JP5938783B2 - 弦楽器のフレット、フレットボードまたは指板の表面をモデリング(造形)する器具 - Google Patents

弦楽器のフレット、フレットボードまたは指板の表面をモデリング(造形)する器具 Download PDF

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Description

本発明は、弦楽器のフレット、フレットボードまたは指板の最適化に関する。
弦楽器の弦をつま弾いたとき、弦は振動により特殊な波形を描く。ビビリ音や音詰まりのない、澄んだ音を出すためには、弦が触れる部分がこの弦の動きに沿った弧を描いている必要がある。最も低音を奏でる一番太い弦(FIG4の10番)は、もっとも大きな弧(FIG4の11番)を描く。したがって、この一番太い弦が描く弧がもっとも深い。そして、一番細い弦(FIG4の12番)が描く弧(FIG4の13番)はもっとも浅い。
このように、徐々に弧の大きさを変えるという弦楽器の弦楽器のフレット(FIG27の6番)、フレットボード(FIG27の7番)または指板(FIG28の8番)の形状を実現させるための手作業での高精度の技術は公には知られていない。
この器具は、器具自身の弧を正確に調整することができ、弦楽器のフレット、フレットボードまたは指板に適した弧の表面を研磨することで正確に造形する。この器具は弦を装着したまま、つまり、弦楽器において完璧なバランスを変えることなく作業ができるため、よい結果をもたらす。
フレットを有する弦楽器において、フレットのすり合わせは、楽器がよく機能するためと流暢に演奏するために必要である。フレットの平均化は、常に、フレットの表面が可能な限り直線になるようにネックの調整を行った状態で行われてきた。
平均化が行われた後は、弦の動きに報いるための軽いカーブをネックにつけるために、ネックを改めて調整する。さらに、フレットの平均化のための標準的な技術は、道具をフレットボードに到達させるためにコードを取り外すことを想定している。
解決しようとする問題点は、弦楽器のフレット、フレットボードまたは指板が正しい弧を描いていない等の間違った形状だと、ビビリ音や音詰まりが発生する。または、弦楽器のフレット、フレットボードまたは指板からの弦の高さが高くなり、演奏が困難になる。
楽器の中には、FIG26の1番のエレキギターの、FIG26の5番のトラスロッドのような調整器具があるにもかかわらず、欠陥があり調整不能なものや、FIG27の2番のクラシックギターや、FIG28の3番のバイオリンのように、元来ネック(FIG26の4番)の弧を調整できないものがある。
フレットのすり合わせのために使われる標準的な技術には2つの本質的な問題がある。ネックの調整はほとんど完璧ではないこと、そして、弦なしですり合わせを行うという誤った伝統である。楽器は弦が張っていないと、楽器本来のバランスではなく、後から弦を再装着すると、弦を張ることで、弦の張力が引き起こすネックの木による蛇が移動するときのような不規則な波形に似た予想外の変形が原因でネックの形状が変化し、楽器本来の状態ではなくなる。
本発明は、この器具の弧を正確に調整することができるため、それを用いて、弦楽器のフレット、フレットボードまたは指板に適した弧を造形することができる。
本発明は、弦楽器のフレットの完璧な平均化を達成することができる。主要な効果としては、3つある。1つ目は、作業後にネックの再調整が必要ではない。2つ目は、弦を装着した状態なので、使用中と同じバランスを保ったままでの平均化。3つ目は、作業中のいかなる瞬間でも、楽器を鳴らして経過を少しずつ確認することができる。以上が挙げられる。
つまり、この器具は、楽器の性能を最適化し、澄んだ音を完成させ、演奏時の操作性を向上させる。
器具の実施形態の説明図 器具の実施形態の説明図 器具の実施形態の説明図 器具の実施形態の説明図 器具の実施形態の説明図 器具の使い方の説明図 器具の使い方の説明図 器具の使い方の説明図 付属品の説明図 付属品の説明図 器具の実施形態の説明図 本発明をどのように使うかの例として使用する3種類の楽器の図 器具の底面の形状の説明図
以下、本発明の実施の形態の例として5つを、図1〜図29を使用しながら説明する。
本発明は研磨機能を基礎として有し、弦楽器のフレット、フレットボードまたは指板を造形するための研磨に使用する。
1つ目の例を記す。FIG1は器具の正面図であり、この器具は本質的には3つの要素で構成される。
1つ目の要素は底面で、FIG1の4番である。底面は横方向に水平(図29−A)またはくぼんで(図29−B)いて、縦方向(長い方向)に変形させることができるようになっている。高さは、弦楽器のフレット、フレットボードまたは指板の作業を弦の下で行うのに適した高さである。幅は、器具を装着した際に、フレットボードの中心において、弦3本の間隔程度または、2本の弦の間隔2つ分である。長さは、FIG4の17番のナットからFIG4の18番の最終フレットまでの長さ程度である。または、フレットボードまたは指板全体の縦方向における長さ程度である。ここでいう底面はFIG2の4番と同一である。底面の下表面部は、弦楽器のフレット、フレットボードまたは指板を造形するための研磨の手段として、紙ヤスリを貼り付けた状態またはダイヤモンドの粉、ヤスリ等、研磨機能を備えている。底面の両端は、FIG1の9番のように上に向かって傾斜がついている。これにより、突っかからずに作業を行うことができ、紙ヤスリが貼られている等の場合、研磨中にはがれてしまうのを防ぐ役割もある。
2つ目の要素は垂直に配置された支柱で、FIG1の3番である。底面の幅の中間地点に、底面の縦方向の長さと同じ長さの支柱の下部が底面と付着している。支柱の上部(底面と接している部分とは反対側)3つ目の要素と接している。
3つ目の要素はハンドルとしても使用することが可能な、細長い構造で、FIG1の2番である。この細長い構造の柄は、自身の弧を変形させるための仕組みが内部に施されている。この仕組みによって生成された弧の両端がFIG2のAとBに相当する。弧はFIG2の4番、つまり、底面に向けて描かれる。
弧は、柄の構造のFIG2のAとBからの縦方向の圧縮によって生成される。この圧縮は、内部にあるFIG2の6番の棒を引っ張ることで生じる。この棒の一方の端は、柄の構造のFIG2のAに固定されている。
もう一方の端は、FIG2の1番のつまみにねじ込むため、柄の構造のFIG2のBの外側に突き抜けている。このつまみをひねることで、棒が引っ張られ、それにより、柄の構造が押さえつけられる。計算された弧(非対称)を描かせるために、柄の構造は、特定の場所の強度を軽減しておく必要がある。特定の場所の強度を軽減する方法として、柄の構造から物質を除去する。FIG2の5番の穴がその一例である。
FIG1の4番の研磨面は、FIG1の3番の支柱でしっかりと柄の構造に接しているため、柄の構造に弧を生じさせることで、研磨面にも同じ弧を生じさせる。
弦楽器を最適な状態にセットアップする。このとき、FIG4の16番のように、フレットが弦の摩擦で磨耗しすぎている部分がないかを確認する。磨耗しすぎているフレットがある場合は、まず、フレットの交換を行う必要がある。
FIG2の1番のつまみをひねり、FIG2の8番のガイド線を見ながら、FIG2の2番の器具の底面(FIG2の7番)に、弧を生じさせる。この具合は、これから調整しようとしている楽器の最も理想的な弧に合わせる。最も理想的な弧とは、FIG4を例にした場合、最も太い弦の下に位置するFIG4の14番の弧に相当する。
FIG12の4番のスペースを作るための付属品を弦の下に挿入し、弦を持ち上げる。最初に持ち上げる弦2本は、最も太い弦とその隣の弦を推奨する。
弦を持ち上げるための方法を次に記載する。FIG12の4番のスペースを作るための付属品は、FIG20の1番と同じもので、FIG20の2番の弦と弦の間に、FIG20の7番フレットボードに載せるよう垂直に差し込む。差し込む場所は、FIG20の3番のナットとFIG20の4番の第一フレットの中間地点である。そして、FIG20−Aの5番のレバー部分をFIG20−Bのように、水平方向に90度回転させる。FIG20−Aの6番の翼には傾斜がついているため、弦の下にスライドすることで、弦が持ち上がる。もし、もうスペースに高さが欲しい場合は、FIG20−Cのように、レバーを持ち上げることでさらに弦を持ち上げることができる。FIG21とFIG22はFIG20と同じく弦を持ち上げてスペースを作るためのアクセサリーの別の形のものである。
2本の弦が持ち上がったら、2本の弦の間からFIG12の2番の器具の底面を傾けて、FIG12の3番の支柱が弦に触れるまで挿入する。支柱が弦に触れたら、残りの底面を弦の下に入るよう、下げていく。そして、器具の先端がFIG12の4番のスペースを作るための付属品の近くまで、移動する。これで、すべてのフレットをカバーする。
造形を開始するには、まず、FIG14の4番の器具を、FIG14の1番のように、前後に動かす。作業をする際、22個のフレットがある楽器の場合、手はFIG13の5番の12番目のフレットに重なるよう、器具の上に軽く抑えるようにおく。そして、もう一方の手でネックの中心辺り(FIG13の6番)を下から支える。最初は、支柱の側面が左側の弦に触れる位置から開始し、前後に動かしながら徐々に右にスライドさせ支柱の反対側の側面が右側の弦に触れるまで繰り返す。これにより、すべてのフレットの高さが規則的になる。これにより、的確な調整が行えるようになる。
的確な調整とは、X字方向への作業である。まず、FIG14の4番の器具を、FIG14の2番の矢印のように、左上から右下、右下から左上に数回動かす。次に、FIG14の3番の矢印のように、右上から左下、左下から右上にかけて数回動かす。このX字方向への動きを1セットとし、1セット終わるごとに、器具を外してFIG14の6番のフレットを確認し、すべてのフレット上に研磨した跡が見られるようになるまで繰り返す。この状態になったら、この弦のエリアでの作業は終了である。
次の2本の弦に移る前に、器具の弧を調整する。弧のカーブは、最も太い弦の下に位置する弧よりも小さくなる。弦楽器のフレット、フレットボードまたは指板の弧は、最も太い弦から最も細い弦の方向に行くにしたがって、徐々に弧が小さくなり、最終的にはFIG4の15番のように、ほぼまっすぐになるため、場所や対象弦楽器によって弧の大きさを調整する。
器具の弧の調整、弦を持ち上げ器具の挿入、I字、X字方向への研磨をすべての弦間にて行う。
実施形態の例2つ目を以下に記す。
基本的な構造は、1つ目の例のFIG5と似ているため、異なる点のみ記載する。
1つ目の例と違う点は、非対称の弧を描かせるために柄の特定の場所の強度を軽減させていない。そのため、FIG6の6のハンドルを使って底面が描く弧は、対象である。
非対称の弧を描くために、もう1つの装置(FIG6の4)が付いている。
FIG6の4 の装置の長さは本体よりも短く、外側からはめ込むことができ、FIG6の3のような端にある4つの突起でFIG6の5の柄をを下から支えるようになっている。
FIG6の1のネジをまわして、雌ねじ の役割を果たすFIG6の2を付きぬけて中に入れ込むことで、FIG6の5の柄を押し込む力が働き、FIG6の6のハンドルで作った対象的な弧を非対称な弧へと変化させる。
FIG6の4の装置は1つ以上設置することが可能である。
実施形態の例3つ目を以下に記す。
この例における道具は、弦楽器のフレット(FIG15の4番)と弦の間を機敏に動くことができる程度の適当な厚みのわずかに柔軟性のある細長い底面(FIG7の1番)で構成される。
この例では、底面の長さは、フレットボード程度で、幅は3本の弦の間の距離程度である。
底面のひとつの面は、粘着力のある紙ヤスリまたは研磨を目的とする同等のものを受け入れるのに適している。
反対側の面は、面の幅の中間地点で、垂直に同じ長さのFIG7の11番の支柱に接している、または、面の幅の中間で固い支えに固定された2つの点と調整のためのレバーが押す中ほどの2点からなる4つの支柱(FIG8のB)に接している。
支柱は、FIG7の2番の固い支えに両端で、この例ではFIG7の10番のようなネジ2本を通じて固定されており、それらはまた、固い支えを補強するFIG7の3番のブロックを固定し、支柱を抑止するのにも役立つ。
この例では、支柱をさらに固定するために、FIG7の9番のようなガイドを追加することもできる。
底面の研磨面をアーチ状にするために、この例では、中央部分にここではFIG7の5番のような一本のネジからなる引っ張りで固定され、レバーと固い支えの間にあるFIG7の8番のようなそれぞれ二つの支点をもつ、FIG7の4番の柔軟な一本のバーで形成されるFIG7のAとBの第一種てこのシステムが使われる。
この例では、FIG7の7番のような溝の付いた小さなローラーでネジ(引っ張り)を引っ張ることで、FIG7のAとB2つのレバーに上下への動きを生み出し、それにより、FIG7の4番のバーの中央部分が曲がる。
この方法で、レバーの反対側にある2つの両端が、固い支えから遠ざけるように支柱を押す。FIG7の6番のようなワッシャーは、小さなローラーの動きをさらに滑らかにさせることができる。
支柱は両端で固い支えに固定されているので、支柱と底面は小さいローラーを締め付けた分だけアーチ状になる。このように、FIG7の11番の支柱とFIG7の1番の底面について、コントロールされた曲がり具合を獲得することができる。FIG8のBのような構成の底面でも同じことが起こる。出来上がったアーチは、4つの点から生み出されているため、正確で安定している。
以下、本発明の使いかたのひとつを説明する。
まず、FIG15の3番のトラスロッドがあればそれを使い、最良の状態に調整する。
道具の底面が弦に触れないよう、どのようなものでもよいが、たとえば、FIG15の1番のようなスペースを作る道具を、フレットボード上のナットの近辺の隣接した2本の弦の下に挿入
する。FIG15の2番の道具を2本の弦の間から挿入し、すべてのフレットを覆う。
FIG16の3番の小さいローラーで、FIG16の2番の底面の弧がFIG16の1番のフレットボードの弧を真似るよう道具を調整する。
フレットを対角線上に交互に、高いフレットと低いフレットが平均化するよう、端からフレットボードのもう一方の端に向かって徐々に研磨する。
弦を外し、フレットの高さは変えずに角を丸めるよう仕上げを行う。
実施形態の例4つ目を以下に記す。
FIG10の器具は、フレットボードの一部分において作業をするのに適している。
長さはフレットボード上のフレット4つ分の距離以上である。
構成は3つ目の例に似ているが、長さが短い分、弧を描く仕組みが異なる。
FIG10のB−1のネジをまわして雌ねじ の役割を果たすFIG10のB−2を付きぬけて中に入れ込むことで、FIG10のB−3のブロックを押しこむため、その力によってFIG10のB−4の支柱が弧を描く。
実施形態の例5つ目を以下に記す。
FIG11の器具は、3つ目(FIG7)と4つ目(FIG10)の例で記載した仕組みを合わせたものである。
器具全体に対象的な弧を描くためにFIG7の仕組み(FIG11のB−2)を使い、非対称の弧を描くためにFIG10( FIG11のB−1 )の仕組みを使う。
フレットボードに適した弧に正しく調整するためのアクセサリーがFIG18である。3つまたは3つ以上使うことで正しい弧に調整することができる。
フレットボード上に縦方向、FIG18−Cのように弦と弦の間に設置する。フレットボードの磨耗していない部分(FIG17−2)に正しく設置できるよう、テントのような形状で4本足で自立するような設計になっている。
高さはすべて同じで、てっぺん(FIG17−1)に器具が乗るようになっている。器具の調整をしている最中に、配置したすべてのアクセサリーに器具の底面が触れると、器具が正しい弧を描いているということになる
このアクセサリーは、FIG19のように2つがフレットボードの両端に、最低でも1つが、それら2つの中間辺りになるように配置する。
FIG24は器具の底面の例の1つである。底面は縦方向に研磨機能を持つ素材(FIG24−2)と滑り止めの機能を持つ素材(FIG24−1)が混在する場合もある。
混在することで、フレットボード上の一部のみを研磨する際に、FIG25−3やFIG25−6のフレットには触れず、FIG25−2の研磨面が FIG25−1のフレットにのみ触れているように必要な部分のみ(FIG25−1)研磨することができる。
FIG1 器具の実施形態のひとつを正面から見た図
FIG2 器具の実施形態のひとつを側面から見た図
FIG3 器具の実施形態のひとつを分解図
FIG4 標準的なフレットボード
FIG5 器具の実施形態のひとつをななめから見た図
FIG6 器具の実施形態のひとつをななめから見た図と一部装置の分解図
FIG7 器具の実施形態のひとつを分解した状態の側面図
FIG8 器具の実施形態のひとつを分解した状態の正面図
FIG9 器具の実施形態のひとつを組み立てた状態の正面図
FIG10 器具の実施形態のひとつの組み立てた状態の側面図と分解した状態の側面図
FIG11 器具の実施形態のひとつの組み立てた状態の側面図と分解した状態の側面図
FIG12 フレットボードの透視図および弦と弦の間からの器具挿入図
FIG13 楽器上で器具の実施形態のひとつを使用しているときの側面図
FIG14 楽器上で器具の実施形態のひとつを使用しているときの平面図
FIG15 器具の実施形態のひとつを楽器に設置した状態の挿入図
FIG16 器具の実施形態のひとつの使用図
FIG17 フレットボード
FIG18 弧の状態を確認するための計測用アクセサリー
FIG19 弧の状態を確認するための計測用アクセサリーの設置図
FIG20 付属品の使用方法を示した図
FIG21 付属品の使用方法を示した図
FIG22 付属品の使用方法を示した図
FIG23 器具の実施形態のひとつを楽器に設置した状態の挿入図
FIG24 器具の実施形態のひとつの底面図
FIG25 器具の実施形態のひとつの底面だけの説明図
FIG26 エレキギターの図
FIG27 クラッシックギターの図
FIG28 ヴァイオリンの図
FIG29 2種類の底面の側面図

Claims (10)

  1. 支柱を変形させる仕組みを持ったハンドル、上部はそのハンドルと付着し下部が底面と付着している支柱そして、上表面部は支柱と付着し下表面部はヤスリや研磨剤を備えている底面、という3つの構成要素からなる、弦楽器のフレット、フレットボードまたは指板に徐々にかかった弧を造形するための研磨用の器具。
  2. 前記ハンドルは、少なくとも1以上の穴が設けられる、
    請求項1に記載の研磨用の器具。
  3. 前記底面は、
    フレット4つ分以上の長さ、弦楽器のフレットボードもしくは指板の長さまたはナットから最終フレットまでの長さを覆う形状である、
    請求項1に記載の研磨用の器具。
  4. 前記底面は、
    弦楽器のネックの中心部分で計測した弦3本の間隔または、2本の弦の間隔2つ分の幅である、
    請求項1に記載の研磨用の器具。
  5. 前記底面は、
    2つの面のうち、1つ目の表面に紙やすりまたはダイヤモンドの粉が付着しているか、ヤスリといった研磨機能を有する、
    請求項1に記載の研磨用の器具。
  6. 前記2つの面のうちの2つ目の面は、底面の幅の中間地点にて、断面がT字を逆にした形で前記支柱と縦につながっている、
    請求項5に記載の研磨用の器具。
  7. 前記2つの面のうちの2つ目の面は、前記支柱を介して前記ハンドルとつながっている、
    請求項6に記載の研磨用の器具。
  8. 前記底面は、
    前記ハンドルに弧を生じさせることによって弧を生じさせた底面である、
    請求項7に記載の研磨用の器具。
  9. 前記ハンドルの長手方向への圧縮により前記ハンドルに弧を生じさせる、
    請求項8に記載の研磨用の器具。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の研磨用の器具と、
    弦楽器のナット付近の2本の弦の間程度の距離の本体と、前記本体上部から傾斜して設けられるレバーと、前記本体底面に設けられた2つの翼と、有する弦を持ち上げるための器具と、
    を有する研磨用の器具セット。
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