2と水分(以下「分離水W4」ともいう)とに分離する装置である。なお、前述のとおり、気水分離器7により分離される分離水W4は、ボイラ水W2の一部でもある。
蒸気送出ラインL5は、気水分離器7により分離された乾き蒸気SM2を、蒸気ヘッダ50に向けて送り出すラインである。蒸気送出ラインL5の上流側の端部は、気水分離器7の上面に接続されている。蒸気送出ラインL5の下流側の端部は、蒸気ヘッダ50に接続されている。
蒸気送出ラインL5は、複数の垂直部分L51,L53,L55,L57及び複数の水平部分L52,L54,L56を有し、複数個所で屈曲して形成される。具体的には、蒸気送出ラインL5は、気水分離器7から蒸気ヘッダ50に向かって順に、気水分離器7の上部から垂直方向の上方に向けて所定長さ延び(垂直部分L51)、上方に所定長さ延びた後に直角に水平方向に屈曲して水平方向に所定長さ延び(水平部分L52)、水平方向に所定流さ延びた後に直角に垂直方向の下方に向けて所定長さ延び(垂直部分L53)、下方に所定長さ延びた後に直角に水平方向に屈曲して水平方向に所定長さ延び(水平部分L54)、水平方向に所定長さ延びた後に直角に垂直方向の上方に向けて所定長さ延び(垂直部分L55)、上方に向けて所定長さ延びた後に直角に水平方向に屈曲して水平方向に所定長さ延び(水平部分L56)、水平方向に所定長さ延びた後に直角に垂直方向の下方に向けて所定長さ延び(垂直部分L57)、下方に向けて所定長さ延びた部分で蒸気ヘッダ50の上面に接続される。なお、蒸気送出ラインL5は、図1における蒸気管61に相当する。
蒸気送出ラインL5には、気水分離器7から蒸気ヘッダ50に向けて順に、蒸気弁95及び接続部J6が設けられている。蒸気弁95は、蒸気ヘッダ50に向けて送り出す蒸気の量を調整する弁である。蒸気弁95は、蒸気送出ラインL5を開閉することができる。本実施形態においては、蒸気弁95は、手動により開閉状態を切り替え可能な弁である。また、蒸気ヘッダ50は、前述のように、複数台設置されたボイラ20からの蒸気を集合させて、集合した蒸気SM3を蒸気使用設備58に分配させる設備である。
接続部J6は、蒸気送出ラインL5の下部に位置する水平部分L54の途中に設けられている。接続部J6には、分離水回収ラインL7が接続されている。分離水回収ラインL7は、上流側の端部において接続部J6に接続され、接続部J6から垂直方向の下方に向けて延びている。分離水回収ラインL7の下流側の端部は、給水タンク5に接続されている。
分離水回収ラインL7は、蒸気送出ラインL5に送り出された蒸気SM2から生成された凝縮水を、スチームトラップ32を介して、給水タンク5に返送させるラインである。スチームトラップ32は、分離水回収ラインL7における接続部J6の下方に設けられている。
スチームトラップ32は、蒸気取出ラインL4から接続部J6を介して分離水回収ラインL7に流れこんだ凝縮水を蒸気SM2から分離して、分離水回収ラインL7の下流側に向けて流通させる。スチームトラップ32により分離された分離水W5は、分離水回収ラインL7を介して、給水タンク5に返送される。
降水ラインL6は、気水分離器7により分離された分離水W4を、ボイラ本体21の下部ヘッダ24に向けて流下させるラインである。降水ラインL6の上流側の端部は、気水分離器7の下部に接続されている。降水ラインL6の下流側の端部は、下部ヘッダ24に接続されている。降水ラインL6には、気水分離器7からボイラ本体21に向けて順に、接続部J5及び接続部J4が設けられている。なお、降水ラインL6を「降水管」ともいう。
接続部J4には、電気伝導率センサ45が接続されている。電気伝導率センサ45は、降水ラインL6(降水管)を流通する分離水W4の電気伝導率を検出するセンサである。なお、降水ラインL6(降水管)を流通する分離水W4は、ボイラ水W2の一部である。電気伝導率センサ45は、ローカル制御装置25と電気的に接続されている。電気伝導率センサ45で検出された分離水W4(ボイラ水W2)の電気伝導率値は、ローカル制御装置25へ検出信号として送信される。
接続部J5には、ブローラインL3の上流側の端部が接続されている。ブローラインL3は、降水ラインL6(降水管)を流通する分離水W4(ボイラ水W2)を、接続部J5を介して、ボイラ20の外部に排出するラインである。ブローラインL3には、ブロー弁93が設けられている。ブロー弁93は、ブローラインL3を開閉することができる。ブロー弁93における弁体の開閉は、ローカル制御装置25からの駆動信号により制御される。ブロー弁93を開状態にすることにより、降水ラインL6(降水管)を流通する分離水W4(ボイラ水W2)を外部に排出する。
pH値検出センサ43は、ボイラ本体21の水管22の下部に貯留されるボイラ水W2のpH値を検出するセンサである。pH値検出センサ43は、水管22の下部の内部に配置される。pH値検出センサ43は、ローカル制御装置25と電気的に接続されている。pH値検出センサ43で検出されたボイラ水のpH値は、ローカル制御装置25へ検出信号として送信される。
pH値検出センサ43としては、例えば、検知膜に酸化ジルコニウムを使用した半導体式pHセンサを用いることができる。検知膜に酸化ジルコニウムを使用した半導体式pHセンサは、ボイラ水W2のpH値を、300℃の環境において測定可能である。
次に、図4を参照して、本実施形態のボイラシステム1のローカル制御装置25の制御に係る機能について説明する。図4は、本実施形態のボイラシステム1におけるローカル制御装置25の機能的構成を示す機能ブロック図である。
図4に示すように、ローカル制御装置25は、各ボイラ2及び各ボイラ2の周辺の構成を制御する。ローカル制御装置25は、各ボイラ2における各測定装置に電気的に接続され、各測定装置から測定情報を受信する。例えば、ローカル制御装置25は、給水ポンプ6に電気的に接続され、ボイラ本体21内のボイラ水W2の水位に応じて、供給水W1をボイラ20に向けて送り出すように給水ポンプ6を制御する。
ローカル制御装置25は、ローカル制御部100と、ローカル記憶部110と、備える。ローカル制御部100は、バルブ制御部101と、計時手段としてのタイマ部102と、薬剤添加手段としての腐食抑制剤添加制御部107と、を備える。
バルブ制御部101は、燃料供給弁92及びブロー弁93の開閉状態を制御する。タイマ部102は、バーナ27の積算燃焼時間を計時する。積算燃焼時間は、バーナ27を高燃焼状態で燃焼させた時間に換算した場合における積算燃焼時間である。言い換えると、タイマ部102は、バーナ27を低燃焼状態で燃焼させた場合には、バーナ27を低燃焼状態で燃焼させた時間を高燃焼状態で燃焼させた時間に換算して、積算燃焼時間を計時する。また、タイマ部102は、ボイラ本体21の内部のボイラ水W2を全部排出(以下「全ブロー」ともいう)した後からの積算燃焼時間を計時する。全ブローが行われた場合には、ボイラ本体21にボイラ水W2がない状態になるため、ボイラ本体21には、新たな供給水W1が供給される。そのため、タイマ部102は、計時された積算燃焼時間を一度リセットする。そして、タイマ部102は、全ブローが行われた後から、積算燃焼時間の計時を開始する。
腐食抑制剤添加制御部107は、台数制御装置53により優先順位を高く設定されたボイラ20に関して、検出pH値が所定の第1閾値を下回っていると判定されたボイラ20については所定の第1閾値に達するまで、腐食抑制剤を供給水W1に注入する(添加する)ように腐食抑制剤添加装置82を制御する。
ローカル記憶部110は、各ボイラの運転を実施する制御プログラムや、所定のパラメータや、各種テーブル等を記憶する。
次に、図1及び図3を参照して、本実施形態のボイラシステム1の動作について簡単に説明する。まず、各ボイラ20単体の動作について説明する。図3に示すように、ボイラ20に供給される供給水W1は、供給源(不図示)から給水タンク5へ供給される。この際、供給源から供給される供給水W1は、硬水軟化装置3において硬度成分が除去され、軟化水となる。そして、硬水軟化装置3により生成された軟化水は、供給水W1として給水タンク5に貯留される。ここでは、燃料供給弁92及びブロー弁93は、閉状態である。
次に、給水ポンプ6を作動させることにより、給水タンク5に貯留された供給水W1(軟化水)は、供給水ラインL1を通して、ボイラ本体21の下部ヘッダ24に向けて送り出される。そして、ボイラ20に供給された供給水W1は、下部ヘッダ24及び各水管22において、ボイラ水W2として貯留される。
次に、燃料供給弁92を閉状態から開状態に切り替えることで、バーナ27に燃料を供給する。バーナ27が着火されることで、バーナ27は、燃焼を開始する。
下部ヘッダ24及び各水管22に貯留されたボイラ水W2は、水管壁を通してバーナ27により加熱されながら、各水管22の内部を上昇していき、その後、蒸気SM1となる。そして、各水管22の内部において生成された蒸気SM1は、上部ヘッダ23に集められ、蒸気取出ラインL4を介して、気水分離器7に導入される。
気水分離器7に導入された蒸気SM1は、乾き蒸気SM2と分離水W4とに分離される。気水分離器7で分離された乾き蒸気SM2は、蒸気弁95を閉状態から開状態に切り替えておくことにより、蒸気送出ラインL5を通して、蒸気ヘッダ50において集合される。気水分離器7で分離された分離水W4は、降水ラインL6を通して下部ヘッダ24に戻される。
ここで、蒸気送出ラインL5は、垂直部分L51及びL53の上端部から水平に延びる水平部分L52を有している。そのため、ボイラ20の燃焼停止状態中に蒸気送出ラインL5が冷えて管内で凝縮水が発生した場合であっても、蒸気送出ラインL5の管内で発生した凝縮水は、気水分離器7に戻りにくい。また、蒸気送出ラインL5は、蒸気送出ラインL5の下部に位置する水平部分L54を有している。そのため、蒸気送出ラインL5が冷えて管内で凝縮水が発生した場合には、管内で発生した凝縮水は、水平部分L54に集合しやすい。
スチームトラップ32は、水平部分L54の接続部J6に接続された分離水回収ラインL7に設けられている。そのため、スチームトラップ32は、水平部分L54に集合して接続部J6を介して分離水回収ラインL7に流れ込んだ凝縮水を、蒸気SM2から分離する。そして、スチームトラップ32により分離された分離水W5は、分離水回収ラインL7を介して、給水タンク5に返送される。これにより、ボイラ本体21への凝縮水の逆流が抑制される。
次に、3台のボイラ20からなるボイラ群の動作について説明する。図1に示すように、台数制御装置53は、蒸気圧センサ51からの蒸気圧信号に基づいて、要求負荷に対応する必要な燃焼量を設定し、その必要燃焼量に従って各ボイラ20に燃焼位置の変更を指示し、3台のボイラ20の燃焼量を制御する。また、3台のボイラ20には、それぞれ優先順位が設定されている。台数制御装置53は、ボイラ20の優先順位に基づいて、各ボイラの燃焼指示や燃焼停止指示を行うボイラを選択して、3台のボイラ20の燃焼量を制御する。そして、3台のボイラ20により生成された蒸気は、蒸気ヘッダ50に集合される。蒸気ヘッダ50に集合された蒸気SM3は、蒸気使用設備58へ供給される。
このようなボイラシステム1の運転において、ボイラ20の燃焼停止中にボイラ本体21の内部が冷却されて圧力の低下が起こると、蒸気ヘッダ50からボイラ本体21に蒸気が逆流することがある。この逆流した蒸気は、ボイラ本体21の内部で凝縮水となって貯留されるため、ボイラ本体21が満水状態となることがある。ボイラ本体21が満水状態のまま燃焼を開始した場合には、蒸気SM1の乾き度が極めて低くなる等、種々の不具合が起こるようになる。
そこで、従来、燃焼停止中に満水検出電極棒28がボイラ水W2の満水を検知した場合には、ボイラ水W2の水位が所定水位未満に低下するまでボイラ水W2を排出させた後、供給水W1を所定水位まで補充する制御(いわゆる、満水ブロー制御)が行われていた。しかしながら、燃焼停止中に満水ブロー制御が頻繁に行われた場合には、その都度、ボイラ水W2が供給水W1で希釈されるため、ボイラ水W2のpH値が所定範囲よりも低い状態となり、ボイラ本体21が腐食しやすくなるという問題がある。
これに対して、本実施形態においては、燃焼停止中に満水検出電極棒28がボイラ水W2の満水を検知した場合でも、満水ブローを行わないように制御する。そして、起動時に満水検出電極棒28がボイラ水W2の満水を検知していれば、ボイラ水W2の水位が所定水位未満に低下するまでボイラ水W2を排出させた後、燃焼を開始させる。これにより、満水ブロー制御を行う頻度を起動時にのみ制限することができる。従って、ボイラ水W2の供給水W1による希釈を抑制して、ボイラ本体21の腐食を低減させることができる。
更に、本実施形態においては、上部ヘッダ23の上面に接続される真空破壊用ラインL8の途中に、真空破壊弁98が設けられている。真空破壊弁98は、ボイラ20の燃焼停止中等において、ボイラ本体21の内部が負圧になると開弁して、ボイラ本体21の内部を大気圧にすることができる。そのため、ボイラ20の燃焼停止中等に真空破壊弁98が開弁することにより、ボイラ本体21の内部の気圧が大気圧になるため、ボイラ本体21が冷えても、蒸気がボイラ本体21に逆流することが低減される。これにより、ボイラ水W2の水位の上昇を抑制して、満水ブロー制御を行う頻度を少なくすることができる。従って、ボイラ水W2の供給水W1による希釈を抑制して、ボイラ本体21の腐食を低減させることができる。
次に、本実施形態のボイラシステム1において、所定のボイラ20の優先順位を高くする場合の制御について、図5及び図6を参照しながら説明する。図5は、本実施形態に係るボイラシステム1の動作を示すフローチャートである。図6は、所定のボイラ20の優先順位を高くした場合における各ボイラ20の燃焼パターン及び優先順位と蒸気圧制御範囲の蒸気圧帯との関係を示す図である。
図5に示すように、ステップST1において、台数制御装置53は、ローカル制御装置25から送信されるpH値検出センサ43により検出された各ボイラ20のボイラ水の検出pH値が、所定の第1閾値を下回るか否かを判定する。ステップST1において、各ボイラ20のボイラ水の検出pH値が所定の第1閾値を下回る場合(YES)には、処理は、ステップST2に進む。一方、ステップST1において、各ボイラ20のボイラ水の検出pH値が所定の第1閾値を上回る場合(NO)には、処理は、ステップST5に進む。本実施形態においては、例えば、図2に示す2号機のボイラ20及び3号機のボイラ20は、台数制御装置53により検出pH値が所定の第1閾値を下回る(YES)と判定されている。
ステップST2において、台数制御装置53は、ローカル制御装置25から送信されるタイマ部102により計時された各ボイラ20の積算燃焼時間が、所定時間を下回るか否かを判定する。積算燃焼時間は、バーナ27を高燃焼状態で燃焼させた時間に換算した積算燃焼時間である。また、タイマ部102は、全ブローした後からの積算燃焼時間を計時する。ステップST2において、各ボイラ20の積算燃焼時間が所定時間を下回る場合(YES)には、処理は、ステップST3に進む。一方、ステップST2において、各ボイラ20の積算燃焼時間が所定時間を上回る場合(NO)には、処理は、ステップST5に進む。本実施形態においては、例えば、図2に示す3号機のボイラ20は、台数制御装置53により積算燃焼時間が所定時間を下回る(YES)と判定されている。
ステップST3において、台数制御装置53は、ステップST1においてボイラ水の検出pH値が所定の第1閾値を下回る(YES)と判定され、ステップST2において積算燃焼時間が所定時間を下回る(YES)と判定されたボイラ20について、ボイラ20の優先順位を高くする。
本実施形態においては、図2に示す3号機のボイラ20は、検出pH値が所定の第1閾値を下回る(YES)と判定され、かつ、積算燃焼時間が所定時間を上回る(YES)と判定されている。そのため、台数制御装置53は、3号機のボイラ20の優先順位を高くする。具体的には、台数制御装置53は、例えば、3号機のボイラ20の優先順位の設定を、第3位(図2参照)から第1位(図6参照)に変更する。詳細には、台数制御装置53は、図2に示す優先順位の設定を、図6に示すように、3号機を第1位、1号機を第2位、2号機を第3位に変更して設定する。なお、台数制御装置53は、例えば、3号機を1つ順位の高い第2位に変更して設定してもよい。その後、新しい優先順位に基づいて、ボイラシステム1の運転が継続される。これにより、濃縮度が低いボイラ水W2が貯留されたボイラ20について、優先順位を高くして運転することができる。
なお、複数台のボイラ20が、検出pH値が所定の第1閾値を下回る(YES)と判定され、積算燃焼時間が所定時間を上回る(YES)と判定された場合には、現状において優先順位が低いボイラ20について優先順位を高くすることが好ましい。
ステップST4において、腐食抑制剤添加制御部107は、台数制御装置53により優先順位を高く設定されたボイラ20に関して、検出pH値が所定の第1閾値に達するまで、腐食抑制剤を供給水W1に添加するように腐食抑制剤添加装置82を制御する。腐食抑制剤を供給水W1に添加する理由は、検出pH値が所定の第1閾値を下回っている場合には、ボイラ本体21の腐食の危険性が高まっているためである。腐食抑制剤を供給水W1に添加することにより、ボイラ本体21の内部において腐食の危険性を低減することができる。ステップST4の後、処理は、ステップST1へリターンする。
ステップST1における検出pH値が所定の第1閾値を上回る(NO)と判定された場合、又は、ステップST2における積算燃焼時間が所定時間を上回る(NO)と判定された場合におけるステップST5において、台数制御装置53は、ボイラ20の優先順位を変更せずに、ボイラシステム1の運転を継続する。ステップST5の後、処理は、ステップST1へリターンする。
本実施形態のボイラシステム1によれば、例えば、次の効果が奏される。本実施形態のボイラシステム1においては、蒸気圧センサ51によって測定された蒸気圧に基づいて、蒸気圧が所定の蒸気圧制御範囲に収まるように、制御対象のボイラ20の燃焼量を制御する台数制御装置53と、複数台のボイラ20にそれぞれ優先順位を設定する台数制御装置53と、を備えるボイラシステム1であって、台数制御装置53は、複数台のボイラ20のうち、(i)pH値検出センサ43により検出されたボイラ水のpH値が所定の第1閾値を下回っており、かつ、(ii)全ブロー後のタイマ部102により計時された積算燃焼時間が所定時間を下回っているボイラ20について、優先順位を高く設定する。そのため、濃縮度が低いボイラ水W2が貯留されたボイラ20について、優先順位を高くして運転することができる。これにより、ボイラ20の腐食を一層抑制することができる。
また、本実施形態のボイラシステム1においては、腐食抑制剤添加装置82は、台数制御装置53により優先順位を高く設定されたボイラ20について、pH値検出センサ43に検出されるpH値が所定の第1閾値に達するまで、腐食抑制剤を注入する。そのため、ボイラ水W2のpH値が上昇するまでの間、腐食抑制剤の作用でボイラ本体21の腐食を抑制することができる。これにより、ボイラ本体21の腐食リスクを最小限に維持することができる。
以上、好適な実施形態について説明したが、本発明は、前述した実施形態に限定されることなく、種々の形態で実施することができる。
例えば、前記実施形態においては、pH値検出センサ43をボイラ20の水管22の下部の内部に配置したが、これに制限されない。例えば、pH値検出センサ43をボイラ20の下部ヘッダ24に配置してもよい。
また、前述の実施形態においては、台数制御装置53は、pH値検出センサ43により検出された所定の第1閾値を下回っており、かつ、全ブロー後の積算燃焼時間が所定時間を下回っているボイラ20について、優先順位を高く設定している。しかし、これに制限されない。例えば、台数制御装置53は、「pH値検出センサ43により検出されたpH値が所定の第1閾値を下回って」いるという前記条件に代えて、「電気伝導率センサ45により検出された電気伝導率が所定の第2閾値を下回って」いるボイラ20について、優先順位を高く設定してもよい。この場合には、腐食抑制剤添加装置82は、優先順位を高く設定されたボイラ20について、電気伝導率センサ45により検出される電気伝導率が所定の第2閾値に達するまで、腐食抑制剤を注入(添加)する。これにより、ボイラ本体21の腐食リスクを最小限に維持することができる。
また、前述の実施形態においては、pH値検出センサ43により検出された所定の第1閾値を下回っているか否かを判定した後に、積算燃焼時間が所定時間を下回っているか否かを判定しているが、これに制限されない。例えば、積算燃焼時間が所定時間を下回っているか否かの判定を最初に行ってもよい。
また、前述の実施形態においては、複数台のボイラの数を3台としたが、これに制限されない。複数台のボイラの数を、2台で構成してもよいし、4台以上で構成してもよい。
蒸気集合部は、集合させた蒸気を貯留する蒸気ヘッダ50に制限されず、例えば、単に蒸気を集合させるだけの蒸気集合管でもよい。
1 ボイラシステム
2 ボイラ群
20 ボイラ
21 ボイラ本体
27 バーナ
43 pH値検出センサ(pH値検出手段)
45 電気伝導率センサ(電気伝導率検出手段)
50 蒸気ヘッダ(蒸気集合部)
51 蒸気圧センサ(蒸気圧測定手段)
53 台数制御装置(台数制御手段、優先順位設定手段)
82 腐食抑制剤添加装置(薬剤添加手段)
102 タイマ部(計時手段)

Claims (2)

  1. 複数台のボイラからなり、負荷機器に蒸気を供給するボイラ群であって、前記複数台のボイラにそれぞれ優先順位が設定されたボイラ群と、
    前記ボイラ群において生成された蒸気を集合させる蒸気集合部と、
    前記蒸気集合部の内部の蒸気圧を測定する蒸気圧測定手段と、
    前記蒸気圧測定手段によって測定された蒸気圧に基づいて、蒸気圧が所定の蒸気圧制御範囲に収まるように、制御対象の前記ボイラの燃焼量を制御する台数制御手段と、
    前記複数台のボイラにそれぞれ優先順位を設定する優先順位設定手段と、を備えるボイラシステムであって、
    前記ボイラは、内部にボイラ水が貯留されるボイラ本体と、燃焼することにより前記ボイラ本体の内部を加熱するバーナと、前記バーナの燃焼時間を計時する計時手段と、ボイラ水のpH値を検出するpH値検出手段と、ボイラ水の電気伝導率を検出する電気伝導率検出手段と、を備え、
    前記優先順位設定手段は、前記複数台のボイラのうち、(i)前記pH値検出手段により検出されたボイラ水のpH値が所定の第1閾値を下回るボイラにおいて、又は前記電気伝導率検出手段により検出された電気伝導率が所定の第2閾値を下回るボイラにおいて、前記pH値が前記第1閾値を下回ると判定された後又は前記電気伝導率が前記第2閾値を下回ると判定された後に、(ii)前記ボイラ本体の内部のボイラ水を全部排出した後の前記計時手段により計時された積算燃焼時間が所定時間を下回っているボイラについて、優先順位を高く設定する
    ボイラシステム。
  2. 前記ボイラは、前記ボイラ本体に供給される供給水に腐食抑制剤を添加する薬剤添加手段を更に備え、
    前記薬剤添加手段は、前記優先順位設定手段により前記優先順位を高く設定されたボイラについて、前記pH値検出手段に検出されるpH値が前記所定の第1閾値に達するまで、又は、前記電気伝導率検出手段により検出される電気伝導率が前記所定の第2閾値に達するまで、腐食抑制剤を注入する
    請求項1に記載のボイラシステム。
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